作者:Elika いづみ「先生」 雅樹「ん?」 いづみ「ここ」 雅樹「……ん」 いづみ「そか」 雅樹「やったろ?」 いづみ「うん」 雅樹「うん?」 いづみ「はい?」 雅樹「疑問形?」 いづみ「はい」 雅樹「んー……」 いづみ「先生」 雅樹「んぁ?」 いづみ「どう?」 雅樹「んーーーー……ん。おっけ」 いづみ「じゃあご褒美」 雅樹「ん────」 いづみ「んぅ────」 雅樹「ん!」 いづみ「もっとしてよ」 雅樹「バカ、学校だぞここ。何考えてんだよいづみ」 いづみ「ふふ。冗談。やっとしゃべった」 雅樹「ん?」 いづみ「ずっと『ん』しか言ってなかったから」 雅樹「眠いんだよ」 いづみ「そういえばそうだね。先生、眠いといつも『ん』しか言わない」 雅樹「そうか?」 いづみ「そうだよ」 雅樹「……終わったら帰るぞ」 いづみ「帰れ、じゃないんだね」 雅樹「方向同じだろ」 いづみ「家も同じでしょ?」 雅樹「…………ん」 いづみ「ん♪」 雅樹「真似すんな」 いづみ「ん~?」 雅樹「支度しろ。おいてくぞ」 いづみ「先生鍵忘れたでしょ」 雅樹「あ……」 いづみ「……帰ろ?先生」 雅樹「雅樹でいい」 いづみ「雅樹さん、帰ろ?」 雅樹「ん。」