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    <title>学園防衛隊sdf @ ウィキ</title>
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    <description>学園防衛隊sdf @ ウィキ</description>

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    <title>SS/shando/しずる11歳</title>
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    <description>
      *しずる11歳
-静流の過去物語をベースに弄ったよ
-ちょっと短かめだなー

----

　－－この臭いを、知っている。
　暗闇の中で、しずるは思うようにならない体を捩った。
　頬にザラついた砂の感触と堅い節のある板質感を感じて、自分が寝転がっていることを知る。
　同時に吐き気と腹部に鈍痛を覚え、殴られたんだな－－と、地面に手をついて身を起した。
　拘束はされていない。
　自らこの場所に寝転がった記憶は無い上に、腹部の痛みは明かに危害を加えられてのものだということを考えると、自然と何者かによってこの場所に転がされていたということになる。
　月明かりの差し込む板張りの部屋を見渡し、この場所がどこかを探ろうとして－－しずるは途端に動揺した。
　－－狭い。
　場所がわからないことに恐怖したのではない。
　狭い場所に自分がいる、ということが恐しかった。
　もし、あの戸が開かなかったら－－そう考えるだけで震えが走った。
　厭な記憶が蘇える。
　普段は忘れてしまったように、思い出すことも無い記憶。
　－－どうして、こんな時にっ!
　歯噛みして記憶を追いやろうとするが、意志に反して脳はじわりじわりと過去を再現し始める。
　忘れてしまいたい、とても厭な記憶を。
　唇を噛み締めて過去に飲み込まれないように耐えながら、現状を把握しようと努めるが、それがまた記憶をより鮮明なものにしていく。
　－－冗談はやめてっ!
　誰に訴えるでもなく、しずるは震える自分の両肩を抱いた。
　途切れていた記憶が戻る切っ掛けとなったその臭い。
　それは必死の抵抗を嘲笑うかのように、しずるを過去へと誘うものだった。
　あの時の自分と今の自分がぴたり、と重なる。
「いっ－－や－－」
　思わず漏れた声は弱々しく、暗闇に飲まれていった。


「お母さん、お母さん」
　母を求めているのは、幼き日の自分。
　見れば、目の前にあの日の自分がいた。
　焦るような両親の行動に戸惑い、不安になって母に縋ろうとしていたあの日。
　しずるは、これは夢だと知っていた。
　夢、というよりも記憶の再現だ。
　劇中に投げ込まれたこれを観せられている今の自分は、どんなに足掻こうともこの舞台を変更することは出来ないのだと、随分と昔に悟った。
　だからこうして、部屋の隅    </description>
    <dc:date>2009-12-02T12:01:02+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/sdfsdf/pages/103.html">
    <title>SS/shando/14歳</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/sdfsdf/pages/103.html</link>
    <description>
      *14歳
-しずるツンデレ編ともいう。
-現段階の設定ではしずるとしゃんどぅはクラスメイトなだけの関係。

----

「うっ……またやられたっ!!」
　ほんのついさっきまでは主がいた机を見つめ、雫しずるは地団駄を踏んだ。
　今日こそは説教してやろうと、ずっとチェックしていたのだ。
　なのに、ほんのちょっと目を外した隙に、そのクラスメイトは跡形も無く消え去っていた。
「敵もさるものやなー」
　この憤りをどこにぶつけたものかと唸っていると、毒気を抜く声が背後からかけられた。
「ううう……くそーっ!」
　主のいなくなった椅子に座り、しずるは頬杖をついた。
　憤りを一気に払拭されたため、どっと疲れが出たようだ。
「絶対今週中にケリつけようと思ってたのに……っ」
　火曜日に思い立ち、放課後になるチャンスを狙ってのトライは、金曜の本日まで捕まえられずに終ったということになる。
　昨日あたりからは、勝負めいた気分になってきて、何がなんでも今週中に! と意気込んでいたのだ。
　結果として負け。
　惨敗である。
「しずるんの追撃から逃げ切るなんて凄いわー」
　のほほんとした面持ちで述べる天戸まあとを軽く睨む。
「ううう……まあとはどっちの味方なのよ……」
　恨みがましい口調にまあとは肩を竦め、そして何を思ったのかしずるの背後に回った。
　しずるが訝しむより先に、それまでまあとが居た位置に、三人のクラスメイトが現われる。
　火曜日の朝に、しずるに愚痴ってきた子たちだった。
「雫さん、もういいよ」
　もじもじとした様子で、真ん中にる子が口を開いた。
「あんまり言うと、藤堂さん怒るかもしれないし……」
「あんまりも何も、まだ言えてもないし」
　キョロキョロと辺りに視線を巡らす様子に、しずるは首を傾げる。
「藤堂さんて……ほら、良く無い噂多いじゃない?」
「だから係りたくないっていうか……」
「怒らせたら何されるかわからないし……」
　周囲を気にして声を潜め、怯えるようでありながら、どこか嘲笑するような響きを含んだ彼女たちの態度にムッとする。
　確かに席の主である藤堂紫安には、良く無い噂がつきまとう。
　
----

つづく!?
----
#comment()    </description>
    <dc:date>2009-09-05T00:28:36+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/sdfsdf/pages/102.html">
    <title>SS/七星子/金髪と一つの可能性と</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/sdfsdf/pages/102.html</link>
    <description>
      **金髪と一つの可能性と


「あらあら、そうでしたの…うふふ」
ともは学園長室で防衛隊メンバーと午後のお茶を楽しんでいた。
たわいのない話から始まって、誰かの少しだけ内緒の話など大変に盛り上がった

「それでは気をつけて下さいね」
日が傾き始めたので、生徒たちは寮へと戻ることになった。
その背中を見送って、ともは自分のプライベートルームへと戻った。

帯を解き、着物を脱ぐ
まとめていた髪をおろす
豊かな黄金色の長い髪
そして、現れたのは適度に鍛えられた肢体
それは男性の体であった…


おもむろに備え付けの鏡を見る
鏡の中の自分が微笑む
ともが普段見せる穏やかな微笑みとは少し違う、どこか冷めた笑みである
そして、彼はゆっくりと記憶を遡った…


僕はここにいる
なぜだろうか
最後に君に誓ったからだろうか？


雷堂を失った七竜学園には早急に代わりの者が必要であった
それはこの学園を設立したモノたちの思惑でもあった

そこで彼らは月水ともを送り込むことにした
ともは完全とは言えないが、かなりの完成度の&quot;彼の複製&quot;であったからだ

(その事を知った僕は、入れ替わる事にした)


ともが一人になる僅かな隙を逃さず、始末した
証拠は何一つ残さないで、速やかに。


入れ替わり生活することは難しくはなかった
なぜなら、全く同じDNAの持ち主なのだから

組織が彼の複製を作る際に、ほんの僅かなミスで女性として生まれた月水とも
女性タイプの&quot;複製&quot;として試運用されることになった

容姿も変わらない
声も喉を少しだけ絞るように発声するだけで充分に女性っぽくなった

(そして僕はこの学園に来た…雷堂、君の代わりとして…)

月水とものデータを盗み、立ち振舞い、喋り方の特徴、しぐさを真似て完全にともになり切ることに成功した
今のところ、誰にも、例の組織にも、教師にも生徒にも…雷堂と深いつながりを持った防衛隊メンバーにも不信感は持たれていない

(ただ、始めて会った時の彼は…ふふ、違和感を感じていたようだね)
藤堂紫安
過去に少しだけ遊びすぎたのかもしれない…



彼は鏡から目を逸らすとソファに腰掛けた

これからどうするつもりなのか
彼はまだ決めていなか    </description>
    <dc:date>2009-07-17T18:11:27+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/sdfsdf/pages/101.html">
    <title>SS/七星子/静寂と二人と</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/sdfsdf/pages/101.html</link>
    <description>
      **静寂と二人と


静寂が二人を包んでいた。
「静かだね…」
地面に座り込んだ一人が黄金色の長髪をかきあげながら、呟いた。
仰向けに寝そべるもう一人は何も答えない。

先ほどまで揺れていた大地も今は沈黙している。
二人のいる場所には生き物の気配がない。
風が揺らす木々も草花もない。
あるのはいくらか起伏している枯れた地面だけであった。

「僕はね…許せなかったのかもしれない、この世界が」
座ったまま遠くを見つめながらそう言った

「それに、僕はなんのために生まれてきたんだろうね…」
「………」
「複製され何人も存在する僕…いったい誰がホンモノなんだろう…」
そばにあった石を一つ取り上げ、放り投げた

「復讐…それだけを考えていた…つもりだった…でもね、君と出会って少しは変わったのかもしれない…」
「………」
「君と過ごした数年は、ほんとうに楽しかった。もしかしたら、青春ってやつだったのかもね」
金髪を風になびかせながら、照れくさそうに笑った。

「君の時間はどんどん進んだ、当然だよね。でも、僕はあの時のまま…たぶん自然に死ぬこともない…」
「………」
「僕は取り残されるんだよ…世界に、そして君に」

「あいつらはね、僕をこんな風に作り上げておきながら、僕を恐れた。自分たちが取って代わられると」
「………」
「くだらねいよね、だから望み通り、壊してやったよ…」
「………」
「それから僕は止まらなくなった…壊しても壊しても虚しいだけで…」
「………」
「でもね、たった一つ希望があった…君が僕を止めてくれるんじゃないかって…」
隣で寝そべる男を見下ろす。
男の表情は力強いようで、それでいてどこか穏やかであった。

「ずいぶんたって、やっと君が来てくれた。僕の前に立ちはだかってくれたんだ」
「………」
「嬉しかったよ」
「………」
「君が本気で来てくれるように、少しだけ、君の大切な人たちを傷つけた」
「………」
「ごめんね、でもどんな手を使ってでも君に来てもらいたかったんだ…」
「………」
「そして、やっと、この時が来た。僕と君の二人だけの時間が…」
「………」
「ねえ、僕は全力だったよ…ここまで追いつめられたのは初めてだったんだ」
「………」
「ありがとう…君と出会え    </description>
    <dc:date>2009-07-16T16:04:56+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/sdfsdf/pages/100.html">
    <title>登場人物/まどか</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/sdfsdf/pages/100.html</link>
    <description>
      *まどか：林 円

-ざっとした走り書きメモ

能力：絶対音感 + 聴力発達 + 美声

父は指揮者、母はピアニストという音楽一家に生れる。兄はバイオリニストで作曲家。
最高の音楽環境で育ち、また能力も申し分が無いが、作曲が思い通りに行かないことに強いコンプレックスを持ち、音楽から離れたいと思っている。

どうしても自分だけの音楽が降りてこないことを才能の無さで済まそうとしているが、音楽から離れたいという気持ちがブレーキになっている可能性が大。本人は気付いていない。

#comment()    </description>
    <dc:date>2009-06-22T01:55:29+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/sdfsdf/pages/99.html">
    <title>SS/shando/1話[荒書]</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/sdfsdf/pages/99.html</link>
    <description>
      *1話 転校生と幽霊話[荒書]
-登場人物は：転校生、うる、しずる、まあと、しゃんどぅ
-ざっくりとした荒書きなので叩き台として
-幽霊話についての詳細は下のほうに
----
転校生やってくる。

クラスメイトに怪談を聞かされる。
幽霊話が出る。
	寮に夜な夜な幽霊が徘徊しているという噂。
	「リボンが無いの」と言って啜り泣く。

放課後、しずるに世間話としてその話をする。

食堂でしずるとまあとに話かけられる。
怪談の詳細が聞きたいと言われる。
まあとがしきりに首を捻る。
※場合によってはしゃんどぅも一緒に聞いてもOK。

夜。(何日後かでもOK)
恐い恐いと思っていたせいか、寝付きが悪い。
食堂に行けば誰かいるかもと、部屋を出たところで叫び声を聞く。
部屋から腰砕けで出てきた人と共なって食堂へ。

まあととしゃんどぅが食堂にいる。
そのまま状況説明へ。
寮内が軽くパニックになる。
途中でしゃんどぅが電話してしずるがやってくる。
入れかわるようにしゃんどぅがいなくなる。

翌日はパニックのせいで休校。
しずるとまあとと一緒にいるところでしゃんどぅに声をかけられる。
幽霊騒ぎに決着をつけるという。
同行を求められ、なんで?? と思いながら講堂へ。

講堂には数人の生徒がいる。
幽霊話の発端だという。
転校生の能力発揮。
生徒たちが泣きながら成仏。

問題解決したものの、生徒の中からの不安が消えない。
そこで、咄嗟にパーティでもやるか、となる。
テンション上げて疲れたら寝るだろ。
「SDFにようこそ」でEND
----
幽霊話。
「リボン」(ここはなんでもいい)を探して泣く幽霊。

幽霊自体はいない。
	この学校内で自殺、病死、事故死は発生していない。
	在学中の人間が島外でそういうことになった件も無い。

幽霊が存在しないので、まあとが首を捻る。

では何故幽霊話になったのか。
	在学生ではなく、在学生(便宜上「A」と表記)の家族(もしくは近隣)で不幸が。
	Aは不幸にあった者の「リボン」を隠してしまった。
	※故意じゃなくてもOK
	そのことを後悔して、仲間にそれを話して嘆いているうちに、噂が形を作ってしまった。
	Aは幽霊が「リボン」を探しにやっ    </description>
    <dc:date>2009-06-20T02:37:18+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/sdfsdf/pages/98.html">
    <title>SS/うる/夢路</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/sdfsdf/pages/98.html</link>
    <description>
      
&lt;p&gt;とても書きかけ。&lt;br /&gt;
そしてオチが決まっていない。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;近親ほにゃららぽいの駄目なら駄目です。自己管理でゴー☆（場合によってはホーム！）&lt;/p&gt;
&lt;p&gt; &lt;/p&gt;
&lt;p&gt; &lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;br /&gt;
明日は休みだし、今日は防衛隊の仕事もあったので少々疲れている。&lt;br /&gt;
それに何だか眠たくて仕方がない。&lt;br /&gt;
早く眠りたい････&lt;br /&gt;
部屋に入るなり靴を脱ぎながらワイシャツのボタンを外し、スカートのファスナーを下げ、豪快に脱いで洗濯機へ投げ入れる。&lt;br /&gt;
学校のある日は朝早く出掛けて、日が暮れた後に帰るこの部屋。&lt;br /&gt;
電気はつけっぱなし。&lt;br /&gt;
カーテンは常に閉め切ってある。&lt;br /&gt;
窓もほとんど開けることはない。&lt;br /&gt;
不健康かもしれないが、ほぼ寝るためだけのこの部屋。&lt;br /&gt;
空調設備が整っているため空気が澱む事もないし、掃除機さえかけていれば埃っぽくなる事もない。&lt;br /&gt;
太陽光は学校で存分に浴びているし、元々潔癖なわけでもないので問題もない。&lt;br /&gt;
ガーターベルトを外しストッキングを脱いで、これはネットに入れて洗濯しなければいけないから、洗濯籠へと放り投げる。&lt;br /&gt;
下着姿で洗面台の前に立つ。&lt;br /&gt;
前髪をクリップで留めて眼鏡を外し、鏡を見る。&lt;br /&gt;
（この顔は自分の顔）&lt;br /&gt;
間違いなくアタシの顔。&lt;br /&gt;
なのに鏡を見るたびにどうしようもなく思う。&lt;br /&gt;
自分の知っている自分の顔はもっと大人びていた筈、と。&lt;br /&gt;
けれど確信はあるのだ。&lt;br /&gt;
この顔は自分の顔であると。&lt;br /&gt;
違和感ではない何か。小さなひっかかり。&lt;br /&gt;
けれどそれは漠然とし過ぎていて、辿る事も出来ない。&lt;br /&gt;
あまりの眠気にシャワーも諦め、化粧だけ落として畳んでおいたタオルで顔を拭く。&lt;br /&gt;
眼鏡をかけて、テレビの電源を入れ、チャンネルをニュース番組に合わせて、ドレッサーの前に座る。&lt;br /&gt;
今度は三面になった大きな鏡に、こちらを見つめる自分が映る。&lt;br /&gt;
アタシはアタシ。&lt;br /&gt;
これがアタシ。&lt;br /&gt;
では時折感じる違和感は？&lt;br /&gt;
たっぷりの化粧水を肌に叩き込んで、頬を手のひらで包む。&lt;br /&gt;
    </description>
    <dc:date>2009-05-21T23:37:21+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/sdfsdf/pages/97.html">
    <title>SS/shando/楽園</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/sdfsdf/pages/97.html</link>
    <description>
      *楽園
-ふはははは、まかせとけ、俺が中二だ。

----

「雷堂、神ってのはどういうもんだろうね」
　日当たりの良い縁側で、白い肌を少しだけ赤く染めた少年が言った。
　白い玉砂利が太陽の光りを跳ね返し、外はやけに白々しく霞んで見える。
「僕はね、たぶん神なんだ」
　大真面目な顔で語る親友に、雷堂は何も言わずその言葉を肯定した。
　彼以外の誰かがその言葉を口にしたのならば、当然否定し嘲りの言葉の一つも投げつけような台詞だと思う。
　しかし、目の前のどこか儚げにも見える友には、その陳腐な言葉をも納得させるだけの能力があった。
「ふふふ、ねえ、雷堂。天才と神の違いはなんだと思う?」
　質問の形をとってはいるが、返答は期待していないという様子に、首を傾げて見せるに留める。
「天才というのはね、その人自身にしか役立たない能力の持ち主のことさ。優れた能力を持ってはいるけれど、それを他の誰かに教えてやることは出来ないんだ。天才が死ねば、それで全ては終り」
　ぱっと何がか砕け散ったようなアクションをして、少年は笑う。
「では『神』はどうか。僕はね、こう思うんだ。神というのは天才の知るものを伝える術のある者なんじゃないか、ってね。理解の範疇外にあるものを、わかりやすいものに解体して伝える技能がある者をそう言うんじゃないかって。凡人でも扱えるレベルに技能を落しこむことができる技能をね、持っているんじゃないかって」
　何千といるだろう蝉の声が、個を持たず空気に溶けこんだように静かに感じる。
　白い玉砂利の乱反射が、室内に暗闇を作り出す。
「もちろん、凡人でも使えそうなものだけを……与えて良いと判断する技能だけを伝えていくのだけれどね。与えたものを吸収し成長していくのを眺めるのは楽しいだろうね。でもちょっと退屈だろうな。だから、スリルを仕掛けておくのも忘れないのさ、禁断の果実、っていうね」
　神童と謳われ、天才という名を欲しいままにする彼は、陽気に言う。
　いつもよりも上機嫌だな、と思う。
　きっと、何か面白いことを思いついたのだろう。

----

　気がつけば、僕は天才だった。
　物心ついた時には「自分は天才なんだ」とわかった。
　奢りではなく、至極当然のこととして、僕はそれを受け入れ自覚した。
　幸いなことに、僕の父親は世    </description>
    <dc:date>2009-06-04T17:04:06+09:00</dc:date>
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  </item>
    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/sdfsdf/pages/96.html">
    <title>SS/静流/しずるの回想</title>
    <link>https://w.atwiki.jp/sdfsdf/pages/96.html</link>
    <description>
      ちょっとヘヴィかもしれぬ。
過去最大の中二っぷり。むしろ厨二。


---------------


　「しずるは連休どうするの?」
クラスメイトに声をかけられたしずるは、教室を出ていきかけたところで振り返り、「んー、特に予定はないかな」と曖昧に笑った。
「島から出ないの?帰省とか」
「出ないよ。本土には用はないから。じゃ、連休明けにね。お土産はお菓子をよろしく!」
そう言うが早いか、廊下を駆け出した。

　管理・監視されることが当然の人工島ではあるけれど、意外と制限されることは少ない。本土への旅行も事前に申請していれば大抵許可される。
　それは結局、監視が行き届いている証でもあり、また制限せずとも何か問題があれば即座に対応できるということでもあった。
　それは島外へ出ても変わりはない。
　常に居場所は特定されるし、何かあれば警察よりも早く組織の人間が駆けつける。
　それを窮屈に思うのは最初だけだ。
　次第に飼い慣らされた獣のように、その枠の中に収まることを疑問に思わなくなる。
　「慣れって怖いよね。ほんと」
自嘲気味に笑うと、しずるは校舎の階段を一気に駆け上がる。鉄製の重い非常扉を開くと、午後の日差しが注ぐ屋上へ出た。軽く助走をつけてドアの取っ手にひょいと足を掛けると、猫のような身軽さでひらりとその上に上がった。
　非常扉の上にある給水塔の陰はしずるのお気に入りの場所だ。
　辺りを一望できる高い場所が好きだったし、屋上に誰か来てもまず気づかれない。当然のことながら屋根はないから、雨が降ると使えない場所ではあったけれど。

　「帰省…か」
さきほどのクラスメイトの言葉を反芻してみる。
　しずるに帰省できる故郷はなかった。
　両親がいた記憶はある。けれど、兄弟がいたかどうかは分からない。
　しずるの記憶は、曖昧な点が多かった。

　一番古い記憶は、両親が自分をどこか狭い場所に押し込め、中からは決して開かない鍵を掛けたこと。
　怯えて縋ろうとする自分を一度、母親がぎゅっと抱きしめてくれたこと。

　でも、顔は思い出せない。

　そして、それ以降のことは思い出したくないことばかりだ。
　たくさんの怒号と悲鳴、叫び、耳を覆っても消えてはくれないそれらが収まるのにどれくらいかかったのか。
　恐怖で震え    </description>
    <dc:date>2009-05-19T20:48:10+09:00</dc:date>
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    <item rdf:about="https://w.atwiki.jp/sdfsdf/pages/95.html">
    <title>画像置場/絵板/ログ</title>
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      #ls()    </description>
    <dc:date>2009-05-12T01:26:45+09:00</dc:date>
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