「巴メイデン321~330」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る
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巴「何度も言うけれど、下ネタ自重期間だからね」
ジ「柏葉が黙ったら、だいぶよくなるんじゃないかな」
巴「なにそれ……」
ジ「言葉通りの意味だよ」
巴「……わかった」
ジ「…え?」
巴「……」
ジ「……」
巴「……」
ジ「……」
巴「……」
ジ「おい」
巴「……」
ジ「なぁ」
巴「……」
ジ「ねぇ」
巴「……」
ジ「ごめん僕が悪かった何かしゃべってくれなんか怖い」
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巴「桜田くん、4月よ」
ジ「ああ、うん。だからなに?」
巴「健康診断しないと」
ジ「大きなお世話だ」
巴「成長の記録は大切だし…」
ジ「うるさいな、僕にはそんなの必要ないんだよ!」
巴「え、でも…身長とか…」
ジ「うるさいって言ってるだろ!!そんなもんはかって何の意味があるっていうんだ!?」
巴「じゃなくて、私がはかってほしいんだけど…」
ジ「よしはやく脱げよ」
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巴「いけない身体測定の時間です」
ジ「誤解を招く表現はやめてくれないか」
巴「グスン…やるなら……はやくして…ください……ヒクッ」
ジ「お前がやってほしいって言ったんだろ!?どうして涙目なんだよ!!」
巴「こういうシチュエーションのほうが桜田くん好きかと思って」
ジ「なんのAVだ!いいからさっさと測るぞ!」
巴「はい…ちゃんとはかってね?」
ジ「ああ、それはだいじょうぶ、柏葉のサイズは知ってるから、はかりまちがえてもすぐにわかるよ」
巴「…え?」
ジ「ハッ…」
巴「桜田くん…はかるまえからどうして私のサイズ知ってるの…」
ジ「あー…いやいや、違う違う、間違い間違い、気のせい気のせい」
巴「……そう」
ジ「うんうん。それじゃ測るから、服脱いで」
巴「……わかった。……スル」
ジ「ドキドキ……」
巴「……スル……」
ジ「う……や、やっぱりだめだぁー!服着てくれ服!」
巴「…脱げといったり着ろと言ったり…」
ジ「だ、だってさ…やっぱりまだはやいっていうか…その…」
巴「そんないまさら…だいたい、服着たままじゃ測れないじゃない」
ジ「安心しろ、こんなこともあろうかと体操着とブルマをつくっておいたんだ!これを着てくれ」
巴「サイズぴったり」
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ジ「あー、しまった」
巴「どうしたの?」
ジ「昨日あんまり眠かったからちょっとだけ横になろうと思ってさ。そのまま寝ちゃったよ」
巴「割とよくあることじゃない」
ジ「それがさ、お風呂入ってなかったんだよ」
巴「そうなんだ…じゃあ朝シャン?」
ジ「んー……めんどくさいな」
巴「…汚いよ…」
ジ「一日くらいはいらなくったって死にはしないさ」
巴「それ…典型的な不潔人のいいわけ…そういうところから老化が始まるのよ?」
ジ「柏葉もさすがに女の子なだけあって、厳しいな」
巴「まぁ……桜田くんの寝汗べっとりっていうのも……嫌いじゃないけど」
ジ「……あぶないやつみたいだぞ。でもま、いいじゃん、ほっといてくれよ」
巴「だめ。ちゃんと入らないと」
ジ「しつこいなぁ…」
巴「お風呂は要らないと舐めるよ?」
ジ「はいはい」
巴「舐めるよ?」
ジ「……」
巴「舐めるよ」
ジ「わかった入る」
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ジ「夢も希望もありません」
巴「いきなりどうしたの?」
ジ「いや……4月だなと思ってさ…もうすぐ一周年だな」
巴「一周年のセリフじゃないよ…それに4月は希望の月でしょう?」
ジ「4月といっても、これで何十回目の4月だと思ってるんだ。
スタート地点にいるやつみんなが元気だと思うな。一周遅れという言葉を知ってるだろ?」
巴「桜田くん…」
ジ「結局今年も僕は不登校さ、ふん、もうほっといてくれ」
巴「そんな…違うわ、桜田くん、それは違う」
ジ「何が違うっていうんだよ!」
巴「だって……桜田くん、まだ二年生じゃない。まだまだこれからよ」
ジ「……あれ……僕って14歳だよな…?」
巴「そうね」
ジ「じゃあ去年は13歳…?」
巴「なにいってるの桜田くん、去年二年生だったじゃない、だから去年は14歳よ」
ジ「え?じゃあ今年は何年生?」
巴「桜田くん、さっきいったこと忘れたの?今年は二年生よ」
ジ「いや、それだったら去年一年生でないとおかしいだろ、ダブったわけでもないのに」
巴「ちょっとwikiを見てきたら?どう見ても去年は中学二年生だったわ」
ジ「だったら今年は三年生じゃないのか?」
巴「クス、桜田くんおかしい、自分の年もわからないなんて。14歳なんだから、まだ二年生よ。飛び級なんてないしね」
ジ「え、えぇー…?いやだから、それだと去年は13歳で一年生のはずじゃ…」
巴「もう、だからwiki見たらいいじゃない」
ジ「いやさ、それだったら今年は15歳で三年生のはずじゃ…」
巴「けど、桜田くんは事実として14歳なんだから、やっぱり二年生なのよ」
ジ「でも…」
巴「机上の理屈ばかり並べても、現実に即してなければ意味がないわ。まず現実があって、そのうえに…」
ジ「いや、いいよ…わかったよ……わけわかんないけど……」
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ジ「……おい真紅、真っ青だぞ…苦手ならこんな怖い映画見るなよ」
紅「し、失礼ね!私がこんなものを怖がるわけ…」
ジ「はいはい。……あ、柏葉は平気そうだな」
巴「…まぁね」
ジ「……真紅、袖、伸びるからさ…ひっぱるのやめてくれ…」
紅「!?下僕の分際でなにを言ってるのだわ、だいたいあなたは…」
ジ「わかったわかった。もう好きにしてくれ」
巴「…………いいなぁ」
ジ「?なに?」
巴「……別に」
~深夜~
ジ「……小便したくて目が覚めてしまった。トイレ行ってこよう」
ガタ
ジ「……?い、今のは?屋根裏から何か物音が…」
ガタゴトガタゴト
ジ「……き、気のせいだな…さっきの映画でこんなシーンあったけど…そんなこと起こるわけないし…」
ズガーン!
ジ「ぎゃああああああ天井に穴がぁあああfさqwせdrftgyふじこlp;@:」
巴「桜田くん!」
ジ「うわああああって柏葉ぁ!?お前どっからでてきたんだよ!」
巴「……グス、ごめんなさい……なんだかちょっと……怖くなって……」
ジ「怖く?」
巴「うん……あの映画見たから……見てるときは平気だったんだけど……」
ジ「ああ…時間差で怖くなることってあるよな。…そっか、柏葉もやっぱり女の子だもんな……」
巴「ご、ごめんね…」
ジ「いいよ。…でもさ、柏葉…」
巴「…なに?」
ジ「屋根裏で何してたの」