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めぐ短編3 - (2006/11/06 (月) 21:17:35) の編集履歴(バックアップ)


水銀燈がめぐに歌を唄うようです。

銀「ねぇ、めぐ。新しい歌を覚えたの。聞いてくれるぅ?」

め「あら?水銀燈の歌ってくれるの?うん、聞かせて。……ところで曲名は?」
銀「曲名は歌の後よぅ~、じゃ歌うわよ……。」

め「(わくわく)」

銀「窓~から、いつもと変わ~らず桜が~風にゆらりゆらりゆらりと舞う~」

~サビ前~
心なしかめぐの表情が変わっている。

ラストサビ
銀「明日に~は灰になり砂に帰るよ」

めぐの頬が引きつっている
銀「窓から見える桜 あの桜の下で眠りた~い 暖かく包んだ君の手の中で・・・」 
銀「304号室 静かに運ばれ~てゆく中で~二度と君を忘れぬよう これから僕は桜と共に風にゆられて君を思い出す~」


銀「どぉ?あ、曲名はぁ、「304号室、白死の桜」よぉ。」

め「………それなんてフラグ?」

銀「めぐ、笑ってるけど笑ってないわ……(((;゚д゚)))」

銀「え、ちょ、めぐ待って!落ち着いて!話せばわかr……アッー!」








水銀燈がめぐに歌を歌うようです

水「いつも聴いてばっかりじゃ悪いし今日は私が歌うわぁ。」
め「あら?珍しい事もあるのね。」
水「たまには良いじゃなぁい。」
め「そうね。じゃあお願いするわ。」

水「君と二人ーで歩いた♪あの頃のみーちはー無くーて♪」
め「(まぁ普通の歌ね……)」
水「それでもずーっと歩いた♪いつかきーみとー会えーるのかな♪」
め「(少し暗い曲ね。)」
水「なーだらかーな丘の上♪ゆーるやかーに雪が降る♪とーどーかないと分かってもー♪」
め「(水銀燈がこんな歌歌うなんて意外だわ。)」
水「きーみのへーやにひとつー♪だーいすきーだった花をいーまー♪」
め「(だった?何故過去形?)」
水「ねぇーわらーってよ♪もぅおーなかーなーいでー♪ここーからーずっと♪あなたをー見てーいるわー♪」

め「ねぇ水銀燈?」
水「どうかしたのぉ?」
め「その歌を私に歌うって事は何かの当てつけ?」

終わり








J「よぉめぐ。」
め「やけに気安く声をかけてくるのね。」
J「まぁ見舞いに来たからな。」
め「長い黒髪お気に召しました?」
J「そりゃ黒髪は好きだぞ。」
め「無駄なお喋りもそろそろウザイ。」
J「……なぁめぐ。」
め「今夜も冷めた時に身を委ね。」
J「お前ジャンヌ好きなのか?」
め「……うん。」

終わり








J「よぉめぐ。」
め「あら、また来たの?」
J「まぁな。最近ほぼ毎日来てるせいかなんか習慣になってな。」
め「あなた相当暇人なのね。」
J「する事と言えばネットショッピングだけだからな。」
め「あなたは良いわね。色々なものが見られて。私なんか……」
J「そんな悲しい風に言うなよ。長生きすれば見れるじゃん。」
め「簡単に言うのね。でも……長生きするのも悪くないかもね。」
J「ん?考え方変わった?」
め「えぇ。長生きすればその分あなたと一緒に過ごせるでしょ?」
J「そうだな。長生きしろよめぐ。」
め「もし私が長生き出来たら責任取ってね?」
J「あぁ、取ってやる。」
め「ふふ……好きよジュン。」
J「あぁ、僕もだ。」

終わり








銀「はぁ、はぁ…はぁ、…」
水銀燈は走っていた…きっかけはジュンからの電話
ジ「めぐが…めぐが大変なんだ!!今すぐ病院に来てくれ!!」

銀「めぐ…頑張るのよぉ!!今行くからね…」
水銀燈が院内を走る…時折すれ違う看護婦に注意された気がしたがそんなものは気にしていられない…
やがて彼女の眼前に親友の病室が見えてきた
銀「めぐ!!」
水銀燈は勢いよく扉を開けた。
そこには白いベッドの傍らに立つジュンとベッドに横たわり顔に白い布をかけられた親友の姿があった…
銀「め…ぐ?」
ジ「……遅かったよ…」
水銀燈は彼女にかけられた白い布をゆっくりと外す…そこには眠るように穏やかなめぐの顔があった…
銀「め…めぐ…うぅっ…うわあああああああああぁぁぁぁ!!!!めぐ…めぐううぅ~…」
ベッドに崩れ号泣する水銀燈…

ジ(…どうしよ?)
ジュンが目で合図を送る…すると死んだはずのめぐの右目が開き同様の合図をする…
め(まさかここまで泣いちゃうとはねぇ…今更「うっそぴょ~ん♪」なんて言えないわよ…)
ジ(言ったら言ったで今度こそ永遠に眠らされそうだし…)
号泣する水銀燈の見えないところで交わされるアイコンタクト…彼女が真実を知り2人が本当に殺されそうになるのは5分後のことであった…