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    <title>猫耳少女と召使いの物語エロパロ保管庫＠ＷＩＫＩ</title>
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    <title>トップページ</title>
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    <description>
      **トップページ
携帯から閲覧する場合は[[こちら&gt;メニュー]]からどうぞ

ここは２ちゃんねる（PINKBBS）エロパロ＆文章創作板の、
オリジナルシチュエーション（非２次創作系）スレ、
『猫耳少女と召使いの物語』スレのSS保管庫@Wikiです。
&amp;SIZE(120%){&amp;COLOR(#FF0000){&#039;&#039;成人向け表現を含むため、&#039;&#039;}}
&amp;SIZE(120%){&amp;COLOR(#FF0000){&#039;&#039;18歳未満の方の閲覧はご遠慮願います。&#039;&#039;}}

■新保管庫:[[猫耳少女と召使の物語＠wiki保管庫（戎）&gt;http://www9.atwiki.jp/nekomimi-mirror/pages/1.html]]

■現行スレ：[[猫耳少女と召使いの物語１７&gt;http://pele.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1254930639/l50]]
■避難所：[[猫耳少女と召使いの物語　避難所その６&gt;http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/otaku/2051/1294491197/]]
■設定資料集：[[猫耳少女と召使いのwiki&gt;http://nekopri.s12.x-beat.com/]]
　 　 　 　 　 　：[[半公式ファンサイト&gt;http://www.geocities.co.jp/Milano-Killer/9811/world.html]]（更新停止中）
■[[過去ログ保管庫]]
■[[新うｐろだ&gt;http://nkmm-mana.sakura.ne.jp/clip/clip.cgi]]
■[[新絵板&gt;http://nkmm-mana.sakura.ne.jp/bbsnote2/bbsnote.cgi]]


『猫耳少女と召使いの物語』スレについて簡単に説明すると、
・複数の書き手によるシェアワールド（同一世界観での共作）形式の
・剣と魔法（と一部科学と機械も）の異世界迷い込み型ファンタジー小説のスレで
・猫耳少女や犬耳少年、及び見た目ワーウルフやリザードマンな獣人達と
・「現代地球の日本」他から孤立無援で迷い込んで来てしまったヒトとが
・だらだら生活したり、ラブラブしたり、力を合わせて苦難に立ち向かったり、バトったり
・そんな色々なエピソードを綴るスレなのですが
・&amp;COLOR(#FF0000){&#039;&#039;ただし１８歳未満の青少年に相応しくない成人向け表現も一部含みます&#039;&#039;}


----
**操作方法など
・[[@wikiの基本操作&gt;http://atwiki.jp/guide/category2.html]]
・[[@wiki ご利用ガイド&gt;http://atwiki.jp/guide/]]
・[[@wikiプラグイン&gt;http://atwiki.jp/guide/category17.html]]
・[[@wiki便利ツール&gt;http://atwiki.jp/guide/category32.html]]
・[[@wiki構文&gt;http://atwiki.jp/guide/category16.html]]
・[[用途別のオススメ機能紹介&gt;http://atwiki.jp/guide/category22.html]]
・[[よくある質問&gt;http://atwiki.jp/guide/category1.html]]
・[[@wikiへお問い合わせ&gt;http://atwiki.jp/guide/contact.html]]

----
**管理人から一言
基本的に本スレに投稿された原文をそのまま掲載しています。
後から誤字脱字に気がついた等の場合は、
作者諸氏の方で自由に訂正修正してくださって構いません。

意見・要望等に関してはメニュー（←）内の伝言板にどうぞ。
伝言板で済まない重要用件に関してはメールで受け付けています。
その場合ページ下部のメニュー右端、「管理人へ連絡」をお使いください。

----
&amp;now()

総合 ： &amp;counter()
今日 ： &amp;counter(today)
昨日 ： &amp;counter(yesterday)    </description>
    <dc:date>2016-01-06T00:10:21+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/schwarze-katze/pages/309.html">
    <title>伝言板</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/schwarze-katze/pages/309.html</link>
    <description>
      *伝言板
最終更新日 ： &amp;date(j) &amp;time(j)

メールする程でもない連絡事項、質問、言伝、誤字脱字リンクミス指摘。
作品への感想や管理者への要望などもあれば。
----
#comment(vsize=4,nsize=16,size=48,below)
- 誰か新しいの書かないかな  -- 名無しさん  (2015-11-08 06:34:07)
- べっ、べつにアンタのために教えるんじゃないからね！+．(・∀・)．+※ http://gffz.biz/index.html  -- まほち  (2011-11-11 23:59:48)
- しないほうがいいに一票。  -- 名無しさん  (2009-12-21 22:21:47)
- もうこっちには保管しないほうがいいんじゃないの？  -- 名無しさん  (2009-12-12 01:10:42)
- 新保管庫の方から保管されている分の作品を保管しています。 &amp;br()短編と停滞中のものは完了していますが、長編は作品の突合せをしながらなので時間が掛かっています。 &amp;br()所々に空きがあるかもしれませんが、ぼちぼち追加していきますのでお待ちください。  -- 名無しさん  (2009-12-02 05:02:41)
- 新保管庫へのアドレス貼りました。  -- 名無しさん  (2009-10-08 02:14:41)
- 世界観資料 wiki の生データをうｐりました。  &amp;br()移行の際にどうぞ使ってくださいませ。  &amp;br()ttp://sakuratan.ddo.jp/uploader/source/date102940.zip  &amp;br()PASS:nekomimi &amp;br() &amp;br()  -- wiki の人  (2009-01-31 17:34:57)
- 新アップローダーにあってまだ保管されていなかった物を上げています。 &amp;br()シャコ担当さん、仮タイトル勝手につけてしまいました。修正お願いします…。  -- 避難所822  (2008-10-16 21:44:33)
- 案5：保管庫を新しく作り直す（または移転）  -- 名無しさん  (2008-07-09 23:47:35)
- 案１：諦める &amp;br()案２：別タイトルのページを作りそこに飛ばす &amp;br()案３：作者の人にお願いしてタイトルを変えてもらう &amp;br()案４：雨の中、傘をささずに踊る人間が居てもいい。自由とはそういうことだ  -- 名無しさん  (2008-07-09 17:45:23)
- どうしたらいいんだろうね、この場合？  -- 名無しさん  (2008-07-09 01:30:18)
- メール出しても返信ないです。  -- 名無しさん  (2008-07-02 08:18:47)
- 管理人さんのメアド出てなかった？  -- 名無しさん  (2008-07-02 07:09:14)
- 管理人が不在だから…… &amp;br()変種も削除も…… &amp;br()できないんですよ……  -- 名無しさん  (2008-07-01 21:04:28)
- 「サルカニ」の編集モードを間違えてしまいました。 &amp;br()削除、又編集モードの変更をお願いします。  -- 名無しさん  (2008-07-01 17:45:36)
- 第四話の修正がてら、こちらに全話保管させていただきました。 &amp;br()いじったところに問題がありましたら修正をよろしくお願いします。  -- シャコ担当  (2008-05-23 15:44:44)
- 過去ログ保管庫を作ってみました。htmlファイルだとブラウザ上に直接表示じゃなくてDLになってしまうのは如何ともしがたい。「過去ログ倉庫」の方は間違えてワープロモードで作成してしまったので非使用です。すみません。  -- 名無しさん  (2008-04-02 13:11:34)
- 短編SSの「銀腕軒のヌアザ」、放浪女王の番外っぽいので放浪女王のページからもリンクあった方がいいかな〜と思います。同じ作者様だし。 &amp;br() &amp;br()別作者のクロスアウト物とかパロディだと扱いもまた変わってくるのでしょうけど。でも、これらもリンクして読めると嬉しいなぁ。  -- 下の名無し  (2008-04-01 05:19:16)
- 「放浪女王と銀環の従者」、txt投下の9話と最終話は収録されてますが、スレ直接投下分？が見当たらない… &amp;br()【猫耳主人と召使いの物語14】スレの385って未収録？  -- 名無しさん  (2008-04-01 05:03:41)
- 獅子国とか、羊と幻視犬の話とか、去年の年末に投下されてまだまとめサイトに入ってない話、だれか更新してくれないかな。  -- 名無しさん  (2008-01-21 08:12:14)
- 放浪女王と銀輪の従者…、面白かったけど…泣けたけど…ハッピーエンドじゃないのが悲しいです。別ルート欲しいです。ハッピーエンドの方を  -- 名無し  (2008-01-20 11:45:42)
- 管理人さん、生きてはりますえ？  -- 名無し  (2008-01-09 22:48:18)
- 今更気づいたんだがこちむい本編が無いみたいな。どうしたらいいんだろ？  -- 名無し  (2007-12-21 23:57:29)
- 放浪女王の続き待ってますよ～  -- 名無し  (2007-11-19 23:58:50)
- アップローダーに業者がまぎれこんでいます  -- 名無しさん  (2007-08-01 23:43:25)
- ↓修正しておきました。現行スレと避難所も次のに移行。  -- 管理人  (2007-07-09 21:17:05)
- こちむいシリーズのタイトルが「こっちむいてよ！」に「を」が抜けてます。&amp;br()直し方わからないので、どなたか頼みます。  -- ななし  (2007-07-07 12:44:24)
- 向こうのWikiの新スレ用テンプレートをメンテしたときに、&amp;br()このWikiのURLを入れてみました。&amp;br()次のスレ立ての時にあそこのテンプレを使ってもらえれば、&amp;br()スレから誘導が入る感じです。&amp;br()&amp;br()Wikiトップページは管理者判断を待つしかないですね。&amp;br()  -- 名無し  (2007-04-07 18:46:42)
- 地図上げておきました&amp;br()＞リンク&amp;br()世界観まとめとSS保管庫で管理者が別々な関係上、&amp;br()ロックが掛かってる向こうのFrontPageは自分にもいじれないです&amp;br()13スレ目が立つ時には入るんじゃないかと楽観視してます&amp;br()本スレへの紹介はしようしようとは思ってるんですが&amp;br()見る度になぜか投下予告や投下直後だったりでタイミングがなかなか  -- 管理人  (2007-04-07 15:29:37)
- アップローダーに大陸の地図２をうｐしときました。&amp;br()よろしければ誰か画像保管庫にあげてください。  -- 地図のヒト  (2007-04-06 14:36:57)
- &gt;管理人様&amp;br()はい、ありがとうございます。&amp;br()ところで、重ねてお手数をおかけしますが、まとめwikiから保管庫wikiにはリンクがないですから、本スレからだとこのページの存在自体を知らない人がいるかもしれないと思います。&amp;br()  -- 名無しさん  (2007-04-04 20:50:08)
- ティンダロスの項目を付け加えておきました&amp;br()あんな感じでいいのかな？  -- 管理人  (2007-04-04 00:33:56)
- 種族まとめに“ティンダロス”の項目はあってもいいかもとか思いました。&amp;br()キメラとヒポグリフがいるんだし、同じ禁忌の産物シリーズで。  -- 名無しさん  (2007-03-31 21:42:58)
- テストしてみる  -- 名無しさん  (2007-03-22 19:24:03)
- test  -- 管理人  (2007-03-21 00:45:07)

----    </description>
    <dc:date>2015-11-08T06:34:07+09:00</dc:date>
    <utime>1446932047</utime>
  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/schwarze-katze/pages/308.html">
    <title>画像保管庫</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/schwarze-katze/pages/308.html</link>
    <description>
      **画像保管庫
最終更新日 ： &amp;date(j) &amp;time(j)


避難所や本スレ等に投下された
【猫耳少女と召使いの物語】スレ関連の絵や地図などの画像類を集積する場所
ファイルアップロードはページ下部のメニューからどうぞ
行方不明集めてます

***世界地図
・[[大陸全体図（予想図）１&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=308&amp;file=tairiku01.png]]　（本スレ9th-228）
・[[大陸全体図（予想図）２&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=308&amp;file=tairiku02.jpg]]　（本スレ11th-16）
・[[大陸全体図（予想図）３&gt;http://0cgi.net/rent_h/bbs/sr3_bbss/sr3_bbss/31nachtum/81_1.png]]
・[[地図&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=308&amp;file=IMG_000030_5.png]]（絵板30／◆9DPXnINqecA氏）


***複数作品競演
・[[ハレ晴れユカイ&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=mixchara01.jpg]]　（本スレ12th-234）
・[[猪から鼠へ&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=tosiake.JPG]]　

***こちむいシリーズ
・[[マナ様と召使い君&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=kotimui.jpg]]　（避難所1st-411）
・[[マナ&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=test.JPG]]
・[[マナ&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=mana1.JPG]]
・[[マナ&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=mana2.JPG]]
・[[マナ様とぼく&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=mana3.JPG]]
・[[ユナ&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=yuna1.JPG]]
・[[リナとぼく&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=boku.JPG]]
・[[リナ&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=rina.JPG]]
・[[ミルフィとソラヤ&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=mirufi-soraya.gif]]


***放浪女王と銀輪の従者
・[[【学園】剣道部主将サーラ様&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=308&amp;file=Saladin01.jpg]]　（避難所1st-665）
・[[主役三人&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=ginrin1.JPG]]
・[[挿絵風&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=ginrin2.JPG]]
互いを確認した後、また一拍間が空く。次の台詞は同時だった。
『案外、普通だな』
・[[ドナテア&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=donatea.JPG]]


***狗国見聞録
・[[正座ジーク＆あたし&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=zokin01.jpg]]　（本スレ8th-624）
・[[ジーク＆フォローあたし&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=zokin02.gif]]　（本スレ8th-624）
・[[ジーク&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=zi-ku.JPG]]　
・[[あたし&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=atasi1.JPG]]
「スキヨ
　スキヨ
　ダイスキヨ　ジーク
　アナタダケデ　ミタサレタイノ
　ゴシュジンサマダケニ　タベラレタイノ」
・[[ジーク&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=11-1gi-ku.gif]]　
・[[アイヴィ&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=11-2ivy.gif]]　
・[[ジーク&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=11-3gi-ku.gif]]　
・[[サイアス&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=11-4sias.gif]]　　
・[[温泉&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=kenbun1.JPG]]　　
・[[温泉その後&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=kenbun1-2.JPG]]　
・[[【学園】用務員ジーク＆あたし&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=308&amp;file=sieg01.gif]]　（避難所1st-760）
・[[【学園】水撒きディンスレイフ君&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=308&amp;file=din.jpg]]　（避難所1st-829）


***scorpionfish
・[[白猫仮装シロ&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=308&amp;file=shiro01.jpg]]　（避難所2nd-604）
・[[クロダイ姉妹&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=kurodai1.jpg]]　
・[[クロダイ姉妹（脱衣ver）&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=kurodai2.jpg]]　
・[[【学園】飼育小屋刻男＆シロ&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=308&amp;file=tokio01.gif]]　（避難所1st-703）


***木登りと朱いピューマ
・[[シュナイメージ&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=308&amp;file=syuna01.gif]]　（？？？）
・[[月夜のピューマ&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=308&amp;file=syuna02.jpg]]　（？？？）
・[[月夜のシュナ&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=308&amp;file=syuna03.JPG]]　（？？？）
・[[【学園】委員長シュナ&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=308&amp;file=syuna05.jpg]]　（避難所1st-640）
・[[ダブルシュナ&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=308&amp;file=syuna04.gif]]　（避難所1st-814）
・ [[【学園】ブラジル水着シュナ&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=syuna-brazil.jpg]]　（避難所1st-887）


***夜明けのジャガー
・[[【学園】無頓着ブルマパシャ&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=pasha.gif]]　（避難所1st-914）


***蛇足～はみ出しモノ～
・[[【学園】スケバンレナさん&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=308&amp;file=rena01.jpg]]　（避難所1st-786）


***魔法少女ホーネットぺすぺ
・[[見参！成虫べすぺ&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze?cmd=upload&amp;act=open&amp;pageid=308&amp;file=besupe01.jpg]]　（避難所2nd-208）
・[[肉うどん&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=besupe1.JPG]]


***万獣の詩
・[[マウントキャロ副主任&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=caro01.jpg]]　（避難所2nd-479）
・[[うさぎの騎士&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=usagi.JPG]]
・[[ティルくん&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=inu.JPG]]
・[[ティルナート&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=manju.JPG]]


***イノシシの国
・[[ヌシ様&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=nushi.jpg]]


***ああ探偵猫
・[[ヨーコ&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=yo-ko.JPG]]

***虎の威
・[[バラムとチヒロ&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=toranoi1.JPG]]
・[[アカブとチヒロ&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=toranoi2.JPG]]


***犬国奇憚夢日記
・[[アリスとカナ&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=Alice.jpg]]


***羊と犬とタイプライター
・[[ヒツジとイヌと&gt;http://www28.atwiki.jp/schwarze-katze/?cmd=upload&amp;act=open&amp;page=%E7%94%BB%E5%83%8F%E4%BF%9D%E7%AE%A1%E5%BA%AB&amp;file=yukarin.JPG]]

----    </description>
    <dc:date>2012-06-18T15:20:54+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/schwarze-katze/pages/91.html">
    <title>こっちをむいてよ!! ご主人様01</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/schwarze-katze/pages/91.html</link>
    <description>
      
&lt;h3&gt;こっちをむいてよ!! ご主人様　第１話&lt;/h3&gt;
&lt;p style=&quot;line-height:140%;&quot;&gt;　&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　怪しげな実験室、清潔で明るい王宮の中の一室とは思えないほどの乱雑さ、散らかりようである。部屋の主は金色の瞳を煌かせて憐れな奴隷を見下ろした。&lt;br /&gt;
　奴隷は安っぽい手術台に両手足を固定されており不安げに身をよじるが無駄なこと。華奢なカラダ、白い肌の美少年は今回の崇高な研究の実験体。『猫姫』と呼ばれる高貴なわたしに相応しいイケニエ。&lt;br /&gt;

　期待。歓喜。背徳。高揚。愛。さまざまな感情がわたしのココロで混じりあう。わたしは奴隷のあごを指をかけ指で薄い桃色の唇をやさしくなぞる。多くの感情が混じりあい最後に現れるのは常に欲望、そして欲情･･･&lt;br /&gt;

　&lt;br /&gt;
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　｢はあぁ･･･｣&lt;br /&gt;
　ぼくは今だに私物のない自室でため息をついた。&lt;br /&gt;
　『お金がない･･･』&lt;br /&gt;
　なれない家計簿というやつをつけはじめてはや３ヶ月、そのうち２ヶ月は赤字、おそらく今月も赤字だろう。ぼくは悲しいほどの残金を表している古びたそろばんを見てあらためて嘆息した。&lt;br /&gt;

　だいたい余計な支出が多すぎる。ぼくとご主人様の二人暮し、王宮の部屋住みなので家賃は必要なし、光熱費もタダなのが拍車をかけているのか、ぼくのご主人様の浪費癖といったら病気に近いものがある。ほっとくと部屋は訳のわからない工具、魔法材料、妖しげな実験のなれのはて等で部屋は埋まり、月末には掛売りの集金に来る商人で廊下が埋まる。&lt;br /&gt;

　ぼくとしても『ガツン』とご主人様に言いたいところだけど、その支出の一番大きいのが『奴隷の購入費』すなわち、ぼくを買ったローンなのであまり強く注意できなかったりする。&lt;br /&gt;

　&lt;br /&gt;
　｢あ～あ、町の人にまた『貧乏姫』とか『イワシ姫』とか言われるんだろうな･･･｣&lt;br /&gt;
　三食イワシがメインディッシュの食卓を想像してげんなりする。ぼくは嫌な考えを振り払うように椅子の上でのびをする、するとカベにハンガーで吊ってあるブレザーが目に入った。前にいた世界の学校の制服。&lt;br /&gt;

　『今ごろみんな何しているのかな･･･テストとか終わってマクドとか寄ってしゃべったりして･･･ぐしゅ･･･』&lt;br /&gt;
　ホームシックに目の前がにじんであわててシャツの裾で目をこすった。&lt;br /&gt;
　『早くご主人様に元の世界に帰る方法を発見してもらわないと･･･』&lt;br /&gt;
　気を取り直して家計簿を再計算する。今月の残金があまりにも少ない。ぎこちない人差し指でそろばんをはじくぼく。計算機のあった世界が懐かしい。&lt;br /&gt;
　『んっ･･･？』&lt;br /&gt;
　家計簿のページの裏からはらりと一枚の領収書が出てきた。&lt;br /&gt;
　『上様･･･１５３セパタ･･･但し実験機器代として･･･猫井技研(NEKOIFACTORY)･･･』&lt;br /&gt;
　｢ひ、ひゃくごじゅう･･･ご、ご、ご主人さまぁっつ！！｣&lt;br /&gt;
　ぼくはあわてて自分の部屋から飛び出した。猛ダッシュでご主人様の作業室のドアに体当たりをかまして中にとび込む。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　部屋の中には昨日までなかった簡単な手術台とその横にいろんなメータのついた大きな機械が鎮座している。おそらくこれが153セパタなのだろう。その横にぼくのご主人様がいた、読んでいた説明書から顔を上げて楽しそうに言う。&lt;br /&gt;

　｢部屋に入るときはノックするにゃ、おまえは時々常識知らずにゃ｣&lt;br /&gt;
　しゃあしゃあと自分のことを差し置いて言うご主人様。頭上のネコミミが機嫌のいい時を表すようにピコピコ動いている。&lt;br /&gt;
　言い忘れたけれどぼくのご主人様はネコである。体つきはほぼヒトながら切れ長の瞳に光る瞳孔や大きなネコミミは思いっきりネコを主張している。手首や足首の一部に生えた柔毛や髪の毛は青っぽい黒色で、実験中の常としてきっちりとポニーテールでまとめている。小柄ながら結構ナイスバディで露出の多い部屋着の上に白衣を羽織っているのでちょっとマニアックな色気がある。&lt;br /&gt;

　いや普通はのんべんだらりと人懐こくも怠惰なネコなのだけども･･･&lt;br /&gt;
　久しぶりにキリッとしてるご主人様を見たせいかつい『ぽおっ』と見とれてしまったぼく、本来の用件を思い出し慌てて気を引き締めた。手に持っていた領収書をご主人様に突きつける。&lt;br /&gt;

　｢こ、これは何ですか!!こんな高いモノ！先月だって食事を抜いたり、アルバイトしたり･･･｣&lt;br /&gt;
　『ふにゃ～』なんてアクビしてるご主人様。&lt;br /&gt;
　｢街の人たちにもバカにされて･･･あれ･･･あれ？｣&lt;br /&gt;
　なぜか感情が激してしまってぽろぽろ涙が出てしまうぼく。ぼくは結構この生活力のないご主人様が好きなのだ。食事は文句も言わずにぼくが作った同じモノを食べてくれるし、使用人のぼくに、時々は･･･すごくやさしい。だから他人(猫)がご主人様のことを悪く言っているとすごく悲しいし悔しい。&lt;br /&gt;

　｢な、泣いたらダメにゃ！？｣&lt;br /&gt;
　ご主人様があたふたと近寄ってぼくの涙を長い爪ですくい取ってくれる。年恰好はぼくより年下見えるが、もう30年以上生きてるはずだ。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　｢お前が泣くとわたしも悲しくなるにゃ･･･｣&lt;br /&gt;
　ご主人様の大きな瞳がウルウルしてきらきらと輝きだす。どんな宝石にも負けない猫目石。ぼくは小さな声で言う。&lt;br /&gt;
　｢じゃあ、クーリングオフしてくれます･･･？｣&lt;br /&gt;
　｢･･･にゃにゃ!？･･･｣&lt;br /&gt;
　とたんに目をそらすご主人様。&lt;br /&gt;
　｢ご主人様っ！！こんな無駄使いもう止めましょうよ～｣&lt;br /&gt;
　憮然としてご主人様が言う。&lt;br /&gt;
　｢これは『火』『水』『風』に次ぐ第4の魔法『雷』の実験機にゃ！！雷の魔法さえ確立できたら大金持ちにゃ、研究三昧にゃ！毎日鯛の尾頭付きにゃ！！｣&lt;br /&gt;
　｢･･･じと･･･｣&lt;br /&gt;
　｢にゃ、にゃんだその目は･･･わたしが信じられないのにゃ？｣&lt;br /&gt;
　口を尖らせるご主人様。そんなしぐさがご主人様を幼く見せている。&lt;br /&gt;
　｢･･･そりゃあ、ご主人様は魔法や発明だけは一流ですけど･･･｣&lt;br /&gt;
　｢何か気になるいいかたにゃ･･･信じられないにゃら自分で体験するといいにゃ｣&lt;br /&gt;
　『キラーン！！』&lt;br /&gt;
　ご主人様の目が光る。まずい兆候である。&lt;br /&gt;
　｢さっ、ぼくはアルバイト探さないと･･･は、いそがしいそがし･･･｣&lt;br /&gt;
　棒読みのセリフで回れ右するぼく。すぐさまダッシュするが扉の前であっさりと跳躍してきたご主人様に捕獲されてしまう。&lt;br /&gt;
　｢ちょうど良かったにゃ、お前のアルバイトは『雷魔法の人体実験』に今決定したにゃ｣&lt;br /&gt;
　｢バイト料でないのでは･･･｣&lt;br /&gt;
　冷や汗のぼく。背中にしがみついているご主人様がぼくの耳元で囁く。&lt;br /&gt;
　｢偉大な発明には『ケンシンテキな行動』や『尊いギセイ』がつきものにゃ｣&lt;br /&gt;
　『シャキーン』とご主人様は鋭く尖った爪をのばしてぼくの目の前で威嚇するのでありました･･･&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　｢どうしたにゃ？気分がわるいのかにゃ？｣&lt;br /&gt;
　まさしくネコなで声のご主人様。&lt;br /&gt;
　｢最悪です｣&lt;br /&gt;
　きっぱりとぼく。ぼくは新たに購入された手術台に両手両足とも鎖で固定されていたりする。とたんにぼくは心細くなってご主人様に問い掛ける。&lt;br /&gt;
　｢いったいどんな実験なんですか？痛かったり、切り刻んだりとかしないですよね｣&lt;br /&gt;
　ご主人様はメータ類から目を離さずにやさしく言った。&lt;br /&gt;
　｢お前はわたしの大事なドレイにゃ、お前のモノは全部わたしのモノにゃ｣&lt;br /&gt;
　｢答えになってな～い！！！！｣&lt;br /&gt;
　手足の鎖をガチャつかせてあばれるぼく。そんなぼくにおかまいなしでご主人様は続けた。&lt;br /&gt;
　｢さっ、実験開始にゃ！！記念すべき1回目の実験は『電撃による人体への影響』にゃ･･･じゃん!!｣&lt;br /&gt;
　ご主人様はコードがのびる電極パッドを両手に持ってぼくに見せつけた。ご丁寧にも両手を合わせてパッドの隙間に青いスパークなんかを飛ばして見せたりする。&lt;br /&gt;
　｢い～や～だ～！！｣&lt;br /&gt;
　がちゃがちゃと半べそでご主人様に訴えるぼく。&lt;br /&gt;
　｢オトコのコはつべこべ言わないにゃ！｣&lt;br /&gt;
　ご主人様はパッドをいったん置いて歯磨きチューブのような物を手にとるとベットの上のぼくにぴょんとまたがった。マウントポジションな感じ。結構ご主人様は軽い。&lt;br /&gt;

　&lt;br /&gt;
　｢電撃でコゲないように導電剤をぬるにゃ｣&lt;br /&gt;
　ご主人様は片手で器用にぼくの長袖シャツのボタンを外していくと前をはだける。ついでとばかりにすりすりと手で撫でまわす。&lt;br /&gt;
　｢いつさわってもすべすべにゃ･･･｣&lt;br /&gt;
　ご主人様はうっとりと自分の購入したドレイの手触りを堪能すると、おもむろにチューブを鷲掴みにして透明なジェルを手にとった。&lt;br /&gt;
　｢これで･･･良しと･･･ぬりぬり･･･｣&lt;br /&gt;
　『ひゃん！！』&lt;br /&gt;
　いきなりのヒヤリとしたジェルの感触に小さな悲鳴をあげるぼく。&lt;br /&gt;
　｢よーく塗っておくにゃ･･･｣&lt;br /&gt;
　両手でジェルを塗り広げるご主人様。なぜか執拗にぼくの胸の先っぽに手をやっているような･･･瞳にはいつものイジワルな光が浮かんでいる。&lt;br /&gt;
　｢にゃにゃ･･･なんか胸のここらヘンが2つもカタクなってきたにゃあ｣&lt;br /&gt;
　『やっぱり･･･』ぼくはため息をついてイジワルなご主人様のセリフを無視する。ご主人様は気にもせずに続けて言う。&lt;br /&gt;
　｢ここのことにゃ｣&lt;br /&gt;
　爪でピンピンとぼくのピンクの胸の突起をはじくご主人様。&lt;br /&gt;
　｢はんっ･･･んっ･･･｣&lt;br /&gt;
　思わず声が出てしまうぼく。&lt;br /&gt;
　｢にゃ、感じたかにゃ？｣&lt;br /&gt;
　｢遊んでないで実験を始めてください！！｣&lt;br /&gt;
　ぼくは顔を赤らめてそっぽを向いた。&lt;br /&gt;
　｢被験者をリラックスさせるのも実験のウチにゃ｣&lt;br /&gt;
　きっぱりとご主人様。もはや隠そうともせずに手のひらをいやらしく動かしはじめる。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　｢ジェルがぬるぬるしていつもより感じるはずにゃ～、こうするとどうにゃ？｣&lt;br /&gt;
　ご主人様は手のひらを微妙に浮かせてゆるゆると丸く円を描くように動かして行く。そうするときゅんきゅんに尖ったぼくの乳首だけがずりずりと手のひら全体で刺激されてしまって悶えるくらいの狂おしい感覚がぼくを責めつけた。乳首はご主人様の手相が判るのではと思うほど敏感にうずいている。&lt;br /&gt;

　｢はああ･･･あ、いや･･･イジワルしないでください･･･｣&lt;br /&gt;
　もどかしい感覚を何とかしようとに上半身をつきだしたり、よじったりしても巧みにご主人様は手のひらの距離をとって乳首だけを責め続ける。歯ぎしりするような焦燥感から狂乱的な感覚が這い登ってくる。&lt;br /&gt;

　｢ご、ご主人さま～だめです･･･はあっ･･･くうっ･･･ああっ･･･｣&lt;br /&gt;
　｢いい声にゃ、ホントにいい声で鳴くにゃあ、どうして欲しいにゃ？｣&lt;br /&gt;
　｢はかにも･･･あの･･･胸の先だけじゃなくて･･･もっと･･･｣&lt;br /&gt;
　｢もっと分かりやすく言わにゃいと分からにゃいにゃ･･･｣&lt;br /&gt;
　じらし続けるご主人様。&lt;br /&gt;
　｢んんんぅぅ･･･ひあっ･･･もう、もうっ･･･胸･･･おっぱい、おっぱい揉んでくださいっ！！｣&lt;br /&gt;
　『ぎゅにっ！！』&lt;br /&gt;
　ご主人様が乱暴にパン生地を捏ね上げるようにひねりを加えてぼくの薄い胸を揉み上げた。&lt;br /&gt;
　｢はあああぁん！！あっ、あっ･･･いいです!!とってもいいです～!!｣&lt;br /&gt;
　｢オトコのコのくせにおっぱいで感じるのはヘンタイにゃ｣&lt;br /&gt;
　｢あっ、あっ･･･いわないで、いわないでください･･･ああっ、はん｣&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　乱れはじめるぼくにご主人様は技巧の限りをつくしていく。&lt;br /&gt;
　『ぎゅい』&lt;br /&gt;
　思い切り乳首をつまむと普通は痛いはずなのに、『にゅるり』とジェルのせいで乳首が指からにげて『ずん』とくるような、じれたような感覚が襲いかかる。&lt;br /&gt;
　｢ら、乱暴なコトしないで、はあああああん｣&lt;br /&gt;
　爪で乳首のをイタズラするご主人様。つついたり、なぶったり、はじいたりする。&lt;br /&gt;
　｢だめ、だめです～、とれちゃいます～はぁぁぁん｣&lt;br /&gt;
　ご主人様に感じやすく調教されているぼくは簡単にメロメロになって、目の前がピンクのかすみがかかったよう。そして勝手にカラダが登りつめてきて背筋から足の指の先までひくひくと手術台の上でそり返っていく。&lt;br /&gt;

　｢はああん！く、くるぅ～キちゃいますぅ･･･あっ、あっ、あっ･･･｣&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　ところが快楽のスイッチが入りかけた瞬間、唐突に愛撫がやんだ。すっと離れるご主人様の手。&lt;br /&gt;
　｢･･････あっ･･････｣&lt;br /&gt;
　ベットからスッと滑り降りるご主人様をつい物欲しげな目で追ってしまい、ぼくは恥ずかしくなってしまい慌てて顔をふせた。ひどく焦らされて体の奥がじわじわ、もぞもぞする。&lt;br /&gt;

　｢さ～て、まじめに実験するにゃ～｣&lt;br /&gt;
　わざとらしいご主人様。&lt;br /&gt;
　『自分からヤッてきたクセに･･･』&lt;br /&gt;
　ぼくは『ぷう』と頬を膨らませた。そんなぼくにお構いなしに、ご主人様は鼻歌を歌いつつぼくの胸の突起をはさんで電極パッドを２コづつ貼り付ける。ぼくの胸に４ケの電極パッドが一列に並んだ。&lt;br /&gt;

　｢ふっふっふっ･･･さあて新兵器の威力をとくと味わうにゃ･･･ポチっとにゃ｣&lt;br /&gt;
　ご主人様がブレーカをONにする。&lt;br /&gt;
　｢うわっ！！と、止めて、止めてぇ～！｣&lt;br /&gt;
　叫ぶぼく。いきなりパッドに電気が走り、意志に関係なく胸筋が『ずっくん、ずっくん』と収縮した。けっこう不気味でぼくはパニくってしまう。そんなぼくにご主人様は自慢するように続ける。&lt;br /&gt;

　｢これが『たたく』モードにゃ、そしてこれが『もむ』にゃあ｣&lt;br /&gt;
　電撃の発生パターンが変化したと思ったとたんに異様な感覚が胸に這い登る。&lt;br /&gt;
　｢うわぁぁん！？あっ、あっ、あっ･･･｣&lt;br /&gt;
　｢どうにゃあ？｣&lt;br /&gt;
　｢あっ、あっ、ほ、ホントに揉まれてるカンジが･･･あっ･･･｣&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
ご主人様は機械から離れてぼくに近寄ってくる。手に持った携帯電話のようなモノを見せびらかしてぼくに言う。&lt;br /&gt;
　｢気に入ったみたいで嬉しいにゃあ、そしてこのリモコンで『速さ』『強さ』も自由自在のスグレものにゃ、『早く』するにゃ･･･｣&lt;br /&gt;
　ご主人様はキリキリとリモコンのボリュームを回した。&lt;br /&gt;
　｢あん、あん、あっ、あっあっあっあっ･･･だめっ、ご主人様!!もっとゆっくり･･･刺激が強すぎ･･･はあああああん！！｣&lt;br /&gt;
　ぼくはこの目に見えない愛撫に翻弄されつつ訴える。本来の電撃による痛みまで脳内のエンドルフィンで快感に組かえられていくらしく、普通に揉まれるより格段に気持いい。何かアブノーマルな所から戻れなく&lt;br /&gt;

なりそうな恐怖がぼくを妖しくさらに追い立てる。&lt;br /&gt;
　｢もっと、もっと感じるにゃあ･･･『強く』にするにゃ｣&lt;br /&gt;
　｢ひいいいいいっ！！ああっ！！止めて！止めて！おっぱいが、おっぱいが～！！｣&lt;br /&gt;
　ぼくの胸が人の手では不可能なスピードでぐいぐいと揉みしだかれる。その刺激は休むことなく連続で続く。どんなにカラダを揺すっても、よじっても休みなく叩き込まれる快楽の嵐。ぼくは快楽も休みなく続けば拷問に近いと言うのを初めて知った。&lt;br /&gt;

　｢すごいにゃ･･･乳首のまわりごとおっきくなってオンナのコのおっぱいみたいになってるにゃ･･･｣&lt;br /&gt;
　ご主人様が手をのばしてぼくのしこりきった胸の先っぽを『コリッ』と引っ掻いた。&lt;br /&gt;
　｢ひいいいいいん！｣&lt;br /&gt;
　鋭い性感によがり泣くぼく。発生した熱い快感がじわじわと下半身に下りていく。ぼくシャフトはビキビキになって射精の予感にひくひくと震える。&lt;br /&gt;
　『あっ･･･ぼ、ぼくまだパンツはいたまま･･･』&lt;br /&gt;
　とろけそうな意識の中でかろうじて正気を取り戻しかけるぼく。この年になってご主人様のまえで『おもらし』はしたくない。快楽に負けそうな意識をふりしぼって訴えるぼく。&lt;br /&gt;

　&lt;br /&gt;
｢ご、ご主人様･･･あの･･･その･･･下着が･･･｣&lt;br /&gt;
　｢なんだにゃ？はっきり言うにゃ｣&lt;br /&gt;
　気のなさそうにご主人様。&lt;br /&gt;
　｢あの･･･も、漏れちゃいそうなんです！！だから･･･はあああん･･･｣&lt;br /&gt;
　顔を赤らめて白いふとももをすり合せるぼく。ご主人様は薄手の半ズボンを突き破りそうなほどになってるぼくのシャフトを見てすぐに理解する。&lt;br /&gt;
　｢ど～しよ～かにゃ～｣&lt;br /&gt;
　焦らすようにご主人様、こういう話になるとすぐノッてくる。少しキライだ。ぼくは霞みかかった視界の中で叫ぶ。&lt;br /&gt;
　｢ひうっ！ご主人さまぁホントに、せめてリモコンだけでも止めてください～！！｣&lt;br /&gt;
　｢しかたないにゃ･･･自分で止めるにゃ｣&lt;br /&gt;
　ご主人様はめずらしく自分から折れ、拘束されているぼくの手のひらにリモコンを押し付けた。直接見ることは出来ないが親指がリモコンのボリュームつまみにかって心底安堵する。&lt;br /&gt;

　｢下にまわすにゃ･･･｣&lt;br /&gt;
　溜息をついて下を向いたまま言うご主人様。せっぱ詰まったぼくは考えもせずにボリュームを『クリッ』と回す。&lt;br /&gt;
　｢ウソにゃん！ソッチは『MAX』にゃん｣&lt;br /&gt;
　ご主人様が顔を上げていた。その目は『キラーン』と光っている。&lt;br /&gt;
　｢えっ･･･｣&lt;br /&gt;
　間の抜けたぼくの返事･･･。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
｢うわああああああ！？おっぱいが、おっぱいが破裂しちゃうよ～！！｣&lt;br /&gt;
襲いかかる衝撃にぼくは叫んでリモコンをとり落とす。胸の先までびりびりと駆け巡る快楽のパルス。上半身は快感に炙られ脂汗を吹き出してのたうつ。下半身は逆にねっとりととけたように熱いトロリとした感覚につつまれていく。&lt;br /&gt;

　｢あ、もう･･････｣&lt;br /&gt;
　ゆがむ視界。シャフトはパンツの中で不規則にひくつきはじめる。そしてぼくにはもうシャフトを駆け上がる熱いものを止めることが出来ない。&lt;br /&gt;
　『ビュク!! ビュク!! 』&lt;br /&gt;
　｢ああっ!!イッてる、ぱんつの中でイッちゃってる！ぱんつはいたままでどぴゅどぴゅしてるよ～!!はああああん･･･｣&lt;br /&gt;
　ぼくのシャフトはパンツの中で大量に白濁をぶちまける。見る間に半ズボンに大きなシミを広げていく。刺すような後悔と、とろけるような射精感の狭間でぼくは意識を失った･･･&lt;br /&gt;

　&lt;br /&gt;
　視界が戻ってきた。目が覚めればココは見慣れた自分の部屋でこれまでのことは全て夢だった･･･ということは勿論なく、繋がれたままのぼくがいた。幸いなことにパッドの電源は切られていた。しかし射精した下腹部が冷たくなりかけて少し気持わるい。情けなくて『じわり』と涙がにじむ。&lt;br /&gt;

　&lt;br /&gt;
｢だ、だいじょうぶかにゃ？｣&lt;br /&gt;
　ぼくの涙にあわてたのか機嫌を取るようにご主人様がのぞき込む。ぼくはボソッと一言｢うそつき･･･｣と呟いてそっぽを向く。ぼくの背後のオーラから『でろでろ』と音がしそうだ。&lt;br /&gt;

　｢わるかったにゃ、機嫌なおすにゃ｣&lt;br /&gt;
　すたすたと手術台の反対に歩いてぼくをのぞきこんでご主人様が言う。&lt;br /&gt;
　『ぷい』&lt;br /&gt;
　またぼくは首を反対に向ける。&lt;br /&gt;
　｢ちょっとふざけただけにゃ、謝るからゆるすにゃあ｣&lt;br /&gt;
『ふかっ･･･』&lt;br /&gt;
『･･････！？』&lt;br /&gt;
　ぼくの視界に逆に映るご主人様。反対側から覆い被さるようにぼくと目を合わせている。ぼくのほっぺにご主人様のおっきな胸が『ふかっ』と乗っかって思わずフリーズしてしまう。そんなぼくのドキドキを知ってか知らずかご主人様は必死に続けた。&lt;br /&gt;

　｢ごめんにゃあ、カワイイといじめたくなるんだにゃあ･･･｣&lt;br /&gt;
　メイワクすぎる性格である。しかしぼくはあまりにもすまなさそうにシオたれるご主人様を見て性懲りもなくまた許してしまう。&lt;br /&gt;
　｢わかりました･･･もう怒ってません、着替えますから鎖を外してください｣&lt;br /&gt;
　ぼくが言うとご主人様は『ぽん』と手をたたいて真剣に言う。&lt;br /&gt;
　｢そうにゃ！！おわびにわたしがキレイにしてあげるにゃ！！｣&lt;br /&gt;
　｢えっ！？｣&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
いきなりぼくの半ズボンに手をかけるご主人様。&lt;br /&gt;
　｢ちょ、ちょっと！！離してくれれば自分でしますってば、あっダメです～！！｣&lt;br /&gt;
　『ずるずる』とためらいもなくパンツごとズボンをひざまで下ろしてしまうご主人様。&lt;br /&gt;
　ぼくのシャフトが外気にさらされてひやりとする。パンツのなかにぶちまけた白濁のせいでとんでもないことになっていると思うと顔から火が出そうなほど恥ずかしい。&lt;br /&gt;

　｢うわ･･･すごいことになってるにゃ･･･いまキレイにするにゃん｣&lt;br /&gt;
　｢ご、ご主人様、自分でやりますから、あまり見ないで･･･はああん！！｣&lt;br /&gt;
　なぜか暖かい感触。ぼくはあわててあごをひいて窮屈に下を見るとご主人様がぼくのシャフトに舌を這わせていて驚愕する。&lt;br /&gt;
　｢んっ･･･お前の味がするにゃ･･･ぺろっ、れろ･･･｣&lt;br /&gt;
　ねばつく白濁をこそぐように舐め取っていくご主人様。人間よりも舌が少しザラザラしてものすごくキモチいい。さっき出したのにみるみるシャフトが大きくなる。&lt;br /&gt;
　｢ご、ご主人さまぁ･･･だめです、キタナイですっ･･･｣&lt;br /&gt;
　さっきまでの怒りを忘れて哀願するぼく。ご主人様は舌を休めずに上目づかいでぼくに言う。&lt;br /&gt;
　｢そんなことないにゃ、お前のココもまた元気になってきてとってもエッチな味がするにゃ･･･ずちゅ、じゅぽ･･･｣&lt;br /&gt;
　さらに大胆にしゃぶりついてくるご主人様。ぼくは快感にのけぞりつつもご主人様の瞳が金色にキラキラ光っているのを見た。&lt;br /&gt;
　『発情しちゃってる･･･』&lt;br /&gt;
　瞳孔がせばまり金色の部分が多く見えている、いったん発情するとご主人様は満足するまで止まらない。さらにフェラチオに熱がこもる。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
｢はむっ･･･ちゅく･･･ちゅぶ･･･ぢゅうううちゅ･･･｣&lt;br /&gt;
　きつく吸いながら顔を前後に激しくピストンするご主人様。気が遠くなるほど気持がよくてぼくは我を忘れてよがり声を上げてしまう。&lt;br /&gt;
　｢はあっ･･･くうっ･･･そんなに吸ったらだめですぅ･･･はあっ、舌が、だめそこ弱いんですぅ･･･ああん･･･ひあん･･･｣&lt;br /&gt;
　がしゃがしゃと鎖をきしませて悶えるぼく。腰がワナワナ震える。ご主人様がいったん口を離してぼくのシャフトの根元の袋をやわやわと揉みながらネットリと言う。&lt;br /&gt;

　｢どぴゅどぴゅしたいって、ココにいっぱい溜まってきたにゃあ･･･｣&lt;br /&gt;
　｢ふああああん！！ご主人さまぁキちゃいます、またキちゃいますぅ～｣&lt;br /&gt;
　袋を揉まれて宙を浮くような快感をもてあまして、泣いて訴えるぼく。シャフトはさらに反り返ってひくつきその胴体に『じゅわり』とカウパーがつたい落ちる。&lt;br /&gt;
　｢いいにゃ！おもいっきりだすにゃ、自分のご主人様の顔に白いべたべたをぶっかけるにゃ！！｣&lt;br /&gt;
　袋を揉む手を休めずにさらに片手でカウパーまみれのシャフトをはげしく手でしごきたてる、そしてぼくのシャフトの先端にかぶさったご主人様の小さな口は細かく亀頭の表面をカリをくるくると舐めまわす。&lt;br /&gt;

　｢あっ･･･はっ･･･くっ、ご、ご主人さまっ、ご主人さまあああああ！！｣&lt;br /&gt;
　『ビュッ！！』&lt;br /&gt;
　１番に出た白濁液は偶然ご主人様の口が離れたときに飛び出した。二回目にもかかわらず純白の濃度を保ちつつご主人様の左のネコミミからおでこ、まぶたを通って左頬と一直線に白い筋が走った。&lt;br /&gt;

　&lt;br /&gt;
『ビュクッ！！』&lt;br /&gt;
　２番目のしゃくりあげで出た白濁は、あわててシャフトをくわえようとしたご主人様の口元を容赦なく汚す。白い涎があごまで滴ったようで不思議にエロチックに見える。&lt;br /&gt;

　それ以降でやっとシャフトをくわえることができたご主人様。ぼくはご主人様のあったかい口の中で最後の一滴まで搾り取られてしまう。しゃくりあげの最後に『ちゅうちゅう』とストローのように吸われてからやっとぼくのシャフトが開放される。&lt;br /&gt;

　｢はふはふはふ･･･｣&lt;br /&gt;
　せわしなく息をつく２人。満たされた溜息のぼく。さらなる欲情にあえぐご主人様。ご主人様はふらりと立ち上がって上着に手をかける。&lt;br /&gt;
　｢なんか･･･おっぱいの先がきゅんきゅんして･･･アソコはさっきからじんじんして･･･カラダが熱くって、だめにゃ･･･今すぐ欲しいにゃ｣&lt;br /&gt;
　ご主人様は白衣を叩きつけるように脱ぐとタンクトップをはぎ取る。Dカップの美乳がこぽれるが、いつもより固くしこっているらしく『ふるん』ではなく『プルン』としなやかにゆれる。ホットパンツも足で踏みつけるようにあわただしく脱ぐ。淡い恥毛の秘裂からネットリとした愛液がショーツについて糸を引いている。部屋に漂うぼくの白濁の匂いとメスの匂いがからまってご主人様をさらに加速させていく。&lt;br /&gt;

　ひとみを金色に輝かせてぼくを見るご主人様の目つきはもはやエモノを見る目つき。精液を出し切ったぼくはけだるげな脱力感の中。ぼくはこれから起こることも知らず、欲情し飢えたネコの前で無防備な肢体をくねらせるだけ･･･&lt;br /&gt;

　&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　｢にゃ～ん｣&lt;br /&gt;
　全裸のご主人様がぼくにすり寄ってくる。ぼくのこわばりの解けたシャフトを握って、ほお擦りしておねだりする。&lt;br /&gt;
　｢早くげんきだすにゃ～今すぐスルにゃあ！｣&lt;br /&gt;
　｢そ、そんな～!!立て続けに３回も出来ませんよ、ハァハァ･･･もうちょっと休んだら･･･｣&lt;br /&gt;
　ご主人様は自分の胸と秘所を『ぎゅっ』と押さえて悲鳴をあげる。&lt;br /&gt;
　｢もう待てないにゃ！！今すぐシないとおかしくなるにゃ！！｣&lt;br /&gt;
　たしかにご主人様の秘裂から愛液が大量に溢れて膝まで濡れ光らせている。待ちきれないのか、ガバッとぼくの上に飛び乗るご主人様。ぼくのシャフトをさすったり、舐めたりしても大きくならないのに業を煮やして、だんだんいらだってくる。&lt;br /&gt;

　｢がまんできないにゃ！！！！｣&lt;br /&gt;
　｢無理です～！！ああっ！そんなに引っ張ったらだめですぅ！！｣&lt;br /&gt;
　｢･･･くっ･･･にゃあああああん、早く、早くにゃあ･･･｣&lt;br /&gt;
　食いつかんばかりにシャフトをのぞきこむご主人様。&lt;br /&gt;
　｢なんかあせるとかえって･･･｣&lt;br /&gt;
　｢ぎにゃあああ！ちっさくなってきてるにゃ！！！！｣&lt;br /&gt;
　耳の毛を逆立てて叫ぶご主人様。八重歯が白く『シャラ～ン』と光ってすごいコワイんですが･･･&lt;br /&gt;
　｢オトコってでりけーとなんです･･･｣&lt;br /&gt;
　｢ただの役立たずにゃ！！｣&lt;br /&gt;
　とんでもなく失礼なことを叫んでイライラと何か考えるご主人様。すぐに何か閃いたらしい。&lt;br /&gt;
　｢･･･もう、もういいにゃ！！イイコト思いついたにゃ！！｣&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　ダッシュで倉庫に消えるご主人様。&lt;br /&gt;
　『ガシャン!! バターン!! ドシン!! 』&lt;br /&gt;
　荷物をひっくり返す音。すぐにダンボール箱を抱えて戻ってくる。なぜかダンボールの箱の中はレインコート、黄色い長靴、食器洗い手袋、怪しげな小箱、そして半端に余った包帯･･･どうもつながりのよく分からないラインナップではある。&lt;br /&gt;

　まず包帯を水で濡らしてよく絞るとぼくのシャフトに巻いていく。欲情して手元が狂うのか、はたまたぼくのシャフトが萎えたせいか非常に手間取る。終わると購入したばかりの忌まわしい機械にかけよるご主人様。両手に目的の物をつかみ取る。&lt;br /&gt;

　｢えっ？･･･｣&lt;br /&gt;
　いぶかしがるぼく。ご主人様の持っているのは洗濯バサミによく似たクリップ２つ。その末端から当然のように電線が･･･&lt;br /&gt;
　｢も、もしかして…｣&lt;br /&gt;
　｢もしかしなくてもそうにゃ！！｣&lt;br /&gt;
　｢ご、ご主人様！！死んじゃいますよ｣&lt;br /&gt;
　ご主人様は片方のクリップを包帯に、もう片方を少し迷ってぼくの足の親指にはさみ込む。&lt;br /&gt;
　｢もうだめにゃ、ガマンできないにゃ、お前がわるいにゃ｣&lt;br /&gt;
　｢うわああ！かんにんして～！！｣&lt;br /&gt;
　『ぷちっ』&lt;br /&gt;
　ご主人様が無情にもスイッチを入れる。電撃がぼくのシャフトからつま先を駆け抜ける。あまりのショックに『ガクガク』ではなく『ひょこひょこ』と言った感じで腰がブリッジのように跳ね上がっては落ちというのを繰り返す。&lt;br /&gt;

　｢ひぎいいいいいい！！！｣&lt;br /&gt;
　悲鳴を上げるぼく。そばから見れば間抜けに見えるがぼくは必死だ。&lt;br /&gt;
　｢やめて！！もうやめてください！！死んじゃいます！コワれちゃいます！！｣&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　ぼくの必死な悲鳴も他のことに注意を奪われたご主人様には届かない。ご主人様は目許を紅く染めてぼくの下半身に駆け寄る。&lt;br /&gt;
　｢すごいにゃ･･･さっきよりずっとおっきくなってるにゃ･･･こんなの入れたら･･･にゃ～ん！！｣&lt;br /&gt;
　身もだえするご主人様。ぼくのシャフトは電気の力で強制的にエレクトさせられていた。いつもよりはるかに大きくなったシャフトの根元は、巻かれた包帯が食い込み全面にゴツゴツと凶悪に血管を浮き上がらせている。しかも充血したせいかカリの部分が張り出してしまっている。パルスが脊髄に流れるたびに『ズックン、ズックン』とシャフトが重々しげに律動している。&lt;br /&gt;

　しかし瞳を霞ませてうっとりと手をのばす主人様の手をぼくのシャフトは『パチッ』と青いスパークを立てて拒絶する。その痛みにあわてて我にかえるご主人様。&lt;br /&gt;
　｢イタタ･･･でも計算のうちにゃ･･･｣&lt;br /&gt;
　ご主人様はあわててどたばたと着替え始める。まず手には緑の食器洗い用の手袋を装着。次に、がふがふ言わせながらゴム長靴を両足一辺に履く。そして姫君の持ち物とは思えない安っぽいビニールのレインコートを着る。最後に手に小箱を持ってぼくに駆け寄ってくる。&lt;br /&gt;

　｢ほ～ら、もうすこしでできるにゃあ｣&lt;br /&gt;
　半透明のレインコートから胸のポッチとか下腹部の翳りが中途半端に透けてかえってエッチだが、意に返さないご主人様。慌ただしく手に持った小箱を開ける。小箱から無造作に取り出したのはなんとコンドーム。ちなみに『ネコ』と『ヒト』では妊娠しないのでコンドームは必要ないのだが装着されて判った。避妊具というよりは快楽の為の道具らしく、シャフトの途中にぼこぼこが出ていたり、先端にはびっしりと軟らかいプチプチやトゲトゲのあるエグイ代物だったりする。&lt;br /&gt;

　&lt;br /&gt;
　『またこっそり無駄使いして･･･』&lt;br /&gt;
　とこんなときにも家計を心配するぼく。&lt;br /&gt;
　｢すごいにゃコンドームがパンパンだにゃ｣&lt;br /&gt;
　そんな思いもつゆ知らず、コンドームをかぶせ終わったトゲトゲプチプチだらけの凶悪なシャフトを見て熱い溜息をつくご主人様。ぼくを見つめながらシャフトを自分の秘裂に合わせてゆっくりと腰を落としていく。&lt;br /&gt;

　｢ハニャ～ん、こんなのはいンないにゃ･･･｣&lt;br /&gt;
　という割にはぼくのシャフトはペースを落とすことなくじわじわとご主人様の秘裂に飲み込まれて行く。目を閉じれば接合部の体奥からトゲトゲの通過する『プチプチ』という音が聞こえそうだ。&lt;br /&gt;

　『ズニュ･･･ニュプププププ･･･』&lt;br /&gt;
　ぼくのシャフトのトゲトゲがご主人様の秘裂の奥に吸い込まれるたびに同じ体積のご主人様の愛液が『じゅにゅっ』と押し出されてぼくのシャフトにネットリとつたい落ちる。&lt;br /&gt;

　｢にゃあ･･･トゲトゲがプチプチがスゴくて大変にゃあ！！｣&lt;br /&gt;
　コンドームのせいでさらに大きさを増しているシャフトに悪戦苦闘のご主人様。まあその顔は快楽にとろけて嬉しそうなのだが･･･&lt;br /&gt;
　｢ひうっ!! はんっ!! にゃああん!! ｣&lt;br /&gt;
　細かく腰を細かく揺すってシャフトを根元まで収めようとするご主人様。ぼくもやっと電撃に体がマヒしたのか慣れたのか、ほんのわずか余裕ができご主人様の熱い秘裂の内側がこすれる微妙な感触がじんわり伝わってきた。&lt;br /&gt;

　｢はぁ･･･はぁ･･･はぁ･･･うわぁ！？｣&lt;br /&gt;
　そのときたまたま大きく流れた電気がぼくの脊髄を直撃してひときわ大きく腰を跳ね上げさせた。&lt;br /&gt;
　『ずん！！』&lt;br /&gt;
　一気にご主人様の奥に叩き込まれるシャフト。&lt;br /&gt;
　｢ひに゛ゃあああ！！｣&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　背を反らせ痙攣するご主人様。めちゃくちゃにぼくを『きゅっきゅっ』と締め付ける。&lt;br /&gt;
　｢にゃあ、にゃあ･･･口から、口からオチンチン出て来ちゃうにゃあ！！｣&lt;br /&gt;
　舌を突き出してあえぐご主人様。接合部はびっちりとぼくのシャフトによって広がっている。電気のパルスのせいで休みなく『ズックンズックン』と強制的に律動するシャフトはびっちりと巻きついた内壁をかき回し、ご主人様の天井をぐいぐいとなぞりまわす。&lt;br /&gt;

　｢あああ、カンジるにゃあ･･･お前も私のナカどうにゃあ？｣&lt;br /&gt;
　｢はい･･･と、とってもあったかくって、『きゅっきゅっ』て絞られるたびにエッチなジュースがぴゅうぴゅうぼくのオチンチンにかかってキモチいいですう～！！｣&lt;br /&gt;

　ますます締め付けるご主人様。２人は全く動かないまま登りつめていく。&lt;br /&gt;
　｢もっと、もっとキモチいくなるにゃ、う動くにゃあ･･･｣&lt;br /&gt;
　ご主人様はぼくの肩に手をついて腰を上下させ始める。&lt;br /&gt;
　『ズッ･･･ズッ･･･ズッ･･･』&lt;br /&gt;
　腰を使うご主人様。徐々に動きはなめらかになりもはや生み出される快楽に煽られ、なぶられてスピードはますます上がる。涎を吹きこぼして悲鳴のようによがりまくる。&lt;br /&gt;

　｢ひぃぃぃぃいにゃあ！！！！ぷちぷちがぁ！子宮をぐりぐりして、トゲトゲが引っかいてだめにゃあ、だめにゃあ！！｣&lt;br /&gt;
　頭をかきむしり、ぶんぶんとかぶりをふってよがりまくるご主人様。&lt;br /&gt;
　｢ああっわかりますぅ！！ご主人様の天井がプニプ二して、くにゅくにゅしてて、中でオチンチンの先っぽがぺろぺろされてるみたいですう！はあっ･･･きゃふぅ！！！！｣&lt;br /&gt;

　&lt;br /&gt;
　ぼくも自分の意志で腰を突き上げご主人様を迎えうち始める。&lt;br /&gt;
　『にちゃ･･･じゅぷ･･･じゃぷ･･･』&lt;br /&gt;
　接合部から激しい水音。&lt;br /&gt;
　｢はにゃあああん｣&lt;br /&gt;
　ご主人様は腰を上下だけでなく『くいっくいっ』といやらしく回転させる。肉襞がシャフトにまといつく。&lt;br /&gt;
　｢あっ、あっあっ･･･｣&lt;br /&gt;
　訳がわからない程気持ちよくて思わずがむしゃらに腰を突き上げるぼく。&lt;br /&gt;
　『パン、パン、パンパンパン･･･』&lt;br /&gt;
　｢にゃあああん！！｣&lt;br /&gt;
　ぼくの肩から手を離し後ろに倒れるカンジに背中を反らせ悶えるご主人様。胸を突き出した体勢になったので、大きな胸が『ブルンブルン』と上下に弾んでいる。思わず手をのばしかけて鎖に妨げられるぼく。たわわな果実が目の前でゆれるのを見て目の前が熱くなってくる。&lt;br /&gt;

　『ご主人様のオッパイぎゅいぎゅい握って、揉んできゅんきゅんのチクビをコリコリしたいよ～』&lt;br /&gt;
　てっぺんにあるピンクのチクビがなめらかに互い違いに上下に動き、それぞれにまろやかな円を描く残像に目がくらむ。&lt;br /&gt;
　｢ご、ご主人様･･･おっぱい、おっぱい触りた･･･｣&lt;br /&gt;
　思わずあえぎながら希望を口走るぼくにご主人様は思いっきり勘違いする。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　｢わかったにゃあ、お前はエッチにゃ『MAX』でいくにゃ･･･はあん･･･｣&lt;br /&gt;
　取り出したのはこともあろうにぼくの胸のリモコン。&lt;br /&gt;
　｢ち、違いますご主人様っ!!それは、それワ！あっあっああああああ！！！！！！｣&lt;br /&gt;
　またもや激しく揉みしだかれるぼくの胸。すざましい快感がぼくの理性を根こそぎ奪っていく。&lt;br /&gt;
　｢うあああああっ！！おっぱいが、おちんちんが、どうしよう、どうしたら･･･ああああ･･･いいよーすごくいいですうー！！！｣&lt;br /&gt;
　涙と涎まみれで泣きヨガるぼく。不規則な突き上げがご主人様の最後の余裕も奪いさる。&lt;br /&gt;
　｢にゃあ！はにゃあ！ふああん！スゴイにゃ、おっきいのがゴリゴリしてプチプチがあ～！！もうだめにゃ！！！！｣&lt;br /&gt;
　握りつぶすように自分の胸を揉むご主人様。さらに激しく腰を使う。&lt;br /&gt;
　｢はあん、イクにゃ、いっしょにイクにゃ･･･おまんこコワれるくらい突きまくるにゃあ!!｣&lt;br /&gt;
　｢うあああああ！！！イク、イクです！どぴゅどぴゅしちゃいそうですぅ！！｣&lt;br /&gt;
　『ズボッ！ズチュ！ブチュ！』&lt;br /&gt;
　ご主人様の秘裂に亀頭から根元までを全て使ったストロークでシャフトが叩き込まれる。&lt;br /&gt;
　｢イクっ！！イクにゃあ！！あーあーああーああああああああああ！！！！｣&lt;br /&gt;
　ご主人様は最後にぼくのチクビを『ぐいっ』と乱暴につまみ、コリコリときゅんきゅんの乳首を思う存分シコる。ご主人様にやろうと思っていたことを逆にやられてしまうぼく。込み上げると同時に噴きあがる射精感。３回目なのに根元に巻かれた包帯を千切るぐらいの勢いで射精してしまう。&lt;br /&gt;

　&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　｢ふにゃああああん･･･｣&lt;br /&gt;
　息をついて糸の切れた人形のように倒れこむご主人様。しばし息を整えている。ぼくはご主人様に必死で訴える。電気の通ったままのシャフトが萎えないのだ。まだビンビンにご主人様の中でそそりたっている。&lt;br /&gt;

　｢あっ、はっ、ひぎぎぎぎい･･･ご主人様！！オチンチンがっ、おっきなままで･･･ぼくイッたばかりなのに･･･んくうっ･･･ああああ･･･おかしく、おかしくなっちゃうよ～！！｣&lt;br /&gt;

　ご主人様はもぞもぞと起き上がってニヤリと言う。&lt;br /&gt;
　｢ということは、もう一回戦できるにゃ｣&lt;br /&gt;
　顔色が青を通り越して白くなるぼく。&lt;br /&gt;
　｢む、む、む、無理ですよ！！死んじゃいます！！｣&lt;br /&gt;
　発情ネコは意地悪く言う。&lt;br /&gt;
　｢うそにゃあ･･･こんなに固いにゃあ･･･｣&lt;br /&gt;
　ご主人様は中のシャフトを『キュイ』と締め付けたときだった。&lt;br /&gt;
　『ぺり･･･』&lt;br /&gt;
　｢あ、コンドーム破れた(にゃ)･･･｣&lt;br /&gt;
　ハモる二人。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　｢にゃびびびびびびび･･･！！！！｣&lt;br /&gt;
　感電するご主人様。ネコミミが、尻尾が電気で逆立つ。&lt;br /&gt;
　｢ご、ご主人様しっかり！！｣&lt;br /&gt;
　つながれてどうすることも出来ないぼく。&lt;br /&gt;
　｢し、しび、しび、しびしびしびれるにゃあ！！｣&lt;br /&gt;
　白目をむいて気絶するご主人様。ぼくも感電しながらむなしく一人叫ぶ。&lt;br /&gt;
　｢何でいつもこうなるの～！！｣&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
『このあと機械が壊れて停止した為、やっと開放された･･･ご主人様のしなやかな自慢のシッポは1週間ほど逆立ったまま戻らず竹ぼうきみたいになっていた。当然150セパタの機械は一夜にしてスクラップに･･･ぼくはご主人様の今月の食事はたとえ泣いてもイワシではなく、『ねこマンマ』にしようと固くココロに誓うので&lt;br /&gt;

あった･･･』&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　　　　　　　　　　　　　　　　『こっちをむいてよ!!ご主人様』　　【了】&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;&lt;/p&gt;
    </description>
    <dc:date>2011-10-28T20:44:41+09:00</dc:date>
    <utime>1319802281</utime>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/schwarze-katze/pages/569.html">
    <title>太陽と月と星03</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/schwarze-katze/pages/569.html</link>
    <description>
      
&lt;h3&gt;太陽と月と星がある　第三話&lt;/h3&gt;
&lt;p style=&quot;line-height:140%;&quot;&gt;　&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　私の御主人様は、ヘビです。&lt;br /&gt;
　ゆえに脱皮するそうです。&lt;br /&gt;
　ものの本によれば、脱皮後は空腹であり、軽い興奮状態だったりするそうです。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
「というわけで、軽食をお持ちいたしました。サンドイッチです。卵もあります」&lt;br /&gt;
　御主人様好みのコールタールのようにどろりとした苦いコーヒーとか、その他諸々準備済みです。&lt;br /&gt;
　なのに御主人様は無言です。&lt;br /&gt;
　ベッドの上でシーツに包まり、まるで引きこもりのようです。&lt;br /&gt;
　脱皮してどう変わるのかよく知らなかったのですが、数日の精彩を欠いた様子とは異なり、&lt;br /&gt;
シーツで体の大半が隠れているにもかかわらず、やけに艶かしい雰囲気を漂わせています。&lt;br /&gt;
　そしてダイエット中にお菓子屋さんを通りすがってしまったような…複雑な目で私を見ています。&lt;br /&gt;
　ひどく気になる目線です。&lt;br /&gt;
　マダラの人は同性にも狙われると言う意味が、よく分かりました。&lt;br /&gt;
　爬虫類は脱皮の直後は肌が柔らかいから、危険を避けるために隠れるという意味もよく通じます。&lt;br /&gt;
　これは確かに危険です。&lt;br /&gt;
　引きこもりたくもなるはずです。&lt;br /&gt;
　私ですらなんだか御主人様を直視できないんですから。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
「御主人様～」&lt;br /&gt;
　空いている手を目の前で振ると、睨まれました。&lt;br /&gt;
　どうやら意識はあるようです。&lt;br /&gt;
「宜しければお風呂も入れますが？」&lt;br /&gt;
「今はいい」&lt;br /&gt;
　やっと返事が来ました。&lt;br /&gt;
　ベッドからはみ出す長い尻尾を踏まないように避け、御主人様の隣に腰掛ける事にします。&lt;br /&gt;
　お盆を膝に載せてサンドイッチを手に取り、軽くシーツを引くと御主人様が不審そうな表情を浮かべました。&lt;br /&gt;
「はい、あーん」&lt;br /&gt;
　怪光線級の睨みです。&lt;br /&gt;
　艶かしい雰囲気と相まって鳥肌が立ちそうです。さすがボスキャラ。&lt;br /&gt;
「おなか、すいていませんでしたか？昨日から召し上がっていませんが…」&lt;br /&gt;
　無言で皿ごととられました。&lt;br /&gt;
　仕方ないので手に持った分は自分で食べようか…どうしよう…。&lt;br /&gt;
　あ、そんな、こっちに背を向けること無いじゃないですか…。&lt;br /&gt;
　勢いあまって尻尾当たりましたよ。&lt;br /&gt;
「コーヒーもどうぞ」&lt;br /&gt;
　尻尾でとられました。&lt;br /&gt;
　しかし、器用な尻尾だなぁ…。&lt;br /&gt;
　ぷりぷりでつやつやしています。絶対もち肌。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　触りたい…超触りたい…撫でて弄繰り回してぇ…&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　内心疼く感情を押し殺し尻尾を見つめる私。&lt;br /&gt;
　御主人様が咀嚼する音が静かに寝室に響きます。&lt;br /&gt;
　我ながら、今回は美味しくできたと思います。&lt;br /&gt;
　スパイスの効いたお肉をこんがり焼いたのが勝利のポイントです。&lt;br /&gt;
「もうないのか」&lt;br /&gt;
　お代わりの催促が来ました。ちょっと嬉しい。&lt;br /&gt;
「あとこれだけです」&lt;br /&gt;
　手に持ったままだった一切れを渡すと御主人様はぱくりと一口で食べ…呑み込みました。&lt;br /&gt;
　ヘビだから。&lt;br /&gt;
　ヘビだからなんだろうなぁ…。&lt;br /&gt;
「コーヒーもどうぞ」&lt;br /&gt;
　二杯目を手渡す頃には、随分と御主人様の機嫌も良くなっていました。&lt;br /&gt;
　どうやら欲求が満たされたようです。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
「御主人様、ところであの皮はどうすれば宜しいでしょうか？」&lt;br /&gt;
　皮とはもちろん御主人様の皮です。尻尾の。&lt;br /&gt;
　でかいです。&lt;br /&gt;
　長いです。&lt;br /&gt;
　いや、普通生ごみだと思うんですが。&lt;br /&gt;
「もしかして、それなりの手順で処理するとか、病気の時に食べるとか、記念に取って置くとかしますか？」&lt;br /&gt;
　それとももしかして&lt;br /&gt;
「財布に入れておきますか？」&lt;br /&gt;
　御主人様、無言でこちらを凝視しています。&lt;br /&gt;
　誤解されてそうだから一応、フォロー入れておこう。&lt;br /&gt;
「あっちでは、抜けた歯におまじないしたり、へその緒とって置いたり、ヘビの抜け殻をお財布に入れると金運が良くなるという民間信仰があったんです。」&lt;br /&gt;
「ヘビ…」&lt;br /&gt;
「あっちのヘビは御主人様とは違いますよ」&lt;br /&gt;
「知ってはいるが」&lt;br /&gt;
　複雑そうな表情を浮かべる御主人様。どんな想像しているんだろう。&lt;br /&gt;
「日本では神社で祭られたりとかしていましたし、昔話とかでは人間に化けて結婚したりとか…だから結構身近なんですよ」&lt;br /&gt;
　ふと、御主人様の表情が変わりました。&lt;br /&gt;
「結婚？」&lt;br /&gt;
　胸倉掴れると苦しいし、今の御主人様に寄られると異様に照れるんですけど。恐るべし、脱皮効果。&lt;br /&gt;
「お嫁さん貰おうとしたり、お嫁さんになったり色々ありますよ」&lt;br /&gt;
　大抵上手くいかないで退治されますが。&lt;br /&gt;
　ところで何で御主人様尻尾ばたつかせているんだろ。&lt;br /&gt;
　…あとそろそろ離して欲しい。顔近いです。&lt;br /&gt;
「で、結局、皮どうしましょうか？」&lt;br /&gt;
　私の言葉に御主人様は手を放し、腕組みしました。&lt;br /&gt;
「オマエの好きにしていい」&lt;br /&gt;
　そう言われても…使い道…漢方薬くらいしか…さすがに言えないけど。&lt;br /&gt;
「そういえば、あっちには人皮加工の照明とかあるんですよね…御主人様、そういうの興味ありますか？」&lt;br /&gt;
　あ、御主人様の顔が非常に険悪に。&lt;br /&gt;
「もちろん、これはヒトの話ですよ？御主人様の抜け殻使おうとなんて思っていませんよ？」&lt;br /&gt;
　誤魔化してみようとするも、興味があるのか、御主人様微動だにしません。目が座っています。&lt;br /&gt;
　あー…&lt;br /&gt;
　興味、あるんですね、ヒト皮に。&lt;br /&gt;
「試してみますか？あとでプロにお願いしないといけないとは思いますが採取だけなら、&lt;br /&gt;
多分…ここだと血が飛び散るのでお風呂場とかの方がいいと思いますが…」&lt;br /&gt;
　果物ナイフを手渡そうとしたら、頭はたかれました。&lt;br /&gt;
　痛い…。&lt;br /&gt;
「本当にお前は俺の欲求をヘシ折るのが好きだな！それなら次からは風呂上りに来るのはやめろ。あとな…」&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　説教は延々続き、御主人様の肌が完全に乾いて硬くなってもしばらく続きました。&lt;br /&gt;
　　&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　&lt;br /&gt;
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　おしまい&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;
　&lt;/p&gt;
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    <title>03話から読む人のためのすぐわかる人物紹介</title>
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&lt;p&gt;　。&lt;/p&gt;
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    <title>わんわん異聞＋羊と犬とタイプライター</title>
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&lt;p&gt;.&lt;/p&gt;
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    <title>長編SS一覧（メイン）</title>
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    <description>
      最終更新日 ： &amp;date(j) &amp;time(j)

・全ての連載が何らかの形で性的描写・官能表現・18禁要素を伴います。
・必然的に「猫耳(少女＆少年)」「獣人(ケモ)」「人外」属性の作品がほとんどです。
・連載名をクリックすると専用ページに飛びます

□ 新規作品 　 　 　 ： ここ3ヶ月以内に開始された新規の連載小説＆単品小説
□ 連載＆完結長編 ： 好評連載中、あるいは既に完結（？）した長編連載


|BGCOLOR(#BEBEBE):□ 新規作品（7～9月）|BGCOLOR(#BEBEBE):初出|BGCOLOR(#BEBEBE):メイン|BGCOLOR(#BEBEBE):作者（敬称略）|BGCOLOR(#BEBEBE):総文量|
|[[ブタと真珠様]]|16=750|ブタ|クマ|12KB|
|[[薬師狐の営業帳]]|16=907|キツネ|16＝907氏|12KB|
|BGCOLOR(#BEBEBE):□ 完結長編|BGCOLOR(#BEBEBE):初出|BGCOLOR(#BEBEBE):メイン|BGCOLOR(#BEBEBE):作者（敬称略）|BGCOLOR(#BEBEBE):総文量|
|[[こちむいシリーズ]]|1=29|ネコ|こちむい（＝あしたら）|COLOR(#FF2020):500超|
|[[放浪女王と銀輪の従者]]|3=261|ヘビ|蛇担当|COLOR(#FF2020):500超|
|[[狗国見聞録]]|3=754|イヌ♂|見聞録の人|COLOR(#FF2020):500超|
|[[木登りと朱いピューマ]]|5=566|ピューマ|ピューマ担当|250KB|
|[[蒼拳のオラトリア]]|15=362|シャコ|シャコ担当|149KB|
|BGCOLOR(#BEBEBE):□ 連載長編|BGCOLOR(#BEBEBE):初出|BGCOLOR(#BEBEBE):メイン|BGCOLOR(#BEBEBE):作者（敬称略）|BGCOLOR(#BEBEBE):総文量|
|[[あしたらシリーズ]]|2=465|ネコ|こちむい（＝あしたら）|243KB|
|[[最高で最低の奴隷]]|3=476|トラ|虎の子|COLOR(#8B2500):397KB|
|[[岩と森の国ものがたり]]|4=82|カモシカ|カモシカ担当|COLOR(#FF2020):500超|
|[[scorpionfish]]|4=125|サカナ|scorpionfish|232KB|
|[[獅子国伝奇]]|5=150|ライオン|カモシカ担当|273KB|
|[[夜明けのジャガー]]|6=553|複数|ピューマ担当|&amp;COLOR(#8B2500){365KB}|
|[[イノシシの国]]|7=523|イノシシ|－|130KB|
|[[金剛樹の梢の下]]|7=633|トリ|◆/oj0AhRKAw|35KB|
|[[無垢と未熟と計画と？]]|8=401|ネズミ|鼠の人|&amp;COLOR(#8B2500){464KB}|
|[[蛇足～はみ出しモノ～]]|8=661|複数|蛇足の人◆Jyj5OiZTN|213KB|
|[[魔法少女ホーネットべすぺ]]|9=343|スズメバチ|蟲|COLOR(#8B2500):341KB|
|[[山羊と唄歌い]]|10=148|ヤギ|－|62KB|
|[[迷探偵クリフ=ヴァレンタイン]]|10=155|イヌ♂|蛇足の人◆Jyj5OiZTN|97KB|
|[[犬国奇憚夢日記]]|10=206|イヌ|夢日記の人|COLOR(#FF2020):500超|
|[[我に牙向く世界]]|11=288|ネコ|我牙の人|54KB|
|[[虹絹の乙女達]]|11=293|複数|虹絹の人|223KB|
|[[万獣の詩]]|12=50|複数|◆USA.8LoleA|COLOR(#FF2020):500超|
|[[医学とHの関係]]|12=324|複数|猫医院|71KB|
|[[ｼｬｰﾗ･ｶ･ﾓｷｽｰﾄの冒険]]|12=385|カ|猫医院|47KB|
|[[リフレドット家奮戦記]]|12=768|リス|栗鼠|56KB|
|[[探偵にゃんこーの厄日]]|13=163|ネコ♂|厄日の人|27KB|
|[[虎の威]]|13=315|トラ♂|とらひと|371KB|
|[[泣かないで、泣かないで、笑って！]]|13=368|ヒツジ|師走|95KB|
|[[ツキノワ]]|14=753|クマ|14=753氏|107KB|
|[[夕焼け色の贄]]|15=535|サルとカニ|[[サルカニ]]|？|
|[[たんたんたぬきの]]|15=292|タヌキ|蛇担当（仮）|81KB|
|[[昨日よりも、明日よりも]]|避難所4=116|キツネ|規制狐|53KB|
|[[元祖天才アルジャーノン(仮)]]|避難所4=731|ネズミ|&amp;link_tag(きつねうどん)|20KB|
|[[鋼の山脈]]|16=273|オオカミ|16=273氏|?KB|
|[[嘘つき兎が召使いの物語]]|16=380|ウサギ|嘘つきの人 ◆38qnEzohvY|63KB|
|[[太陽と月と星がある]]|避難所5=19|ヘビ♂|vthree|267KB|
|[[笑顔のカケラ]]|16=398|ヒツジ|HIRO3|22KB|
|[[小さな龍と猫の姫]]|16=440|複数|ヨシオ|54KB|
|[[首蜻蛉]]|避難所5=14|トンボ|首蜻蛉|33KB|
|[[せんせいのうそつき]]|16=710|オセロット|999|24KB|    </description>
    <dc:date>2011-10-20T22:06:01+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/schwarze-katze/pages/211.html">
    <title>放浪女王と銀輪の従者03</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/schwarze-katze/pages/211.html</link>
    <description>
      
&lt;h3&gt;放浪女王と銀輪の従者　第３話&lt;/h3&gt;
&lt;p style=&quot;line-height:140%;&quot;&gt;　&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
「ん、煮えましたよ」&lt;br /&gt;
　鍋の様子を見ていたヒトの男が声をかけた。&lt;br /&gt;
　黒いトレンチコートに黒い靴、黒いボトム。手袋まで真っ黒で統一したマンガに出てくる暗殺者のような格好だった。&lt;br /&gt;
　年の頃は二十歳前後、顔は平凡、いや少したれ目がちか。そのままであれば街ですれ違っても見過ごすようなよくある顔だったが、左目の下から左耳にかけての大きな刀傷がその男を特徴づけていた。&lt;br /&gt;
「む、では食事にするか」&lt;br /&gt;
　廃棄されたはずの山砦を双眼鏡で見ていたヘビの少女が男の呼びかけに答えた。石を積んで作った即席の椅子に座りつつ男から渡された器とさじを受け取る。&lt;br /&gt;
　絶世の美少女。そう評してもどこからも文句のでない整った美貌。たとえ飲んだくれてソファに寝転がっても絵になるであろう気品と、どこか人工物めいた美しさが印象的だ。&lt;br /&gt;
「どんな感じでしたか？」&lt;br /&gt;
「足跡と見張りの数を見るに50人といった所か」&lt;br /&gt;
　男の手が止まる。&lt;br /&gt;
「50人！じゃあ、残りの全部を集めたって事ですか？」&lt;br /&gt;
「アレが囮でなければ、そう言う事だ」&lt;br /&gt;
「え～」&lt;br /&gt;
　うんざりしたような様子で男が肩を落す。じゃらりと鎖の音が鳴る。注意してみれば黒いコートには不自然なふくらみが色々見て取れた。おそらくかなりの重装備をしているのであろう。&lt;br /&gt;
　鍋の中身を掬う作業を再開しながら男が訪ねた。&lt;br /&gt;
「じゃあ、3回ぐらい『削り』ますか？」&lt;br /&gt;
　少女が匙を銜えたまま少し思案する。数秒迷って後に答えた。&lt;br /&gt;
「いや、今夜『決め』よう。少し削って残りに警戒される方がやっかいだ」&lt;br /&gt;
「げ～」&lt;br /&gt;
「なんだ不満か？」&lt;br /&gt;
「そりゃあるに決まって･･････」&lt;br /&gt;
　瞬間、銀光が迅り鍋の近くに寄ってきた3匹の蝿が　十　文　字　に切り裂かれて炭火の灰の中に落ちた。&lt;br /&gt;
「･･････よく聞こえなかったが」&lt;br /&gt;
「諸手をあげて賛成です」&lt;br /&gt;
　白刃より鋭利な少女の声に、多少青ざめた顔をしつつ冷静な声音で答えた。&lt;br /&gt;
「うむ、満場一致の結果が得られたな。というわけで今度はお前の番だ」&lt;br /&gt;
「りょーかいです」&lt;br /&gt;
　男はうんざりした表情で立つと先ほどまで少女が山砦を見ていた高台に立った。&lt;br /&gt;
　目をつむり、囁く。&lt;br /&gt;
「クシャスラ」&lt;br /&gt;
「はいなのれす！」&lt;br /&gt;
　元気の良い声と共に、男の左胸のあたりから半透明の少女が『生えた』。ややくすんだ銀色の髪、赤黒い肌。年の頃は10歳頃だが、気持ちだけふくよかな身体と最小限身体を隠すきわどい服装が背徳的な色香を漂わせていた。&lt;br /&gt;
「捜索・視界重複表示・あの建物、出来るか？」&lt;br /&gt;
「え～～～、もっと感情込めていってくれなきゃできないれす～～」&lt;br /&gt;
　男の要求に如何にも頭悪そうなしゃべりかたで甘える。首からぶら下がりつつ、拗ねた表情を作って男の胸にほおずりした。&lt;br /&gt;
「いや、あのな。仕事なんだしちゃんとやってもらわないと」&lt;br /&gt;
「ますたぁが優しくしてくれればできるれすよぉ～」&lt;br /&gt;
　男の困った顔が楽しくて仕方ないといった風情で、すりすりと身体を擦りつけた。こっそりと股間にも手を伸ばす。欲情した目で舌っ足らずに迫った。&lt;br /&gt;
「それに、最近ますたぁが魔力を貯めてくれないから力がでないんれすよぉ。ね～ますたぁ、魔力くらさいぃ、それともクシャスラのこと嫌いなんれすかぁ？」&lt;br /&gt;
「いやいや、そう言う事じゃなくて！」&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　ザクザクッ！&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　異音と共に足下に突きたった二振りの刀。それと同時に男は背中に物理的な圧迫感を伴うほどの殺気を感じた。&lt;br /&gt;
「･･････何をしている？」&lt;br /&gt;
　後ろからかけられた少女の声だけは、酷く落ち着いている。多分顔も笑顔を浮かべているのだろう。ただ、その笑顔を見て自分が石化しない自信が男にはなかった。&lt;br /&gt;
　なので、仕方なく背中越しに振り向かず答える。&lt;br /&gt;
「いや、あのですね！クシャスラがちょっとご機嫌斜めでしてね！それで手間取っているというかなんというか」&lt;br /&gt;
「ますたぁが魔力をくれればすぐにでも仕事できるれすよぉ♪」&lt;br /&gt;
　弁明、いや言い訳を途中でクシャスラが遮った。そのまま男の首にしがみつきつつ、少女の方に向けて舌を出す。&lt;br /&gt;
「･･････ほほう。で、今！ここで！魔力をあたえるという・こ・と・か・な！？」&lt;br /&gt;
　どんどん硬くなっていく声に心臓を直接握られるような気分になる。恐怖というか、死の予感に歯の根が合わなくなっていたが、なんとか唇は言葉を紡いだ。&lt;br /&gt;
「いや、あの、それだと仕事に差し支えるんで、そだ！クシャスラ！仕事終わったらご褒美に魔力あげるから。なっ？なっ？それで良いだろ！？」&lt;br /&gt;
「わーい！ますたぁ大好きなのれすぅ！！」&lt;br /&gt;
　そう言ってぎゅっとしがみつくクシャスラ。同時に『ビキッ！！』という何か決定的な音が鳴った気がした。&lt;br /&gt;
「ふ、ふふ、ふふふふふふふふ」&lt;br /&gt;
　足下に突き刺さった刀が抜かれる。多少壊れたような笑い声が少しずつ遠ざかった。&lt;br /&gt;
「開始は夜半、作戦は『幽霊』、目標は『清掃』だ」&lt;br /&gt;
「は、はひっ！」&lt;br /&gt;
「･･････ふふふふふ、待っていろ盗賊共。一人も残さん」&lt;br /&gt;
　背中の殺気に急かされるように、男は仕事に入った。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
～～一年前に話はさかのぼる～～&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
「武器が必要だな」&lt;br /&gt;
「いきなりなんですか」&lt;br /&gt;
　エラーヘフ陛下に10の試練のことを言い渡された次の日、開口一番サーラ様はそうのたまわった。&lt;br /&gt;
「つか、あるじゃないですか。武器」&lt;br /&gt;
　そういって指さした先にはサーラ様の刀。大物を二本もぶら下げといてまだ必要なのか？&lt;br /&gt;
「私のじゃない。サトルのだ」&lt;br /&gt;
　･･････はい？&lt;br /&gt;
「俺が？武器を？なんでまた？」&lt;br /&gt;
　いきなり言われて正直戸惑う。武器？何に使うの？ど素人の俺が。&lt;br /&gt;
「なんでって･･････聞いていただろう？『毒牙の顎』の話は」&lt;br /&gt;
「･･････盗賊団でしたっけ？」&lt;br /&gt;
「ああ、複数の国に渡って出没する大規模盗賊団『毒牙の顎』。総構成員およそ200人の強敵だ。そうなるとお前も武器が必要･･････」&lt;br /&gt;
「ちょ、ちょっと待って下さい！？え？なんですか？200人って？それを二人で退治するんですか？いや、無理でしょ？てゆうか俺は素人ですよ？普通こう言うのは傭兵とか雇わなきゃ無理でしょ？」&lt;br /&gt;
　とりあえず思いついた疑問点を矢継ぎ早に叩きつける。いや、つか、マジで死ぬから、2対200って。一人頭100人倒す計算だから。ありえねーって。&lt;br /&gt;
　そんな当然の疑問に対してサーラ様は天井の隅を眺めて考えているようだ。･･････何考えてんだろ。まあ、いくらなんでもサーラ様も考え直してくれるとは思うけど。&lt;br /&gt;
「サトル」&lt;br /&gt;
「はあ」&lt;br /&gt;
「雇う金があると思うか？」&lt;br /&gt;
　･･････&lt;br /&gt;
「その時点でもう無理だと気付けええええええっ！！」&lt;br /&gt;
「大丈夫だ。作戦がある」&lt;br /&gt;
「作戦程度でどうにかなるような戦力差じゃねえええええええっ！！ダメだああああ！！死ぬ死ぬマジ死ぬ勘弁して下さいてゆうかむしろ今殺せええええええっ！！」&lt;br /&gt;
「いやあのな」&lt;br /&gt;
「三国無双とか番長学園!!とかならともかく生身のナマモノで100人に勝てるかっ！！てゆうか俺はヒトですよっ！？しかもど素人ですよっ！？一対一でも勝てねえですK-1転向後の曙並に勝てないです勘弁してくれえええええっ！？」&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　みごっ！&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　奇妙な音と共に頭頂部に振ってきた痛みと共に意識が暗転した。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
「『毒牙の顎』の特徴としてはだ、10人前後の規模でアジトを別々に作りそれの連携をとる事によりフットワークを軽くしているという事があげられる」&lt;br /&gt;
「はあ」&lt;br /&gt;
　峰打ちで気絶させられた後、すぐに活を入れられた。そして今、王城の武器庫に向かう廊下を歩きながらサーラ様の『作戦』を聞いていた。&lt;br /&gt;
「フットワークを軽くすれば討伐軍の派遣に対してすぐ逃げやすくなる。もとより盗賊が考えている相手は隊商や旅人や小さな村なので、10人もいれば充分だと言える。戦力として強い事より逃げやすい事を優先してあるわけだ」&lt;br /&gt;
「まあそれは分かりますけど」&lt;br /&gt;
「つまり、軍隊でない少人数の戦力なら各個撃破できる」&lt;br /&gt;
「うえ？」&lt;br /&gt;
「軍隊が動けば目立つがたった二人なら盗賊共は脅威と見なさない。逃げないし、油断する」&lt;br /&gt;
　いってる事は分かる。分かるけど。&lt;br /&gt;
「それならサーラ様だけでも良いのでは？むしろ素人は足手まといでしょ？」&lt;br /&gt;
　それを聞くとサーラ様はちょっと不機嫌な表情を浮かべた。&lt;br /&gt;
「お前は私一人だけ危険にさらすつもりか？」&lt;br /&gt;
「う･･････」&lt;br /&gt;
「それに、お前一人をここに置いていくと浮気するかもしれんからな。絶対連れて行くぞ」&lt;br /&gt;
「いや、アレは俺の意思ではなく」&lt;br /&gt;
「あ？」&lt;br /&gt;
「いえ、何でもありません。申し訳ございません」&lt;br /&gt;
　いかんいかん。迂闊に地雷を踏むと本当に今死ぬ。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
「失礼する。サラディン＝アンフェスバエナだ。武器を譲り受けたい」&lt;br /&gt;
　練兵場と思われる広場の片隅に鍛冶仕事の音が響いている。どうやら、武器は買い付けてるんじゃなく国の方で作っているらしい。品質が安定するからかな？&lt;br /&gt;
　その仕事場に併設された建物の扉をサーラ様が開けた。&lt;br /&gt;
「ん、ああ。どうぞこちらへ、将軍様から話の方は聞いています」&lt;br /&gt;
　人の良さそうなヘビの老人･･････ヘビってヒゲが生えるのね、顎だけだけど･･････が出迎えてくれる。&lt;br /&gt;
「それでサトル用の武器をもらいうけたいのだが、色々と試させてもらってもよろしいか？」&lt;br /&gt;
「は？もちろんかまいませんが我が国の武器に粗悪品などは･･････」&lt;br /&gt;
「いや、そう言う事ではない。ただ単に此奴が武器を使った事がないので一通り使わせて筋の良さそうな物を使わせようという事だ」&lt;br /&gt;
　その話を聞いて爺さんは明らかに驚愕の表情を浮かべる。俺とサーラ様を見比べて信じられないと言った風情で言う。&lt;br /&gt;
「はい？あの、ヒトに、武器を持たせて、戦わせるとおっしゃる？もしかして、ヒト奴隷の剣闘士ですかな？」&lt;br /&gt;
「いや、賊退治のお供だ。いや、言いたい事はよく分かる。ダメで元々だ。とりあえずは試させてもらえないだろうか」&lt;br /&gt;
「はあ、そこまでおっしゃるなら･･････」&lt;br /&gt;
　重ねて頼むサーラ様に渋々といった風情で爺さんは承諾する。&lt;br /&gt;
　･･････なんスか、その『いや、ぜってー無駄だってーめんどくせー』な視線は。ここまで顔の構造が違うのにはっきり分かるのはどーゆーことだ、こら。&lt;br /&gt;
「まあ、とりあえず」&lt;br /&gt;
　その空気を知ってか知らずか（知ってて無視してんだろーけど）、サーラ様は台に立てかけてあった曲刀をとり柄を俺に突きつけた。&lt;br /&gt;
「この辺から始めてみるか」&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
「･･････九十九！百！･･････っくはあぁぁぁぁ～～～っ！！」&lt;br /&gt;
　とりあえず言い渡された命令が『素振り百本』。剣道なんか中学校の授業以来でしかも本身の曲刀（重いんだこれが！）。たった百本で体中の筋肉がガタピシ文句を言う。そんな俺が素振りを終えた後に剣を杖にしてへたりこんで何の不思議があろうか！いや、ない！そうだ、そのはずだ！&lt;br /&gt;
　なのに、この人外共と来たら･･････。&lt;br /&gt;
「やはりダメだな」&lt;br /&gt;
「やはりダメでしたな」&lt;br /&gt;
「というより根本的に向いてないな」&lt;br /&gt;
「才能の欠片も見えませんな」&lt;br /&gt;
「ああ、5本目ぐらいで『ああ、此奴は剣の才能がないんだな』と言う感じだったな」&lt;br /&gt;
「そうですな」&lt;br /&gt;
「まったらんかい」&lt;br /&gt;
　のんびり批評。いや、罵倒をする二人にやっと呼吸が整ったところで割り込む。今聞き捨てならん事を言ったな、この二人。&lt;br /&gt;
「つー事は何ですか？残り95回はやる必要がなかったと？」&lt;br /&gt;
「実は･･････な」&lt;br /&gt;
「『実は･･････な』じゃないですよ！何だってこんな炎天下で無駄な運動しなきゃならんのですかっ！？」&lt;br /&gt;
「いやまあ何となく止め損なってな」&lt;br /&gt;
「タイミングはずしただけかいっ！！」&lt;br /&gt;
「さて、次は槍を試してみようか」&lt;br /&gt;
「もう一通り用意は出来てますぞ」&lt;br /&gt;
「ああああああ、会話をしようとする意思が何処にもねえええええええ」&lt;br /&gt;
「さて、次は槍で突きを百本だ。遅れたら･･････おお、革鞭もあるのか。ちょうど良いな」&lt;br /&gt;
「みぎゃあああああっ！！」&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　え～、かような次第をもちまして武器庫にある武器を一通り試した結果･･････。あああ、もうお日様がだいぶ傾いているんですけども。&lt;br /&gt;
「使えそうなのはこんな物か」&lt;br /&gt;
　サーラ様の前に並んでいる武器は、短剣、弓、石弓、投げナイフ、鞭、鎖分銅、そんな所だった。それらをしげしげと眺めて地面にへたれ込んでるこっちに声をかける。&lt;br /&gt;
「なんでこんなけったいな物ばっかり得意なんだ、お前は」&lt;br /&gt;
「ぜえ･･････そんなん･･････はあ･･････聞かれても」&lt;br /&gt;
　疲れ切っていて返事するのも面倒なので答えなかったが、実は投げナイフだけは心当たりがある。高校の頃、悪友と遊ぶ際に憶えたダーツ。実はかなりの腕前で、アメリカ旅行中の路銀なんかは賭けダーツで稼いでたりする。賭け以外にもダーツの曲投げ何かやると酒をおごってもらえる事もあるので、夜の荒野で練習してたりしたのだ。&lt;br /&gt;
「なんというか、才能レベルで卑怯な方向性が明確になってますなあ」&lt;br /&gt;
「まあ、正攻法でヒトがヘビに勝つのは望み薄だからある意味見込みがあるというか、戦士としては全く向いてないというか」&lt;br /&gt;
「うわ･･････ひでえ･･････」&lt;br /&gt;
　試した中で最も成績の良かった投げナイフを弄びつつ勝手なコメントをつけるサーラ様に、それだけ何とか絞り出して大きく深呼吸。～～っしゃあ！！何とか立てるようになったぞ、と。&lt;br /&gt;
「言いたい放題ですね、二人して」&lt;br /&gt;
「まあ、ここまで接近戦を毛嫌いするのはどういう事なのか本気で謎なのでな」&lt;br /&gt;
「痛いのいやなんですよ」&lt;br /&gt;
　当たり前と言えば当たり前の答えだが、それ以外に答えようもない。服に付いた土埃を払う。&lt;br /&gt;
「しかし、そうなると少し困りましたな」&lt;br /&gt;
「む？何か問題でもあるのかな？」&lt;br /&gt;
　爺さんがヒゲを撫でながら困ったように言う。&lt;br /&gt;
「投剣の使い手は限られますでな。元々の蓄えが今出ているだけしかないのです。ですので鍛冶の司に注文をかけねば充分な数にならんと思う次第で」&lt;br /&gt;
　なるほど、たしかに10数本程度ではすぐに無くして終わりだわな。&lt;br /&gt;
「できあがるまでに時間がかかると？」&lt;br /&gt;
「有り体に言ってしまえばそうですな」&lt;br /&gt;
「むう･･････」&lt;br /&gt;
　そう言って今度はサーラ様が少し考え込んだ。数秒考えて、すぐに結論を出す。&lt;br /&gt;
「まあ、ちょうど良いと思おう。サトルに稽古をつける時間が欲しかった所だ」&lt;br /&gt;
「ひいぃ」&lt;br /&gt;
　頭の中にアメリカ海兵隊の訓練風景が浮かぶのは俺だけですか？そんな地獄絵図な未来予想図を思い描いてしまっている俺を無視して爺さんが場をたとうとする。&lt;br /&gt;
「では、そう言う事であれば早速行って参りますか」&lt;br /&gt;
「む、･･････我々もついて行ってよろしいか？」&lt;br /&gt;
「は？もちろんかまいませんが。また、何用でございますかな」&lt;br /&gt;
「ついでというわけではないが、私のこれを見てもらいたいのでな」&lt;br /&gt;
　そういって、サーラ様が腰の刀を軽く叩く。&lt;br /&gt;
「実は先日、火精霊の火球に投げつけてな。一応診ては見たが、素人目にはわからぬ傷もあるかと思う」&lt;br /&gt;
「はあ、なるほど。･･････失礼ですが、魔法などはかけられていないのでしょうか？音に聞こえしサラディン様の佩刀であれば相当の業物かと思いますが･･････」&lt;br /&gt;
「『剣は折れるもの、槍は曲がるもの。つまるところ、武器は無くなるもの。その道理を越えた魔法に頼るものは業とは言えぬ。剣の業を極めれば万物が剣であり、槍の業を極めれば万物が槍となる。その境地に至ってこそ技が初めて業となる』･･････師の教えだ。安物ではないが、魔法はかかっておらぬ」&lt;br /&gt;
　懐かしそうに剣の柄を撫でつつ師匠の教えを語るサーラ様をみて、爺さんが感心したように頷く。&lt;br /&gt;
「ほお、お師匠様はなかなかの人物のようですな。･･･と、そうそう。そのような次第であれば、喜んで引き受けさせて頂きましょう」&lt;br /&gt;
「ご厚意、ありがたい。というわけだ、行くぞサトル」&lt;br /&gt;
「へーい」&lt;br /&gt;
　ぎっちぎちの身体を引きずりながら二人について行く。･･････すぐに稽古が始まらなかった事に感謝しつつ。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　鋼と鋼がかち合う音が響く。肌が焼けそうなほどの熱。鍛冶場では仕事の真っ最中だった。&lt;br /&gt;
「なんか、懐かしいな･･････」&lt;br /&gt;
「ん？何か言ったか？」&lt;br /&gt;
「あ、いや。何でもないです」&lt;br /&gt;
　男連中が鉄の匂いのむせかえるような熱気の中、職人の仕事をする。この光景に見覚えがある。･･････というより、経験があると言った方が正しいか。&lt;br /&gt;
　実家の仕事が自動車修理工だったので、小さな頃から鉄屑がオモチャで、中学に上がる頃には親に強制的に仕事を手伝わされてた。人手不足を息子で補う精神は、商売人としては正しいが親としてはどうなんだ、とかかなり思ったけどな･･････。てゆーか、溶接ができる中学生っておかしいだろ。そういや、俺こっちに落ちちゃったけど、やっぱ実家は弟の稔が継ぐのかなあ･･････。&lt;br /&gt;
「どうした？さっきから様子がおかしいが」&lt;br /&gt;
「･･････いや、個人的に感慨深いってだけです」&lt;br /&gt;
「それはどういう･･････」&lt;br /&gt;
「貴方がサラディン様ですかい？」&lt;br /&gt;
　興味を持ったのか詳しい話を聞き出そうとするサーラ様の質問を遮る形で、ごつい体格で腕の鱗の上にたくさんの火傷の痕があるヘビが話しかけてきた。&lt;br /&gt;
「おっと、申し訳ない。挨拶が遅れた。私がサラディン＝アンフェスバエナだ」&lt;br /&gt;
「で、腰の物が心配だって事ですが･･････」&lt;br /&gt;
「うむ、これだ」&lt;br /&gt;
　手渡されたそれを抜き放ち、親方（俺の中での仮称）が剣を夕日にかざして具合を見る。5分ほど呻きつつ診ていた親方は、心配そうな･･････そして多少演技がかった口調で結果を伝えた。&lt;br /&gt;
「･･････ふうむ、芯が折れてはいないようですが刃の方が大分傷んでおりますな。研ぎをかけておきますか」&lt;br /&gt;
「ありがたい。お願いする」&lt;br /&gt;
「ですが、そろそろ芯の方も限界に近づいてるみてえですな。何でしたら鋼を足して打ち直しやしょうかい？」&lt;br /&gt;
「む、それは･･････」&lt;br /&gt;
　サーラ様が渋い顔をして悩む。･･････って、ありがたい申し出じゃないのか？タダなんだし。やらない理由がないような。&lt;br /&gt;
「ふむ、もしかすると我が国の工房の鋼の質が心配なので？」&lt;br /&gt;
「失礼な話だとは思うが、本音を言えばその通り。前に来た時には狼との交易路が途絶えたと聞き及んだのでな」&lt;br /&gt;
「それでしたら心配には及びません。ほれあの通り、大きな落ち物の鋼が手に入りまして･･････」&lt;br /&gt;
　そういって、親方が指した先には籠一杯の機械を溶鉱炉に放り込もうとしている職人さんが･･････って、まてこらあっ！！&lt;br /&gt;
「ちょっと！何してるんですかっ！！」&lt;br /&gt;
「へ･･････？」&lt;br /&gt;
　職人さんは急にかけられた大声に驚いたようにこちらを向くけど、手は止まらずに機械をそのまま溶鉱炉へ。ぎゃーっ！！&lt;br /&gt;
「あーっ！あーっ！あーっ！まだ使えそうなのが色々あったのにーっ！！」&lt;br /&gt;
　周囲から奇異の視線が頭を抱えて叫ぶ俺に突き刺さるのを感じるけど、そんな場合じゃない！！今すぐ取り出せば･･････無理だろうな。&lt;br /&gt;
「あー、あー、もったいねー。あのシリンダとかまだ使えただろうに･･････」&lt;br /&gt;
　『もったいない』この精神が日本の科学技術分野を高めたのだ。そういった人は一体誰だったか。ともかくも、故郷の工業生産物が哀れにも只の刃物になるべく鋳溶かされてしまった光景に、一人の機械屋として途方に暮れる。そんな悲嘆にくれる俺に、横合いから多少うわずった声がかけられた。&lt;br /&gt;
「あ、あのな、ヒトの兄ちゃん。あの落ち物だったら、まだ半分以上残ってたはずだからまだ直せば使えるかもしれんぜ？」&lt;br /&gt;
「なんですとっ！？」&lt;br /&gt;
「ああ、この工房の裏手に･･････」&lt;br /&gt;
「ありがとうっ！」&lt;br /&gt;
「あっ、おいサトル！」&lt;br /&gt;
　そう言うなり、工房を飛び出して裏手に回った俺が見たものは、エンジンルーム部分から前をごっそり切り取られた良くある車種の日本車だった。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
「うっわぁ･･････なんでこういうことすんだよぉ･･････」&lt;br /&gt;
　力無く膝をついたサトルの前には、落ち物の鉄の塊が静かに座っていた。ここは落ち物以外にも鉄材を保管する場所らしく、錆び折れた武器や農機具なども転がしてあった。&lt;br /&gt;
「･･････落ち物の機械は良質の鉄だからな。使い方の分からん物は大概こうなる。帝国ではそれなりに機械の研究も進んでいたらしいが、それも『帝都消失事変』で失われたからなぁ」&lt;br /&gt;
　なぜか衝撃を受けているらしいサトルに、なんとなく説明してやる。私が追いついた事に気がついたサトルが何とも言えない表情で振り返えった。&lt;br /&gt;
「これが使えたら、輸送とか移動に関して革命が起きたと思うんですけど･･････」&lt;br /&gt;
「･･････もしかして、お前。わかるのか？使い方とか、作り方とか」&lt;br /&gt;
「とりあえず、もうこうなったら直しようがないという事は分かりますが」&lt;br /&gt;
　サトルが素振りを終えた時よりもつかれた様子で立上がり、膝の砂を払う。深く、深く、一回だけため息をつくと、腕を組んで考え始めた。&lt;br /&gt;
「とりあえず、直しようがない物は仕方がないので、他の使い方を考えましょう」&lt;br /&gt;
「なんというか、お前はホントに切り替えが早いな。とゆうか、他の使い方と言ってもな･･････」&lt;br /&gt;
　そもそもこれはアディーナの工房の物であって、我々の物ではないのだが･･････。&lt;br /&gt;
「なあ、兄ちゃん」&lt;br /&gt;
　いつの間にやら来ていた、工房の親方が突然サトルに声をかける。振り向いたサトルに面白そうな表情で話を続けた。&lt;br /&gt;
「なんなら、ここの落ち物を自由に使っても良いぜ？」&lt;br /&gt;
「ほ、ほんとですか？」&lt;br /&gt;
「ああ、ここに来てんのはうちの国の学者連中が見放したもんだ。少しぐらいならどうってこたねえよ。･･････ただ、代わりと言っちゃ何だけどな。使えるようなもんがあったら、使い方と作り方を教えちゃくんねえか？」&lt;br /&gt;
　なるほど、ヒトから技術を直接得る機会など無いに等しいからな。なかなか頭が回る。&lt;br /&gt;
「そりゃもう、問題ないです！喜んで！」&lt;br /&gt;
　子供のような笑顔で逡巡無しにサトルがそう答える。って、ちょっとまて。&lt;br /&gt;
「お前、これから盗賊退治しなきゃならないって話を忘れてないか？」&lt;br /&gt;
「あ！」&lt;br /&gt;
　私の指摘に本気で驚いた顔を見せるというのはどういう了見だ。まさか本気で忘れてたわけじゃなかろうな、サトルよ。だがそれを叱責する前に、すぐに思いついた表情になる。&lt;br /&gt;
「なら、ここの機械を使って俺用の武器を作りましょう！誰も見た事のない未知の武器ならきっと盗賊の不意をつけるはず！！」&lt;br /&gt;
「はい？」&lt;br /&gt;
　出してから、自分でも間抜けだと気付くような声が出た。&lt;br /&gt;
「つまり、ここにある物と、俺の頭の中にある『落ち物』の技術で新しく武器を作ってやろうって事ですよ。それを使えば勝率が上がるし、親方も新しい武器のレシピが増えて大満足！ですよね！？」&lt;br /&gt;
「いやまあ、理屈の上では確かに･･････」&lt;br /&gt;
「おおっ！そう言う話なら俺も手伝おうじゃねーか！」&lt;br /&gt;
「そりゃありがたい！早速使えそうな部品を漁りますかぁ！」&lt;br /&gt;
　･･････職人同士の魂が共鳴現象を起こしたようで、どうやらサトルだけを止めた所で止まりそうにない。それどころか迂闊に手を出せば従姉殿の介入すら有り得るような気配だ。&lt;br /&gt;
　深くため息をつき、あきらめて見守る事にした。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　きんこんがんぎんがりごり&lt;br /&gt;
　そんな音を響かせつつ、工房での作業は続く。素人目には何をやっているのかさっぱりだが、作業自体は進んでいるらしい。&lt;br /&gt;
　･･････真夜中だというのに。&lt;br /&gt;
　月が中天を過ぎても、止まる様子は見えない。こんなことの何が楽しいのだろうか？暑いし、うるさいし、汗だくになるし、そのうえ身体を動かすような事でもない。時折口論したり、妥協したり、工房裏手に落ち物を漁りに行ったり、せわしない。&lt;br /&gt;
　こんな事の何が楽しいのだろうか？&lt;br /&gt;
　こんな事がサトルには楽しいのだろうか？&lt;br /&gt;
　さっぱり分からない。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　空が白み始めた頃に、その声は上がった。&lt;br /&gt;
「よっしゃ、プロトタイプ完っ成！」&lt;br /&gt;
「よーし、早速試し撃ちと行くかあ！」&lt;br /&gt;
「あーそーかい、良かったなー」&lt;br /&gt;
　我ながら険悪な声で盛り上がる男共の後ろから声をかける。二人はそれに驚いたように振り返った。&lt;br /&gt;
「サーラ様！？いつの間に？」&lt;br /&gt;
「いつの間にも何も、最初からここにいたが」&lt;br /&gt;
　こいつ、私の事を思いっきり忘れてたということか？更に声がささくれ立つ。&lt;br /&gt;
「え？じゃあ寝てないんですか？」&lt;br /&gt;
「他のなんだと言うんだ」&lt;br /&gt;
　･･････私がいたことに一晩中気付かなかったのか？ええい、どうしてくれよう。この男。&lt;br /&gt;
　寝ていないせいか、いつものように上手く言葉が出てこない。いや、殴った方が早いか？&lt;br /&gt;
「ええと、よく分からないんですけど。何で寝てないんですか？」&lt;br /&gt;
「なんでって･･････」&lt;br /&gt;
　危険な考えになりつつあった思考に質問が差し込まれる。反射的に答えようとして･･････答えが出ない。脳に重労働をさせる事をあきらめ、とりあえず、考えずに言葉を出す。&lt;br /&gt;
「･･････あー、忘れた。というより、寝てないから頭がはっきりしない。今、難しい事を聞くな」&lt;br /&gt;
「はあ･･････」&lt;br /&gt;
　納得したようなしないような、はっきりしない表情でサトルが答える。そして、完成したそれを軽く掲げるて聞いてきた。&lt;br /&gt;
「で、とりあえずこれからこのスーパーストロングスティールスプリングガン一号、略して４Sキャノンの試し撃ちをするんですけども。サーラ様はどうします？もう寝ますか？」&lt;br /&gt;
「ん･･････、物のついでだ。付合おう」&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
「それは飛び道具なのか？」&lt;br /&gt;
「ええ」&lt;br /&gt;
　安土の前まできてサトルはそれ、･･････確かフォースキャノンとかなんとかを構える。それは、鉄の筒に鉄の取っ手やら、何やらを取り付けた複雑な機械のようだった。サトルが、取っ手上の部分についたリングをかなり力を入れて引くと、紐のような物が引きずり出される。弓を引き絞る程度の長さをひくと、がちんと鋼のぶつかる音がした。&lt;br /&gt;
　サトルがリングを離すとしゅるしゅると機械の内部に紐が戻っていく。それが戻ったのを確認すると、サトルが筒の先を的を書いた木の板に向けて構えらしい物を取った。&lt;br /&gt;
「目標確認！発射！」&lt;br /&gt;
　ばちこんっ！と大きな音が響くと、一瞬後に目標になっていた的が四散した。ほぼ同時に安土も派手に土砂を飛ばす。&lt;br /&gt;
「おおっ！？」&lt;br /&gt;
　思いもしていなかった威力に思わず声が出る。だが、それだけでは終わらなかった。すぐにサトルはリングを掴んで引き絞る。&lt;br /&gt;
「第二射装填！目標確認！発射！」&lt;br /&gt;
　今度は目をこらして見る。どうやら、あの武器はクルミぐらいの大きさの鉄球を撃ち出すらしい。なるほど、クロスボウのような物か。いつ鉄球を入れたかが謎だが。&lt;br /&gt;
　そうこうしているうちに、サトルが5発目を撃ち、そこで止まった。どうやら鉄球が切れたらしい。&lt;br /&gt;
「全弾斉射、不具合無し！」&lt;br /&gt;
「おっしゃ、やったな兄ちゃん！」&lt;br /&gt;
「ありがとうございます親方！」&lt;br /&gt;
　ついていけない私をおいて、何か盛り上がる男共。&lt;br /&gt;
　面白くない。&lt;br /&gt;
「で、終わりか？」&lt;br /&gt;
「え？え、ええまあ確かにそうですけど」&lt;br /&gt;
「なら、部屋に戻るぞ。いい加減眠たい」&lt;br /&gt;
「あ、はい。あの、そう言うわけで親方、試射後の点検はまた次という事で」&lt;br /&gt;
「あ～、いや、引き留めちまったみたいで悪いな兄ちゃん」&lt;br /&gt;
「いや俺がやりたかっただけですから･･････」&lt;br /&gt;
「は・や・く・い・く・ぞ！！」&lt;br /&gt;
「は、はい～～～っ！！」&lt;br /&gt;
　いつまでも名残惜しそうにするサトルを引きずるようにして部屋に戻った。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　俺の一歩手前を、肩を怒らせて歩くサーラ様。早起きの使用人がすれ違うたびに、壁に張り付くようにして避ける。･･････俺から見えない所でどんな顔をしてるのやら。&lt;br /&gt;
「あの～サーラ様」&lt;br /&gt;
「何だ」&lt;br /&gt;
　うう、明らかに機嫌が悪い。寝不足なのは分かるけど、どうしてこんなに怒ってるんだ？&lt;br /&gt;
「俺なんか悪いことしました？」&lt;br /&gt;
「してたら、とっくに斬っている」&lt;br /&gt;
　背筋が凍える気分で首を撫でさする。手の体温で自分の首が繋がっている事を確認できた。何でこんな事までして首の所在を確かめなきゃならないのか少し不条理に思うけども、誰かに聞けば答えが出るものでもないしなあ。&lt;br /&gt;
「そんなに楽しいか？」&lt;br /&gt;
「はい？」&lt;br /&gt;
　物思いにふける俺にサーラ様の声がかけられる。予想外だったので変な返事になってしまった。&lt;br /&gt;
「ええと、なにがですか？」&lt;br /&gt;
「機械だ。そんなに楽しいのか？」&lt;br /&gt;
「そうですね、楽しいですよ機械いじりは。というより、アレをオモチャにして育ったようなもんで」&lt;br /&gt;
「徹夜するほどか？」&lt;br /&gt;
「いや、徹夜は家の手伝いとか麻雀とかで慣れっこなんであんまり苦にならないというか」&lt;br /&gt;
「･･････」&lt;br /&gt;
　サーラ様が部屋の扉を少し乱暴に開ける。続いて入った俺が扉を閉めると、サーラ様がやっと振り返った。&lt;br /&gt;
　うっわぁ。寝不足のせいか、目は充血して下にはクマができている。その状態で睨め上げるように俺をにらみつける。元の美貌が凄い分だけすさまじく恐い。怪談にでてくる執念を残して死んだ女幽霊にしかみえねえ･･････。&lt;br /&gt;
「サトル」&lt;br /&gt;
「は、ははははいっ！」&lt;br /&gt;
　霊的でない理由で金縛りにあっているせいか、声が震えるのを隠せない。なに？なに？おれなんかした？&lt;br /&gt;
「自分の主人の事をすっかり忘れるほど、ああいう事が好きなのか？」&lt;br /&gt;
「へ？は。あ！」&lt;br /&gt;
　も、もしかして、機嫌が悪い理由って、サーラ様をほっぽり出して盛り上がってた事かっ！？そんな子供じみた理由で･･････意外といじましいところ可愛いと思うけど、ともかくそんな理由で怒ってる！？『そんな事ありませんよ』と言っても信じてもらえないだろうし、『拗ねてるのかわいいっ♪』とか言ったら半端なくどつかれるだろうし、どうすれば･･････。&lt;br /&gt;
　動揺した俺の指先に何かが触れる。ポケットの中、硬い感触。･･････これだっ！もっと後で使おうと思ってたが、今しかない！&lt;br /&gt;
「いえいえいえいえ、すっかり忘れるなどという事はありません」&lt;br /&gt;
「いつの間にそこに？とか言ってたろ」&lt;br /&gt;
「いえ、武器の他にサーラ様に贈るものを作っていたら夢中になってしまっていただけです！」&lt;br /&gt;
　ですから、鯉口切るの止めて下さい。&lt;br /&gt;
「いい加減な嘘を･･････」&lt;br /&gt;
　言いかけたサーラ様の目の前に『贈り物』をだして、つまみをひねる。一瞬後、つまりはなんとか刃が首に届く1cm前で、『それ』から音が流れ出した。&lt;br /&gt;
「は･･････？」&lt;br /&gt;
　ぽろんぽろんと流れる曲は、たしか音楽の時間に聴いた事のあるクラシック。アイネなんとかとか言ったと思うけど定かじゃない。それはともかく、俺のとり出した素っ気ない鉄の箱、オルゴールの音色にサーラ様は気を取られたようだった。&lt;br /&gt;
「こ、これは･･････落ち物か？」&lt;br /&gt;
「ええ、オルゴールって言います。あの鉄材置き場にあったんで、ちょっと直してみました」&lt;br /&gt;
「ええと、これをその･･････」&lt;br /&gt;
　きょとんとした顔でオルゴールと俺の顔を交互に見る。&lt;br /&gt;
「ええどうぞ。その為にちょろまかしてきたんですから」&lt;br /&gt;
　そういって、サーラ様の手をとってオルゴールを載せる。4ｃｍ立方ほどの大きさのそれの意外な軽さに少し驚いているみたいだ。持ち上げたり、ランプの明かりに透かしたりして観察する内に音楽が止まる。&lt;br /&gt;
「あ･･････」&lt;br /&gt;
「そうゆう時は、こうして」&lt;br /&gt;
　サーラ様の手の上に俺の手を重ね、ゼンマイをもう一度巻き上げる。さっきより、長く。ゆっくり。&lt;br /&gt;
「･･････鉄に限った話じゃないんですが」&lt;br /&gt;
「は？」&lt;br /&gt;
「向いているからって、それを強制されるってのは悲しいもんですよね」&lt;br /&gt;
　手を離すとゆっくりとつまみが回り始める。また、優しい音楽が流れ出す。&lt;br /&gt;
「向いていなくても強制されるのは問題ないのか？」&lt;br /&gt;
「それはそれで問題ですけど、また別の話。向いている事をやらされるって事は、それ以外をやりたくても誰にも同情してもらえないって事ですからね」&lt;br /&gt;
「それは･･････わかるな、確かに」&lt;br /&gt;
「だから、直せば使えるこいつ等が鋳溶かされて一緒くたに刃物にされるのが、何か悔しくて」&lt;br /&gt;
「･･････だからって、主人の事を忘れていいわけじゃないからな」&lt;br /&gt;
　口調そのものは相変わらずだが、その声音には拗ねたような甘さがある。ふっふっふ、どうやら怒りが薄らいできたようだ。計算通り！･･････問題は、このサーラ様の可愛さに自分の方の統制がとれなくなってきている事か。いや、いつも通りと言えばいつも通りなのだが。&lt;br /&gt;
「ええ、ですからお詫びの印として、生き返ったこいつをサーラ様に」&lt;br /&gt;
　重ねた手のひらに込める力をほんの少し強くする。すこし、うるみがかってきた瞳をのぞき込んでそう囁いた。&lt;br /&gt;
「ま、まあそこまで言うなら赦してや･･････」&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　　ぼわん&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
「ごしゅじんたまぁ！クシャスラ、感動しましたれすぅ！！」&lt;br /&gt;
　ぐき。そんな音が首から聞こえた気がする。視界が真っ暗で何がなんだか分からない。何か柔らかいものが顔面に押しつけられているのは分かるが、呼吸がふさがっている事以外には特に有益な情報が･･････って、まてっ！？&lt;br /&gt;
「もおままままむがももがっ！？」&lt;br /&gt;
　呼吸！息！てゆうか、今頃首から激痛がっ！？&lt;br /&gt;
「もー、好きれす！ラヴれす！ごしゅじんたまぁ。クシャスラの事分かってくれてる方なんて砂漠中探してもごしゅじんたましかいないれす！」&lt;br /&gt;
　おおおおおっ！？く、首から上に急激且つ変則的なランダムベクトル＆テンソルがっ！！死ぬ散る折れる、もげる時！？&lt;br /&gt;
「なっ、ちょっと待て貴様！サトルは私のものだぞ、おい！」&lt;br /&gt;
「へへーん！アンタみたいな（自主規制）にクシャスラとごしゅじんたまの絆の深さは理解できないのれす！！」&lt;br /&gt;
　こりゅっ。この音を聞いた時に、何故か某海王がロシアのサンボ使いに使った技を思い出した。あ、おばあちゃん久し振り。あれ？おばあちゃんなんで川の向こうで手招きしてるの？&lt;br /&gt;
「なんだと！黙って聞いてればいい気になりおって！！」&lt;br /&gt;
「お？お？刀に手をかけて、そんなもんでクシャスラが切れるとでも･･････」&lt;br /&gt;
「んんんだらっしゃああああああああああっ！！！！！！」&lt;br /&gt;
　ごき、がきゅ。自分の現状を理解すると同時に、死力を振り絞り顔面に張り付いた何かを引っぺがし、頭蓋骨を掴んで強引に正しい位置に戻す。臨死体験から何とか戻ってきたと言う安堵と、実はまだ戻れてないんじゃないかという不安から首を中心として、自分の身体を触って確認する。･･････どうやら、首から激痛がする以外は大丈夫なようだ。いや、既にそれがやばいような気もするが。&lt;br /&gt;
　そこに来てやっと俺の現状に気付いたらしい二人が声をかけてきた。&lt;br /&gt;
「サ、サトル。大丈夫か？」&lt;br /&gt;
「あーと、あの、首の激しく激痛が痛む以外は何とか」&lt;br /&gt;
「そ、それは致命傷とか言わないれすか」&lt;br /&gt;
「ふ、不安になるから言わないで･･････」&lt;br /&gt;
「ちょ、ちょっとまて！サトルよ、そのまま動かすな！おい、そこの精霊！添え木になりそうなものと包帯をもってこい！」&lt;br /&gt;
「は、はいなのれす！」&lt;br /&gt;
「え？そ、そんなやばいんですか？」&lt;br /&gt;
「いいから動かすなあ！！」&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
～10分後～&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
「･･････どうやら、脱臼したようだな。そのあと嵌っているが」&lt;br /&gt;
　安堵のため息をついて、サーラ様が添え木の固定を終える。&lt;br /&gt;
「く、首の骨って外れたりするんですか？」&lt;br /&gt;
「ごく稀にな。いやしかし、良かった。これならさほどかからずに治る」&lt;br /&gt;
「はああああああ、よかったれすぅ。ごしゅじんたまに何かあったらクシャスラ、クシャスラ･･････」&lt;br /&gt;
　どこからかハンカチを取り出して涙を拭くその少女、とゆうより女の子を酷く冷めた目で見る自分がいる。隣で、サーラ様が同じような顔でその少女を見てる。&lt;br /&gt;
　肌は赤錆の色に近い褐色。長くて銀色の髪の毛は一見ふんわりとまとまってみえるが、少し注意してみれば針金のように不自然に形を保ち続けているのが分かる。年の頃は10歳くらいかな？子供らしいふくふくしている体つきを踊り子のようなきわどい衣装で隠している。&lt;br /&gt;
　そして、何よりこれが重要なんだが、膝から下が透けて半透明になり。つま先から伸びる半透明のひもが、オルゴールに突き刺さっている。&lt;br /&gt;
　とっくに音が鳴りやんだオルゴール。&lt;br /&gt;
　そこから生えた少女の寒々しい嘘泣きに部屋の空気が冷えていくのが分かる。それに少女も気がついたようで、ハンカチの隙間からこっそりこっちの様子をうかがっているのが分かる。&lt;br /&gt;
　こちらの沈黙の圧力に耐えきれなくなったのか、ついに少女の方から声を上げた。&lt;br /&gt;
「･･････ええと、まずは自己紹介とか･･････」&lt;br /&gt;
「先に言う事はないか？」&lt;br /&gt;
　さっくり斬り捨てたサーラ様の言葉に少女の言葉が止まる。たっぷり30秒ほど考えた末、出した答えはこれだったらしい。&lt;br /&gt;
「ごしゅじんたまのこと生まれる前から愛してま」&lt;br /&gt;
「それじゃなくて」&lt;br /&gt;
　今度は俺にすっぱり斬り捨てられて、流石に観念したらしい。いきなり、土下座すると大声で泣きだした。&lt;br /&gt;
「うわああああああん、ごめんなさい！こんなことするつもりはなかったんれすうううぅぅぅ！！」&lt;br /&gt;
「はっはっは、するつもりがあってサトルの頸椎外してたらとっくに殺してるぞ」&lt;br /&gt;
「つうか、俺、本気で死ぬとこだったんですね･･････」&lt;br /&gt;
　首を刎ねられる危険性は最近とみに感じていたけど、流石に折られるとか外されるとかで死ぬとは思ってなかったなあ。･･････まあ、前提からしてどうよとは思うが。&lt;br /&gt;
　そんな事を考えつつ即席のギブスの上から首筋を撫でていると、少女はいつの間にか本気の涙を流しながら嗚咽混じりの声を出していた。&lt;br /&gt;
「ひ、ひうっ！だってだって、クシャスラらって、ごしゅじんたま死んだら嫌れす。ずっと、ずっと、まってたごしゅじんたまクシャスラが死なせちゃうのはもっと嫌れす･･････。ぐすっ、ごめんなさい、ごめんなさい。あう、うっ、だから、赦してくらさい･･････嫌わないでくらさい･･････」&lt;br /&gt;
　大きな目からぼろぼろと水銀色の涙を流しながら、クシャスラが懇願する。横でサーラ様がため息一つついて、俺を肘でつついた。首が動かせないので目線だけで頷く。&lt;br /&gt;
「もう、しない？」&lt;br /&gt;
「はい、しないれす。やらないれす」&lt;br /&gt;
「約束できる？」&lt;br /&gt;
「するれす。やるれす！だから、だから、ごしゅじんたま、見捨てないれ･･････」&lt;br /&gt;
　胸元にすがりついてくる、少女の（精霊なのに触れるんだねえ）頭をそっと撫でてあげる。&lt;br /&gt;
「わかったわかった。赦してやるよ」&lt;br /&gt;
「わーい♪ごしゅじんたま大好きなのれすぅ」&lt;br /&gt;
　たちまち泣きやんで抱きついて来ようとするその手を、サーラ様が寸前で掴んで止める。かなり強い力で掴まれているであろう左右の手首を交互に見て、クシャスラは険悪な視線をサーラ様に向けた。&lt;br /&gt;
「なんでこーゆーことするれすか？」&lt;br /&gt;
「お前がサトルの首を今一度へし折ろうとしているからだ」&lt;br /&gt;
　間髪入れず答えられてすこし怯んだようだけど、クシャスラは引くつもりはないようだった。&lt;br /&gt;
「そもそも、おねーさん誰れすか?」&lt;br /&gt;
「サトルの仕える女王にして主にして上司にして親分にして将軍にして騎士にして支配者にして所有者。名をサラディン＝アンフェスバエナという。そして、お前が『ごしゅじんたまぁ』と頭悪そうな呼び方で呼んでいる男はサトルという名前で、我が忠実なる臣下にして従卒にして召使いにして臣民にして部下にして下僕にして子分にして兵卒にして奴隷にして所有物であって、決してお前のものではない」&lt;br /&gt;
　サーラ様は突き放すようにそう断定するけど、それでもクシャスラは負けるつもりはないみたいだった。&lt;br /&gt;
「ちーがーうーれーすー。ごしゅじんたまはクシャスラのごしゅじんたまなのれすー。べー」&lt;br /&gt;
　クシャスラが身体を透けさせてサーラ様の手から逃れ、俺の身体の陰に隠れた。首が回らないので見れないけど、たぶん舌を出して。つか、君たち、俺の意見は聞こうとすらしないんですか？&lt;br /&gt;
「なにを･･････」&lt;br /&gt;
「ふっふーん♪どーせ、暴力なりなんなりで無理矢理言う事聞かせてるから、クシャスラみたいな美少女に奪われちゃうって嫉妬してるれすね。年増のひがみって嫌れすねぇ」&lt;br /&gt;
「なななななな、何を根拠にそんなことをっ！サトルは私のものに決まっているだろう！」&lt;br /&gt;
　そこで図星を言い当てられたかのように動揺せんで下さい、サーラ様。&lt;br /&gt;
「へへーん！うそばっかりー♪なんなら試してみるれすかぁ？」&lt;br /&gt;
「なんだとぉ！いいだろう、受けて立つ！」&lt;br /&gt;
「んじゃあ勝負方法は･･････」&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
「そ、そんなことをするのか？」&lt;br /&gt;
　クッションを入れて上半身が少し起きあがるようにしつらえたベッドに俺は寝かされ、その股間ではクシャスラがいきりたった俺のを小さな舌で味わうように舐め上げていた。&lt;br /&gt;
　クシャスラの言い出した勝負方法というのは『ごしゅじんたま絶頂サドンデス勝負』。要するに交互に俺をいかせ合って、出せなくなった方の負けらしい。勢いとはいえこんな勝負をうけるとは、サーラ様も大分徹夜が脳髄に効いているんじゃないだろうか。しかし、このフェラチオは･･････ううぅ。&lt;br /&gt;
「ん。ちゅ、ちゅ、れろ。んんっ。ふー。愛があればこれくらい出来て当然れすよぉ･･･。はむ」&lt;br /&gt;
　根本の部分からちろちろと舐め上がってきて、舌先で雁首を一周する。そして、不意打ちのように亀頭をくわえ込み、狭い口中を擦りつける。す、すげえっ。しかもそれをこんな小さな娘が。だああっ、興奮するな俺！ヤバイだろ！人として！でも、でもっ･･････。&lt;br /&gt;
「んん～、まずは一回目れす～。･･････はみ」&lt;br /&gt;
「ぅ･･････ああ！！」&lt;br /&gt;
　軽く歯を亀頭に立てられた刺激に耐えきれず、精液が勢いよく飛び出る。精霊少女の幼い顔面に白い粘液がぶちまけられた。クシャスラは嫣然と微笑むと、その粘つく精液を指で掬って口に運ぶ。&lt;br /&gt;
「ん･･････ごしゅじんたまの、おいしい･･････」&lt;br /&gt;
　熟れた娼婦のような仕草。あどけなく舌っ足らずな声。･･････ヤバイ、深みに嵌りそうだ。だって、&lt;br /&gt;
「あ～、ごしゅじんたまのもう硬くなってるれすよ～」&lt;br /&gt;
　クシャスラが大好きなオモチャを見つけたような眼で、それを見つめてゆっくり手を伸ばそうとする。わ、わわ、いま、その手で触られたら俺･･････。&lt;br /&gt;
「ま、まて！」&lt;br /&gt;
　一瞬早く横合いから伸びた手がクシャスラの手を止める。&lt;br /&gt;
「つ、次は私の番だろう！」&lt;br /&gt;
　多少うわずった声でサーラ様が叫ぶ。いつの間にか服を脱いでいたサーラ様は左腕で胸を隠しながら強引にクシャスラを押しのけた。&lt;br /&gt;
「うう～、仕方ないれすねえ･･････」&lt;br /&gt;
　不承不承順番を譲ったクシャスラのいた場所にサーラ様が陣取る。つまり、その、俺の未だに元気に立ってるものの前に。&lt;br /&gt;
「は･･････こ、れが、サトルの･･････」&lt;br /&gt;
　いままで何度か肌を重ねたけど、全部ムードが盛り上がってる時だったような。実は、サーラ様にまだ冷静さが残ってる状態で俺のを見るというのはこれが始めてかもしれない。&lt;br /&gt;
「こ、こんなにはしたなく大きくしおって･･････」&lt;br /&gt;
　顔はそらすけど、視線は俺のそれに注がれている。顔を真っ赤にしておずおずと手を伸ばす。一瞬、俺のそれに触れて驚いたかのように引っ込めた。&lt;br /&gt;
「な、なんでこんなに熱いんだ」&lt;br /&gt;
　んくっ！一瞬だけ触れた指の冷たい感触がびりりって脳に来る！思わず、首の事を忘れてのけぞりそうになってしまった。&lt;br /&gt;
　サーラ様は褐色の肌の上から分かるぐらいに顔を赤くして、今度は顔をなんとか背けずに俺の物をおっかなびっくり掴む。一回触った事があるはずなのに力加減を憶えてないのか、軽く触れるぐらいの力で胴回りを包む。&lt;br /&gt;
　･･････いいもんだな、おい。どぎまぎする女の子に半ば強制的に触らせるってのは！我ながらどうかとは思う趣味だが。&lt;br /&gt;
「あれ～？どうしたのれすか～？手が止まってるれすよ～？降参れすか～？」&lt;br /&gt;
「うっ、うるさい！ここここれから、やるところだ！」&lt;br /&gt;
　クシャスラのあからさまな挑発に、しかし冷静さを失ってるサーラ様は受けて立ってしまう。そろそろ俺もシチュエーションだけじゃなくて実際の刺激が欲しい所･･････。&lt;br /&gt;
「い、いくぞ･･････」&lt;br /&gt;
「当然口でれすよね」&lt;br /&gt;
「なっ、なにい！？」&lt;br /&gt;
　おごっ！お、驚くのは良いですけども、いきなり強く握るのは刺激が強すぎ･･････。&lt;br /&gt;
「ななななな、なにをきさまそんなこれをあんな」&lt;br /&gt;
「え～？できないんれすかぁ～？とゆーことはあ、負けを認めるってことれすかぁ？」&lt;br /&gt;
「ででででできるに、きききま、きまってるだろう！や、やるさ、やってみせる･･････」&lt;br /&gt;
　ああああ、サーラ様ってば動揺しきって勝負のルールをすっかり忘れている。いやでも、そのおかげで、サーラ様がふぇ、ふぇらちおを？クシャスラ、ぐっじょぶ！お前はエロイ。いや、エライ！&lt;br /&gt;
　サーラ様はテンパった眼で俺の少し萎えたものを見てごくりと唾を飲み込む。その内心でどういう葛藤があったのか想像もつかないが、覚悟を決めたらしい。そして、口から長めの舌を出しておずおずと鈴口に触れた。&lt;br /&gt;
　くっはあ。一番敏感な、やもすると痛いぐらいのそこに触れるか触れないかの冷たい感触。ぞわぞわと肌の上を快感が駆け上ってくる。震えるような感触（事実サーラ様は震えていたのだが）から、少しずつゆっくりしっかりと舌が触れてくる。サーラ様にしてみれば、単に慣れてないから探り探りやってるだけなんだろうけども、俺としては焦らされつつも弄ばれている感じで。ああもっと舐めて下さいサーラ様。うあ何ですかその涙目は、熱病にでもかかったみたいにとろんととろけて。&lt;br /&gt;
「ん･･････れろ、れろ･･････ふは」&lt;br /&gt;
「どうれすかぁ･･････ごしゅじんたまのお・ち・ん・ち・んのお味は･･････？」&lt;br /&gt;
「ちろ･･････サトルの、あじぃ･･････変だけど･･･生臭くて･･････ん。あふ、でも･･････悪くない･･････」&lt;br /&gt;
　おおお、クシャスラさん、なにゆえ貴方が言葉責めですかっ！？いやでもしかし、正気を失ってきてるサーラ様もそんなエロなセリフをっ！！サーラ様の舌もだんだん大胆に動いてくる。ときおり唇で挟んだり、胴の部分に軽く噛みついたり、クシャスラが何げに手を誘導して袋を触らせたり･･････。つーか、やたら手慣れてるんだが、こんな幼い外見の精霊に一体なにさせてたんだ帝国人。&lt;br /&gt;
　そんな疑問もすぐに思考の外に追い立てられる。サーラ様がついに俺のを銜えて口内で擦り出す。荒っぽい動きは気持ちいいと言うより痛いんだけども。&lt;br /&gt;
「んんっ！ふぶ、んんう。ちゅぼっ！んあ、はふう･･････」&lt;br /&gt;
　サーラ様が、半泣きで必死で、でも懸命に俺のちんちんをしゃぶっていると思うとそれだけでッ！！んがっ！さ、先っぽが喉の奥にっ！！&lt;br /&gt;
「んん～～～～～～っ！！？」&lt;br /&gt;
　はうあ！口の中にそのまま出しちゃった･･････。しかし、こんな気持ちいいっていうか嬉しいことされたらそりゃ我慢も出来ない。って、こんな脳内言い訳してないで早めにあやまっとかないとサーラ様に怒られ･･････。&lt;br /&gt;
　え？サーラ様、何で口を押さえて･･････。喉が動いてる。飲んでる？そんな、涙流すぐらい我慢してまで俺のを？&lt;br /&gt;
「～～～っ。ぷはあ･･････はあ･･････はあ。ど、どうだ。わ、私のは気持ちよかったか･･････」&lt;br /&gt;
　は、はう。そんなくしゃくしゃの顔で、そんな事言われると･･････。&lt;br /&gt;
　びくん。二度目の射精によって力を失っていた俺のちんちんがサーラ様の可愛さで跳ね上がってしまう。･･････我ながら恐ろしい事になっている気がする。つーか、どっか壊れてきてないか、俺。&lt;br /&gt;
「わ、サトル、そんな、まだ、こんなに」&lt;br /&gt;
「うわぁ。ごしゅじんたま、すごいれす･･････」&lt;br /&gt;
　立上がった俺の息子の雄姿に二人の目が注がれる。どぎまぎするサーラ様の隙をついて、クシャスラが身体を割り込ませた。&lt;br /&gt;
「次はクシャスラの番れすよぉ･･････」&lt;br /&gt;
　欲情しきったロリータボイスで囁きかけながら、俺の身体をはい上がってくる。吸い付くような肌の滑らかさにぷにぷにの柔らかさが汗のぬるぬるで伝わってくる。いかん寝不足と興奮で、言語中枢まで変になってきた。&lt;br /&gt;
　俺の胸までナメクジのように這い上がってきたクシャスラが俺の乳首をちろちろ舐めながら腰を持ち上げて、位置を合わせる。つるつるの無毛の丘の感触が俺の尖端に当たった。&lt;br /&gt;
「ごしゅじんたまぁ･･････あいしてるれす･･････」&lt;br /&gt;
　あ、あ、あ、熱い、つるんとした感触が俺のを呑み込んでいく･･････。締め付けると言うよりは狭い感触。幼く小さい性器が俺ので押し広げられて、ぴったりと張り付く感じがする。粘膜同士が擦れる感触が、気持ちいい。&lt;br /&gt;
「ああ、ふ、ごしゅじんたまぁ･･････。熱くて、硬くて、大きいのでぇ･･････、クシャスラのおまんこぉ、ひろがってるれすよお･･････」&lt;br /&gt;
　クシャスラが舌っ足らずで幼い声で淫語を囁く。あまりに背徳的で、妖しい色香に目眩がしそうだ･･････。頭の中でクシャスラの声がリフレインする･･････。&lt;br /&gt;
　先の方に、こつりと何かが当たる感触がする。ふぁ、これが、子宮口って奴か･･････。俺のものが無意識にぴくりと動いたのを中で感じたのか。クシャスラがあどけない容貌で妖艶に微笑む。それがどうしようもないほどエロくて･･････。&lt;br /&gt;
　･･････俺、ロリコンになるかも･･････。&lt;br /&gt;
「う、うごくれすよぉ･･････」&lt;br /&gt;
　そう宣言して、クシャスラが身体ごと前後に動き出す。狭くてきつきつだけど、侵入を拒むことは決してない、そんな不思議な感触を股間に。柔らかく暖かな女の子の肌の感触を全身に感じる。&lt;br /&gt;
　全身で全身を愛撫する。そんな交わりに、ただ、流される。見下ろしてみるクシャスラの顔は快楽に惚け、口の端からよだれを垂らしている･･････。感じているんだ･･････まだ子供なのに･･････。精霊に子供も大人もないと理性は告げていたが、そんな事を吹き飛ばすぐらいの淫靡が眼から耳から侵略してくる。&lt;br /&gt;
「ひ、はあ。ごしゅ、じんたまのちんぽぉ･･････ごりごりくるれすぅ･･････。まんこのなか･･････ついたり、かきまわしたり･･････んくっ！」&lt;br /&gt;
　クシャスラが腰をひねると俺のものがまた新たな場所をえぐる。ひだひだの感触からつぶつぶの感触に一瞬変わる。なんか、ヤスリで理性ごと削られている気がする。&lt;br /&gt;
「んふ･･････ちんぽぉ、ごしゅじんたまのちんぽぉ･･････おおきくてぇかたくてぇ、ひうっ！えぐれるれすうぅぅぅ･･････。ふうっ！」&lt;br /&gt;
　我慢できなくなったのか、クシャスラがペースを上げてくる。小さな腰をカクカクと動かし始める。時折、ひねったりまわしたりの動きを入れて貪るように動く。&lt;br /&gt;
「あん、あん、はん、はう、ひうっ！ごしゅじんたまぁ、ごしゅじんたまあ！！あっ、ああ～～～～っ！」&lt;br /&gt;
　舌っ足らずの嬌声が切なげに高まる。その叫びが意味のない高音に変わった瞬間、強烈な締め付けが俺の物を襲い、俺もそれで果ててしまった。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　あ、う。あ、失神したのか？いつの間にかクシャスラが俺の上からどいて、自分のそこから精液を掻き出しては口に運んでいる。うわ、エロ。手のひらいっぱいに乗せたアレをあんなに美味そうに。&lt;br /&gt;
「あふ･･････ん、おいし･･････」&lt;br /&gt;
　囁くように独りごちて、クシャスラが勝ち誇るようにサーラ様に微笑みかける。そういえば、勝負の最中だったっけ。でも、もう無理。いくら何でも徹夜明けに一度に4発は死ねます。&lt;br /&gt;
　いやあのそのサーラ様。そんな近寄られても無理ですってば。&lt;br /&gt;
「サトル･･････」&lt;br /&gt;
　無理です、出ません。立ちません熱っぽい懇願の眼とかしても、高い確率でできません。&lt;br /&gt;
　なんですか、あの、俺の胸の上に膝立ちでまたがっても、その、あそこが丸見えなんですが、いや、無理です。むしろやったら死にます。&lt;br /&gt;
「･･････み、見てたら、こんなに」&lt;br /&gt;
　なんですか、お漏らしじゃないんですから、太腿まで濡れてても、うわ、あそこから垂れたのが俺の胸に、じゃなくて、多分無理ですから。うわ、あつい。たれてきたのあつい。&lt;br /&gt;
「それで･･････あの･･････アレでなくても良いから･･････」&lt;br /&gt;
　いやちょっと、胸の前で指を組んだりしないで下さい。モジモジしたり、恥ずかしがったり、殺す気ですか。今出したら死ねます。いやむしろ死にます。涙目はやめてください。死ぬから止めて下さい。&lt;br /&gt;
「･･････我慢できない･･････サトルに、してほしい･･････」&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　ぷつん&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
「うぞっ！？」&lt;br /&gt;
　クシャスラの驚く声がどこか遠く聞こえる。多分、俺の魂かなんかが地上を離れつつあるからだろう。今までの中で一番大きくなってしまった愚息が痛いぐらいに張りつめる。&lt;br /&gt;
　サーラ様の腰を掴んで力任せに俺の愚息の上まで押し下げる。蟻の戸渡りに微かに触れた感触に、サーラ様も何が起こったかを理解する。&lt;br /&gt;
「ひゃうっ！？さ、サトル･･････これって･･････」&lt;br /&gt;
　驚くサーラ様に俺は鮫のように笑う。&lt;br /&gt;
「サーラ様。俺、今首をやってて動けないんですよねえ」&lt;br /&gt;
　俺の表情に何か危険なものを感じたのか、サーラ様が微かに怯えの表情を見せる。ふっふっふ。サーラ様、その表情も素敵です。&lt;br /&gt;
「だから、サーラ様が動いて下さい」&lt;br /&gt;
「え？」&lt;br /&gt;
「だから、サーラ様が、俺のを入れて、俺の上で腰を動かして下さい」&lt;br /&gt;
「そ、そんなこと･･････」&lt;br /&gt;
　サーラ様がさっきの告白を忘れたかのように目をそらしてためらう。それがまた、かーわいーい！！最近常々思っていたが、やっぱ俺ってSっ気強いな。&lt;br /&gt;
「あれ？いいんですか、このままお預けでも俺はかまいませんよ。元より疲れてますし」&lt;br /&gt;
　嘘です。限界です。入れさせて下さい。いやしかし！こんな健気で萌えるサーラ様をみたら普通我慢できませんって！誰だって、いぢめたくなりますって！&lt;br /&gt;
「そ、そんなぁ･･････」&lt;br /&gt;
　はう！涙が一筋流れて･･････。いかん、首の事とか忘れて暴走しそうだ。いや、やっちゃうか？それとも内太腿を撫でるだけで止めておくか？でも、サーラ様が自分から挿入するなんて事ありそうにないし･･････。&lt;br /&gt;
　いや、ここは挑発の一手だな。&lt;br /&gt;
　さっきから太腿を撫回していた手で、俺の太腿まで垂れていたサーラ様の汁を掬って掲げる。指でくちゃくちゃと弄んで、サーラ様に見せつける。&lt;br /&gt;
「すごい濡れてるじゃないですか。もう我慢できないんでしょう？俺の、欲しいんでしょう？」&lt;br /&gt;
　首に負担がかからない程度に腰を浮かして亀頭をあそこに触れさせる。&lt;br /&gt;
　サーラ様は一瞬びくっと身体をすくませるといやいやするように首を振る。&lt;br /&gt;
「でも･･････でもぉ･･････」&lt;br /&gt;
「入れたら気持ちいいんでしょうねえ･･････サーラ様大好きですもんねぇ･･････」&lt;br /&gt;
「わ、わたし、そんなにえっちじゃ･･･ない･･････」&lt;br /&gt;
「恥ずかしがる事無いですよ･･････俺、えっちなサーラ様見てみたいなぁ･･････」&lt;br /&gt;
　その一言を聞いたサーラ様がいきなり俺の目をのぞき込む。少し驚いた俺の顔から何を読み取ったのか、サーラ様が唾を飲み込んだ。&lt;br /&gt;
「･･････う、うん」&lt;br /&gt;
「へ？･･････う、うわ。あ･･････」&lt;br /&gt;
　サーラ様の腰が少しずつ降りてくる。ゆっくりゆっくり、サーラ様の中に俺の物が埋没していく。いつもは（と言っても2回きりだけど）強烈に締め付けてくるんだけど、今日は強烈に吸い込んでくる。&lt;br /&gt;
　膣のその動きとは対照的に、サーラ様の腰はゆっくりとしか動かない。けど、そのおかげでサーラ様の中の動きが鮮明に分かる。&lt;br /&gt;
「あ、ああ。さ、サーラさまぁ･･････これ、すごっ」&lt;br /&gt;
「ふあ、あっ！サトルのが、サトルのが入ってくるよぉ･･････」&lt;br /&gt;
　俺の物が完全に収まるとサーラ様が喉を晒して動きを止める。ぴったりとくっついた腰からサーラ様の低めの体温を感じ、埋没した俺のペニスからサーラ様の膣の熱さを感じる。&lt;br /&gt;
　くっついた腰は動かないけど、俺のにまとわりつく内壁は蠢いて、絡みついて、締め付ける。それがすごく気持ちよくて思わず俺のがぴくんぴくんと反応する。&lt;br /&gt;
「やぁ･･････サトルのが、動いてる･･････」&lt;br /&gt;
「だ、だって。サーラ様が絡みつくから･･････」&lt;br /&gt;
「ひゃ、ふ･･････。や、ちからぬけちゃう」&lt;br /&gt;
　身体は全然動かないんだけど、中がすごく動いてそれだけで気持ちいい。&lt;br /&gt;
　サーラ様のあそこが、俺にこんなに絡みついてくるのが、なんというか何百枚という舌で舐め続けられてるような。サーラ様が俺をこんなに求めてくれるのが言葉以外で伝わってくるのが、&lt;br /&gt;
　うれしい。&lt;br /&gt;
「さ、さあら・さま･･････」&lt;br /&gt;
　うわごとが口から漏れる。手が褐色の引き締まった腰をがっしり掴み、臼を引くようにまわす。&lt;br /&gt;
「ひゃあああっ！？さ、さとるぅ？そ、それだっ、めぇ･･････」&lt;br /&gt;
「うわあああっ！！す、すごいです。サーラ様のなかのしらないとこにまで俺のが触れてますっ！」&lt;br /&gt;
「へ、へんなこといわないでっ！ふあっ！そ、そこはっ！？」&lt;br /&gt;
　尖端がなんかざらっとしたとこに当たった時、サーラ様が特に強く反応して俺の胸に倒れ込んでくる。&lt;br /&gt;
「そ、そこだめぇ･･････」&lt;br /&gt;
　俺の胸元で息も絶え絶えにサーラ様が囁く。そうですか、ここを重点的にやって欲しいんですね。俺はサーラ様のお尻に手を這わせてしっかりと掴む。&lt;br /&gt;
「やっ？はうっ！」&lt;br /&gt;
「サーラ様、可愛い･･････」&lt;br /&gt;
　ぷりぷりのお尻を掴んで回すように動かす。サーラ様の甲高い嬌声が俺の耳から入り込んで脳髄を支配し腕の動きを強制する。どんどんせっぱ詰まる声。押し上がってくる絶頂感。出ないはずの次が弾ける予感。そして、感極まったサーラ様の声が引き金になった。&lt;br /&gt;
「さとるっ！さとるっ！すきぃっ！！」&lt;br /&gt;
　股間から命を含めた全てが抜け出る感触を感じて、意識が白い闇に落ちた。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　それから目が覚めたのが夕方頃。ぐちゃぐちゃのシーツとかを片づけて、とりあえず落ち着いた所でやっとことさ話し合いという事になった。&lt;br /&gt;
「･･････で、サトルが私の所有物ということは分かったな」&lt;br /&gt;
　いきなり険悪ですね、サーラ様。&lt;br /&gt;
「･･････う～～。勝負に負けた以上仕方ないのれす」&lt;br /&gt;
　不満そうだけどクシャスラも認める。&lt;br /&gt;
　ここに割り込まなきゃいけないのか俺。きついな、おい。･･････まあ、愚痴ってもしかたねえんだが。&lt;br /&gt;
「あ～、ええと。とりあえず根本的な事を聞きたいんだけど」&lt;br /&gt;
「はい？何れすかごしゅじんたまぁ」&lt;br /&gt;
「･･････君、何？」&lt;br /&gt;
　それを聞いてクシャスラが納得したように手を打つ。って、おいおい。説明した気になってたのか？&lt;br /&gt;
「クシャスラは鉄精霊れす。鉄の魔法が使える精霊なのれす～～」&lt;br /&gt;
「やはり古精霊か！初めて見たな」&lt;br /&gt;
「はいれす。帝都から地方貴族に下賜されたのれすけど、帝国がなくなってから魔力の波長の合う方が居なくてあの箱に隠れてたのれす」&lt;br /&gt;
「あれ？あのオルゴールは落ち物じゃないの？」&lt;br /&gt;
「ほえ？帝国に落ちてきた落ち物れすよ？」&lt;br /&gt;
「･･････で、サトルが魔力の波長の合うものだと？」&lt;br /&gt;
「それもあるれすけど、もっと別の理由の方が大きいのれす！」&lt;br /&gt;
　そういってクシャスラは小さい拳を振り上げる。&lt;br /&gt;
「ごしゅじんたまはクシャスラの知る限りただひとり、鉄を愛してくれた方なのれす」&lt;br /&gt;
「鉄を愛する･･････？」&lt;br /&gt;
「ええと、俺もよく分からないんだけども」&lt;br /&gt;
　よく分からない俺たちを尻目にクシャスラは陶然と自分の世界に入る。遠くを見つめて謡うように語り始める。&lt;br /&gt;
「ごしゅじんたまはいいました。鉄だって、刃物になりたくて生まれてくるんじゃない。でも、クシャスラは生まれてからずーっと刃物を作らされてきたですよ」&lt;br /&gt;
「･･････ふむ」&lt;br /&gt;
「銘刀には鍛冶の技巧と魔力が必要とか言われて魔剣ばっかり作ってきたれす。でも、鉄にだって刃物以外になる権利はあるのれすし、現に落ち物の鉄はいろんな機械の形なのれす」&lt;br /&gt;
「へえ･･････」&lt;br /&gt;
「帝国の頃から落ち物を鋳溶かして使ってたりするれすけど、そういうときに鉄の声が聞こえるのれすよ。『俺はまだ動く、まだ使える』って」&lt;br /&gt;
「え？鉄って喋るの？」&lt;br /&gt;
「使い手が愛着を持てば、使われる方も少しずつ自我がついていくですよ。鉄に限った話じゃないれすけども。まあ、ホントに自我と呼べるようになるまでは100年近くかかるのれすけども」&lt;br /&gt;
「そうなんですか？」&lt;br /&gt;
　なんか妖怪っぽいなと思いつつサーラ様に聞いてみるけど･･････。&lt;br /&gt;
「いや、魔術は習っていないからなあ」&lt;br /&gt;
　やっぱそうですか。&lt;br /&gt;
「ともかく、クシャスラは鉄精霊なのれそういう声が聞こえるのれすよ。だから、いつかクシャスラも溶かされちゃうんじゃないかとすごく怖かったのれす･･････」&lt;br /&gt;
　しゅん、と急に大人しくなる。が、慰めようと手を出そうとするときゅうにがばっと顔を上げて腕にしがみついてきた。･･････ほんとに浮き沈み激しいな、こいつ。&lt;br /&gt;
「そこでクシャスラを助けてくれたのがごしゅじんたまなのれす！これはもー神様とか天主様とか運命とかのお導きに違いないのれす！！」&lt;br /&gt;
「こらこら腕にほおずりするのは止めなさい」&lt;br /&gt;
「そうだ、サトルは私の所有物だと決まったばっかりだろう」&lt;br /&gt;
　また険悪な眼でサーラ様が睨むが、クシャスラは涼しい顔で受け流した。&lt;br /&gt;
「そうれすよぉ。で、クシャスラはもうすでにごしゅじんたまの一部なのれす～～♪」&lt;br /&gt;
「何?」&lt;br /&gt;
「ちょっとまって、それってどういう･･････」&lt;br /&gt;
　驚いて聞き返す俺たちにクシャスラが自分の足元を指さす。&lt;br /&gt;
　つま先がひも状になり、その先が･･････その先が･･････俺の胸に！？&lt;br /&gt;
「おおおおっ！？こりゃなんだあっ！？」&lt;br /&gt;
「しゅ、主従契約が成立だと？いつの間に！？」&lt;br /&gt;
「ふっふ～ん♪だってごしゅじんたまがさっきクシャスラにたくさん魔力注いでくれたれすからぁ～♪」&lt;br /&gt;
　さっき？魔力？注ぐ？･･････あ！！&lt;br /&gt;
「もしかして、えっちの勝負を仕掛けたホントの意味って･･････」&lt;br /&gt;
　震える声で俺が囁く。&lt;br /&gt;
「ドサクサに紛れて契約更新に必要な条件を満たす為かっ！？」&lt;br /&gt;
　悲鳴に近い弾劾をサーラ様が叫ぶ。&lt;br /&gt;
「うふ♪ごしゅじんたま、こんごともよろしくなのれす～～」&lt;br /&gt;
「おまえは仲魔かいっ！！」&lt;br /&gt;
　そんな突っ込みも、この小悪魔には通用しないようだった。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
～～そして、舞台はまた闇夜へと～～&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　廃棄されたはずの砦を篝火が照らす。まるで闇と戦うかのごとく。それで闇と戦えると思っているかのごとく。&lt;br /&gt;
「クシャスラ、サイレンス」&lt;br /&gt;
　岩陰に隠れた男が囁くように精霊に命じる。途端に男の纏っていた「鋼のふれあう音」が消え失せる。微かな足音と衣擦れの音までは消せないが、それだけであれば砂漠を渡る風が攫っていく。&lt;br /&gt;
　黒い服を纏った男と少女が岩陰を利用して砦への距離を詰める。そんな機械作業じみた手際で進む二人が瞬時に身を隠す。声が静寂に割り込んできたからだ。&lt;br /&gt;
「つったく、お頭も臆病というかなんというか」&lt;br /&gt;
「お前、聞こえてないと思って怖い事言うなよ。ばれたらどうすんだ」&lt;br /&gt;
　盗賊団の見張りと思われる二人のヘビがたいまつを掲げて高い壁の周りを歩く。多分にやる気に欠けるようだったが。&lt;br /&gt;
「はっ！聞こえる訳ねー！砦の奥の奥に引き籠もってんだぜ？やだねやだねぇ。この砦にゃあ50もいるってのにそれでも『幽霊』が怖いかね！くるわけねーっつーの！来てもまけねーっての！」&lt;br /&gt;
「ば、馬鹿！言うな言うな！ホントに出たらどうすんだ！」&lt;br /&gt;
　背の高い方が口にした『幽霊』という言葉に、背の低い方が怯える。ヘビの無表情にありありとわかる恐怖が貼り付いていた。&lt;br /&gt;
「何いってんだあ？まさかお前うちの奴等を殺したのが本物の幽霊の仕業とおもってんのか？」&lt;br /&gt;
「おめえは現場見た事無いからそう言えるんだよ！」&lt;br /&gt;
「ま～た始まった。『水汲みに行っている間に13人が殺された』か？そりゃお前の仕事が遅い上にお前が鈍いってだけの話だろうが」&lt;br /&gt;
「そんなこ･･････」&lt;br /&gt;
　反駁しかけた背の低い方が言葉を失うその目は高い方の後ろに注がれていた。&lt;br /&gt;
　いつの間にか、真っ黒い人影がそこに「あった」。おおよそ生き物らしい気配を見せず「それ」は右手を掲げる。その先には低い方が見た事のない何かが握られていた。&lt;br /&gt;
　瞬間。背の低い方がのけぞる。背の高い方は血を流しながら仰向けに倒れていく相棒の姿を一瞬理解できない。彼が何かにやられたと理解し悲鳴を上げようとしたその時には、真横から投げつけられた剣によって喉を刺し貫かれ、絶命した。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　黒い二人は手早く歩哨を殺し、その死体を岩陰に隠して血の跡を消した。&lt;br /&gt;
　４ｍほどの高さの位置にある小さい窓を少女の方が見つけ、男に手信号で指示を出す。男は返事すらなく窓の下の壁に背を押しつけて、腰の前で指を組む。少女は逡巡無く男の手と肩を踏台に跳躍。窓に手をかけると中をのぞき込み、男にまた手信号を出す。&lt;br /&gt;
　男はコートの内ポケットから金具のついたワイアーを取り出し、金具を少女の手に投げた。少女はそれを見もしないで受け取る。窓の縁に金具を引っかけると、そこでやっと少女は室内に侵入する。男は手際よくロープをたぐって壁を登った。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　松明の揺らめく廊下で二人の盗賊が出くわした。&lt;br /&gt;
「あれ？チョードリとカースィムのやつどこ行った？」&lt;br /&gt;
「ん？コッチの方の見張りだっけ？」&lt;br /&gt;
「ああ、そのはずだけども」&lt;br /&gt;
「･･････ん？あのドアちょっと空いてるな」&lt;br /&gt;
「どれ･･････」&lt;br /&gt;
「どうした、見るなり扉締めて」&lt;br /&gt;
「･･････ズボン脱いで重なってた」&lt;br /&gt;
「･･････そうか」&lt;br /&gt;
　結局、内勤の見張りチョードリとカースィムの「折り重なった死体」が発見されるのはもう少し後になっての事だった。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
「お頭！たたた、大変です！アブドゥルとイブラヒムが殺されてっ！」&lt;br /&gt;
「くそっ！またかよ！」&lt;br /&gt;
「ひいいっ！もうだめだあっ！俺たち幽霊に殺されるうっ！！」&lt;br /&gt;
　砦の奥の奥。食料庫に陣取る20人の盗賊達がほとんど恐慌状態に陥る。&lt;br /&gt;
　無理もない、とヤーザム＝アスプは思う。50人いたはずの砦の盗賊共が今やここにいる20人だけになってしまった。最初に死体発見の報告を聞いた時に探しに行かせたのが失敗だったと今更ながらに後悔する。奴等の目的は俺の首では無く、俺たち全員の首であると気付いた時にはこんな事態だ。&lt;br /&gt;
　もっとも、失敗なのは作戦自体ではなく相手の戦力の見誤りだろう。捜索させて、分散したそれぞれを各個撃破。口で言うのは簡単だが、この狭い砦の中でそれを実行するには、それこそ音も立てさせずに殺すだけの技量が必要になる。おおよそ自分には想像のつかない領域の業だった。&lt;br /&gt;
「おたつくんじゃねえっ！幽霊に殺されるって思う奴は今すぐ俺が殺してやるぞ！！」&lt;br /&gt;
　悲鳴を上げる手下共を一喝して黙らせる。今重要なのは冷静になる事、頭の自分が部下のパニックに飲まれるわけにはいかない。&lt;br /&gt;
「それでアンタ、どうするのさ」&lt;br /&gt;
　相棒、いや、正しくは妻か。国が滅んだ時にその関係を解消してもよかったのだが、こいつだけがついてきてくれた。ヤスミン＝テュポーン。輿入れに来てこいつが王宮に向かないじゃじゃ馬だと知った。ついてきたのは多分情ではなく、またどこかの後宮に押し込められるのが嫌だったからだろう。ともかくも、こいつがいつも水を差してくれるおかげで俺は冷静でいられる。&lt;br /&gt;
「やっとこさ、相手が透けてきた」&lt;br /&gt;
「ふうん？」&lt;br /&gt;
「相手は多分2～3人。それも凄腕。4人はいないな、間違いない。で、奴等の目的だが俺たちの全員の首だ」&lt;br /&gt;
「50人相手にかい？」&lt;br /&gt;
「現に30人殺してる」&lt;br /&gt;
「･･････」&lt;br /&gt;
「が、どれもこれも一度に3人までだ。4人以上の奴は一度に相手にしてない。一度に静かに殺せる限界が3人なんだ。だから恐怖を煽って姿を隠して俺たちに手分けさせてんだ」&lt;br /&gt;
「まんまとしてやられたって事かい」&lt;br /&gt;
　ヤスミンが苦虫を噛み潰したような顔で呻く。&lt;br /&gt;
「逆に言えば、4人以上で動けば相手は襲って来ない。残り20人にばれれば勝てない事を知っているんだ」&lt;br /&gt;
「じゃあ、ここで籠城戦ってことかい？たかが2～3人相手にそんな･･････」&lt;br /&gt;
「そうは言ってねえ。が、考える時間は十分にあるってこったまずは落ち着け！」&lt;br /&gt;
「そうでもないぞ」&lt;br /&gt;
　中性的なよく通る声が広い部屋の中に突然響く。全員の視線がこの部屋にあるたった一つの扉に注がれた。&lt;br /&gt;
　扉が、内側に「倒れる」。その向こうに見える姿は黒ずくめのヒトの男とヘビの女。男は右手に何か落ち物らしい機械を持ち、女は両手に円月刀を提げている。&lt;br /&gt;
　おそらく、扉の外から斬ったのだろう。綺麗な断面を見せて壁に残った蝶番をみて、やっと扉を倒した方法が分かった。&lt;br /&gt;
「まあ、残り20人ぐらいなら」&lt;br /&gt;
「やってやれない事はないな」&lt;br /&gt;
　男と女が口々にそう言った。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
「てめっ･･････ごぼっ！？」&lt;br /&gt;
　盗賊の一人が反射的に突っかかろうとした瞬間、ヒトが無造作に右手を動かした。悲鳴を上げて盗賊が倒れる。&lt;br /&gt;
『～～～～～～っ！！』&lt;br /&gt;
　それを皮切りに、盗賊達が武器を抜き放ち入り口へと殺到する。ヒトは一歩引き、入れ違いのように女が盗賊達の間合いに滑り込んだ。剣が刀が手槍が斧が棒が錯綜する空間を、二本の円月刀が蛇のように奔る。差し込まれた全ての武器を左の刀でまとめて跳ね上げ、開いた空間に右の刀が滑り込む。結果、5人の盗賊が臓物をぶちまけた。&lt;br /&gt;
　その隙を縫って盗賊が二人、女の後ろに回りこんだ。毒塗りの短剣を腰だめに構える。が、その二人が動く前にヒトが放った鉄球と黒塗りの投剣が急所に叩き込まれ、絶命する。&lt;br /&gt;
　あっという間もなく8人を殺してのけた暗殺者が部屋の中に踏み込む。元より恐慌状態に陥りかかっていた盗賊達は、あっけなくそれに飲まれた。連携もなにもなく、ただ原始的な恐怖に突き動かされて闇雲に武器を振るう。空を切る、捌かれる、弾かれる、たまに同士討ちすらする。そして、暗殺者の攻撃は的確に、一撃で一人を殺していく。&lt;br /&gt;
　30秒後、毒牙の顎は二人までに減っていた。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
「た、たった二人だと？しかも一人はヒトだろ？それがっ！コッチには元傭兵もいたってのにっ！」&lt;br /&gt;
「オタつくんじゃねえ、ヤスミン！！」&lt;br /&gt;
　恐慌状態になりかけていた副首領であろう女に首領が檄を飛ばして、武器を抜く。剣と言うにはちょっと違う。短めの刀身に柄が垂直についている。いや、メリケンサックの当たる部分から刀身が伸びていると言った方が正しいか。突きに力を乗せる為の形だろう。それを両手に持って覚悟を決めた笑みを浮かべる。&lt;br /&gt;
「お前に取っちゃやりやすくなったじゃねえか」&lt;br /&gt;
「そんな言い方･･････」&lt;br /&gt;
「こいつらにゃ半端な数は通用しねえ。ホントに強い奴が相手をするしかねえんだよ。ヒトの方はお前に任せた。お前向きだ」&lt;br /&gt;
　それだけ言い捨てると、首領はサーラ様に躍りかかった。速い！鋭い踏み込みと両手から間断なく放たれる突き。サーラ様が受けで精一杯になる。&lt;br /&gt;
「くっ！」&lt;br /&gt;
　バネ銃を再装填して援護しようとした時、副首領が立ちはだかった。&lt;br /&gt;
「ふん、アスプ王家の正統秘伝剣術、双顎剣だ。まともにやれば暗殺者ぐらい敵じゃない」&lt;br /&gt;
　そういって、副首領･･････ヤスミンとか言ったか、は腰の後ろから妙なものを取り出す。棒と長剣を組み合わせ細工のようなそれを身体の周りを一周させるように一振りすると、全長約３ｍ、柄の両方に７０ｃｍほどの剣がついた槍になった。&lt;br /&gt;
「ヒトごときに見せるのはもったいないが･･････」&lt;br /&gt;
　それを頭上に掲げ上げ、回転させる。どんどんどんどん回転数が上がっていく。ついには、見えなくなるほどに。&lt;br /&gt;
「アンタはテュポーン王家の秘伝剣術、天風旋剣で相手してやるよ。光栄に思いな」&lt;br /&gt;
「･･････そりゃどうも」&lt;br /&gt;
　20人よりも手強い予感を感じながら、バネ銃を構えた。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　手練れだ。&lt;br /&gt;
　高速での奇妙な剣による連続刺突。手数ももちろんの事、思ったよりも伸びが来る。そして身体に染みつくほどの修練を経て初めて可能になる遅滞のない連撃。&lt;br /&gt;
　おそらく、どこかの王家の出身で、何らかの事情で盗賊に身をやつしたか。&lt;br /&gt;
（私と似たような境遇か）&lt;br /&gt;
　感傷じみた事を考えつつ、後ろに引いて突きを避わし、避わしきれない分は剣で流す。&lt;br /&gt;
　牽制の篭手打ちを放って相手の出足を止めて、こちらも徐々に攻勢に出る。確かに相手の手数は驚異だが、突きしかない向こうに比べこちらには斬撃もある。ここでひいてはそのまま押し切られる。退かないという気迫は、いつでも重要だ。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　ナイフを投げる。バネ銃を撃つ。が、どれも斜めに傾けられた高速回転の円盤に弾かれた。なるほどね、アレは盾も兼ねてるって訳か。確かに飛び道具メインの俺にはやっかいだわ。&lt;br /&gt;
「くっくっく、どうだい？何も通じないって気持ちは？」&lt;br /&gt;
「正直帰りたいね」&lt;br /&gt;
「そうかい？残念だが帰してはあげれないねぇ」&lt;br /&gt;
　残忍に微笑んでヤスミンが間合いを詰める。あの回転する刃に巻き込まれればどうなるか。･･････試してみるか。&lt;br /&gt;
「うらさっ！」&lt;br /&gt;
　足下に落ちていた死体を蹴り上げてひっつかみ、渾身の力で投げつける。投げつけられたそれは刃に触れ･･････細切れになって横に吹っ飛んでいった。&lt;br /&gt;
　まっぷたつどころじゃないのか、おい。おまけに斬った反動を感じた様子もなく刃は回転し続ける。&lt;br /&gt;
　殺気が来た。&lt;br /&gt;
「よくもっ！！」&lt;br /&gt;
　円盤が迫ってくる。透けて見える女の顔が憤怒に染まっていた。&lt;br /&gt;
「クシャスラ！ハード！」&lt;br /&gt;
　命じてガードを固めるのが精一杯。仲間の死体を使われたのが気に障ったか、猛然と踏み込んでくる。避けきれない、よけきれない。そして、円盤が俺を呑み込んだ。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　サトルのいる方から派手な金属音が響く。どうやら苦戦しているらしい。&lt;br /&gt;
　が、今はこちらも精一杯だ。なんとか押し返してはいるが、それでも攻めきれない。足を止めての斬り合い。あまりにも過密な攻撃と防御。先に僅かでも隙を見せたほうが負ける。4本の刃がより速度を上げる。鋼の触れる音が空間を満たす。そのとき、奴が僅かな綻びを見せた。&lt;br /&gt;
　踏み込んだ突きを、体を低くしてかわす。不用意に踏み込んだ足に右の一撃を見舞う。とっさに退いたふくらはぎを浅く切る。奴の体が浮いた。空中では避けられない。捻りこみながら胴へ突く。その時、奴の剣が、三叉に別れた。&lt;br /&gt;
「！」&lt;br /&gt;
　胴へ突いた刀身を三叉の剣が絡み取り、へし折る。その光景を最後まで見ないで飛び退いた。&lt;br /&gt;
　間合いを開ける。一瞬前に心臓があった場所に鋼が差し込まれた。&lt;br /&gt;
「誘いか」&lt;br /&gt;
「アスプ王家秘伝剣術双顎剣、つがいの顎が敵の腕を咬み、命を咬む」&lt;br /&gt;
　脚の浅手を犠牲にして、武器を一本奪う。いや、脚一本を危険にさらすだけの覚悟がなければ出来ない賭だ。笑みもこぼれるか。&lt;br /&gt;
「貴様も秘伝剣術の使い手のようだが、武器が無くてはいかなる技も用を成すまい」&lt;br /&gt;
　二本だったから互角に受けられた。一本では受けきれない。そんな単純な理屈が頭で働いているのだろう。余裕を持って、しかし油断することなく奴が間合いを詰めた。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　身体の左側から叩きつける鋼の嵐。その圧力に耐えきれず、吹っ飛ぶ。なんとか姿勢を制御して、転がる死体をクッション代わりに転がりながら受け身をとって立上がった。&lt;br /&gt;
「何で生きてるっ！？」&lt;br /&gt;
　高速回転は止めないまま、驚愕の声を上げる。ちっ、油断しちゃくれないか。&lt;br /&gt;
　じゃらりと音を立ててバネ銃を捨てる。正直、切れて無くても効いてはいるので回復までの時間稼ぎに話してやる。&lt;br /&gt;
「このコートと帽子、いやズボンとチョッキもだけど。鎖帷子仕込みでね。その他にも投げナイフとかが全身に大小合わせて52本。総計40ｋｇ以上の鋼の装備。まあ、砂漠で使うような皮鎧なんかとは比べものにならんわな」&lt;br /&gt;
　コートの裾に震える膝を隠してにやりと嗤ってやる。肋骨も2本ほど折れているだろう。ばれちゃいけない。アレをあと2回喰らったら死ねる。&lt;br /&gt;
「そんなものをつけて隠密行動できるはずがないだろう！」&lt;br /&gt;
　叫ぶヤスミンの言葉に一つ頷き、クシャスラを呼ぶ。俺の胸から生えた見た事もない精霊に少なからず驚愕する。その隙に俺はコートの中を探る。&lt;br /&gt;
「クシャスラ、自己紹介」&lt;br /&gt;
「は～い！鉄の古精霊のクシャスラなのれす～」&lt;br /&gt;
「はい、よくできました。と言うわけで俺は鉄に関して魔法が使える」&lt;br /&gt;
　指先でそれを探り当てる。本当は別の使い方をするつもりだったが･･････。ともかくも、それを右手に握り、左手の袖から投鋲を手のひらに滑らせる。&lt;br /&gt;
「俺自体の魔力が低いせいで大した魔法は使えないんだが･･････。俺の纏っている鉄に限定して音を出さないってだけの魔法なら、な」&lt;br /&gt;
「･･････いま鎖の音が出ているのは」&lt;br /&gt;
「ああ、今は魔力を鉄の強化に向けている。だから、それを受け止めて斬れずにいるって訳だ」&lt;br /&gt;
　腕と脚の感覚が大分回復してきた。が、仕掛ける前に動揺させたい。話を続ける。&lt;br /&gt;
「さて、俺の手品の種明かしが終わった所でアンタの手品の種明かしと行こうか」&lt;br /&gt;
　回転を止めないまま、ヤスミンが息を呑んだ。&lt;br /&gt;
「喰らって分かったんだが、その武器。実は関節部分がかなり緩い。その緩さでもって激しくぶつかった時の反動を受け流して回転自体を止めないようにしてあるんだな？」&lt;br /&gt;
「くっ！」&lt;br /&gt;
「逆に言えば、緩いせいで普通には使えない。そうやって竜巻みたいにぐるぐる回して回転モーメントをため込んでやっと破壊力が出る。そう言う武器な訳だ」&lt;br /&gt;
「だからどうしたというのだ！貴様にとって手も足も出ない事に代わりはあるまい！」&lt;br /&gt;
　ごまかすように叫ぶヤスミンを、いや、回転の中心を指さし、指摘してやる。&lt;br /&gt;
「そしてその回転を維持する為には人並み外れた握力と、正確な腕の動きが必要なわけだ。逆に言えばそれがない限り、その戦術は成立しない」&lt;br /&gt;
　右手で掴んだ物を軽く放ってやる。反射的にヤスミンが円盤を盾のように構える。その瞬間、左手で投鋲を先に投げたランタン用のオイル瓶に打ち込む。ぶちまけられた油が、円盤にまんべんなくかかった。&lt;br /&gt;
「ーっ！！」&lt;br /&gt;
「で、握りが滑ったら握力がないのと変わらないよね？」&lt;br /&gt;
　ゆっくり横に回り込む。ヤスミンは血の気の失せた顔で俺を睨むけど、円盤を動かせない。そりゃそうだ、グリップを失った状態で回転中心をジャイロ効果に逆らって動かしたら、手から武器が離れるかもしれない。尋常でない運動エネルギーをもった刃物が自分のそばでコントロールを失うという事は、通常、死を意味する。&lt;br /&gt;
　さっき捨てたバネ銃を拾い上げて弾を装填する。&lt;br /&gt;
　こちらを向いて絶望の表情を浮かべたヤスミンに引き金を引いた。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
「はあっ！！」&lt;br /&gt;
　裂帛の気合いと共に諸手突きが繰り出される。片方を受ければ、もう片方が。避わそうとしても、左右にも後ろにもよけられない。避けながら受ける？体勢を崩しながら受けても弾かれるだけ。&lt;br /&gt;
　だから、思い切りのけぞった。目の前を突風と共に二本の刃が通り抜ける。勝利を確信したのだろう。確かにこのまま倒れれば、諸手突きを避けられたとしても立上がる前に突き崩されて終わる。&lt;br /&gt;
　だから、迷い無く剣を地面に突き立てて杖にした。&lt;br /&gt;
　諸手突きが戻るのに合わせて、腕の力で強引に上体を跳ね上げる。予想してない立ち上がり方に、やつが反射的に飛び退のく。追い縋るように振り上げた刀が左腕を切り飛ばした。&lt;br /&gt;
「ぐあああっ！！」&lt;br /&gt;
　悲鳴を上げながらも更に飛び退き距離を取る。深追いはせずに、私も一歩退いた。&lt;br /&gt;
「アンフェスバエナ王家秘伝剣術が一つ、鎌首」&lt;br /&gt;
「き、きさまっ！」&lt;br /&gt;
　膝立ちで叫びつつも、懐から出した布で手際よく傷口を覆う。少し余裕が出来たので私も死体の服で刀に付着した油を拭う。&lt;br /&gt;
「誤解があったようなので言っておこう。アンフェスバエナ王家秘伝剣術は二刀流ではない。私の二刀流は、単に雑魚をなぎ払うのに便利だから私が独自に編み出したものだ」&lt;br /&gt;
　止血を終えた奴がしゅるしゅると舌を出しながら立上がる。本能に従った威嚇の音。&lt;br /&gt;
　裏を返せば、追いつめられた音。&lt;br /&gt;
「本来のアンフェスバエナ王家秘伝剣術は一刀をもって剣として槍として斧として杖として、千変万化の変化を見せるものだ。一刀にして一刀にあらず、されど一刀に如かず。それが、基本にして奥義」&lt;br /&gt;
　それだけ言って、刀を右肩に担ぐように構える。&lt;br /&gt;
「さて、我が秘術の極みにて決着をつけよう。覚悟はいいか？」&lt;br /&gt;
「･･････条件は、同じだろう」&lt;br /&gt;
　そう言って奴が深く腰を落して身構える。腰だめに構えた右拳からの地面を背負った突き。単純だが、最速。故に、堅牢な構え。&lt;br /&gt;
「お前の斬撃と、俺の突き。どちらが速いか、どちらが長いか。それだけだ」&lt;br /&gt;
　覚悟は決まったようだ。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　つまりは、必殺の挙動を先に見せたほうが負ける。そう言う勝負だ。攻撃が始まってしまえば、体を変化させる事は出来ない。剣とはそれが剣である以上必ず胆で振るう物。腕だけで振っても、骨は断てない。&lt;br /&gt;
　故に、攻撃が始まればもう決めたとおりにしか体は動かせない。それを確認した上で、攻撃をかわしながら放てる一撃が勝負を決める。その一撃は考えて放てる物ではないが、叩き込んだ修練は思考も本能も凌駕する。&lt;br /&gt;
　女の攻撃の起点は右肩。どうした所で右肩を動かさずには振り下ろせはしない。&lt;br /&gt;
　右肩の挙動に全神経を集中させる。それをきっかけとしての攻撃の軌道と反撃の業を頭の中で組み上げていかなる変化にも対応できるよう構える。そして、女が動いた。&lt;br /&gt;
　右手を、開いた。&lt;br /&gt;
　柄が不自然な速度で背中側に消える。女の腰が落ちた。次の瞬間、胸に灼熱が差し込まれた。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　奴は何が起こったか理解できただろうか？太い二の腕を斬り落とし、胸の半ばまで食い込んだ刀身を奴が見おろす。何かを言おうとしたようだが、言葉の替わりに血泡を吐いて奴は絶命した。&lt;br /&gt;
　奴が倒れるのに合わせて、指二本で挟んでいた切っ先を離す。&lt;br /&gt;
　右の袈裟斬りを予想させる構えから、刀身を背中に回し、左手で切っ先を掴んで逆袈裟に斬り上げる。秘伝剣術が一つ、白鱗。刀身が血に濡れていては使えない欠陥業だが、一対一の決闘では役に立つ。&lt;br /&gt;
「柄が血で濡れなければ、もっと良いのに」&lt;br /&gt;
　そんな愚痴をこぼしつつ剣を引き抜いた。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
「ん、煮えましたよ」&lt;br /&gt;
　サトルが声をかけた。炎上する山砦をサーラが見下している。&lt;br /&gt;
「そうか、わかった」&lt;br /&gt;
　すぐに振り向いて、差し出された器を受け取る。砦の食料庫からいくらか拝借したのか、行く前よりも少し豪華な鍋になっていた。&lt;br /&gt;
「疲れましたねぇ。しかし、一年かけてやっと試練一つですか」&lt;br /&gt;
「んん、まあそんなものだろう。今は素直に喜べ」&lt;br /&gt;
「分かっちゃいるつもりですけどね」&lt;br /&gt;
　サトルが苦笑する。サーラも徒労を感じない訳ではなかったが、今はやり遂げた達成感の方が強かった。&lt;br /&gt;
「それに次の試練がまた一年かかると決まったわけでもない。あまり悲観するな」&lt;br /&gt;
「確かに、そうですね」&lt;br /&gt;
「まあ、今日の所はたっぷり食べて」&lt;br /&gt;
「約束通り、クシャスラにたっぷり魔力を注いれほしいのれす～～」&lt;br /&gt;
　横から乱入してきた声に空気が固まる。&lt;br /&gt;
　サトルの胸から生えた少女は固まった空気の中で一人はしゃぐ。場違いに高い声が荒野に吸い込まれていく。&lt;br /&gt;
　サトルは、今日という日がまだ終わらない事を覚悟した。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　&lt;/p&gt;
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    <title>太陽と月と星16</title>
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&lt;h3&gt;太陽と月と星がある　第十六話&lt;/h3&gt;
&lt;p style=&quot;line-height:140%;&quot;&gt;　&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;
　ある雨の晩、&lt;br /&gt;
　バケツをひっくり返したような、という表現がぴったりの豪雨を窓からぼんやりと眺めていると、全身ずぶ濡れになった御主人様（トカゲ男）が帰宅しました。&lt;br /&gt;
　タオルを持って玄関へ急ぐと、御主人様の肌に張り付いた服の中で蠢くものがひとつ。&lt;br /&gt;
　思わず御主人様の顔と蠢いている部分を交互に見ていると、鱗フェイスが非常に気まずそうな表情を浮かべているという事がわかりました。&lt;br /&gt;
　沈黙に耐え切れず、私は御主人様にタオルを渡し、代わりにぐっしょりと濡れた鞄を受け取ります。&lt;br /&gt;
　…うわ、なんか物凄い勢いで蠢いていますけど……。&lt;br /&gt;
「なんか、文句あるか」&lt;br /&gt;
低く威嚇するような声の御主人様。&lt;br /&gt;
「ありませんが…取り合えず、着替えられた方が宜しいかと」&lt;br /&gt;
　……あ、なんか今、御主人様の懐からすごい形容し難い鳴き声がしました。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
「ずるーいっ！！がっくん前だめだって言ったのに！」&lt;br /&gt;
「雨に濡れて震えていたんだから仕方ないだろうが！」&lt;br /&gt;
　二人が言い争う声がして、チェルがキッチンに駆け込んできました。&lt;br /&gt;
　手に抱えているのは…一つ目のトトロもどき……。&lt;br /&gt;
　色や細部が違いますが、春先にチェルが拾ってきたのとだいたい…同じような形態です。&lt;br /&gt;
「キヨカー！みて！がっくんずるいよね！！」&lt;br /&gt;
　幼女に力いっぱい抱き締められたトトロもどきが奇妙な声を発しています。&lt;br /&gt;
　喜んでいるのか苦しんでいるのか、微妙な所です。&lt;br /&gt;
　少し遅れて、御主人様が姿を現しました。&lt;br /&gt;
　美形なのにヘビっぽい何を考えているのかわからない胡乱な眼差しでチェルと怪生物と私を見つめます。&lt;br /&gt;
「雨に濡れて震えていたんですか」&lt;br /&gt;
　一瞬、御主人様の眉間に皺が寄りました。&lt;br /&gt;
　見れば、怪生物の毛皮がしっとりと濡れ、抱き締めるチェルの服もじんわりと湿っていくのが判ります。&lt;br /&gt;
「とりあえず、ちゃんと拭いてあげて下さいね」&lt;br /&gt;
　近くにあった手拭を渡すと、御主人様はじっとこちらを見て恐る恐るといった様子で受け取りました。&lt;br /&gt;
「怒ってないのか」&lt;br /&gt;
　何を言われたのか判らず首を傾げると、御主人様は……驚いた事にひどく後ろめたそうな表情です。&lt;br /&gt;
　……雨が降るわけです。&lt;br /&gt;
　　&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　今日の晩御飯は、白い御飯にキノコのお味噌汁、いわし（らしきもの）の一夜干し、カボチャの煮つけ、お浸しと大変和食的です。&lt;br /&gt;
　ぎこちない手付きで箸を握り、微妙な表情でいわしをつつくサフ。&lt;br /&gt;
　半熟卵を御飯にかけて口の周りを黄色く染めるチェル。&lt;br /&gt;
　無表情で漬物をつつく御主人様…猫舌だから仕方ありません。&lt;br /&gt;
　ジャックさんは、献立を聞くと用事を思い出したそうなので今夜は不在です。&lt;br /&gt;
「ところで、とりあえずパンの耳を与えてみたんですが何でも食べますね、この子」&lt;br /&gt;
　試しに菜っ葉のきれっぱしも与えたら、食べたし。&lt;br /&gt;
　雑食なのか食欲旺盛なのかわかりませんが、飼うのが楽なのは間違いないようです。&lt;br /&gt;
　つついたら、高級タオルのような手触りでした。&lt;br /&gt;
　さらさわふわふわです。&lt;br /&gt;
　正直、嫌いではありません。&lt;br /&gt;
　触っていたら、御主人様に食事を催促されたのであまり触れませんでしたが……。&lt;br /&gt;
「ねぇじゃあ、この魚やっちゃだめ？これ骨多くて食べにくいよ」&lt;br /&gt;
　サフが脱力しきった声で降参したので、私はお皿ごと受け取り、身をほぐし白身を箸でつまみました。&lt;br /&gt;
「はい、あーん」&lt;br /&gt;
　残りをお皿ごと返し、ついでに魚を手付かずのまま放置している御主人様の方を見ました。&lt;br /&gt;
　一応、お箸ちゃんと使えるみたいなんですけどね。&lt;br /&gt;
「やりましょうか？」&lt;br /&gt;
「ん」&lt;br /&gt;
　魚の骨がいやで食べないなんて、人生を損しているとしか思えません。&lt;br /&gt;
　チェルのように頭から食べるくらいの気概は見せて欲しいものです。&lt;br /&gt;
　つらつらとそんなことを思いながら骨を外し、お皿を返すと何故か睨まれました。&lt;br /&gt;
「何か」&lt;br /&gt;
「差別か」&lt;br /&gt;
　意味がわからないのでお皿と御主人様を見比べ、ふと思いついて白身を箸で摘み&lt;br /&gt;
「あー……！」&lt;br /&gt;
　ばっくりと&lt;br /&gt;
　テーブルの下でうろついてた筈の怪生物が突然飛び上がり、なんとお魚どころか手まで食べられました。&lt;br /&gt;
　一瞬驚いたものの、しつけされていないであろう生物の前で御飯を見せびらかすのは問題があります。&lt;br /&gt;
　こちらのミスです。&lt;br /&gt;
　私は冷静に口から手を引き剥がし手を洗ってから、食事を続けようとしたのですが、何故か御主人様の機嫌が非常に悪くなっていました。&lt;br /&gt;
　……謎です。&lt;br /&gt;&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　お皿を洗っている私の足元をピョコピョコと跳び回る怪生物。&lt;br /&gt;
　どうやら魚の骨が気に入ったらしく、奇妙な鳴き声を上げています。&lt;br /&gt;
　そして、驚いた事に一通りお洗い終え手を拭く私に低音を発しながら体を摺り寄せてきました。&lt;br /&gt;
　異形に腰を引きつつ、なんとなく頭部の辺りを撫でると、目を閉じて一層体を寄せてきました。&lt;br /&gt;
　もふもふさらさわふわふわです。&lt;br /&gt;
　もう一度言います。&lt;br /&gt;
　もふもふのさらさらのふわふわです。&lt;br /&gt;
　本当に中に皮と肉があるんだろうかと疑うほどに柔らかな感触に驚愕しつつ、とりあえず撫でます。&lt;br /&gt;
　もしかしてトリートメントでもしているのだろうかと思うほどに柔らかで羨ましくなるくらい艶めいた体毛です。&lt;br /&gt;
　もふもふです。&lt;br /&gt;
　サフもモフモフですが、こちらの方が数段柔らかく、ふわふわなジャックさんより数倍トリートメントが効いています。&lt;br /&gt;
　さらさらでふわふわです……。&lt;br /&gt;
　もふもふ………&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
「おい」&lt;br /&gt;
　耳元で囁かれ、我に帰る私。&lt;br /&gt;
「いつまでやってるんだ」&lt;br /&gt;
　膝の上で寝そべっていた怪生物が突然声をかけてきた御主人様に驚いたのか、ジタバタと暴れます。&lt;br /&gt;
　まるで何かに怯えているようです。&lt;br /&gt;
　逃げないように抱き締めたのですが、一瞬大人しくなったかと思うと突然体を震わせ柔らかな体を捻って飛び出してしまいました。&lt;br /&gt;
　何故か開いていた窓から……雨のやんだ夜の闇の中へ。&lt;br /&gt;
「もふもふが……」&lt;br /&gt;
　愕然として呟く私に御主人様は咳払いをして、私の背を叩きました。&lt;br /&gt;
「別に、アレくらいどうって事はないだろう」&lt;br /&gt;
　全然どうって事あります。ありまくりです。&lt;br /&gt;
「自分で拾ってきたのに……見捨てるなんて……」&lt;br /&gt;
　私の言葉に眼をそらす御主人様。&lt;br /&gt;
　膝どうとか販促が難だとか意味不明の言葉を呟き、何故か尻尾を足に絡めてきました。&lt;br /&gt;
　そして何故か私の首に顔を押し付けてきます。&lt;br /&gt;
　……どうして背中を触る必要があるんでしょうか。&lt;br /&gt;
「もふもふが……震えてたのに…」&lt;br /&gt;
「安心しろ、雨がやんだから、家に帰っただけだ」&lt;br /&gt;
　……そういう問題ではありません。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
「もふもふ気持ちよかったのに……」&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　床に爪を立て、開いた窓を見つめて呟く私に御主人様が噛み付きそうな勢いで口を開きました。&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
「鱗で我慢しろ！」&lt;br /&gt;
　&lt;br /&gt;
　御主人様、無茶過ぎます。&lt;br /&gt;
　&lt;/p&gt;
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