槐「草笛君…今夜僕のところまで来てほしい。渡したいものがあるんだ。」
み「!?」
みっちゃん宅…
み「槐先生が私に渡したいもの……もしかしてもしかすると……(///)」ドキドキ
み「…よしっ!」シュバッ
み「お風呂入った…ムダ毛処理おk…メイクも念入りにしたしコロンも付けた…タンスに眠りっぱなしだった勝負下着も履いた……よしっ!戦闘準備完了!いざ!!」バッ!
槐宅…
み「き…来ました…。」
槐「おぉ、まあ入りたまえ。」
み「お…お邪魔します…。で、私に渡したいものって…?」
槐「あぁ、これのことだ。」
み「……(///)」ドキドキ
槐「ほれ。」スッ
み「……え?これって…」
槐「覚えてないのか?先日注文してきたドール服だ。ついさっき完成したからな。」
み「………あ、そういえば。」
槐「本気で忘れてたのか…まったく。」
み「あ…あははははwwwなーんだ…。」
槐「?」
み(はぁ…安心した反面、ちょっぴり残念だなぁ。)
槐「複雑な表情だな…もしかして気に入らなかったか?」
み「い…いえ!そんなことは!」
槐「ふむ…まぁいいか。」
み「あはは…はぁ。
じゃあ私はこの辺りで失礼します…。」
槐「……待て。まだ帰るんじゃない。」ガシッ
み「……え?」ドキッ
槐「服の代金払っていきたまえ。ウチもボランティアじゃないんだ。
あと…今日はいやに厚化粧なんだな。日頃の不摂生が祟って肌荒れでもしたのか?」
み「ッッ!!
この鈍感!無神経!裸エプロン狂!
もう信じらんない!!ふんッ!!」バタンッ!
槐「な…何なんだ?急に怒り出して………訳がわからん…。」
その後場末の居酒屋で夜更けまでヤケ酒に溺れるみっちゃんと工房で頭をひねる槐の姿があったとかなかったとか…