複数短編59
<p>【第１回・目玉焼き会議】<br> <br> Ｊ「目玉焼きには醤油。神代の昔からそう決まってる」<br> 翠「あのドロドロを醤油と呼ぶつもりですか。片腹痛ぇです。薄口です。薄口を使うのです」<br> 蒼「君たちは塩分の摂りすぎじゃないのかい？ ぽん酢にするべきだよ」<br> 翠「論外です。脳卒中が怖くて目玉焼きが喰えるか、ですぅ」<br> Ｊ「ぽん酢の酸味は、米と卵のハーモニーをかき乱す異物でしかない。受け入れられないな」<br> 蒼「……。戦いは避けられないようだね」<br> <br> 紅「岩塩とブラックペッパーね。卵の風味を生かす――上質を知るとはこういうことよ」<br> 雪「最近はアジシオですわ。うまみ調味料のキッチュな味わいがたまりません」<br> 紅「……ブルジョアさん。それは私へのあてこすりかしら」<br> 雪「自意識過剰ですわね。それとブルジョアではなく旧華族です。お間違えなきよう」<br> 紅「どちらでも同じなのだわ。問題は貴女が精神の貴族であるか、否か」<br> 雪「うふふ。その言葉、そのままお返し致しましょうか」<br> <br> 薔「……アフターデスソース。辛さはタバスコの２０倍。……まじおすすめ」<br> 銀「揃いも揃っておばかさぁん。オーロラソースの美味しさを知らないなんて」<br> め「そんなゲロみたいな（ｒｙ。青じそドレッシングでしょ」<br> 銀「お、オーロラソースを侮辱したわねぇ！？ いくらめぐでも、許さなぁい……！」<br> 雛「もう、みんなケンカはめっめっなの！ イチゴジャムでふぁいなるあんさーなのー」<br> 「「「「「「「「ねーよ」」」」」」」」<br> <br> 雛「うゅ……みんな怖いの。ケンカはいやなの……」<br> 金「……」</p> <br> <p> 金「んどぅおっっごるるぁらあぁぁ！！ くだらなさすぎて、もう聞いてられないかしらー！」<br> 金「せっかくの卵を目玉焼きにするとかもうね、アホかしら！ 馬鹿かしら！」<br> 金「灰は灰に！ 塵は塵に！ そして卵はたまご焼きにッ！ お砂糖は胸が焼けつくほどにッ！」<br> <br> 金「――さあ、カナは真理を叫んだかしら。摂理に逆らう愚昧の輩よ、ファ×キンカモンかしら！」<br> <br> 金「……おてやわらかにね？」<br> 金「……ひ、ひとりずつよ？」<br> 金「……ひぃぃぃ」<br> <br> <br> ――しばらくお待ちください――<br> <br> <br> 金「ひっぐ、えっぐ……あれは魔女裁判かしら。小一時間ってレベルじゃねーぞ、かしら……」<br> 雛「かなりあ」<br> 金「ぐすっ……なによう」<br> 雛「ありがとう、なの」<br> 金「……。感謝されるいわれがないかしら」<br> 雛「うーと、でもね？ それでも、ありがとうなのよ」<br> 金「……ぐすっ」</p> <br> <p>※おまけ：柏葉さんにも聞いてみた<br> <br> 巴「卵かけごはんこそ至高。鶏卵を純粋に味わいつくすための、唯一にして無二の方法」<br> 巴「だいたい加熱するというその発想からして、惰弱。士道不覚悟。腹を切って死ぬべきよ」<br> 巴「ああ、衆を頼むのがあなたたちの流儀？ そんなに怖いのかしら、私が」<br> 巴「卵かけごはんのためならこの世の全てを敵に回せるわ。……来なさい。滅ぼしてあげる」<br> <br> 雛「ケンカはいやなの。かなりあ」<br> 金「顎でしゃくってＧＯサインとかどんだけかしら！ 鬼かしら！」<br> 雛「ぶー。かなりあじゃなくて、チキンなの。使えないの」<br> 金「あんな毒ガス並の殺気に満ちたデンジャラス空間、カナじゃどうにもできないかしらー！」<br> 雛「真っ先に死地に向かい毒に倒れる。それがカナリアという鳥の生きざま。そう聞いたのよ？」<br> 金「……雛苺。中身がはみ出してるかしら」<br> 雛「ｹﾍｧ？ うよっと。えへへ」<br> <br> 【第１回・包括的卵料理サミット】につづく！ 嘘だ！<br></p> <hr> <br> <p> 真紅・水銀燈・翠星石の三人がなにやら言い争ってるようです。<br> JUM「何喧嘩してるんだよ？」<br> 翠「イイトコに来たですぅ！JUM！ツンデレと言えば翠星石ですよね！？」<br> 真「甘いわ、翠星石。私こそ今巷で話題のツンデレと言う奴なのだわ。」<br> 銀「あらあらお馬鹿さぁん。ツンデレといえば水銀燈でしょぉ？」<br> 真「何言ってるのよ。あなたはタダのサドでしょう？飴と鞭を使い分ける私こそ王道よ。」<br> 翠「ふざけんじゃねぇーです！最萌で優勝した翠星石こそキングオブツンデレですぅ！」<br> JUM「お前はクイーンオブだと思うけどな。」<br> 翠「そ、そんな事はどうでもいいです！さ、JUM！この際おめぇでいいです！！誰が一番ツンデレですか？」<br> 雛「あ、JUMなの～！JUM登り～～～～！！」<br> JUM「ははっ、雛苺は甘えん坊だなぁ。雛苺は僕のこと好きか？」<br> 雛「う？ヒナはJUM大好き～！」<br> JUM「って事なんだ。僕は安易なツンデレよりデレデレが好きなんだよ。」<br> 真・銀・翠「…………………」<br> 真「J、JUM……じ、実は私も前から貴方の事が……」<br> 銀「ちょっとぉ！抜け駆けするきぃ！？本当は私も甘えん坊なのよぉ？ねぇ、JUM～。」<br> 翠「J、JUMがわりぃんですぅ。翠星石が素直じゃないのは知ってるじゃねぇですかぁ……<br> そのぉ、翠星石はJUMと一緒に居たいのが本心でぇ……」<br> JUM「ははっ、そっかそっか。じゃあ、とりあえずみんなで僕の家に行こう。」<br> <br> <br> JUM「……計画通り！！」 JUM デスノート キラ風保守<br></p>
