<p>~プロローグ~<br> 物語は突然はじまるものだ。いや、正確には無駄なところを省いているからそう思えるだけかもしれない。<br> だが、私、桜田ジュンの物語は人為的に唐突にはじまったものだ。</p> <p>~チビ蒼星石とチビ翠星石~第2部</p> <p> 本当にすべては突然だ。両親が双子を置いて外国へ行き、姉は合宿といい家を出た。<br> その後、双子を温泉に連れて行ったが、前よりなついた。一泊して帰ってきても現実に目の当たりするだけ・・・。<br> さてこれからどうしたものだろうか?</p> <br> <p> ~チビ蒼星石チビ翠星石~山積みの問題、消える問題、増える問題。・・・No01<br> </p> <p>~桜田家~15:00<br></p> <p> ジュン「ふぅ。やっと家だ。なんか楽しかったが疲れたな。」<br> ジュンは周りを見渡してみる。両手には鞄、そして目の前には双子。これだけでも問題なのだが・・・。<br> ジュン「問題はいっぱいあるな・・・。メシに、学校に行ってるときの蒼星石と翠星石に、寝る場所・・・・。ほかにあったかな?」<br> ジュンは大きなため息をつくと家の中に入っていった。<br> 蒼星石「ジュンくん?なにかてつだおうか?」<br> ジュン「いや、いいよ。翠星石と一緒にテレビでも見てて。」<br> 蒼星石「そう?・・・・なら・・・」<br> そういうと、蒼星石は翠星石のいるリビングへ走っていった。<br> ジュン「(メシは今日中にインスタント味噌汁とか買ってくるか。僕はシリアルでいいけど、蒼星石と翠星石は味噌汁とかご飯のほうがいいだろう。成長期だし。)」<br> ジュンは食事の準備はおろか、家事全般をやらないので急にこんなことになると自分ではできないのでモノに頼ろうとする。<br> ジュン「(明日は・・・・休むか。・・・1週間ずっとやすんで姉ちゃんと相談でもするか。)」<br> ジュンは真紅と水銀燈といつも一緒にいるためにイジメのターゲットになりやすい。そのためか時々家にひきこもることがあるのだ。なので学校を休むことを悪いことだとは考えたことはない。<br> ジュン「(寝る場所は・・・・。今は姉ちゃんの部屋とパパとママの部屋を使えばいいか。)」<br> ジュンの考え方は今しのげればいい。なので後がどうなろうとしったこっちゃない<br> そうおもうと、またジュンは大きなため息をつくと<br> ジュン「(とりあえず、メシ・・・だよなぁ。どうしよう。あいつら連れて行っても、なんかひと騒動起きそうだし、おいていくのは心配だし・・・。)」<br> ジュン「(う~~~ん。どうしよう)」<br> ジュン「(まぁ、夕食をどこかで食べて、そのときに近くのコンビニかスーパーによればいいか。)」<br> そんなことを考えながら洗濯物をジュンは洗濯機の中に放り込んだ。<br> ジュン「・・・・・・・・・。(これって僕が洗うん・・・・だろうな・・・どうやるんだろ)」<br> ・・・・・。</p> <br> <p>~十数分後~<br> ジュンは洗濯機の説明書をみつけた。</p> <br> <p> ジュン「・・・・んで、洗濯物いれて・・・・洗剤・・・・・ふた閉めて、・・・・・スタートっと」<br> ジュン「案外かんたんだな。」<br> 基本的にメカに強いジュンにとって、説明書があれば基本的な動作はうまくいくものだ。<br> ジュン「あと、60分ね。・・・・暇だな。」<br> 暇になったジュンは買い物で必要なものをメモ帳に書いていく。<br> ジュン「(インスタント味噌汁に、ご飯、冷凍食品っと・・あとは僕のシリアルと牛乳。あとはあの双子のためにおかしとか、ジュースとかかな?)」<br> ジュン「(あとは・・・・。あっちにいってから見つけるか。)」<br> そんなことを考えていると、もう60分たっていた。<br> ジュン「えっと、乾燥機、乾燥機っと・・・・かんそうき?」</p> <br> <p>~数分後~<br> ジュン「ふむふむ・・・・・洗濯物を入れて・・・・・・これか。・・・・・・スタートっと」<br> 乾燥機は無事動き出した。説明書片手に・・・。<br> ジュン「あぁ、そういえばあの双子は?」<br> そう思うとジュンはリビングへ向かった。<br> 翠星石「すぅ~」<br> 蒼星石「くぅ~」<br> ジュン「やっぱり寝てるか。ならちょうどいいな。」<br> ジュン「この間に全部おわらせてしまおう」<br> ・・・・・・・。</p> <br> <p>~約1時間後~<br> 翠星石「んっ・・・・・ん?」<br> 蒼星石「すい・・せい・・・せき・・・・・?どうかしたの・・・?」<br> 二人は同時に目覚めた。そこで目にしたものとは!</p> <br> <p>~続く~</p>