ローゼンメイデンが普通の女の子だったら @Wiki内検索 / 「『Sな蒼星石のバレンタインwithジュン』」で検索した結果

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  • 蒼星石
    ...』 『絆を下さい』 『Sな蒼星石のバレンタインwithジュン』
  • 翠星石
    上にいくほど、最近に掲載された作品です。 冬の魔法 ですぅたちの夜 不思議の国のデスゥ もし『ですぅ』が無かったら 翠星石とペプシソ 傍に居る  (NG→sinineta guroino) ツンデレ道 素直になりたい 時代劇だよ 翠星石 【翠・どりぃむ】 灯台の下 あの日に時を戻して LUNA SEA 100万ドルの夜景よりもきれいな場所で ちょっと暑い、夏の日。 『春よ、来い』 「シャーロック・翠星石」 台風とバリケード 幼馴染みはおてんば姫 ジャイアニズム  『粉雪のドレス~聖夜の奇跡~』 ドッペルゲンガー 幼馴染 リップクリーム あなたを感じていたい 桜田ジュンの心霊体験 『織姫と彦星じゃないけれど』 翠星石が怒った日 翠星石が変わった日 「暗殺部隊-Rose Knight-」 妄想グリーン ある暑い日のこと 『また逢えたらいいね』 NGワード:SHININETA but JUN...
  • ~チビ蒼星石とチビ翠星石~第4部、休日編
    ~プロローグ~ 物語は突然はじまるものだ。いや、正確には無駄なところを省いているからそう思えるだけかもしれない。 だが、私、桜田ジュンの物語は人為的に唐突にはじまったものだ。 ~チビ蒼星石とチビ翠星石~ 本当にすべては突然だ。 両親が帰ってきたと思ったら次の日には外国へ旅たった。蒼星石と翠星石の双子をおいて・・・。 姉は合宿でいなくなり、両親が予約をとっていた温泉にいき、その後、真紅と水銀燈に双子のことを言ったことにより未来は見えてきたが・・。 このあとは、どうなるのだろうか・・・・。 ~チビ蒼星石とチビ翠星石~目的は遊園地・・・No1 金曜日 ~桜田家~ 蒼星石「ジュンくん。明日はがっこう、休みだよね?」 ジュン「うん。そうだけど・・・どうかしたのか?」 蒼星石「明日さ、遊園地につれてってほしいんだけど・・・。だめ?」 ジュン「別にいいけどさ・・・あいつらもか?」 そういってジュ...
  • 蒼星石短編
    蒼星石の短編だよ   1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 もしも蒼星石がツンデレ好きだったら 蒼い、彼氏彼女の関係 ツンデレクエストⅧ【Ⅷ】空と海と抱いてと迫られし蒼い子 yuriyuri 『ねぇ、…しようよ!』 蒼星石と元治 はしるあお 新妻蒼ちゃん
  • =さらば!我が愛しき日々よ=第十八話
    ジ「ううん、何だよ・・・せっかく人が寝てるっていうのに・・・。」  ジュンは目をこすり、枕元に置いてある眼鏡を手探りで取り、掛ける。 蒼「ジュン君。翠星石の事なのだけど・・・。いいかな?」  蒼星石はジュンの顔を覗き込む。 ジ「・・・勝手にしろ。」  ジュンは窓からどんよりとした空模様を見る。 蒼「ありがとう。えっと、ジュン君は翠星石の事をどう思っているのだい?」 ジ「え・・・?」  ジュンは翠星石の事でまた説教を喰らうのかと思っていたが、蒼星石の意外な問いに、  疑問を隠せない。 蒼「そのまんまだよ。翠星石をどう思っているかって。」  蒼星石は、無理に作り笑いをした。  ジュンにも、その笑顔は無理をしていると、直感で分かった。   ――――悔しい。翠星石に、先を越されそうで。 ジ「どうっていうか・・・、口が悪い毒舌家みたいな感じ。」  あごに手を当ててい...
  • 三日目
    それぞれが違和感を抱えながら迎えた金曜日の朝。 夜に降られた雨に濡れているアスファルト。定休日の花屋。そんな景色。 「おはよう、翠星石。今日も一人か。」 「…」 「なぁ、蒼星石にちゃんと謝ってくれたか?」 「…ですか」 「何だ?どうしたんだ?」 何かが、翠星石の中で吹っ切れた。 「ジュンは…ジュンは、こーんなに元気のない翠星石よりも、蒼星石のことのほうが気になるのですか?」 皆から、物腰の柔らかい蒼星石からさえ「鈍感」と称される彼には、全く意味深な言葉だった。 「…は?何言ってるんだ?昨日から…お前何か変だぞ?」 「全く…ジュンはとっくの昔に気づいてると思っていましたけど…やっぱりお前は翠星石も驚くほどのニブチン野郎なのです!」 「だから…いったい何が」 「蒼星石もお前のことが好きなのです!」 ジュンは混乱していた。 単なる幼馴染、家も近く、小学校のころから一緒で。 そして今は、自分...
  • 真紅
    上にいくほど、最近に掲載された作品です。 ふとましんく biero ナ!イ!チ!チ!Dreams 前編 後編 ほっしゅほしゅ しんくとじゅん~真紅とジュンの出会う縁~ 前編 後編 何時も偉そうな貴方 サンタが行く! 真紅はジュンの嫁 ラジオ きみは誰? 乳 くんくんゼミ 高校講座 『ずっと一緒にいてくれますか』 【    】 『少女の恋の物語』 真紅の最も騒がしい1日 やくそく 誘惑 CLUB~n field~ NG-omizu 飴と鞭 NG-biero 君と僕の日常~君の笑顔が見たいから~ 日曜日の朝 さよなら…大好きな人… ばっちゃのねこ 冬空に咲く花 Winter Kiss 「貴方に贈る」 地獄マッサージ The hellish hellfire 「仕様人とお嬢様」 【赤い糸~魔法の指~】 姉妹関係 前とは違うかたちで 紅い雨 楽園 バーのある風景 更衣室の中心で変身した下僕 饐え...
  • ずっと傍らに…激闘編 第二十三章~ジュンside~
    ──昨日水銀燈に話した翠星石のことを、今日も思い起こす。 そういや、手を繋がないと怒り出すのは、 それっぽいのが最近でもあった…かな。 街へ行った時、ケーキ屋に行く前に僕の腕にしがみついてた事とか…。 ふっ。 翠ちゃん…。 幼稚園の頃のあだ名。 ──今は昔…か。 他に思い出すといえば…おとといの話。 寝る前の翠星石との言い争いか。 僕は自殺しようという気なんてさらさら持ち合わせてなかったからな。 これだけは今でも自信を持って言い張れる。 ----- 翠「…こっんの大馬鹿者ぉ!!」 ジ「なんだよ…。さっきまで腰抜かして立てなかったくせに──」 翠「キィィィー!!」 蒼「2人ともやめようよ…」 翠「何で窓から飛び降りようとしたんですか!」 ジ「飛び降りるつもりはなかった。   自殺なんかしようとは思ってなかった。   ただそれだけだ」 翠「じゃあ何で──」 ジ「水銀燈から逃げる...
  • 11月のおわり
    『保守かしら』 2007年11月16日  放課後の実験のためにカナは校庭にいたのね。 実験は成功で、校庭から部室までラジオは受信できたし、リモコンもばっちり。  ただカナは途中で校庭の植え込みの方に入ってたの。  なんとなく木の多い所でもちゃんと送信・受信できるかしらって、気になっただけだったんだけれど…。  そろそろ部室に戻ろうと思って、ラジオを切って植え込みから出ようとしたんだけど、その時  「じゃあ翠星石の何がいけないんですぅ!?」  って叫び声が聞こえたの。実験に夢中で気がつかなかったけれど、校庭には翠星石とジュンがいたわ。 ちょうど、紫陽花の植え込みの前あたり。  「なにも悪くなんかないよ、翠星石はきっと僕にはもったいないくらいの人だと思う」  翠星石は今にもジュンに飛びかかりそうにも見えたし、泣き出してしまいそうにも見え...
  • ずっと傍らに…激闘編 第十九章~ジュンside~
    テ『トゥートゥートゥートゥートゥートゥットゥトゥー♪』 ゴールデンウィークもそろそろ終盤。 僕はいつものごとく翠星石の家に上がりこんで、 リビングでゴロゴロしていた。 翠星石たちの家は、今年のゴールデンウィークはそれぞれに忙しくて、 全員で揃って遊びに行くことはなかったらしい。 何か、僕が引き篭もりになったのも間接的に関わってるんじゃないのかと考えると、 ちょっと気持ちが沈む…。 翠星石と蒼星石は『関係ない!』って言ってくれたけれど…。 まぁ、今の僕に出来ることは、こいつらと一緒にいることだけだ。 …昼上がりの日差しが差し込んできて気持ちがいい。 今日の天気は快晴。風が少ない分、少し外は暑そうだ。 適当にテレビを見ている僕の背中の上で、 ばらしーが腹ばいで乗っかって、同じようにテレビを見ている。 ばらしーと雛苺はリビングのテーブルでお絵かき。 翠星石は庭で花の水遣り。 真紅は2...
  • ずっと傍らに…激闘編 第二十章~ジュンside~
    の『ジュンく~ん、ご飯よぅ~』 ジ「はーい」 1階からねーちゃんの呼ぶ声がする。 波乱に満ちたGWもすっかり終わってしまった。 ABCに2回も邪魔されたことに恨めしさを感じるが、 僕の今の力では諦めるしかない。 だからといって逃げ惑いっぱなしでいると、 水銀燈に喝を入れられる始末… あんな奴らに太刀打ち出来るわけないだろっての。 ちくしょう。 水鉄砲で遊ぼうとした時にイヤというほどよく分かったよ。 ほんと、水銀燈も解ってないなぁ…。 やっぱり僕が一番解ってるんだよ。 ──こんな事、面と向かって言ってたら、もっとシバかれてたかな。 ほんと鬱だよ…まったく。 ~~~~~ の「じゃ、いってきまーす」 ジ「ん」 ねーちゃんを玄関から送り出したところで、 連休も明けたことだし、また引き篭もりライフを送ろうっかな~ …と自分の部屋へ戻る。 今日から学校へ行く前に翠星石、蒼星石、柏葉の...
  • ずっと傍らに…激闘編 第二十二章~ジュンside~
    昨日の晩に相次いで来た翠星石と蒼星石。 2人は僕が起きた頃には、既にいなかった。 僕の両隣にあった布団は部屋の隅に畳まれていた。 …この置いて行かれた感は何だろう… ちくしょう…学校に行きてぇ… …あ、そうそう。 翠星石んとこのお母さんが梅岡と直に話した… ってのは昨日一昨日の話だよな。 予定通りなら。 ということは、ABCに対して何らかの措置があるはず…だよな? 登校…できる環境になってほしいな…。 (「キモイ、裁縫ヲタク!」) えっ…。 …誰の声だよ…。 (「だからお前って暗くてキモイ奴だったんだな!w」) くっそ…。 窓閉まってるのに…。 (「お前なんか所詮癌だ。死ね」) 何で布団の中に隠れたくなるんだ…。 (「馬鹿だねぇ。そのまんま女になればいいのにwww」) 震えが止まらない…。 (「脳みそ腐ってるんじゃね?」) (「うわぁ…ヲタク臭せぇ…あっち行け、し...
  • =さらば!我が愛しき日々よ=第十五話
    蒼星石は一階に下りたあとリビングに向かい、真紅を探した。 蒼「あ、居た居た。」  真紅は気づいたらしく、振り向かずに返事をした。 真「何か用?蒼星石。」  真紅は、蒼星石が入れた紅茶を一口飲んだ。 蒼「いつもならサスペンス見てる時間じゃないか。」  蒼星石は、真紅にゆっくりと近づいた。 真「今はそんな気分じゃないの。それに、用があるなら単刀直入に言ってほしいわ。」  真紅の声にはいつもの厳しさがない。今は落ち込んでいるようだ。 蒼「じゃあ、単刀直入に言うよ。ジュン君の事を、君はどう思っているんだい?」 『パリーン!・・・』  真紅は、手に持っていたカップを床に落とした。 真「申し訳ない・・・そんな風に思っているわ。」  真紅はソーサーだけをテーブルに置いた。 蒼「そうじゃない。ジュン君自体の事をどう思っているか聞いているんだ。」 真「ジュン自体の事・・・。」 ...
  • 第二十三話 蒼星石
    「超機動戦記ローゼンガンダム 第二十三話 蒼星石」   「サクラダはこれより戦闘に入る!ブリッジ遮蔽。オールウェポン、ロック解除。柏葉。敵軍の規模は?」 「敵軍はディアーズが5隻・・・積載を考えればバーズは100機以上はいるかと・・・」 これまでにない規模だ。しかし、メイデンだけではまず迎撃不可能だろうが今回は他のレジスタンスも いる。充分追い払う事は可能だろう。むしろ、今後の決戦に備えて多く敵機を潰すのもいい。 「よし、MS隊出撃!他のレジスタンスと連携してアリスを叩く!」 JUMの声が響き渡る。メイデンの7機のガンダムが出撃していく。 「さて、今回は力比べですね。もちろん、潰せれば言う事なしです・・・全機出撃!行くぞ!」 白崎が号令をかける。出撃した内訳はバーズが60機ほど。ラプラスは1機。そして、アリス軍の 新型MS、Zローンが40機ほどだった。 「!?40機ほど識別できません!敵軍...
  • 二日目
    いつも通り5時に起きた僕は、やっぱり少し姉さんの事が心配だった。 でも… 制服に袖を通して、僕は部屋の戸を開ける。 姉さんが、泣き疲れて眠っていた。 朝ごはんに魚を焼いて、ラップをかけておく。 庭の野菜を使って、お弁当も作った。 丹精こめて育てた野菜を刈り取ると、姉さんはいつも悲しそうな目をして。 でも、僕の作ったお弁当は、いつも嬉しそうに食べてくれたんだ。 姉さんは、一度眠ってしまうとそう簡単には起きない。 そんなことを知っているから、最後の優しさとして、僕は姉さんを部屋まで運んだ。 そっと抱き上げたとき、姉さんの口から零れた言葉。 「蒼星石…行くなですぅ…」 寝言だ。わかりきっている。今頃翠星石は夢の中にいるんだから。 自分自身が、昨日あんなことを言ってきた妹に抱えあげられているだなんて思ってないんだろうね。 でも、涙のあとが、その頬にはっきり見えたんだ。 ベッドに横たえら...
  • 奇しき薔薇寮の乙女 第四話
    第四話 全く、チビチビにまで心配かけるなんて、長女失格ですね。 ま、まァその、ほら、アレですよアレ。 翠星石は水銀燈とかきらきーのコトなんかちぃとも心配してないんですよ。 ジュン? あんなチビ人間は最初っから思慮の度外視です。 せっかくだから晩ご飯は豪勢にしてやりましたけど。 ふん、コレでジュンもちょっとは翠星石のありがたみを知ればいいんです。 そ、そりゃあ少しは蒼星石にも手伝ってもらいましたけどね。 この寮で翠星石の料理の腕に着いて行けるのは、蒼星石を置いて他にはおらんです。 あー! チビ人間のクセして、また水銀燈とイチャイチャしてるですぅ! んー、もー、なんか腹が立つです。 なんだってジュンは水銀燈とかきらきーばっかり心配するですか! 翠星石もこんなに悩んでるですから、ちょっとくらいこっちも見るべきですよ。 べ、別に翠星石はジュンに心配してほしいワケじゃないです。 ただ、み、皆の前...
  • 一日目
    「おはよう、二人とも」 「おはようですぅ。今日もお前はチビですねぇ。」 「ちょっと翠星石…。自分の彼氏にその言い方は…。あ、ジュン君おはよう。」 いつもと同じ、ある水曜日の朝。 もう点滅しはじめている信号。傍らには花屋。そんな景色。 また3人で登校するようになって、もう一月くらいたつのかな。 ジュン君と翠星石が付き合い始めてから僕も遠慮してたけど… ちょっと前、また3人で通わないか、ってジュン君から誘われたんだ。 その二人だけど、翠星石もあんな事言っておきながらジュン君にベタベタなんだよね…。ほら。 「♪♪」 「ちょ、朝から腕組むなよ。」 「いいじゃないですかぁ♪恋人同士なのですよ?」 翠星石とジュン君が腕を組んで。僕がジュン君の横について。 日差しは、僕の側から降り注ぐ。でも、むしろ暗さを感じる。 二人に少し相槌を打ちながら、歩いていた。 ボーっとしていたからかもしれない。 ...
  • ずっと傍らに…激闘編 第二十一章~翠星石side~
    ──朝。 父「おはよう」 銀「…」 水銀燈が街へ行った日の翌日あたりから不機嫌ですぅ。 銀「あぁもう五月蝿い」 父「何だと!?」 水銀燈に限ってそんなこと有り得ない、ってな発言ばかり繰り返してるです…。 心配で蒼星石と少しリビングの外の廊下で話し合いました…。 翠「蒼星石…」 蒼「…ん?」 翠「水銀燈の奴、またAの親に圧力掛けられてるんですかね」 蒼「多分ね。街でAが翠星石に負けてから親に縋ったんじゃない?   “もっと翠星石の関係者を苛めてくれ”なんてことをお願いしてるかも」 翠「…」 ~~~~~ 今日はジュンと距離を置くために、 蒼星石や巴とは別登校。 つまり、ジュンの家に行かずに直接学校に行ったです。 ジュンからのメールは昨日のあれからずっと放置。 同じく電話も放置。 翠星石のありがたみを思い知れです! ──とは言うものの、ジュンが私を相手にしなくなったら…。 あ...
  • 哀歌~HUNT MEMORYS~
    水銀燈の長編の走馬灯~MANY MEMORYS~から続いてる話なので先にそちらを読むことをお勧めします。 哀歌~HUNT MEMORYS~ 思い出とは儚い物・・・故にそれは美しくもなるのです。 これは大事な親友が死んだとある乙女が “思い出“の意味を違う意味で捉えてしまい 狂気に染まり、やがて双子の姉をも巻き込んでしまう物語です。 では彼女が捉えた“思い出“ 哀れなこのお話を皆さん暫しご覧あれ。 -真夜中 夜の路地に彼女は立っていた。 蒼「よし・・・あの人・・にしよう。」 蒼星石は角に隠れて人が通り過ぎるのを待つ。 そして通り過ぎた瞬間蒼星石は人の背後から 鋏を頭にへと突き刺す。 そして突き刺した所から鋏を一気に下へと下げる。 人は血を吹き流しながら二つへ分かれていく。 やがて両断されると人だった物体は声をあげる事もなく静かに倒れた。 蒼「ふふ・・これでこの人の“思い出“は貰った...
  • =さらば!我が愛しき日々よ=第五話
    1時間後・・・ 疲れた・・・。結局真紅に全部させられた・・・。腰がイテェ 大掃除が終わった後は、全員リビングへばっている。 銀「つ、疲れたわぁ。」 金「カ、カナもかしら~。」 翠「腰が痛いですぅ・・・」 真「この程度で疲れるなんて、なってないわね。」 雛「ひなもうだめなの~」パタッ 薔「ZZZ・・・」 蒼「みんな、お疲れ様。」 真紅以外は全員相当参っているようで、当分静かになりそうだ。部屋は随分ときれいになっている。 意外にも、掃除はできる方らしい。そう思い、部屋へ戻ろうとしたところ、 ガチャ、 の「ただいま~。」 のりが帰ってきた。コノジョウキョウハ・・・まずくないか? ばたばた、カチャ の「ジュン君ごめんね~、おそくなって・・・」 あちゃ~。のりはリビングの扉を開けて部屋を見るなり、固まってしまった。 の「だ、だめよジュン君!未成年なのに出張ヘ○ス...
  • ある暑い日のこと
        「突然ですがババ抜き大会を始めます。」 じりじり。 夏の日差しが照りつけるのに逆らって冷房をガンガン効かせている僕の家。 真紅が紅茶を飲み干して、かろん、とコップの中の氷を鳴らす。 雛苺と金糸雀は寝ていた。おでこが、眩しい。 その隣で翠星石と蒼星石は眠った二人をいじって遊んでいる。 どこかほのぼのとした、初夏の休日のことだった。 何と言うか、この空気の中でそんな発言をした水銀燈が少し変人に思えたのは気のせいじゃないと思う。 「……いやだよ、めんどくさい。」 だって暑いし、暑いし、暑いから。 汗が吹き出る暑さじゃなくて、空気で感じる暑さなのだ。 ……自分で言っててよく分からなくなってきた。 「そーですよぉ、こんな日はのんびりまったり過ごすのが一番ですぅ。」 その通りだ翠星石。 「僕はいいけど、トランプよりスポーツがいいなぁ……」 雛苺の頬をぷにぷにとつつきながら蒼星石が言った。 翠...
  • 第十三話  『痛いくらい君があふれているよ』
    「うーん……どれが良いかなぁ」 ケーキが並ぶウィンドウを覗き込みながら、蒼星石の目は、ココロの動きそのままに彷徨う。 どれもこれも、とっても甘くて美味しそう。 だけど、水銀燈の好意に応えるためにも、翠星石に喜んでもらえるケーキを選びたかった。 「……よし、決めたっ。すみません、これと、これと……これを」 選んだのは、苺のショートケーキ。祖父母には、甘さ控えめなベイクド・チーズケーキを。 それと、絶対に外せないのは、姉妹と亡き両親を繋ぐ、思い出のケーキ。 甘~いマロングラッセをトッピングした、モンブランだった。 (これなら姉さんだって、少しくらい具合が悪くても、食べてくれるよね) そうでなければ、苦心して選んだ意味がない。 一緒に、ケーキを食べて……にこにこ微笑みながら、仲直りがしたいから。 いま、たったひとつ蒼星石が望むことは、それだけだった。 会計を済ませて、ケーキ屋のガラ...
  • 四日目―始まりの景色
    昨日はあれから、大変だったな。 結局姉さんがジュン君を泊めちゃったんだ。 「お前は蒼星石と一つのベッドで寝てろですぅ♪邪魔するほど翠星石は野暮じゃないですよ♪」 とか言っちゃって。 結局、ジュン君はリビングで寝たんだけどね。 はぁ…ちょっと残念かな…って!僕は何を考えてるんだ! いや、でも、ジュン君と一緒に寝たかったけど、そういうのにはまだ早くて…!つまり僕は…ああっ! こほん。 今日はバスケの大会の日。 僕ら3人は、みんなで朝早く家を出た。 姉さんの、初めての手作りのお弁当を持って。 「♪♪」 僕らの先を歩く翠星石。 素直じゃなくて、でも強くて真っ直ぐな、僕の姉さん。 新しいところに進むときは、いつも手を引いてくれた。 「翠星石!車来てる!」 慌てて翠星石の腕を引くジュン君。 僕の愛する人。この一言に尽きるんだと思う。 「あ、ありがとですぅ…」 ああ、二人して見つめあったりな...
  • ギャグ
    上にいくほど新しく掲載された作品です。 相関図ジェネレータで遊ぼう! 姓名判断ジェネレータで遊ぼう! biero 【雨の歌声】 一日遅れの雛祭り コタツでアリス~桜田家丸見えスペシャル~ 【お酒と、僕と、愉快な仲間たち】 この町大好き! 狂った果実  酔いどれ真紅地獄変 biero えすキャラ! bieroかも 『乙女達の初体験!?』 みんなで体育祭 ジュンとふたり ジュン尾行作戦 はた迷惑な人たち 相容れないものたちの喜劇 『オーベルのOPを見て思いついた』 偽のバレンタイン JUNと乙女の笑い道 穴子神信者 (他キャラ) C∞Lジュン 暗躍組織 『言葉』遊び 強烈な罰ゲーム2nd-屈辱の長距離通勤電車の旅 (他キャラ) 金ちゃん銀ちゃん 姉モノ biero ~七夕特別企画、皆の夢を勝手にかなえちゃおう~ しりとり勝負 『笑ってはいけないアリスゲーム』 一部お下品系あり お姉さまと本能...
  • 日曜デート
    日曜デート 翠「ジュンの奴遅いですね~#」 10時待ち合わせなのに時計は10時15分を指していた、ちなみに翠星石は遠足前の幼稚園児みたく楽しみで貫徹、そして9時にはもうここに来ていただから実質一時間十五分待ったことになる 翠「遅い~ですぅ#寝坊でもしたですかぁ?」 ジ「悪い悪いw寝坊しちゃったw」 この馬鹿丸出しな眼鏡は翠星石の彼氏でジュンという、彼は寝坊癖があるらしく時間を守ったことがない 翠「まぁいいですw待つのも楽しみの一つです♪」 ジ「悪い悪い、お詫びになんか奢るよ」 翠「当然です!う~んと高いもの奢ってもらうですぅ!翠星石を一時間十五分も待たせた罰ですぅ」 ジ「え?待ち合わせ十時だったよな?一時間も早く来てたのかΣ」 翠「え、い、いやそれは・・・・ですぅ(///)」 ジ「そんなに僕と遊ぶのが楽しみだったのかw」 翠「そ、そんなんじゃねぇですけど・・・・(...
  • 薔薇乙女遊戯王
    金糸雀はとても可愛い奴だ。 金糸雀「パンサーウォリアー、アックス・レイダー、ベビードラゴンを生け贄に、      ギルフォード・ザ・ライトニングを召喚かしら! ジュンの場にいる      モンスターを一掃して、攻げk」 ジュン「はいはい魔法の筒魔法の筒。金糸雀のライフに2800が直撃、僕の勝ち」 金糸雀「(´・ω・`)」 金糸雀「う~ん、カナが劣勢かしら……じゃあカードを一枚伏せて、      スケープ・ゴートを発動! 羊トークンを出してターンエンドかしら!」 ジュン「僕のターンでカナの場の羊トークン2体を生け贄に、ラヴァ・ゴーレムを     特殊召喚。そして拷問車輪を発動しラヴァ・ゴーレムをロック。     更に最終突撃命令を発動して、羊トークンを攻撃表示に強制変更だ。     暗黒界の狂王ブロンを召喚し、攻撃。金糸雀に戦闘ダメージを与えたので、     手札から暗黒界の武神ゴルドを...
  • =さらば!我が愛しき日々よ=第十四話
    気絶して、ジュンが階段から転がり落ちて、1日程たった後、ジュンは自分のベッドでうなされていた。 ジ「見るな・・・見るな・・・」  その様子を、蒼星石と雪華結晶が見守っている。  蒼星石は、色落ちした青ジーンズに紺のシャツ、薄い上着。  雪華結晶は、白のロングスカートと、白のシャツ。どちらも、のりの借り物である。  のりは、雪華結晶に渡されたお金を持って、巴、金糸雀、雛苺と共に、薔薇姉妹に必要な、生活物資の調達に出かけた。 蒼「昨日から、ずっとこれだね。」 雪「ジュン様は、大丈夫なのでしょうか・・・。」  周りには、水の入った洗面器、タオル数枚、シップや包帯、薔薇姉妹達の食事の後が散らばっていた。 (治療には、ジュンの幼馴染の巴も手伝ってくれた。)  のりのパジャマを借りている、翠星石、水銀燈は、蒼星石たちに毛布を掛けられ、部屋の端っこの方で寝ている。 蒼「大丈夫...
  • 第21話  『瞳閉じて』
    貸し切りの星空の下―― 彼女たちは一糸纏わぬ姿のまま、白く泡立つ波打ち際へと歩きだした。 この幸せな夢が覚めてしまわないように、しっかりと手を繋ぎながら。 ――しかし、波打ち際で……翠星石の足が止まる。 緊張した彼女の横顔に、どうしたのと訊きかけて、蒼星石は思い出した。 ここは普通の海ではない。様々な感情、無数の記憶が溶け込んだ海なのだ。 ただでさえ夜闇に包まれて不気味な水面が、一層、得体の知れない世界に思えた。 「……怖い?」 「怖くないなんて、強がりでも言えねぇです」 「そうだね。解るよ、その気持ち。ボクも、少しだけ怖じ気づいてるから」 なにが起きるか予想ができない事柄ほど、恐怖を煽るものはない。  二葉は言っていた。魂が『記憶の濁流』に洗われることで、記憶は失われるのだと。 それが真実であるなら―― 海に入った途端、彼女たちの記憶も、綺麗サッパリ洗い流されてしまうかも。 そして...
  • 秋口のこと
    一 夢みたこと 朝日が差し込んでいる。その眩しさで真紅は目を覚ました。随分と眠っていたような気がするけれど、よく思い出せなかった。 頭が酷くぼうっとしている。そもそもなぜ自分は座りながら眠っていたのか。 真紅の席と向かい側には大きな空の食器。何かが乗っていた様子も無い。 真紅は見た事も無い場所だった。 「なんなのここは…?」 狐につままれたような気持ちで真紅は席から降りた。椅子は足がつかないほど大きく、飛び降りるような形になる。服の揺れる衣擦れの音が大きい。 真紅は自分の服を確かめた。 人形展の時にも着ていった紅いドレスだ。いつの間に着替えたのか。 自分の指が関節ごとに丸く膨らんでいた。まるで球体関節人形のように。いや、球体関節人形そのものだ。 真紅は人形になっていた。 椅子も食器も大きいのではなくて、自分が縮んでいたのだ。 慌てて真紅は鏡を探した。ちょうど部屋の隅に薔薇の彫刻に縁取られた...
  • 奇しき薔薇寮の乙女 第一話
    第一話 「おはよう」 大体は、彼女のこの挨拶から朝が始まる。 最初は驚いた。 入学してから三日目、通学途中でいきなり声をかけられたんだから。 自分にかけられた挨拶だとも思わなかったし。 中学時代にあんな目に遭っていたから、高校では極力、誰とも接触を持たないようにしていたのに。 たった三日でブチ破られてしまった気さえしたな。 「ああ、おはよう」 最初は無視しようと思ったけど、それで二の舞になってもつまらない。 一応返事だけは返したんだけどね。 まさか、それが毎日続くようになるなんて思いもしなかった。 僕の計画はいきなりつまづき、それから2ヶ月の間、内心では混乱しっぱなしだ。 「今日も下ばかり向いちゃって。ツマラナイ男ね」 「じゃあ、なんで僕に構うんだよ」 関わり合いたくないという意思を含んで返した。 凄味は込められなくても、出来るだけ精一杯に。 少し悩むような仕草を...
  • ずっと傍らに…激闘編 第十八章~翠星石side~
    ──となりで顔を強張らせてるジュン。 目の前で座ってる人の視線が気になるんですかぁ? 快速と違って座席の向きが90度違いますからね。 …でも翠星石とのりがお前を挟んで座ってるだけでもまだマシでしょうに! そんなジュンも、今日で壁をひとつ乗り越えましたね。 ひとつどころじゃないかもしれないです…。 だって、学校よりも人が多い街に出ることが出来たんですからね。 別に今だって怖がることなんてないんですよ。 ABCの邪魔さえ入らなければ── やっぱり、こいつらを倒すまでは学校復帰は厳しいですかねぇ。 翠星石も連休明けから安心して学校生活を送れるか心配になってきたです…。 あと、ケーキ屋でジュンが言ってましたが、 誰にも出掛けたことを連絡しなかったことで水銀燈に怒られたんですね。 まぁそういう意味では水銀燈の気持ちは分からんでもないです。 家から忽然と姿を消したとなれば、誰だって心配しま...
  • 複数短編137
    sinineta?netasini? JUM(さて、後嘘をついてない相手は、っと・・・)   バキッ JUM(なんか壊れたような音が・・・?) (ドスドスドスドス ?「ジューーーーンーーーーーーーー」(ゴゴゴゴゴ JUM「ん・・・真紅・・・さん?     なんかものすごい怒りのオーラが見えるんですが・・・」 真紅「『水銀燈の胸は詰め物で、本当は真紅よりもぺったんこ』     と言う貴方の言葉を信じてからかいに行ってみれば・・・嘘だったとはね・・・」 JUM「いや、まさか、あんなのを信じるとは思わなくて」 真紅「そのせいで逆に水銀燈にさんざんからかわれ・・・よくもやってくれたのだわ・・・」 JUM「って言うか真紅よりぺったんことかもはやえぐれてるレベルだし嘘だとすぐ分かr「絆ックル!!!」(ドグシャァ 真紅「今日のところはこれで勘弁してあ...
  • ずっと傍らに…激闘編 第二十章~翠星石side~
    GWも終わり、 今日から学校です。 巴「おはよ~」 翠「おはようです」 蒼「おはよー」 …戦いの日々の始まりです…。 巴「おはよう御座います」 母「おはよう。3人とも、頑張ってね!」 …ABCとイヤでも顔を合わせなければならない日々が始まるです。 翠「それじゃ、行ってくるです」 蒼「行ってきまーす」 母「行ってらっしゃい」 …改めて気を引き締め直し、家を出発しました。 ──さて。 ABCの言う事を少しでも信じた私が馬鹿でした…。 そろそろ徹底して叩き潰さないと、ジュンは永遠に苛められるままです…。 ついこの間、ABCを追い掛けて家に帰った時に、ばらしーたちが言ってたです。 ----- 薔「ジュンが熊みたいな人に撮られてたよ」 金「デジカメで」 翠「デジカメは分かりますが…熊?」 雪「眉毛がありませんでしたの…」 薔「それで、頭がつるっつるの人!」 ----- 翠「…...
  • 第四話 違和感
      さて、これで眼の前にあった脅威は回避出来た。 「真紅、大丈夫かしら……?」 「ん……眠くなって、きたの……だわ」 「そう……あとは"庭師"とジュンに任せて、ゆっくり休むかしら。  ……良い夢を、真紅」   最後の私の言葉に対する彼女の返事は無かった。そして、彼女の頭上に "世界"へ通じる穴が再び開く。 「眠っちゃったね、真紅ちゃん」 「この娘も……相当に強い精神力の持ち主かしら」 私は彼女の左手の薬指につけられている指輪を見る。これが真紅という少女 を縛る呪いの指輪だけど……ひょっとして、彼女を守ろうとする力も働いている?   私は、さっき彼女の指輪から紡ぎだされた糸のことを思う。   しかしながら、とりあえず。あとは中に居るジュン達の頑張り次第だ。出来るだ け最速で片付...
  • 第十八話  『さわやかな君の気持ち』
    窓の外は、紫紺の海。たなびく雲が白波のようで、黄昏空は大海を連想させた。 昼と夜が溶けあう束の間に、ふたつの影もまた、ひとつに重なる。 太陽の勤めが終わり、地を照らす仕事は、月が引き継いでいた。 月影が斜に病室の闇を分かつ中、密やかに流れる、健やかな息づかい。 ベッドでは時折、差し向かいで収まった二人が、もぞもぞと窮屈そうに身じろぎする。 まだ、夜は始まったばかり。いくら病人とは言っても、就寝するには早すぎた。 「そろそろ、夕食の時間みたいね」 廊下を行き交うさざめきを耳にして、巴が囁く。 蒼星石は「うん」と答えながら、心持ち、抱きしめる腕に力を込めた。 汗ばんだ肌が触れ合って、ぺたぺたと吸い付くけれど…… 真夏の満員電車で味わうような暑苦しさや、ジトジトした不快感は全くない。 ――むしろ、その逆。どうしようもなく、気持ちが良かった。 まるで酸と塩基が化学反応するかのように、ココロ...
  • ずっと傍らに…激闘編 第二十一章~ジュンside~
    ──ん~。 午後4時半を回ったが、今日はピンポンが鳴らない。 今日は昼過ぎから空がどんよりとしていて、時折小雨がぱらついている。 雨だから、ここに来るのがめんどくさくなったのか。 それに、昨日揉めたばかりだし、 今日は…意地でも来ないんだろう。 メールも電話も昨日の晩から全然反応がない。ダメだ。 さすがにちょっと焦ってきた。 ──それにしても、昨日の翠星石は…わかんないな。 ABCなんてもう放置したらいいんだよ。 あいつらと、それの周りに集ってる人間とさえ会わなければ、 今なら普通に家の外に出れると思うしな。 水銀燈から言われたことも明確に覚えてるけどさ、 何かもう現状で満足だよ。 僕は── …にしても、今日は学校で絶対何か起きてるはず。 早く学校の様子を聞きたいところだ。 確か、翠星石んとこのお母さんが梅岡に僕のことを話す日って昨日だったしな。 …他に何もやる気が起きないし、...
  • 奇しき薔薇寮の乙女 第六話 後編
    第六話 後編 「だから、カナは何も知らないかしら!」 みんなから突き刺さる純白の視線。 確かに翠星石を驚かしたのはカナだけど、その視線は痛ってえかしら。 一応アリバイ工作も出来たし、バレてはいないみたいだけど。 何度も「今来たばかり」と説明したおかげで、なんとか疑いだけは晴れた。 みんな単純で助かったかしら。 「まァ確かに、金糸雀じゃムズかしいかもね」 さっすが変人奇人のすくつになっているこの寮唯一の常識人、蒼星石! 怒らせると一番怖いから、コレで少し安心。 「じゃあ、二階から響いた音は何なんだ?」 「ゆゆゆ、幽霊の仕業だわ……やっぱり見間違いじゃなかったのよ……!」 真紅ってば、そういえば怖いもの苦手とか言ってたかしら。 ジュンの後ろでぶるぶる震えてるのはちょっと面白い。 あんな真紅を見るのは初めてだから、ちょっと得したかしら。 「んー、じゃあ見てくる」 ...
  • 水銀燈
    上にいくほど、新しく掲載された作品です。 『飛べない翼』 -Mid(k)night 3rd- Dornroeschen 冬の窓 クリスマス中止のお知らせ エキセントリック童話『マッチ売りの少女』 水銀燈のファーストキス じはんきめーでん orikyara注意 nothing or all? biero注意 『歪みの国の少女』 ~繋げる希望~ 私とあなたとこれから biero注意 孤独と自分とそれから shinineta guroino注意 CHOCOLAT DAYS -Mid(k)night 2nd- もしもジュンが紳士な召使だったら  水銀燈Ver いやな夢 -Mid(K)night- 『水銀燈の逆襲』 『メイメイ飼育日記』 What is your justice? 「アンニュイな日」 鳥取砂丘にて しゅいぎんとー ジュンと水銀燈が同居しているようです。 Please,stay by ...
  • ずっと傍らに…激闘編 第十九章~翠星石side~
    翠「~♪」 すこやかに~のびやかに~♪ 今日もちゃんとお花に水をやるですよ~♪ いやぁ…見事なまでに青空が広がってるですぅ。 絶好の行楽日和…って言っても、今年はどこにも行けないんですが… まぁジュンとは街へ出掛けたんですけどね~♪ それだけでも良しとしますか。 …邪魔が入った? あぁ、そんなもん知らねぇです。 ヒッキーと外で遊べること自体奇跡だったわけですし、 駅弁食べながらのんびり過ごすことも出来ましたし、 色々と服も買えましたし、 アクセサリーも買えましたし、 ケーキ屋にも行けましたし── このキャミワンピースも、ジュンはさっさと気づいてくれるですかねぇ~。 『(あっ!その服、こないだ買ったやつだろ?  やっぱお前が着ると可愛く見えるよなぁ~…)』 …きゃはっ! 顔がにやけてくるですw だっ…誰にも見られてないですよね? …って、みんな家の中でゴロゴロしてやがるですか!...
  • まとめ蒼星石
    蒼星石イメージ マジメな優等生。もしくはウブで軽くエロイ子 -- 名無しさん (2006-06-19 13 29 36) 自分の容姿にコンプレックスを持っている。自分に自信がない。 -- 名無しさん (2006-06-19 13 43 46) オッドアイ緑×赤(翠星石とは逆) -- 名無しさん (2006-06-19 14 52 13) 実はエロコンバーター -- 名無しさん (2006-06-19 17 23 54) ねーよwwwww -- 名無しさん (2006-06-19 20 02 22) 年寄り臭い -- 名無しさん (2006-06-19 20 42 52) JUNと翠星石を同時に手元に置くために裏で色々考えていそう。 -- 名無しさん (2006-06-19 21 18 08) 天然だったり、アホの子だったり秀才だったり色々 ...
  • =さらば!我が愛しき日々よ=第十九話
    ジ「はぁ、はぁ、つっ・・・クソ・・・。」  ジュンは走り疲れていた。 ジ「こりゃ早くしないとな・・・。」  ジュンは止まり、自分の足をズボンをめくって見た。  水しぶきで濡れ、解けた包帯からは、階段から落ちた時の青あざがある。 ジ「雨が降っているから、どこかに雨宿りをしているはず・・・。」  ジュンはまた走り出し、心当たりのある所を探す。 ジ(会ったらどう言おう・・・。)  ジュンの頭の中はそれで一杯だった。  なにせ、自分を看病してくれた女の子を泣かせたのだから。 ジ(やっぱり素直にごめん・・・かな。)  そんなことを考えているうちに、もう体力の限界が来た。 ジ「はっ、はっ、ふー、ふー。」  ジュンはひざに手をつき、呼吸を整える。 何せほとんど運動していないのだから、すぐにばてるのは当たり前である。 ジ「ふー・・・ホント、何処にいるんだろう・・・。」  水...
  • 第十九話  『きっと忘れない』
    射し込む朝日を瞼に浴びせられて、蒼星石を包んでいた眠りの膜は、穏やかに取り払われた。 なんだか無理のある姿勢で寝ていたらしく、身体が疲労を訴えている。 ベッドが、いつもより手狭な気がした。それに、とても温かい。 まるで……もう一人、収まっているみたい。 もう一人? 朦朧とする頭にポッと浮かんだ取り留めない感想を、胸裡で反芻する。 ――なんとなく、ぽかぽか陽気の縁側に布団を敷いて昼寝した、子供の頃が思い出された。 あの時、背中に感じた姉の温もりと、今の温かさは、どこか似ている。 ココロのどこかで、まだ、翠星石を求め続けている証なのだろう。 (夢でもいい。姉さんに逢えるなら) もう少し、夢に浸ろう。蒼星石は目を閉じたまま、もそりと寝返りを打ち、朝日に背を向けた。 途端、そよ……と、微風に頬をくすぐられた。 それは一定の間隔で、蒼星石の細かな産毛を揺らしていく。 次第に、こそばゆさが募っ...
  • 奇しき薔薇寮の乙女 第九話
    第九話 「……………………」 暑い、眠れない。 クーラーは……止まってるのね。 確か、3時間タイマーをかけていたのだったわ。 薄いタオルケットを腕で払いながら、枕もとを探る。 こつ、と指先に当たる固い何か。 豆電球を付けているけど、寝起きだからよく見えないわ。 手のひらで握るように感触を確かめて、ようやくそれが携帯電話だと思いだす。 時間は、ええと。深夜1時半。 いやな時間だわ、早く寝たい。 けど、ノドが渇いてしまった。 本当はこのまま寝てしまいたいけれど、自覚してしまったらそうもいかない。 あんまり動きたくないけど、冷蔵庫まで行って飲み物だけでも。 どうせこの時間なら、誰も起きてはいないだろうし。 お肌にも悪いから、早く済ませて寝てしまおう。 明日は休みだけど、規則正しい生活を送らないと淑女とは言えないわ。 「う……」 何が原因なのか知らないけれど、私は昔から暗い場所が苦...
  • 第八話  『愛が見えない』
    知らず、翠星石の肩を掴む手に、力が込められていたらしい。 尋常ならざる妹の気迫に言葉を失っていた翠星石が、思い出したように抗議の声を上げた。 「い、痛いです、蒼星石っ」 「答えてよっ! ボクと、彼女と……どっちを選ぶの!」 「手を離すですぅっ!」 噛み合わない会話に焦れて、蒼星石はベッドから腰を浮かせ、脅える姉を威圧的に見下ろす。 「ずぅっと一緒に居るって言ったのに! 約束したのにっ!」 詰め寄られて、翠星石はバランスを崩し、ベッドの上で仰向けに倒れた。 手にしていたマグカップから零れたレモネードが、彼女の胸元に降りかかる。 まだ温くなっていない液体がパジャマを濡らし、肌に貼り付かせた。 「熱ぃっ」 か細い悲鳴を聞いてもなお、蒼星石は力を緩めず、姉の身体にのし掛かった。 重なり合った二人のパジャマに、レモンの香りが染み込んでいく。 レモンの花言葉は『誠実な愛』『熱意』そして...
  • 第十六話  『サヨナラは今もこの胸に居ます』
    どちらかを、選べ―― 右手は、大好きな姉に辿り着くための片道切符。 左手は、頑ななまでに蒼星石を繋ぎ止める、論詰という名の首輪。 本来なら、迷うハズがなかった。蒼星石は、翠星石に会うために、追いかけてきたのだから。 自らの羨望が生み出した、偶像の姉。彼女を選んでしまえば、目的は、ほぼ達成される。 左手を掴んでいる、姿の見えない者の声になど、耳を貸す義理も、謂われもない。 徐に、蒼星石は右手を挙げた。眼前に掲げられた、偶像の手を取るために。 でも――――本当に……これで、良いの? 指が触れる寸前、胸の奥から問いかける声が、蒼星石の腕を止めた。 それっきり、蒼星石の右手は、ビクともしなくなった。明らかな握手の拒絶。 置き去りにされる寂しさ、悲しさ、辛さをイヤと言うほど味わってきたからこそ、 祖父母や親友たちにまで、同じ想いをさせることに、罪悪感を抱いてしまったのだ。 たとえ、それ...
  • 奇しき薔薇寮の乙女 第六話 前編
    第六話 前編 「あーもー、わっかんない! 本当にやっていけるのかしら」 そもそも、なんだって高校でこんな勉強をせにゃいけないのか。 もっと専門的っていうか、大学レベルでないと分からないと思う。 それを高校でやらせるなんて、数学の担任は無茶を言いすぎかしら。 でも、コレさえクリアすれば点数稼ぎにはなるし。 「それにしても、ヒナは一体なにを騒いでいるのかしら?」 なんだか大喜びしてるみたい。 さっきまであんなに泣いていたのに。 それはもうホラーばりな雰囲気真っ盛りで。 途中で諦めて部屋に戻ったのはいいのだけれど、あそこまで感情反転されると、それはそれで怖いかしら。 いやー、それにしても、 「休憩よ休憩! ちっとも進まないかしら!」 憎々しい 脂肪も多くて 肉々しい。 あの数学教師は、何か恨みでもあるのかと。 メトボリックをシンドロームさせている最悪な塊、なんとかしなきゃ...
  • 第十五話  『負けないで』
    かさかさに乾いた肌に引っかかりながら流れ落ちてゆく、紅い糸。 心臓の鼓動に合わせて、それは太くなり……細くなる。 けれど、決して途切れることはなくて―― 「……ああ」 蒼星石は、うっとりと恍惚の表情を浮かべながら、歓喜に喘いだ。 これは、姉と自分を繋ぐ、たった一本の絆。 クノッソスの迷宮で、テセウスが糸を辿って出口を見出したように、 この絆を手繰っていけば、きっと翠星石に出会える。 そう信じて、疑いもしなかった。 命を育む神秘の液体は、緩く曲げた肘に辿り着いて、雫へと姿を変える。 そして、大地を潤す恵みの雨のごとく、降り注ぎ…… カーペットの上に、色鮮やかな彼岸花を開かせていった。 「そうだ…………姉さんの部屋に……行かなきゃ」 足元に広がっていく緋の花園を、ぼんやりと眺めながら、蒼星石は呟いた。 自分が足踏みしていた間に、翠星石はもう、かなり先に行ってしまっている。 だから、...
  • 第16話  『この愛に泳ぎ疲れても』
    どちらかを、選べ―― そう言われたところで、蒼星石の答えは、既に決まっていた。 こんな場所まで歩いてきた今更になって……躊躇いなど、あろうハズがない。 二つの目的を果たすためならば、地獄にすら、進んで足を踏み入れただろう。 ただ夢中で、翠星石の背中を追い続け、捕まえること。 そして、夜空に瞬く月と星のように、いつでも一緒に居ること。 たとえ、それが生まれ変わった先の世界であっても――ずっと変わらずに。 蒼星石は無言で、右腕を上げた。そして……偶像の手を、しっかりと握った。 置き去りにする人たちへの後ろめたさは、ある。 けれど、今の蒼星石のココロは、出航を待つ船に等しい。 姉を求める気持ちの前では、現世への未練など、アンカーに成り得なかった。 過ちを繰り返すなと諫めた声など、桟橋に係留するロープですらない。 「いいのですね?」 こくりと頷きながら、なんとは無しに、蒼星石は思ってい...
  • 第七話 少女達の休息
    超機動戦記ローゼンガンダム 第七話 少女達の休息 「やれやれ・・・みんな元気なもんだよなぁ・・・」 砂浜の上に立てられた大きなパラソルの下の日陰でJUMは寝転がっていた。水着で。 そう、ここはリュウキュウのビーチなのだ。先日JUM達が日本を占領したとの報はレジスタンス中に伝わり 結構な数のレンジスタンスが日本に駐留した。ここを拠点に反アリスを貫こうというのだ。 で、現在色々な編成中であり功労者であるJUM達メイデンには先に休暇が与えられたわけである。 もっとも、JUMの予想ではメイデンは都市の守備にはつかずに各地の戦場を飛び回ることになりそうだが。 「早いね、桜田君。」 JUMが顔をあげる。そこには白の清潔そうなワンピースを着た巴が居た。 JUMは少しドキリとしてしまう。同年代の女の子の水着だ。もっとも、ここでドキドキしていたら後は もたない気がしなくもないが。 「あ、ああ。男は着替えが...
  • 複数短編139
    それじゃあ保守代わりに短編を一つ JUM「おねぇちゃぁぁぁぁん!水銀燈に!水銀燈に追いつかれちゃうよぉぉぉぉ!」 翠星石「私がいたらチビ人間は逃れられないですぅ。一人で行くですチビ人間。あなたを逃がすのは蒼星石であり…真紅であり、あたしの父さん『ローゼン』…生き延びるです、あなたは『希望』!!ここは翠星石が食い止めるですぅ!」 JUM「だめだよ!一緒に逃げようよ!」 翠星石「ダメですチビ人間・・・来るです!水銀燈!スコーン・フリーィィィィィ!」 JUM「お・・・おねぇちゃぁぁぁぁん!!!」 翠星石「と、いう夢を見たですぅ」 JUM「何で僕がエンポリオなんだよ」 蒼星石「僕はアナスイなんだね・・・」 真紅「そんな・・・翠星石の夢の中でも貧乳なのだわ・・・ガッデム!」 水銀燈「私が神父?...
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