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コーワSEの分解 - (2010/12/06 (月) 10:46:58) の編集履歴(バックアップ)
Kowa SEの分解(2010.12)
たまには気分を変えていつもと違うカメラ屋さんによったら、500円でコーワSEのジャンクがあった。
脊髄反射で購入。F1.9のレンズがついた(レンズ交換はできない)レンズシャッター一眼である。
症状は時々シャッターが開きっぱなしになるというもの。例によって早速分解。
上蓋の取り外しは通常通りだが、前面にあるCdS窓のカバーを先に外さないといけないので注意。
底蓋を外すと巻き上げがあらわれる。矢印の方向にラック&ピニオンギヤでチャージするのがレンズシャッター機らしい。
露出計が動かなかったので配線を交換したりしたが、メーターが死んでいる事が配線チェックで判明したのであきらめる。残念。プリズムを外してファインダー掃除をしておく。
レンズもカビていたので、外して掃除をする。銘板をゴムリングで外し、出てきたカニ目を外すと前群レンズが取り出せる。
前群レンズを外すと絞りの押さえ板があらわれるが、ここの固定リングを回して外すと絞り羽根がはずれてバラバラになるので注意すること。
うっかり外してしまって絞りの再組み立てに四苦八苦することになった…。
ちなみに絞りはこんな感じで組む。
絞り設定リングの前にある銀色のリングを留めている三本のネジを外すと鏡筒が取れる。
これで後玉の表面のカビが取れた。バルブにしてフィルム室から掃除してもよいかもしれない。