五十目館(福島市)

五十目館
(いがらめだて)
所在地福島市五十辺字館前、館内
別称五十辺館
築城年平安時代
築城者伊賀良目(五十目)七郎高重
城主変遷奥州藤原氏[佐藤氏(伊賀良目氏)]…
廃城年 
現状宅地、耕作地

概要

五十目館は福島県福島市に所在した城館跡であり、信夫庄司佐藤氏一族伊賀良目氏の居館であった。

歴史

平安時代中期から末期にかけ、信夫庄司佐藤氏一族の伊賀良目(五十目)七郎高重が築いたとされる。高重は佐藤元治の叔父とあり、奥州合戦の際には石那坂で元治ら一族とともに源頼朝の軍勢と戦っている。伊賀良目氏は応永二十三年(1416)から大永元年(1521)までに尾形氏を称したとされ、高重の子孫がその後も五十目館を本拠としていたと考えられているが、中世以降は不明な点が多く明らかでない。

館の規模は東辺120m、西辺90m、南辺150m、北辺132mで、単郭方形館であると推測されている。館跡は館前、館内といった地名のほか、北東には矢倉下の地名が残り、東辺に櫓があったことが推察される。北辺には土塁、空堀が残るが、大半が宅地化されており、遺構の残存状態は良くない。

現状・感想

場所は結構前から判っていたので、福島に行く際は何度か行こう行こうと考えていた館跡です。住宅地を何度もぐるぐる廻り、付近住民の方にも訊きながら探しましたがなかなか見つからず…。市街地の平地方形館なんてそんなもんですね~。何回かぐるぐるした後、ふと曲がった先に何やら土盛りを発見、個人宅の北側に残った土塁でした。お家の方に撮影許可を頂き、ひとしきり撮影させて頂きましたが、やっぱり不審な目で見られていました(笑)

関連項目

最終更新:2012年10月02日 20:34
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