episode-08 薔薇水晶 ～baarasuisyou～
<font color="#FFFFFF">最後は薔薇水晶だ。<br> 彼女は僕と同じ養子だ。何を考えてるか解らない神出鬼没の不思議っ娘だ。<br> そんな彼女にはこんなエピソードがあったりする。<br> <br> 「ジュン…ついて…きて」<br> 「えっどこに？」<br> 「お買い物…」<br> 「わかったよ、いこうか。」<br> カナ姉ちゃんに日産マーチを借りて（僕のと薔薇姉ちゃんのはどっちもスポーツカーだからね）僕らは出発した。<br> まずカジュアルな服を扱う店にいく。<br> 僕らは普段から高い服を着てるわけじゃないからね。<br> 「何を買うの？」<br></font><font color= "#000000">「パジャマ…どんなのだったら…襲ってくれる？」<br> 「冗談言ってなくてはやく選ぼう。」<br> 「ジュンの…いけず」<br> 「たく、嫁入り前の女の子の言う言葉か？それ。」<br> 「大丈夫…ジュンが…貰ってくれればいい」<br> これだから…<br> そんなこんなで選んでいると店員さんがくる。<br> 「いらっしゃいませ、恋人さんですか？お似合いですね。」<br> いえ、兄妹です。っと言おうと思ったら薔薇姉ちゃんが<br> 「はい…」<br> って言った。まあいいか<br> 「本日は何をお探しでしょうか？」<br> 「パジャマを…買いに…」<br> 「そうでしたか、それならこちらなんか…」<br> しばらくかかった末にようやく店をでる。結構可愛いパジャマを選んだみたいだ。<br> っと昼飯の時</font><font color="#000000">間帯だな。<br> 「薔薇姉ちゃん、何食べたい？」<br> 「ジュンに…食べられたい…」<br> 無視する<br> 「…シュウマイ」<br> 「じゃあそこの中華飯店にするか。」<br> 食事をして次は高級洋服店にいく。パーティー用にドレスを新調しなくちゃならない。<br> そこでオーダーメイドを頼む。<br> 店員さんが寸法を測っているのを見ながら意外に細いんだな～って思っていた。<br> 採寸が終わって薔薇姉ちゃんが<br> 「じっと…私を視姦するなんて…ジュンやっぱり…」<br> 「いや、その…」<br> これだから<br> その夜、薔薇姉ちゃんが今日買ったパジャマで部屋に入ってくる。<br> 「ジュン…襲っても…いいよ…」<br> やれやれ<br> fin.<br> <br></font>
