ローゼンメイデンが普通の女の子だったら @Wiki内検索 / 「『パステル』 -17-」で検索した結果
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カムフラージュ 【3】
寄り添いながら、パーティー会場を出て、エレベーターに向かう。 覚束ない足取りの彼女を支えているため、どうしても身体が密着しがちになる。 鼻先を、コロンの甘い薫りにくすぐられて、僕はクシャミをひとつ放った。 「普段から、あんまり飲まない方なのかい?」 「……んふぅ。実は、そうなんでぇ~すぅ」 「だったら、やっぱり、やめておこうか」 「うぅん。構いませんよぉ。今夜は、めいっぱい飲みた~い気分ですからぁ」 とても愉しいから、メチャクチャに酔ってしまいたいの。 じっくり噛みしめるように呟いて、彼女は白い腕を、僕の腰に絡みつかせた。 「連れていって。ね? もう少し、楽しくお喋りしましょぉ」 「――しょうがない娘だな。ま、誘ったのは僕だし、トコトン付き合うよ」 からっぽのエレベーターに乗り込んで、上へのボタンを押す。 僕らの目当ては、ホテルの...
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