***ある昼下がり 作者:Jess ◆gaCiUyPS3E A(男)・・・普通のサラリーマン。普通のおっさんて感じです。 B(老婆)・・・夢の中に出てくる。 N(ナレーション)・・・特に何の設定も無いですね。 昼を過ぎてもなおベンチでうなだれている男 A「はぁ・・・。あの糞課長のせいでクビになっちまった・・・。」 (↑哀れっぽい声で) A「ちくっしょう!!」 (↑いきなり叫ぶA) A「これから俺はどうすりゃ・・・」 そこに謎の老婆が来る。 B「おや、ここで何をしておるんじゃ。まだ若いのに寝転がってどうするんだい!」 A「うっせぇ! 黙りやがれ!」 B「黙るのはあんたじゃよ。」 A「なんだとっ!」 B「そこでずっと寝ておけ!わしゃみたいに老いてから後悔しても知らんよ?」 (↑威勢よく言う) A「・・・まあ、そうだが・・・」 N「そう言って一瞬瞬きをした瞬間、そこに老婆はいなかった。そして椅子から落ちて目が覚めると、そこは会社だった。」 A「痛てて・・・不吉な夢だったなあ」 N「しかし、数日後、男が同じ運命を辿る事になるとは誰も知る由が無かったという・・・」