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真紅短編2 - (2006/03/26 (日) 17:52:51) の編集履歴(バックアップ)



   昼食の時間になり、少し騒がしい教室にて。
雛 「そのベリーパン美味しそうなの~!雛にもちょっとわけてほしいの~!」
真 「駄目よ。これは私が購買で買ったパンだもの。譲るわけにはいかないのだわ。」
雛 「む~、しんくはケチンボなの~。」
J  「あ、雛苺。僕のベリーパンならあげてもいいよ?」
雛 「ホント!?わ~い!JUM、大好きなの~!」
J  「わ!急に飛びつくなよ…(///)…危ないだろ。」
雛 「JUM、ありがと!それじゃ、雛、翠星石たちのとこに行くの。」
J  「ん、じゃあまた後でな。」

J  「さてと。お待たせ、真紅。」
真 「………」
J  「ん?どうかしたのか?」
真 「…JUMは、甘すぎるのだわ。」
J  「え?」
真 「あれじゃ雛苺のためにならないわ。甘やかすのも大概にしなさい。」
J  「…う、ごめん。」
真 「それに、私を待たせているのにもかかわらず雛苺から話し始めて…」
J  「いや、あれは…」
真 「挙句の果てには…おめおめ抱きつかれて顔を赤くするなんて…」
J  「へ?」
真 「わ、私だって自分から抱きついたことなんてないのに…」
J  「…なあ真紅。もしかして嫉妬してるのか?」

真 「べ、別に。ただ、私より雛苺を優先した行為について怒っているだけなのだわ。」
J  「世間ではそれを嫉妬と呼ぶんじゃ…」
真 「………」
J  「別に、雛苺を甘やかそうとしたわけじゃないよ。」
真 「え?」
J  「ただ、パンをあげなきゃあいつ、そのまま真紅にまとわりついてそうだと思って…」
真 「………」
J  「僕は…二人きりの時間が少しでも長く欲しかったから…すぐにパンをあげたんだよ。」
真 「…言い訳はいいわ。さ、早く昼食にしましょう。」
   …そう言い放ち、真紅はJUMの腕に自らの腕を絡めた。
J  「…な、なんだよ。」
真 「私のときは、赤面もしてくれないのね。」
J  「…いや、照れたらいけないような気がしてさ。」
   二人の距離が、少し近づいた気がした。

Fin.



水「てっゆーかジュンだぁマジうけるぅ」
ジ「古いなお前」
真「ジュン紅茶煎れてこいっつー感じー」
ジ「水銀燈の影響か?」
真「何それーマジ笑えないんですけどー」
ジ「真紅はいつもの方が可愛いのにな……」
真「えっ!? それって」
ジ「……まんまの意味だよ」
真「ジュン」


水「あっれぇ~? 何で真紅だけ? 私わぁ?」






ビュウ!
紅「きゃ!」
・・・

J「は・・・はいてない・・・」




~もしも真紅が喫茶店のマスターだったら~

からんから~ん
真「いらっしゃい。」
J「え~っと、ブレンド1つ。」
真「コーヒーは無いのだわ。紅茶になさい。」
J「えぇ!?どんな店だよ…。まぁいいや。じゃあ紅茶でいいよ。」
真「自分で入れるのだわ。ついでに私の分も入れて頂戴。」
J「ちょwww意味ワカラナスww」
真「早くするのだわ。主人の言うことが聞けないの?」
J「え~…。」





紅に染まる乙女の心
切ない運命薔薇落ちる散る

青い瞳が望む末には
優しい時間儚い叶い

貴方の指に今宵酔い痴れ
罪包み込み
眠りゆく

糸愛おしく紡いでくれる

貴方へ私の

重い想いを




真「ジュン紅茶を入れて頂戴」
ジ「ああああもううんざりだ、毎日毎日人を奴隷みたいに・・・下僕ごっこも、もう終りだ」
真「あ、あらそう、つ、つかえない下僕なんてもうい、いらないのだわ・・」
ジ「ふん、そうかよ、じゃあな!」
真「待って・・・・ほしいのだわ」
ジ「?使えない下僕はいらないんじゃないのか?」
真「そうじゃないのだわ、私はジュン、貴方の事が好き、好きだから照れかくしで下僕みたいに扱ってたのだわ、お願いだから私の元から去らないで・・・」
真紅の目からは涙が溢れて今にも決壊しそうになっている
真「お願い、お願いだから」
ジ「わかったよ」
優しく微笑み、今にも泣き崩れそうな真紅を抱き寄せる
ジ「僕も真紅が好きなんだ、でも真紅は僕の事を下僕としか見てないと思っていたんだ、それが悲しくて悔しくてね」
真「ごめんなさい、ごめんなさい、ウッ・・」
ジ「もういいよ真紅、君の気持ちがわかったから」
顔を近付けるジュン
チュッ
真「な、な、(//////)」
ジ「好きだよ真紅(///)」
真「嬉しいのだわジュン(///)」
また自然に唇が近付いて行く二人

goodend