その他短編19
<p> 引き篭もりだったJUMがようやく学校に来た体育の日の事……<br> JUM「ふっ……待ちに待った時が来たのだ…今までの妄想が無駄でなかった事の証の為に!」<br> ベジ「復活早々何言ってるんだ?ほら、そろそろ始まるぞ。」<br> JUM(馬鹿め……お前だってブルマが好きなのは知ってるぞ。さぁ、女子よ!早く来い!!)<br> 真「ふぅ、今日も暑いわね。」<br> 雛「かなりあ~、早く早く~~!!」<br> 金「ちょ、ちょっとまって雛苺……」<br> 翠「まぁ~ったく、お馬鹿苺は体育の時間だけ元気すぎるですぅ。」<br> 蒼「いいんじゃないかな?僕も体育は大好きだし。体動かすのは気持ちいいよ?」<br> ベジ「HEY!!蒼嬢!!俺と一緒に体を動かして気持ちよく……ぶべらぁ!!」<br> 翠「翠星石の蒼星石に近寄るんじゃねぇーです!!このM字ハゲ!!」<br> JUM(ふっ…馬鹿な奴だべジータ。ブルマの蒼星石で興奮が倍増したからって先走りすぎだ。<br> さぁ、僕みたいなプロはゆっくり拝むのさ……さぁ、ブルマ!カムオン!!!)<br> JUM「……………あれ?」<br> 真「あら、JUM。しっかり体育出るのね。なかなか感心だわ。」<br> JUM「………はーふぱんつ?」<br> 翠「?何言ってやがるですか?このヒッキーは。今の時期にジャージの訳ねぇですよ。」<br> JUM「い、いや……ブルマ……」<br> 蒼「やだなぁ、JUM君。今時ブルマなんて学校、多分ないよ。」<br> JUM「なっ……そ、そんな……ブルマがないだなんて……」<br> 真「ちょっと、JUM大丈夫?どうしたというの?」<br> JUM「ブルマじゃないなんて……夢見させるような事言うな!三井!!」<br> 真「誰が三井よ……」<br> JUM スラムダンク メガネ君風保守</p> <br> <hr> <br> <p> もう随分と昔の話ですが…当時の私は若い研究者でしてね…<br> …20年前<br> 「ついに完成した…この物質転換装置を実用化すれば人類の科学は限りなく進歩する…」<br> 「ついにやりましたね、博士!」<br> 「あぁ、君のおかげだよ…白崎君。」<br> 「そんな…よしてくださいよ。」<br> 「いや…私の苦労がやっと実を結ぶのだ…」<br> 「博士…ならば僕をこの装置の初の被験者にしてください!!それが僕を認めてくださった博士への恩返しですから。」<br> 「白崎君…よし、わかった…君の名前はきっと後世にまで語り継がれるだろう…」<br> <br> その装置は物質を分子レベルまで分解し違う場所に置かれた装置に転送…再構築をすることで物体を遥かに離れた場所にまで一瞬で届けられるというものでした…だが…まさかあんなことが起ころうとは…<br> <br> 「では…行くぞ、白崎君。」<br> 「はい、博士…」<br> 私が装置に入り、博士がスイッチを入れようとしたまさにその時…<br> 『大変だぁ~!!実験動物のウサギがそっちに逃げ出したぞ~!!』<br> 隣の部屋の研究員の声が私に聞こえてきました…その時、私の足元に一羽の白いウサギが…<br> 「あ…」<br> そう思った時…思わず博士は装置を作動させてしまいました…<br> </p> <p>『バチバチバチバチバチバチ!!』<br> 「うわああああああ!!」<br> 轟音と激痛の中…私は意識を失いました<br> そして実験室に静寂が訪れた時…隣の装置から大量の白い煙が立ち上ったそうです…<br> 「し…白崎君…白崎君!大丈夫かね!?」<br> 私は博士の声を徐々にはっきりしてゆく意識で捉えました<br> そして博士に無事を伝えようと煙を払い装置から出ました…<br> 「し…白崎君!!な…なんということだ…」<br> 「私は大丈夫ですぞ、どうなさいましたか博士?」<br> 博士の私を見る様子が気になり…私はふとすぐ近くの鏡を見ました<br> 「な…なんですかこれは…トリビァル!!」<br> そこには人間だった白崎としての姿ではなく顔がウサギと化した化け物が映っていました…<br> どうやらあの装置に入りこんだウサギが私と共に分子レベルまで分解され私と一体化して再構築されたのでしょう…<br> それから私は研究者としての…いえ、人間としての自分を捨てラプラスと名乗り流浪の旅に出ました。<br> そして流れ流れてこのお屋敷の執事となったのです…<br> <br> <br> ラ「…これが私の過去でございます。」<br> 雪「ラ…ラプラスにそんな悲しい過去が…」<br> 薔「…知らなかった…」<br> ラ「ふっ、お嬢様方…こんな私を哀れんでくれますか…でしたら…」<br> 雪・薔「でもそれとこれとは別問題♪」<br> ラ「やっぱりそうですか…」<br> 雪・薔「いっただっきま~っす♪」<br> ラ「ト…トリビアアアアアアァァル!!」<br></p> <p><br></p>