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日記/2006年10月29日/親の老い - (2006/10/29 (日) 23:21:04) のソース

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じつは、開業準備と平行して実家の引越しを考えている。
実家は古い歯科医院なのだが
いまは新規の患者さんは受けず
残務整理をしている状態だ。

父は83歳、母は66歳(?)
父よりうんと若く、しっかり者の母に
父を含めて私たち家族は
本当に全身でこれまで甘えてきた。

最近、私の開業準備、引越しも合わせて
母からも不動産屋とコンタクトを取るし
一緒に不動産屋に行ったりしているのだが
耳が遠くなりもともと大きい声は
これ以上無いほど大きくやかましく
不動産屋さんと意思疎通が取れないほど
他人の話を聞けなくなっている母が、居た。



幼少期、大人の難しい話は全部母が片付けてくれていた。
面倒な手続きも、私たちの教育費も、生活費も
お金の計算がまるで出来ない父に代わって
歯科医院の実質経営者として
現場を取り仕切りながら、また還暦を過ぎて
別に自分の会社も持ちながら、
やりくりしてくれた。

母が若いのは父との比較の問題であって
母もまた、老人に、なったのだと。


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私は他人よりも余分に勉強させてもらっている。
お人よしでおよそ金儲けが下手な二人が
必死に働いて作ったお金もたくさん使ってしまった。
親不孝な娘だ。

でも私はラッキーなことに、自分が親不孝だと
気付いたときにまだ両親が存命している。

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時期が来たのだと、改めて気を引き締める。

扱いにくい子供だった
私がこの両親から精一杯の愛情を持って
守ってきてもらったように
私がこれからはこの両親を支えなければならないんだ。




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