わが家の前近くの成瀬川と合居川が合流する地点で砂金が採取されたという歴史はありますが、それは「鉱山」とは違います。
金売り吉次が京の平家に運んだ黄金のなんぼかほどには、成瀬川からとれた砂金も入っていたかもしれない、須川の湯にも義経は入っただろう、などと私が勝手に確信的な思いこみをするほどに、栄華を誇った平泉の地は、山をへだててはいるものの、わが村とあまりにも近すぎるのである。