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第1部 戦闘機型MMS「飛鳥」の航跡
・第5話 「荒兎」
空中では航空神姫同士のすさまじい戦闘が繰り広げられている。
アラキナ「くそったれ!!ケツにつかれた!!」
リーザ「うわあああ、誰かコイツを追い払ってくれ!!」
フラヴィ「こいつ!!チョロチョロっと!!!」
無数の航空神姫が有視界戦闘で、互いに最も射撃に有利な位置である敵機の背後に占位しようとして、くるくると激しい機動を行う。
武装神姫の航空戦は、武装神姫の機種によって飛行特性が異なるため、複雑な航空戦になる。
2030年代当初は軽量級の軽戦闘機型MMSが航空戦のメインであり、低速で小回りが効く特徴のため、最高速よりも軽快な旋回性能が重宝される傾向があったため、ドッグファイトは空中戦の基本であった。
単機格闘戦では武装神姫の技量が如実に反映されるため、軽戦闘神姫はもてはやされた。ただし、重くて強力なエンジンを積んだ高速機による一撃離脱戦法も使用されている。
2040年代になると航空神姫同士の空戦は、さらに混沌とした物となり、複数の航空戦闘では編隊を組んで戦う。高度な戦闘方法も編み出された。
エーベル「気をつけろ!!ガーリオンタイプは突っ込みが早い!!格闘戦闘に持ち込むんだ!!」
ジャネット「敵は軽戦闘機級の航空神姫ばかりだ!!一撃離脱で潰せ!!」
廻り込もうとするもの、高度を取って攻撃するもの、何が正しくで何が間違っているのか、分からない。
ただ、一つ分かることは、ミスを、小さなミスを犯したものからやられる。
ローズマ「うわあああ!!しまったァ!!いつの間に後ろにッ!?」
一匹のクワガタ型の後ろにピッタリと銃口を向けるカリーヌ。
今西「カリーヌ!!そいつを落とせ!!」
カリーヌ「イエス、マイマスター!」
ドドドドドン!!
カリーヌがレールガンを撃つ、ローズマに命中し装甲がバラバラっと剥がれ落ちる。
ローズマ「うわああ!!」
よろめくローズマを直上からケイトが熱く熱されたブレードをぶううんと頭に叩き落す。
ドズン!!
ケイト「もらったァーーーー!!!」
ローズマ「ぶぎゃ」
□クワガタ型MMS「ローズマ」 Sクラス 撃破
テロップがバトルロンドの画面に流れる。
折原「ろ、ローズマ!!」
ケイト「1機撃破!!」
エーベル「ローズマがやられた!!」
アミアス「マヌケ!!」
リーザ「グズが!!Sクラスのくせに真っ先にやられてんじゃねえ」
アオイがエーベルに近づく。
アオイ「なんだ!?もう1機やられたのか?」
エーベル「アオイ!敵はベテラン神姫だ。おまけに機種を統一してやがる。こりゃ一筋縄ではいかんぞ」
アオイ「ガーリオンタイプか・・・6機いるな、あいつらは必ず二機一組のロッテで襲ってくる。一人は囮で、もう一人がスキを見せたら喰ってくる。古典的な手だ」
エーベル「どうする?」
アオイ「相手にするな。相手の目的はあの戦艦型神姫の護衛だ。適当にあしらっておけ」
エーベル「簡単に言いやがる!!」
その頃・・・戦車型MMS「ヴァリア」は後悔していたと同時にマスターを恨んでいた。
ヴァリア「うううう・・・マスターのバカ!!アホ!!どうやって倒すんだよ!!こんな化け物!!」
ドンドンドンドンドン!!
戦艦型神姫、3隻がヴァリアたちに猛烈な艦砲射撃を行っていた。
ドセット・シャア「目標捕捉!!MKS40 2mm砲、斉射ッ!!!」
ドセットの主砲が速射をかける。強力な砲撃が行われ、砂地で砲撃していた神姫があっという間に撃破されていく。
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッ
MKS40 2mm砲はカタリナ社の開発した艦載砲で、発射速度は毎分60発という強烈な速射砲。もちろん一発でも喰らえば通常の神姫はバラッバラになって砕け散る。
火器型MMS「ゼルス」 Bクラス 撃破
カブトムシ型MMS「ロムウェ」 Aクラス 撃破
直撃を喰らって、バラバラに吹き飛ぶゼルスとロムウェ、2人は悲鳴を上げるまもなく、吹き飛ばされる。
ドセットは正確なレーダー射撃で、遠距離から命中弾を叩き込む。
ドセット「敵、神姫を撃破、命中!!命中!!」
ヴァリアが戦車砲で砲撃する、弾丸はまっすぐにドセットに向かって命中するが・・・
クワン!!
ヴァリア「くそう、はじかれた!」
松本「インターメラル3.5mmだぞ!!せ、戦艦型ははじくのか!?これを!!」
ドセット「戦艦型の装甲を舐めるなよッ!!!!!戦車型を捕捉ッ!!砲撃開始!!」
ヴァリアは続けて砲撃するが、むなしくはじくだけだった。
ヴァリア「畜生、鐘ついているんじゃねーんだぞ!!」
キャナ「っわ・・・わああたしは・・・もうダメですぅ!!に、逃げよう」
キャナは武装をぽいっと捨てると逃げ出した。
ミーヤ「あっ!まって!!おいてかないで!」
ミーヤもあわてて逃げ出した。
ヴァリア「うっわあああ!!コラアァ!!お前たち!逃げるな!!戦え!!」
ケンタウルス型のコルコットは四本足ですばやく逃げ出す。
ヴァリア「お・・・おまえらァ!!」
ドセット「ファイヤ!!」
バンバンバンバンバン!!
ドセットがヴァリアに向けて発砲する。
チカチカっと砲塔が光る。
ヴァリア「ひ、ひいい!」
ヴァリアはインターメラル3.5mm砲やリアパーツ武装を排除して逃げ出した。
ドッガーーーン!!
ヴァリアの武装にドセットの砲撃した弾が命中して大爆発を起こす。
松本「逃げるなヴァリア!!戦え!」
ヴァリアがぶちキレる。
ヴァリア「マスタァ!!おまえがやってみろォ!!やってられるか!!畜生ッ!!!!!」
帽子を地面に投げつけるヴァリア。
ドセット「敵は追い払いました。損害は軽微」
細田「うむ、よくやった。引き続き追撃しろ」
ドセット「了解」
ドセットはヴァリアたちに向けて砲撃を行う。
バンバンバンバンバン
ミーヤとキャナは岩の陰に大慌てで隠れる。
ズズズン!!ドゴオオーーーン!!
着弾で地面が大きく揺れる。
ミーヤ「うわああ!!」
キャナ「ひいい」
コルコットが、ミーヤの横に転がり込む。
コルコット「はあはあ、んく・・・はあはあはあ」
ミーヤ「あれ?コルコット?」
キャナ「逃げてきたの?」
コルコット「ああ・・・危なかった」
ミーヤ「ヴァリアは?」
バンバンバン!!
ドセットがまた砲撃を行う。
ドッガガガン!!ズウウン!!
砂埃が舞い上がる。
ヴァリアがミーヤたちが隠れている岩に飛び込む。
ヴァリア「ああああ!!」
ミーヤ「あーヴァリア」
キャナ「なんですか、自分も結局、武装捨てて逃げてきたんじゃ・・・」
ヴァリアは拳を握り締めてミーヤとキャナを殴る。
ミーヤ「痛い!やめっ!!なにすんの!」
ヴァリア「このこの!!真っ先に逃げやがって!!」
キャナ「やめてよ!ヴァリア!」
コルコット「お前だって、逃げてきただろう」
ヴァリア「うるさいうるさい!!みんな嫌いだ!!コンチクショウ!!」
コルコット「落ち着けよ」
ヴァリア「・・・・・くそう、バカスカ撃ってくるあいつを黙らせたい」
ミーヤ「無理だよ」
コルコット「そういえば、ケトは?どうした?」
一人の砲台型MMSが即席で掘った穴の中に砂を埋めて隠れている。
ゴオオンゴオオンゴオオオン・・・・
ちょうど真上を通過していく戦艦型神姫たち・・・
林「まだよ・・・ケト・・・」
ケトはごくりと唾を飲む。
アオイに攻撃され、スタビライザーが壊れた戦艦型MMS「スーザン」がケトの真上を通過しようとしたそのとき。
林「今よ!!ケト!!エンジン部分を狙って!!」
ケトがばっと砂の中から姿を表わし、砲身のキャップをはずすと、スーザンのエンジン部分目掛けて滑空砲を放った。
ケト「ウオオオオオオオオオッ!!」
ズドン!!
スーザン「!?ま、真下に砲台型MMS!!!」
西野「な、なに!?」
To be continued・・・・・・・・
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第1部 戦闘機型MMS「飛鳥」の航跡
・第5話 「荒兎」
空中では航空神姫同士のすさまじい戦闘が繰り広げられている。
アラキナ「くそったれ!!ケツにつかれた!!」
リーザ「うわあああ、誰かコイツを追い払ってくれ!!」
フラヴィ「こいつ!!チョロチョロっと!!!」
無数の航空神姫が有視界戦闘で、互いに最も射撃に有利な位置である敵機の背後に占位しようとして、くるくると激しい機動を行う。
武装神姫の航空戦は、武装神姫の機種によって飛行特性が異なるため、複雑な航空戦になる。
2030年代当初は軽量級の軽戦闘機型MMSが航空戦のメインであり、低速で小回りが効く特徴のため、最高速よりも軽快な旋回性能が重宝される傾向があったため、ドッグファイトは空中戦の基本であった。
単機格闘戦では武装神姫の技量が如実に反映されるため、軽戦闘神姫はもてはやされた。ただし、重くて強力なエンジンを積んだ高速機による一撃離脱戦法も使用されている。
2040年代になると航空神姫同士の空戦は、さらに混沌とした物となり、複数の航空戦闘では編隊を組んで戦う。高度な戦闘方法も編み出された。
エーベル「気をつけろ!!ガーリオンタイプは突っ込みが早い!!格闘戦闘に持ち込むんだ!!」
ジャネット「敵は軽戦闘機級の航空神姫ばかりだ!!一撃離脱で潰せ!!」
廻り込もうとするもの、高度を取って攻撃するもの、何が正しくで何が間違っているのか、分からない。
ただ、一つ分かることは、ミスを、小さなミスを犯したものからやられる。
ローズマ「うわあああ!!しまったァ!!いつの間に後ろにッ!?」
一匹のクワガタ型の後ろにピッタリと銃口を向けるカリーヌ。
今西「カリーヌ!!そいつを落とせ!!」
カリーヌ「イエス、マイマスター!」
ドドドドドン!!
カリーヌがレールガンを撃つ、ローズマに命中し装甲がバラバラっと剥がれ落ちる。
ローズマ「うわああ!!」
よろめくローズマを直上からケイトが熱く熱されたブレードをぶううんと頭に叩き落す。
ドズン!!
ケイト「もらったァーーーー!!!」
ローズマ「ぶぎゃ」
□クワガタ型MMS「ローズマ」 Sクラス 撃破
テロップがバトルロンドの画面に流れる。
折原「ろ、ローズマ!!」
ケイト「1機撃破!!」
エーベル「ローズマがやられた!!」
アミアス「マヌケ!!」
リーザ「グズが!!Sクラスのくせに真っ先にやられてんじゃねえ」
アオイがエーベルに近づく。
アオイ「なんだ!?もう1機やられたのか?」
エーベル「アオイ!敵はベテラン神姫だ。おまけに機種を統一してやがる。こりゃ一筋縄ではいかんぞ」
アオイ「ガーリオンタイプか・・・6機いるな、あいつらは必ず二機一組のロッテで襲ってくる。一人は囮で、もう一人がスキを見せたら喰ってくる。古典的な手だ」
エーベル「どうする?」
アオイ「相手にするな。相手の目的はあの戦艦型神姫の護衛だ。適当にあしらっておけ」
エーベル「簡単に言いやがる!!」
その頃・・・戦車型MMS「ヴァリア」は後悔していたと同時にマスターを恨んでいた。
ヴァリア「うううう・・・マスターのバカ!!アホ!!どうやって倒すんだよ!!こんな化け物!!」
ドンドンドンドンドン!!
戦艦型神姫、3隻がヴァリアたちに猛烈な艦砲射撃を行っていた。
ドセット・シャア「目標捕捉!!MKS40 2mm砲、斉射ッ!!!」
ドセットの主砲が速射をかける。強力な砲撃が行われ、砂地で砲撃していた神姫があっという間に撃破されていく。
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバンバンッ
MKS40 2mm砲はカタリナ社の開発した艦載砲で、発射速度は毎分60発という強烈な速射砲。もちろん一発でも喰らえば通常の神姫はバラッバラになって砕け散る。
火器型MMS「ゼルス」 Bクラス 撃破
カブトムシ型MMS「ロムウェ」 Aクラス 撃破
直撃を喰らって、バラバラに吹き飛ぶゼルスとロムウェ、2人は悲鳴を上げるまもなく、吹き飛ばされる。
ドセットは正確なレーダー射撃で、遠距離から命中弾を叩き込む。
ドセット「敵、神姫を撃破、命中!!命中!!」
ヴァリアが戦車砲で砲撃する、弾丸はまっすぐにドセットに向かって命中するが・・・
クワン!!
ヴァリア「くそう、はじかれた!」
松本「インターメラル3.5mmだぞ!!せ、戦艦型ははじくのか!?これを!!」
ドセット「戦艦型の装甲を舐めるなよッ!!!!!戦車型を捕捉ッ!!砲撃開始!!」
ヴァリアは続けて砲撃するが、むなしくはじくだけだった。
ヴァリア「畜生、鐘ついているんじゃねーんだぞ!!」
キャナ「っわ・・・わああたしは・・・もうダメですぅ!!に、逃げよう」
キャナは武装をぽいっと捨てると逃げ出した。
ミーヤ「あっ!まって!!おいてかないで!」
ミーヤもあわてて逃げ出した。
ヴァリア「うっわあああ!!コラアァ!!お前たち!逃げるな!!戦え!!」
ケンタウルス型のコルコットは四本足ですばやく逃げ出す。
ヴァリア「お・・・おまえらァ!!」
ドセット「ファイヤ!!」
バンバンバンバンバン!!
ドセットがヴァリアに向けて発砲する。
チカチカっと砲塔が光る。
ヴァリア「ひ、ひいい!」
ヴァリアはインターメラル3.5mm砲やリアパーツ武装を排除して逃げ出した。
ドッガーーーン!!
ヴァリアの武装にドセットの砲撃した弾が命中して大爆発を起こす。
松本「逃げるなヴァリア!!戦え!」
ヴァリアがぶちキレる。
ヴァリア「マスタァ!!おまえがやってみろォ!!やってられるか!!畜生ッ!!!!!」
帽子を地面に投げつけるヴァリア。
ドセット「敵は追い払いました。損害は軽微」
細田「うむ、よくやった。引き続き追撃しろ」
ドセット「了解」
ドセットはヴァリアたちに向けて砲撃を行う。
バンバンバンバンバン
ミーヤとキャナは岩の陰に大慌てで隠れる。
ズズズン!!ドゴオオーーーン!!
着弾で地面が大きく揺れる。
ミーヤ「うわああ!!」
キャナ「ひいい」
コルコットが、ミーヤの横に転がり込む。
コルコット「はあはあ、んく・・・はあはあはあ」
ミーヤ「あれ?コルコット?」
キャナ「逃げてきたの?」
コルコット「ああ・・・危なかった」
ミーヤ「ヴァリアは?」
バンバンバン!!
ドセットがまた砲撃を行う。
ドッガガガン!!ズウウン!!
砂埃が舞い上がる。
ヴァリアがミーヤたちが隠れている岩に飛び込む。
ヴァリア「ああああ!!」
ミーヤ「あーヴァリア」
キャナ「なんですか、自分も結局、武装捨てて逃げてきたんじゃ・・・」
ヴァリアは拳を握り締めてミーヤとキャナを殴る。
ミーヤ「痛い!やめっ!!なにすんの!」
ヴァリア「このこの!!真っ先に逃げやがって!!」
キャナ「やめてよ!ヴァリア!」
コルコット「お前だって、逃げてきただろう」
ヴァリア「うるさいうるさい!!みんな嫌いだ!!コンチクショウ!!」
コルコット「落ち着けよ」
ヴァリア「・・・・・くそう、バカスカ撃ってくるあいつを黙らせたい」
ミーヤ「無理だよ」
コルコット「そういえば、ケトは?どうした?」
一人の砲台型MMSが即席で掘った穴の中に砂を埋めて隠れている。
ゴオオンゴオオンゴオオオン・・・・
ちょうど真上を通過していく戦艦型神姫たち・・・
林「まだよ・・・ケト・・・」
ケトはごくりと唾を飲む。
アオイに攻撃され、スタビライザーが壊れた戦艦型MMS「スーザン」がケトの真上を通過しようとしたそのとき。
林「今よ!!ケト!!エンジン部分を狙って!!」
ケトがばっと砂の中から姿を表わし、砲身のキャップをはずすと、スーザンのエンジン部分目掛けて滑空砲を放った。
ケト「ウオオオオオオオオオッ!!」
ズドン!!
スーザン「!?ま、真下に砲台型MMS!!!」
西野「な、なに!?」
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