3行まとめ
- 天皇陛下とウイグル虐殺執行者の習近平副主席との会談を小沢一郎を筆頭に民主党が「一ヶ月ルール」無視しムリヤリ実施
- 小沢は憲法を恣意解釈し正当化を強弁、宮内庁長官等も反論し応酬が続くが、総理始め大半の民主党議員は会見を肯定
- 事前&当日&事後のデモが起き、民主党への電話・メール等批判轟々、民主党の一部と他党も批判、宮内庁応援メール約1000通&街頭調査でも7割支持
時系列
中国政府は98年に訪日した胡錦濤副主席(当時)が天皇と会見していたことから、習近平副主席の訪日に際しても同様の会見を求めていた
日本の外務省は中国政府に対して早く申請を行うよう促したが、1ヶ月前までに申請されなかった
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天皇特例会見:国事行為巡り波紋 「政治利用」批判も
14日に来日する中国の習近平国家副主席と天皇陛下の会見が、1カ月前までに申請する慣行を外れて設定された問題は、象徴天皇の「国事行為」のあり方に波紋を広げている。
16日までの滞在中、習副主席は14日に鳩山由紀夫首相、15日に小沢一郎民主党幹事長、16日に岡田克也外相と会談するほか、日本経団連幹部との朝食会などに臨む。天皇との会見は15日に予定されている。
政府の対応について百地章・日本大法学部教授(憲法学)は「政府は天皇陛下の政治的中立性、公平性を守るべきだ。1カ月ルールを破るという強引な決め方そのものに、陛下を政治的に利用した印象が否めない。中国だけ認めたのは悪い先例になり、ルールが崩壊する危険性もある。二度とこんなことがあってはならない」と厳しく批判した。
一方で横田耕一・流通経済大教授(憲法学)は「強い政治性を持つ行為に天皇を利用することは望ましくない」としながら、今回は「宮内庁の考え方が前面に出すぎているのでは」と指摘する。「最終的な決定権は内閣にある。1カ月ルールは内規だから、内閣は尊重しなければいけないが、縛られることはない。宮内庁に振り回されるのはおかしい」と述べた。
宮内庁によると、1カ月を切って会見の申請があったのは05年、タイの上院議長との会見だけ。打診は1カ月を1日切っていた。同国がスマトラ沖大地震とインド洋大津波で被災した事情があった。
中国側は98年に国家副主席として訪日した胡錦濤国家主席も天皇陛下と会見していたことから、同じ扱いを求めていた。日本側は当初、胡氏の日本滞在が5日だったのに対し、習氏は3日と短いため難色を示したという。一方で中国の外交当局者は陛下との会見の実現に楽観的な見通しを示しており、日中で温度差があったことをうかがわせている。
鳩山首相は11日夕、記者団に「ルールは分かっていたが、1カ月を数日切ればしゃくし定規でダメだということでは、国際親善の意味から正しいことなのかどうか」と述べ、「政治利用という言葉はあたらない」との考えを示している。
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■解説
◇天皇の役割、厳密対応を
天皇陛下と中国の習近平国家副主席の会見が、「1カ月ルール」を破って設けられたことに対して、羽毛田信吾・宮内庁長官が強い不快感を示した。陛下への会見の申請は、高齢で多忙な陛下に負担をかけないなどの理由で1カ月以上前ということが政府内で了承されていたが、鳩山由紀夫首相の要請に押し切られた形だ。
羽毛田長官は、天皇の政治利用の懸念も示したが、ルールに関しては今後、天皇の憲法上のあり方や健康状態などを再度認識し、政府内でより厳格に守られる必要があろう。
1カ月ルールは、95年ごろから慣例としてあり、特に陛下が前立腺がんの摘出手術を受けた後の04年からは厳格に適用されてきた。羽毛田長官は「国の大小とか、政治的に重要か、そうでないとかにかかわらず守ってきた」と述べている。11月に天皇陛下と米国のオバマ大統領が面会した際も、このルールにのっとって日程が調整された。
今回は来日の約1週間前に再度の強い要請があった。羽毛田長官によると、鳩山首相の意を受けた平野博文官房長官から「日中関係の重要性にかんがみ、ぜひお願いする」と要請されたという。
天皇は憲法で、政治的機能を一切持たない「国の象徴」とされている。平野官房長官の発言がこの通りなら、天皇の政治利用とも受け取られかねない。内閣として、天皇の意義、役割をより慎重で厳密にとらえて対応していくことが求められる。【真鍋光之】
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11/11
習近平の妻で人民解放軍の人気歌手、彭麗媛が東京・学習院大での中国オペラで「私的に」会場を訪れた皇太子と非公式に面会
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11/26
外務省が宮内庁に天皇と習国家副主席の会見を打診
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天皇特例会見 憂慮される安易な「政治利用」(12月13日付・読売社説)
宮内庁の羽毛田信吾長官が、天皇の政治利用に当たる懸念がある、として深い憂慮の念を示したのも当然である。
14日に来日する中国の習近平国家副主席が天皇陛下と会見することになった。長官の発言は、この決定過程について記者団に語ったものだ。
羽毛田長官によると、宮内庁が外務省を通じて、中国政府からの会見要請を受け取ったのは、習副主席の来日まで20日を切った11月26日のことだ。
陛下と外国要人の会見は、1か月前までに申請を受け付けるという政府のルールがある。このため宮内庁は「ルールに照らして応じかねる」と回答した。
しかし、事はそれで収まらなかった。平野官房長官が、電話で2度にわたり長官に特例扱いを要請し、最後は「総理の指示だ」と強引に説き伏せたという。
中国側が、胡錦濤国家主席の後継者と目される習副主席の来日にあたり、民主党の小沢幹事長など複数の人脈を使って、日本政府に天皇との会見を強く働きかけたことが背景にあるようだ。
鳩山首相は「1か月ルールは知っていたが、杓(しゃく)子(し)定規なことが国際的な親善の意味で正しいことなのか」と述べて、政治利用に当たらないとの見解を示した。
だが、一度ルールを破ると、それが当たり前になる恐れがある。今後、例えば米国や韓国、ロシアから同様の要請があった場合、首相はどう対応するのか。
羽毛田長官によると、平野官房長官は「日中関係の重要性にかんがみ」と話したという。日中関係が大事だからこそ、きちんと象徴天皇制などについて説明し、理解を得るべきだった。それでこそ日中友好の真の促進にもなる。
天皇陛下が外国の賓客などに会われる回数は年100回以上に上る。国の大小や政治的重要性を問わず、事前に申請があれば平等に設定されてきた。陛下も「公務はある基準に基づき公平に行われることが大切」と語られている。
1か月ルールは、様々な公務があり、多忙な陛下の日程調整を円滑に行うためのルールだ。陛下が2003年に前立腺がんの手術をされて以降は、健康管理のためもあり、特に厳守されてきた。
岡田外相が国会開会式での陛下のお言葉の内容について発言し批判されたのも、最近のことだ。
天皇が時の政権に利用されたと疑念が持たれることは、厳に慎むべきなのだ。その基本を現政権はわかっていないのではないか。
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11/27宮内庁は「1ヶ月ルール」に照らして応じることはできないと返答する
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11/30
日本政府は中国政府に天皇の健康状態を理由として会見を断る
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会見要請、当初通常使われない交渉ルートで
天皇陛下と中国の習近平国家副主席との会見が特例的に行われた問題で、当初の会見要請が、外務省の中国担当部局から宮内庁という、通常使われない交渉ルートで行われていたことが分かった。
今回の問題で同庁の羽毛田(はけた)信吾長官は、外務省から最初に会見申請があったのは11月26日と説明。だが、外務省で調べたところ、7日前の同19日、中国政府から同省に「12月14日来日」の日程が非公式に伝えられ、同日中に同庁に会見実現を打診したという。同省によると、この際、中国政府からは「内政上の理由で遅れた」と説明があったという。
19日でも来日予定の1か月前を過ぎており、同省も当初から「例外扱い」を前提に会見の可否を打診。しかも、通常ルートである皇室担当の同省儀典官室経由ではなく、同省中国・モンゴル課から同庁という、異例ともいえるルートで交渉が行われていた。結局、同庁から「ルールに照らして応じられない」と断りがあり、{同省は同30日、正式に「会見は無理」と中国側に伝えていた。
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宮内庁幹部は、「外務省から期限を過ぎた要請が届いたこと自体も異例だ」と話している。
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12/4
夜の会談 小沢氏は「会ってません」、首相は「会いました」
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12/7
鳩山首相が平野博文内閣官房長官に「何とかできないか、非常に重要なんだけど」と指示
平野内閣官房長官は、羽毛田宮内庁長官に「日中関係の重要性に鑑み、是非お願いする」と指示
羽毛田宮内庁長官は「政府内で重視されてきたルールであり、尊重して欲しい」と抗弁
宮内庁は首相官邸に「陛下の健康状態が万全ではない」と説明する
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天皇会見、首相が強く要請 宮内庁が異例の経緯説明
岡田克也外相は11日の記者会見で、中国の習近平(シー・チンピン)国家副主席が天皇陛下と会見することを明らかにした。15日午前の予定。宮内庁は陛下の体調への負担と相手国への公平性の観点から、外国要人との会見は1カ月前までに打診するよう外務省に求めていたが、今回の打診は1カ月を切った11月26日。官邸側からは今月7日と10日に「首相の指示。日中関係の重要性にかんがみて」と強い要請があったという。
宮内庁の羽毛田(はけた)信吾長官は11日午後、急きょ報道陣への経緯説明の場を設け、憲法下の象徴天皇のあり方にかかわる問題との懸念を表明した。
習氏の日本滞在は当初予定より1日短い14~16日で、14日午後に鳩山由紀夫首相と会談し、同日夜には首相主催の晩餐(ばんさん)会に出席する。
外務省関係者によると、中国側から日中間のハイレベル交流の一環として、今年初めから「国家指導者」の来日を打診されていた。10月ごろに習氏のことであると中国側から説明を受け、あわせて天皇陛下との会見を希望していることも伝えられていた。
中国の胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席は1998年に副主席として来日した際、天皇と会見している。このため、中国政府は、胡氏の有力な後継候補とされる習氏にも同様の対応を求めた。外務省は中国政府に対して、この「1カ月ルール」を説明。日程を早急に連絡するよう繰り返し申し入れてきたが、中国側からの具体的な日程連絡が遅れたという。
中曽根元首相、中国の要請で問題の面会を総理官邸に求めた?(※前原証言)
- 中曽根事務所「担当者がいないのでコメントできない」
- 自民党・谷垣総裁「事実関係は把握していない。責任転嫁というのが正しいのではないか」
- 鳩山総理「直接(要請は)ありません」
- 岡田外相「事実かどうか承知していない」
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12/8
小沢民主党幹事長が鳩山首相に「会見はやらないとだめだ」と電話で伝える
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12/9ごろ
天皇会見いったん見送り容認 「健康配慮なら」と中国側
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12/9
日本政府「陛下のご健康すぐれず、会見難しい」と強調し中国政府に断念するよう説得
小沢一郎が中国大使と国会内で会談、会見実現に協力を求めた崔氏に、「趣旨はよくわかりました。努力します」と答えた
小沢一郎は平野内閣官房長官に電話で、「しっかりやってほしい」と要請
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特例会見、小沢氏が要請…「政治利用」批判強まる
鳩山首相が14日に来日する中国の習近平国家副主席と天皇陛下との会見を特例的に実現するよう指示していた問題は、民主党の小沢幹事長が首相側に会見実現を要請していたことが明らかになり、「天皇陛下の政治利用だ」との批判が一層強まっている。
政府関係者によると、小沢氏は9日、国会内で崔天凱・駐日中国大使と会談し、「何とかして習副主席が天皇陛下と会えるようにしてほしい」と要請を受けた。その後、平野官房長官に電話し、崔大使の要請を伝え、「しっかりやってほしい」と述べたという。これを受け、平野長官は10日夕、宮内庁の羽毛田信吾長官に電話し、「これは政府官邸としてのお願いだ」と強い口調で会見を実現するよう指示した。
小沢氏は早くから首相側に中国の意向を伝えていたという。4日夜には首相公邸で首相と会談している。小沢氏としては、9日の時点になっても調整が進んでいないことを知って驚き、平野氏に直接働きかけたようだ。
中国側が天皇との会見希望を小沢氏らに伝えたのは11月後半。11月20日には、中国の楊潔(ようけつ)チ外相が鳩山首相と首相官邸で会談したほか、小沢氏とも国会内で会い、習副主席の来日への協力を要請している。(「チ」は竹かんむりに「褫」のつくり)
しかし、中国政府の会見申請が11月26日だったため、宮内庁は「1か月前までの申請」との慣行に従い断った。平野長官が羽毛田長官に電話で特例扱いを要請したのは12月7日で、平野長官もいったんは実現をあきらめていたものと見られる。
今回の鳩山政権の対応について、野党から強い批判の声が上がっている。
自民党の石破政調会長は12日、名古屋市内で記者団に「大国にも小国にも同じように接するというのが日本の皇室のあり方だった。首相、官房長官、小沢氏の意思が働いたとすれば、正しいやり方ではない。外交は皇室を利用しながらやるものではない」と語った。
政治と天皇の関係については、10月に岡田外相が、国会開会式での天皇陛下のお言葉について「陛下の思いが少しは入ったお言葉をいただく工夫ができないか」と発言し、鳩山首相が「コメントすべきではなかった」とたしなめた経緯がある。再び問題視される状況が浮上したことで鳩山政権の「体質」を批判する声も出ている。
石破氏は「皇室を政治的に使うという越えてはいけない一線に対する警戒感に欠けている」と断じ、自民党中堅議員も「皇室への感覚が軽すぎる。宮内庁長官が懸念を表明したのはよほどのことだ」と指摘した。安倍元首相は12日付のメールマガジンで「(訪中した)小沢氏が胡錦濤主席から異例の歓待を受けるため、陛下を政治利用したことになる」との見解を示した。
与党内も複雑な反応だ。
民主党参院幹部は「内閣が決めて、宮内庁が会見を設定するだけの話で、何の問題もない。陛下の政治利用にはあたらない」と強調。社民党幹部も「日中関係がより深まるとの判断があったのだろう」と理解を示す。
一方で、「小沢氏の仲介も間違った政治主導の印象を与え、イメージは良くない」(国民新党中堅)との声も出ている。
ソウル訪問中の小沢氏は12日、この問題に関して同行記者団の取材を拒否した。
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12/10
小沢訪中団(民主党国会議員143名、随行員483名)、北京へ出発
胡錦濤国家主席と小沢民主党幹事長が人民大会堂で会談する
平野内閣官房長官が、羽毛田宮内庁長官に、「君のいうのもわかるけど、日中関係は重要だから。これは政府官邸としてのお願いだ」と指示
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12/14
習近平中国国家副主席が来日
外務省が中国国旗を沿道に掲げる※ウルグアイ大統領も来日中なのに無視
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首相官邸前にはためく中国国旗と日の丸=14日午前9時51分、東京・永田町の首相官邸前(酒巻俊介撮影)
街頭に並ぶ中国国旗 ウルグアイ元首来日も国旗は…
中国の習近平副主席来日に合わせ、東京・霞が関や首相官邸周辺の街頭に14日、中国国旗「五星紅旗」と日本の国旗が並んで掲揚された。鳩山由紀夫首相は同日、官邸で習副主席のほか、ウルグアイのバスケス大統領との首脳会談にも臨んだが、「外交的配慮を相対的に勘案した」(外務省)結果、中国国旗だけの掲揚が決まった。
外務省儀典官室によると、外国要人来日の際の国旗掲揚は原則、来日が閣議案件で決定・了解される国賓や公賓の場合のみ。今回の2国は国賓や公賓ではないため該当せず、先方から国旗掲揚の要請もなかったという。
習副主席は胡錦濤国家主席の有力な後継者とされるが、序列は温家宝首相らに続く6位にとどまる。かたやバスケス大統領は元首だが、日本側の忖度(そんたく)の結果、対応に差が出たようだ。
2009.12.14 18:47 産経
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091214/plc0912141847011-n1.htm
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- 「天皇陛下の国事行為は、内閣の助言と承認で行われるのが憲法の本旨。それを政治利用と言うのなら、陛下は何もできない。国事行為は全部政治利用になっちゃう」
- 「もし、どうしても反対なら、辞表を提出したのちに言うべきだと。当たり前でしょう、役人だもん」
- 「陛下ご自身に聞いてみたら、(習副主席と)会いましょうとおっしゃると思う」
- 「陛下の体調がすぐれないなら、優位性の低い(ほかの)行事はお休みになればいい」
- 「私がお会いさせるべきとかさせるべきでないとか言った事実はない」
羽毛田宮内庁長官
- 「私は辞めるつもりはありません」
- 「ルールに特例を設けることは、国の大小や相手国の政治的重要性を超えてお務めをしてこられた陛下の国際親善の在り方をないがしろにし、非常に懸念の生じること」
- 「陛下のなさりようを守るのは私の立場。そこに懸念が生じた時に物を言うのは当然のこと」
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天皇陛下と中国の国家副主席との会見が、首相官邸の強い意向を受けて急きょ設定されたのは政治利用だとの批判に対し、民主党の小沢幹事長が会見で、「民主主義がわかっていない」と大激怒した。
賛否両論が渦巻く中、習近平副主席は14日に来日、注目の会見は15日に行われる。
小沢幹事長は「もし、どうしても反対なら、辞表を提出したのちに言うべきだと。当たり前でしょう、役人だもん」と述べた。
辞任要求にまで発展しているのは、14日に来日した中国の習近平国家副主席と天皇陛下との特例会見問題。
1カ月前申請のルールを破ったことを、宮内庁長官が「政治利用につながる」との懸念を示したことについて、小沢幹事長は会見で猛反発した。
小沢幹事長は「30日ルールって、誰が作ったの。知らないだろ、君は。君は、日本国憲法を読んでるかね、ん? 天皇の行為は、何て書いてある」と述べた。
小沢幹事長は、天皇陛下の国事行為は、内閣の助言と承認で行われるのが憲法の理念と強く反発した。
小沢幹事長は「宮内庁の役人が、どうだこうだ、どうだこうだ言ったそうだけれども、全く日本国憲法、民主主義というものを理解してない人間の発言としか、私は思えない。宮内庁の役人が作ったから、金科玉条で絶対だなんて、そんなばかな話あるかっていうんですよ」と激怒した。
さらに、鳩山首相も「いわゆる官僚的な発想で、こういうものを切ることが望ましいのか。陛下のお体のことが一番でありますけれども、お体が許すのであればという当然、状況の中で、お願いをしたということであります」と語った。
激しい批判を受けている宮内庁の羽毛田長官は「陛下のなさりようを守るのが私の立場。そこに懸念が生じる時にものを言うのは、当然のこと。憲法の精神では、陛下は政治的に中立でなくてはならない。私は辞めるつもりはありません」と述べた。
最近、元気のない野党も、すばやく反応した。
自民党の安倍元首相は「天皇陛下を政治利用したと、こう断じざるを得ないわけであります。小沢一行が歓待されることと、セットになっていたのではないか」と述べた。
先週、小沢幹事長率いる大訪中団が、胡錦涛国家主席を政治利用したこととセットだったのではとの指摘も出た。
しかし、「特例会見を要請していない」と反論している小沢幹事長は、14日になって予定されていた習国家副主席との会談は取りやめとなった。
「役人が作ったルールだ」とする小沢幹事長と、「政治利用につながる」とする宮内庁の対立、街の人はどちらに軍配を上げるのか。
街の人は「(天皇陛下が)お気の毒っていうか、ちょっとひどいと思います。あからさまに小沢さんの指示で、政治が動いているっていう感じがして、すごく嫌な感じを受けますよね」、「天皇陛下が疲れてるからどうのこうのって、宮内庁では言っているようだけれど。いいんじゃないの、今回は急きょ」、「天皇陛下を政治利用しちゃいけない。ルールはルール、ルールを壊したのは、この人(小沢幹事長)。せっかくの民主党が台無しだよ」と話した。
100人中、69人が宮内庁の言い分に、31人が小沢幹事長の言い分に軍配を上げる結果となった。
それに対し、中国メディアの一部は「鳩山首相は、中国のために天皇の慣例を破った」と、その対応を擁護した。
大揺れとなる中、その渦中の人物、習国家副主席は、鳩山首相と会談した。
ポスト・胡錦涛との呼び声も高い実力者は、まず感謝の意を伝えた。
習国家副主席は「わたしの今回の訪問のため、周到な手配をしていただいたことに心から感謝の意を表したいと思います」と述べた。
鳩山首相は「習近平国家副主席の大きな力が必要だと思っておりまして、大変、期待をしているところでございます」と述べ、習副主席を次代のリーダーと呼び、大きな期待を述べた。
中国が強く要請していた天皇陛下との会見は、15日午前に行われる。
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12/15
習近平中国副主席 来日反対!天皇陛下会見強行反対!緊急街宣行動デモ
習近平の移動を追い都内各地で
約400名が参加、 NHKその他TV局が多数撮影をしていましたが 、TV報道は確認されていません。
http://www.ch-sakura.jp/topix/1354.html
鳩山首相
「(宮内庁長官辞任すべきかどうか)今はお答えできませんが、習近平副主席がおいでいただいて、日本で活動されている最中に、こういう状況になったことは大変残念だとは思う」
「(中国の)将来のリーダーになる可能性の高い方だから、もっと喜びの中でお迎えすべきではないかと思っている」
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首相、羽毛田宮内庁長官の対応に不快感
12月15日10時19分配信 読売新聞
鳩山首相は15日午前、中国の習近平国家副主席と天皇陛下との会見を実現するよう指示した問題で、記者団に懸念を表明した宮内庁の羽毛田信吾長官の進退を記者団に問われ、「(辞任すべきかどうか)今はお答えできませんが、習近平副主席がおいでいただいて、日本で活動されている最中に、こういう状況になったことは大変残念だとは思う」と述べ、不快感を示した。
さらに、「(中国の)将来のリーダーになる可能性の高い方だから、もっと喜びの中でお迎えすべきではないかと思っている」と語った。
混乱の責任については、「何日間か足りなかったからといって、お役所仕事のようにスパッと切るようなことで、外交的な話がいいのかどうか」と述べ、宮内庁の対応を改めて批判した。
首相公邸前で記者団の質問に答えた。
最終更新:12月15日14時11分
なぜかTV報道はないが会見後、天皇陛下は例年どおり夕方から午前零時ころまでに及ぶ長時間の皇室重要神事「賢所御神楽の儀」を行った。
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12/16
天皇特例会見:「政治利用」反対陳情、民主党が不了承--県議会 /神奈川
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◇意見書まとめず
県議会総務政策委員会は16日、天皇陛下と中国の習近平副主席との会見が特例的に設定された問題で、天皇陛下の「政治利用」に反対する意見書を政府に提出するよう求める陳情について、自民、公明両党の賛成多数で趣旨を了承した。だが、民主党が不了承を主張し、意見書提出に必要な全委員の意見一致が整わないため、意見書はまとめないことになった。陳情は日本会議神奈川が提出していた。【木村健二】
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特例会見で政府糾弾決議=保守系議員
超党派の保守系議員でつくる日本会議国会議員懇談会(平沼赳夫会長)は21日、都内で集会を開き、天皇陛下と中国の習近平国家副主席の特例会見問題について「政府・民主党による陛下の『政治利用』を断固糾弾するとともに、近い将来具体化される危険のある陛下の訪韓計画に強く反対する」などとする決議を採択した。
自民党の安倍晋三元首相はあいさつで「(訪中した)小沢一郎民主党幹事長一行が(胡錦濤国家主席との)写真撮影大会をやってもらうための取引だった」と指摘した上で、「皇室と日本の権威を売り渡した」と厳しく批判した。
(2009/12/21)時事
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009122100710
天皇陛下と周近平国家副主席の「特例会見」までの経緯
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