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*Mercury I型のスプールをでっちあげる 例によってヤフオクを見ていたら、アメリカ製のロータリーシャッターのハーフカメラ、マーキュリーが即決2800円で出ていたので、脊髄反射で落札してしまった。 落札した後に調べて気付いたのだが、マーキュリーには戦前のI型と戦後のII型があり、I型では現在のパトローネに入ったフィルムが使えないのだ。出品写真を見てみると戦前のI型だがどうやらオリジナルのスプールが一本ついている模様。商品の到着を待つ。 数日ほどしてマーキュリーが届いた。 #ref(http://www16.atwiki.jp/saltysugar?cmd=upload&act=open&pageid=42&file=camera.JPG,width=320,height=240) 巻き上げとシャッター速度切替のノブが前面にあり、巻き上げてシャッターを切るとくるりとシャッター速度切替のノブが回る。I型はII型より寸法が一回り小さいのでホールドもよく、弄っていて楽しいカメラだ。 問題はスプールだ。確認してみると確かに一本付いてきていた。 #ref(http://www16.atwiki.jp/saltysugar?cmd=upload&act=open&pageid=42&file=original.JPG,width=320,height=240)#ref(http://www16.atwiki.jp/saltysugar?cmd=upload&act=open&pageid=42&file=originalbottom.JPG,width=320,height=240) ベスト判のスプールに似ているが、スプールの底に歯車が付いている。この歯車が本体の巻き上げ歯車とかみ合ってフィルムを巻き上げる仕組みだ。巻き上げ側はこれを使うからよい。問題はフィルム給送側のスプールだ。 フィルム給送側にもスプールの底部分に歯車が付いている。幸い空回しするだけの歯車のようだ。 #ref(http://www16.atwiki.jp/saltysugar?cmd=upload&act=open&pageid=42&file=bottom.JPG,width=320,height=240)#ref(http://www16.atwiki.jp/saltysugar?cmd=upload&act=open&pageid=42&file=gear.JPG,width=320,height=240) 巻き上げ側と同じものが作れればいいのだが、あいにくそんな腕も設備もない。そこで手に入る材料を使ってスプールをでっちあげることにした。 スプールの軸は使い切りカメラのフィルム巻取軸を取り出して、35mmフィルムが入るつばを残して上下をカットした。 この巻き取り軸に割り箸を横に詰めて接着し、真ん中に穴をあける。上の穴には竹串を差し込んでスプールの軸とした。 スプール下側の割り箸は歯車の厚さ分飛び出させて接着し、給送側の底についてる歯車と干渉しないように割り箸の両側を削る。 #ref(http://www16.atwiki.jp/saltysugar?cmd=upload&act=open&pageid=42&file=spoolbottom.JPG,width=320,height=240)#ref(http://www16.atwiki.jp/saltysugar?cmd=upload&act=open&pageid=42&file=spooltop.JPG,width=320,height=240) かなり適当だが完成である。試しにフィルムを巻いて装填したところフィルムがちゃんと送られるようだ。 #ref(http://www16.atwiki.jp/saltysugar?cmd=upload&act=open&pageid=42&file=spool.JPG,width=320,height=240)#ref(http://www16.atwiki.jp/saltysugar?cmd=upload&act=open&pageid=42&file=film.JPG,width=320,height=240) フィルムの装填、取り出しは、ダークバックの中で行う必要がある。 1.35mmフィルムのパトローネを開けてフィルムを取り出す。 2.取り出したフィルムを自作のスプールに巻く 3・スプールに巻いたフィルムをカメラに入れて、巻き取り側のスプールに端を差し込んで巻き上げる のような手順を踏む必要がある。うまくフィルムを入れるのがなかなか難しそうだが、それも楽しみの一つだろう。 ハーフにしては写りが良いカメラらしいので、試写が楽しみである。 &counter(total)
*Mercury I型のスプールをでっちあげる(2011.10) 例によってヤフオクを見ていたら、アメリカ製のロータリーシャッターのハーフカメラ、マーキュリーが即決2800円で 出ていたので、脊髄反射で落札してしまった。 落札した後に調べて気付いたのだが、マーキュリーには戦前のI 型と戦後のII 型があり、I 型では現在のパトローネに入った フィルムが使えないのだ。 出品写真を見てみると落札したのは戦前のI 型だがどうやらオリジナルのスプールが一本ついている模様。商品の到着を待つ。 数日ほどしてマーキュリーが届いた。 #ref(http://www16.atwiki.jp/saltysugar?cmd=upload&act=open&pageid=42&file=camera.JPG,width=320,height=240) 巻き上げとシャッター速度切替のノブが前面にあり、巻き上げてシャッターを切るとくるりとシャッター速度切替のノブが回る。 I 型はII 型より寸法が一回り小さいのでホールドもよく、弄っていて楽しいカメラだ。 問題はスプールだ。確認してみると確かに一本付いてきていた。 #ref(http://www16.atwiki.jp/saltysugar?cmd=upload&act=open&pageid=42&file=original.JPG,width=320,height=240)#ref(http://www16.atwiki.jp/saltysugar?cmd=upload&act=open&pageid=42&file=originalbottom.JPG,width=320,height=240) ベスト判のスプールに似ているが、スプールの底に歯車が付いている。この歯車がカメラの巻き上げ歯車とかみ合って フィルムを巻き上げる仕組みだ。巻き上げ側はこれを使うからよい。問題はフィルム給送側のスプールだ。 フィルム給送側にもスプールの底部分に歯車が付いている。幸い空回りするだけの歯車のようだ。 #ref(http://www16.atwiki.jp/saltysugar?cmd=upload&act=open&pageid=42&file=gear.JPG,width=320,height=240)#ref(http://www16.atwiki.jp/saltysugar?cmd=upload&act=open&pageid=42&file=film.JPG,width=320,height=240) 巻き上げ側と同じものが作れればいいのだが、あいにくそんな腕も設備もない。 そこで手に入る材料を使ってスプールをでっちあげることにした。 スプールの軸は使い切りカメラのフィルム巻取軸を取り出して、35mmフィルムが入るつばを残して上下をカットした。 この巻き取り軸に割り箸を横に詰めて接着し、真ん中に穴をあける。上の穴には竹串を差し込んでスプールの軸とした。 スプール下側の割り箸は歯車の厚さ分飛び出させて接着し、給送側の底についてる歯車と干渉しないように割り箸の両側を削る。 #ref(http://www16.atwiki.jp/saltysugar?cmd=upload&act=open&pageid=42&file=spooltop.JPG,width=320,height=240)#ref(http://www16.atwiki.jp/saltysugar?cmd=upload&act=open&pageid=42&file=spoolbottom.JPG,width=320,height=240) かなり適当だが完成である。試しにフィルムを巻いて装填したところフィルムがちゃんと送られるようだ。 #ref(http://www16.atwiki.jp/saltysugar?cmd=upload&act=open&pageid=42&file=spool2.JPG,width=320,height=240)#ref(http://www16.atwiki.jp/saltysugar?cmd=upload&act=open&pageid=42&file=spool.JPG,width=320,height=240) フィルムの装填、取り出しは、ダークバックの中で行う必要がある。 1.ダークバックの中にカメラ、パトローネ付きフィルム、スプール(二本)を入れて口を閉じる 2.35mmフィルムのパトローネを開けてフィルムを取り出す。 3.取り出したフィルムを自作のスプールに巻く 4.スプールに巻いたフィルムをカメラに入れて、巻き上げ側のスプールに端を差し込んで巻き上げる 5.カメラの裏蓋を閉じてダークバックから取り出す。 のような手順を踏む必要がある。うまくフィルムを入れるのがなかなか難しそうで面倒くさいが、それも楽しみの一つだろう。 ハーフにしては写りが良いと評判のカメラらしいので、試写が楽しみである。 &counter(total)

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