複数短編138
真「ただいまなのだわ」 雛「あっおかえりなの真紅~」ニャー 真「雛苺、紅茶をお願いするわ…って今何か聞こえなかった?」 雛「そうそう、雛ね、さっき捨て猫さんを拾ってきたの~」 雛苺の後ろから顔を出す小ぶりの三毛猫 真「あああああああああああああああああっ!!! やめてぇええええええ!!雛苺何でこんな事をするの私に何の恨みがあるの もうこき使ったりしないわ紅茶も自分で淹れるわミサイルも撃たないわ お望みなら私は貴女の下僕になるわだからどうかお引取願って頂戴雛苺ぉぉぉ」 雛「うゅ?でもこんなに可愛いのよ?真紅も抱っこする?」 雛苺はうずくまる真紅の目の前に猫を抱えて差し出す 真「kdjg;faくkfあせdfふじこkkfdsa」 自室に逃れる真紅 雛「う~いくら猫さんが嫌いだからってあれは異常なの…猫さん、洗ってあげるの~」 猫「ニャ」 一時間後、紅茶を飲みに恐る恐る台所へ向かう真紅 真「紅茶中毒がこんなに忌まわしいものだとは思わなかったわ…猫と遭遇したらどうしましょう…」 リビングでは雛苺がソファで寝ている…で、雛苺に抱かれて寝ているのが… 真「ひっ!!…寝ているわね…」 猫「スカー」 真「…こうしてみると猫も案外可愛いものね…」 雛「そうなのよ」 真「!!起きてたの」 雛「いい顔して寝てるの…どんな夢を見てるの~?」 真「多分…幸せな生活を夢見てるのだわ…」 【きっと】【笑っている】 雛「…でも真紅を下僕にしたかったかもなの~あんなこともこんなこともさせてやるの…いっひっひ」 ---- 雛苺「誰なの!?誰が苺大福に餡子じゃなくってお味噌を入れたの!?」 真紅「私はリビングでテレビを見ていたから、違うわよ」 水銀燈「はッ!私がそんなガキみたいな事する訳無いでしょぉ」 蒼星石「僕じゃないよ?……でも…想像するだけで気持ち悪いや……」 雛苺「……うぅ……絶対に…ぜぇったいに許さないの! うゆ?翠星石?」 翠星石「ぷ、ぷぷ…く…」 雛苺「………翠星石?こっち向いてみて欲しいの」 翠星石「い、いや…ちょっと…無理ですぅ…w」 雛苺「………ヒナの苺大福に、隠れる気の全く無い隠し味が仕込んであったの」 翠星石「そ…それは…災難でしたね…w」 雛苺「………翠星石がヒナの苺大福に溢れ出んばかりのお味噌を入れたの?」 翠星石「ちが…濡れ衣ですぅ…w」 雛苺「………じゃあ、どうしてそんなに笑ってるの?」 翠星石「わらww笑ってなんかwwwないですぅwww」 【きっと】【笑ってる】