「HELLO MY LIFE」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

HELLO MY LIFE - (2007/02/15 (木) 09:29:47) の編集履歴(バックアップ)


雪「卒業・・・おめでとうございます。JUM様」
J「あ・・・うん、おめでとう、雪華綺晶。・・・もうすぐでお別れか・・・・・・」
雪「いやですわJUM様。確かに私は薔薇女子高校へ進学しますけど、
  JUM様が逢いたいときは・・・いつでも駆けつけますわ」

J「・・・・・・僕、来週イギリスに行くんだ」
雪「え?それって・・・」
J「父さんの出張でさ・・・・・・僕らも、向こうに住むことになるんだ」
雪「そ、そんな・・・・・・。い、いやですそんなの!それなら、わ、私も一緒に・・・」

J「・・・・・・僕たちさ、やっぱり住む世界が違ってたんだよ。僕は平凡な一般市民。
  片や、君は国を代表する財閥の娘。」
雪「そんなの関係ありませんわ!」
J「僕もそう思ってたよ。けど・・・思い知らされたんだ。君がどれだけこの国に重要な存在かを。
  今度サイヤ国の王子とお見合いするんでしょ?」
雪「ど、どうしてそのことを・・・。・・・槐ですね、あの根暗執事・・・!」
J「うまくいけばこの国にも、世界的にも大きな発展が望める。
  それに比べて、僕は君に相応しい人物であるとは到底思えないよ。だから・・・」



J「別れよう」


雪「槐!どうゆうことですの!?お見合いの話はお断りするって・・・。
  それにJUM様にいったい何を吹き込んだのです!」

パチン!!

雪「きゃあ!!」
槐「これは失礼を。ですがお嬢様、あなたには誇り高きローゼン家の末女なのですよ?
あんな人間と一緒にいるべきではないのです。
それに・・・JUMとやらはもう海外に移り住むのでしょう?(まぁ、それはわたしが仕向けたことですが・・・)
大丈夫ですよお嬢様。ベジータ様はとても男らしく素晴らしい方。
あんな男よりもお嬢様を幸せにできますよ」



雪「うう・・・JUM様・・・わたしは・・・あなたしか・・・う、ううう・・・」


出逢いと別れを 春が僕らに教えてくれた
風と共に消えそうなほど はかないものだね
君と過ごした大切な日々 淋しい時の中
雪解けに咲く 春花の様に輝きだした  BY 「HELLO MY LIFE」


薔「ねぇお父様・・・」
槐「ん?どうした薔薇水晶」
薔「お父様ひどいよ・・・きらきーにあんなことして・・・」
槐「・・・・・・これもお嬢様の為だ。二人の愛があればいい?そんなの、
  子供の言い草だよ。大人になったら後悔するね。それに、実際に彼にこの家の重圧に
  耐えられるほどの度量はあると思うかい?社交界を生き抜く能力はあると思うかい?」
薔「それは・・・・・・まだないかもしれないけれど・・・」
槐「そう、『まだ』ないんだよ。そしていままでの生活のままでは彼は立派になれない。
  (イギリス・・・なかでもロンドンはファッションの街だ。近場にパリもある。
  彼の進むであろう道に差し支えないほどに父親には給料を与えてはいるが・・・。)
  とにかく今のお嬢様にはベジータ様がふさわしいことに間違いはない。
  さしあたって彼が邪魔なのも事実だ。
  さ、薔薇水晶、お嬢様たちのお世話にもどるんだ」


あれからもうすぐ三年・・・JUM様のいない苦痛の日々は、とても長く感じましたけど、
過ぎ去ってみればとても短く感じますわ。だって、記憶に残る思い出がないんですもの。
今日もあのM字ハゲと会わなければならない・・・・・・JUM様・・・・・・。

ベ「やあ雪華嬢。あいかわらず今日もお美しい」
雪「・・・・・・」
ベ「ふっ、つれないのもあいかわらずだな・・・・・・。
  ところで来週は俺の誕生日なんだ。これがどうゆうことか、わかるか?
とうとう俺たちは結婚できるとゆうことだ・・・・・・」
雪「・・・・・・・・・・・・!」
ベ「ああ、この日をどれだけ待ちわびたことか・・・・・・!
  さしあたって誕生パーティのあとに俺たちの結婚式を挙げようと思うんだが・・・」
槐「!ベジータ様、お言葉ですがそれはなんでも早すぎるかと」
ベ「黙れ裸エプロン狂。雪華嬢どう思う?素敵だろ?」

雪「・・・・・・・・・・・・や・・・・・・・・・・・・」
ベ「ん?聞こえないぞ?」
雪「いやです!あなたと結婚なんて、考えただけで虫酸がはしりますわ!このM字ハゲ!
  自分の身の程を知れですぅ!」
ベ「なっ・・・」
槐「お嬢様!お待ちください!」


ベ「(あいつめ・・・!だが、ここで事を台無しにしては駄目だ。ローゼン家を手に入れるチャンスだからな。
  しかしこうなってしまっては・・・やはりあれしかないか・・・。
  ふん、いくらなんでも、結婚の決定的要因を作ってしまえば、あいつも大人しくなるだろう。
  一週間の違いなんて誰にもわからないからな。
  マスコミにもこちらに有利になるよう操作すれば・・・ククク・・・・・・)」

続く