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苛う時は傍に - (2008/02/26 (火) 18:54:08) の最新版との変更点

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タイトル:苛(いら)う時は傍に 書いた人:るー 一言:邪気眼. 長過ぎ\(^o^)/オワタ 人には色々な欲がございます. 私にも物欲・食欲・睡眠欲に色欲と多々にございます されども 私めは生粋の臆病者にございます 授かりしときは常々 亡う恐怖を考えまする 人には飽きがございます 人は絶えず貪欲にございます その欲が何を基とするか それが分からねば恐ろしいのでございます 食欲は満たされれば失せます けれど周期をかけて毎日感じるものでございます 旨いもの やはり喰いとうございますが されども日々 海千山千に至(いた)るまで 食べ尽くすなど とてもとても 全てを投げ打って 食だけで満たされることなどございませぬ 物欲は手に入れさえすれば 往々にして満たされるものでございます けれど 物欲は短絡的なもの 祭りに似とうございます 辿り着くまでが いと楽し 辿り着けば 全てが無為になるものでございます 去ぬ先に 何ももっては行けぬのです いつか全て 喪(うしな)うのです 絶えず努力しても 消えるものに如何 望み続けられましょう 睡眠欲は甘美なものでございます されどもそのとき 私どもは生きてはおらぬのでございます 魂と肉の身体 どちらも私どもでございます どちらも満たされなければ ならぬのでございます けれども 魂は形のなきものにございます 肉の身体のように 自分だけで維持できぬものでございます 人は自然を求めます 人にとっての自然とは 人と共にいることにございます 群衆こそが 葦のあるべき性(さが). されども愚かな我らは求めました より楽に より豊かに 炎(ほむら)を 道具を 言葉を 接吻を 至り 鉄と泥の箱庭に おのが性(さが)を 喪失したのでございます それを人は 「進化」と呼ぶのでございます 価値観の細分化 それは受精卵の卵割に似とうございます 同じものなどありはせん 本質は多様に 様相は酷似 それぞれが 自身の世界を築いたのでございます 崩壊に快をなすものがございます 奉公に快をなすものがございます 支配に快をなすものがございます 容認に快をなすものがございます 収集に快をなすものがございます 探求に快をなすものがございます 誰もが何かを求めているのでございます むろん 何も求めないこと それを求めるものもございます 物欲にまみれたものもございます 色欲にまみれたものもございます されども 全ては魂に喰われる運命(さだめ)にございます 肉は老いる 物は風化する 手に入れる為の手間にさえ辟易とする いつかこの身は何も伝えられなくなって 逝くのです 何故に 幸福の要求をあげるのでしょうか 何故に 快楽に愚者のごとく目指すのか それは楽園の林檎 天を目指す愚者の塔 己をしかと見定めよ 目を逸らし 蒼穹に鑞(ろう)の翼を広げるな 時間は砂 刻々と 淡々と流れ逝く 小さきものに幸をみよ 些細な言葉にも心は宿る 貪欲に もとめるのもよいだろう けれども 求めた先に何があるのか どうか考えては如何だろう 六畳間に天蓋付きの寝台を置いたとしても 意味はない 水と粥をすすりて得た宝石 されど宝石は 何も語らず有るだけぞ 生きる地獄 されど 識ることができる 努力することが許される 死ぬは終焉 解放されて 人に悲しみの種を植えるだろう 誰にも何も止められぬ 望めど決めるは君の意思 だけど どうか共にいよう 見合いて心中 晒そうぞ 繕(つくろ)って偽って そんなままでは生きられぬ 君が思ってるほど 君の悩みは他人を縛らない 縛れない 過去を変えられないように 触れることさえ出来ぬものがある 君の為に 話しが聞ければそれでよい 私めにできることなど まこと まことに少のうございます 話しを聞き 相づちを打ち 分かち合う 共にいる 優しさは 何も現実を 変えてはくれるのでございます. 優しさは 君の心に潤いを ささやかに 染み込ませるだけにございます. この身は頼りなきもの也 この身は力なきもの也 この世には 絶対などございません 気付けば世界は残忍にございます 故に私めには信じてもらうしか 出来ぬのでございます 恐れども 至り参る死出の終焉にしかり 終わらぬ春はございませぬ すぎゆく時の中 思い出を築き 受け入れるのでございます 難しゅうございますが 泣けど叫べども 終わるものはあるのでございます 不断の努力 想いあうこと 認めあうこと それで強まるものと違わないことにご注意を 望めども 受け入れようと想えども 拒まれたら何も出来はせぬ 魂は 肉の身体と干渉し合う そして環境と 干渉し合うもの 性格は それらが折り合いて 仕上がる織物にございます. 全ては先天的に植え付けられ 後天的に育つのでございます. 望まねば 過去に導かれるものでございます 習慣も また然(しか)り 変わらぬと 意固地になるのも一つの道でございます されど 全ては意思なのでございます 急に動くことも 変わることも容易ではございません ゆえに 経過にこそ価値を見るのでございます 共にいる人を想いませう 自分のため 誰かの為に頑張りませう 君にとって 私めは 未だ信頼に 足らぬものでございましょう 心許せぬ 一時(いっとき)限りの 「道具」に過ぎぬのでございましょう それでも今はかまいませぬ ただ傍におりましょう いつか かけがえのないものになれたなら 私めにとってそれは とても とても 幸福なことでございませう 思いを否定されることは とても苦しいものでございませう けれど どうして恨めましょう なぜならば それは 私めが 未だ路頭の小石に過ぎぬだけなのですから 不甲斐なきは 信頼されぬ我が身と 信頼掴めぬ言葉にあるのです 人の人生は地図と申します 年を重ねながら描いてくるのでございます 長く 複雑に 渋みと 甘みと 苦み 醜さも 美しさも 愛らしさも 頼もしさも 内包された絵画のような地図 心模様を彩りませう 生きているだけで 人は描いているのでございます 行動したことが 考えたことが 些細なことさえも君を彩るのでございます たいしたことではないということも 私めは知りたいのでございます 言葉は裏切りませんが 言葉は偽ることが出来ます 全てを伝えないことが出来るのです 心を許してくれないなれば 私めは取り替えのきく ガラクタのままなのでございましょう いつまでも いつまでも それはやはり 切ないものでございます だから どうか どうぞ覚えておいて おくれなし 君を待つ ものがいる 君を信じる ものがいる 手を伸ばし 傍で待ち続けることを 望むものがいる 欲がないということは 罪ともなるのかもしれませぬ ただ傍にいるというだけが 窮屈となるのかもしれませぬ 容易に物欲や 人とのつながりへの優先順位は変わらぬものでございます ならば ただ平穏と 緩やかな時間を過ごしたい この思いが重ならねば この望みは君の重みとなりましょう 叶うなら 互いの考えの 相違を調整できれば幸いぞ 認めあえるものは譲ればいい 僅かな譲れぬものはきっぱりと 何でもいい どうでもいいということは 興味がないと酷似なり 確かに 自分の欲を満たすことは 必要ぞ されど されども 違えるな 君の欲を満たすことも 私めには必要ぞ 君が思う私めと 私めが思う君とでは ずれがあって 然(しか)りなのでございます だから日々の中に会話をする時間が 大事なのでございます 物欲よりも 語り合うとき 抱く時間こそが 私めの望むもの 人には色々な欲がございます たくさんのものに興味を示すことは 良きことでございましょう されど 多くの欲を望むとき 私めはそこにおりますか 必要とされぬこと それは悲しいことでございましょう 人は醜きものでございます 目を逸らし嫌い拒絶することもようようにございます 捨てられることが 去られることが恐怖となることもございます 言葉で言われても 行動が伴わなければ 不安になり続けることもございます 相手を見ている時よりも 見ていないときに 何をしているかを人は見るのでございます 外へ外へ向かう姿を見れば 本当に 私めが必要かと 不安になるものでございます 続ければ 長ければ 油断するものでございます 「甘え」が出るものでございます 「甘え」と「甘える」ことは違うのでございます 尊重や敬うことが欠如すれば「甘え」になるのでございます 愛しさや触れ合いを望めば「甘える」になるのでございます しかたなく傷つけることと 当たり前に当然の権利として傷つけることは 別なのでございます 傷つけたくないと考えないのなら 私めは ただの道具にすぎぬのでございます 何をしたいかは 共に過ごす中で見いだすものでございます 無駄の多いものでございます まだるっこしいことでございましょう されど その時間が ゆるりとした時が愛おしいのでございます 自分にはもったいない それは 拒絶と変わらぬのでございます 些細な言葉が 人を傷つけ 不安にさせるものでございます 明日の不幸を嘆くのも 明日幸せになるにはどうすればいいかと話すのも 変わらず同じく 時を削るのでございます されど残る思いは違うこと 君ならば気付くでしょう 認められなくとも 受け入れがたくとも どうぞ 考えるだけはしておくれ 自分でいいんだよねと 尋ねる方が好ましい 否定よりも肯定を 拒絶よりも許容を 尋ね方の些細な工夫 それだけで同じ問いが 相異なる 不安に優しさを 温もりを与えさせて くれまいか 急ぐ言葉も 早口でなくてよいのです ゆっくりと ゆるりと話してみるのでございます 落ち着いて なにせ 私めは愚鈍にございます 理解がなかなかできぬので ございます どうぞ 苛う時は お傍にいさせて くれまいか
タイトル:苛(いら)う時は傍に 書いた人:るー 一言:邪気眼 人には色々な欲がございます. 私にも物欲・食欲・睡眠欲に色欲と多々にございます されども 私めは生粋の臆病者にございます 授かりしときは常々 亡う恐怖を考えまする 人には飽きがございます 人は絶えず貪欲にございます その欲が何を基とするか それが分からねば恐ろしいのでございます 食欲は満たされれば失せます けれど周期をかけて毎日感じるものでございます 旨いもの やはり喰いとうございますが されども日々 海千山千に至(いた)るまで 食べ尽くすなど とてもとても 全てを投げ打って 食だけで満たされることなどございませぬ 物欲は手に入れさえすれば 往々にして満たされるものでございます けれど 物欲は短絡的なもの 祭りに似とうございます 辿り着くまでが いと楽し 辿り着けば 全てが無為になるものでございます 去ぬ先に 何ももっては行けぬのです いつか全て 喪(うしな)うのです 絶えず努力しても 消えるものに如何 望み続けられましょう 睡眠欲は甘美なものでございます されどもそのとき 私どもは生きてはおらぬのでございます 魂と肉の身体 どちらも私どもでございます どちらも満たされなければ ならぬのでございます けれども 魂は形のなきものにございます 肉の身体のように 自分だけで維持できぬものでございます

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