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複数短編37 - (2006/06/25 (日) 22:32:20) のソース

~公園のベンチにて~<br>
水銀燈「……あ、もう朝かしらねぇ…」<br>
雪華綺晶「そうですわね……」<br>
水銀燈「……………」<br>
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雪華綺晶「見てください、朝日が綺麗ですわ。」<br>
水銀燈「本当だわぁ…………綺麗ねぇ」<br>
雪華綺晶「そうですね…………」<br>
<br>
水銀燈「徐々に人が多くなってきたわねぇ……」<br>
雪華綺晶「休日ですから……」<br>
水銀燈「……そうねぇ」<br>
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雪華綺晶「こうやってじっとしているとおなかってそんなに減らないものですわね。」<br>

水銀燈「そうねぇ……でもまったく減らないわけじゃないわねぇ」<br>

雪華綺晶「じっとしているだけでもエネルギーって消費されているらしいですわ。」<br>

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水銀燈「雪華綺晶…………貴方、ジュンのこと…………好き?」<br>

雪華綺晶「ええ、好きですわ…………」<br>
水銀燈「……そう……」<br>
<br>
雪華綺晶「…………銀ちゃんはジュン様のこと好きですか?」<br>

水銀燈「大好きよぉ…………」<br>
雪華綺晶「ならライバルですね…………」<br>
<br>
水銀燈「もう……お昼かぁ……早いわねぇ」<br>
雪華綺晶「……そう……ですね……なんか変な気分ですわ」<br>

水銀燈「そうねぇ……なにもしないで休日を過ごすなんて……」<br>

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ジュン「お、いたいた。水銀燈、雪華綺晶」<br>
水銀燈「あらぁ……ジュンじゃない。どうしたのぉ?」<br>
雪華綺晶「ジュン様もしますか?」<br>
ジュン「……いや、いいや……あ、今から家でバーベキューやるんだけど来ないか?」<br>

水銀燈「いいわよぉ……雪華綺晶、貴方も来るわよねぇ」<br>

雪華綺晶「このままじっとしてても仕方ありませんし……いきますわ。」<br>

ジュン「じゃあ先に僕の家にいっててくれないか?他のメンバーはきてるから」<br>

水銀燈「わかったわぁ。」<br>
雪華綺晶「でも、ジュン様は何処に?」<br>
ジュン「コンビニでジュース買ってから行くから……すぐ行くよ。」<br>

雪華綺晶「わかりましたわ。」<br>
ジュン「じゃあ先に行っててな。」<br>
水銀燈「はぁ~い」<br>
<br>
水銀燈「…………」<br>
雪華綺晶「…………」<br>
水銀燈「いきましょうかぁ」<br>
雪華綺晶「そうですわね。」<br>
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雪華綺晶「ところで銀ちゃん。」<br>
水銀燈「なぁに?」<br>
雪華綺晶「…………なんでもありませんわ」<br>
水銀燈「?………そう……」<br>
<br>
~桜田家~<br>
真紅「遅いのだわ。いったい何をしていたのだわ。」<br>
ジュン「悪い悪い。ちょっと混んでてな。」<br>
真紅「まったく…………」<br>
ジュン「……あれ?水銀燈と雪華綺晶は?」<br>
真紅「あの二人ならそこの椅子で寝ているのだわ。」<br>
ジュン「…………何で?」<br>
真紅「なんでも……24時間を黙って体験してみたかったとかっていっていたのだわ。」<br>

ジュン「ふぅん。でもいいのか?おこさなくて」<br>
真紅「そのうち起きるでしょう。だってこれは明日までやるのでしょう?」<br>

ジュン「まぁ企画したのは僕じゃないけどな……」<br>
真紅「企画者はあそこで酔っ払っているのだわ」<br>
翠星石「蒼星石はもっとのむですぅ~チビ苺!翠星石のを奪うんじゃねーですぅ」<br>

真紅「…………」<br>
ジュン「…………」<br>
ジュン「まぁいいじゃないか。多分一番先にダウンしそうだし」<br>

真紅「そうね。」<br>
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水銀燈と雪華綺晶。この両者は何を求めてじっとしていたのだろうか?それは誰にも不明である………………<br>

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