声劇つくっちゃおうぜ内検索 / 「目の見えないボクと耳の聞こえないキミ」で検索した結果

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  • 目の見えないボクと耳の聞こえないキミ
    僕と君がであったのは偶然というか運命だったと思うんだ。 目の見えない僕は音楽が好きで、 耳の聞こえない君も音楽が好きだった。 そんな共通点が僕と君を引き合わせてくれたんだ。僕はそう思う。 僕らが共に音楽を表現するステージにたまたま参加をしていた。そこで、普段は分かれて練習をする僕らが合同練習でペアを組んで共に練習をした。その時のペアとして出会ったのが君だったんだ。 いつから君に惹かれていたのか、僕には分からない。 でも、僕は今まで目が見えないことを恨んだことはなかったし、毎日家族や友達のおかげで楽しく暮らしている。けどね、1回だけ悔しいと思ったことがあったんだ。それはね…通訳の人が言っていた、君はすごく幸せそうに笑うってことを聞いたとき。まるで、ひまわりが夏の眩しい日差しの下で咲き誇っているように、笑うんだってね。効果音を付けるならぱぁって言う音がつくよ...
  • どうか間違えないで
    どうか間違えないで ラックロシ・トロラック ラックロシ・トロラック 哲学者 権力者 見落とした 聖職者 大佐 溺れ堕つる 金に 欲に 狂えし価値観 確かな幸福など うんざり 人は貪欲 七つ咎を抱えし寵児 盲目 私は違(たが)えてしまう ラックロシ・トロラック ラックロシ・トロラック 大切な目的 違(たが)える 定めた目標 破滅の頼り 手段こそが 至上とて あぁ手にした幸福を 気付けば全て 喪う愚者ぞ ラックロシ・トロラック ラックロシ・トロラック 壊れた陶器 吹き出す嘆き 喪失感に 舞い散る落水 同じものは ありはせぬ 決して再び 得られぬぞ ラックロシ・トロラック ラックロシ・トロラック ラックロシ・エルリオレ
  • 喧嘩の絶えない二人でした
    【喧嘩の絶えない二人でした】 一緒にいても幸せを作れない相手と分かっていました 気遣いに欠けると、粗暴だと、散々文句も言ってきました 生まれて初めて分かりあえない相手でした 喧嘩の絶えない二人でした でも これまで幾度となく恋愛はしましたが、あなたが一番大好きでした どんなに傷つけられても、あなたに向かって走っていました 傷つける事が怖くて仕方ないのに、あなただけは何度も傷つけました 好きなところを聞かれるのが怖くなるほど、あなたのどこが好きなのか分かっていませんでした それでも好きでした 先ほど、そんな大切な鯉の息の根を止めてきました いちばん大好きで大切な鯉に、さようなら ありがとう あいしてた
  • 折り紙生
    折り紙生 作者:118 ◆fkrTovHYGs BGM:ゆっくりとしたオルゴール風みな感じ。 読み方:ゆっくりと温かみをもった感じでお願いします。 慎重に折ろうとする人 丁寧に折ろうとする人 いくつもの折り目をつけた 出来上がったものには綺麗な折り目が付いた 出来上がったものははっきりと折り目が見えて それは折り目で出来たもの 出来上がりがみたくて折る人 少し不器用に折る人 折り目とは違ったいくつものしわがついた 出来上がったものは何かぼろぼろな感じがした 出来上がったものは少し破れて折れていない場所もあって でもそれは一生懸命に折ったもの ある人は適当に折って 『折り紙なんてつまらない』 といった。 ある人は慎重に折って 『折り紙って難しい』 といった。 出来上がりを考えて出来た時に折り目が見...
  • コネクト
    『コネクト』 A(地の文):ヒカル。生まれつき視覚と聴覚以外の感覚が無い。 B:女性。ヒカルの母親。Aが言葉を使って思考できているのは彼女の読み聞かせのおかげ。 C:男性。おそらく医者。人がいいだけなのか天然マッドなのか。  白。どこまでも白い何か。時々見える何かの影。そしていっぱいの何かの音。声?生まれた ときからこうだった。僕の知っている世界。これが全て。 B01「おはよう、ヒカル。今日もいい天気ね」  いつも聞こえる音が聞こえる。色んな音で聞こえるけど、きっとどれも同じもの。暖かくて、 くすぐったい音。きっとこれが声。誰かとても暖かい人が僕に語りかける声。 B02「じゃあ、今日もお勉強をしましょうか。今日は絵本を持ってきているの。ええと、『みど    りちゃんのおばあちゃんのうちには……』」  この人はいつもいっぱい声を聞か...
  • れっつごー、ぽえむだばかやろー
    『れっつごー、ぽえむだばかやろー』 例えば、そう。 仮に、霧に包まれた一本道を歩いていたとしよう。 周りには誰もいない。 何もない。 何も見えない。 何も聞こえない。 ハロー、ハロー、誰かいませんかー? はいイマセン。返事無し。答え無し。 っかー、俺様チョーさびしー。 目の前は白! 右見て白! 左見ろ白! 見上げれば白! 背中の方もどうせ、白! 白!白!白! ダーーーッシュ!! 赤信号、独りで渡れば、恐るるに足らぬわぁ! 白いけどな!ズビシッ!括弧ツッコミ。ここで笑ってー。 はい、しーん。 ちなみに足もとは茶色。土の色。 横幅だいたい1メートル。 それがずーっとまっすぐ伸びてる。 そのほかは、白! だったら、とりあえず茶色い道の上を歩くだろ? お前もそうだろ? けどさ、これがまた何分何日何ヶ月歩いても...
  • 硝子の籠で、蝶は嘆く
    硝子の籠で、蝶は嘆く 作者:Rimm 【硝子の籠で、蝶は嘆く】  そこのおまえ、聞こえるか。こんな夜更けにこの植物園へ来るとは酔狂(すいきょう)なやつだ。 ……まあよい。こちらへ来てくれないか。 頼みがある。私を外へ連れていってほしい。硝子(ガラス)の天井と壁に囲まれて、息苦しくてかなわん。 ……なに? 私の姿が見えない? 何を言う、私はここにいるではないか。おまえの目の前に咲いている、 紅(くれない)の花の上に。さあ、この美しい翅(はね)を散らさないように——って、待て! どこへ 行くんだ!? 頼む、待ってくれ——  ああ、ここから出たい。硝子の向こうの、三日月の懸(かか)る、あの夜空へ。
  • 薄暮の幻霊
    『薄暮の幻霊』 A:女性。噂に囁かれる天使様。 B:男性。通りすがりの旅人。 C:男性。天使様を探す一人。 D:男性。天使様を連れてきた人。 E:女性。天使様として連れてこられたただの人。 F:男性。天使様の研究をしている学者。 *:天使様を探す群衆。 A01『さようなら。さようなら。さようなら。お願い。私を探さないでください。私を思い出さないでください。私を、そっとしておいてください。……見えないけれど、わたしはここにいるから。聞こえないけれど、わたしは笑っているから。触れられないけど、わたしは幸せだから。だから。だから。さようなら。さようなら。さようなら』 (*はモブ。モブなので賑やか且つ主張しすぎないこと。モブなので一人何役でも可) *01「ああ、天使様、どうか我々の前に姿をお見せください」 *02「いったいどこにいらっしゃるんだ」 *03「南の方はもう探しつくしたんだって?...
  • 海の夢
    『海の夢』 雪解け間もない春の日のことだった。 父の運転するワンボックスカーから飛び出した私の目の前に、一面の海が広がっていた。 静かな海だった。 ざぶんという波の音。 にゃーにゃーと鳥の声。 ぴゅーぴゅーと風が耳を撫でる音。 きらきらと光が跳ねる音。 どこまでも静かな海だった。 思いがけず私は歓声を上げて駆け出す。 無人の海岸の端から端まで自分の足跡をつけるように、 自分の陣地を主張するように、 胸の真ん中で熱を持って脈を打つ不思議な興奮に突き動かされて、 私は夢中になって駆け回った。 泳ぐにはまだ少し早い涼しい空気が、焼ける喉に心地よかった。 波止の先端まで来たとき、突然、地面がゴトゴトと激しく揺れだした。 足元のコンクリートが縦に横に激しく暴れ、私は堪える手段もなく眼下の海へ弾き飛ばされた。 「あっ」 死ぬ。 二度と家に帰れない。もう友達にも会えない。それは酷く恐ろしい...
  • 空へ飛び立った後
    【空へ飛び立った後】 A:本人の自覚なしに戦いの才能があるっぽい。 B:女。才能が無いので努力で補ってきた秀才。 A01「あ。………っ」(廊下ですれ違い様に相手を通せんぼ) B01「ちょっと何よ?」 A02「どうして特攻隊員に志願したんだよ?」 B02「あたしが何をしようと関係ないでしょ」 A03「関係あるさ! 大事な仲間が無駄に命を捨てに行くんだぞ」 B03「馬鹿馬鹿しい。上の決めた作戦に志願するのの何が悪いのよ」 A04「人を乗せて突っ込む必要なんて無い作戦だろう! 無人戦闘機だってあるんだ!」 B04「付き合ってらんないわ。あたし行くからどいてくんない?」 A05「どかないよ。死ぬと分かっているのに、なんで君が行くんだよ?    君が居なくなったら、どれだけの戦力が失われる事か」 B05「……っ! 邪魔だって言ってんのが聞こえないの?!」 ...
  • おはなし日和
    おはなし日和:しろくろ 作者:なまもの ◆H5bGZZRe0. たらんらんたたん イジワル少年:やーいやーい。めくらウサギー。 ウサギ:… イジワル少年:どうしたんだよ。くやしかったら殴ってもいいんだぜ?俺が見えればの話だけどな。 ウサギ:… イジワル少年:チェッ!つまんねぇの。 ウサギ:赤い目をしたウサギさん。私のオメメは闇ばかり。今日も明日も見えなくて、泣けど泣けども闇ばかり。 ウサギ:ただいま… 母:おかえりなさいウサギちゃん。あなたの帰りが遅いから、豆のスープは冷めてしまったわ。 父:おかえりなさいウサギちゃん。お前の帰りが遅いから、父さん母さん心配したぞ。 ウサギ:ねぇお母さん。どうして私の目は見えないの? 母:それはね、あなたが小さな赤ん坊の頃、自分の目を潰してしまったからよ。だからお母さんのせいじゃないわ。 ウサ...
  • 音陽炎
    音陽炎 作者 鬼楽 ◆p2.NkAZNtw 下町の入り組んだ雑踏 茜さす夕暮れ時に歩けば 奥の見えない細道にふと 引き込まれる感覚 夏の夕立の手前 空が俄かに掻き曇り 吹く風の生暖かさに 胸が躍る感覚 緑萌える竹林の中 独りにてたたずむ時に ざわざわと唸る笹の音に 足がすくむ感覚 遠くに聞く祭囃子に 気がそぞろの夕闇に 映える灯明の連なりに 声を無くす感覚 うだるような昼下がりに 鬱蒼と生い茂る木々を抜けて 朱の鳥居をくぐる刹那に 汗の引く感覚 時間を忘れ走り回り いつの間にかの夕闇と あたりに降る日暮の声に 家が遠くなる感覚 盆の暮れに炊く送り火の くゆる先の黒の中 灯篭の藍(あお)に揺れて 母にすがる感覚 あなたは知っている これらの懐かしい感覚を あなたは知っている...
  • 声は裏切らない
    作者:Elika  「はじめまして!」 その声を聞いたその瞬間から、俺はずっと彼女ばかり見ていた。 声でのやり取りがメインのこのスレにおいても、彼女の声は群を抜いて優れていた。 演技力、声質、何もかもがすばらしかった。 他の住人も、彼女の儚げで芯のあるその声に心酔していた。 俺は負けじと、彼女の声に声で応えた。 ある時、俺に史上最大の幸運が訪れた。 彼女のskypeID……音声通話のIDを知るチャンスがめぐってきた。 スレでは控えめな彼女だったが、初めての通話はチャットを飛ばしてくることなく、いきなりコール音を鳴らしてきた。  「あ……こっちじゃ、はじめましてかな?」 小さな鈴がコロコロ鳴るような、耳に心地良い透き通った声で、彼女はおずおずと俺に呼びかけてきた。  「あ、はい、は、はじめまして!!」  「あはは、なんかスレと雰...
  • StopOrStart
    タイトル:歩く 書いた人:るー 一言:快楽主義者と書いて愉快犯とも読む人がいる A 目的はなんだったのかな B わからないよ、だって最初からやりたいことなんてなかったんだ A 最初はそうかもしれない、しかし続けてきたということは何か理由があるんじゃないのか? B 別に。ただ、居心地が良かったから変えるのが面倒だっただけだよ A なるほど、その結果キミはここにいるわけだね B そーゆーことだね A このままキミは死ぬのかい? ただ、めんどくさいと言いながら B 分からないね。もしかしたら今見えないでいる壁が全て取り除かれているかもしれない A そうしたらキミはどうするんだい B 同じさ。また新たな壁がやってくる、あきあきだよ A そう思うのかい? B なんで?当り前じゃないか A 当り前なんてものは、何処にもないんだよ B そう...
  • 不快じゃないけど怖い
    作者:Elika 持って生まれた才能、ってやつなのかな。 それとも、やっぱどっかおかしいのかな。 私は、死者を知覚できる。 見えることもあるし、気配を感じるだけのこともある。 順番としては、まず音だけが響いてきて、次に匂いが鼻をつく。 音も匂いも、訪問者によってまちまちだから一概に「こういうものです」って説明は難しいけど、一応それなりに共通する点がある。 音も匂いも、「不快じゃない」。 ある時はまろやかに鳴り響く鈴のようだったし、またある時は彩りを持った芳醇な香りだった。 ただし、それに陶酔していると目の前にいきなり、まさに「この世のものとは思えない」訪問者が現れて、度肝を抜かれる。 で、なんで急にこんなこと言い出したかっていうとね。 ついさっき、そんな体験をしたからなんだよ。 おまえ──「この世のものとは思えない」んだよ。 怖いか...
  • たのしい声劇の作り方・編集編
    『たのしい声劇の作り方・編集編』 A:男性。兄。解説役のくせにいいかげんな性格。 B:女性。妹。生徒役としては少々態度が辛辣。 A01「妹よ」 B02「何ー?バカ兄貴」 A02「声劇、つくっちゃおうぜ!(※リバーブ&派手なSE)」 B02「は!?な、何事?びっくりした、っていうかウッザ!ううウッザ!いつもとは違うベクト   ルで激しくウッザ!!」 A03「はっはっは。内輪ネタは声劇スレ初心者に優しくないぞ、我が妹よ」 B03「で、何?声劇?」 A04「そう、声劇、声だけの劇、ヴォイス・ドゥッルァマー!声劇をつくろう!妹よ、声劇をつ   くろうではないか!」 B04「ウザいなあ、マジウザいなあ、ウッザいなあ。妹、心の俳句」 A05「傷つくなあ、超傷つくなあ、でもカワイイ!by兄貴。というわけで今回は編集作業につい   て勉強していくぞ。レッツスタディ...
  • 存在する、存在しない神
    存在する、存在しない神 作者:浅葱 【存在する、存在しない神】 注:一人称・二人称は自由に変えてください。  ようこそ。どこからこんなところに迷い込んできたのかしらないけれど、心から歓迎します。 ここは僕以外は誰一人いない聖域。そして僕は、神です。そう、この世界……いえ、この世全てを司ると いう、神なのです。  おや? ごく普通の人間にしか見えない、と? ……そうですよ。僕は、ただの人間です。あなたと 同じ、ね。ただし、ただの人間には御(ぎょ)しきれない、大いなる力を持たされてはいるのですが。  ただの人間が神で、驚いたって? ふふ、僕も最初は驚きましたよ。これまでずっと祈りを捧げてきた、 偉大なる神が一人の人間に過ぎなかったなんて。あなたもきっと、あのときの僕と同じ気持ちでしょう。  えっ、何もかも自分の思うがままの世界...
  • 姫を取り戻せ!
    姫を取り戻せ! A 民衆曰く聖女 ♀ 強さはチート 金に目がない。孤児院経営。根は優しい。 B 民衆曰く勇者 ♂ 強さはチート 一生NEET出来る環境を作るため、日々奔走。目指せ五億(前回の報酬だと若干足りなかったらしい) C 民衆曰く被害者 ♂ 強さはry 唯一真人間と言える。故に被害者。今回も限りなく空気 D 民衆曰く眼鏡 ♂ 強さはry 変態。とにかく変態。でも頭良いし強いから仕方ない。 E 王様 親ばか。無能。しかも弱い。Lv30くらい? 権力を振り翳す。 F 姫 箱入り娘。世間知らず。親と違って馬鹿ではない。別の方向に馬鹿 ∞:兵士 所謂ガヤ G 魔物 姫様を攫ってしまったばかりにチーターの餌食に……前回のキモイ魔物よりは強く人っぽい。格好いい? BGM:∞(ガヤ) E01「おお、良く来てくれた!」 B01「強制的に連行した癖に白々しい」 ...
  • 献血
    献血 A つぁ~、なれねーなぁ。注射とか消えてしまえばいいのに B しょうがないだろ、きちんと検査しないと判断できないんだから A けどな~やだぜ、あの針が肉に刺さる瞬間にピクってくる感覚。   今回は検査だからいいものの、献血や点滴だと思うと、うぅ~くわばらくわばら B まぁ確かにな。献血だと腕から確かに血が失われていく違和感があるし、   献血もねっ転がってると外れて、やり直したり、腕が腫れたりするんだよなぁ。 A あ”~、あ~あ~あ~! ナニモキコエナイ、何も聞こえなーい! B ガキかお前は。よくばっちゃが言ってたぞ「うでをそぉ~と、よしよしすりゃえぇ」ってさ。   してやろうか? A う”~、たの・・ 医者orナース 失礼します、不都合はありませんか? A あ、すみません、かくかくしかじかで、なでなでしてくださ~い!! B こらまてぇい!
  • 穏やかな冬の日
    『穏やかな冬の日』 A:男性。ショウ。マイペースな天然系。 B:男性。トモヒロ。面倒見がいい。 C:男性。独特な感性の持ち主。 D:男性。カツキ。天性のツッコミ体質。 E:男性。穏やかな性格だがツッコミは手厳しい。 A01「昼、何食べるの?」 B01「みんな何が食べたい?」 C01「トモが決めていいよ。腹減ったーって、君が言いだしっぺだし」 D01「俺今月ちょいピンチだからマックがいい」 E01「寒いからとにかく店の中で食べようよ」 A02「わっ」 B02「ん?どうした」 A03「ごめん、ちょっとつまづいただけ」 D02「また?お前つくづく足元あやしいやつだな」 B03「この間も何もない道路の上で転んでたな」 D03「しかも横断歩道の真ん中でな」 E02「何それ、危ないなあ」 C02「でもそれなら今日はマシな方なんじゃない?ほら、そこ...
  • 空虚
    空虚 作者:変態 ◆9lpMgcDCvw その眼に映る世界は……本当に美しいのかい? その耳に聞こえる音は……本当に心地良いのかい? そうして、君が面白いという其れは本当に面白いのかい? 私には、それがわからない。 なにも、どれも。 面白さも、退屈さも感じない。 ただ、怠惰だけがある。触れてしまえば、已める事すら面倒だ。 だからね――私は、本当は君の事をこれっぽっちも好きじゃないんだ。 それなら嫌いなのかって? ううん、違う。好きの反対は嫌いじゃない。 無関心だ。そう、無関心。 私はね、君がどうなろうと知った事ではないんだよ。 今、此処で死のうと。外で野垂れ死のうと。 それは、私になんら影響を与えないんだよ。 ――でもね、好い加減、君にも飽きた。 だから、私は少し動いてみようと思う。 何をするのかって? 簡...
  • 図書室の恋人
    作者:Elika あれ、どうしたんですか? 図書室は今日はおやすみですけど……え? や、あの、図書委員の仕事で。はい。資料室の整理と、希望図書の選定を。 そんな、やめてくださいよ。普通に仕事してるだけです。 ……ぁ、ありがとうございます……。 いえっ!そんな、とんでもないです!! 先輩のお手を煩わせるようなものでもないですし! 二人っきりで資料室なんて……そんな……ドキドキしすぎて……へぁっ?! いいいいいいい今の、きっ、きき聞こえて?! ──はぁーーー……よかった……いいいいいえ、なんでもっ! なんでもっ、ないです! ほんと、お気持ちだけで十分ですから! そっそれより、なにか御用があって来て下さったのでは? あ、はい、返却ですね! いいですよ、1冊だけですし。やっときます。 あ……この本、読んで下さったんですか? どうでした? ...
  • あたりが出たらもう一本
    男 「ZZZ……」 天使「コン、コン、コン。はいりまーす…ガチャッ。はいりましたー」 男 「んー……なんだよ……」 天使「こんばんは~」 男 「あ?こんばん……わああああああああああ!!!! な、なな、なんだあんた!」 天使「人間よ、恐れることはないのです。ボクは天使なのです。貴方に害は与えないのです」 男 「天使?あんたが?」 天使「そうなのです。見ての通りの天使なのです。」 男 「……天使に見えないんだけど」 天使「う?どうしてですか。こうして羽もあるし」 男 「ガムテープで止めてあるな」 天使「天使の輪っかもあるし」 男 「針金見えてんぞ」 天使「こんなに可憐でかわいらしい……」 男 「あんたさ、その年でそんな格好して、恥ずかしくないの」 天使「がーん…」 男 (ていうかこれ不審者?不審者なのか?) 天使「く…でもボ...
  • ベンチのある光景
    ベンチのある光景(朗読用) 「……ねえ、隣り、いい?」 「そう……ありがとう」 「いい天気だね」 「……そう? そっか、そうだね、寒いから」 「お昼、食べた?」 「……そう、うん。僕も」 「朝は? そっか……」 「あの雲、ドーナッツに見えない? 見えない、そっか……僕だけだね」 「団子……いや、あんぱん……」 「ん? そうだよ。ほら、あれ……あ、崩れた」 「蟻」 「うん、ほら……でっかい」 「ん? そうだね……そろそろ寒いから、そうだね」 「ん……ねえ、一人?」 「そっか……僕も」 「……ん、そうだね、それがいいよ」 「さよなら」
  • 女王と大臣
    女王 1「暇。暇、暇、ひーまーでーすー!」 大臣 1「陛下!何を騒いでおられるのです、はしたない」 女王 2「暇です、大臣。何か大きな事件はないのですか?」 大臣 2「一国を治める者が発するセリフではございませぬ」 女王 3「だって、暇です。王様になったというのに、何も働いておりません」 大臣 3「陛下は御幼少でございます。政り事は家臣にお任せになってくださいませ。      あなた様はまだ学ばなければならぬ事の方が多いのです」 女王 4「それは存じております。感謝もしております。でも暇なのです」 大臣 4「そんな子供のようなことを……」 女王 5「私は子供なのです。大臣も幼少と言ったではありませんか」 大臣 5「ならば催し事を開いてみてはいかがです?     この数年、都は冷たい戦の風にふきさられています。     民である兵士たちに、里心を思わすような、美しい花...
  • はじめての縁日
    はじめての縁日 作者:どらいも ◆5osweXTmkM 【キャスト】 俺(♂)高校1年生 四王寺ハルカ(♀)しおうじはるか。クラスメイト。お嬢。 SE(お祭りの環境音、お囃子など) SE(下駄の音) ハルカ01「ごめん。お待たせっ」 俺01「おせーよ。おまえから誘っといて、いつまで…ひとを…待た……せ……」 ハルカ02「仕方ないでしょっ! 浴衣なんか着たの生まれて初めてなんだからっ。        ……ん? なに? なによ、じろじろ見て。…なんか、変……かな?」 俺02「いや…変じゃ、ないんだけどさ…。なんかその、雰囲気がいつもと全然違うってか……」 ハルカ03「あー、髪アップにしたからね。おばあさまにやってていただいたの。どう? 大人の色香漂うハルカ様は」 俺03「サプライズ(?)的な、何かを感じるな、うん」 ハルカ04「むきー!! どうして...
  • あるスパイの肉声
    あるスパイの肉声 ん、聞こえてるのか? もしもし、もしもーし……って電話じゃねぇっての あー……ォホンッ。俺は今、例の場所に潜入している。それで、少しばかり危ない橋を渡っている。 こうして音声を電波に飛ばしてみたが、もし運良く拾った奴がいたなら、先人の知恵と役立ててくれ。 ま、俺もみすみすトチる気はないがね、ゲン担ぎと保険だ。 んー……ホントにこれで合ってんのか? ま、いーや。 む、ヤッベッ!! ……ハー、行ったか。今、回廊越しにすれ違ったのは巨体の男だ。総数は4。一人は女だが、これもまた巨大だ。 こいつらは侵入者に容赦なんかしやしない、よく注意しとけ ふん……ふんふん? 匂う、匂うぜ、この部屋の床にある……よしッ! 勘は外れてねぇ! まさか、床に転がっているとはな……これさえあれば、ウチのガキどもも……ウッ? ウウッ!! な、なんだこりゃ、顔が、頭が!...
  • 怪奇倶楽部ハ眠レナイ
    怪奇倶楽部ハ眠レナイ 製作者 33の人 ◆zxhJwRc7Aw  好事家でホラ吹きの友人から、妙な話を聞いた。場所はカフェー、情報代はソーダ水一杯だ。 「で、何だその事件って。またホラ話じゃないだろうな」  俺の問いかけに、石動(イスルギ)はソーダ水を飲みながら、大袈裟に手を振って見せた。 「いやいや、これは本当の話だって。少しは信じる心を持とうぜ、イチ。事実俺は、その現場に立ち会ったんだからよ」  ちなみに「イチ」というのは僕のあだ名だ。本当は一 一(ニノマエ ハジメ)というのだが、誰も本名で呼ばないし、根本的に読めないらしい。 「お前、屋敷の行方不明事件、覚えてるか?」  勿論、覚えている。その頃僕は小説のネタに困っていたから、不謹慎とは思いつつ、その事件をいろいろと調べていた。流石に良心が攻めぎあい、結局原稿は落ちたが。 「瑠璃垣財閥の御令嬢が突然いなく...
  • 変わらない空
    作者:Elika 公園を抜けて、なだらかな坂を登る。 その頂にある、気をつけて見なければわからないほど小さな石碑だけが、ここは古墳だと記している。 太古の昔、星霜の彼方……かつてここにいた人々はいったいどんな暮らしをしていたのだろうか。 古墳は、位の高い人物を埋葬する墓だったと記憶している。 有名な高松塚古墳や大仙古墳のような立派古墳に埋葬されている人は、さぞかし栄華を極めただろう。 しかし、この小さな墓標の下に眠る古代人はどうだったのだろうか。 お世辞にも派手といえない、むしろ目立たなさ過ぎて地元の人間でも知らないようなこの墓の下に眠っているのは、いったいどのような人だったのだろうか……。 思いを馳せ、空を見上げる。 大昔、空は青かっただろう。 そして空は今も青く、我々の上にある。 変わらないものなどありはしないが、もしここの主が空を見上げ...
  • とある田舎の尋ね人
    とある田舎の尋ね人 作者:名無し 【キャスト】2人(A 元気な男の子、B 腐の素質のある成人女性) セミの鳴き声。 バス停で途方に暮れる女性。 そこに通りかかる少年。(E 虫取り網 E 虫かご) B:ねぇ、ちょっとそこのボクー! A:今日は大漁だぜー!! Aの虫かごには大量のセミ。よく聞こえていない。 B:あれ!? えっと、あの、ごめーん!! そこのボクー!? A:タケシの奴、これ見たらビックリだろーなー!(←やっぱり聞こえてない) B:んもう! 聞こえてないの…? でもたぶんあの子逃したらまた他の人が来るまでに…! …ヤるしかないわ…!! A:…? あれ? なんだろう…この感じ…寒い…? B:(ガシッと肩をつかみ)ねぇ! ちょっとボク! おねえさんにちょっと教えてほしいんだ、け…ど…あら。(や...
  • 人魚姫
    人魚姫 作者:変態 ◆9lpMgcDCvw BGM ぽこぽこという水泡の音 人魚姫 愚かなる姫 その賭は決して勝てぬ物と知りながら 彼女は其れに乗った 徐々に溶け往く意識と身体 魔女の歓喜の声が聞こえる この身体を奪われ、自らは死ぬ けれども、彼女は幸せだった それは、束の間の夢 王子の結婚パレード 彼女は全身を貫く痛みに耐えながらソレを見る 王子の幸せそうな顔 祝福の歌 楽しそうな花嫁 笑顔に包まれた街 花嫁が自分でなくとも、彼女は幸せだった 彼女の幸せは、彼が幸福であること 彼が幸せならば、彼女は幸せなのだ だから死も怖くない 思い残すことも、何もないのだから けれど少しだけ我が儘を言えるのならば どうか私のことを憶えていて下さい あの嵐の日 あなたを助けた私のことを そ...
  • 旧校舎の大鏡
    旧校舎の大鏡 「旧校舎の大鏡には、死ぬ前の自分の姿が映る」 よくある学校の噂話だ。 オチを言ってしまうと、 「鏡には、今と全く変わらない自分の姿が映っていた。  つまり、鏡をのぞいたときが自分の死ぬときだったのだ……」というもの。 僕が今覗いているこの鏡が、その噂の鏡なのかどうかは確かめようがないが、 旧校舎にほかに該当するような鏡は見当たらない。 屋上にあがる手前の、ダンボールや紙束を積み上げられた中に埃を被っていた大鏡。 積年の汚れが積り、ほとんど曇ってしまっていた。 ハンカチで拭ってはみたが、薄ぼんやりと映ったものの色がわかるだけで、 映す姿もはっきりとしない。 それでも、僕はこの鏡に何かを感じたのだろう。 こうして足繁く、旧校舎へと通う程度には。 「やあ、また来たよ」 『やあ、また来たね」 喋りかけるのも僕...
  • ガレキの瞳
    『ガレキの瞳』 A:男性。主に主人公の行動描写を担当。 B:男性。主に主人公の心理描写を担当。 C:風景描写を担当。 D:男性。主人公以外の登場人物描写を担当。 A01「ここはどこだろう」 B01「僕は道に迷った」 A02「見たことのない住宅街だ」 B02「どこにでもある風景だ」 A03「たった1本通りを間違えただけなのに」 B03「近道できると思ったのに」 A04「すぐに引き返せばよかった」 B04「だけど冒険したくもあった」 A05「誰かに道を尋ねなきゃ」 B05「嫌だ。怖い。緊張で体が震える」 A06「けれど誰も通りかからない」 B06「胸の内ではほっとしていた」 C01「はらはらと雪が降ってきた」 A07「歩いても歩いても1人」 B07「街の静寂を僕の足音が切り裂いてゆく」 C02「白で覆い隠される世界」 A08「雪で視...
  • 旧校舎
    旧校舎 作者:どらいも ◆5osweXTmkM 【キャスト】 弟 兄 弟01「にいちゃん!にいちゃん!聞いて聞いて!! すげーんだ!!」 兄01「お、おう。帰ってくるなりなんだよ。今おやつ作ってるから、ランドセルおいたら手洗ってこい」 弟02「ちぇっ……、どうしたんだよって聞いてくんないの…?」 兄02「はいはい…、どうしたんだよ、一体」 弟03「それがね、まじですっげーんだ! んとね…えと……あれ……?」 兄03「……わかったから。おやつ食べてゆっくり思い出してから、兄ちゃんにも教えてくれ」 弟04「もう! にいちゃんもまじめに聞いてよ!! ケイちゃんもヨシカちゃんもまじめに聞いてくれないし……。      ボクウソついてないのに……」 兄04「ウソ……」 弟05「うん……あっっ、思い出した!! にいちゃん、旧校舎って知ってる?」 兄05「旧...
  • きらめく友情!ネガティブヒーロー・華麗に大魔王!!
    『きらめく友情!ネガティブヒーロー・華麗に大魔王!!』 A:男性。ナレーション兼ょぅι゛ょ。流れるようなハイテンションで。 B:男性。目元にトーン貼られてもめげずに猛る厨二魂。 C:男性。快活な外面にひた隠す昏く燃え上がる熱情。 A01「むかしむかし、えー、そりゃあもうずっと昔、我々があずかり知らぬような遥か彼方のそ    のまた向こうの古きセピア色した時間軸、もうね、地球とかそんな物質概念的なモンが存    在しえなかったような大昔よ。そのくらい昔となると我々世界のファンタジィ的には超々    古代文明的な何かがきんきらきんにさりげなく、何となく宙に浮いてみたり苔むしてみた    りする謎の日干しレンガ風の不思議素材で空中庭園をナントカって……え、何?話が進ん    でないって?テメーの口上なんざどうでもいいって?アイタ、おっしゃるとおり!失礼し    ...
  • 放課後ブラザーズ秘密のショータイム
    『放課後ブラザーズ秘密のショータイム』 A:男性。相川。細かいことが気になって仕方がない、インテリ系。 B:男性。番場。大ざっぱで友達思いな、体育会系。 C:男性。長宗我部。科学者でもないのにマッドという単語がよく似合う、盗撮魔。 D:女性。Bの母親。息子に嫌いなものを食べさせるとき無上の喜びを感じる。 E:女性。さっぱりした性格の化学講師。余談だが交際をはじめて3年の彼氏がいる。 A01「や。あれ、なんだ、もしかして番場も?」 B01「ああ。今朝メールで、『放課後視聴覚室に来てくれ』ってな。長宗我部のヤロー、いった   い何だってんだ。しかも本人はまだ来てないしよ」 A02「何だろうね?今さら改まって」 B02「ああ。わざわざこんなところに呼び出さなくたって、どうせ毎日3人仲良く遊びまわってる   じゃねーかよ、なあ?」 A03「それを認めるのは、自...
  • ハイジャック犯の独り言
    ハイジャック犯の独り言 作者:どらいも ◆pTHzZZJPRqii おい・・・へへ、おいスチュワーデスさん。 おおっと、最近じゃキャビンアテンダントって言うのかな? まあ、そんな事はどうだっていい。ここは俺の好きなように呼ばせてもらう。 ちょっとスチュワーデスさんこっちに来てくれ。面白い物を見せてやる。 どうだよ、この黒光りする物体。なんだと思うよ? ほらほら、遠慮しないでもっと近くに寄って、よーっく見てみろ。滅多にお目にかかれないものなんだからよ。 なに?そんなあからさまに本人に伝わるような嫌な顔しないでくれよ、結構傷つくんだからさ。 ちゃんとボスに言われたとおり、夕べは1ヶ月ぶりのお風呂に入って身も心も清めてきたんだから。 ほーら、臭くないからもうちょっとこっちにおいで。 よーしよしよし。おっ、・・・て近くで見たら結構化粧厚いじゃないか。 ...
  • 神の代行者 女性版
    神の代行者 女性版 作者:タウト ◆oXFOdNeHtA (SE 足音) (SE 椅子に座る音) 悪魔の存在を信じる? そう、悪魔は恐怖。いいわ。 じゃあ神はどう。ん? 信じてるの? なるほど、救いを差し伸べてくれる……。救世主。分かった。 じゃあアンタは祈りを捧げる? 何に? 神によ。 (溜息) それで救いはあった? 救いはあったの? 答えろ。 いい、よく聞いて。 私はいつも仕事をする前に同じ事を聞く。 理由はないわ。ただ、そうしなければならないと思っているだけ。 神がどうだ悪魔がどうだ、そんなのどうでもいいの。 考えてもみて。アンタが救世主だと言って崇めている神は、どれだけの人を殺してきた。ん? 今気に障った? いい眼をしてる。神が貶められると腹が立つ? 聖書は知ってるわね。 神は。200万人を殺してる。そうでしょ? ...
  • 封印されしエロ台本
    作者:かんみあカップル かん「あのさー……俺ふられたわけよ?」 みあ「んー?……んー……」 かん「なんで落ち込んでる俺が、おまえにもたれられてなきゃなんないわけ?」 みあ「だーって、私もふられたんだもーん」 かん「はぁ……。おまえが友達でよかったよ」 みあ「男女間に友情は成立しないーっていうけどねー」 かん「じゃあなんでおまえはここにいるんだよ」 みあ「んー?居心地イイからー」 かん「俺の肩で寝ようとするな!」 みあ「酒入ると眠くなんのー」 かん「ベッドで寝ろよ……」 みあ「ここいちおーベッドの上じゃーん」 かん「そりゃ一応そうだけどーってちょ、なにひっぱってんの!」 みあ「腕枕ー」 かん「うぉあ……っと……」 みあ「寝たらてきとーに起こすか犯すかしてー」 かん「おま、犯すて……」 みあ「どーせ一人身どーし、あとくされもなにもないでしょー、あんた...
  • 神の代行者
    神の代行者 作者:タウト ◆oXFOdNeHtA (SE 足音) (SE 椅子に座る音) 悪魔の存在を信じるか? そうか、悪魔は恐怖か。いいだろう。 では神はどうだ。ん? 信じてるのか? なるほど、救いを差し伸べてくれる……。救世主。分かった。 じゃあお前は祈りを捧げるか? 何にだって? 神にだよ。 (溜息) それで救いはあったか? 救いはあったのか? 答えろ。 いいかよく聞け。 俺はいつも仕事をする前に同じ事を聞く。 理由はない。ただ、そうしなければならないと思っているだけだ。 神がどうだ悪魔がどうだ、そんなのどうでもいい。 考えても見ろ。お前らが救世主だと言って崇めている神は、どれだけの人を殺してきた。ん? 今気に障ったか? いい眼をしたな。神が貶められると腹が立つか? 聖書は知ってるな。 神は。200万人を殺してる。そう...
  • それぞれの幸せ
    それぞれの幸せ 製作者:灰色猫 ◆qlXLgcE0Js 【それぞれの幸せ】 猫が歩いてゆく。 真っ直ぐな道をどこまでも。 向こうから、手綱に繋がれた犬が歩いてくる。 キミは幸せ? もちろんさ。優しいご主人様に、美味しいご飯やあったかい寝床。僕はとても幸せだよ。 犬は通り過ぎていった。 目の前を、ひらひらと蝶が舞っている。 キミは幸せ? もちろんさ。いい陽気だしね、飛ぶのに疲れたら風に乗るんだ。僕はとても幸せだよ。 蝶は風に流されていった。 頭の上、ずっと高いところを鳥が飛んでいる。 キミは幸せ? もちろんさ。僕はこの翼で、どこへでも好きなところへ飛んでいくんだ。僕はとても幸せだよ。 鳥はすぐに見えなくなった。 猫は歩いてゆく。 真っ直ぐな道を、どこへ行くでもなく。 キミは幸せ? 突然声が降ってくる。 顔...
  • 地上の星 天空の星
    地上の星 天空の星 作者:変態 ◆9lpMgcDCvw BGM パチパチ言う火の音 夜 空を見る けれども星は見えない そこにあると知っているのに 人が大地を、空を汚したから 人が汚していない、綺麗な場所でしか見ることはできなくなってしまった それは神様の怒り? 地上の星 夜が恐い 闇が恐い 人の作り出した幻想の光 それは天上の星を覆い隠す 穢れた罪の光 遠い昔に授かった偽りの光 人が作った物は毒を吐き出す 星を汚し寿命を縮める 言い訳 需要があるから仕方がない 何もしない「どうすればいいんだよ?」 何もできない「仕方ないじゃないか……」 そうして星は死んでいく 自らが育んだ生命の手によって 【あとがき】 ソラ 空 宙と同時期に書いた物を改修したもの。クオリティはきっと低い。
  • ある少女 夏の邂逅
    ある少女 夏の邂逅 作者:蟻 ◆vA0bquCiP2 【ある少女 夏の邂逅】 あごから滴る汗が体力を削っていく。 背中のリュックがじわじわと重さを増していく。 今年の夏は例年に無い酷暑だという。 ここ数年、温暖化だとかなんとかで毎年暑くなっているらしい。 だが、そんなことは僕には関係ない。 僕が知りたいのは山頂まであとどれだけ歩かなければいけないかということだ。 趣味で登山を始めてから3年になる。 登山とはいっても近隣の低い山を歩く程度のもので 僕をこの道に引き込んだ先輩からは「そりゃピクニックだろ」と小馬鹿にされる。 それに反発して整備されていない、地元の人もあまり入らない山に行く! などと宣言したことがそもそもの間違いだった。 足場の整備されていないこの山は、もちろん歩けないほど険しくもなく獣道もあるのだが、想像以上に険しかった...
  • プロローグ
    作者:Elika A01「信じられない光景を目にしてしまったとき、人はたいてい無関心を装いながらチラ見する……」 B01「…………」 A02「キミは、まだ信じられないんだよね?」 B02「……ラピュタ」 A03「ラピュタ?」 B03「ジブリアニメに『天空の城ラピュタ』ってのがあんの」 A04「おーおーおーおー、知ってる知ってる!親方ー!」 B04「空から女の子がああああああああああ!!リアルにーーーー!!」 A05「パズーはそんなこと言わない!」 B05「だって、だってだよ?!話のタネに『空から女の子とか落ちてこないかなー』とか言うよ?!    言うけど普通それは落ちてこないの前提じゃん?!」 A06「まぁ、長い人生、そういうことだってあるかもしれないじゃん!」 B06「違う、違うよ全然違う!ありえないよ!!?空から女の子が落ちてくるとかしかも無事に落ちて...
  • ツンデレ鬼嫁
    ツンデレ鬼嫁 先生 佐々本、作家。 有明 佐々本の編集担当。 千春 佐々本の奥さん。 有明01「先生、先生!」 先生01「……」 有明02「ほら、いつまでそこでぶさっとしている気ですか。     お暇なんでしたら、作品の構想でも練られたらどうですか」 先生02「うるさいな。君の所の本は、この前に渡しただろう」 有明03「新作のことですよ。ただでさえ佐々本先生は寡作でいらっしゃるんですから」 先生03「うるさいよ君。今私はナイーブな気持ちなんだ、邪魔をしないでくれたまえ」 有明04「人ん家に押しかけてきて何を生意気な」 先生04「君だって人ん家に押しかけてくるじゃないか、締め切り前に」 有明05「それは趣旨が違うでしょう。……全く、どうしたんですか、今日は?」 先生05「ふ……作家には、ふと悲嘆にくれる日があるのさ」 有明06「またそんな……どうせ...
  • ウンコ
    『ウンコ』 A:男性。タカシ。浦島太郎状態。 B:ウンコ。鳴く。しゃべる。 C:お天気キャスター。この日の降糞確率は40%だったそうな。 D:女性。Aの母親。日常的にウンコが降っている世界に生きている。 A01「朝、起きぬけの眠い目をこすりながらカーテンを開けると、外ではウンコが降っていた」 (※SE:ウンコが雨となって降り注ぐ音) B01『ウンコ!ウンコ!ウンコ!ウンコ!……』 A02「いやいやいや。待て待て待て、待てって。ウンコは鳴かない。『ウンコ!ウンコ!』とか   鳴かない。というか、ウンコが雨だの雪だのと同じノリで空からぼっとんぼっとん降ってく   る光景なんぞ俺は知らん!なんだよこれ、どんな異常事態だよ」 (※SE:Aが自室から居間に移動する音。リモコンでテレビの電源を入れる音) C01『今日のお天気をお知らせします。今日は朝からウンコが降...
  • おいしいラーメンの作り方
    『おいしいラーメンの作り方』 A:男性。兄。妙に芝居がかった言い回しをする。 B:女性。妹。辛辣な話し方をするがつきあいはいい。 A01「ラーメンを作ろう!妹よ、ラーメンを作ろうではないか!!」 B01「突然なんだよ。テンション高いなあ、暑苦しいなあ、ウザいなあ」 A02「気がつけば時刻は間もなく11時半。休みの日はいつも面倒くさがって朝を抜いている我が   妹よ、そろそろ腹が減ってきた頃ではないか?」 B02「はいはい。うん、お腹空いた。で、何を手伝えばいいの?」 A03「やけに協力的だな、いつもは兄に料理を任せきりで皿の1つも洗わない、我が妹よ」 B03「そうね。きっとご都合主義という名の誰かさんに操られているんじゃないかな。私も兄貴   も」 A04「さて、まず取り出したるは豚バラブロック500グラム。これでチャーシューを作ります」 B04「待っ...
  • 琳の玉姫
    琳の玉姫 _________________________________________________________________________ (ヒグラシの声、竹の音) お、ここなんかよさそうだな 女1「あーい よくお越しんす~」(歩く音と鈴の音) うわ かわいい子だなぁ おおっ良い店だ すいませんーお冷一つー 女2「あーい」(歩く音と鈴の音) いやーこう言う店って好きなんだよねー ん、兄さん、見ない顔だね、東京の人かい? ええ、休み利用して一人旅をちょくちょくやってるんですよ 女3「あーいどうぞ~」(歩く音と鈴の音)あ、ども うまいものと酒が目当てみたいなもんっす 京都とか鎌倉とか人多すぎなんで、紹介されてない田舎とか で昔の雰囲気を味わいたいなぁなんて おお だったらここに来たのは正解だ どうだい?一杯やらないか? 良いんで...
  • STEP☆ムスメちゃん
    「STEP☆ムスメちゃん」 登場人物 俺 男 娘 俺:じゃあアンタ幽霊なんだ。 男:ああ。そうだよ。 俺:ほーほー…本当だ。触れない。 (スカッスカッと空ぶる音) 俺:それでどうするの?俺を呪い殺したりとかするの? 男:そんな事はできないよ。ただ君に頼みがあるんだ。そこの屋上にいる子・・・見えるかい? 俺:うん、見える見える。 男:あの子にこれを渡してほしい。 俺:いいけど・・・手紙? 男:そう。僕はあの子には触れないし、見えないからね。 (ビル風が吹く音) 娘:・・・今、行くからね。 俺:あのーすみません。 娘:!! だ、誰? 俺:あーえっと、これ渡してほしいって頼まれたんですが。 娘:誰?誰なの? 俺:えーと・・・ここに置いていきますね・・・ (立ち去る足音) 娘:手紙・・・? (封を開ける) ...
  • ガーネット、ゼロセンチメートル
    『ガーネット、ゼロセンチメートル』 A:男性。少なくとも前半だけは機械的というか、個性が希薄な感じでお願いします。 B:女性。実際の距離より大げさに距離感を取ると、男ゴコロにきゅんと来るかもしれません。 A01「質問。あなたは夢を見ますか?」 B01「はい」 A02「それは、鳥のような夢ですか?」 B02「いいえ」 A03「それは、雲のような夢ですか?」 B03「いいえ」 A04「それは、波のような夢ですか?」 B04「いいえ」 A05「それは、魚のような夢ですか?」 B05「いいえ」 A06「陽が沈みはじめました」 B06「はい。オレンジ色の夕日がとっても綺麗です。白い雲が滲む。白い波が煌めく。鳥たちは   オレンジ色の空のなかでまるで影絵のよう。魚は……さすがに見えないかも。オレンジの光   がじんじんする。海風がしょっぱい。オレンジ、それ...
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