沼木柵(会津若松市)

沼木柵
(ぬまきさく)
所在地会津若松市高野町中沼字沼木
別称沼木館
築城年室町、戦国時代
築城者菊地氏か
城主変遷蘆名氏[穴澤氏(菊地氏)]…
廃城年不明
現状耕作地、宅地

概要

沼木柵は福島県会津若松市に所在した城館跡であり、菊地氏が居住したという。

歴史

室町、戦国時代に菊地弥三冶頼春が居住したとされる。菊地氏は蘆名氏より耶麻郡桧原の地頭職に任ぜられた穴澤氏の家臣である。

桧原は寒冷で米が生育しないため、穴澤氏は所領の一つであった木流に館を構え桧原へと米を運んだという。沼木柵はこの木流館の支館であった。菊地氏は蘆名氏滅亡後も江戸時代を通じて沼木に住し、現在も子孫が居住するが館の面影は残っていない。

往時は南北56m、東西52mの規模であったという。

現状・感想

「福島県の中世城館跡」の『菊地弥(与)三治(次)頼清が住む』という記載だけを見て沼木集落を訪問、やっぱり現在は水田となっています(笑)

菊地氏についても誰だそりゃ?という感じでしたが、その後郷土史家の石田明夫さんにお話しを伺うと穴澤氏家臣とのこと、木流が穴澤氏の所領だったとは知りませんでしたねー。

関連項目

最終更新:2012年09月22日 19:07
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