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「ねここの飼い方、そのじゅう(にかいめ」(2006/10/23 (月) 22:18:50) の最新版変更点
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ねここは笑っていた
それが私たちに心配をかけない為だという事は、痛いほどわかっていて
でも私が慰めても何にもならない
ねここ自身が自分の気持ちに決着を付けないと
ねここの飼い方、そのじゅう にかいめ
「あ~、疲れたねぇ。さて、ご飯の支度にしますかっ」
「はぁ~い☆ ねここエビフライがいいの~♪」
私たちはエルゴでの大会から帰宅。ねここはその大会で3位と、大健闘だったと思う。
思うのだけど、今のねここは見ていて少し痛々しい。
カラ元気も元気のうちとは言うけれど、それすら空回りしている気がして。
今も私の上で元気にはしゃいでいるけども、どことなく無理して声を上げているのが私には見え見えで。
でも、ねここが決めたことだから。
甘えても良いよって言ってるのに甘えてこないのは、ねここの成長を促すものだと思うから。
子猫は何時までも子猫じゃない。
ねここに一回り大きく成長してほしいから、今の私はあえて何も言わない。
……でも数日このままだったら耐え切れずに何か言っちゃいそうよねぇ。ダメな私、トホホ。
「そうそう、作ってる間に二人ともシャワー浴びちゃいなさい。さっぱりしてからの方が美味しいよ」
「了解なのっ! それじゃねここがいっちば~ん♪」
そう言うとねここは私の頭から飛び降りて地下へと駆け抜けていった。
……やっぱり、ヤセ我慢だったのかな。
「……ま、いいでしょ。……あぁ雪乃ちゃん、神姫用のシャンプー切れてたと思うから持っていってあげてね」
今回は雪乃ちゃんにお願いする事にしてみよう。
雪乃ちゃんも家族なんだし、同じ神姫である彼女になら話せることもあるかもしれないしね。
それに、鈍感みたいだしね彼女。
ねここのことが大好きなら少しくらい気づいてあげようね、雪乃ちゃん。
私は顔にはてなマークの浮かばせつつも、きちんとシャンプーを届けに行く雪乃ちゃんを見送ると、台所へと歩みだしたのでした。
「さぁて、美味しいご飯作って、おいしーのー☆って言って貰わないとねっ」
「ふぅ、できたっと。」
エビフライを綺麗に盛り付けて完成。上手に出来たかな。
……と、ふと壁に掛けている時計をみると、あれから結構時間が経っている。
う~ん、万が一なんてことはないと思うけど、やっぱりちょっと心配になっちゃうよね。
と、自分に言い訳を付けてコッソリと地下へ降りていく。
神姫用シャワーと言っても、元々あった地下のシャワー室で、備え付けのシャワーの蛇口部分
(コックで普通の蛇口にもお湯が出るやつ)に神姫用シャワー装置を取り付けて、
小さな神姫でもお湯が出せるようにコック部分(押すと一定時間お湯が出るタイプのアレ)にヒモをつけてあるだけの代物なんだけどね。
と、そんなことは置いといてシャワー室の前まで来た私なんだけど、シャワーの音はしなくなってるし、話声すらしない。
ねここの服はシャワー室の外のカゴに入ってたままで、着替えも使った様子はないからまだ中にいる……のかな。
「おじゃましま~す……あら」
こっそりドアを開けてみるとそこには、二人ともあられもない姿かつ互いの股間に頭を埋めたまま重なり合う格好でダウンしてて。
……コケて転んで頭打って気絶?
そんな訳ないわよね、普通。
「……ま、確かに色々忘れるには手っ取り早い方法なんだけどね。私もそうだったし」
まぁ、二人なら同意の上だったのだろうし、お互い好きなんだし(特に雪乃ちゃんは)いいよね。
それに私じゃ……いや、考えるのやめとこう。
さぁて、二人の後始末をしてあげないと。このままじゃ色々問題があるし、知っておいて放置するのも可哀想だしね。
と、私は二人を掌で優しく抱き上げながら思うのでした。
コンコン…
「はぁ~い、ちょっと待ってね」
私が自室で本を読んでいると、ドアを叩く音が聞こえてきて。
ドアを開けると、そこには申し訳なさそうな感じで時折チラチラと目線を上にやる雪乃ちゃんと、まだ半寝惚け状態のねここが立ってて。
「……あの、その……お世話を……おかけしまし……た」
顔を真っ赤にしてボソボソと喋る雪乃ちゃん、普段の凛々しい姿は何処へやら。
「お~な~か~すい~た~の~ぉ~……zzz」
ねここ、貴方は顔洗ってらっしゃい……
私はくすっ、と軽く笑うと
「別にお世話でもなんでもないよ、さてそれじゃご飯にしましょうか。」
と何時も通りの笑顔で二人を迎えてあげることにした。
「あ、そうそう。ちょ~っと待っててね。今夜はお赤飯にするから♪」
「……はひ!?」
まぁでも、このくらいはいいよね、ふふ。
[[続く>ねここの飼い方、そのじゅういち]]
ねここは笑っていた
それが私たちに心配をかけない為だという事は、痛いほどわかっていて
でも私が慰めても何にもならない
ねここ自身が自分の気持ちに決着を付けないと
ねここの飼い方、そのじゅう にかいめ
「あ~、疲れたねぇ。さて、ご飯の支度にしますかっ」
「はぁ~い☆ ねここエビフライがいいの~♪」
私たちはエルゴでの大会から帰宅。ねここはその大会で3位と、大健闘だったと思う。
思うのだけど、今のねここは見ていて少し痛々しい。
カラ元気も元気のうちとは言うけれど、それすら空回りしている気がして。
今も私の上で元気にはしゃいでいるけども、どことなく無理して声を上げているのが私には見え見えで。
でも、ねここが決めたことだから。
甘えても良いよって言ってるのに甘えてこないのは、ねここの成長を促すものだと思うから。
子猫は何時までも子猫じゃない。
ねここに一回り大きく成長してほしいから、今の私はあえて何も言わない。
……でも数日このままだったら耐え切れずに何か言っちゃいそうよねぇ。ダメな私、トホホ。
「そうそう、作ってる間に二人ともシャワー浴びちゃいなさい。さっぱりしてからの方が美味しいよ」
「了解なのっ! それじゃねここがいっちば~ん♪」
そう言うとねここは私の頭から飛び降りて地下へと駆け抜けていった。
……やっぱり、ヤセ我慢だったのかな。
「……ま、いいでしょ。……あぁ雪乃ちゃん、神姫用のシャンプー切れてたと思うから持っていってあげてね」
今回は雪乃ちゃんにお願いする事にしてみよう。
雪乃ちゃんも家族なんだし、同じ神姫である彼女になら話せることもあるかもしれないしね。
それに、鈍感みたいだしね彼女。
ねここのことが大好きなら少しくらい気づいてあげようね、雪乃ちゃん。
私は顔にはてなマークの浮かばせつつも、きちんとシャンプーを届けに行く雪乃ちゃんを見送ると、台所へと歩みだしたのでした。
「さぁて、美味しいご飯作って、おいしーのー☆って言って貰わないとねっ」
「ふぅ、できたっと。」
エビフライを綺麗に盛り付けて完成。上手に出来たかな。
……と、ふと壁に掛けている時計をみると、あれから結構時間が経っている。
う~ん、万が一なんてことはないと思うけど、やっぱりちょっと心配になっちゃうよね。
と、自分に言い訳を付けてコッソリと地下へ降りていく。
神姫用シャワーと言っても、元々あった地下のシャワー室で、備え付けのシャワーの蛇口部分
(コックで普通の蛇口にもお湯が出るやつ)に神姫用シャワー装置を取り付けて、
小さな神姫でもお湯が出せるようにコック部分(押すと一定時間お湯が出るタイプのアレ)にヒモをつけてあるだけの代物なんだけどね。
と、そんなことは置いといてシャワー室の前まで来た私なんだけど、シャワーの音はしなくなってるし、話声すらしない。
ねここの服はシャワー室の外のカゴに入ってたままで、着替えも使った様子はないからまだ中にいる……のかな。
「おじゃましま~す……あら」
こっそりドアを開けてみるとそこには、二人ともあられもない姿かつ互いの股間に頭を埋めたまま重なり合う格好でダウンしてて。
……コケて転んで頭打って気絶?
そんな訳ないわよね、普通。
「……ま、確かに色々忘れるには手っ取り早い方法なんだけどね。私もそうだったし」
まぁ、二人なら同意の上だったのだろうし、お互い好きなんだし(特に雪乃ちゃんは)いいよね。
それに私じゃ……いや、考えるのやめとこう。
さぁて、二人の後始末をしてあげないと。このままじゃ色々問題があるし、知っておいて放置するのも可哀想だしね。
と、私は二人を掌で優しく抱き上げながら思うのでした。
コンコン…
「はぁ~い、ちょっと待ってね」
私が自室で本を読んでいると、ドアを叩く音が聞こえてきて。
ドアを開けると、そこには申し訳なさそうな感じで時折チラチラと目線を上にやる雪乃ちゃんと、まだ半寝惚け状態のねここが立ってて。
「……あの、その……お世話を……おかけしまし……た」
顔を真っ赤にしてボソボソと喋る雪乃ちゃん、普段の凛々しい姿は何処へやら。
「お~な~か~すい~た~の~ぉ~……zzz」
ねここ、貴方は顔洗ってらっしゃい……
私はくすっ、と軽く笑うと
「別にお世話でもなんでもないよ、さてそれじゃご飯にしましょうか。」
と何時も通りの笑顔で二人を迎えてあげることにした。
「あ、そうそう。ちょ~っと待っててね。今夜はお赤飯にするから♪」
「……はひ!?」
まぁでも、このくらいはいいよね、ふふ。
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