前置き!! ステロイドや抗生物質自体は[[適応であれば]]なくてはならない すばらしい薬です。 ---- が、ひとつ覚えておいてください。 ステロイドは、即席「名医」を作り出す薬です。 ・ネブライザにステロイドを混ぜるのは常識 ・咳止めにはステロイド ・アトピー性皮膚炎の第一選択薬は安価なステロイド ・猫の舌炎、舌潰瘍の炎症を鎮めるのはまずはステロイド ・かゆみをしずめるのはステロイド ・抗生物質はたいして害にもならないからとりあえず 症状がなくても予防的に使っとく ・どんな弱齢でもがんがん抗生物質を使って大丈夫 ・抗生物質は何年でも同じものを使っていて大丈夫 いずれも変えなければならない「常識」です。 「かゆみ止めのお薬打っておきます」 「かゆみ止めのお薬です」 「元気になるお注射ですからね」 などなど、要注意な名言はたくさん。 あの先生のところは薬一発でよくなる!なんて 信用してかかっていたら実はステロイドで 繰り返すうちにステロイドでコントロールが効かなくなる、 なんてことにならないよう・・・・。