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『四月のころ』 - (2007/05/11 (金) 22:09:22) の編集履歴(バックアップ)


  銀おねえちゃんから日記帳をもらったかしら!
 厚い皮表紙に錠までついたじゅーこーさがまさに策士にふさわしい一品かしらー
 そうそう、おねえちゃんの言いつけを守らないと
 『保守かしら』
 …タイトルは保守にしなさぁいって言われたけれど、どういう意味なのかしら?
 さ、記念すべき一日目の日記を書くかしら~

 ※涎の跡がある※


『保守かしら』

   20007年4月27日 くもり

 家に帰ってきたら久しぶりにおねえちゃんが家にいてうれしかった。
 最近おねえちゃんはアトリエに篭りきりだから…。
 色んなコトを話して、いっしょに晩ご飯を食べたかしら。
 やっぱり運ぶだけよりテーブルを囲むほうがいいかしらー。
 カナが一番話したのは同級生のみっちゃんのこと。
 ご飯を食べた後、おねえちゃんは本を読んでいたかしら。
 『パックス―新しいパートナーシップの形』
 なんだか難しそう…。
 

『保守かしら』

  2007年(20007年じゃないかしら!)4月28目 はれ

 今日はおねえちゃんに会えなかった。


 フランスに引っこした雛苺から手紙が来たかしら。最初はなかなかなじめなか
ったそうだけれど、今では雪華綺晶(たぶん読み方はゆきかき・あきら)という友
達ができたと書いてあって、ほんとうによかったかしら。

 その子は雛苺にたくさんお菓子をくれては、ほっぺや腕をつついてきて「まだ食
いでが足りない」「もっとおおおきくなーれ」とか、ちょっとふしぎなジョークを口に
するんだって。フランスの文化はこの策士にもよくわからないかしらー。

 そうそう、雛苺と一番仲がよくって、今でも一番手紙をやりとりしている巴と手紙
のことを話したら「はやくフランスにいかないと…」とちょびっとあせってたかしら。
 あわてなくても二人の仲のよさはきっと終生変わらないかしら。