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A: おいらは名もなき一高校生であります。   夏の夜ともなれば盗んだバイクで走りだす集団が蚊の如く増えやがる田舎中の田舎、そして体育会系部活が強い男子高、とくればいじめの温床になるのは必須でありまして… E:「じゃ、俺達ここで見張ってるからな。ちゃんと見てこいよ!」 A: 夜の校舎を一人七不思議めぐり…なんて馬鹿馬鹿しいいじめでありませうか。   それでも噂に聞く、牛乳絞り雑巾一気飲み、空中ハリケーンサンドバッグなどに比べればマシ……そう おいらは自分を慰めました。   …確かに怖いっちゃ怖いんですが、リアル魑魅魍魎メイクの集団よりは、リアル魑魅魍魎の方がいくばくか……やっぱり怖いですすみません。 A: まずは一階から回るか… 下駄箱から出て…職員室に、校長室に…放送室… B:『きゃっ!!』 A: ひっ!? な、なに!? B:『…いやっ』 A: 女の悲鳴…? そんな、いきなりですか……! B:『やめて佐藤くん、私達、先生と生徒なのよっ…!』 A: …え? えええ!? な、何をやってるとですかー!? B:『こんなこと…だめよ…』 A: この声……放送室から……?    お、お邪魔はしませんけど、全教室を覗くよう言われてますのでー……ちらっ SE:[がしっ!] B:「ゲットォォォォォォオオ!!!!」 A:「ぬお!?」 SE:[トランシーバ] B: "こちらベータ! 夜の学校を徘徊する不埒者を捕獲!" D: "了解ベータ、現地判断に任せる" B: "イエス、フォーリンラブ!" B:「というわけで、ようこそダークなフォースに堕ちおった悪い生徒め!   こいつめ、どうしてやろうか!」 A:「ご、ごめんなさい!   悪い事しようとしたわけじゃないんです、ただ肝試ししてくるように言われて!」 B:「おいおい、ルーク! よく見ろ…俺が教師に見えるか? 用務員のオッサンに見えるか?」 A:「せ…生徒に見えますけど……生徒会で監察…とか?」 B:「残念ながら俺は生徒会ではない!   俺はこの学校の……放送部員だーーーーーーーーーー!!!!!!」 A:「………はぁ。」 B:「反応が薄いなぁ、生徒Aよ!」 A:「部活って…こんな遅くまでやってるんですね」 B:「……フフフ。そんなわけがあるまい? 昨今の凶悪事件を受け、下校時刻は一律20:00 異例は認められん!」 A:「なんでいるんだアンタ」 B:「それは君も同じだろう? 俺達は秘密を共有するものというわけだ…」 A:「はぁ…じゃあ、お互いに誰にも言わないということで……それでは」 B:「フフフ。いいのか?」 A:「なんですか気味悪い」 B:「君は…どうしてこんな放送室に迷い込みやがったのかね?」 A:「あ。そういえば、さっきの女の声って…」 B:「フフフ…」 A:「AVでも見てたんすか?」 B:「あれは…俺だーーーーー!!!」 A:「は?」 B:「君は、声色(こわいろ)というものを聞いたことはあるかね?   古くは狂言の演じ手の声を、そっくりそのまま声真似た一芸…   それが今では、マイクと編集ソフトでOKだ!!」 A:「……アンタ一人で何やってるんですか」 B:「フフフ。しかし実りはあった。君のような不埒者が、何をしてるのかなーっと覗いてくれおった」 A:「うっ」 B:「さあ、深夜の放送室で男の声でハァハァしたという事実をバラされたくなければ、   放送部に入るんだ!!」 A:「なぜそうなった!?   そんなこというなら、僕だってアンタが真夜中に一人で女声出してたのバラしますよ!」 B:「どうぞ、言えば~? そんなもの屁でもないわ~」 A: こ…この変態! [SE:トランシーバ] D:"ベータ!緊急、至急応答せよ!" B:"どうしたデルタ!" D:"校門前に生徒たちがたむろしていたから、援軍を読んだんだが……  聞いてもらったほうが早い、ボリュームあげるぞ!" C:『そんな声で萌えると思ってんの!? アンタ達には根性が足らないのよ根性が!!』 E:『ひぎいぃ! いやっ、やめてくださいぃ!!』 C:『くっせー悲鳴あげやがってよぉ! もっと可愛く嘶けよ! ほらほらぁ!!   ジャーマンスクワットあと1000回追加させたろかぁぁぁ!?』 E:『やめてぇ! 俺の足腰のライフはもうゼロですぅぅ…』 B:"胸が熱くなる調教っぷりだな" D:"奴め……女王様系台本を書いた直後らしくて……頭がそっちの世界の住人で話が通じないんだ。  早めに、入部届けを持ってきてくれ。生徒どもの意識が薄弱しかけてる。" B:"OKデルタ、書かせちまえばこっちのモンよ!!" B:「っと。話が長くなってすまないな。それじゃ、君は…」 A:「入ります、入らせてください。入れてください。」 B:「おお、そうか? ありがとう! これで君も声高(せいこう)放送部員の一員だ!   俺達と一緒に 声劇 つくっちゃおうぜ!!」 A: というわけで、おいらのたのしい放送部ライフが始まったのでありました…
A01 おいらは名もなき一高校生であります。   夏の夜ともなれば盗んだバイクで走りだす集団が蚊の如く増えやがる田舎中の田舎、そして体育会系部活が強い男子高、とくればいじめの温床になるのは必須でありまして… E01「じゃ、俺達ここで見張ってるからな。ちゃんと見てこいよ!」 A02 夜の校舎を一人七不思議めぐり…なんて馬鹿馬鹿しいいじめでありませうか。   それでも噂に聞く、牛乳絞り雑巾一気飲み、空中ハリケーンサンドバッグなどに比べればマシ……そう おいらは自分を慰めました。   …確かに怖いっちゃ怖いんですが、リアル魑魅魍魎メイクの集団よりは、リアル魑魅魍魎の方がいくばくか……やっぱり怖いですすみません。 A03 まずは一階から回るか… 下駄箱から出て…職員室に、校長室に…放送室… B01『きゃっ!!』 A04 ひっ!? な、なに!? B02『…いやっ』 A05 女の悲鳴…? そんな、いきなりですか……! B03『やめて佐藤くん、私達、先生と生徒なのよっ…!』 A06 …え? えええ!? な、何をやってるとですかー!? B04『こんなこと…だめよ…』 A07 この声……放送室から……?    お、お邪魔はしませんけど、全教室を覗くよう言われてますのでー……ちらっ SE:[がしっ!] B05「ゲットォォォォォォオオ!!!!」 A08「ぬお!?」 SE:[トランシーバ] B06 "こちらベータ! 夜の学校を徘徊する不埒者を捕獲!" D01 "了解ベータ、現地判断に任せる" B07 "イエス、フォーリンラブ!" B08「というわけで、ようこそダークなフォースに堕ちおった悪い生徒め!   こいつめ、どうしてやろうか!」 A09「ご、ごめんなさい!   悪い事しようとしたわけじゃないんです、ただ肝試ししてくるように言われて!」 B09「おいおい、ルーク! よく見ろ…俺が教師に見えるか? 用務員のオッサンに見えるか?」 A10「せ…生徒に見えますけど……生徒会で監察…とか?」 B10「残念ながら俺は生徒会ではない!   俺はこの学校の……放送部員だーーーーーーーーーー!!!!!!」 A11「………はぁ。」 B11「反応が薄いなぁ、生徒Aよ!」 A12「部活って…こんな遅くまでやってるんですね」 B12「……フフフ。そんなわけがあるまい? 昨今の凶悪事件を受け、下校時刻は一律20:00 異例は認められん!」 A13「なんでいるんだアンタ」 B13「それは君も同じだろう? 俺達は秘密を共有するものというわけだ…」 A14「はぁ…じゃあ、お互いに誰にも言わないということで……それでは」 B14「フフフ。いいのか?」 A15「なんですか気味悪い」 B15「君は…どうしてこんな放送室に迷い込みやがったのかね?」 A16「あ。そういえば、さっきの女の声って…」 B16「フフフ…」 A17「AVでも見てたんすか?」 B17「あれは…俺だーーーーー!!!」 A18「は?」 B18「君は、声色(こわいろ)というものを聞いたことはあるかね?   古くは狂言の演じ手の声を、そっくりそのまま声真似た一芸…   それが今では、マイクと編集ソフトでOKだ!!」 A19「……アンタ一人で何やってるんですか」 B19「フフフ。しかし実りはあった。君のような不埒者が、何をしてるのかなーっと覗いてくれおった」 A20「うっ」 B20「さあ、深夜の放送室で男の声でハァハァしたという事実をバラされたくなければ、   放送部に入るんだ!!」 A21「なぜそうなった!?   そんなこというなら、僕だってアンタが真夜中に一人で女声出してたのバラしますよ!」 B21「どうぞ、言えば~? そんなもの屁でもないわ~」 A22 こ…この変態! [SE:トランシーバ] D02 "ベータ!緊急、至急応答せよ!" B22 "どうしたデルタ!" D03 "校門前に生徒たちがたむろしていたから、援軍を呼んだんだが……  聞いてもらったほうが早い、ボリュームあげるぞ!" C01『そんな声で萌えると思ってんの!? アンタ達には根性が足らないのよ根性が!!』 E02『ひぎいぃ! いやっ、やめてくださいぃ!!』 C02『くっせー悲鳴あげやがってよぉ! もっと可愛く嘶けよ! ほらほらぁ!!   ジャーマンスクワットあと1000回追加させたろかぁぁぁ!?』 E03『やめてぇ! 俺の足腰のライフはもうゼロですぅぅ…』 B23 "胸が熱くなる調教っぷりだな" D04 "奴め……女王様系台本を書いた直後らしくて……頭がそっちの世界の住人で話が通じないんだ。  早めに、入部届けを持ってきてくれ。生徒どもの意識が薄弱しかけてる。" B24 "OKデルタ、書かせちまえばこっちのモンよ!!" B25「っと。話が長くなってすまないな。それじゃ、君は…」 A23「入ります、入らせてください。入れてください。」 B26「おお、そうか? ありがとう! これで君も声高(せいこう)放送部の一員だ!   俺達と一緒に 声劇 つくっちゃおうぜ!!」 A24 というわけで、おいらのたのしい放送部ライフが始まったのでありました…

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