「巴短編9」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
巴短編9」を以下のとおり復元します。
<p align="left"> 梅雨の雨に見舞われたあの日。<br />
 あの人は、昇降口から外を見て、ため息を漏らしていました。<br /><br />
「どうしたの、桜田くん」<br />
「あれ、柏葉…?」<br />
 はっと顔をあげてくれたから、気になったことを聞いてみました。<br />
「帰らないの?なんか、ため息吐いてたみたいだけど…」<br />
 そう言うと、今まで沈んでいた表情を、少しだけ明るくして。<br />
「傘、忘れたんだ…」<br />
 はは、って笑ったの。<br />
「こんな梅雨の日に…結構ドジよね、桜田くん」<br />
「なっ…柏葉…」<br />
 笑う彼が可愛くて、少しだけ、意地悪をしてみたら。思った通り、顔を紅く染めてくれました。<br />
「今日、真紅は…?」<br />
 そして、いつも一緒にいる彼女が、見えないことにも気づきました。<br />
「委員会で、遅くなるらしいから…」<br />
「帰ろうとしたの?傘、無いのに…」<br />
 彼は、「うっ」と声をあげて、また顔を紅くして、頭を掻きました。<br />
 ――こういうところが、好かれるんだよね…<br />
 内気な私が、このときだけはは、すっと声を出すことができたんです。<br />
「じゃあ、一緒に、帰らない?」<br />
 きっと私の顔も紅くなっていたでしょう。彼はきょとん、とした顔をしていましたが、傘をひょいと上げると、その意味に気付いたようでした。<br />
「え、えっと、その…じゃあ、一緒に帰ろう…か」<br /><br />
 梅雨の雨に見舞われたあの日。<br />
 顔を紅く染めた私たちを包む、水色の傘が揺れました。</p>
<hr /><p align="left"><br /><br /><br /><br />
巴メイデンが商品化したら<br /><br />
巴メイデン <br />
なんとデフォルトで制服着用<br />
付属品としてスクール水着、エプロンがついています。<br />
自主検閲*1に着いている穴のねじを巻くと動き出し、<br />
自主検閲*2してくれたり自主検閲な言葉をかけてくれます。<br />
頑張って付き合うと、いつの間にかあなたはNからMに!<br />
さあ、罵られることの喜びを覚えよう!<br />
もちろんサイズも人形、幼女、小学生、中学生、高校生と、五段階に伸縮自在に調節可能!<br />
BWHは乙女の秘密!<br />
価格:98000円<br /><br />
別売りでヴォンテージ、巫女、スーツなどの衣装も売ってます。<br />
もちろん鞭、縄、眼鏡付き!<br />
着用すると自己検閲*3な事態に!<br />
縛られる喜び、もっと激しい喜びを味わいたい方に。<br />
上級者向け<br />
価格50000円<br /><br />
*1うなじなんて…!そんな卑猥っ!<br />
*2ストーキング、丑の刻参り、妄想の実行などなど<br />
*3Sなあなたにはお勧めしません。この人形はあくまでM使用です。<br />
 Sなあなたにはジュンメンデンをお勧めします。<br />
 ただし、ショタに抵抗を覚える方は、シリーズ:アッーガイズのくんくん、ベジータのどちらかを使用しておくことが望ましいです。<br />
 同シリーズの梅岡、ラプラスは効き目が強すぎますので、事前使用用には不向きです。<br />
 吐き気がするほど不向きです。<br /><br />
株式会社バラバラドールズ</p>
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<p align="left"> </p>
<hr /><p align="left"><br /><br />
巴「桜田くん…」<br />
巴「モフモフ…」<br />
巴「ギュッ…」<br />
巴「スリスリ」<br />
巴「……ペロ」<br />
巴「ぎゅー」<br />
巴「ん…」<br />
巴「…………好き」<br />
巴「レロレロ」<br />
巴「なでなで」<br />
巴「抱っこ……」<br /><br /><br /><br />
ジ「ガバッ」<br />
巴「どうしたの?桜田くん」<br />
ジ「ひどい夢を見た」</p>
<p align="left"> </p>
<p align="left"> </p>
<hr /><p><br /><br />
『日曜日』<br /><br />
巴「おはよう」<br /><br />
今日も1日が始まる<br />
でも、いつもとは違う。なぜなら今日は日曜日。<br />
それだけじゃない。<br /><br />
J「機嫌いいな柏葉」<br />
巴「そうかな♪」<br />
桜田君と遊びに行くんだ。<br /><br />
巴「今日はどうする?」<br />
J「どっか行きたいとこ無いのか?」<br />
巴「そうだなぁ……」<br />
それなら<br />
巴「やっぱり映画よね」<br />
J「無難だな」<br /><br />
というわけで見に来た映画。<br />
タイトルは「ドール・オブ・ザ・リング~薔薇の指輪~」<br />
開演前のポップコーンはワクワク感の代表格だ。<br /><br />
学生にはやや高いプログラムを半分ずつ出し合って買う。<br />
J「なになに?『魔王ローゼンによって創られたドール達が協力してウサギを先滅したり、一方的にグーパンチをしたりする物語』………なんじゃそりゃ」<br />
桜田君の首を傾げる姿は可愛い。<br />
巴「それをわざわざプログラムに書くって、内容が浅いっぽいカンジだね」<br />
J「なんか制作会社が途中で変わってるらしいから詳しいことは書けないのかな」<br />
巴「なるほどね。中身はおもしろいのかなぁ」<br />
J「ネットでの評判は良いみたいだよ」<br />
そんな事を言ってるうちに開演。<br />
幕が上がる。<br /><br /><br />
とても長い映画で、どうやら続編があるらしい。<br />
ピンクのちっちゃい子が可愛かったな。<br /><br />
映画館を出ると同級生の蒼星石に会った。<br /><br />
蒼「おや、デートかい?楽しそうだね。何を観てきたの?」<br />
J「ん―映画」<br />
蒼星石は笑った。<br />
蒼「そんなのは当たり前じゃないか」<br />
J「蒼星石は何してたんだ?」<br />
蒼「姉さんの買い物の付き合いだよ。そこのデパートにいる。たまたま真紅もいたからさ、僕の身代わりを頼んだんだ。」<br />
けっこうみんな街に出てるんだなぁ。<br />
巴「何を買うの?」<br />
蒼「僕は知らないよ。姉さんの所に行ってみる?」<br />
私と桜田君は顔を合わせ「じゃあ行ってみようか」と頷いた。<br />
翠星石ちゃんと真紅さんがいたのは雑貨店。<br /><br />
翠「巴じゃないですかぁ。で、隣にいやがるのはJUMです?」<br />
J「いちゃ悪いのかよ」<br />
翠「さぁ~?」<br />
J「こっの性悪!」<br />
翠「あっかんブェ――です」<br />
この二人は仲が良いな。いつも。<br />
紅「私たちは買い物が終わったのだわ」<br />
J「なんだ。邪魔しがいがないな」<br />
翠「チビ人間には何もできないですよ」<br />
J「なんだと―――」<br />
蒼「姉さん、JUMくん、喧嘩しないの。そうだ、お二人さんお昼は?」<br />
巴「え?まだだけど」<br />
蒼「じゃあ一緒にどう?」<br />
私は嬉しい。桜田君は…………翠星石ちゃんとケンカしてるから知―らない<br />
巴「うん。一緒に食べよう」<br /><br />
入ったのはオレンジがイメージカラーのパンを出すカフェ。<br />
私はクロワッサン。名物みたいだけど私はそういうのはよく知らない。<br />
そして席に座る。<br /><br />
すると蒼星石は私を見て口を開いた。<br />
蒼「実はだね」<br />
翠「あったま来たです」<br />
J「上等ぉ」<br />
紅「静かにするのだわ」<br />
……………<br />
蒼「真紅の言うとおりだよ二人とも」<br />
翠「チっ」<br />
J「チッ」<br />
蒼「静かにしてるんだよ。ごめんね柏葉さん。それでね、実は僕たち君にプレゼントを買ってたんだ。」<br /><br />
えっ<br /><br /><br />
そうか。<br />
そうだ。<br />
今日は私の誕生日だったんだ。<br />
だから桜田君と遊ぶ約束したんだった。<br /><br /><br />
真紅さんから白のリボン付きショップ袋を受け取った。<br />
巴「ありがとう」<br />
翠「2時間も迷ったのですよ」<br />
J「うわっ長いな」<br />
映画……の事は言わないでおこう。面倒くさそうだ。<br />
蒼「プレゼント開けてみて」<br />
J「なんだろうな」<br />
翠「2時間も迷ったのですよ」<br />
紅「聞いたわ」<br /><br />
そんな、最高の思い出</p>
<p> </p>
<hr /><p align="left"><br />
微ネタバレ<br /><br />
巴「何これ」<br />
ジ「何って、ヤングジャンプだな」<br />
巴「そうじゃないわ…こいつよ」<br />
ジ「あぁ、斎藤さ」<br />
巴「シャラップ!!!」<br />
ジ(ええーーーー!?)<br />
巴「何なのこの女。後から出てきた癖に生意気な…桜田君を誘惑して演劇を見に来させるなんて悪女にも程があるわ。それに馴れ馴れしく話しかけてベタベタして…桜田君に近寄らないでもらえるかしら。<br />
しかもお兄さんに会わせるだなんて、もうアレなのね?私に二人の仲は兄公認だと言いたいのね?桜田君が嫌がってるのも気にせずにずけずけと…私だったらこんな強引にコトを進めようとはしないわ…ゆっくり時間をかけて進展していくもの…この小娘は恋を舐めてるわ」<br /><br />
ジ「……」<br />
雛「ファイトなの」</p>
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<p align="left"></p>
<hr /><br /><br />
ジュン「【たすけ亭】【トモえもん】」<br />
トモえもん「しょうがないなぁ桜田君は…ハイ、何処でも監視カメラ~」<br />
ジュン「通報しました」<br /><br />
こうですか?わかりません 
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<hr /><br /><br />
ジュン「トモえもん、最近眠れないんだ」<br />
トモえもん「しょうがないなぁ桜田君は…ハイ、『グッスリガス』~」<br />
ジュン「何故二種類の洗剤を混ぜているのか説明してもらおうか」<br /><br />
グッスリガスは、「野比家は三十階」(てんとう虫コミックス41巻に収録)に登場します
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<p align="left"></p>
<hr /><br /><br />
*ジュンの部屋には押入れがあります。ドラmんはドラえむんと読みます<br /><br />
妄想中<br />
ジ「あー、押入れの中にドラmんがいたりしないかな。<br />
  あの超ゲテ物通販グッズにも勝るとも劣らない魅惑の品の数々!<br />
  欲しい、みたい、しゃぶりたい!<br />
  ドラmmmmmmんんん!なんちゃって、はは…」ガラッ<br />
?「やあ、b」ピシャン<br />
ジ「…トモエサン?」<br />
ト「なぁに?」<br />
ジ「なんで押入れにいるの?」<br />
ト「やだなあ、君の押入れで僕がおやつを食べているのはもう世界の真理じゃない」<br />
ジ「おやつって、僕がさっき風呂場に脱いだ衣類の事?」<br />
ト「違うよ、靴下とTシャツとパンツだけよ。さすがに脹脛なんてマニアックなのは…<br />
  いや、ちょっとおいしそう?きゃああああああ!!我慢出来ないぃ!」ジュルジュルジュル!<br />
ジ「僕のパンツをうまそうにすすり上げんじゃねええ!ドラmんはいらん。<br />
  あのアイテムが無いドラmんなんてただのmだ。さあ帰れ」ビシィッ!<br />
ト「あなたは何か勘違いしてるわ。私はトモエもんじゃない。」<br />
ジ「何?」<br />
ト「ドラmんの妹、ドMよ。」<br />
ジ「お望みどうり玄関まで鞭打ちながら蹴り飛ばしてやる。だから帰れ。」ゲシッゲシッ!<br />
ド「ああーん、来た甲斐があったわぁ!あ、あれ、ちょっといたい。桜田君、背骨はやめて、もっとデルタを中心的にい!」<br />
ジ「知らん!」ドギャ<br />
ド「アグヘェン!」プシャアアァァァァァァァ
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<p align="left"></p>
<hr /><br /><br />
ジ「トモえもんってお前…」<br />
巴「なんでも願いをかなえてあげる」<br />
ジ「ほんとかよ…じゃあ、月並みだけど、空を自由に飛びたいな」<br />
巴「それって…!うふふ…いいわ…まるで空を飛んでるような気分になるくらい…今日はベッドでつきあってあげる…<br />
  ああ、ついにこの日が…私、初めてだけど、頑張るから…」<br />
ジ「……いや、今のなしで。…そうだなぁ、じゃあ過去か未来に言って見たい」<br />
巴「うふふ……つまり時間の感覚が狂うくらいトリップさせてあげる……」<br />
ジ「今のもなしで!えーと…うーんと……あ、どこか遠くに一瞬に行きたいな!?」<br />
巴「いいわ…遠くに一瞬で…イカせてあげる……」<br />
ジ「ええええええええ」<br /><br />
巴「って無理に決まってるでしょ!?私経験ないんだから!一瞬でなんて…桜田くんひどい!」<br />
ジ「えええ急に逆ギレ!?」<br />
巴「罰として…一瞬でイカせられるようになるくらい、桜田くん、私にいっぱい教えること……」<br />
ジ「ってやっぱりそういうオチなのかアッー!」

復元してよろしいですか?