体育の授業で柔道をやることになった一同
翠「柔道なんてやってらんねえですぅ」蒼「やる事になったんだから仕方ないよ」
J「じゃぁ何故選択のときにダンス取らなかったんだ?」翠「うるせえですぅ」
ピ「じゃぁ組み手をやろ、存分に技を出しても構わないぞ!!」一同「「わかりました!!」」
ピ「じゃぁ、クリリンとジュン・・・・始め」
そして
翠「チビ人間無理するなですぅ」J「余計なお世話だ」
蒼「間接を外されたら勝ち目無いよ、翠星石」J「ほんとだね」
ピ「次、蒼星石と翠星石・・・・・始め」
そして両者一歩も引かず長引いてやっと決着がついた
翠「手加減しあがれですぅ」蒼「そういえばそうだね(日ごろの恨みじゃ)」
ク「お~い、蒼星石眼が凄い怖いぞ」蒼「そうかな?」J「そうだ!!」
翠「まさか本気ということは無いですよね~」蒼「それはないよ(本気だったけど)」
翠「本気だったんですね」蒼「ギク・・・それはないよ・・・」J(絶対本気だったな)
翠「本気だったんですね」蒼「はい(翠星石目が怖い)」
翠「そうですか・・・」蒼「逃げなきゃやられる・・・・タタタタタタ」翠「待ちあがれですぅ」
ク「今日も平和だね~」J「そうだね」ピ(それでいいのか?)
その後ろでは
翠「待ちあがれですぅ」蒼(テラヤバス)
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「ジュン寝てるですね・・・・、こんな時間だからしゃーないですけど・・。」
(ジュンの寝顔を見る)
「はぁ・・・、このニブチンは・・。いつも翠星石がアプローチしてやっている
のに全く気付かないで・・・。」
「・・・・・ほんの少しだけなら横に居ても大丈夫ですよね?/////」
「・・・こんなこそこそやるんじゃなくて、堂々とジュンの横で寝れる日が
来て欲しいですぅ・・・・・・。」
朝
翠「・・・・よく寝てるですぅ・・・」
翠「せっかくの休日なのにずっと寝てるのはよくないですからぁ、
ここはおはようのキ、キ、キッス・・・で起してやるですぅ・・・キャー。」
翠「JUMの寝顔はカワイイですねぇ・・・。それでは・・・・・あれ?」
モゾモゾ
翠「きゃぁぁぁああああ!!!!」
J「うわっ!なに!?なに!?どうした!?」
翠「なにじゃないです!それはなんですか!」
J「翠星石!?それって何だよ・・・。ん~・・・まだ6時じゃないか。」
翠「その横で寝てる人はなんですか!」
J「ええ・・・?薔薇水晶じゃん・・・って!何で!?僕昨日1人で寝たのに!?」
薔「んふ~~~♪ムニャムニャ・・・」
翠「なっ!何か満足そうな顔してるです・・・。さては・・・・・・」
J「ちょっ、待てって!僕は本当に知らないんだって!!」
翠「きぃ~~っ!問答無用ですぅ~~~!!!!!!」
J「ギィヤァアアアアアアア!!!」
翠星石はいい感じにふわふわしている。
あ、そこ引かないで引かないで。フィーリングの話だよ。
あの髪が…っていうのは普通だろ。
それだけじゃなくて…その、なんていうか。ぬいぐるみを思わずむぎゅーっと抱きしめたくなるような感じ。
いや、別に翠星石がぽっちゃりしてるってわけじゃないよ。全体的に細いし。
胸もけっこうあ…なんでもない。忘れろ。
話を戻すけど辛抱たまらなくなるのさ。
二人でいるときちょっとからかってさ、翠星石がほっぺを膨らましてうー、って睨んでくるのさ。
もう抱きしめたくなるわけ。ああ可愛いなこいつ、って気持ちが溢れるのよ。実際には言ったらもっと可愛くなるけどね。
翠星石の頭を僕の胸に沈めて二人でむぎゅーって。まさに至福。
 ̄ ̄○ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
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というようなことを考えながら翠星石を抱きしめているのが僕の現在の状況です。
「ジュンの…においがするです…」
と言いながら僕の背中にまわっている腕を手前に引き寄せる翠星石。
「大好きですよぉ…ジュン。」
ああもう可愛いなぁ、こいつ。
あの銀環は今どこへ?
子供が見つけて持っていった、泥の中から持っていった。
あの銀環を何のために?
自分の気持ちを伝えるために、愛しいあの子へ伝えるために。
あの銀環は誰のもの?
誰かが昔に捨てたもの。今では拾った坊やのもの。
あの銀環はいったい何?
冷たく光る銀の指輪。役目を見つけた銀の指輪。
坊やの心に洗われて、坊やのおててに包まれて、光を増してく銀の指輪。
坊やの気持ちが込められた、世界に一つの宝物。
息を切らして走ってく。年端もいかぬ少年が。
一つのものに心を込めて。愛しい愛しいあの子の許へ。
「…あの頃はまだ二人とも小学生でした。
お金なんてほとんど無いのに、どうやってこんな綺麗な指輪を、って不思議に思ったですよ。」
「拾い物だったんだけどね。」
「飾りなんて何も無い指輪でしたけど、ジュンから貰ったものだから、すごく嬉しかったです。」
あの銀環は誰のもの?
「ジュンに好きだ、って言われて。」
思いを伝えたあの指輪。
「翠星石も好き、って言えて。」
二人を結んだ銀の指輪。
「とても幸せでした。」
あの銀環は誰のもの?
「これからも、ずっと一緒ですぅ。」
―――今では幸せなあの子の指に。