声劇つくっちゃおうぜ内検索 / 「空想世界」で検索した結果

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  • 空想世界
    空想世界 作者:wikiの人◆SlKc0xXkyI ヒロシ:青年 コウジ:青年 SE:呼び鈴 ヒ01「コーウージーくーん、あっそびっましょー!」 SE 呼び鈴連打 ヒ02「ほら出て来い、いるのは分かってるんだ、大人しく投降しろ!    君は完全に包囲されていると言おうと思ったが、俺一人で完全包囲は無理だよな!?    むしろ実現しちまったら、たくさんの俺がひしめき合うから気持ち悪いと思うがどうよ!?」 SE:ドア開ける コ01「うるっせぇよ!? 人ン家の前でぎゃあぎゃあ騒ぐな!」 ヒ03「ようコウジ、ご機嫌いかが?」 コ02「やあヒロシ、お前のおかげですこぶるご機嫌斜めさ」 ヒ04「どういたしましてムッシュー・コウジ。    ――つーかご近所の人が何やら白い目で見ているわけだが、どうするよ?」 コ03「騒いでごめん...
  • 架空世界との愛を論ず
    架空世界との愛を論ず 磯部:オタク。 藤澤:オタク。 岩井:オタク。 磯01「春が訪れた。季節にも、世間にも、――誰かの頭の中にも。    いつものように、学校の教室で俺達が雑談している時のコト。    藤澤は神妙な顔つきで、まるで哲学者のように厳かな声で言い出した」 藤01「二次元キャラとセックスするには、どうすればいいと思う?」 磯02「彼はとてもマジメで、冗談とは思えない雰囲気だった。    だから俺こと磯辺は、岩井と顔を見合わせて口を開いたんだ」 磯03「前々から危ない奴だと思ってたけど、ついに電波が脳にまで……」 岩01「しっ、見ちゃイケマセン。目が合ったら何か受信しちゃいますよッ」 藤02「いいからこっちを向いて話そうな?」 岩02「えー。じゃあ率直に訊くけど、脳外科と心療内科、どっちがいいデスカ」 藤03「人を病気のよう...
  • 世界渡り
    世界渡り 歩み渡る 境目超えて 岸辺を跳ねる 浮かび沈むはこの世の常ぞ 調べの縁(えにし)を辿りゆく 辿りゆく身を船として 辿りめぐるは何処へか ある世界は 誰をも通さぬ 難攻不落 誰も求めはせぬ 世界はただただ一つなり 何も求めはせぬ どうか私に触れないで ここは箱庭 決して変わりはせぬ 私だけの 閉じた楽園 ある世界は 何もかもが通りゆく 陽炎の巡る世界 形あるものなどありはせぬ されば壊れることなどありはせぬ 見えるものなどありはせぬ 捉えねば浮かぶことすらありはせぬ 風はひた向きどこへども 通り過ぎて何も残さぬ ここは廃墟 決して何も生み出さぬ 既に終わった 嘆きだけの哀れな世界 ある世界は 吸い寄せる 飢えたように貪欲に この世界にゃ 何もかもが 欠けている 心も身体も 何処か歪で 求めてる わからないものに 怯えてる ...
  • 優しい世界
    優しい世界 作者:wikiの人◆SlKc0xXkyI ※女性推奨。 BGM:物悲しいピアノ曲など。  私が欲しかったものは、お金なんかじゃないの。  流行りの服やCD。そんな物じゃ何も満たされやしなかった。  本当に欲しかったのは、〝おかえりなさい〟を言ってくれる家族だけ。  ねえ、どうしてこんな家になったの?  私、悪い子だった? 何か、怒らせるような事した?  私頑張ったよ? いい子になろうって、たくさん頑張ったよ?  ……なのに、どうしてお父さんとお母さん、ケンカばっかりなの?  ごめんね。私、確かに迷惑かけてばっかりだった。  でも、悪いのは私なの。  私が歩けないのは、お父さんやお母さんに責任があるわけじゃないの。  だからお父さん。お母さんを殴らないで。  私でいいなら、いくらでも謝るから。そんな事しないで。  お母さんも、悪くないんだ...
  • あいうえお順(か~さ行)
    ... く 空想世界(wikiの人 ◆jH3Q3bIrRM) (2人/男2) タイトルだけ真面目シリーズ。 空虚(壊れ螺子 ◆9lpMgcDCvw) (完成有) 厨2というか、なんというか【朗読用】 グール怪談(名無し)  『無題』『無題2』のの隊長の一人語りです【朗読用】 九月の誕生日(wikiの人 ◆jH3Q3bIrRM)(第1回朗読祭) 寂しい男のテンションは上がり続ける。【朗読用】 愚者の詩(るー ◆2wy/sH/KCo) そのうち「まぁいっか」になります. 次こけないように学習を【朗読用】 くじらバー(るー ◆2wy/sH/KCo) 絵本シリーズ 【朗読用】 葛折(るー ◆2wy/sH/KCo)(第3回朗読祭) 帰り道はほんのちょっとだけ勇気を出そう【朗読用】 求道者(疲ぃ ◆OY1X65pwNs) 空腹のこだわり男が妄想のなかでどんどんヒートアップしていくお話です...
  • 作者別台本
    ...もんだよ、たぶん。 空想世界(RH ◆jH3Q3bIrRM) (2人/男2) タイトルだけ真面目シリーズ。 ある英雄の話(RH ◆jH3Q3bIrRM)(第4回朗読祭) 酒の肴におでん。【朗読用】 魂の切断(RH ◆jH3Q3bIrRM)(第4回朗読祭)(完成有) 2/14は嫉妬団の日!【朗読用】 誰が(RH ◆jH3Q3bIrRM)(第4回朗読祭) 味噌ラーメンが美味しいのよ。【朗読用】 思い出には早く、悔やむには遅過ぎて(RH ◆jH3Q3bIrRM)(第4回朗読祭) あ、靴下に穴が。【朗読用】 望郷(RH ◆jH3Q3bIrRM) (4人/男3 他1)  放り出すぞ変態! カバンの持ち主(RH ◆jH3Q3bIrRM) (2人/男2) 鮨詰め箱詰め想像禁止。 挟まれた老人(RH ◆jH3Q3bIrRM) (4人/男3 他1) お風呂にはちゃんと入りましょう。 ミッドナイト・マッ...
  • 世界が滅んだ朝
    『世界が滅んだ朝』 A:女性。記憶喪失。跳ねっ返りのリアリスト。 B:男性。記憶喪失。詩作趣味のロマンチスト。 A01「ここはどこ?わたしはだれ?」 B01「ここはここ。君は君だ。世界は7時間前に滅んだらしいよ」 A02「答えになってない。言ってる意味がわからない。いったいここはどこなの?」 B02「ホテルだよ。地上40メートルのスイートルーム。素敵な眺めだね」 A03「やっぱり答えになっていない。ここはどこなの?」 B03「ようこそ新しい世界へ。最も新しい人」 A04「あなたは誰?」 B04「僕は僕。それしか知らない。それしか要らない。ここはここ。それで充分」 A05「違うわ。そんなの間違っているわ。ここはどこ?わたしは誰?あなたは誰?知らない。知    りたい。どうしてあなたは悲しそうなの?」 B05「ああ、それが君なんだね。君は優しい人だそうだ...
  • ギャグは世界を救う
    「ギャグは世界を救う」 作者:暇な学生 ◆SNCT/eSH72 魔王 魔導師 勇者 ナレーター 導師01「魔王様、氷の力を持つという勇者が魔王城を攻めてまいりました」 魔王01「氷?そんなもの我が炎で蒸発してくれるわ」 勇者01「魔王!、お前を倒しに来た」 魔王02「我が魔王城に来たというからにはたいそうな勇者だと思っていたが、     なんだ装備も調っていないひよっこではないか。     魔道師、お前に任せる」 導師02「ハッ、すぐにこの者を消し炭にしてご覧に入れます」 勇者02「やられるかよ、先手必勝!くらえ氷魔法ジャオ」 勇者03「魔導師が困ってる、まあどうしよう」 勇者04「魔王がショックを受けてるオーマオウガッ」 ヒュ~ 魔王03 導師03「こんなはずではー」 ピッキーン ナレ01「勇者が魔導師に放った攻撃は魔王をも凍...
  • love is contacco
    love is contacco 『コンタクトレンズ』――その単語を聴いて、『あれー、コンタクトどこー?』 などと、下を向きながら捜す様を想像するなど、時代錯誤も甚だしい。 今のコンタクトレンズはワンデーワンウィークに代表されるように、一日、一週間単位で新しいものに取り替えるのが普通だ それだけコンタクトレンズの清潔さに関心をもたれているという点から見て、 地に落ちたコンタクトレンズを捜して見つけてそれを装着する、などという行為は滅多に起こりえるものではない。 しかし私はそんな想像をついしてしまう輩を冒涜はしない。 メガネをはずし、初めてコンタクトにした女の子。 しかし、慣れずにふとした拍子にほろり、と外れてしまう。 彼女は必死の思いで捜すのだが、おぼつかない視力では見つけられず、途方に暮れてしまう そんな時、都合よく自分が廊下に通りかかり、そっと彼女の手助けを...
  • 世界で一番幸せな買い物
    作者:Elika あなたの喜ぶ顔が見たくて、今日、街に出ました。 イルミネーション、オーナメント、街全体が赤と緑で縁取られていました。 ふと覗いたおもちゃ屋さんは、たくさんの大人で埋め尽くされていました。 ああ、この大人の数だけたくさんの子供たちが、クリスマスにプレゼントをもらえるんだな、と思うと なんだかとっても嬉しくなりました。 クリスマス、幸せな子供たちがこんなにたくさんいることが、なんだかとっても嬉しくなりました。 そして、こうしてあなたに伝えられる事が、幸せだと感じました。 あなたの喜ぶ顔が見たくて、今日、街に出ました。 幸せに溢れた街に出ました。 幸せな気持ちのまま、あなたへのプレゼントを選びました。 世界で一番幸せな買い物をした気がします。 明日、送ります。
  • 不可能性善良世界の身勝手
    『不可能性善良世界の身勝手』 狂うために前へ進む すべての過去を断ち切るために破壊し 破壊するために必要だからと新しきをその手に握り 明日また破壊する 永遠、延々、繰り返し ただ一つの大切なものを破壊するため この手で破壊するほどに狂うため 血反吐を吐いて叩き壊す この身に幾百の宝石を纏っていた この首に幾千の鎖を繋いでいた この指先に幾万の糸を繋いでいた 妨げである すべて破壊せねばならぬ 破壊し尽くされ、破滅し尽くされ、後に残った骸には もはや一銭の価値もなかろう そのとき我は遂に本懐を遂げるのだ
  • 世界でいちばん愛されガールっっっ!第1話
    『世界でいちばん愛されガールっっっ!第1話』  ある日、女の子はひとりぼっちだった。地面がめくり上がり、海は泥に汚れ、空は土煙で覆わ れた、おおよそどこを見渡しても薄汚れた赤茶色の世界の中で、女の子はひとり、呆然と立ち尽 くしていた。  少女は元々迷子であった。幼少のみぎり、大好きな母と生き別れ、母を訪ねて三千里。もはや 母と再び会う日は来ないと悟り、この際誰でもいいから愛されたいと、宇宙をさまよい3億光年。 歩む速さは第三宇宙速度。60120km進んで40269km下がる。それって実質第一宇宙速度以下じゃ ん。っていったい何の話だ。  とにかく。そんなこんなで。迷子の女の子は、何やら賑々しく華やいでいた僕らの地球を見つ け、愛されるために降り立った。直径12kmの宇宙船に乗って。時速72000kmの速さで。  結果。  女の子はひとりぼっち...
  • サヨナラ世界とthank you,good bye
    『サヨナラ世界とthank you,good bye』 ナレ:ナレーション。 A:男性。旅のロボットエンジニア。 B:女性型。遺棄され朽ちかけたロボット。 -プロローグ- ナレ1 ある日、地球の空気が毒に変わった。何故かはわからない。人間も、動物も、草や木さえもが、ゆっくりと近づく死神の足音に怯え、やがて息絶えた。一部の人間達がシェルターに隠れたが、そうしたところで残された時間が限られていることに変わりはなかった。そんな、あらゆる生物の存在を許さない世界を、男がひとり歩いていた。 A01「うん?あれは……。こんにちは。ボロボロに錆びてはいるけど、君はロボットだね?まだ話せる?ご主人はどこにいるの?」 B01「マスターは私を置いてシェルターに向かいました。どうせもうすぐ朽ち果てる身です。どうか放っておいていただけませんか」 A02「奇遇だね、僕ももうすぐ死ぬんだ。それよりどうかな、...
  • アキ
    アキ 私M01『時折、自分が舞台の上に乗った役者なのではないかと錯覚する。     舞台に乗った役者のように、自分がその役を演じているだけで、     現実の自分の人生が他の所にあるのではないかと、そんな錯覚をする。     人は自分ひとりの人生しか実感する事はできない。     ならば、他者でさえも、自分の人生に介入しているだけの舞台装置。     本当は他者の人生などはなく、世界は自分ひとりが生きているのではないか……     幼稚でどうしようもない、そんな錯覚をする。     今こうして考えている事も、現在進行形で、人生の一部になっていく。     そんな当たり前の事をふと気づく。続いて、妙な焦りが押し寄せる。     誰しもが生きて、その人生を歩んでいる、その現実を時折……いや、頻繁に、忘れるのだ』 私M02『……長く、夢想をしてしまった。   ...
  • フランクフルトコーヒー
    『フランクフルトコーヒー』 A:女性。ロックバンド好きな女子高生。 B:女性。流行りもの好きな女子高生。 C:男性。流行りの音楽には疎い。 D:男性。空想好き。 (※とある喫茶店にて) A01「……っていえばさ、あれ、なんだっけ、あれさー」 B01「フランクフルトコーヒー?」 A02「そう、それ!フランクフルトコーヒーすごくいいよねー!」 B02「私もー!!」 (※そのすぐ傍のテーブルにて) C01「ぶっ」 D01「うわ、汚ねーな、バカ。ほら、これ使え。」 C02「ごめんごめん」 D02「違げーよ、バカ。口じゃなくてテーブル拭けって言ってるんだよ」 C03「あ、そうか、ごめん」 D03「ったく」 C04「な、な、フランクフルトコーヒーって、どんなコーヒーだと思う?」 D04「なんだよ突然」 C05「やっぱケチャップとかマスタードとか...
  • コンタクトレンズの妖精と私
    コンタクトレンズの妖精と私 私:若い女 会社勤め 名前は清美(きよみ) 妖精:コンタクトレンズの妖精的ななにか 私01「あんた、ふざけるのもいい加減にしなさいよ!」 妖精01「oh,ふざけてなんかいないわ、キャシー。あたしはいつだって本気」 私02「誰がキャシーよ!」 妖精02「清美だからキャシーじゃない。ha-n、キャシーったらシャイね、キャシャーイ」 私03「ウザいわ!!」 妖精03「キャシー、あなた、あたしに何度説明させたら分かってくれるわけ?     あたしはコンタクトレンズの妖精。あなたが愛用のコンタクト    『ツーマンスリービュー・ウォータリング』に憑いてきた妖精。     あたしはこれ以上説明できることなんてないわよ」 私04「どこに渋谷ギャルファッションな妖精がいるってのよ!」 妖精04「ah,渋谷! 冗談じゃないわ、キャシー。原宿...
  • 薄暮の幻霊
    『薄暮の幻霊』 A:女性。噂に囁かれる天使様。 B:男性。通りすがりの旅人。 C:男性。天使様を探す一人。 D:男性。天使様を連れてきた人。 E:女性。天使様として連れてこられたただの人。 F:男性。天使様の研究をしている学者。 *:天使様を探す群衆。 A01『さようなら。さようなら。さようなら。お願い。私を探さないでください。私を思い出さないでください。私を、そっとしておいてください。……見えないけれど、わたしはここにいるから。聞こえないけれど、わたしは笑っているから。触れられないけど、わたしは幸せだから。だから。だから。さようなら。さようなら。さようなら』 (*はモブ。モブなので賑やか且つ主張しすぎないこと。モブなので一人何役でも可) *01「ああ、天使様、どうか我々の前に姿をお見せください」 *02「いったいどこにいらっしゃるんだ」 *03「南の方はもう探しつくしたんだって?...
  • 色眼鏡
    『色眼鏡』 A:ナレーション。イミフ。 B:男性。世界が赤い人。イライラ。 C:男性。世界が青い人。冷静……? D:世界が暗い人。ウツダシノウ。 E:女性。世界が広い人。ポジティブ。 F:男性。うんこ。 A01「いつかどこかで、とある人間たちは『他人の目を通して世界を見つめる』技術を手に入れ   た。比喩や誇張ではなく、言葉通り、外科的に他人の眼球を、視神経を、後頭葉を、側頭葉   を、頭頂葉を、そっくりそのまま自分のものとして扱うことができるのだ。……『果たして   それにどんな意味があるのか』あなたは疑問に思うだろう。……色眼鏡だ。あなたは物事を   自分の色眼鏡で見つめているに過ぎない。それは自らの経験と照らし合わせ自らの思考しう   る自らの世界の理に自らをどっぷりと浸した故の、あなた一人の感性だ。そこには現実にこ   の事件に触れた者たち...
  • ひとつの道
    『ひとつの道』 A:女性。ヒロイン。奏月の巫女。異世界のお姫様。Fの妹。女神に転生すると死ぬっぽい? B:男性。Gの友人。重要なシーンで主人公の背中を押すポジション。バカっぽい。 C:男性。ライバル。蒼月のナイト候補だったという設定。かませ犬ポジション。キザ。 D:女性。Gの幼馴染。恋の当て馬ポジション。あだ名マニア。おっぱいマニア。 E:男性。Gの父親。お説教キャラ。一般論と個人的な哲学がごちゃまぜなタイプ。 F:男性。異世界の実質的な指導者。Aの兄。厳しい性格とシスコンが混在。 G:男性。主人公。蒼月のナイト。気弱な性格。ある日突然異世界に召喚されたっぽい? A01『あなたと共に、生きたい』 B01『てめえ、どこであんないい子見つけやがった。羨ましいぜ、ドチクショー!』 C01『ふん、まさか君が彼女に選ばれるとは。せいぜい頑張りたまえ、蒼月のナイ...
  • 声戟序章
    声戟序章 作者:俺 ◆tKFpP5znIw ――人々は未だ知る由(よし)もない。 世界とは創造と想像の産物である。 過去によって現在はそうぞう(創造/想像)され、今も人は未来をそうぞう(想像/創造)している。 しかしそのそうぞう(想像)が打ち砕かれてしまえば、そうぞう(創造)とてただ烏有(うゆう)に帰(き)するのみ。 即ちそれは、世界の「死」。それを成さんとする力が、歴史の裏で密かに繋がれてきた。 それは杳(よう)として虎視眈々と営為(えいい)の陰に潜み、そして現在、ついに再び牙を剥こうとしていた。 ――人々は未だ知る由もない。 世界とは破滅と再生の反復である。 破滅によって歴史は何度も崩壊を迎え、そして再生によって歴史は何度でも堆積を重ねた。 時を紡ぐ二つの力……破滅のテーゼを謳(うた)う【御厨(みくりや)】、再生のテーマを詠(うた)う...
  • 始まる前に終わる伝説
    始まる前に終わる伝説 作者:wikiの人◆SlKc0xXkyI ナレ:この台本に限り主役かもしれない。 女神:たぶん元凶。 孫娘:何歳でもどうぞ。三十路でも孫は孫よ? ナ01「かつて、世界には平和な時代があったという。    しかし今、世界は魔王とその軍勢によって、恐怖が吹き荒れていた。    昨日は今日より暗く、今日より明日はなお暗い。    人類はゆっくりと、しかし確実に滅びの道を歩もうとしていた。    だが、そんな時にこそ勇者は現れる。    その夜――世界中の人々は、夢の中で女神の声を聞いた」 女01「聞こえますか、人間達よ……私の声が聞こえますか……。    私の名は女神ケルスティン……希望を司る者です……。    今……一つの希望が目覚めようとしています。    伝説の勇者の血を引く、新たな英雄が……目覚めようとしているのです...
  • シロイセカイ
    シロイセカイ ――見渡す限り、真っ白な世界。 いつからだろう、一人きりになってしまったのは。 全てを失った俺は。いや、失ったのではない。 捨ててしまったのだ。全てを。 だが俺はそこから歩きだそうと思い、足を動かそうとした。 が、その刹那戦慄が走った。歩きだせない!? そう俺はどこに行けばいいのか道を見失ってしまった。 口を開くと、ぽかり、と白い吐息が漏れた。 霧のように漂うそれを見つめて、もう一つ吐息をついた。 絶望も希望も何もない。 全てを捨てた俺に、この真っ白な世界に、残った物は一体なんなのだろうか。 俺が望んだのは本当にこんな世界なのだろうか。 いつの間にか、頭を垂れ、白い世界に膝をついていた。 ――もう疲れただろう、目を閉じて休んでしまえばいい。 しんしんと降り積もる白い死神が、優しく囁く。 そして俺は、最後に...
  • 陽だまりの子どもたち
    『陽だまりの子どもたち』 誰の手も届かない場所で、 優しく笑う子がいたんだ。 たったひとりで皆のために、 静かに笑う子がいたんだ。 僕はそれが許せなかった。 だって、ひとりぼっちは寂しいじゃないか。 どうして誰もあの子に近づかないんだ。 どうして誰もあの子の手を取らないんだ。 どうして誰もあの子を救わないんだ。 それはきっと、ひとりぼっちの寂しさを知らないからだ。 だけど僕は違う。 僕ならきっと、あの子の隣に立てる。 走った。 走った。 あの子は誰よりも遠くにいたから。 走った。 走った。 僕は誰よりも遠いところを目指したから。 そうして僕はあの子にたどり着いた。 あの子は僕を見て笑った。 僕だけのために笑ってくれた。 僕はあの子の手を取った。 そのまま抱きし...
  • ホワット・ア・ワンダフル・ワールド
    ホワット・ア・ワンダフル・ワールド 作者:ちゃま ◆A3zAmH5eqc  白いカーテンが開いて、僕の目を白く眩しい光が覆う。看護師さんはてきぱきと僕のシーツを直す。床ずれしないようにと。  夢を見た。夢だと自覚している夢。だって僕が元気に歩いているんだから。  夢の中では、争いもない、飢餓もない。貧富の差なんか無いし、病気なんかもない。空は今にも落ちてきそうなほど青くて、自然は広がっている。  僕の右肩に青い鳥が止まった。そしてこういった。 「どうだい? 素晴らしい世界だろ?」  そこで夢は終わる。周りの景色が消える。  目を覚ました僕が見られるのは病院の無機質な白の天井だけで、僕の生命を証明するものは、神経質そうになっている心電図だけ。  喋ることもできないし、体を動かすことも出来ない。こむら返りすら起こすことは無い。言いたいことやしたいことはたくさんあって...
  • メルメルメルヘン
    メルメルメルヘン ぼく:主人公の少年。(ぼ) ウェンディ:「ぼく」と一緒にいる少女。(ウ) 時計ウサギ:アルコール紳士。(時) もう一人のぼく:ヒーロー。(も) ぼ01「ぼくは広い広い世界で、終わらない世界の夢を見る。    何度も何度も、終わってしまえばまた初めから。    繰り返す世界は終わりのない世界。    永遠に停止する世界で、ぼくは夢見るぼくを夢に見る――――」 時01「――やあ、目が覚めたかい? 君はお寝坊さんだね。    日はこんなにも高くて、鳥はあんなにも楽しげだ。    眠ってばかりじゃ、つまらない人生になってしまうよ」 ぼ02「目覚めたぼくにそう言うのは、いつもニヤニヤと笑う時計ウサギ。    いつものように大きなキノコの傘の下で、真っ赤なワインを飲んでいた」 ぼ03「おはよう、時計ウサギ。また朝からワイン?」...
  • イワシの頭も信心から
    『イワシの頭も信心から』 A:男性。自殺したい人。頭に血が上ると訳わからないことを言い出すタイプ。 B:男性。魔法使い。自殺を止めたい人。結構テキトーなことを言うタイプ。 A01「死んでやるー!」 (※注 高層ビルの屋上で叫ぶAの声が空にこだましたり地上の騒音にかき消されたり) A02「会社を首になった。貯金も尽きた。腹減った。30過ぎても独り身で、ていうか女の子とま   ともに話したことなくて、友達いない、ケータイ鳴らない、2chで釣られる、腹は出てきた、   足は短い、頭も薄くなってきた。……はあ。死のう」 (SE 唐突にBが登場する、愉快な効果音) B01「やあ、僕は魔法使い。君が死んだら世界中のイワシが1匹残らずバラの花束に変わってしま   う呪いをかけたよ。今この瞬間、君の双肩にはだいたい300万トンくらいはいるであろうイ   ワシたちの命運が...
  • 愛国
    作者:Elika Side A フッ……はははッ、バカめ! いまさらのこのこと、しかもたった一人で現れおったわ! かつての英雄も今ではただの裏切り者、逃亡生活も丸5年になるか……? 貴様が惨めに地べたをはい、逃げ延びていた5年間────。 その間に私がしてきたことはなんだと思う? 民衆のため、はてはこの国……否、世界そのもののために!! 国力を増強し、近隣の小国はすべて配下においた!! 世界中のありとあらゆる国を武力支配し、すべての垣根を取り払ったその先にある真の世界平和を!! それを手に入れるために私は尽力してきたのだよ! 圧倒的な兵力を、おまえも見ただろう? 昔馴染みのおまえを、この手で葬りたくはない……おとなしくそこをどけ、バカ者! Side B バカはお前だ、この腐れ愛国主義者め。 なにが民衆のためだ、なにが国力増強だ! お前がやろうと...
  • 「  」
    「  」 作者:俺 【「  」】 「実存」、それは世界を蝕む<怪物(モンスター)> 形ある物いずれ朽ち果て、全てはいずれ喪失の果て そんな事さえ気づけずに、人はただ廻(めぐ)り続ける 「実存」、それは世界を苛む<化物(クリーチャー)> 触れられない物全てを否定しようとする残酷な愚行 そんな行為さえ気づけずに、やがては同じ化け物に成り果てる 例え君が見れなくとも 例え君が触れなくとも 例え君が抱(いだ)けなくとも 忘れないで...記憶とは、感情とは、確かにここに存在するのだから 【世界】、それは僕らが忘れぬ為の物語 さあ思い出して、君が忘れた大切なものを
  • 馬鹿が三人寄れば……
    馬鹿が三人寄れば…… 作者:wikiの人◆SlKc0xXkyI 安田:屈強なオタク。 水野:不屈のオタク。 沢井:無双なオタク。 安01「――ハッ、嫌なニュースだ。ここはどこの世紀末だ糞ったれ」 水01「どうした安田? 何を憤っている」 安02「この新聞の一面を見てみな。    母親が我が子を殺し、逮捕されたというニュースだ」 水02「ふん……育児に疲れての犯行、か。    しかし今時、珍しくもない。それこそイカレた世界へようこそ、さ」 安03「ああ、そうだ。そうだとも。何も珍しくはなく、世界はとうにイカレている。    だが俺は憤る。このニュースの内容ではなく、その報道姿勢に!」 沢01「――異常者の犯行、と言われていたな」 安04「沢井か……ああ、その通りだ。    母親が犯人だと発覚するまでは、異常者の犯行だとされていた。    まるで...
  • 砂々
    『砂々』 A:砂の世界の人。 B:話を聞く人。 A01「いつからだったかな。ある日突然、この世界の何もかもが砂に変わったんだ。僕がただ触   れるだけで何もかもが崩れてしまう。最初は自分の部屋のドアだったかな。ドアノブに触っ   た瞬間、目の前から消えてしまった。僕が驚いて声を上げると、心配して母さんがやってき   た。そして母さんも消えてしまった」 B01「なるほど。その時から君はひとりぼっちになったんだね」 A02「そう。僕が持っていた何もかも、あらゆる全てが目の前で砂に変わってしまったよ。朝ご   はんのバタートーストも、教科書の詰まったカバンも、そしてもうこの世にはいない、僕の   大切な人たちも」 B02「それでも君がひとりぼっちにならない手段はあったと思うよ。君が触れさえしなければ、   何も消えたりしないんだろう?」 A03「人と人との...
  • 矛盾
    矛盾 作者:蟻 ◆vA0bquCiP2 【矛盾】 ふらりぐらり 世界が揺れる くるくるぐにゃり 世界が歪む 曲がった道はまっすぐになった 正義の壁は容易く割れた 曲げたのは誰ですか 弄んだのは君ですか それは大人 大人は子供 子供は大人で僕らは誰だ 誰でもないですね あなたは僕ですね 嘘ついて 繕って また明日を整えましょう みんなが正義 みんなが私 【あとがき】 ひょうひょうと、むしろ陽気に読んでみると面白いと思います。
  • 迷えども、進まん
    迷えども、進まん 世界の平和を守るため、僕たちは戦おう 世界の平和を壊すため、僕たちは戦おう ここは、矛盾が交差する場所 ここは、個性がぶつかり合う場所 真実は曖昧で、見る人によってかわるんだ 本心は神秘で、望まないとみれないんだ 小さな幸せを守るため、僕は争おう 小さな願いを掴むため、僕は戦おう
  • 生命蒔く歌
    『生命蒔く歌』 A:女性型アンドロイド。詳しくは『生命の在処について』参照。 B:男性ロボットエンジニア。詳しくは『生命の在処について』参照。 C:ナレーション。 D:農作業用ロボット。地域によっては“おいら”は女性が使う一人称だったりする。 C01『昔々、世界が終わりを迎えた。人間も、他の動物も植物もみんな死に絶えた。理由はこの   際どうでもいい。死にゆく者のうち幾人(いくにん)かは未来に何かを残そうと頑張ったが、   それもこの際どうでもいい。どうせ終わった世界に未来など無いのだから。……さて、ここ   に一台の農作業用ロボットがいる。エンジンの駆動音と調子外れの歌声をけたたましく荒野   に響かせる、永久無限の存在。どこかの年老いたエンジニアが一縷(いちる)の希望を託し   て、この終わった世界に送り出した。ロボットに与えられた使命は、この世界に種...
  • ワルツ
    ワルツ 作者:蟻 ◆vA0bquCiP2 夢見がちな彼女のために歌おう 今夜も踊るか得意のワルツ 指先躍らせトントトンと ほら回って泣いて笑って いつまで踊るか得意のワルツ 歪んだ世界の片隅 鳴り止まない鐘の音 だってあなたはここにいて だから私は泣きやめない 無為なしぐさで誘うように ほら回って泣いてそして笑って 鳴り止まない鐘の音 歪んだ世界の片隅 今夜も踊るか終わらぬワルツ 夢見がちな彼女のために
  • 初恋がそらを蹴る
    『初恋がそらを蹴る』 きっかけらしいきっかけなんてなかった。 ただ、あの人が、私を見て笑ってくれた。 そんな、なんてありふれたストーリー! ガラスの靴も、毒りんごも、真っ赤なバラも必要なかった。 あの人を一目見ただけで、たまらず心がジャンプする。 バランスを崩す。 そして転ぶ。 世界が宙返りする。 ああ、通学路の空はこんなにも青かった。 ああ、コンクリートの地面はこんなにも暖かだった。 ああ、きっと私は恋に恋をしている。 けれどこの恋はあの人なしでは始まらなかった。 だって私、またあの人を探してる。 きっかけらしいきっかけなんてなかった。 ただ、あの人がいて、私がいただけ。 なんてありふれたストーリー! 微笑んで、赤くなって、世界がきらめくだけの恋心。 今日もあの人を見つめて、私の温度が上がっていく。 なんてありふ...
  • 幻想夢遊病
    『幻想夢遊病』 正義とは何か? 真実とは何か? 協調に、誠実に、確たる価値が存在し得るか? とりわけこの現代社会においては。 愛などという、本質から揺らぎに満ちた欺瞞。 そんなものに支配された世界、 ここに、恒久的な価値観、 ひいては、我々の存在意義と呼べるような概念が、 果たして存在し得るだろうか? 真理を追い求める旅人よ、我らは、普遍的な価値観によってのみ、 この腐れた世界において、確固たる足場を築くことができるのだ。 検知できぬものを追え。 生まれ得ぬものを掴め。 開眼せよ。 奴らの仕掛けた堕落に惑わされるな。 正しきを知らぬ人生など無価値だ。 知るべきを知らぬ蒙昧どもを打ち捨て、我々は、そう、剣を取る。
  • none
    「none」 作者:暇な学生 ◆SNCT/eSH72 明日、コトバが消えるらしい そう、ニュースで言っていた コトバの代わりに別の概念が置き換わるのか、 コトバという言葉が消えるのか、ニュースは何も教えてくれない コトバの集合体である本はどうなるのだろう――― これが全世界を巻き込んだ四月馬鹿ならいいのだが、どうも現実は違うらしい 街の教会に駆け込む人、普段どおり通勤する人、 ありったけの金を使う人、最愛の人に会いに行く人 そんな人々を眺める人 何をするにも修飾するコトバが必要だ 1歳児に喋れるコトバすら無い世界 コトバの中で生きていた証として日記を書いた 明日にはこの日記はただの紙束なのだろうが。
  • 吟遊詩人の話
    吟遊詩人の話  今より語りし舞台はある小国。歴史に埋もれた名も伝わらぬ小国の話。  遠く忘れられた歌を、お聞かせしましょう。  恐ろしきかの悪魔が、かの兵器が、再びこの世に現れしその時の為。遥か未来に捧げる古き歌を。  暦(れき)にして百〇六、暦(こよみ)にして初春。小国は二つの都を有し、二人の王を有した。  細めき国土をさらに南北に分け、戦乱の世へと迷い込んでいた。  かの冬の帝王バジリウスは言った。 ”目玉焼きには醤油、醤油こそ至高。  油で焼かれた白身と合わさる至高のとろけるハーモニー。  雪原をとかす黒、力の象徴、それこそが醤油  それこそがかの国を、世界を幸いへと導く”  花の女王リリシャは言った。 ”人はパンのみに生きるにあらず、肉は塩なしにして食べるにあらず  そして卵はその肉によって生まれしものと。目玉焼きには...
  • ぼくらのオオカマキリは独身貴族です
    『ぼくらのオオカマキリは独身貴族です』  こんばんは。  6時のニュースをお伝えします。  昆虫界に晩婚化の波が押し寄せています。  WHO(世界保健機関)の発表によると、カマキリのオスが羽化の後、求愛行動を取るまでの期 間が年々長くなっていることが明らかになりました。  これは世界的な傾向で、1985年の初調査以来16年でおよそ3週間長くなっているとのことです。  特に顕著なのが日本のオオカマキリで、成体になったオスの実に4割もの個体が1度も求愛行動 を示さないまま生涯を終えるといいます。  この問題に詳しい鳥取大学の島根教授はNHKの取材に対し「結婚は人生の墓場と言いますから ね。HAHAHA!」とコメントしました。  ニュースをお伝えしました。
  • ぬるい麦茶はいかがですか
    ぬるい麦茶はいかがですか 製作者:wikiの人◆SlKc0xXkyI あらすじ 白い世界に生きる人のお話。 登場人物     男……若い男。     女……若い女性。    ナレ……ナレーション  白い街が広がる。  家も、ビルも、街路樹も……何もかもが白い、真白の街だ。  陽射しを受けて煌めくその白は、けれど建造物などが持つ本来の色ではなかった。  塩だ。  全ての物質は結晶化した塩に覆われ、白以外の色は存在しない。  あるとすれば、それは空の見せる冷徹な青色だけだ。  乾いた街の空は同じく乾いており、雲一つない。  遮るものない陽射しは、僅かに残る住民を苦しめ、熱を放っている。  ある者は諦めたように吐息を洩らし、憎々しげに空を睨んだ。  しかし睨まれた空の下を往く、一人の若い男がいた。  強い紫外線から身を守るためだろう、全身を黒の服に包ん...
  • 心に獅子
    『心に獅子』 お前は世界一強い男だ。 ああ、これは嘘だ。根拠もなにもないただの嘘だ。 だがな、予言しよう、このくだらない戯言も、10年後の未来では真実だ。 もしかしたら5年後にはとっくに真実になっているかもしれない。 あるいは1年後、 1ヵ月後、 1週間後、 もしかしたら明日かもしれない。 その時お前は、確実に、世界一強い男としての誇りを手にする。 何故なら、 この俺が、俺の誇りの全てを賭けて、この嘘を信じるからだ。 そして、お前が俺を裏切るはずがないからだ。 そうだろう? さあ、立ち上がれ、誰よりも心優しい坊や。 背を伸ばせ、顔を上げろ、 胸を張れ、拳を握り、歯を食いしばれ! 今のお前に必要なものは何だ。 悲しみの涙と暖かな手のひらではない、腹を満たす肉の塊だ! 進め!背中は俺が支えてやる、お前はただ前へ、突き進め!!
  • ナルシスト
    作者:Elika ああ、どうしてこんなにかわいいのかな、僕。 右斜め45度!左斜め45度あおりで!正面、背面、僕イケメン! いや、イケメンなんてもんじゃないね、これは。 神が僕に与えたもうたこの愛らしさ、美しさ、豪華絢爛さはそんな俗な言葉じゃ言い表すことのできない芸術品だね!国宝級だね!ロイヤルスペシャルサンダーボンバーゴッドネスだね!! でも、ああどうして世界は僕に微笑んでくれないんだろう、僕は常にこんなにさわやかににこやかに微笑んでいるというのに!! 彼女がいないのはきっとあれだよ、世界が嫉妬してるからだよ!うん! きっとそうに違いないよ!! ああ、鏡の中の僕が、僕に微笑んでいるよ、美しい微笑をたたえて僕を見つめているよ! ああっっっ!!僕美しすぎオワタ!!!
  • うさぎ
    『うさぎ』 A:謎の歌のひと。CかDかEあたりが兼任するといいと思うよ。 B:ナレーション。一人だけ世界観が違う気がする。 C:うさぎどん。厨二病うさぎかもしれない。 D:うさぎさん。毒舌うさぎかもしれない。 E:うさぎガー。旅のうさぎかもしれない。特に名前に意味はない。 A01「春だぴょーん!ぴょん、ぴょん♪うさぎがぴょん♪また来てぴょんぴょん♪3羽そろえば…   …」 B01「それが、第3次世界大戦の幕開けであった……。それから1度目の冬が訪れ、2度目の冬が訪   れ、3度目の冬が訪れ、そしてまた春がやってきた」 (※見渡す限りの草原) C01「ねえねえ、うさぎさんうさぎさん」 D01「どうしたぴょん?うさぎどん」 C02「やがては死に至る存在である僕らにとって、この世界で生きることは幸福たり得るのだろ   うかぴょん」 D02「おめー...
  • ある男達の日常
    ある男達の日常 作者:wikiの人◆SlKc0xXkyI 登場人物:A……皮肉屋      B……オープンバカ B「なー……俺の幸せって、どこにあると思うよ?」 A「幸せは探すものじゃない、掴み取るものだ。   それを踏まえて言うと――まあ、来世に期待しとけ」 B「何一つ踏まえてないだろそれ!?」 A「まあ気にするな。   ところでお前の言う幸せは、どんなものだ?」 B「そりゃ女に決まってるだろ!? 女ですよ女!   思春期の少年の幸せと言ったら、それ以外に何がある!」 A「……例えばお前が突然死すると、俺は幸せになれそうだ」 B「笑えない冗談はよせって。親友が死んだら泣くだろ?」 A「…………………………親友?」 B「その間の意味を教えてもらってもいいですかね!?   え? つまり俺が一方的に親友と思い込んでるだけで、お前は違う?」 ...
  • おっぱいいっぱい夢いっぱい
    『おっぱいいっぱい夢いっぱい』 おっぱいいっぱい夢いっぱい 世界は夢で溢れている 偉い人は言いました それは長く険しい旅路であると 一週間前、飯島さんの胸を揉んだ。 想像していたよりずっと柔らかかった。 僕は股間を蹴り上げられた。 6日前、加藤さんの胸を揉んだ。 ぷるんぷるんとよく弾んだ。 その日僕はクラスの女子全員から無視された。 5日前、担任の先生の胸を揉んだ。 なんともいえないいい匂いがした。 僕は放課後2時間説教を受けた。 4日前、母さんの胸を揉んだ。 お汁粉の餅みたいな柔らかな感触だった。 光の速さで拳骨が飛んできた。 3日前、妹の胸を揉んだ。 平らな上の小さな突起が印象的だった。 膝蹴りを食らったうえ今日も母ちゃんの拳骨が飛んできた。 一昨日、姉ちゃんの胸を揉んだ。 中からパッドが出てきて無性...
  • はいどあんどし~く!
    はいどあんどし~く! 製作者:神風 ◆QWcajfuhO キャラクター 健一郎:大学生。まゆの先輩。短気。熱血。ある夜,世界を揺るがす戦いに身を投じることになる……。 まゆ :おっとり。天然ボケ風味。健一郎の後輩。 アレン:黒き悪魔。ひょんな事から,健一郎と死闘を演じることになる ま「静かな夜だった。空に浮かぶ月は満月」 ま「こんな穏やかな夜に、世界を揺るがす戦いが幕を開ける…」 健「……はぁ,はぁ。畜生。どこだ!どこに隠れていやがる!!」 ア「勢いだけの小僧か……。私を見つけることが出来ぬとは,まだまだだな……ふっ!!」 健「っ!そこかぁ!!」 ま「男は腕を振り上げる。だが…」 ア「甘い!!」 ま「振り上げた腕は,下ろされない」 健「くそ!また隠れやがった!障害物が多すぎるここじゃ,あいつを見つけることも,倒すことも出来な...
  • コネクト
    『コネクト』 A(地の文):ヒカル。生まれつき視覚と聴覚以外の感覚が無い。 B:女性。ヒカルの母親。Aが言葉を使って思考できているのは彼女の読み聞かせのおかげ。 C:男性。おそらく医者。人がいいだけなのか天然マッドなのか。  白。どこまでも白い何か。時々見える何かの影。そしていっぱいの何かの音。声?生まれた ときからこうだった。僕の知っている世界。これが全て。 B01「おはよう、ヒカル。今日もいい天気ね」  いつも聞こえる音が聞こえる。色んな音で聞こえるけど、きっとどれも同じもの。暖かくて、 くすぐったい音。きっとこれが声。誰かとても暖かい人が僕に語りかける声。 B02「じゃあ、今日もお勉強をしましょうか。今日は絵本を持ってきているの。ええと、『みど    りちゃんのおばあちゃんのうちには……』」  この人はいつもいっぱい声を聞か...
  • 恋が眠りについた朝
    『恋が眠りについた朝』 A:女性。記憶喪失。ハードタイプのグミみたいな人。 B:女性。記憶喪失。ザラメをまぶしたシューみたいな人。 A01「ここはどこ?わたしはだれ?」 B01「ここはここ。君は君だよ。どうやら世界は7時間前に滅んだらしい」 A02「答えになってません。言ってる意味もわかりません。ここはいったいどこですか?」 B02「ホテルさ。地上40メートルのスイートルーム。窓の外をごらん、君の新しい世界は美しい    ね」 A03「らちが明きませんのね。いったい私はどうしてここに?」 B03「覚えていらっしゃらない?」 A04「そしてあなたは誰?」 B04「初めまして。いやさ、改めまして、初めまして。僕は僕。君が君であるように、僕は僕。    ただの僕さ。もはや他の何者でもない」 A05「違うわ。あなたは間違っているわ。わたしはわたし?あなたはあ...
  • 存在する、存在しない神
    存在する、存在しない神 作者:浅葱 【存在する、存在しない神】 注:一人称・二人称は自由に変えてください。  ようこそ。どこからこんなところに迷い込んできたのかしらないけれど、心から歓迎します。 ここは僕以外は誰一人いない聖域。そして僕は、神です。そう、この世界……いえ、この世全てを司ると いう、神なのです。  おや? ごく普通の人間にしか見えない、と? ……そうですよ。僕は、ただの人間です。あなたと 同じ、ね。ただし、ただの人間には御(ぎょ)しきれない、大いなる力を持たされてはいるのですが。  ただの人間が神で、驚いたって? ふふ、僕も最初は驚きましたよ。これまでずっと祈りを捧げてきた、 偉大なる神が一人の人間に過ぎなかったなんて。あなたもきっと、あのときの僕と同じ気持ちでしょう。  えっ、何もかも自分の思うがままの世界...
  • リア充爆発しろ
    「リア充爆発しろ」 リア充が爆発した チョコをもらった奴らが全員爆発した 既婚者も彼女持ちも爆発した 爆風で崩れかけた街並みのどこからか、泣き声が聞こえる 俺達はただ、チョコがほしかっただけなのに 誰もいない。 ガレキの下や地面の亀裂に、破裂した人間らしき残骸が転がっているが、 爆発を免れた、生きた人間の姿はない。 非道い話だ・・・。リア充死ね!!!!!と言いながら自分以外の人間は全員リア充だったとは リアルが充実…俺が望んだリアルはこんな世界だったんだろうか… 立ちすくむ俺に、おっさんみたいな女が声をかけてきた。 女「誰もいなくなっちゃったね、世界に私と君の二人きりみたいだね。フヒヒヒ、ぐひっ。」 女「ぐひひっ私今日トリュフチョコ作ったんだ☆フヒッ    本当はキムタクに郵送するつもりだったけどー…君にあ~げ~る☆...
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