湯館(喜多方市)

湯館
(ゆだて)
所在地喜多方市熱塩加納町(旧耶麻郡熱塩加納村)熱塩
別称熱塩砦、湯館山陣地
築城年天正十七年(1589)か
築城者樹芳
城主変遷 
廃城年天正十七年(1589)か
現状山林

概要

湯館は福島県喜多方市(旧耶麻郡熱塩加納村)に所在した城館跡である。

歴史

北麓にある示現寺17世樹芳により、天正十七年(1589)摺上原合戦の後に伊達勢の襲来に備えて構えたものという。しかし僧侶、近郷の民によって築かれたものとは考え辛く、以前よりあった城館を修築して拠ったものと推定されている。

現状・感想

熱塩温泉に所在する示現寺南東、湯館山(示現寺山)山頂に築かれた臨時の砦とのことです。「会津・仙道・海道地方諸城の研究」に熱塩砦として記載がありますが、熱塩温泉を挟んで北方1kmほどの間瀬館については触れられていません。

同書に、押切川の流れによって西側からの攻撃は難しく、急峻な高森山を登坂しての東側からの攻撃も難しいとありますが、逆に東方を通過する米沢への間道(旧国道121号線)の守備にも不向きの様な気がします。近郷の民衆が拠ったというのであれば街道から離れていた方が良いでしょうが、街道守備のために置かれたのであれば高森山に陣を構えた方が良いのでは~?

関連項目

最終更新:2012年10月07日 18:54
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