*ニコのモノローグ10話 #center(){テレビとかじゃ、 ウソー、口の中で溶けるー! とか言ってるのになー そんな肉、まだ食べたことないけど ---- 何で頷くの… ある晴れた昼下がり、 私は2億円で売られようとしている ---- お金さえあれば、幸せになれるっていうのは 本当かもしれない。 でも世の中それだけじゃないって、 誰か言ってなかったっけ ---- ロボの「そうなんだよなー」は、 世間の「そうなんだよなー」 なわけで… ---- お金があればどんな夢でも叶うのか ---- そんなこと、絶対にないって言いきれない自分が、 悲しい… みんながそういうのが当たり前って思っている世の中が 悲しいっていうより… なんか悔しい… ---- 停電のあと、みんなは少しずつ変わったような気がする ---- お金が欲しいとか、美人になりたいとか、 誰にでもわかる幸せは、 本当はどうでもいい幸せなのかもしれない。 誰にも絶対譲れない、本当の幸せっていうのがあって、 それはそれぞれ形が違っていて、 違うから、歩く道もそれぞれに別れていて 私の幸せとロボの幸せが、一緒だったらいいのにと思う でも多分・・・ 違うだろうな} ----