「複数短編5」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
複数短編5」を以下のとおり復元します。
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<p>銀「絶対負けられないわぁ…」<br>
翠「翠星石が勝つに決まってるです!」<br>
蒼「勝った人がJUM君とペアになる。譲るわけにはいかないよ。」<br>

金「カナの策略で、勝利をゲットかしらー!」<br>
雛「雛も頑張るのー?」<br>
薔「ゴンの動体視力があれば…負けない…」<br>
紅「下僕は主人に付く運命なのだわ。」<br>
雪「それじゃあ、行きますわよぉ~!」<br>
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「「「「「「「「じゃ~んけ~ん、ぽん!!!」」」」」」」」<br>

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誰が勝ったのかね。<br></p>
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<p>「ホワイトデーよぉ」<br>
3月14日、水銀燈のテンションはいつも以上に高かった。<br>
「もう参っちゃうわぁ。あげてもないのにこんなにお菓子もらっちゃったぁ。2桁よ2桁!」<br>

真紅は読んでいた本を閉じ、少し自慢げに、それでいて冷静に言った。<br>

「私は3桁だったわ。ついでに翠星石は4桁ですって」<br>
はしゃいでいた水銀燈の動きが、ビタッ、と止まった。<br>
「わかったら静かにしてくれる?落ち着いて本も読めないわ」<br>

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「ねぇ、どうしたらいいかしら。いいアイデアない、ばらしー?」<br>

水銀燈は薔薇水晶のところへ相談にきていた。<br>
「真紅たちを、どうしたいの水銀燈」<br>
「ものっそいいたずらで苦しめて、あわよくば死んで欲しい」<br>

「じゃあ、二人で協力してチョコを作ろう。そして中に毒を仕込もう」<br>

「それだわばらしー!!・・・でもなんで一緒に?」<br>
「水銀燈一人に毒を渡したら、うっかり飲んで死んじゃいそう・・・」<br>

毒チョコ作りが開始した。<br>
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「できたわぁ!我ながらいい出来、味見は必要ないかしらぁ?」<br>

「いや、毒が・・・」<br>
水銀燈はボケでも始まっているのではないだろうか。薔薇水晶は本気で思った。<br>

「それじゃあ、ありがとうねばらしー。ちょっとぶち殺してくるわぁ」<br>

いってらっしゃーいと手を振った後、薔薇水晶はこっそり後をつけた。<br>

「ほら食べて真紅。私からもチョコをプレゼントよぉ」<br>
「あ、怪しすぎるのだわ・・・ドクロ型って・・・」<br>
「(あぁ水銀燈、だからドクロはやめようって言ったのに。「だって毒だもの」て。)」<br>

「・・・まぁいただくのだわ。ありがとう水銀燈」<br>
そう言うと真紅はドクロを受け取って後ろを向き、削って少し形を変えると水銀燈の前に差し出した。<br>

「はい、これはほんのお礼なのだわ水銀燈」<br>
「(いや、うけとっちゃだめだよ水銀燈。わーいじゃなくて、見てればわかるでしょ。あ、あー・・・帰ろう)」<br>

薔薇水晶は見なかったことにして踵を返した。後ろでパタリと倒れる音がしたから、十字を切って帰宅した。</p>
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紅「水銀燈………昨日貸したくんくんのビデオを壊したわね?」<br>

銀「!!!さ、さあ~?水銀燈は知らないわぁ~…………」<br>

紅「あら、とぼける気?薔薇水晶が私に貴女がビデオを壊したってメールをしてきたわ。」<br>

銀「………………」<br>
紅「沈黙する気なのね、そう……………」<br>
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ボキャア!!!<br>
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銀「ぐふぅっっ!!!!な、何で殴るのよ、し………ん………」<br>

紅「………良い?正直に答えるのだわ水銀燈。既に質問は拷問に変わってるのよ?」<br>

銀「あ……あぁ………!!!!」<br>
紅「覚悟はできてるかしら?……………私はできてるのだわ。」<br>

銀「き、きゃぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!」<br>
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翠「め、めちゃくちゃ怖いです真紅ぅ…………」<br>
ジ「ほっとけ、いつもの事だ。」<br>
蒼「ぜんぜん動じないねジュン君………」</p>
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<p>蒼「このスレも活気づいてきたね。」<br>
J「そうだな。少しずつ職人さんが復活してるんだよ。」<br>

翠「翠星石はもうちょっと活気がある方がいいですけどねぇ。」<br>

J「僕は今のペースも好きだよ。早く走ると、早く止まっちゃう。このスレは短距離じゃなくて、マラソンの様にやっていけたらいいなと思うんだ。」<br>

蒼「そうだね。のんびり、ゆったり。」<br>
翠「翠星石的には、もの足りないですぅ。おめぇが何が書けばいいんですよ。」<br>

J「う…書いてるじゃないか…。まとめには1つも載せてないけど…。忙しいんだよ…。」<br>

紅「とりあえず、これからも楽しくやっていけたらいいのだわ。そんな事よりJUM。紅茶を入れて欲しいのだわ。」<br>

J「おめぇに飲ませる紅茶はネェ!」</p>
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<p>薔「人が……少ないから、流れが遅い」<br>
銀「あらぁ、そんな事ないわよぅ……多分」<br>
紅「今はきっと、みんなトリビアの泉を見ているのだわ」</p>
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<p>三階教室<br>
べ「ふははははは!これを蒼嬢達に飲ませれば猫耳ハーレムの完成だあああ!」<br>

ドン、ピシャ、ヒュー(何かかがベジータにぶつかる・薬品の液がなにかにかかる・拍子でビンが窓の外に落ちる)<br>

梅「お、すまんベジー・・・うほ、いい男にゃー!」<br>
べ「ここからが本当の地獄だ」<br>
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屋外。教室の下<br>
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真「ジュン・・・なのにゃ・・・(ペロペロ」<br>
銀「あぁん~ジュンにゃ・・・(ペロペロ」<br>
翠「にゃ~(ペロペロ」<br>
蒼「にゃ・・・ジュン君・・・(ペロペロ」<br>
金「ジュンかしにゃー(ペロペロ」<br>
雛「かしにゃーってへんなのーにゃー(ペロペロ」<br>
雪「にゃ・・・(ペロペロ」<br>
薔「・・・・・にゃー(ペロペロ」<br>
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笹「やあ、ジュン。え?マタタビ?ペットショップいったほうがいいと思うよ」</p>
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<p>翠「水銀燈のエロエロな本買いやがれですぅ」<br>
べ「うほっ!!くれくれ!」<br>
笹「うわぁすげぇ。一部頂戴」<br>
翠「大繁盛ですぅ」<br>
銀「翠星石~!!!何してるの~!!!」<br>
翠「水銀燈の同人誌に水銀燈の実写エロ本に水銀燈のエロフィギュアを売ってるですう」<br>

銀「やめなさぁい!!実写って合成じゃない!フィギュアで私にこんなポーズさせないでよぅ!!!」<br>

ジ「お?何やってんだ2人して」<br>
翠「ジュンもかってけです」<br>
銀「うわぁ見ちゃだめぇ!!!」<br>
ジ「うはっ!!水銀燈こんな大胆に!ぶっ鼻血が!こっちは後ろから!たまんねぇ」<br>

翠「ほらほらジュン買うですぅ」<br>
ジ「よし買った!」<br>
銀「わぁん」<br></p>
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 テラスでは、真紅と雛苺、薔薇水晶、金糸雀たちが、お茶の準備をしている。<br>

 自身も手伝おうと思ったが、庭の剪定がまだであったため、先にしてもらっていたのだ。<br>

 遠目から見て、全体のバランスをチェックする。<br>
 ぐるりと回って見てから、良し、と満足げに蒼星石は頷いた。<br>

 鋏を下ろし、充足感で胸を一杯にすれば、自然と笑みが零れる。<br>

「あらぁ、珍しいのねぇ」<br>
 そこへ、金属質の声。<br>
「水銀燈。お茶の時間に君がいるなんて、珍しいね」<br>
「いちゃいけない、ってことは、ないでしょぉ?」<br>
 柔らかい金属のような、声音は、甘く。<br>
 毒のようで、蒼星石は知らず、眉を寄せた。<br>
「別に、悪くないけどね。いるなら、一緒にお茶でもどうだい?」<br>

「やめておくわぁ。雛苺や金糸雀のキンキン声に、真紅のウザさまで加わったら、死んじゃうもの」<br>

 ひらひらと手を振る彼女は、本当に嫌そうである。<br>
 確かのその二人がお茶の時間中静かにしていることは、まれだった。<br>

 あまり騒ぐと真紅がしっかり説教するため、普段はそこまで騒がしくなることはないが、ある程度のラインまでは既に真紅も諦めたの<br>

か、黙っている。<br>
「それに、私がアンタと一緒に行ったら、大事な大事な翠星石がまたキャンキャン言い出すわよ」<br>

「そんなこと………」<br>
「ないはず無いじゃなぁい。大事な大事な妹が、大っ嫌いな私と一緒にいるなんて」<br>

「そうやって言うなら、自重しようとは思わないの? 折角の」<br>

「姉妹なんだから、なぁんて言ったら、ジャンクにするわよ。蒼星石」<br>

 キツイまなざしが向けられ、思わず蒼星石は黙りこんだ。<br>

 けれど、姉妹であることに変わりは無い。</p>
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 黙ったまま、ただ、物言いたげな視線を受けて、ハッ! と水銀燈が嘲笑する。<br>

「言いたいこと、ぜぇんぶ翠星石が言ってくれるから、蒼星石は口が必要ないのかしら? 黙ってないで、なにか言ったらどうなのよ」<br>

「僕は、そんな………」<br>
「揉め事は嫌? くだらない。そうやって任せっきりにしてるから、いつまでたっても姉離れ出来ないんじゃなぁい?」<br>

 もう高校生でしょぉ? と、嘲りをたっぷり含んだ態度で、水銀燈は蒼星石に顔を寄せた。<br>

 少年じみた顔立ちは、あくまでも少年「じみている」だけでしかない。<br>

 ボーイッシュな少女に、迫力のある白皙の美貌が迫った。<br>

「なぁにしてやがるですか水銀燈!! さっさと蒼星石から離れやがれです!!」<br>

 じゃないと如雨露の水ぶちまけるですよ!!<br>
 妹の危機には人一倍察しの良い双子の姉が、絶叫せんばかりの調子で噛み付いた。<br>

 面食らった顔は一瞬で、すぐに楽しげな笑いを浮かべると、すい、と蒼星石から離れる。<br>

「言われなくたって、離れるに決まってるじゃなぁい。翠星石じゃないんだから」<br>

 くすくすと、耳に残る笑い声を上げて水銀燈が屋敷の中へ戻っていく。<br>

 胸に鉛を押し込んだかのように、黙りこくる蒼星石の頬に、両手をそっと当てた。<br>

「水銀燈の言うことなんて、気にしちゃ駄目ですよ?」<br>
「うん………」<br>
「水銀燈も、気難しい年頃なのだから、許してあげて頂戴」<br>

 傍にきていたのは、なにも翠星石だけではなかったようで、真紅や少し距離を置いて(水銀燈が怖かったのだろう)雛苺や金糸雀もいた。<br>

「って、君のほうが年下じゃないか」<br>
 穏やかに笑いながら、少し時間の過ぎたお茶会をはじめるべく、姉妹は仲良さそうにテーブルへと向かった。<br>

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終了。<br></p>

復元してよろしいですか?