・Javaの基礎

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・Javaの基礎 - (2010/12/09 (木) 22:09:52) のソース

まずは以前のページでサンプルとして使った下記のプログラムを見てください。 
class sample{
  public static void main(String args[]){
    System.out.println("こんにちは");
  }
}
上記はJavaのプログラムの最も簡単な構成でありsampleというクラスを設計しています。Javaのようなオブジェクト指向のプログラム言語ではこのようにクラスを使ってプログラムを記述していくことになります。 
クラスとは何か、と書き始めると長くなってしまいますので、ここでは簡単に解説いたします。Javaでは何か処理をさせようとする時、その処理を行うモノを作り処理を行わせます。目的の処理を行わせるにはそのモノがどんな機能を持っていてどんなデータを扱うのかを正しく設計する必要がありますが、作り出すモノの設計図がクラスです。つまり目的に応じたクラスを設計し、クラスからモノを作り、そのモノに処理を実行させるというのがプログラムの流れとなるわけです。 
クラスの書式は次の通りです。 
class クラス名{

}
classの後に半角スペースを1つ以上空け、そしてクラスの名前を指定します。そしてそのクラスが何をするものなのかを順に記述していきます。記述する場所はクラス名の後に記述した「{」から「}」までの間です。 
例えば四則演算を行うようなプログラムを作る場合で考えてみます。Javaでは四則演算を行うもの、例えば計算機を作りその計算機に四則演算を行わせようとします。その計算機を作る元となる設計図がクラスですので、プログラムは計算機クラスを定義することから始まります。 
class Calc{
  int result;

  void plus(int val1, int val2){
    result = val1 + val2;
  }
}
クラスの中身の細かい説明はここではしませんが、途中の計算結果を保存するための「result」フィールドと、加算を行う「plus」メソッドをクラスの中に定義しました。(フィールドとメソッドは別のページで解説します)。 
この後で、このクラスからモノを実際に作りだし、そのモノに対して処理を行わせていきます。1つのクラスから複数のモノを作ることもできますので、計算機を何台か作っておいて複数の計算をさせることも可能です。