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自殺願望者の言い訳」(2010/10/17 (日) 13:44:48) の最新版変更点

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***自殺願望者の言い訳 作者:ちゃま ◆A3zAmH5eqc (Aはこれまた女の子、Bは男という設定でお願いします。場所はあるビルの屋上。) B「はぁ……これで二十云年の人生も終わりか。思えば……いいことなかったなぁ……。だから飛び降りるんだけど。兎にも角にも下に落ちた時に人に当たらないようにタイミング取らなきゃな……」 《A,慌てた感じで》 A「ちょっと! そこのあなた! 何してるんですか!? 落ちたら危ないですよ! かすり傷じゃ済みませんよ! 死んじゃいますよ!」 《B,鬱陶しそうに》 B「ほうっておいてくれよ。俺は死ぬつもりで此処にいるんだ。どうせ、これから先生きていても仕方ないし、それなら此処で終わらしたほうがいいんだ。だから邪魔しないでくれ。君は何も見ていないし、何も聞いてない。わかった? わかったなら、とっとと回れ右して戻るんだ」 A「死にたい、んですか?」 B「そう、死にたいの」 A「じゃあ色々考えないで落ちちゃえばいいんじゃないですか?」 B「は? そういうわけにもいかんだろ。通行人に当たってその人まで巻き込んじゃったら迷惑だろ?」 A「だってもう死んじゃうんでしょ? 迷惑なんて考えなくてもいいじゃないですか。だって死んじゃったらもうあなたは居ないんですから。仮に、人の上に落ちちゃってあなたが助かったとしましょう。そうなると、何処かの病院に運ばれて、社会復帰はできないと思いますよ。肉体的には死なないわけですが、社会的に死んじゃうわけですし、全く迷惑とか関係ないような気もしますよ」 《B,少し考えるように》 B「そういわれればそうだけど……」 《A,Bの心情を看破したように》 A「まさか、実は死にたくない、なんていうことはないですよね?」 B「そんなわけないだろ!」 《A,思いついたように》 A「そうだ! 私が背中押してあげます。じゃあ変なこと考えなくてすみますよ。というか、何も考えることなく、逝けると思うんですよ。ね、これはいいアイディアだと思うんですけど」 B「そりゃそうかも知れないけど、君が殺人罪に問われるんだぜ? リスク高くないかい?」 A「確かに。でもこのまま見逃しても結局変わらないような気もしますし、どうせ捕まるなら人の役に立って捕まりたいなぁ~って」 B「確かに人助けかもしれないけど。いやいいよ、俺は自分で死ぬから」 A「じゃあ今すぐ飛び降りてくださいよ。そっちのほうが警察に聞かれたときに色々言い訳できますから」 《間を空けて》 B「分かった。じゃあ今日は飛ばない。というか此処では飛ばない。じゃあ俺はこれからハローワーク行かなきゃならないので。時間とらせて迷惑だったね。それじゃ、失敬」 《A、あきれた感じで》 A「これであの人何回目だろ……此処で自殺の真似事するの。まぁでも生きていてくれるならそれはそれでいいかな。死んでいいことなんかないしね。また、明日も来るのかな? 今度はどんな風に自殺を止めてあげようかな」 《最後の「今度」のくだりは楽しむ感じで》 あとがき このたびは台本に目を通していただいて有難うございます。 またこういう風な掛け合い的なものになってしまいましたが、少しでも 皆様のお力になれればこれ幸いです。 今回は少し長回しを入れてみたので、鬱陶しいかもしれませんが……。 また朗読出来るようなものも書いてみたいと思います。
***自殺願望者の言い訳 作者:ちゃま ◆A3zAmH5eqc (Aはこれまた女の子、Bは男という設定でお願いします。場所はあるビルの屋上。) B「はぁ……これで二十云年の人生も終わりか。思えば……いいことなかったなぁ……。だから飛び降りるんだけど。兎にも角にも下に落ちた時に人に当たらないようにタイミング取らなきゃな……」 《A,慌てた感じで》 A「ちょっと! そこのあなた! 何してるんですか!? 落ちたら危ないですよ! かすり傷じゃ済みませんよ! 死んじゃいますよ!」 《B,鬱陶しそうに》 B「ほうっておいてくれよ。俺は死ぬつもりで此処にいるんだ。どうせ、これから先生きていても仕方ないし、それなら此処で終わらしたほうがいいんだ。だから邪魔しないでくれ。君は何も見ていないし、何も聞いてない。わかった? わかったなら、とっとと回れ右して戻るんだ」 A「死にたい、んですか?」 B「そう、死にたいの」 A「じゃあ色々考えないで落ちちゃえばいいんじゃないですか?」 B「は? そういうわけにもいかんだろ。通行人に当たってその人まで巻き込んじゃったら迷惑だろ?」 A「だってもう死んじゃうんでしょ? 迷惑なんて考えなくてもいいじゃないですか。だって死んじゃったらもうあなたは居ないんですから。仮に、人の上に落ちちゃってあなたが助かったとしましょう。そうなると、何処かの病院に運ばれて、社会復帰はできないと思いますよ。肉体的には死なないわけですが、社会的に死んじゃうわけですし、全く迷惑とか関係ないような気もしますよ」 《B,少し考えるように》 B「そういわれればそうだけど……」 《A,Bの心情を看破したように》 A「まさか、実は死にたくない、なんていうことはないですよね?」 B「そんなわけないだろ!」 《A,思いついたように》 A「そうだ! 私が背中押してあげます。じゃあ変なこと考えなくてすみますよ。というか、何も考えることなく、逝けると思うんですよ。ね、これはいいアイディアだと思うんですけど」 B「そりゃそうかも知れないけど、君が殺人罪に問われるんだぜ? リスク高くないかい?」 A「確かに。でもこのまま見逃しても結局変わらないような気もしますし、どうせ捕まるなら人の役に立って捕まりたいなぁ~って」 B「確かに人助けかもしれないけど。いやいいよ、俺は自分で死ぬから」 A「じゃあ今すぐ飛び降りてくださいよ。そっちのほうが警察に聞かれたときに色々言い訳できますから」 《間を空けて》 B「分かった。じゃあ今日は飛ばない。というか此処では飛ばない。じゃあ俺はこれからハローワーク行かなきゃならないので。時間とらせて迷惑だったね。それじゃ、失敬」 《A、あきれた感じで》 A「これであの人何回目だろ……此処で自殺の真似事するの。まぁでも生きていてくれるならそれはそれでいいかな。死んでいいことなんかないしね。また、明日も来るのかな? 今度はどんな風に自殺を止めてあげようかな」 《最後の「今度」のくだりは楽しむ感じで》 あとがき このたびは台本に目を通していただいて有難うございます。 またこういう風な掛け合い的なものになってしまいましたが、少しでも 皆様のお力になれればこれ幸いです。 今回は少し長回しを入れてみたので、鬱陶しいかもしれませんが……。 また朗読出来るようなものも書いてみたいと思います。

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