重役会議三都物語in山口&福岡&熊本

 副長の結婚が決まり、今の間に一度旅行に行っておこうという話になりましたが、みんな多忙でなかなか集まれず。しかし、部長。と副長の重役二人だけでも旅行に行こう!ということで、いつものごとく行先を相談。だが、よべ鉄橋ツアーのときと同じく、「ここはどーよ?」「いやー、ちょっとなぁ・・・」「いまいち惹かれへんなー」「じゃあどこにするよ。」「うーん・・・」てな感じで、なかなか行き先を決められず。ダメな重役たちである。結局日頃もこれからも行けなさそうな場所ということで、当初案でもあった「山口・福岡・熊本」案を採用する。しかし、そこに決まってからも、当時の部長。には色々煩悩があったらしく、「あれも行きたい~、これもいいな~」となっていたので、新幹線や飛行機のチケットをすべて手配した副長が「行程的に無理!」と強制的に叩き潰す。

 出発前日、南岸低気圧の影響で名古屋も西宮も雪が深々と・・ほんまに旅行行けるんかいなと心配になる。
 朝起きると、名古屋は雪がやんでいて新幹線も通常通り動いていたので副長ほっとする。部長。は無事これるのだろうか?と心配したが、かなり早くから目覚めて、雪が降りしきる中三宮から新神戸まで徒歩できたとのこと。さすがは部長。である。
 新神戸で無事合流し、他愛もない話をしていると、新幹線はどんどん西へ進みあっという間に新山口の駅に到着!
 部長。副長とも山口は初上陸だったが、二人とも第一声が「何もない!」新幹線の駅周りにもかかわらず、本当に何もなかった・・レンタカー屋を見つけ、いざ出発!まずは、ザビエル記念聖堂に向かう。到着したが、何かフツーの教会っぽくて入りづらい外観だった。そこで、その傍にあるサビエルカンパーナというパン屋さんへ。有名なパン屋らしく、朝にもかかわらずお客さんがいっぱい。部長。は幕末の兵糧に使われてたものを復元したという「幕末パン」が気になり、「これは買いやろ~!」と興奮する。車内で食べてみたが、パンにもかかわらず日本酒のような味がし、部長。副長とも「・・・」となる。明らかに他に買ったパンのほうがうまかった。会計がいたら、もっと違う感想が聞けたに違いない。
 そこから車は一路萩へ。ただ、山口から萩までが意外と遠い。後から考えると、日本海側まで抜けるのだからそりゃ遠いに決まっているのだが・・道中副長の結婚式の余興話で盛り上げる。部長。と☆で選曲や練習方法などで紛争が勃発しているらしい。そこで一応余興でやるアーティストはグリーーーーーンに決まったのである。途中道の駅「萩往還」に立ち寄ると松陰記念館なるものが入場料無料で入ることができたのだが、人の少なさにびびる。ご存じのとおり萩といえば長州藩。吉田松陰、高杉晋作など幕末メンバーが目白押しな土地なだけに、もう少しにぎわっているかと思ったのだが・・
 そしていよいよ萩に到着!まずは松下村塾がある松陰神社へ。ここなら人もたくさんいるやろー!と思ったら、これまたほとんど人影なし・・松下村塾跡を見て感動するも一抹の寂しさを覚える。その後、高杉晋作の生家を探すが、車が一台分しかとおれない細い道がたくさんあるうえ、何の目印もなく、ナビも案内してくれないので似たような場所をぐーるぐるとさまよう。曲がったら帰れなくなりそうなやばめの雰囲気の道を曲がると、道の奥のほうにポツポツと家に入っていく人影が・・がんばってそのまま車を進めていくと、「高杉晋作生誕の地」と書かれた古民家が登場し、「おお!高杉さんち」「高杉さんち高杉さんち!」とテンションがあがったままグイーンと車で通過する。そのまま帰ってしまうのはなんとなくさびしかったので、ぐるっとまわってもう一度狭い道に入り直し、高杉晋作生誕の地の前をグイーンと通り過ぎ「高杉さんち!高杉さんち!」を連呼する。以上であっさりと萩観光は終わってしまった。



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最終更新:2012年01月21日 23:25