シャシャシャシャシャシャ・・・ 久秀「ん…、ああ、お客さんだね。あたしは松永弾正久秀。まぁ、お茶でも飲んでいきなさいよ。」 久通「息子の久通です。汚れ役や使いっ走り担当です。よろしく。」 久秀「さて…なんだったかねえ。ああ、そうそう。ここでは松永家について説明するよ。」 久通「なかなかきな臭い過程を経て成り立った家ですな。」 久秀「ははは…実行犯が何を言うんだい。…さて、始めるとするかあね。」 ---- *大名 松永久秀 久秀「ん…、あたしの事さね。なんだか照れくさいねえ。」 久通「コホン。父上は山城守および弾正少弼如元で、室町幕府の御相伴衆でございますな。」 久秀「まぁ…飾りではあるが、いろいろと役に立つこともあるのさ。」 久通「ご意見ご要望等ございましたらいつでも歓迎でございます。」 ---- *勢力 松永家 正虎「おお、ご来訪とは。…何のお構いも致しませんで、申し訳ございませぬ。」 正虎「私は楠木正虎。楠木正成の後裔にして、弾正殿の祐筆を務めております。」 正虎「さて…弾正殿が治められるは山城、大和の計67万4千石。」 正虎「また堺衆との親交の甲斐あって彼の地にも影響を持っておられます。」 正虎「畿内統一はまだまだ先、憎き三好三人衆を討つのが当面の課題ですな。」 正虎「…おっと、もうこのような時間か。されば、私は政務がございますれば失礼いたします。」