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質屋のお客達(返済編)その3 - (2007/11/18 (日) 15:03:05) のソース

<p>質屋のお客達(返済編)その3<br>
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時間がないな。薔薇水晶の相方探しねぇ。いやまてそもそもなんで僕がそんなことしなくちゃならないんだ?<br>
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「すべては私達と会った時から決まってたんだよ。」<br>
「はぁ。それが本当なら神様に涙が出るほど感謝するよ。」<br>
「緑色のアレに?」<br>
「…いやあれは違うだろ。」<br>
「そうだね。でもジュン。私が突然話し掛けたのに普通に返すんだね。」<br>
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何をいまさら…。薔薇水晶と雪華綺晶は突然現われるのが普通だろうに…。<br>
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「ジュンひどい。私は幽霊じゃないもん。」<br>
「幽霊とまではいってないぞ。」<br>
「ほとんど同じだよ!」<br>
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同じなのか?しかし薔薇水晶のやついやにテンションが高いな…。それになんか赤いくて長い棒っぽいもの持ってるし…。<br>
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「まあそれは置いといて。その棒っぽいものはなんだ?」<br>
「えっこれ?これはヤリ。」<br>
「はっ!?ヤリってあの槍?銃刀法違反だろ。」<br>
「何いってるの?銃でも刀でもなんよ?」<br>
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いや根本的に間違ってる気が…。あっ…ダメだこの顔純粋にそう思ってる…。<br>
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「まあそれを百歩くらい譲って置いといて…それをどうしろと?」<br>
「えっ?お金に…」<br>
「ストップストップです。それは私のコレクションの一つなんですよ!?あっジュン君こんにちは。」<br>
「白崎さん…ドアを壊すような勢いで入ってこないでくださいよ。あっこんにちは。」 <br>
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しかしなにをコレクションしてるんだか……。この人の家にはあんまり行きたくないな。<br>
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「あれ?なにを言ってるの白崎?」<br>
「そんな怖い顔して槍の先端こっちに向けないでください。いくらアッガイの金メッキ品を売り付けたからって……」<br>
「アッガイの恨みは山より高く海より深いのだよ…。」<br>
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こんなところでゴゴゴゴゴとかいう擬音ださないでほしい…。槍が赤いからさらに怖いな。<br>
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「わかりましたよ。わかりました。私が眼帯分お金を出します。だからそれは返してください。」<br>
「えっ?白崎さんアッガイ分は?」<br>
「アッガイ分はもう返してもらったよ。」<br>
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ひどい。すごくひどい…がまあ仕方ないだろう。<br>
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「アッガイに金メッキなんて悪戯するんじゃなかったようですね。」<br>
「悪戯ってレベルですか?」<br>
「私達の間ではこれくらいがちょうどいいんですよ。」<br>
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それは仲が良いということなのか?何か違う気もするが…。<br>
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「じゃあ私帰るねジュン。」<br>
「ああ。いつの間に眼帯したんだ……っと白崎さん。その槍…なんですか?」<br>
「んっ?これかい?これはね。ゲイボr」<br>
「もういいです。早くお帰りください。」<br>
「そうかい。それじゃあ帰るね。」<br>
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誰の心臓もらう気何だか…。あれ?白崎さんって薔薇水晶といいコンビかも…。<br>
続く</p>