作者:Elika 嫌コンビニ客 A「いらっしゃいませー」 B「いらっしゃいましたー」 A「?!……い、いらっしゃい、ませ……」 B「いらっしゃった」 A「こ、こちらお弁当あたためますかー?」 B「不要」 A「ありがとうございまーす」 B「あ、でもこれはあたためてください」 A「は?!……え、ええとこちらのケーキをですか?」 B「違う」 A「え、じゃ、じゃあどれだろう……」 B「この、『パティシエの自信作・季節のうっとりショコラケーキ』(税込348円)をあたためてください」 A「い、いえあの、だから、この、ケーキですよね?」 B「ただのケーキではない!『パティシエの自信作・季節のうっとりショコラケーキ』(税込348円)だ!」 A「か、かしこまりました……」 B「溶けるほどに甘く、優しい口どけにしてください」 A「いや、もうなんかすでにどろっどろになっちゃってますけどね。口どけどころかパッケージどけですよ」 B「だがそれがいい」 A「よくねぇよ!!」