第七話Q&A
Q:金の話を詳しくしてくれ
A:聖譜信仰国≒基督教国は宗教の都合上金融機関を作れないため、そういう事情の無い極東側にそれらを任せています。
要するに、「他の国は極東から沢山借金しています」。
で、極東は完全支配された場合、容赦なくそれは踏み倒されることになり、その結果極東人の財産は枯渇、各国の言いなりになるしか無くなります。
当然そんなことをされてなるものかー!と皆金を引き出そうとしますが、聖連は「三河吹っ飛ばすようなヤバいことした連中に金を渡せるか」と金融を凍結、暫定支配されてる居留地から金を引き出せなくなりました。
一方、支配されてない武蔵では普通に金融が成り立っています。
よって各地の居留地の人たちは手持ちの金を外燃拝気(≒MP兼燃料。売り買いできる)にして武蔵に預け、擬似的な銀行として利用し始めました。(金を株券とかの資産の形にして保管、みたいな感じ)
つまり現在武蔵には燃料と金が集まって来ており商人ウッハウハ、ってことです。
Q:金の力がすげー、ってことは解ったけど凄過ぎて何やってんのかわかんねー!
A:守銭奴:「金払うから労働神にちょっと警護隊の力貸してくれと頼んで来てくれ」
サンクト:「うおー金じゃ金じゃ、よし口利きしてやろう、てことでどうか一つ」
労働神:「ほいほい警護隊150人の力をシロジロ1人に集めてやろう」
……大体こんな感じ。ちなみに大体一時間150万円程になるそうです。
Q:神奏術についての説明をもうちょい詳しく
A:自分が契約してる神に仲介を頼む事で、契約していない神の術を借り受ける事が出来るという利点があります。
そのとき対価として奉納する物は自分が契約している神に準じるものでいいいので(例えば↑の例では金払って労働力を借りてますね)、自分が得意な物を奉納出来るなら万能になれる可能性があったりする訳です。
Q:アルZ……えっと、何つってんのかちょっとプリーズ
A:アルジョント・ルゥ(Argent loup?)。仏蘭西語で和訳すると「銀狼」、ネイトの二つ名とかそんな感じのものですな。
Q:ネイトは何で自分から負けようとしたんだYO!
A:先ず、大前提として二つ。
「騎士は民を護る為として武装が許されている」、
「騎士は一般市民よりエラい」という事を覚えておきましょう。
そのエラい騎士が一般市民に負けたとすると、騎士の特別さはガタ崩れ、特権階級ではとてもいられない状態になります。
すると「民を護る」特権階級として持てていた武装許可も没収。戦闘のプロである騎士が戦力として使えなくなります。
戦力を大幅に失った武蔵は聖連に反抗できず、降伏する以外の道を失います。
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と、ここまではアニメのみの話 |
原作ではそれに加えさらにもうちょっとややこしい理由があります。
騎士の特権性が没収されると言うのは、状況としては「市民革命」に近いとんでもない出来事です。(年代は大分先ですがフランス革命とか)
武蔵を没収すると言う事は、他国にとってはそんな凄い事やらかしてしまった一般市民達を自分達の国に取り込むことになると言う訳で、そんな連中をぞんざいに扱う訳にも行かなくなります。
しかも下手すりゃ「革命を成し遂げた連中が国民にいるんだから革命の歴史再現さっさとしろや」と言い出されかねません。
それは中世的政封建主義が民主主義へと切り替わる歴史再現であり、国家基盤を揺るがしかねない革命ラッシュの引き金となる可能性となる訳です。
そしてその市民革命ラッシュの中で「既に革命を経験した」元武蔵住民の立ち場はそこそこ悪くないものとなり、その後の民主主義世界の中でもいいポジションにつける可能性は高まります。
要するに「武蔵の移譲は避けられないけど、その後他国に散らばった元武蔵住民の立ち場が不利にならないようにしよう」とした訳です。
ただ、この方法だとホライゾンは救えません。
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Q:最後トーリどうしたんだよ! 頭おかしくなったの? ついに!
A:じ、次回を待ちましょう!? ね!?
東宮 還俗 京 帝 相対 地摺朱雀 走狗
代演 拝気 外燃拝気 冷面 封建騎士
原作者の解説のまとめのURLです。
小ネタ
滅多流和歌集MAN-YOU入門
どう見ても烏帽子被ったクラ○ザーさんです、有難う御座いました。
ちなみに額の文字は「殺」でなく「滅」。
騎士会のロリショタ
原作では「ネイトが卒業すると高等部に騎士が入ってくるのは五年後ぐらい」という設定があったがそれの再現か?
騎士会議室の絵
17世紀の西班牙画家、ディエゴ・ベラスケスのもの。
左からおそらく「無原罪の御宿り」「ラス・メニーナス」「聖母戴冠 」「東方三博士の礼拝」。
最終更新:2012年05月15日 17:26