劉承偕

劉承偕　りゅうしょうかい

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中唐の宦官。元和十五年(820)馬進潭・梁守謙・韋元素・王守澄らとともに穆宗を擁立。郭皇太后の寵遇を受け、沢潞節度使(昭義軍節度使)監軍使となる。節度使の劉悟を侮り、部下は法を乱し、さらに都将の張問とともに劉悟を捕縛して長安に送還し、代わりの節度使の任命を謀ったから、長慶二年(822)劉悟に兵で包囲されて追放された。

本紀・列伝・史料

『新唐書』巻八 本紀第八 穆宗 長慶二年二月戊子条
『新唐書』巻一百七十三 列伝第九十八 裴度
『新唐書』巻一百九十三 列伝第一百一十八 忠義下 賈直言
『新唐書』巻二百一十四 列伝第一百三十九 藩鎮宣武彰義澤潞 劉悟
『旧唐書』巻一百七十 列伝第一百二十 裴度
『旧唐書』巻一百八十四 列伝第一百三十四 宦官 王守澄
『資治通鑑』巻二百四十一 唐紀五十七 憲宗下 元和十五年正月条