ある晴れた日曜、ジュン達は湖にバス釣りに来ていた…<br> 翠「きぃ~!一投目からバックラッシュなんてありえんですぅ!!」<br> ジ「無理してベイトリールなんて使うからだぞ…」<br> 翠「うっせぇです!!2インチセンコーのダウンショットしてるセコセコチビ人間は黙ってやがれですぅ!!」<br> ジ「うっさい!釣れるからいいんだよ!!」<br> 雛「う~、ジュンちょっと投げさせてなの~。」<br> ジ「あぁ…ってお前そのロッドは!!」<br> 雛苺の持つ竿はエバーグリーン社のコンバットスティック・タクティクス TR・FR…2.2mの長さと現在の日本記録である8.6キロのバスを釣り上げた剛竿である…<br> 翠「よく見るとそのタックルは…」<br> リールはシマノ社が誇る大遠投、パワーフィッシング用に開発されたスコーピオン・アンタレス5、ルアーは20cmを超える巨大ルアー、ティンバーフラッシュだ…<br> 雛「私はそこらの坊やに興味はないわ…私が欲しいのはロクマルだけ…」<br> 翠「キ…キャラが違うですぅ!!」<br> ロクマルとはバス釣り師が一生で一匹釣れるかどうかの60cmを超える大物のことである…<br> 釣り人A「おい…あの人…」<br> 釣り人B「あぁ…間違いない…かつて日本中を駆け巡り幾多の巨大魚を仕留めてきた伝説の女釣り師…桃色の魔女・モンスターゲッター雛苺さんだ!!」<br> ジ「雛苺…お前…」<br> 雛「ふっ…昔の話なの…」<br> 翠「ちび苺…やっぱり侮れねぇです…」<br>