作者:Elika 今、そこにある奇跡 いつだってそうだ。 何が一番大切なのかは、いつだって、失いそうなときに気付く。 いつだって、運命は自分を見放している。 いつだって、奇跡は自分を避けて通り過ぎていく。 自分の何が悪いのか、どうしていつもそうなのか、そんなくだらない自問自答にあけくれる。 遠い未来にあるかもしれない光をつかむ幻想に胸を躍らせながら、今、そこにある奇跡すらつかめずにいる。 神に見放されたのならば、自分の手で運をつかむより他にない そうだ。 かみ に 見放されたのならば 自分の手で うん を つかむより他にないのだから。 どうして……タイミングよくトイレットペーパーが切れちゃうのかなああもう!!?