「水銀燈短編1」の編集履歴(バックアップ)一覧に戻る

水銀燈短編1 - (2006/03/26 (日) 07:53:50) のソース

<p>『密会』<br>
ジ「…それじゃ、俺、そろそろ帰るよ。」<br>
 ブーツを履き、コートを手にした彼を見送りながら、私はこう聞く。<br>

水「…そう。明日もうちに寄ってくれるのぉ?」<br>
ジ「どうだろ?…はぁ、それにしても、外はすっかり暗いね?」<br>

 何時ものようにそんな事を言いながら彼は笑い、振り返りもせず帰っていく。<br>

 今日もまた、当たり障りのないやり方で…私の言葉をかわすのね。<br>

 遠くで何かのサイレンが聞こえる。</p>
<p>
水「『どうだろ?それにしても、外はすっかり暗いね?』…かぁ。来るのか来ないのかはっきりして欲しかったわぁ…つまり今日も上手く逃げられた訳ねぇ。」<br>

 ため息をつき、想いを馳せるのは彼のあの何気ない言葉。でも何だかセンスがいいだなんて思った。<br>

 英字新聞で巻いたスミレみたいにそっと…そっと恋人に差し出す花束のような彼の言葉は、何時だってセンスがいいって私は思ってしまう。だからかなぁ?私はまた彼が来るのを待ってしまう。私は彼の一番なんかじゃないのに。<br>

━終わり━</p>
<hr>
<br>
<p>J「水銀燈ペット飼いだしたんだって?」<br>
水「あらぁ、良く知ってるわねぇ。」<br>
J「ああ、真紅がクラス中で自慢しててうざいって言ってたからな。」<br>

水「Σ(´Α`;) まあ良いわぁ。とっても可愛いから思わず自慢したくなるのよ。」<br>

J「へーそんな可愛いんだ。」<br>
水「えぇ、あまりの可愛さに昨日は一晩中眺めたわぁ。」<br>

J「溺愛してるな。」<br>
水「当たり前じゃない。あんなに可愛いんだもん。」<br>
J「そこまで言うならみてみたいなー。」<br>
水「あらぁ、仕方ないわね。放課後見せてあげるわ。」<br>
J「おう、楽しみにしとくよ。因みに名前は?」<br>
水「メイメイよぅ。」<br>
・<br>
・<br>
放課後かしら~<br>
・<br>
・<br>
J「お邪魔します。」<br>
水「メイメイはこっちよぉ。いらっしゃい。」<br>
J「どこ?どこ?」<br>
水「ここよぉ。」<br>
J「……どれ?」<br>
水「この水槽に居るじゃなぁい。」<br>
J「もしかしてこの蛙?」<br>
水「そうよぅ。アルビノクラウェルツノガエルのメイメイよ。可愛いでしょぅ。」<br>

J「……まあ、オレンジ色で可愛いかもな…。」<br>
水「あ~かわいいわぁ。メイメイ。」</p>
<p>こんなのttp://www.vivid-fish.com/template6/ARUBINO.JPG</p>
<hr>
<p>~もしも、水銀燈が人妻だったら~<br>
<br>
ジ「おはよう」<br>
水「おはよぉ朝御飯出来てるわよぉ」<br>
ジ「おっうまそうなトーストと……ヤクルトだな」<br>
水「美味しそうでしょ」<br>
ジ「朝から甘い物か……いただきます」<br>
水「いただきまぁす」<br>
ジ「うん、うまいよこのトースト」<br>
水「本当!? と・こ・ろ・で・ぇ」<br>
ジ「なんだ?」<br>
水「遅刻するわよぉ」<br>
ジ「うそっ!? やっべもう行かなきゃ」<br>
水「ちょっと忘れてるわよぉ」<br>
ジ「何か忘れ物した?」<br>
水「お出掛け前のキ・ス」<br>
ジ「俺は急いでるんだからな」<br>
チュッ<br>
ジ「これでいいだろ」<br>
水「もぉ~ヤクルトよりも甘ぁいキスじゃなきゃだめぇ」</p>
<a title="suigintoutanpen1" name="suigintoutanpen1"></a>