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*部品構造 制作者:寅山 日時期  星月 典子 -大部品: 詩歌藩国の音楽 RD:142 評価値:12 --大部品: 北国の長い冬 RD:5 評価値:3 ---部品: 数少ない娯楽 ---部品: 集団作業の労働歌 ---部品: 十分な練習時間 ---部品: 防寒住宅 ---部品: 出稼ぎの手段 --大部品: 詩歌音楽史 RD:8 評価値:5 ---部品: 吟遊詩人の歌 ---部品: 冠婚葬祭 ---部品: 娯楽 ---部品: 芸術 ---部品: 教育 ---部品: 研究 ---部品: 古典音楽の伝承 ---部品: 発展 --大部品: 特徴 RD:6 評価値:4 ---部品: 古典 ---部品: 素朴 ---部品: 外国音楽の受け入れ ---部品: ポピュラー音楽 ---部品: 新古典派 ---部品: 楽器 --大部品: 音楽に関わる人々 RD:11 評価値:5 ---部品: 音楽を彩る人々 ---部品: プロアマ問わず ---部品: プロフェッショナル ---部品: 資格 ---部品: 聴者 ---部品: 批評家 ---部品: 作曲家 ---部品: 作詞家 ---部品: アレンジャー ---部品: 音楽療法士 ---部品: 音楽産業従事者 --大部品: 音楽 RD:9 評価値:5 ---部品: 概要 ---部品: 奏者 ---部品: 旋律 ---部品: 和音 ---部品: 音高 ---部品: 音価 ---部品: 音量 ---部品: 音色 ---部品: 律動 --大部品: 楽器製作工房 RD:16 評価値:6 ---大部品: 楽器製作職人 RD:10 評価値:5 ----部品: 仕事 ----部品: 専門性 ----部品: 倫理 ----部品: 教育と学び ----部品: 楽器製作 ----部品: 修理 ----部品: 調整 ----部品: 親方 ----部品: 弟子 ----部品: 1人親方 ---大部品: 工房 RD:3 評価値:2 ----部品: 環境 ----部品: 倉庫 ----部品: 器具 ---大部品: 楽器製作の継承と発展 RD:3 評価値:2 ----部品: 発展 ----部品: 工房継承 ----部品: 暖簾分け --大部品: 詩歌藩国立イリューシア音楽院 RD:87 評価値:11 ---大部品: 基本情報 RD:3 評価値:2 ----部品: 国立教育機関 ----部品: 活動理念 ----部品: 運営費 ---大部品: 音楽院規定 RD:3 評価値:2 ----部品: 校則 ----部品: 罰則 ----部品: 報賞 ---大部品: 生徒 RD:11 評価値:5 ----部品: 概要 ----部品: 4年制 ----部品: 学費 ----部品: 滞納への対応 ----部品: 開かれた門 ----部品: 入学試験 ----部品: 卒業/進級試験 ----部品: 学費免除試験 ----部品: 飛び級試験 ----部品: 留学生の受け入れ ----部品: 生徒会 ---大部品: 生徒の服装 RD:5 評価値:3 ----大部品: 制服 RD:4 評価値:3 -----部品: 制服とは -----部品: コート -----部品: 夏服 -----部品: 冬服 ----部品: 私服 ---大部品: 年間行事 RD:7 評価値:4 ----部品: 式典 ----部品: 創立記念祭 ----部品: 夏至祭 ----部品: 夏期休暇/冬期休暇 ----部品: 収穫祭 ----部品: 実地研修 ----部品: コンサート ---大部品: その他の取り組み RD:5 評価値:3 ----部品: 一般人を対象にした講座 ----部品: 音楽院公開ツアー ----部品: 音楽(産業)の普及 ----部品: 音楽文化の保守と発展 ----部品: 地域との連携 ---大部品: 大学人事図 RD:32 評価値:8 ----大部品: 役員 RD:2 評価値:1 -----部品: 理事長 -----部品: 学長 ----大部品: 教員 RD:6 評価値:4 -----部品: 教授 -----部品: 准教授 -----部品: 技術 -----部品: 倫理 -----部品: 経験 -----部品: 研究 ----大部品: 職員 RD:16 評価値:6 -----部品: 事務部 -----部品: 総務部 -----部品: 清掃課 -----部品: 警備課 -----部品: 経理部 -----部品: 法務部 -----部品: 人事部 -----部品: 広報部 -----部品: 外部機関連携調整課 -----部品: 購買部 -----部品: 就職部 -----部品: 養護教諭 -----部品: 調理師 -----部品: 栄養士 -----部品: カウンセラー -----部品: 留学生サポーター ----部品: 教員理念 ----部品: 職員要綱 ----部品: 給与および福利厚生 ----部品: 教員への罰則 ----部品: 運営及び賞罰報告審議会 ----部品: 序列 ----部品: 外部監査の受け入れ ----部品: 監査結果の公開 ---大部品: 学部 RD:12 評価値:6 ----部品: 演奏学部 ----部品: 音楽理論学部 ----部品: 吟遊詩人学部 ----部品: ミュージカルバレエ学部 ----部品: 声楽学科 ----部品: 音楽物理/音響、聴覚研究学部 ----部品: 楽器製作学部 ----部品: 音響デザイン学部 ----部品: 音楽放送ビジネス学部 ----部品: 音楽教育学部 ----部品: 音楽療法学部 ----部品: 一般教養学部 ---大部品: 施設 RD:9 評価値:5 ----部品: 音楽院の施設 ----部品: 安全性 ----部品: 南練 ----部品: 東棟 ----部品: 西棟 ----部品: 北棟(学生寮) ----部品: コンサートホール ----部品: 回遊路 ----部品: 体育館 *部品定義 **部品: 数少ない娯楽 詩歌藩国の大地は1年の半分近くの期間が雪で覆われている。そんな寒冷な気候はこの土地で暮す人々の行動を制限した。大半を室内で過ごすようになったのである。その結果として娯楽も室内で行えるボードゲームなどが発展したが、独奏や小規模編成の楽団が演奏する音楽も娯楽として発展した。故に詩歌藩国の国民はプロアマ問わず楽器の演奏や観賞/批評をする者がとても多くなったのである。 **部品: 集団作業の労働歌 吟遊詩人の歌から、独奏や小規模編成の楽団により発展していった詩歌藩国の音楽はその生い立ち故に素朴なメロディーを持つものも多く、お針子の仕事や力仕事の際に歌うものとしても利用されている。そこから発展していった音楽も多く、いまに残っているものもある。 **部品: 十分な練習時間 1年の半分近くが雪で覆われている詩歌藩国は家に籠らなければならない時期も多いが、それ故に楽器や歌唱の演奏時間も多く取れた。これが詩歌藩国の音楽の水準をあげている。 **部品: 防寒住宅 詩歌藩国の住宅のほとんどが防寒使用であり、壁や窓の厚さがあったり密封がしっかりしているなど、この機能は防音機能としても働くので、都市部を含めて自宅での音楽の練習を行うことが安易になっているという住宅事情がある。これが詩歌藩国の音楽の水準を上げることに拍車をかけている。 **部品: 出稼ぎの手段 この国はその当初、雪に覆われている環境から輸出出来る資源に乏しかった。そこで外貨や生活の糧を稼ぐために多く行われたのが音楽の輸出であった。とはいえ音楽の録音/再生技術が進歩するまではそれは人とセットであり、詩歌藩国の多くの音楽家は他の国へ出稼ぎ演奏の旅に出た。しかし吟遊詩人によって建国されたという詩歌藩国ではそれは音楽家として当り前と言って良い行いであり、この歴史と価値観が現在まで続く、世界に羽ばたく音楽/音楽家の産地としての詩歌藩国を形作った。 **部品: 吟遊詩人の歌 吟遊詩人たちによって建国されたというこの国の音楽も彼らの歌から始まっている。それは民謡の伝承や語りと、竪琴などの単純な機構を持つ弦楽器による素朴な旋律の組み合わせでもある。ここから詩歌藩国の音楽が始まった。 **部品: 冠婚葬祭 吟遊詩人たちによる歌は国民に広まり、そのうち様々な祝い事を盛り上げるものとして、葬儀の際に死者の魂の安楽からなることを祈り残された人々を慰め勇気づけるため、そして式典にも使用されるようになっていく。そうして音楽が人々の間に広まり伝承や民謡以外の形で発展していった。こうしたなかで様々な楽器が使用されるようになっていった。 **部品: 娯楽 吟遊詩人が歌う伝承や民謡、冠婚葬祭への利用をえて、音楽は娯楽として楽しまれるようになった。1年の半分近くを雪に覆われた詩歌藩国でも、室内で楽しめる歌唱や楽器の演奏と観賞は貴重な娯楽であり、多くの奏者と聴者を生み出しこれにより詩歌藩国の音楽は更なる発展を遂げ、様々な状況にあった多くのバリエーションの音楽を産み、使用される楽器の種類も増えた。そのうち優れた者は音楽専門の従事者になった。付随して楽器製作を専門とする工房を営む者も産まれた。 **部品: 芸術 娯楽として発展した詩歌藩国の音楽はその後、人生の様々なものごとを表現し、人の心の深い部分……魂を打ち振るわし、生命を賛歌する芸術としても発展していく。そうした音楽を制作する者のなかの非常に優れた者は芸術家と呼ばれるようになり、そういった人々が作る音楽を娯楽とはまた別の仕方で受容する人々が増えた。 **部品: 教育 音楽が発展を遂げていく中で、それに関わる者を専門的に育て上げることで音楽をより進歩させていく教育機関を作ることが多くの人々から求められた。また音楽を使って人々の精神や知性を教育する機関の誕生も求められた。その結果として詩歌藩国立イリューシア音楽院が作られた。 **部品: 研究 音楽はその可能性を求めて多角的に研究されるようになっていく。それは他国の音楽や楽器を研究することやそれを実際に音楽に使用することの研究、音楽の医療的及び教育的な利用について研究することなどであり、それにより音楽の更なる発展を目指した。市井の音楽家は勿論、詩歌藩国立イリューシア音楽院も研究に携わっている。 **部品: 古典音楽の伝承 音楽が発展/進歩していく中で、その始まりである吟遊詩人たちによる素朴な歌や旋律の伝承と研究及び再発見の重要性が叫ばれるようになる。これには歌だけではなく、吟遊詩人たちの文化の伝承も含まれている。詩歌藩国立イリューシア音楽院が音頭をとりこれを行っている。 **部品: 発展 現在、詩歌藩国の音楽は吟遊詩人たちによる音楽や、外国の音楽を取入れて発展した音楽、娯楽のためのものや、芸術として、また医療に使うものとしてなどなどさまざまなグラデーションを持ったものになった。交響詩『イリューシア』/第一番 嬰ハ短調 『希望』はその代表的なところであり、吟遊詩人たちによって伝承された歌の素朴な旋律を曲中に何度も表れるモチーフとして使い、現代の音楽理論や様々な楽器の演奏などの新しいものと組み合わせた、詩歌藩国の新旧の音楽文化を融合した新古典派の曲である。これらの音楽は自国で受容しているだけではなく、音楽産業として海外へも輸出されている。 **部品: 古典 詩歌藩国の音楽は吟遊詩人が歌う民謡と弦楽器の演奏からその歴史が始まる。これを現在でも保守し伝承しているので、民族主義的な音楽ではいまでもそういった特徴を持っていたり、あるいはそれは根本に起きながら発展/進化させたものになっている。 **部品: 素朴 古典や民族主義的な音楽では、その素朴さを大切にして音楽を制作、演奏している。それこそが歴史的な音楽を伝承する行為そのものだからである。 **部品: 外国音楽の受け入れ プロアマ問わず音楽の奏者や聴者及び批評家が多く、そもそも歌いながら世界を旅する吟遊詩人が作った詩歌藩国では、古くから積極的に外国の音楽を取入れてきた。そのことで奏者としてそして聴者として音楽を実践する楽しみを増やしてきた。また自国の音楽と外国の音楽の融合も、意識的/無意識的問わず行われている。 **部品: ポピュラー音楽 詩歌藩国には古典音楽や民族主義的な音楽以外にも、多くのジャンルの音楽が存在している。それはジャズやロックやオペラや外国の音楽などの多様な音楽であり、古典や民族主義的な音楽の素朴さとは違う派手さや激しさがある音楽など、様々な人々の趣味趣向にあった音楽を聴くことができる、娯楽音楽の主流になっている。 **部品: 新古典派 古典や民族主義的な音楽の素朴さを大切にしながらも、ポピュラー音楽の楽しさや激しさや派手さ、外国音楽の様々な特徴を適切に取り入れ、現代のさまざまな楽器で演奏するのが新古典派の音楽であり、ポピュラー音楽と合わせて現代の詩歌藩国の音楽の主流となっている。 **部品: 楽器 詩歌藩国の音楽の始まりは吟遊詩人による歌と演奏であり、そこで使用されたのは竪琴などの単純な機構を持つ弦楽器だった、やがてそこに打楽器や単純な吹奏楽器も加わるようになった。そこから少しの時をえてヴァイオリンやチェロやギターなどの現代的な弦楽器も多く作られるようになる。詩歌藩国では木材が採れることもそれに拍車をかけた、これは木管楽器も同様である。時代をえてピアノなどの打弦楽器や金管楽器も製作/使用されるようになった。そして外国の音楽を取入れていくなかで、エレクトリックギターなどの電気で音を増幅する楽器や、電子楽器も製作/使用されるようになった。詩歌藩国で作られていない楽器は輸入されることがある。逆に詩歌藩国で作った楽器を輸出する場合もある。 **部品: 音楽を彩る人々 奏者と楽器製作者と音楽教育者及び音楽院生徒以外の形で音楽に関わる人々のことであり、彼らがいるからこそ音楽が受容され多様に発展/進化していく。音楽活動には欠かすことの出来ない人々。 **部品: プロアマ問わず 音楽に関わる、というそのものごと自体にはプロもアマチュアも関係がない。もちろん質の差はあるが、誰でも様々な形で関わることができるのが音楽の魅力である。 **部品: プロフェッショナル アマチュアでも楽しめるのが音楽だが、仕事としてプロフェッショナルとしてそれを行う場合は、会社や教育機関や医療機関に所属していて固定給の出る音楽産業従事者や音楽教育者や音楽療法士を除いて歩合制の場合がほとんどなので、音楽院を卒業するなどの実力ある者でないとこれだけで暮らしていくことはできない。楽団などに所属すれば固定給が出るところもあるのだが、前述の歩合制がほとんどの業界でのことなので、安定した生活を望めるこれに所属するのにも過酷な競争があり相当な実力なり縁なりが必要になる。 **部品: 資格 多くの場合でこれになるには資格を必要としてないが、音楽療法士などの他者の心身の健康状態に深く関わるものに就くには資格が必要である。例えば当の音楽療法士の場合は音楽院を卒業して資格を取った者しかなれない。この道も安易ではない。 **部品: 聴者 音楽を聴く者。その目的は娯楽のためや芸術を観賞するためや心身の治癒のためやBGMとしてなど多数あるが、音楽をなんらかの目的を持って聴けば誰でも聴者である。 **部品: 批評家 聴者でありながら音楽の批評を述べることを自らの仕事としている者である。批評の内容は自らの感情をただ述べるだけの感想であってはならず、音楽の普及を目指して、多くの音楽知識のもと聴者へ分かりやすい楽曲解説をすることや、音楽の発展を目指して、奏者や作曲者へ今後の音楽活動のためになる指摘、また音楽を悪用する者やその質の低下を意図して狙っている者に対してはそれを暴くような痛恨の指摘を行える者でなくてはならない。資格の無い仕事なのでプロもアマもないのだが、いっぱしの批評家になるには前述したように多くの音楽知識が必要なため音楽院を卒業した者や、それと同等の能力を持っていなくてはなれない。 **部品: 作曲家 曲を制作することを作曲というがそれをする者をこう呼ぶ。作曲する目的や質もさまざまで、趣味のためにこれを行うアマチュアも、仕事してこれを行うプロフェッショナルもいる。 **部品: 作詞家 旋律につける言葉を編出す者である。ただ音楽に言葉をつければよいのではなく、言葉が持つ意味やイメージ、リズムや響き、発音のし易さやし難さなど、言葉のもつ総合的な特徴を吟味しながらこれを行う者のことである。プロもアマもいるがその質はやはり異なる。 **部品: アレンジャー ある曲をさらに良くするために編曲や楽器の編成などを行う者である。旋律だけがある曲を完成した音楽として作る場合も、完成した曲を作り直す場合もあり、これを行う者には相当な音楽的な知識が必要になる。 **部品: 音楽療法士 音楽を他者の心身の治癒に利用する者である。その実践は音楽を使った体操での心身の健康増進から、心のケア、音楽を聴くことでのリラックス効果を利用する身体の回復まで様々である。これになるには音楽院を卒業し専門の資格を取らなくてはならない。 **部品: 音楽産業従事者 音楽産業に関わる者。ここには楽団や音楽会社や事務所などの運営者やマネージャーからその事務や総務などの人々、音楽の録音を仕事とする者や、演奏会での音楽の増幅や舞台設置をする者、それらの装置を作る者など様々な人々が含まれている。 **部品: 概要 音楽とは時間経過に従いながら、様々な音を関係する一連の現象として鳴らすことで、曲という1単位として表現/再現し、そのことで聴者の感情心理になんらかの影響を与え、また肉体的にも興奮や鎮静などを与える、知的生命が行う表現活動/芸術活動、そして娯楽の1つである。 **部品: 奏者 音楽は声を発したり、掌同士を打ち合わせるなど自らの肉体を使用したり、音を鳴らすために作られた楽器という道具を使用することで音を発生させ、曲を演奏する者を必要とする。これを奏者というが、これは必ずしも人間である必要は無く、なんらかの装置による曲の演奏や、なんらかの記録媒体に録音した音を装置で再生することで鳴らすこともあり、これも広義の意味では奏者である。 **部品: 旋律 音楽の横の連なり。ある時間内で、時間が経過するごとに異なる音高/音価を持つ複数の音を連なるように鳴らすと、聴者はそれを1つのまとまりとして捉える。これを旋律と呼ぶ。 **部品: 和音 音楽の縦の連なり。同時間に異なる音高を持つ音を2つ以上鳴らすと、鳴らした音が重なり、その音高の組み合わせの種類により聴者に様々な印象を与える。これを和音と呼ぶ。 **部品: 音高 1つの音の振動数。音とはなんらかの物体が振動して起こる現象だが、ある1つの音の高さは1秒間に物体が振動する回数(これをヘルツという言葉でも呼ぶ)によって決まる。聴者は振動数が多い音ほど音高が高く聞こえる。異なる音高を持つ複数の音を時間が経過するごとに鳴らすことで聴者は旋律を感じ、異なるあるいは同一の音高を持つ音を規則的あるいは不規則的にならすことで聴者は律動を感じる。また異なる音高を持つ複数の音を同時的に鳴らすことで聴者は和音を感じる。 **部品: 音価 1つの音の長さ。音楽に置ける時間的な単位。ある音を1秒間鳴らすのと、5秒間鳴らすのとでは音に対する聴者の印象は異なる。同一または異なる音価を持つ音を組み合わせることで旋律や和音や律動を作る。 **部品: 音量 音の大きさ。ある音の音圧が大きいほど聴者はその音を大きく感じる。音圧が小さい音を人の聴覚は感知出来ないが、音圧が大き過ぎる音もただの衝撃としか感じないので肉体では感じるものの聴覚では感知出来ない。音楽においてはこの音圧を演奏などによって操作することを音量と呼ぶ(デシベルという言葉でも呼ぶ)。様々な音量で音を奏でることで感情表現をしたり、音楽に彩りを与える。 **部品: 音色 同じ音高/音価/音量を持つ音でも音色が異なれば聴者には違った印象を与える。音色はある音(振動)をなんらかの装置により波形に視覚化した際に確認出来る形の違いである。この波形が異なることで同じ音高/音価/音量を持つ音でも聴者はそれぞれを異なる音と捉える。音楽の実践ではさまざまな楽器を使うことや、異なる知的生命体が音を発するでこれを得る。複数の異なる楽器や知的生命体が同じ音高/音価/音量を持つ音を奏でても楽器本体の構造や知的生命体の個体差、音を発生させるメカニズムが異なるのでその波形も変わる。故に音色も変わる。また音を何らかの装置で加工処理することでも、同じ音高/音価/音量を持つ音でも聴者にはそれぞれ違う音に聞こえる。 **部品: 律動 リズムとも呼ばれる。ある時間内における、規則的あるいは不規則的に現れる聴覚的に目立つ部分の連なり。時間経過に従いながら規則的にあるいは不規則的に音量、音色、音高、音色が同一のものを鳴らすことで、あるいは異なる音高/音価/音量/音色を持つ音を、時間経過に従いながら意図して聴者に目立たせるように鳴らすことで、音楽に規則的あるいは不規則的な動きを与えるのが律動である。 **部品: 仕事 様々な楽器を製作する職人であり、それに伴い故障した楽器の修理や調整も行う。楽器を量産する場合もあれば、1人の奏者のためにオーダーを詳しく聞きながら楽器を製作/調整する場合もある。 **部品: 専門性 各々の職人ごとに専門の楽器がありその範疇を超えることは安易ではなく、例えば同じ弦楽器であってもギターの製作者が品質のあるヴァイオリンを制作することはとても難しく、両方を同じ質で作ることが出来る職人は大天才である。それどころかヴァイオリン属の製作職人が(同じヴァイオリン属である)ヴァイオリンとコントラバスを同品質で作ることは難しくこれを出来る者は相当な腕前と才能がある者である。もし管楽器と弦楽器を同じ高品質で作れる者がいるのならば、それは歴史に名を残す天才である。故に職人が制作する楽器の専門化が進み、同じ楽器に限定するならば高品質の楽器を作り出す者がいる。 **部品: 倫理 この職業に就く者は、音楽を奏でるに相応しい質を持った楽器を製作することは旨にしていることはもちろん、故障のし易い楽器などを作って演奏中に奏者が怪我をすることのないように、安全な楽器を作ることを心がけている者でなくてはならない。 **部品: 教育と学び 楽器制作者として自分の技術に満足することなく、楽器の質の向上を目指すのは勿論だが、親方は弟子の技術や知識や倫理観の向上に努める者でなければならず、弟子もそれを学び取ろうとする者でなければならない。 **部品: 楽器製作 楽器製作職人の主な仕事である。それぞれ(親方/工房)が専門とする楽器を持っており、それを製作する。基本的には質が高い楽器ほど作るのに手間が掛かるので製作期間も長くなり価格も上昇する。故に初心者用のあまり質の高くない楽器制作を専門とするところや、高品質の楽器制作を専門とするところなどに分かれているが、大きな工房では両方をまたはその中間を伴って製作する場合もある。 **部品: 修理 楽器を製作するということはもちろん、その修理も行う技術を持っているということである、こちらも勿論それぞれの楽器製作職人が専門の楽器を持っている。 **部品: 調整 使用された楽器の音程の調整や、各種パーツの付け替えによる操作性の向上や音色の変化を目的とした改良を行う。調整にももちろん専門的な知識が必要となる。 **部品: 親方 工房の主であり、弟子を束ねて楽器を製作する者でもある。10年以上の修業と実務の末になることの出来る者であり、小さな工房では1人から数名の弟子、大きなところでは数十名の弟子を使い、自らがその腕を振るうのはもちろん、弟子を監督しながら、己が専門とする楽器を製作する。故に楽器製作者としてだけではなく弟子を育成する心意気や倫理観がある者でなければならない。 **部品: 弟子 親方に仕えて楽器を製作する者である。親方に任された工程を担当し、腕が上がるごとに重要な工程を任されることで一人前の楽器製作職人へと成長していく。日夜楽器製作の修業に勤しむ者である。詩歌藩国立イリューシア音楽院が設立されてからはここの楽器製作学部を卒業した者、あるいはそれと同等の実力のある者がこれになることが多くなった。そして実力はなくても楽器製作に対する情熱と心意気がある者が採用される場合もあるが、1番下っ端からの採用であり、一人前になるのは安易ではない。 **部品: 1人親方 楽器製作者は親方と弟子ばかりではなく、弟子を取らずに1人で黙々と楽器を製作する者もいる。言わば1人親方である。時として親方につかずに始めからこちらになる者もいるが、楽器製作職人は奏者からの評価と信頼を得ていかなくてはやっていけないのでその道は安易ではない。1人で楽器を製作する故に楽器の生産数はかなり少なくなるが、そのこだわりから高品質の楽器や特徴的な楽器を製作する者がいる。 **部品: 環境 楽器製作に適した環境の建物。製作の際に生じる騒音や試奏の際の音が出ても近隣住民から文句のでない人里離れた場所や工業地帯に建てられていたり、あるいは住宅街にある工房では防音がしっかりと施されている。 **部品: 倉庫 楽器製作には様々な材料が必要になる。それに適した保管庫である。適切なスペースがあるのはもちろんだが、例えば木材ならば湿度の管理、金属ならばこれが錆びないようにするなどの設備を設置されている他、親方や弟子たちによる管理もされている。もちろん材料が盗まれないようにその扉には鍵がかかっており、工房関係者しか開閉出来ない。 **部品: 器具 楽器製作はさまざな器具を必要とする。一般的な工具はもちろん、専門的な道具が必要な場合があり、それらを購入したり、楽器製作職人自身が自作することで、工房に取り揃えている。 **部品: 発展 楽器製作の進歩は一代ですぐさまどうこう出来る物ではなく、多くの楽器製作職人の経験と知識の共有や研究によって成し遂げられるものである。それらを後進に受け継がせることが楽器製作の進歩の方法である。 **部品: 工房継承 親方と弟子を有する工房は、親方が死去する際や引退する際に、弟子に工房とその名を譲ってもよい。こうすることで楽器製作の知識や環境を継承していく。またこのことで工房のブランド化も計れる。工房のブランド化は楽器の質の維持と音楽産業共に重要なことである。 **部品: 暖簾分け 親方に認められた弟子は、工房の名前や親方の名前の一部を継いだ自らの工房を開業しても良く、そのことを宣伝しても良い。この際には弟子を取ることも出来る。このことで楽器が様々なバリエーションを持って発展し、また様々な地域にも広がっていく。 **部品: 国立教育機関 詩歌藩国立の教育機関。詩歌藩国の吟遊詩人たちによって脈々と受け継がれてきた音楽という文化/伝統の保護と、国の内外、新旧を問わない音楽を受け入れ、創作や演奏技術の研鑽をし、また音楽を通じての教育、心身の治癒効果にも着目し深く関わることでその進化を目指す。そういった音楽の芸術/娯楽/教育/治療としての進歩を通して、音楽で世界の人々を癒し生活に潤いを与えること、また藩国の産業として発展させ、音楽を通じて社会に貢献する人物を育成することを目的に、詩歌藩国の王都イリューシアに設立した。 **部品: 活動理念 音楽を通じて人々を癒し人生を豊かにする人材を育てること。音楽産業で活躍する人物を育てること。なによりも音楽は人々またはそれに準ずる感受性のあるものたちを癒しその生活を豊かにするためにあるので、それに反した行いを決してしないこと。音楽に関わる者にそういった倫理観を学ばすこと。音楽をなんらかの方法で悪用するものが現れたときにそれに法的または作品を作ることで対抗出来る者を育てること。また音楽教育の機会を性別/種族/年齢/出身問わず公平に与えることを理念とする。 **部品: 運営費 音楽院は国費、学費、寄付をもとに運営している。その比率は国の経済状況によって変り、1年間の予算が余った場合には貯蓄し国の経済状況が甚だしく悪いときなどに運営費として使用する。国立教育機関なので学生の教育を第一にしており、故に国の経済状況が悪い時でも閉鎖などはしないが、大不況や戦争やそれに準ずる状況のときは理事長を務める詩歌藩王の判断によってはそれもありうる。また運営費に関する不正/汚職/横領がないように検査/監査する(それぞれ大部品:役員、大部品:音楽院規定を参照のこと)。 **部品: 校則 イリューシア音楽院の生徒は国立音楽院の名前を背負うに相応しい行動や振る舞いをすること。公共の場で人の迷惑になることはしないこと、国立音楽院生徒の立ち場を悪用しないこと、法に背くことを行うことは言語道断である。音楽を愛し音楽で人を癒し感動させ生活に潤いを与えるべく勉学に励むこと。生涯通して音楽を人の苦しみや苦痛に寄与するためには使用しないこと。 **部品: 罰則 イリューシア音楽院生徒はこの学院に所属しているうちは、学院の内外問わず人に迷惑をかける行いをした際に学院からの罰を受ける。音楽院の教職員によって構成された賞罰審議会(大部品:大学人事図、内の部品:運営及び賞罰報告審議会を参照のこと)によってその度合を裁定する。軽いとみなされたものは面談のあとで反省文の提出を求める。罪の度合が高いと判断されるごとに、謹慎やボランティア活動への参加、休学、退学、除籍と処罰が重くなる。悪質な行為の場合は除籍の上、警察への届けで、起訴などの法的手段をとる。これを行った者が留学生の場合は、留学生の出身国の担当者と審議の上で同等の措置をとる。 **部品: 報賞 イリューシア音楽院の生徒が立ち場に相応しい活躍や、社会に貢献した行動をしたと賞罰審議会が判断した場合にはその生徒に報賞を与える。著しい活躍/社会貢献をした者は音楽院の行事の際に壇上で表彰する。またこのことを外部の新聞社などにも発表する。金銭の授与は行わない、あくまでも名誉的な報賞ではあるが、これを受賞した生徒は就職の際などに利用して良い。生徒本人から求めがあれば音楽院が受賞の証明書を発行する。 **部品: 概要 性別年齢出身問わず、音楽の道を志し、音楽を人の癒しのために、芸術や娯楽として発展させる者、また古くからの音楽文化を守らんとする者を音楽院は広く受け入れている。イリューシア音楽院に通うのはそういった生徒たちであり、日夜音楽の技術や知識を研鑽し、世に出るために勉学に励む心豊かな者でなくてはならない。 **部品: 4年制 音楽院は4月から翌年3月までを1年の課程とした4年制を採用している。生徒は4年間の通学のあいだに各々が選択した学部の講義や日々の自己研鑽や生徒及び教職員との交流や実践の場に参加するなどして音楽の演奏/知識/その実践方法を学ぶ。そして4年間の通学をもって卒業資格を取得でき、その期間を通じて学生は各々が選択した学科のプロフェッショナルとして活躍可能な技術や知識を習得する。しかし卒業/進級試験の結果の留年や、飛び級試験の結果による飛び級もあるので必ずしも4年間の通学になるとは限らない。またそれとは別に本人の希望により入学した年を1年目として8年間までは大学に在留できる。また冬期と夏期にはそれぞれ一ヶ月ほどの休暇期間を設けている。 **部品: 学費 学費は前年の藩国民の年収の中央値を鑑みて、一般家庭の子供が無理なく進学出来るように設定されている。しかし他の教育機関とくらべて極端に安くならないようにも調整されている。これは運営費を(他の教育機関と比較して)極端に減らしてそのことで、教職員の給与が減少することで起こるであろう教職員の質の低下を防ぐためである。 **部品: 滞納への対応 生徒は年度初めの一ヶ月間のうちに前期の授業料を、その半年後の一ヶ月間のうちに後期の授業料を支払わなくてはならない。これを滞納した生徒は除籍となる。しかし性別年齢出身問わず様々な生徒を受け入れているイリューシア音楽院では教育機会の平等を保つため、生徒の経済状況を考え、教職員による学費を滞納した生徒への面談を行い、事情を聴き取り経済に関するアドバイスをしながら、授業料滞納も仕方ないと判断した場合は、2ヶ月から半年までの支払期限の引き延ばし、及び分割払いに応じる。またこうした生徒には学費免除試験を受けることを積極的に勧める。こうすることで様々な経済状況にある生徒たちの教育の機会平等を維持する。 **部品: 開かれた門 音楽院への入学は性別/人種/年齢/出身問わず多くの人々に向けて開いている。これは活動理念である教育機会の公平を実現するためである。しかし適宜行われる試験や進級試験の合格基準は厳しく、勉学に勤しむ者でなくては突破することができない。入るは容易く出るは難しく、である。 **部品: 入学試験 イリューシア音楽院は教育機会の公平という理念のもとに門を広く開いてはいるが入学試験はある。ここでは主に面接により、他人の心身に暴行を加えるような甚だしく素行の悪い者や集団生活が徹底的に不可能だと判断された者が落とされる。 **部品: 卒業/進級試験 卒業および進級するためにはこの試験に合格しなければならない。試験に落ちた者は留年となる。各学部により実技や筆記試験、論文提出や実地試験そして面接(その複合)など形式は異なる。合格基準は厳しく、イリューシア音楽院の学費の安さや入学のし易さは藩国内外に有名だが、こちらもよく知れた話しである。これは音楽院では教育機会の公平や生徒の自主性を重んじているが、そのことにより教育機関として名前だけの骨抜きにならぬように、また卒業後に生徒がきちんと活躍できるようにするための措置である。 **部品: 学費免除試験 才能のあるもの、および家庭の財政が芳しくない者のために学費の半分を免除、及び全額の免除をする。その対象者を決めるための試験である。半年に1度開催する他、入学の際にも開催し、音楽の才能はあるが貧困のなかにある者の成長を手助けする体制を取っている。この試験では実技の他に面接が重視される。全額免除される者は1学年に数人であり、半額免除される者もその2、3倍程度に留まっている。 **部品: 飛び級試験 年度末に行うこの試験により同学年の生徒よりも著しく成績が良く、あるいは1芸に突出していると判断された者は翌年の教育課程を飛ばし進級することが出来る。最短で2年で卒業出来る(1年生→4年生)。ただしこの試験に合格する者は極稀であり、音楽院を2年間の通学で卒業する者は10年間に1人出れば良いほうである。 **部品: 留学生の受け入れ イリューシア音楽院では音楽を学びたいと外国から希望する者を広く受けれている。その際には留学生が音楽院での生活に馴染めるように心身の健康面や生活/文化的な齟齬のケアを専門家が行う(部品:留学生サポーターを参照のこと)など受け入れ体制を整えている。 **部品: 生徒会 イリューシア音楽院は生徒の自主性と責任を重んじており、故に生徒たちを束ね学生寮などの自治を行い、生徒たちの声を代表する生徒会を結成することを推奨している。生徒会の人員は音楽院在学中の生徒のみであること、代表とする生徒会長1名と、副生徒会長2名、会計や広報係などの補佐を置くこと、会長と副会長の役割を負う者は全生徒による無記名の投票でもっとも多くの票を取った生徒に決めること、任期は1年とすることを求めている。要求を満たした生徒会組織は理事長及び学長がその存在と校内での活動を承認する。生徒会長や副会長は運営及び賞罰報告審議会への参加を要請されることもあり、そこで全生徒を代表した意見を発言するなどして、日頃から教職員と意見を交換し、学生寮の生徒による自治など、生徒たちが健やかに自立した学生生活を行えるように努める者でなくてはならず、その限りにおいて生徒会は教職員に必要な要求を行うことができる。また生徒会組織は1つのみでなくてはならない(複数の生徒会組織の乱立は認めない)。 **部品: 制服とは 音楽院では正装として制服を定めている。主に学内行事やコンクールへの参加の際に着用するが、普段から制服を着用する生徒も多いようである。デザインは全体的に水色を配色している。 **部品: コート 詩歌藩国の寒さにも耐えることが出来るコート。男性用のものはインバネスタイプのコートで、女性用のものにはショートケープがついている。 **部品: 夏服 北国とはいえ夏には暑い日も存在するため、夏服も用意している。男女共に上着は半袖のブラウスであり、女性用のものは冬服のブラウスと同じく袖がバルーン状に膨らんでいる。ボトムスはスラックスとキュロットとスカートがあり、こちらも各員が自由に着用を選択できる。冬服と同じく首にはアスコットタイを巻く、しかし正式な行事以外では暑さのためか外してしまう者も多い。また季節によっては夏服のブラウスと冬服を組み合わせて着用する生徒もいる。 **部品: 冬服 主に冬に着用する制服。男女別デザインのものと、男女共有のブレザーがある。首にはアスコットタイを巻く。男女共に上着はベストにブラウスであり、女性用のブラウスは肩から肘にかけてバルーン状に膨らんでいる。男性の袖はストレートでありアームベルトを付けている者もいる。ボトムスはスラックスとスカートを用意しており各員が自由に着用を選択できる。ブレザーは男女共用であり改まった行事での着用を推奨している。 **部品: 私服 生徒には受講なども含めて私服での学園生活を許可している。もちろん公序良俗に反しないものに限るが、生徒の個性と自立性を認めているので細かな規定は無い。 **部品: 式典 入学式/卒業式/始業式/終業式のことである。教職員のほか、通常は学長も参加しまた入学式と卒業式では理事長も参加し訓辞や式辞を読み上げる。その他に生徒たちによる演奏も行われ、日々の研鑽の発表の場にもなっている。 **部品: 創立記念祭 イリューシア音楽院の創立を記念して5月に行う。新入生の歓迎会も兼ねており、各学部の優秀者は演奏や発表/実演を披露する。 **部品: 夏至祭 音楽院の夏期休暇中に行われる夏至祭では、神殿や劇場などで生徒による演奏や歌唱が行われるのが恒例となっている。音楽の実地を学ぶ場としてはもちろん、プロとの共演もありそこから多くのことを学ぶ生徒も多い。 **部品: 夏期休暇/冬期休暇 音楽院では夏期と冬期それぞれに一ヶ月ほどの休暇期間を設けている。学生寮に暮す生徒には帰郷を促し家族との交流を持つことを推奨している他、季節ごとの祭りに参加し音楽の実地を学ぶことや、休暇を利用しての集中的な練習や勉強、旅行を通じて心を豊にすることを推奨している。また経済的に困窮している生徒には健全なアルバイトを紹介することもしている。 **部品: 収穫祭 秋の収穫祭には詩歌藩国の内外から著名な音楽家を招いて、演奏会を行う。一方で藩国の吟遊詩人たちの多くは地元の収穫祭のほうに出演している。 **部品: 実地研修 各学部で学ぶ生徒はそれぞれに見合った実習や臨床、企業へのインターン、楽団の手伝いやエキストラなどに参加することで音楽の実地を学ぶ。また夏季/冬季の休暇にあわせて藩国内外の祭りや行事に参加するフィールドワークも行っている。後者は自由参加だは毎年参加する生徒は多い。 **部品: コンサート イリューシア音楽院では年間を通して様々なコンサートを行っている。音楽院が主催するものや教員たちによるプロフェッショナルのもの、生徒たちが自主的に企画運営するものや、教員と生徒が協力して行うものまでさまざまである。それらの多くを音楽院外の一般の人々に公開している。また生徒たちは音楽院外のファミリーコンサートや慰安演奏会、音楽会やコンクールにも積極的に参加している。 **部品: 一般人を対象にした講座 開かれた公平な音楽教育を旨とするイリューシア音楽院では、学生ではない一般の人々を対象とした音楽教育も行う。その種類は楽器演奏から作曲、あるいは音楽療法と多くあり、期間も最短は1日のものから最長で1年のものと幅が広い。無料で参加出来るものもあるが、期間が長いものほど受講に掛かる金額も増える。その収入は音楽院の運営費に充てる。この行いは藩国の伝統文化を一般大衆に広め絶やさすぬため、そして音楽の素晴らしさ楽しさを広めるためでもある。またこの講座を行う講師は音楽院の教職員のほかに生徒が担当することもあり、有料の講義で生徒が講師を勤めた際には一般のアルバイトと同様の金銭を生徒に授与する。また講師役を務めた生徒には、生徒が受講している学科そして担当した講座の内容によっては単位の取得を認める場合もある。 **部品: 音楽院公開ツアー 音楽院の活動を一般に広く認知させるために、また地域との交流をするために授業や生徒の暮らしを半年に1度ほど一般の人々に公開する。参加希望者は申し込みをすることでツアーに参加することができる。また音楽院では教員や生徒たちによる多くのコンサートを開催しており、こちらも一般の人々に公開することが多い。なお国内外の情勢により治安の悪化がありテロや犯罪などが懸念される場合は中止する。 **部品: 音楽(産業)の普及 音楽教育の他に、音楽文化を藩国内外に普及させる活動も行う。普及のために国内外で音楽院主催あるいは地域や企業と提携したコンサートやシンポジウムを開く。またそういった場で音楽産業発展のための会合なども開く。 **部品: 音楽文化の保守と発展 詩歌藩国の音楽文化は吟遊詩人たちによって脈々と受け継がれながら発展して来たものであり、その歴史/伝統の保守や研究を行いこの文化を守る。また保守的になるだけではなく藩国内外の音楽を取入れ研究し音楽の発展、新しい音楽の創造に寄与する。 **部品: 地域との連携 王都イリューシアに居を構える音楽院は地域住民と連携し、学生の生活が滞りなく行われるための活動、地域文化発展のための活動をしている。具体的には(勉学に影響がでない範囲での)アルバイトの紹介や、学生向け娯楽の紹介。地域の催しや行事への学生楽団の積極的な参加などである。 **部品: 理事長 音楽院の実質的な長である。現在は詩歌藩国の藩王である九音・詩歌が勤めている。音楽院に出向くことは少なく、実務は教職職員に任せ、音楽院の長としての実務も学長が行っているが、理事長の権限は多大であり、学校の運営、未来について大きな影響力を持っており(詳しくは部品:運営及び賞罰報告審議会、部品:序列を参照のこと)単独での決定権を持つ。これはイリューシア音楽院が国立の教育機関であることに加え、将来活躍する国民や音楽に関わる者を育てる役割を持つ教育機関の責任として、音楽院及びそこに勤める者と生徒たちがそこから逸脱したり暴走しないようにするための措置である。また音楽院の年間行事の際にはこれに参加し、生徒や教職員たちに祝辞や労いの言葉を与えたり場合によっては表彰を行うことがある。理事長は音楽と音楽院の生徒と教職員たちを愛しこれらを行う。給与は無給。将来的に理事長の役職を他の者に譲ることも視野に入れてはいるが現在はまだその時ではない。その際には理事長の権限は現在よりも制限され給与が発生することも予定している。 **部品: 学長 音楽院の長である。九音・詩歌により現在は寅山日時期がこの役職に任命されている。毎日ではないものの頻繁に音楽院に出向き長として諸々の決定の承諾や対応、年間行事への参加などの実務を行う、また講義を持つこともあり、音楽を制作することの出来るスタジオも有している。学長は音楽と音楽院の生徒と教職員たちを愛しこれらを行う。理事長に次いで権限を持ち(詳しくは部品:運営及び賞罰報告審議会、部品:序列を参照のこと)運営及び賞罰報告審議会で決定された意見や方針の承認や否定、再審議の要求などを行う権利を持っている。その理由も理事長と同じく音楽院を国立の教育機関として保ち発展させていくためである。給与はこちらも無給。将来的には学長の役職を他の者に譲ることも視野に入れてはいるが現在はまだその時ではない。その際には学長の権限は現在よりも制限され給与が発生することも予定している。 **部品: 教授 実際に生徒たちと対面し講義やゼミを受け持ち教育を行う者。また一般人を対象にした講座でも講師を務めることがある。音楽の研究者、制作者でもある。准教授の中からこの立ち場に相応しい音楽と教育における技術と倫理観を持っている者に与えられる役職であり、通常は各学部に1名ないし2名の定員が定められている。またこれに相応しいと判断された外部の者が任命される場合も、すでに他の教育機関でこの役職についている者のなかから国立教育機関の教員に相応しいと判断された者が任命される場合もある。なににせよ狭き門である。准教授と比較して教育者としての責務も重くなるが、給与や待遇の面では准教授よりも厚遇され、自己の研究や音楽制作にも集中しやすい環境を音楽院が提供する。またこの地位を名に冠して書籍を発表することも認められている。しかしその旨とするところは生徒の教育と成長であり、研究や文筆への没頭からそれらが疎かになってはいけない。甚だしい場合は運営及び賞罰報告審議会にかける(詳しくは部品:罰則、部品:賞罰報告審議会を参照のこと)。 **部品: 准教授 教授と同じく生徒たちの教育を行うものであり、一般人を対象にした講座の講師も務めることがあり、音楽の研究者/制作者でもある。また教授を補佐する役割も持っている。定員は各学部の規模により変動する。将来的に教授に相応しい音楽と教育に関する技術と倫理観を持つに至るであろうと判断された者が任命される。教授と同じく外部から任命される場合もある。この時点で相当な(音楽と教育に関する)実力者でなければならず、教授の下の役職といえでもやはりこれになるのは狭き門である。給与や待遇は教授よりも劣るものの、まっとうな給与と福利厚生が提供され、研究及び音楽制作環境が与えられる。役職を冠した書籍を書くことも許されている。しかしその旨とするところはやはり生徒の教育と成長であり、研究や文筆への没頭からそれらが疎かになってはいけない。甚だしい場合は運営及び賞罰報告審議会にかける(詳しくは部品:罰則、部品:賞罰報告審議会を参照のこと)。 **部品: 技術 教授および准教授に就く者は、音楽院を卒業した者(または同等の実力のある者)がその後10年以上音楽を日常的に実践して得た演奏や音楽制作(及び教育や医療)の技術(あるいは期間が10年より短くともそれと同等の技術)、またはそれと同等の技術を持っていなくてはならない。これを持っている者がこの職務に任命される。 **部品: 倫理 生徒と対面し音楽家として、そして人としての成長を導くことを旨とする教授/准教授は、教育者として相応しいまっとうな倫理観を持っていなくてはならない。また音楽に対してもこれを悪用せず音楽で人の人生に潤いを与えることや癒しを施すことを旨とする者でなければならない。これを持っている者がこの職務に任命される。 **部品: 経験 将来、多角的に音楽に関わる者を育てる教授/准教授は、1人の人間の成長を導く者として、論理や机上の空論ではなく、音楽家としての経験を多く積んでいる者でなくてはならない。例えば演奏家ならば舞台に多く立つことであり、音楽療法士ならば臨床の経験である。これを持っている者がこの職務に任命される。 **部品: 研究 教授および准教授は教育者の他に、音楽の研究者/制作者という一面も持っている。音楽を生徒に教えるだけでなく、日夜自己の技術を研鑽し、新しい音楽や古典的な音楽の研究や、音楽を使用しての心身の治癒など、各々の分野の発展に貢献している。 **部品: 事務部 音楽院の運営に関する書類の作成や整理/保管などを担当する部署。また多くの場合で生徒が音楽院に対して行う諸々の申請や依頼や相談の窓口にもなっている。生徒の個人情報や通学状況、また各種施設の利用状況の管理も行っている。 **部品: 総務部 音楽院の運営が問題なく行われるように、細かなものから大きなものまで様々なことを担当する部署。電球の交換と補充などの備品の管理、年間行事や式典に使用する会場の準備などもこの部署の担当である。校内の清掃を受け持つ清掃課、校内の警備を担当する警備課は総務部に属している。 **部品: 清掃課 音楽院の環境と衛生を守る課であり、総務部に属している。日常的な校内の清掃から、校内美化キャンペーンの計画と実践なども担当している。また一般教養課程で衛生に関する授業を受け持つこともある。 **部品: 警備課 音楽院の運営が問題なく行えるように、校内の警備を担当する部署。法的な警察力は持っていないが、校内の警邏や、不審者を発見した時の拘束、その後の適切な組織への身柄の引き渡し、部外者が来校する際の管理、生徒及び教職員への防犯・注意喚起などを行い、不測の事態から音楽院関係者を守る。学生寮が校内にあるイリューシア音楽院では適切な人員と人数を配備し24時間学生と教職員の安全を守っている。また音楽院公開ツアーや校内でのコンサートなど来校者が多くなる催しでは事前に警備計画を考案することで安全への対策力を高め、年間行事や入学/卒業などテロなどに狙われる可能性のある催しの場合には、警察などと連携して防犯力を高める。また学生及び教職員に対して防犯に関する講義を行うこともある。 **部品: 経理部 音楽院の財政を担当する部署。運営費の管理、収支の記録、収支の予想による運営計画の作成と提出、また職員の給与や生徒の学費の管理、財政において官庁や外部機関との連携などを担当している。また一般教養課程で経済に関する授業を受け持つこともある。 **部品: 法務部 音楽院の行いが法令に適っているのか審査し訂正する部署。また他の部署が法的な知識を有する行いをする場合、法的な書類及び行動が必要な場合は連携してことにあたる。また外部から法的な訴えがある場合にも対応する。生徒及び教職員に一般的な法律や法令遵守に関する講義を行うこともある。 **部品: 人事部 教職員の人事を担当する部署。しかし実際の人事権は運営及び賞罰報告審議会が持っている(最終的には理事長がこれを持っている)ので、この部署が行うのは人事図の把握や労務管理である。また音楽院の諸々の部署が求人を行う際には、人事部がその情報を音楽院内外に告知する。 **部品: 広報部 音楽院の運営に関する諸々の告知を内外に向けて行う部署。音楽院外部への受験や年間行事に関する告知や歳時記のお知らせ、各部や教員が公開/募集する情報の学生や教職員全体への告知も行う。またそれに対する反響や意見も汲み取り、他の部署や教職員と共有する。通信社や新聞社や企業や教育機関との連携を取り内外の情報の共有なども行う。音楽院外部からの連絡対応窓口でもある。外部機関との連携調整を専門的に行う外部機関連携調整課はこの部署に属している。 **部品: 外部機関連携調整課 広報部に属している。日常的に外部機関や地域との情報共有や連絡網を形成し、音楽院と様々な外部機関及び地域が連携してことを行う際に、それらが順調にいくように働く。 **部品: 購買部 学内にある売店を運営する部署。学生生活に必要な日用品や雑貨、また教科書に指定された書物やその他勉学に役立つ書物、 公序良俗に反しない遊具や娯楽物や医療品などを管理/販売する。 **部品: 就職部 生徒の卒業後の進路に関する諸々を担当する部署。企業による求人や、楽団のオーディションなどの告知を生徒に対して行う。また就職に関して生徒の相談に乗り希望に適う求人情報を知らせたりアドバイスをするなど、企業と生徒の橋渡し役を勤める。 **部品: 養護教諭 学生及び教職員の健康管理などを受け持つ。保健室が校内にあり、校内で怪我人や急病人が出た場合は初期対応も行う。重篤である場合など養護教諭だけでは対応出来ない場合は外部の医療機関へと患者を送る。生徒及び教職員に対する健康促進キャンペーンや、医療機関と連携して教職員の健康診断も定期的に行う。また一般教養課程で保険の授業を受け持つこともある。 **部品: 調理師 音楽院には学生及び教職員が利用可能な学生食堂がある、そこで飲食物の調理を受け持つ。食料や食器や調理器具の受注や管理を行い、栄養士と連携して健康な生活を営むために必要な栄養素を摂取出来るレシピや献立の作成も行う。また一般教養課程で食生活に関する授業を受け持つこともある。 **部品: 栄養士 音楽院には学生及び教職員が利用可能な学生食堂があり、そこで提供する飲食物の栄養管理を行う。飲食物が安全で健康な生活を営むために必要な栄養素を持っているか、栄養が過多になっていないかを判断してレシピや献立の作成に関わる。また保険医と連携して健康促進キャンペーンも行う。また一般教養課程で栄養学に関する授業を受け持つこともある。 **部品: カウンセラー 生徒及び教職員の心身の健康や、学生生活や経済状況に関する不安や疑問、いじめやハラスメントの訴え、その他諸々の悩み事の相談にあたる。相談内容を他人に漏らしてはならない守秘義務があるが、相談内容が深刻な場合にはその他の部署や医療や法や警察などの外部機関と連携して悩みの解決に対応する。 **部品: 留学生サポーター 音楽院では他国からの留学生も受けており、この役職に就く者は留学生が健全な学生生活を行えるように諸々のことに対応する。留学生向けのパンフレットや詩歌藩国での生活に関する指南書の作成と講義、留学生の相談への対応などを通じて留学生が安心で安全な学生生活を行えるように手助けする。 **部品: 教員理念 音楽を愛し、音楽で人の心身の深い部分を癒し、人々の困難な人生を音楽で励まし、その活動を芸術や娯楽とすることを旨としながら多角的な音楽活動を行い、国立音楽院の教員を務めるに相応しい技術と知識を持つ者を任命する。教員は国立の教育機関の名をその背中に背負っていることを忘れてはならないのは無論、生徒たちの模範になる人物でなければならず、生徒たちの音楽的そして人間的な成長に、また音楽の研究に心を砕く者でなければならない。 **部品: 職員要綱 音楽院運営の諸々の実務を行い、生徒が安心して勉学に励み、卒業後は世に羽ばたけるように多角的にサポートするのが音楽院職員の役目である。国立の教育機関の運営の実務を預かるに相応しい各部門の専門的な能力、そして倫理観がある者をこれに任命する。 **部品: 給与および福利厚生 同等の教育能力や規模を持つ一般の教育機関に勤める教職員に支払われる給与よりも、イリューシア音楽院に勤める教職員に支払われる給与は低い。しかし教職員にはその肩書きでなんらかの形で音楽で発表/発売することや書籍を書くことや研究結果を公表することを許可しており、その売上げを収入にして良い。しかし発表/発売のまえに学長か理事長の許可を取ること(部品:理事長、部品:学長を参考のこと)。また給与が低い反面、一般の教育機関に勤める教職員に施される福利厚生よりも、イリューシア音楽院に勤める教職員に施される福利厚生は手厚く、病気や怪我を含む各種保険や退職後の待遇や、休日、特別休暇などはしっかりと設けられている。 **部品: 教員への罰則 イリューシア音楽院に勤める教職員は、音楽教育に身を捧げるものとして、その実務を行う者として、また人として生徒たちの模範になる人物であろうとする者でなければならず、学園の内外問わず人に迷惑をかける行いをした際には罰を受ける。生徒に対して教職員という立ち場を笠に着た過度な要求や行動(セクシャルハラスメントやパワーハラスメントと呼ばれる行為などのこと)をしたと判断した場合にも罰を受ける、これはもちろん教職員間のハラスメントにも適用する。またその立ち場を利用した不正や汚職、横領などが発覚した場合にも罪を受ける。その判断は音楽院の教職員によって構成された賞罰審議会(大部品:大学人事図の部品:運営及び賞罰報告審議会を参照のこと)によって行われる。軽いとみなされたものは面談のあとで反省文の提出を求める。罪の度合が高いと判断されるごとに、謹慎やボランティア活動への参加、休職、減給、退職、解雇と処罰が重くなる。悪質な行為の場合は解雇の上、警察への届けで、起訴などの法的手段をとる。これを行った者が海外に籍を置く教職員の場合は、その国の担当者と審議の上で同等の措置をとる。 **部品: 運営及び賞罰報告審議会 イリューシア音楽院の運営に関する取り決め、及び生徒/教職員に対する賞罰の授与/執行を審議する会合または審議会(以下、会合とする)。運営に関する諸処の出来事の決定及び業務その他の報告のために四半期に1度以上行う。また生徒及び教職員への授与/執行を行う必要がある際にも行う。人事に関して准教授の教授への昇格や、教授長、各課の課長職に昇格する者の決定、教員の採用決定もここで行う。参加者は通常の場合、学長と教授、そして職員の各課の課長及びこれと同等の権限を持つ人物である。理事長本人が参加を希望する場合、及び参加者が理事長に要請しこれを理事長が受領した場合は理事長も会合に参加する(各役職についてはそれぞれの部品を参照のこと)。理事長の参加を拒否する権利は誰も持っていない。場合によっては1名から数名の参考人や、外部のアドバイザー、監査機関の人員、生徒会の会長及び副会長の参加を要請する。会合を開く際は事前に日程が告知される。会合当日にその場に居ない者は欠席扱いとするが、事前に自分の意見を執筆し当日に審議長(部品:序列を参照のこと)が読み上げることで己の意見を発表出来る、また事前に投票(これについてはこの項で後述する)をすることが出来る、これは理事長も同等である。運営に関する取り決めや生徒及び教職員への賞罰の授与/執行の認否は会合参加者たち(参考人、生徒会の人員は除く)による無記名の投票により行われる。過半数以上の票を得たものが会合によって決定された教職員の方針や意見となる。最終的な決定は学長の承認によって行われる。学長は会合によって決定された意見を否認した場合、会合に再審議を要求することが出来る。運営に関する重大な取り決め(年間の運営費や計画、それ以上の長期的な計画、音楽院の建物の増改築、新築、規模拡大など)、生徒及び教職員に対する賞罰の授与/執行の度合が重いもの(国を上げての褒賞授与や生徒の退学/除籍、教職員の退職/解雇そして法的措置の決定)の決定、教職員人事の決定には学長の承認ののちに理事長の承認も必要となる。また理事長はイリューシア音楽院に関するすべてのものごとに対して、単独で決定/否定する権利を有しており、これにより国是と教育の連携、または校内や会合で紛争が起った際には解決することが出来る。これは会合での決定や学長の承認も必要としない。 **部品: 序列 イリューシア音楽院の序列は、その長に理事長を置く、次いで学長を置く。この2名は役員であり教職員の長として音楽院運営の諸々に関する決定の権限を持っている。教員の役職は教授を長に起き、次いで准教授を置く。職員は各課の課長を長に起きそれ以下は各課の規模によるが一般的な会社組織の役職序列に則り役職名と権限を与える。教授と課長たちの中からそれぞれ会合での審議により決定され学長及び理事長により承認された者を教員長、職員長と認め、それぞれの役職の代表者とする。運営及び賞罰報告審議会の会合を取り仕切る審議長は通常学長が勤めるが、理事長が参加している場合は審議長を勤めてもよく、また役員が不在の場合は教員長/職員長のどちらかが勤める。 **部品: 外部監査の受け入れ イリューシア音楽院は外部の監査組織による不定期な監査を定期的に受ける。その対象は広く、教職員の汚職/横領や生徒及び教職員へのハラスメント、教育機会の公平さ、法令遵守、教育内容、生徒間のいじめ問題、生徒の自治の正当性などにおよび、それぞれを専門的な組織及び専家が担当する。このことで問題の隠蔽を防ぎ早期発見をし問題が深刻になる前に早急な対応を行う。 **部品: 監査結果の公開 監査結果は取りまとめ、希望者には公表する。そのことで国立教育機関としての透明性を保ち、設立当初からの理念を守り続ける。 **部品: 演奏学部 弦楽器、吹奏楽器、打楽器、鍵盤楽器、電子楽器などの様々な楽器、現代音楽からポピュラーミュージック、そして古学までの様々なジャンルの音楽の演奏技術と知識を教える学部。各楽器の専門コースを設置しており、またジャンル事のコースも設置しているので、その組み合わせにより様々なタイプの楽器奏者を育成することができる。 **部品: 音楽理論学部 作曲や作詞やオーケストレーションやアレンジに必要な音楽理論を教える学部。同時に音楽の歴史なども学び、音楽に関する知識を網羅する。この学部は他の学部に学ぶ生徒の必修科目となっていることがほとんどである。 **部品: 吟遊詩人学部 将来、吟遊詩人になろうとする者にその知識と倫理観そして実現方法を教える学部。吟遊詩人にはミンストレル/トルバドゥール/バードなどの種類がありそれぞれ活動の場は違うが、この3種類の吟遊詩人の在り方を学ぶことを吟遊詩人課程と呼んでいる。また吟遊詩人は世界中を旅し危険な場所に赴くこともあるため、サバイバル方法や初期的な白兵戦が出来る程度の自己防衛方法/戦闘方法およびそれらに必要な道具の扱い方も教えている。 **部品: ミュージカルバレエ学部 様々な舞踊のプロフェッショナルを育てる学部であり、ミュージカルやバレエなどの専門的なコースを用意している。コースによっては舞踊と共に歌唱も教える。 **部品: 声楽学科 声楽家を育てる学部。歌曲やオペラやカンタータを専門とする歌手から、ロックやジャズなどのポピュラーを専門とする歌手まで、自らの声を使い音楽を表現することを志す者を育成する。音楽のジャンル事に専門コースがある。 **部品: 音楽物理/音響、聴覚研究学部 音楽に関する科学/物理学また音響や人間の聴覚に関する知識を学ぶ学部。音楽を音という基本要素から考えそれ自体の研究や、それから得られる知識を他の物事に生かす方法を教える。楽器製作学部/音響デザイン学部/音楽療法学部を選択した生徒はこちらの学部も必修しなければならない。 **部品: 楽器製作学部 弦楽器/管楽器/鍵盤楽器/打楽器/電子楽器など様々な楽器の製作者を育成する学部。楽器ごとに専門コースがある。楽器の製作やリペアの技術習得、材質の知識や、楽器の歴史など楽器製作に必要な諸々の技術と知識を教える。 **部品: 音響デザイン学部 レコーディングやミキシング、PAなど、音楽の録音や再生、増幅に関する技術と知識を学ぶ学科。各種装置の取り扱いや知識を教えることで、それらに関する専門家を育成する。 **部品: 音楽放送ビジネス学部 音楽や放送に関するビジネスを学ぶ。経済学や法律、収支の計算の仕方や帳簿の書き方など商売に関する基本的なことを学びながら、音楽/放送に関する著作権やマネージメントを教えることでそれに関わるプロエッショナルを育成する学部。 **部品: 音楽教育学部 教育機関の音楽教師など音楽教育に関する専門家を育成する学部。音楽演奏や知識を教えるのはもちろん、教育学や幼児や思春期の子供に関する心理学、倫理学などを教えることで音楽教育の専門家を育てる。教育期間の後半で生徒は実際の教育の場に赴き実習生としてその実地を学ぶ。 **部品: 音楽療法学部 音楽を使って他者の心身を治癒する専門家である音楽療法士を育て上げる学部。音楽を使った治癒とは、ダンスや歌唱や楽器演奏による健康促進や症状の予防や進行防止、リハビリ、音楽を利用しての心身の回復など多岐にわたる。教育期間の後半では生徒は音楽院と提携している医療機関に赴き臨床を体験することでその実地を学ぶ。 **部品: 一般教養学部 国語や数学、保健や生活や栄養学や家庭経済学など、音楽以外の一般的な生活に必要な知識を教える(これを一般教養課程と呼んでいる)学部。この学部のみ教育期間は1年間であり、他の学部に学ぶ者も併用してこちらに通うことができる。イリューシア音楽院に入学する生徒は年齢や生活環境などがさまざまであり留学生も広く受け入れている。故になかにはこういった一般的な知識/教養が欠除している者もおり、そういった人々に健やかな生活を送るために必要な知識を授けるべくこの学部を設置した。入学時にそのような判断をされた者にはこの学部の授業を必ず受けることを定めている。もちろんそれ以外の者も希望すれば受講することができる。またより高度な教養を学ぶ上級教養学部もあり、こちらは1年間一般教養学部に学び単位を取得したあとで受講可能となる。こちらの期間も1年間である。 **部品: 音楽院の施設 中央のコンサートホールを取り囲むように、赤煉瓦造りの4階建ての建物を東西南北に配置する構造になっている。その内、校舎は南棟/東棟/西棟の3つからなり、残る北側の1棟は学生寮である。赤煉瓦造りの重厚な4棟と中央の純白のコンサートホールの対比という構造が美しい建築美を誇っている。理事長の許可を得て必要に応じて増改築する。 **部品: 安全性 多くの生徒と教職員が日常生活を送る音楽院の建物は国立の教育機関に相応しい強度を持っており、耐震性を考慮し、災害や戦争があった際の避難場所としても機能すべく設計/建築している。また各種建物には24時間警備員が駐在しており、不審者や不測の事態が起きないように警備をしている。また1つ1つの建物が独立してインフラ設備を持っており、例えば1つの建物が停電や断水を起こしたからといって他の建物にそれが及ぶことは無い。 **部品: 南練 楽院の正面玄関を過ぎて最初にある赤煉瓦造りの建物。アーチ状の正面玄関と、そこへ伸びる大きな階段が特徴。4階建てのこの建物はエントランスフロアが吹き抜けになっており、学内のイベントなどでミニコンサートを開催することがある。多くの教室が設置されており座学を中心とした授業に使用し、各教室に備えられたオーディオやプロジェクターなどの視聴覚設備を使い、視覚と聴覚の両面から音楽を学ぶ。作詞と作曲の理論と実践に始まり、音楽史や一般教養課程やその他の講義、果てはミンストレル達の経験から語られる四方山話など様々な授業を行う。また教職員の各部署が勤務につくフロアや相談室や保健室や会議室、待機所や休憩室、売店と学生食堂、部外者の来校に対応する案内所がある。学長室、理事長室もこの建物に設置している。 **部品: 東棟 この建物には様々な楽器の製作と修繕、調律に関する技術を学ぶための工房を設置している。教員の研究室、備品などの保管庫もここにある。 **部品: 西棟 この建物には楽器演奏や歌唱の技術を学ぶ実技の授業で使用する教室を設置している。ジャズやロックなど少人数セッション用の小スタジオから、大規模編成の楽団で使用する大スタジオ、オペラやミュージカルなどの授業で使用する一面を鏡ばりにしたスタジオや舞台などの各種防音スタジオを設置している。TV/ラジオ等の放送に必要な音響技術を学ぶ授業を行うために必要な機材を揃えたスタジオも設置しており、本格的なラジオスタジオもあるので、ここからラジオ放送を行うことも可能である。また教員専用のスタジオもこちらにある。そして練習用の小さな防音スタジオも多数設置しており、放課後や休日にはこちらで個人練習を行える。 **部品: 北棟(学生寮) 音楽院に所属する多くの生徒が住む場所。法令や公序良俗に反しない限り、基本的には学生により自治を行わせており、学生の自立心を養っている。その自治が公序良俗や法令から逸脱していると運営及び賞罰報告審議会が判断した場合には、生徒会の代表者などから聴き取り調査をした後で、裁定を下し、教職員による指導が入る。こういったことが起きないように、教職員と生徒会は密な連携を取っている。この建物にも売店と学食を設置しているが南練のものと比べると規模が小さいものである。 **部品: コンサートホール 音楽院の敷地中央に位置しひときわ目立つ純白の建物。円柱形の建物に緩やかなカーブを描く丸天井が美しいコンサートホール。巨大なパイプオルガンを設置している。このホールは通常の授業で使用する他に年間行事や式典でも使用し、クラシックからロックまで幅広い音楽のコンサートにも利用する。音楽院のランドマークとなっている。 **部品: 回遊路 コンサートホールを取り囲むように敷いた小回遊路と東西南北の4棟を繋げる大回遊路の2重丸の野外の回遊路。生活路であり学院生活を送る者はここを通り各種建物間を移動する。多くの街路樹や所々に花壇や野草園が併設された景観は自然豊かで美しく、道の傍らに設置したベンチとテーブルを使い勉学の合間の休憩や、日々の憩いや天気の良い日は食事する場所など公園としても利用出来る。また道幅は広いのでここを利用してランニングや散歩をすることも可能であり、数カ所の運動場も併設しているのでスポーツやレクリエーションを行うことも出来る、生徒及び教職員には心身の健康促進及び交流の場として毎日1時間ほどの運動を推奨している。街灯も多く設置しており警備員も警邏しているので夜間の移動も心配は無く、所々に設置したスピーカーで不測の事態が起きた場合は避難指示なども行う。 **部品: 体育館 北棟と西棟のあいだの敷地に設置した天井の高い一階建ての建物。室内スポーツや雨の日の運動を行う場所として、また演奏会の会場としても使用する。利用するためには事前に事務部に申請をして許可を取る必要がある。 *提出書式 大部品: 詩歌藩国の音楽 RD:142 評価値:12 -大部品: 北国の長い冬 RD:5 評価値:3 --部品: 数少ない娯楽 --部品: 集団作業の労働歌 --部品: 十分な練習時間 --部品: 防寒住宅 --部品: 出稼ぎの手段 -大部品: 詩歌音楽史 RD:8 評価値:5 --部品: 吟遊詩人の歌 --部品: 冠婚葬祭 --部品: 娯楽 --部品: 芸術 --部品: 教育 --部品: 研究 --部品: 古典音楽の伝承 --部品: 発展 -大部品: 特徴 RD:6 評価値:4 --部品: 古典 --部品: 素朴 --部品: 外国音楽の受け入れ --部品: ポピュラー音楽 --部品: 新古典派 --部品: 楽器 -大部品: 音楽に関わる人々 RD:11 評価値:5 --部品: 音楽を彩る人々 --部品: プロアマ問わず --部品: プロフェッショナル --部品: 資格 --部品: 聴者 --部品: 批評家 --部品: 作曲家 --部品: 作詞家 --部品: アレンジャー --部品: 音楽療法士 --部品: 音楽産業従事者 -大部品: 音楽 RD:9 評価値:5 --部品: 概要 --部品: 奏者 --部品: 旋律 --部品: 和音 --部品: 音高 --部品: 音価 --部品: 音量 --部品: 音色 --部品: 律動 -大部品: 楽器製作工房 RD:16 評価値:6 --大部品: 楽器製作職人 RD:10 評価値:5 ---部品: 仕事 ---部品: 専門性 ---部品: 倫理 ---部品: 教育と学び ---部品: 楽器製作 ---部品: 修理 ---部品: 調整 ---部品: 親方 ---部品: 弟子 ---部品: 1人親方 --大部品: 工房 RD:3 評価値:2 ---部品: 環境 ---部品: 倉庫 ---部品: 器具 --大部品: 楽器製作の継承と発展 RD:3 評価値:2 ---部品: 発展 ---部品: 工房継承 ---部品: 暖簾分け -大部品: 詩歌藩国立イリューシア音楽院 RD:87 評価値:11 --大部品: 基本情報 RD:3 評価値:2 ---部品: 国立教育機関 ---部品: 活動理念 ---部品: 運営費 --大部品: 音楽院規定 RD:3 評価値:2 ---部品: 校則 ---部品: 罰則 ---部品: 報賞 --大部品: 生徒 RD:11 評価値:5 ---部品: 概要 ---部品: 4年制 ---部品: 学費 ---部品: 滞納への対応 ---部品: 開かれた門 ---部品: 入学試験 ---部品: 卒業/進級試験 ---部品: 学費免除試験 ---部品: 飛び級試験 ---部品: 留学生の受け入れ ---部品: 生徒会 --大部品: 生徒の服装 RD:5 評価値:3 ---大部品: 制服 RD:4 評価値:3 ----部品: 制服とは ----部品: コート ----部品: 夏服 ----部品: 冬服 ---部品: 私服 --大部品: 年間行事 RD:7 評価値:4 ---部品: 式典 ---部品: 創立記念祭 ---部品: 夏至祭 ---部品: 夏期休暇/冬期休暇 ---部品: 収穫祭 ---部品: 実地研修 ---部品: コンサート --大部品: その他の取り組み RD:5 評価値:3 ---部品: 一般人を対象にした講座 ---部品: 音楽院公開ツアー ---部品: 音楽(産業)の普及 ---部品: 音楽文化の保守と発展 ---部品: 地域との連携 --大部品: 大学人事図 RD:32 評価値:8 ---大部品: 役員 RD:2 評価値:1 ----部品: 理事長 ----部品: 学長 ---大部品: 教員 RD:6 評価値:4 ----部品: 教授 ----部品: 准教授 ----部品: 技術 ----部品: 倫理 ----部品: 経験 ----部品: 研究 ---大部品: 職員 RD:16 評価値:6 ----部品: 事務部 ----部品: 総務部 ----部品: 清掃課 ----部品: 警備課 ----部品: 経理部 ----部品: 法務部 ----部品: 人事部 ----部品: 広報部 ----部品: 外部機関連携調整課 ----部品: 購買部 ----部品: 就職部 ----部品: 養護教諭 ----部品: 調理師 ----部品: 栄養士 ----部品: カウンセラー ----部品: 留学生サポーター ---部品: 教員理念 ---部品: 職員要綱 ---部品: 給与および福利厚生 ---部品: 教員への罰則 ---部品: 運営及び賞罰報告審議会 ---部品: 序列 ---部品: 外部監査の受け入れ ---部品: 監査結果の公開 --大部品: 学部 RD:12 評価値:6 ---部品: 演奏学部 ---部品: 音楽理論学部 ---部品: 吟遊詩人学部 ---部品: ミュージカルバレエ学部 ---部品: 声楽学科 ---部品: 音楽物理/音響、聴覚研究学部 ---部品: 楽器製作学部 ---部品: 音響デザイン学部 ---部品: 音楽放送ビジネス学部 ---部品: 音楽教育学部 ---部品: 音楽療法学部 ---部品: 一般教養学部 --大部品: 施設 RD:9 評価値:5 ---部品: 音楽院の施設 ---部品: 安全性 ---部品: 南練 ---部品: 東棟 ---部品: 西棟 ---部品: 北棟(学生寮) ---部品: コンサートホール ---部品: 回遊路 ---部品: 体育館 部品: 数少ない娯楽 詩歌藩国の大地は1年の半分近くの期間が雪で覆われている。そんな寒冷な気候はこの土地で暮す人々の行動を制限した。大半を室内で過ごすようになったのである。その結果として娯楽も室内で行えるボードゲームなどが発展したが、独奏や小規模編成の楽団が演奏する音楽も娯楽として発展した。故に詩歌藩国の国民はプロアマ問わず楽器の演奏や観賞/批評をする者がとても多くなったのである。 部品: 集団作業の労働歌 吟遊詩人の歌から、独奏や小規模編成の楽団により発展していった詩歌藩国の音楽はその生い立ち故に素朴なメロディーを持つものも多く、お針子の仕事や力仕事の際に歌うものとしても利用されている。そこから発展していった音楽も多く、いまに残っているものもある。 部品: 十分な練習時間 1年の半分近くが雪で覆われている詩歌藩国は家に籠らなければならない時期も多いが、それ故に楽器や歌唱の演奏時間も多く取れた。これが詩歌藩国の音楽の水準をあげている。 部品: 防寒住宅 詩歌藩国の住宅のほとんどが防寒使用であり、壁や窓の厚さがあったり密封がしっかりしているなど、この機能は防音機能としても働くので、都市部を含めて自宅での音楽の練習を行うことが安易になっているという住宅事情がある。これが詩歌藩国の音楽の水準を上げることに拍車をかけている。 部品: 出稼ぎの手段 この国はその当初、雪に覆われている環境から輸出出来る資源に乏しかった。そこで外貨や生活の糧を稼ぐために多く行われたのが音楽の輸出であった。とはいえ音楽の録音/再生技術が進歩するまではそれは人とセットであり、詩歌藩国の多くの音楽家は他の国へ出稼ぎ演奏の旅に出た。しかし吟遊詩人によって建国されたという詩歌藩国ではそれは音楽家として当り前と言って良い行いであり、この歴史と価値観が現在まで続く、世界に羽ばたく音楽/音楽家の産地としての詩歌藩国を形作った。 部品: 吟遊詩人の歌 吟遊詩人たちによって建国されたというこの国の音楽も彼らの歌から始まっている。それは民謡の伝承や語りと、竪琴などの単純な機構を持つ弦楽器による素朴な旋律の組み合わせでもある。ここから詩歌藩国の音楽が始まった。 部品: 冠婚葬祭 吟遊詩人たちによる歌は国民に広まり、そのうち様々な祝い事を盛り上げるものとして、葬儀の際に死者の魂の安楽からなることを祈り残された人々を慰め勇気づけるため、そして式典にも使用されるようになっていく。そうして音楽が人々の間に広まり伝承や民謡以外の形で発展していった。こうしたなかで様々な楽器が使用されるようになっていった。 部品: 娯楽 吟遊詩人が歌う伝承や民謡、冠婚葬祭への利用をえて、音楽は娯楽として楽しまれるようになった。1年の半分近くを雪に覆われた詩歌藩国でも、室内で楽しめる歌唱や楽器の演奏と観賞は貴重な娯楽であり、多くの奏者と聴者を生み出しこれにより詩歌藩国の音楽は更なる発展を遂げ、様々な状況にあった多くのバリエーションの音楽を産み、使用される楽器の種類も増えた。そのうち優れた者は音楽専門の従事者になった。付随して楽器製作を専門とする工房を営む者も産まれた。 部品: 芸術 娯楽として発展した詩歌藩国の音楽はその後、人生の様々なものごとを表現し、人の心の深い部分……魂を打ち振るわし、生命を賛歌する芸術としても発展していく。そうした音楽を制作する者のなかの非常に優れた者は芸術家と呼ばれるようになり、そういった人々が作る音楽を娯楽とはまた別の仕方で受容する人々が増えた。 部品: 教育 音楽が発展を遂げていく中で、それに関わる者を専門的に育て上げることで音楽をより進歩させていく教育機関を作ることが多くの人々から求められた。また音楽を使って人々の精神や知性を教育する機関の誕生も求められた。その結果として詩歌藩国立イリューシア音楽院が作られた。 部品: 研究 音楽はその可能性を求めて多角的に研究されるようになっていく。それは他国の音楽や楽器を研究することやそれを実際に音楽に使用することの研究、音楽の医療的及び教育的な利用について研究することなどであり、それにより音楽の更なる発展を目指した。市井の音楽家は勿論、詩歌藩国立イリューシア音楽院も研究に携わっている。 部品: 古典音楽の伝承 音楽が発展/進歩していく中で、その始まりである吟遊詩人たちによる素朴な歌や旋律の伝承と研究及び再発見の重要性が叫ばれるようになる。これには歌だけではなく、吟遊詩人たちの文化の伝承も含まれている。詩歌藩国立イリューシア音楽院が音頭をとりこれを行っている。 部品: 発展 現在、詩歌藩国の音楽は吟遊詩人たちによる音楽や、外国の音楽を取入れて発展した音楽、娯楽のためのものや、芸術として、また医療に使うものとしてなどなどさまざまなグラデーションを持ったものになった。交響詩『イリューシア』/第一番 嬰ハ短調 『希望』はその代表的なところであり、吟遊詩人たちによって伝承された歌の素朴な旋律を曲中に何度も表れるモチーフとして使い、現代の音楽理論や様々な楽器の演奏などの新しいものと組み合わせた、詩歌藩国の新旧の音楽文化を融合した新古典派の曲である。これらの音楽は自国で受容しているだけではなく、音楽産業として海外へも輸出されている。 部品: 古典 詩歌藩国の音楽は吟遊詩人が歌う民謡と弦楽器の演奏からその歴史が始まる。これを現在でも保守し伝承しているので、民族主義的な音楽ではいまでもそういった特徴を持っていたり、あるいはそれは根本に起きながら発展/進化させたものになっている。 部品: 素朴 古典や民族主義的な音楽では、その素朴さを大切にして音楽を制作、演奏している。それこそが歴史的な音楽を伝承する行為そのものだからである。 部品: 外国音楽の受け入れ プロアマ問わず音楽の奏者や聴者及び批評家が多く、そもそも歌いながら世界を旅する吟遊詩人が作った詩歌藩国では、古くから積極的に外国の音楽を取入れてきた。そのことで奏者としてそして聴者として音楽を実践する楽しみを増やしてきた。また自国の音楽と外国の音楽の融合も、意識的/無意識的問わず行われている。 部品: ポピュラー音楽 詩歌藩国には古典音楽や民族主義的な音楽以外にも、多くのジャンルの音楽が存在している。それはジャズやロックやオペラや外国の音楽などの多様な音楽であり、古典や民族主義的な音楽の素朴さとは違う派手さや激しさがある音楽など、様々な人々の趣味趣向にあった音楽を聴くことができる、娯楽音楽の主流になっている。 部品: 新古典派 古典や民族主義的な音楽の素朴さを大切にしながらも、ポピュラー音楽の楽しさや激しさや派手さ、外国音楽の様々な特徴を適切に取り入れ、現代のさまざまな楽器で演奏するのが新古典派の音楽であり、ポピュラー音楽と合わせて現代の詩歌藩国の音楽の主流となっている。 部品: 楽器 詩歌藩国の音楽の始まりは吟遊詩人による歌と演奏であり、そこで使用されたのは竪琴などの単純な機構を持つ弦楽器だった、やがてそこに打楽器や単純な吹奏楽器も加わるようになった。そこから少しの時をえてヴァイオリンやチェロやギターなどの現代的な弦楽器も多く作られるようになる。詩歌藩国では木材が採れることもそれに拍車をかけた、これは木管楽器も同様である。時代をえてピアノなどの打弦楽器や金管楽器も製作/使用されるようになった。そして外国の音楽を取入れていくなかで、エレクトリックギターなどの電気で音を増幅する楽器や、電子楽器も製作/使用されるようになった。詩歌藩国で作られていない楽器は輸入されることがある。逆に詩歌藩国で作った楽器を輸出する場合もある。 部品: 音楽を彩る人々 奏者と楽器製作者と音楽教育者及び音楽院生徒以外の形で音楽に関わる人々のことであり、彼らがいるからこそ音楽が受容され多様に発展/進化していく。音楽活動には欠かすことの出来ない人々。 部品: プロアマ問わず 音楽に関わる、というそのものごと自体にはプロもアマチュアも関係がない。もちろん質の差はあるが、誰でも様々な形で関わることができるのが音楽の魅力である。 部品: プロフェッショナル アマチュアでも楽しめるのが音楽だが、仕事としてプロフェッショナルとしてそれを行う場合は、会社や教育機関や医療機関に所属していて固定給の出る音楽産業従事者や音楽教育者や音楽療法士を除いて歩合制の場合がほとんどなので、音楽院を卒業するなどの実力ある者でないとこれだけで暮らしていくことはできない。楽団などに所属すれば固定給が出るところもあるのだが、前述の歩合制がほとんどの業界でのことなので、安定した生活を望めるこれに所属するのにも過酷な競争があり相当な実力なり縁なりが必要になる。 部品: 資格 多くの場合でこれになるには資格を必要としてないが、音楽療法士などの他者の心身の健康状態に深く関わるものに就くには資格が必要である。例えば当の音楽療法士の場合は音楽院を卒業して資格を取った者しかなれない。この道も安易ではない。 部品: 聴者 音楽を聴く者。その目的は娯楽のためや芸術を観賞するためや心身の治癒のためやBGMとしてなど多数あるが、音楽をなんらかの目的を持って聴けば誰でも聴者である。 部品: 批評家 聴者でありながら音楽の批評を述べることを自らの仕事としている者である。批評の内容は自らの感情をただ述べるだけの感想であってはならず、音楽の普及を目指して、多くの音楽知識のもと聴者へ分かりやすい楽曲解説をすることや、音楽の発展を目指して、奏者や作曲者へ今後の音楽活動のためになる指摘、また音楽を悪用する者やその質の低下を意図して狙っている者に対してはそれを暴くような痛恨の指摘を行える者でなくてはならない。資格の無い仕事なのでプロもアマもないのだが、いっぱしの批評家になるには前述したように多くの音楽知識が必要なため音楽院を卒業した者や、それと同等の能力を持っていなくてはなれない。 部品: 作曲家 曲を制作することを作曲というがそれをする者をこう呼ぶ。作曲する目的や質もさまざまで、趣味のためにこれを行うアマチュアも、仕事してこれを行うプロフェッショナルもいる。 部品: 作詞家 旋律につける言葉を編出す者である。ただ音楽に言葉をつければよいのではなく、言葉が持つ意味やイメージ、リズムや響き、発音のし易さやし難さなど、言葉のもつ総合的な特徴を吟味しながらこれを行う者のことである。プロもアマもいるがその質はやはり異なる。 部品: アレンジャー ある曲をさらに良くするために編曲や楽器の編成などを行う者である。旋律だけがある曲を完成した音楽として作る場合も、完成した曲を作り直す場合もあり、これを行う者には相当な音楽的な知識が必要になる。 部品: 音楽療法士 音楽を他者の心身の治癒に利用する者である。その実践は音楽を使った体操での心身の健康増進から、心のケア、音楽を聴くことでのリラックス効果を利用する身体の回復まで様々である。これになるには音楽院を卒業し専門の資格を取らなくてはならない。 部品: 音楽産業従事者 音楽産業に関わる者。ここには楽団や音楽会社や事務所などの運営者やマネージャーからその事務や総務などの人々、音楽の録音を仕事とする者や、演奏会での音楽の増幅や舞台設置をする者、それらの装置を作る者など様々な人々が含まれている。 部品: 概要 音楽とは時間経過に従いながら、様々な音を関係する一連の現象として鳴らすことで、曲という1単位として表現/再現し、そのことで聴者の感情心理になんらかの影響を与え、また肉体的にも興奮や鎮静などを与える、知的生命が行う表現活動/芸術活動、そして娯楽の1つである。 部品: 奏者 音楽は声を発したり、掌同士を打ち合わせるなど自らの肉体を使用したり、音を鳴らすために作られた楽器という道具を使用することで音を発生させ、曲を演奏する者を必要とする。これを奏者というが、これは必ずしも人間である必要は無く、なんらかの装置による曲の演奏や、なんらかの記録媒体に録音した音を装置で再生することで鳴らすこともあり、これも広義の意味では奏者である。 部品: 旋律 音楽の横の連なり。ある時間内で、時間が経過するごとに異なる音高/音価を持つ複数の音を連なるように鳴らすと、聴者はそれを1つのまとまりとして捉える。これを旋律と呼ぶ。 部品: 和音 音楽の縦の連なり。同時間に異なる音高を持つ音を2つ以上鳴らすと、鳴らした音が重なり、その音高の組み合わせの種類により聴者に様々な印象を与える。これを和音と呼ぶ。 部品: 音高 1つの音の振動数。音とはなんらかの物体が振動して起こる現象だが、ある1つの音の高さは1秒間に物体が振動する回数(これをヘルツという言葉でも呼ぶ)によって決まる。聴者は振動数が多い音ほど音高が高く聞こえる。異なる音高を持つ複数の音を時間が経過するごとに鳴らすことで聴者は旋律を感じ、異なるあるいは同一の音高を持つ音を規則的あるいは不規則的にならすことで聴者は律動を感じる。また異なる音高を持つ複数の音を同時的に鳴らすことで聴者は和音を感じる。 部品: 音価 1つの音の長さ。音楽に置ける時間的な単位。ある音を1秒間鳴らすのと、5秒間鳴らすのとでは音に対する聴者の印象は異なる。同一または異なる音価を持つ音を組み合わせることで旋律や和音や律動を作る。 部品: 音量 音の大きさ。ある音の音圧が大きいほど聴者はその音を大きく感じる。音圧が小さい音を人の聴覚は感知出来ないが、音圧が大き過ぎる音もただの衝撃としか感じないので肉体では感じるものの聴覚では感知出来ない。音楽においてはこの音圧を演奏などによって操作することを音量と呼ぶ(デシベルという言葉でも呼ぶ)。様々な音量で音を奏でることで感情表現をしたり、音楽に彩りを与える。 部品: 音色 同じ音高/音価/音量を持つ音でも音色が異なれば聴者には違った印象を与える。音色はある音(振動)をなんらかの装置により波形に視覚化した際に確認出来る形の違いである。この波形が異なることで同じ音高/音価/音量を持つ音でも聴者はそれぞれを異なる音と捉える。音楽の実践ではさまざまな楽器を使うことや、異なる知的生命体が音を発するでこれを得る。複数の異なる楽器や知的生命体が同じ音高/音価/音量を持つ音を奏でても楽器本体の構造や知的生命体の個体差、音を発生させるメカニズムが異なるのでその波形も変わる。故に音色も変わる。また音を何らかの装置で加工処理することでも、同じ音高/音価/音量を持つ音でも聴者にはそれぞれ違う音に聞こえる。 部品: 律動 リズムとも呼ばれる。ある時間内における、規則的あるいは不規則的に現れる聴覚的に目立つ部分の連なり。時間経過に従いながら規則的にあるいは不規則的に音量、音色、音高、音色が同一のものを鳴らすことで、あるいは異なる音高/音価/音量/音色を持つ音を、時間経過に従いながら意図して聴者に目立たせるように鳴らすことで、音楽に規則的あるいは不規則的な動きを与えるのが律動である。 部品: 仕事 様々な楽器を製作する職人であり、それに伴い故障した楽器の修理や調整も行う。楽器を量産する場合もあれば、1人の奏者のためにオーダーを詳しく聞きながら楽器を製作/調整する場合もある。 部品: 専門性 各々の職人ごとに専門の楽器がありその範疇を超えることは安易ではなく、例えば同じ弦楽器であってもギターの製作者が品質のあるヴァイオリンを制作することはとても難しく、両方を同じ質で作ることが出来る職人は大天才である。それどころかヴァイオリン属の製作職人が(同じヴァイオリン属である)ヴァイオリンとコントラバスを同品質で作ることは難しくこれを出来る者は相当な腕前と才能がある者である。もし管楽器と弦楽器を同じ高品質で作れる者がいるのならば、それは歴史に名を残す天才である。故に職人が制作する楽器の専門化が進み、同じ楽器に限定するならば高品質の楽器を作り出す者がいる。 部品: 倫理 この職業に就く者は、音楽を奏でるに相応しい質を持った楽器を製作することは旨にしていることはもちろん、故障のし易い楽器などを作って演奏中に奏者が怪我をすることのないように、安全な楽器を作ることを心がけている者でなくてはならない。 部品: 教育と学び 楽器制作者として自分の技術に満足することなく、楽器の質の向上を目指すのは勿論だが、親方は弟子の技術や知識や倫理観の向上に努める者でなければならず、弟子もそれを学び取ろうとする者でなければならない。 部品: 楽器製作 楽器製作職人の主な仕事である。それぞれ(親方/工房)が専門とする楽器を持っており、それを製作する。基本的には質が高い楽器ほど作るのに手間が掛かるので製作期間も長くなり価格も上昇する。故に初心者用のあまり質の高くない楽器制作を専門とするところや、高品質の楽器制作を専門とするところなどに分かれているが、大きな工房では両方をまたはその中間を伴って製作する場合もある。 部品: 修理 楽器を製作するということはもちろん、その修理も行う技術を持っているということである、こちらも勿論それぞれの楽器製作職人が専門の楽器を持っている。 部品: 調整 使用された楽器の音程の調整や、各種パーツの付け替えによる操作性の向上や音色の変化を目的とした改良を行う。調整にももちろん専門的な知識が必要となる。 部品: 親方 工房の主であり、弟子を束ねて楽器を製作する者でもある。10年以上の修業と実務の末になることの出来る者であり、小さな工房では1人から数名の弟子、大きなところでは数十名の弟子を使い、自らがその腕を振るうのはもちろん、弟子を監督しながら、己が専門とする楽器を製作する。故に楽器製作者としてだけではなく弟子を育成する心意気や倫理観がある者でなければならない。 部品: 弟子 親方に仕えて楽器を製作する者である。親方に任された工程を担当し、腕が上がるごとに重要な工程を任されることで一人前の楽器製作職人へと成長していく。日夜楽器製作の修業に勤しむ者である。詩歌藩国立イリューシア音楽院が設立されてからはここの楽器製作学部を卒業した者、あるいはそれと同等の実力のある者がこれになることが多くなった。そして実力はなくても楽器製作に対する情熱と心意気がある者が採用される場合もあるが、1番下っ端からの採用であり、一人前になるのは安易ではない。 部品: 1人親方 楽器製作者は親方と弟子ばかりではなく、弟子を取らずに1人で黙々と楽器を製作する者もいる。言わば1人親方である。時として親方につかずに始めからこちらになる者もいるが、楽器製作職人は奏者からの評価と信頼を得ていかなくてはやっていけないのでその道は安易ではない。1人で楽器を製作する故に楽器の生産数はかなり少なくなるが、そのこだわりから高品質の楽器や特徴的な楽器を製作する者がいる。 部品: 環境 楽器製作に適した環境の建物。製作の際に生じる騒音や試奏の際の音が出ても近隣住民から文句のでない人里離れた場所や工業地帯に建てられていたり、あるいは住宅街にある工房では防音がしっかりと施されている。 部品: 倉庫 楽器製作には様々な材料が必要になる。それに適した保管庫である。適切なスペースがあるのはもちろんだが、例えば木材ならば湿度の管理、金属ならばこれが錆びないようにするなどの設備を設置されている他、親方や弟子たちによる管理もされている。もちろん材料が盗まれないようにその扉には鍵がかかっており、工房関係者しか開閉出来ない。 部品: 器具 楽器製作はさまざな器具を必要とする。一般的な工具はもちろん、専門的な道具が必要な場合があり、それらを購入したり、楽器製作職人自身が自作することで、工房に取り揃えている。 部品: 発展 楽器製作の進歩は一代ですぐさまどうこう出来る物ではなく、多くの楽器製作職人の経験と知識の共有や研究によって成し遂げられるものである。それらを後進に受け継がせることが楽器製作の進歩の方法である。 部品: 工房継承 親方と弟子を有する工房は、親方が死去する際や引退する際に、弟子に工房とその名を譲ってもよい。こうすることで楽器製作の知識や環境を継承していく。またこのことで工房のブランド化も計れる。工房のブランド化は楽器の質の維持と音楽産業共に重要なことである。 部品: 暖簾分け 親方に認められた弟子は、工房の名前や親方の名前の一部を継いだ自らの工房を開業しても良く、そのことを宣伝しても良い。この際には弟子を取ることも出来る。このことで楽器が様々なバリエーションを持って発展し、また様々な地域にも広がっていく。 部品: 国立教育機関 詩歌藩国立の教育機関。詩歌藩国の吟遊詩人たちによって脈々と受け継がれてきた音楽という文化/伝統の保護と、国の内外、新旧を問わない音楽を受け入れ、創作や演奏技術の研鑽をし、また音楽を通じての教育、心身の治癒効果にも着目し深く関わることでその進化を目指す。そういった音楽の芸術/娯楽/教育/治療としての進歩を通して、音楽で世界の人々を癒し生活に潤いを与えること、また藩国の産業として発展させ、音楽を通じて社会に貢献する人物を育成することを目的に、詩歌藩国の王都イリューシアに設立した。 部品: 活動理念 音楽を通じて人々を癒し人生を豊かにする人材を育てること。音楽産業で活躍する人物を育てること。なによりも音楽は人々またはそれに準ずる感受性のあるものたちを癒しその生活を豊かにするためにあるので、それに反した行いを決してしないこと。音楽に関わる者にそういった倫理観を学ばすこと。音楽をなんらかの方法で悪用するものが現れたときにそれに法的または作品を作ることで対抗出来る者を育てること。また音楽教育の機会を性別/種族/年齢/出身問わず公平に与えることを理念とする。 部品: 運営費 音楽院は国費、学費、寄付をもとに運営している。その比率は国の経済状況によって変り、1年間の予算が余った場合には貯蓄し国の経済状況が甚だしく悪いときなどに運営費として使用する。国立教育機関なので学生の教育を第一にしており、故に国の経済状況が悪い時でも閉鎖などはしないが、大不況や戦争やそれに準ずる状況のときは理事長を務める詩歌藩王の判断によってはそれもありうる。また運営費に関する不正/汚職/横領がないように検査/監査する(それぞれ大部品:役員、大部品:音楽院規定を参照のこと)。 部品: 校則 イリューシア音楽院の生徒は国立音楽院の名前を背負うに相応しい行動や振る舞いをすること。公共の場で人の迷惑になることはしないこと、国立音楽院生徒の立ち場を悪用しないこと、法に背くことを行うことは言語道断である。音楽を愛し音楽で人を癒し感動させ生活に潤いを与えるべく勉学に励むこと。生涯通して音楽を人の苦しみや苦痛に寄与するためには使用しないこと。 部品: 罰則 イリューシア音楽院生徒はこの学院に所属しているうちは、学院の内外問わず人に迷惑をかける行いをした際に学院からの罰を受ける。音楽院の教職員によって構成された賞罰審議会(大部品:大学人事図、内の部品:運営及び賞罰報告審議会を参照のこと)によってその度合を裁定する。軽いとみなされたものは面談のあとで反省文の提出を求める。罪の度合が高いと判断されるごとに、謹慎やボランティア活動への参加、休学、退学、除籍と処罰が重くなる。悪質な行為の場合は除籍の上、警察への届けで、起訴などの法的手段をとる。これを行った者が留学生の場合は、留学生の出身国の担当者と審議の上で同等の措置をとる。 部品: 報賞 イリューシア音楽院の生徒が立ち場に相応しい活躍や、社会に貢献した行動をしたと賞罰審議会が判断した場合にはその生徒に報賞を与える。著しい活躍/社会貢献をした者は音楽院の行事の際に壇上で表彰する。またこのことを外部の新聞社などにも発表する。金銭の授与は行わない、あくまでも名誉的な報賞ではあるが、これを受賞した生徒は就職の際などに利用して良い。生徒本人から求めがあれば音楽院が受賞の証明書を発行する。 部品: 概要 性別年齢出身問わず、音楽の道を志し、音楽を人の癒しのために、芸術や娯楽として発展させる者、また古くからの音楽文化を守らんとする者を音楽院は広く受け入れている。イリューシア音楽院に通うのはそういった生徒たちであり、日夜音楽の技術や知識を研鑽し、世に出るために勉学に励む心豊かな者でなくてはならない。 部品: 4年制 音楽院は4月から翌年3月までを1年の課程とした4年制を採用している。生徒は4年間の通学のあいだに各々が選択した学部の講義や日々の自己研鑽や生徒及び教職員との交流や実践の場に参加するなどして音楽の演奏/知識/その実践方法を学ぶ。そして4年間の通学をもって卒業資格を取得でき、その期間を通じて学生は各々が選択した学科のプロフェッショナルとして活躍可能な技術や知識を習得する。しかし卒業/進級試験の結果の留年や、飛び級試験の結果による飛び級もあるので必ずしも4年間の通学になるとは限らない。またそれとは別に本人の希望により入学した年を1年目として8年間までは大学に在留できる。また冬期と夏期にはそれぞれ一ヶ月ほどの休暇期間を設けている。 部品: 学費 学費は前年の藩国民の年収の中央値を鑑みて、一般家庭の子供が無理なく進学出来るように設定されている。しかし他の教育機関とくらべて極端に安くならないようにも調整されている。これは運営費を(他の教育機関と比較して)極端に減らしてそのことで、教職員の給与が減少することで起こるであろう教職員の質の低下を防ぐためである。 部品: 滞納への対応 生徒は年度初めの一ヶ月間のうちに前期の授業料を、その半年後の一ヶ月間のうちに後期の授業料を支払わなくてはならない。これを滞納した生徒は除籍となる。しかし性別年齢出身問わず様々な生徒を受け入れているイリューシア音楽院では教育機会の平等を保つため、生徒の経済状況を考え、教職員による学費を滞納した生徒への面談を行い、事情を聴き取り経済に関するアドバイスをしながら、授業料滞納も仕方ないと判断した場合は、2ヶ月から半年までの支払期限の引き延ばし、及び分割払いに応じる。またこうした生徒には学費免除試験を受けることを積極的に勧める。こうすることで様々な経済状況にある生徒たちの教育の機会平等を維持する。 部品: 開かれた門 音楽院への入学は性別/人種/年齢/出身問わず多くの人々に向けて開いている。これは活動理念である教育機会の公平を実現するためである。しかし適宜行われる試験や進級試験の合格基準は厳しく、勉学に勤しむ者でなくては突破することができない。入るは容易く出るは難しく、である。 部品: 入学試験 イリューシア音楽院は教育機会の公平という理念のもとに門を広く開いてはいるが入学試験はある。ここでは主に面接により、他人の心身に暴行を加えるような甚だしく素行の悪い者や集団生活が徹底的に不可能だと判断された者が落とされる。 部品: 卒業/進級試験 卒業および進級するためにはこの試験に合格しなければならない。試験に落ちた者は留年となる。各学部により実技や筆記試験、論文提出や実地試験そして面接(その複合)など形式は異なる。合格基準は厳しく、イリューシア音楽院の学費の安さや入学のし易さは藩国内外に有名だが、こちらもよく知れた話しである。これは音楽院では教育機会の公平や生徒の自主性を重んじているが、そのことにより教育機関として名前だけの骨抜きにならぬように、また卒業後に生徒がきちんと活躍できるようにするための措置である。 部品: 学費免除試験 才能のあるもの、および家庭の財政が芳しくない者のために学費の半分を免除、及び全額の免除をする。その対象者を決めるための試験である。半年に1度開催する他、入学の際にも開催し、音楽の才能はあるが貧困のなかにある者の成長を手助けする体制を取っている。この試験では実技の他に面接が重視される。全額免除される者は1学年に数人であり、半額免除される者もその2、3倍程度に留まっている。 部品: 飛び級試験 年度末に行うこの試験により同学年の生徒よりも著しく成績が良く、あるいは1芸に突出していると判断された者は翌年の教育課程を飛ばし進級することが出来る。最短で2年で卒業出来る(1年生→4年生)。ただしこの試験に合格する者は極稀であり、音楽院を2年間の通学で卒業する者は10年間に1人出れば良いほうである。 部品: 留学生の受け入れ イリューシア音楽院では音楽を学びたいと外国から希望する者を広く受けれている。その際には留学生が音楽院での生活に馴染めるように心身の健康面や生活/文化的な齟齬のケアを専門家が行う(部品:留学生サポーターを参照のこと)など受け入れ体制を整えている。 部品: 生徒会 イリューシア音楽院は生徒の自主性と責任を重んじており、故に生徒たちを束ね学生寮などの自治を行い、生徒たちの声を代表する生徒会を結成することを推奨している。生徒会の人員は音楽院在学中の生徒のみであること、代表とする生徒会長1名と、副生徒会長2名、会計や広報係などの補佐を置くこと、会長と副会長の役割を負う者は全生徒による無記名の投票でもっとも多くの票を取った生徒に決めること、任期は1年とすることを求めている。要求を満たした生徒会組織は理事長及び学長がその存在と校内での活動を承認する。生徒会長や副会長は運営及び賞罰報告審議会への参加を要請されることもあり、そこで全生徒を代表した意見を発言するなどして、日頃から教職員と意見を交換し、学生寮の生徒による自治など、生徒たちが健やかに自立した学生生活を行えるように努める者でなくてはならず、その限りにおいて生徒会は教職員に必要な要求を行うことができる。また生徒会組織は1つのみでなくてはならない(複数の生徒会組織の乱立は認めない)。 部品: 制服とは 音楽院では正装として制服を定めている。主に学内行事やコンクールへの参加の際に着用するが、普段から制服を着用する生徒も多いようである。デザインは全体的に水色を配色している。 部品: コート 詩歌藩国の寒さにも耐えることが出来るコート。男性用のものはインバネスタイプのコートで、女性用のものにはショートケープがついている。 部品: 夏服 北国とはいえ夏には暑い日も存在するため、夏服も用意している。男女共に上着は半袖のブラウスであり、女性用のものは冬服のブラウスと同じく袖がバルーン状に膨らんでいる。ボトムスはスラックスとキュロットとスカートがあり、こちらも各員が自由に着用を選択できる。冬服と同じく首にはアスコットタイを巻く、しかし正式な行事以外では暑さのためか外してしまう者も多い。また季節によっては夏服のブラウスと冬服を組み合わせて着用する生徒もいる。 部品: 冬服 主に冬に着用する制服。男女別デザインのものと、男女共有のブレザーがある。首にはアスコットタイを巻く。男女共に上着はベストにブラウスであり、女性用のブラウスは肩から肘にかけてバルーン状に膨らんでいる。男性の袖はストレートでありアームベルトを付けている者もいる。ボトムスはスラックスとスカートを用意しており各員が自由に着用を選択できる。ブレザーは男女共用であり改まった行事での着用を推奨している。 部品: 私服 生徒には受講なども含めて私服での学園生活を許可している。もちろん公序良俗に反しないものに限るが、生徒の個性と自立性を認めているので細かな規定は無い。 部品: 式典 入学式/卒業式/始業式/終業式のことである。教職員のほか、通常は学長も参加しまた入学式と卒業式では理事長も参加し訓辞や式辞を読み上げる。その他に生徒たちによる演奏も行われ、日々の研鑽の発表の場にもなっている。 部品: 創立記念祭 イリューシア音楽院の創立を記念して5月に行う。新入生の歓迎会も兼ねており、各学部の優秀者は演奏や発表/実演を披露する。 部品: 夏至祭 音楽院の夏期休暇中に行われる夏至祭では、神殿や劇場などで生徒による演奏や歌唱が行われるのが恒例となっている。音楽の実地を学ぶ場としてはもちろん、プロとの共演もありそこから多くのことを学ぶ生徒も多い。 部品: 夏期休暇/冬期休暇 音楽院では夏期と冬期それぞれに一ヶ月ほどの休暇期間を設けている。学生寮に暮す生徒には帰郷を促し家族との交流を持つことを推奨している他、季節ごとの祭りに参加し音楽の実地を学ぶことや、休暇を利用しての集中的な練習や勉強、旅行を通じて心を豊にすることを推奨している。また経済的に困窮している生徒には健全なアルバイトを紹介することもしている。 部品: 収穫祭 秋の収穫祭には詩歌藩国の内外から著名な音楽家を招いて、演奏会を行う。一方で藩国の吟遊詩人たちの多くは地元の収穫祭のほうに出演している。 部品: 実地研修 各学部で学ぶ生徒はそれぞれに見合った実習や臨床、企業へのインターン、楽団の手伝いやエキストラなどに参加することで音楽の実地を学ぶ。また夏季/冬季の休暇にあわせて藩国内外の祭りや行事に参加するフィールドワークも行っている。後者は自由参加だは毎年参加する生徒は多い。 部品: コンサート イリューシア音楽院では年間を通して様々なコンサートを行っている。音楽院が主催するものや教員たちによるプロフェッショナルのもの、生徒たちが自主的に企画運営するものや、教員と生徒が協力して行うものまでさまざまである。それらの多くを音楽院外の一般の人々に公開している。また生徒たちは音楽院外のファミリーコンサートや慰安演奏会、音楽会やコンクールにも積極的に参加している。 部品: 一般人を対象にした講座 開かれた公平な音楽教育を旨とするイリューシア音楽院では、学生ではない一般の人々を対象とした音楽教育も行う。その種類は楽器演奏から作曲、あるいは音楽療法と多くあり、期間も最短は1日のものから最長で1年のものと幅が広い。無料で参加出来るものもあるが、期間が長いものほど受講に掛かる金額も増える。その収入は音楽院の運営費に充てる。この行いは藩国の伝統文化を一般大衆に広め絶やさすぬため、そして音楽の素晴らしさ楽しさを広めるためでもある。またこの講座を行う講師は音楽院の教職員のほかに生徒が担当することもあり、有料の講義で生徒が講師を勤めた際には一般のアルバイトと同様の金銭を生徒に授与する。また講師役を務めた生徒には、生徒が受講している学科そして担当した講座の内容によっては単位の取得を認める場合もある。 部品: 音楽院公開ツアー 音楽院の活動を一般に広く認知させるために、また地域との交流をするために授業や生徒の暮らしを半年に1度ほど一般の人々に公開する。参加希望者は申し込みをすることでツアーに参加することができる。また音楽院では教員や生徒たちによる多くのコンサートを開催しており、こちらも一般の人々に公開することが多い。なお国内外の情勢により治安の悪化がありテロや犯罪などが懸念される場合は中止する。 部品: 音楽(産業)の普及 音楽教育の他に、音楽文化を藩国内外に普及させる活動も行う。普及のために国内外で音楽院主催あるいは地域や企業と提携したコンサートやシンポジウムを開く。またそういった場で音楽産業発展のための会合なども開く。 部品: 音楽文化の保守と発展 詩歌藩国の音楽文化は吟遊詩人たちによって脈々と受け継がれながら発展して来たものであり、その歴史/伝統の保守や研究を行いこの文化を守る。また保守的になるだけではなく藩国内外の音楽を取入れ研究し音楽の発展、新しい音楽の創造に寄与する。 部品: 地域との連携 王都イリューシアに居を構える音楽院は地域住民と連携し、学生の生活が滞りなく行われるための活動、地域文化発展のための活動をしている。具体的には(勉学に影響がでない範囲での)アルバイトの紹介や、学生向け娯楽の紹介。地域の催しや行事への学生楽団の積極的な参加などである。 部品: 理事長 音楽院の実質的な長である。現在は詩歌藩国の藩王である九音・詩歌が勤めている。音楽院に出向くことは少なく、実務は教職職員に任せ、音楽院の長としての実務も学長が行っているが、理事長の権限は多大であり、学校の運営、未来について大きな影響力を持っており(詳しくは部品:運営及び賞罰報告審議会、部品:序列を参照のこと)単独での決定権を持つ。これはイリューシア音楽院が国立の教育機関であることに加え、将来活躍する国民や音楽に関わる者を育てる役割を持つ教育機関の責任として、音楽院及びそこに勤める者と生徒たちがそこから逸脱したり暴走しないようにするための措置である。また音楽院の年間行事の際にはこれに参加し、生徒や教職員たちに祝辞や労いの言葉を与えたり場合によっては表彰を行うことがある。理事長は音楽と音楽院の生徒と教職員たちを愛しこれらを行う。給与は無給。将来的に理事長の役職を他の者に譲ることも視野に入れてはいるが現在はまだその時ではない。その際には理事長の権限は現在よりも制限され給与が発生することも予定している。 部品: 学長 音楽院の長である。九音・詩歌により現在は寅山日時期がこの役職に任命されている。毎日ではないものの頻繁に音楽院に出向き長として諸々の決定の承諾や対応、年間行事への参加などの実務を行う、また講義を持つこともあり、音楽を制作することの出来るスタジオも有している。学長は音楽と音楽院の生徒と教職員たちを愛しこれらを行う。理事長に次いで権限を持ち(詳しくは部品:運営及び賞罰報告審議会、部品:序列を参照のこと)運営及び賞罰報告審議会で決定された意見や方針の承認や否定、再審議の要求などを行う権利を持っている。その理由も理事長と同じく音楽院を国立の教育機関として保ち発展させていくためである。給与はこちらも無給。将来的には学長の役職を他の者に譲ることも視野に入れてはいるが現在はまだその時ではない。その際には学長の権限は現在よりも制限され給与が発生することも予定している。 部品: 教授 実際に生徒たちと対面し講義やゼミを受け持ち教育を行う者。また一般人を対象にした講座でも講師を務めることがある。音楽の研究者、制作者でもある。准教授の中からこの立ち場に相応しい音楽と教育における技術と倫理観を持っている者に与えられる役職であり、通常は各学部に1名ないし2名の定員が定められている。またこれに相応しいと判断された外部の者が任命される場合も、すでに他の教育機関でこの役職についている者のなかから国立教育機関の教員に相応しいと判断された者が任命される場合もある。なににせよ狭き門である。准教授と比較して教育者としての責務も重くなるが、給与や待遇の面では准教授よりも厚遇され、自己の研究や音楽制作にも集中しやすい環境を音楽院が提供する。またこの地位を名に冠して書籍を発表することも認められている。しかしその旨とするところは生徒の教育と成長であり、研究や文筆への没頭からそれらが疎かになってはいけない。甚だしい場合は運営及び賞罰報告審議会にかける(詳しくは部品:罰則、部品:賞罰報告審議会を参照のこと)。 部品: 准教授 教授と同じく生徒たちの教育を行うものであり、一般人を対象にした講座の講師も務めることがあり、音楽の研究者/制作者でもある。また教授を補佐する役割も持っている。定員は各学部の規模により変動する。将来的に教授に相応しい音楽と教育に関する技術と倫理観を持つに至るであろうと判断された者が任命される。教授と同じく外部から任命される場合もある。この時点で相当な(音楽と教育に関する)実力者でなければならず、教授の下の役職といえでもやはりこれになるのは狭き門である。給与や待遇は教授よりも劣るものの、まっとうな給与と福利厚生が提供され、研究及び音楽制作環境が与えられる。役職を冠した書籍を書くことも許されている。しかしその旨とするところはやはり生徒の教育と成長であり、研究や文筆への没頭からそれらが疎かになってはいけない。甚だしい場合は運営及び賞罰報告審議会にかける(詳しくは部品:罰則、部品:賞罰報告審議会を参照のこと)。 部品: 技術 教授および准教授に就く者は、音楽院を卒業した者(または同等の実力のある者)がその後10年以上音楽を日常的に実践して得た演奏や音楽制作(及び教育や医療)の技術(あるいは期間が10年より短くともそれと同等の技術)、またはそれと同等の技術を持っていなくてはならない。これを持っている者がこの職務に任命される。 部品: 倫理 生徒と対面し音楽家として、そして人としての成長を導くことを旨とする教授/准教授は、教育者として相応しいまっとうな倫理観を持っていなくてはならない。また音楽に対してもこれを悪用せず音楽で人の人生に潤いを与えることや癒しを施すことを旨とする者でなければならない。これを持っている者がこの職務に任命される。 部品: 経験 将来、多角的に音楽に関わる者を育てる教授/准教授は、1人の人間の成長を導く者として、論理や机上の空論ではなく、音楽家としての経験を多く積んでいる者でなくてはならない。例えば演奏家ならば舞台に多く立つことであり、音楽療法士ならば臨床の経験である。これを持っている者がこの職務に任命される。 部品: 研究 教授および准教授は教育者の他に、音楽の研究者/制作者という一面も持っている。音楽を生徒に教えるだけでなく、日夜自己の技術を研鑽し、新しい音楽や古典的な音楽の研究や、音楽を使用しての心身の治癒など、各々の分野の発展に貢献している。 部品: 事務部 音楽院の運営に関する書類の作成や整理/保管などを担当する部署。また多くの場合で生徒が音楽院に対して行う諸々の申請や依頼や相談の窓口にもなっている。生徒の個人情報や通学状況、また各種施設の利用状況の管理も行っている。 部品: 総務部 音楽院の運営が問題なく行われるように、細かなものから大きなものまで様々なことを担当する部署。電球の交換と補充などの備品の管理、年間行事や式典に使用する会場の準備などもこの部署の担当である。校内の清掃を受け持つ清掃課、校内の警備を担当する警備課は総務部に属している。 部品: 清掃課 音楽院の環境と衛生を守る課であり、総務部に属している。日常的な校内の清掃から、校内美化キャンペーンの計画と実践なども担当している。また一般教養課程で衛生に関する授業を受け持つこともある。 部品: 警備課 音楽院の運営が問題なく行えるように、校内の警備を担当する部署。法的な警察力は持っていないが、校内の警邏や、不審者を発見した時の拘束、その後の適切な組織への身柄の引き渡し、部外者が来校する際の管理、生徒及び教職員への防犯・注意喚起などを行い、不測の事態から音楽院関係者を守る。学生寮が校内にあるイリューシア音楽院では適切な人員と人数を配備し24時間学生と教職員の安全を守っている。また音楽院公開ツアーや校内でのコンサートなど来校者が多くなる催しでは事前に警備計画を考案することで安全への対策力を高め、年間行事や入学/卒業などテロなどに狙われる可能性のある催しの場合には、警察などと連携して防犯力を高める。また学生及び教職員に対して防犯に関する講義を行うこともある。 部品: 経理部 音楽院の財政を担当する部署。運営費の管理、収支の記録、収支の予想による運営計画の作成と提出、また職員の給与や生徒の学費の管理、財政において官庁や外部機関との連携などを担当している。また一般教養課程で経済に関する授業を受け持つこともある。 部品: 法務部 音楽院の行いが法令に適っているのか審査し訂正する部署。また他の部署が法的な知識を有する行いをする場合、法的な書類及び行動が必要な場合は連携してことにあたる。また外部から法的な訴えがある場合にも対応する。生徒及び教職員に一般的な法律や法令遵守に関する講義を行うこともある。 部品: 人事部 教職員の人事を担当する部署。しかし実際の人事権は運営及び賞罰報告審議会が持っている(最終的には理事長がこれを持っている)ので、この部署が行うのは人事図の把握や労務管理である。また音楽院の諸々の部署が求人を行う際には、人事部がその情報を音楽院内外に告知する。 部品: 広報部 音楽院の運営に関する諸々の告知を内外に向けて行う部署。音楽院外部への受験や年間行事に関する告知や歳時記のお知らせ、各部や教員が公開/募集する情報の学生や教職員全体への告知も行う。またそれに対する反響や意見も汲み取り、他の部署や教職員と共有する。通信社や新聞社や企業や教育機関との連携を取り内外の情報の共有なども行う。音楽院外部からの連絡対応窓口でもある。外部機関との連携調整を専門的に行う外部機関連携調整課はこの部署に属している。 部品: 外部機関連携調整課 広報部に属している。日常的に外部機関や地域との情報共有や連絡網を形成し、音楽院と様々な外部機関及び地域が連携してことを行う際に、それらが順調にいくように働く。 部品: 購買部 学内にある売店を運営する部署。学生生活に必要な日用品や雑貨、また教科書に指定された書物やその他勉学に役立つ書物、 公序良俗に反しない遊具や娯楽物や医療品などを管理/販売する。 部品: 就職部 生徒の卒業後の進路に関する諸々を担当する部署。企業による求人や、楽団のオーディションなどの告知を生徒に対して行う。また就職に関して生徒の相談に乗り希望に適う求人情報を知らせたりアドバイスをするなど、企業と生徒の橋渡し役を勤める。 部品: 養護教諭 学生及び教職員の健康管理などを受け持つ。保健室が校内にあり、校内で怪我人や急病人が出た場合は初期対応も行う。重篤である場合など養護教諭だけでは対応出来ない場合は外部の医療機関へと患者を送る。生徒及び教職員に対する健康促進キャンペーンや、医療機関と連携して教職員の健康診断も定期的に行う。また一般教養課程で保険の授業を受け持つこともある。 部品: 調理師 音楽院には学生及び教職員が利用可能な学生食堂がある、そこで飲食物の調理を受け持つ。食料や食器や調理器具の受注や管理を行い、栄養士と連携して健康な生活を営むために必要な栄養素を摂取出来るレシピや献立の作成も行う。また一般教養課程で食生活に関する授業を受け持つこともある。 部品: 栄養士 音楽院には学生及び教職員が利用可能な学生食堂があり、そこで提供する飲食物の栄養管理を行う。飲食物が安全で健康な生活を営むために必要な栄養素を持っているか、栄養が過多になっていないかを判断してレシピや献立の作成に関わる。また保険医と連携して健康促進キャンペーンも行う。また一般教養課程で栄養学に関する授業を受け持つこともある。 部品: カウンセラー 生徒及び教職員の心身の健康や、学生生活や経済状況に関する不安や疑問、いじめやハラスメントの訴え、その他諸々の悩み事の相談にあたる。相談内容を他人に漏らしてはならない守秘義務があるが、相談内容が深刻な場合にはその他の部署や医療や法や警察などの外部機関と連携して悩みの解決に対応する。 部品: 留学生サポーター 音楽院では他国からの留学生も受けており、この役職に就く者は留学生が健全な学生生活を行えるように諸々のことに対応する。留学生向けのパンフレットや詩歌藩国での生活に関する指南書の作成と講義、留学生の相談への対応などを通じて留学生が安心で安全な学生生活を行えるように手助けする。 部品: 教員理念 音楽を愛し、音楽で人の心身の深い部分を癒し、人々の困難な人生を音楽で励まし、その活動を芸術や娯楽とすることを旨としながら多角的な音楽活動を行い、国立音楽院の教員を務めるに相応しい技術と知識を持つ者を任命する。教員は国立の教育機関の名をその背中に背負っていることを忘れてはならないのは無論、生徒たちの模範になる人物でなければならず、生徒たちの音楽的そして人間的な成長に、また音楽の研究に心を砕く者でなければならない。 部品: 職員要綱 音楽院運営の諸々の実務を行い、生徒が安心して勉学に励み、卒業後は世に羽ばたけるように多角的にサポートするのが音楽院職員の役目である。国立の教育機関の運営の実務を預かるに相応しい各部門の専門的な能力、そして倫理観がある者をこれに任命する。 部品: 給与および福利厚生 同等の教育能力や規模を持つ一般の教育機関に勤める教職員に支払われる給与よりも、イリューシア音楽院に勤める教職員に支払われる給与は低い。しかし教職員にはその肩書きでなんらかの形で音楽で発表/発売することや書籍を書くことや研究結果を公表することを許可しており、その売上げを収入にして良い。しかし発表/発売のまえに学長か理事長の許可を取ること(部品:理事長、部品:学長を参考のこと)。また給与が低い反面、一般の教育機関に勤める教職員に施される福利厚生よりも、イリューシア音楽院に勤める教職員に施される福利厚生は手厚く、病気や怪我を含む各種保険や退職後の待遇や、休日、特別休暇などはしっかりと設けられている。 部品: 教員への罰則 イリューシア音楽院に勤める教職員は、音楽教育に身を捧げるものとして、その実務を行う者として、また人として生徒たちの模範になる人物であろうとする者でなければならず、学園の内外問わず人に迷惑をかける行いをした際には罰を受ける。生徒に対して教職員という立ち場を笠に着た過度な要求や行動(セクシャルハラスメントやパワーハラスメントと呼ばれる行為などのこと)をしたと判断した場合にも罰を受ける、これはもちろん教職員間のハラスメントにも適用する。またその立ち場を利用した不正や汚職、横領などが発覚した場合にも罪を受ける。その判断は音楽院の教職員によって構成された賞罰審議会(大部品:大学人事図の部品:運営及び賞罰報告審議会を参照のこと)によって行われる。軽いとみなされたものは面談のあとで反省文の提出を求める。罪の度合が高いと判断されるごとに、謹慎やボランティア活動への参加、休職、減給、退職、解雇と処罰が重くなる。悪質な行為の場合は解雇の上、警察への届けで、起訴などの法的手段をとる。これを行った者が海外に籍を置く教職員の場合は、その国の担当者と審議の上で同等の措置をとる。 部品: 運営及び賞罰報告審議会 イリューシア音楽院の運営に関する取り決め、及び生徒/教職員に対する賞罰の授与/執行を審議する会合または審議会(以下、会合とする)。運営に関する諸処の出来事の決定及び業務その他の報告のために四半期に1度以上行う。また生徒及び教職員への授与/執行を行う必要がある際にも行う。人事に関して准教授の教授への昇格や、教授長、各課の課長職に昇格する者の決定、教員の採用決定もここで行う。参加者は通常の場合、学長と教授、そして職員の各課の課長及びこれと同等の権限を持つ人物である。理事長本人が参加を希望する場合、及び参加者が理事長に要請しこれを理事長が受領した場合は理事長も会合に参加する(各役職についてはそれぞれの部品を参照のこと)。理事長の参加を拒否する権利は誰も持っていない。場合によっては1名から数名の参考人や、外部のアドバイザー、監査機関の人員、生徒会の会長及び副会長の参加を要請する。会合を開く際は事前に日程が告知される。会合当日にその場に居ない者は欠席扱いとするが、事前に自分の意見を執筆し当日に審議長(部品:序列を参照のこと)が読み上げることで己の意見を発表出来る、また事前に投票(これについてはこの項で後述する)をすることが出来る、これは理事長も同等である。運営に関する取り決めや生徒及び教職員への賞罰の授与/執行の認否は会合参加者たち(参考人、生徒会の人員は除く)による無記名の投票により行われる。過半数以上の票を得たものが会合によって決定された教職員の方針や意見となる。最終的な決定は学長の承認によって行われる。学長は会合によって決定された意見を否認した場合、会合に再審議を要求することが出来る。運営に関する重大な取り決め(年間の運営費や計画、それ以上の長期的な計画、音楽院の建物の増改築、新築、規模拡大など)、生徒及び教職員に対する賞罰の授与/執行の度合が重いもの(国を上げての褒賞授与や生徒の退学/除籍、教職員の退職/解雇そして法的措置の決定)の決定、教職員人事の決定には学長の承認ののちに理事長の承認も必要となる。また理事長はイリューシア音楽院に関するすべてのものごとに対して、単独で決定/否定する権利を有しており、これにより国是と教育の連携、または校内や会合で紛争が起った際には解決することが出来る。これは会合での決定や学長の承認も必要としない。 部品: 序列 イリューシア音楽院の序列は、その長に理事長を置く、次いで学長を置く。この2名は役員であり教職員の長として音楽院運営の諸々に関する決定の権限を持っている。教員の役職は教授を長に起き、次いで准教授を置く。職員は各課の課長を長に起きそれ以下は各課の規模によるが一般的な会社組織の役職序列に則り役職名と権限を与える。教授と課長たちの中からそれぞれ会合での審議により決定され学長及び理事長により承認された者を教員長、職員長と認め、それぞれの役職の代表者とする。運営及び賞罰報告審議会の会合を取り仕切る審議長は通常学長が勤めるが、理事長が参加している場合は審議長を勤めてもよく、また役員が不在の場合は教員長/職員長のどちらかが勤める。 部品: 外部監査の受け入れ イリューシア音楽院は外部の監査組織による不定期な監査を定期的に受ける。その対象は広く、教職員の汚職/横領や生徒及び教職員へのハラスメント、教育機会の公平さ、法令遵守、教育内容、生徒間のいじめ問題、生徒の自治の正当性などにおよび、それぞれを専門的な組織及び専家が担当する。このことで問題の隠蔽を防ぎ早期発見をし問題が深刻になる前に早急な対応を行う。 部品: 監査結果の公開 監査結果は取りまとめ、希望者には公表する。そのことで国立教育機関としての透明性を保ち、設立当初からの理念を守り続ける。 部品: 演奏学部 弦楽器、吹奏楽器、打楽器、鍵盤楽器、電子楽器などの様々な楽器、現代音楽からポピュラーミュージック、そして古学までの様々なジャンルの音楽の演奏技術と知識を教える学部。各楽器の専門コースを設置しており、またジャンル事のコースも設置しているので、その組み合わせにより様々なタイプの楽器奏者を育成することができる。 部品: 音楽理論学部 作曲や作詞やオーケストレーションやアレンジに必要な音楽理論を教える学部。同時に音楽の歴史なども学び、音楽に関する知識を網羅する。この学部は他の学部に学ぶ生徒の必修科目となっていることがほとんどである。 部品: 吟遊詩人学部 将来、吟遊詩人になろうとする者にその知識と倫理観そして実現方法を教える学部。吟遊詩人にはミンストレル/トルバドゥール/バードなどの種類がありそれぞれ活動の場は違うが、この3種類の吟遊詩人の在り方を学ぶことを吟遊詩人課程と呼んでいる。また吟遊詩人は世界中を旅し危険な場所に赴くこともあるため、サバイバル方法や初期的な白兵戦が出来る程度の自己防衛方法/戦闘方法およびそれらに必要な道具の扱い方も教えている。 部品: ミュージカルバレエ学部 様々な舞踊のプロフェッショナルを育てる学部であり、ミュージカルやバレエなどの専門的なコースを用意している。コースによっては舞踊と共に歌唱も教える。 部品: 声楽学科 声楽家を育てる学部。歌曲やオペラやカンタータを専門とする歌手から、ロックやジャズなどのポピュラーを専門とする歌手まで、自らの声を使い音楽を表現することを志す者を育成する。音楽のジャンル事に専門コースがある。 部品: 音楽物理/音響、聴覚研究学部 音楽に関する科学/物理学また音響や人間の聴覚に関する知識を学ぶ学部。音楽を音という基本要素から考えそれ自体の研究や、それから得られる知識を他の物事に生かす方法を教える。楽器製作学部/音響デザイン学部/音楽療法学部を選択した生徒はこちらの学部も必修しなければならない。 部品: 楽器製作学部 弦楽器/管楽器/鍵盤楽器/打楽器/電子楽器など様々な楽器の製作者を育成する学部。楽器ごとに専門コースがある。楽器の製作やリペアの技術習得、材質の知識や、楽器の歴史など楽器製作に必要な諸々の技術と知識を教える。 部品: 音響デザイン学部 レコーディングやミキシング、PAなど、音楽の録音や再生、増幅に関する技術と知識を学ぶ学科。各種装置の取り扱いや知識を教えることで、それらに関する専門家を育成する。 部品: 音楽放送ビジネス学部 音楽や放送に関するビジネスを学ぶ。経済学や法律、収支の計算の仕方や帳簿の書き方など商売に関する基本的なことを学びながら、音楽/放送に関する著作権やマネージメントを教えることでそれに関わるプロエッショナルを育成する学部。 部品: 音楽教育学部 教育機関の音楽教師など音楽教育に関する専門家を育成する学部。音楽演奏や知識を教えるのはもちろん、教育学や幼児や思春期の子供に関する心理学、倫理学などを教えることで音楽教育の専門家を育てる。教育期間の後半で生徒は実際の教育の場に赴き実習生としてその実地を学ぶ。 部品: 音楽療法学部 音楽を使って他者の心身を治癒する専門家である音楽療法士を育て上げる学部。音楽を使った治癒とは、ダンスや歌唱や楽器演奏による健康促進や症状の予防や進行防止、リハビリ、音楽を利用しての心身の回復など多岐にわたる。教育期間の後半では生徒は音楽院と提携している医療機関に赴き臨床を体験することでその実地を学ぶ。 部品: 一般教養学部 国語や数学、保健や生活や栄養学や家庭経済学など、音楽以外の一般的な生活に必要な知識を教える(これを一般教養課程と呼んでいる)学部。この学部のみ教育期間は1年間であり、他の学部に学ぶ者も併用してこちらに通うことができる。イリューシア音楽院に入学する生徒は年齢や生活環境などがさまざまであり留学生も広く受け入れている。故になかにはこういった一般的な知識/教養が欠除している者もおり、そういった人々に健やかな生活を送るために必要な知識を授けるべくこの学部を設置した。入学時にそのような判断をされた者にはこの学部の授業を必ず受けることを定めている。もちろんそれ以外の者も希望すれば受講することができる。またより高度な教養を学ぶ上級教養学部もあり、こちらは1年間一般教養学部に学び単位を取得したあとで受講可能となる。こちらの期間も1年間である。 部品: 音楽院の施設 中央のコンサートホールを取り囲むように、赤煉瓦造りの4階建ての建物を東西南北に配置する構造になっている。その内、校舎は南棟/東棟/西棟の3つからなり、残る北側の1棟は学生寮である。赤煉瓦造りの重厚な4棟と中央の純白のコンサートホールの対比という構造が美しい建築美を誇っている。理事長の許可を得て必要に応じて増改築する。 部品: 安全性 多くの生徒と教職員が日常生活を送る音楽院の建物は国立の教育機関に相応しい強度を持っており、耐震性を考慮し、災害や戦争があった際の避難場所としても機能すべく設計/建築している。また各種建物には24時間警備員が駐在しており、不審者や不測の事態が起きないように警備をしている。また1つ1つの建物が独立してインフラ設備を持っており、例えば1つの建物が停電や断水を起こしたからといって他の建物にそれが及ぶことは無い。 部品: 南練 楽院の正面玄関を過ぎて最初にある赤煉瓦造りの建物。アーチ状の正面玄関と、そこへ伸びる大きな階段が特徴。4階建てのこの建物はエントランスフロアが吹き抜けになっており、学内のイベントなどでミニコンサートを開催することがある。多くの教室が設置されており座学を中心とした授業に使用し、各教室に備えられたオーディオやプロジェクターなどの視聴覚設備を使い、視覚と聴覚の両面から音楽を学ぶ。作詞と作曲の理論と実践に始まり、音楽史や一般教養課程やその他の講義、果てはミンストレル達の経験から語られる四方山話など様々な授業を行う。また教職員の各部署が勤務につくフロアや相談室や保健室や会議室、待機所や休憩室、売店と学生食堂、部外者の来校に対応する案内所がある。学長室、理事長室もこの建物に設置している。 部品: 東棟 この建物には様々な楽器の製作と修繕、調律に関する技術を学ぶための工房を設置している。教員の研究室、備品などの保管庫もここにある。 部品: 西棟 この建物には楽器演奏や歌唱の技術を学ぶ実技の授業で使用する教室を設置している。ジャズやロックなど少人数セッション用の小スタジオから、大規模編成の楽団で使用する大スタジオ、オペラやミュージカルなどの授業で使用する一面を鏡ばりにしたスタジオや舞台などの各種防音スタジオを設置している。TV/ラジオ等の放送に必要な音響技術を学ぶ授業を行うために必要な機材を揃えたスタジオも設置しており、本格的なラジオスタジオもあるので、ここからラジオ放送を行うことも可能である。また教員専用のスタジオもこちらにある。そして練習用の小さな防音スタジオも多数設置しており、放課後や休日にはこちらで個人練習を行える。 部品: 北棟(学生寮) 音楽院に所属する多くの生徒が住む場所。法令や公序良俗に反しない限り、基本的には学生により自治を行わせており、学生の自立心を養っている。その自治が公序良俗や法令から逸脱していると運営及び賞罰報告審議会が判断した場合には、生徒会の代表者などから聴き取り調査をした後で、裁定を下し、教職員による指導が入る。こういったことが起きないように、教職員と生徒会は密な連携を取っている。この建物にも売店と学食を設置しているが南練のものと比べると規模が小さいものである。 部品: コンサートホール 音楽院の敷地中央に位置しひときわ目立つ純白の建物。円柱形の建物に緩やかなカーブを描く丸天井が美しいコンサートホール。巨大なパイプオルガンを設置している。このホールは通常の授業で使用する他に年間行事や式典でも使用し、クラシックからロックまで幅広い音楽のコンサートにも利用する。音楽院のランドマークとなっている。 部品: 回遊路 コンサートホールを取り囲むように敷いた小回遊路と東西南北の4棟を繋げる大回遊路の2重丸の野外の回遊路。生活路であり学院生活を送る者はここを通り各種建物間を移動する。多くの街路樹や所々に花壇や野草園が併設された景観は自然豊かで美しく、道の傍らに設置したベンチとテーブルを使い勉学の合間の休憩や、日々の憩いや天気の良い日は食事する場所など公園としても利用出来る。また道幅は広いのでここを利用してランニングや散歩をすることも可能であり、数カ所の運動場も併設しているのでスポーツやレクリエーションを行うことも出来る、生徒及び教職員には心身の健康促進及び交流の場として毎日1時間ほどの運動を推奨している。街灯も多く設置しており警備員も警邏しているので夜間の移動も心配は無く、所々に設置したスピーカーで不測の事態が起きた場合は避難指示なども行う。 部品: 体育館 北棟と西棟のあいだの敷地に設置した天井の高い一階建ての建物。室内スポーツや雨の日の運動を行う場所として、また演奏会の会場としても使用する。利用するためには事前に事務部に申請をして許可を取る必要がある。 *インポート用定義データ [ { "title": "詩歌藩国の音楽", "part_type": "group", "children": [ { "title": "北国の長い冬", "part_type": "group", "children": [ { "title": "数少ない娯楽", "description": "詩歌藩国の大地は1年の半分近くの期間が雪で覆われている。そんな寒冷な気候はこの土地で暮す人々の行動を制限した。大半を室内で過ごすようになったのである。その結果として娯楽も室内で行えるボードゲームなどが発展したが、独奏や小規模編成の楽団が演奏する音楽も娯楽として発展した。故に詩歌藩国の国民はプロアマ問わず楽器の演奏や観賞/批評をする者がとても多くなったのである。", "part_type": "part" }, { "title": "集団作業の労働歌", "description": "吟遊詩人の歌から、独奏や小規模編成の楽団により発展していった詩歌藩国の音楽はその生い立ち故に素朴なメロディーを持つものも多く、お針子の仕事や力仕事の際に歌うものとしても利用されている。そこから発展していった音楽も多く、いまに残っているものもある。", "part_type": "part" }, { "title": "十分な練習時間", "description": "1年の半分近くが雪で覆われている詩歌藩国は家に籠らなければならない時期も多いが、それ故に楽器や歌唱の演奏時間も多く取れた。これが詩歌藩国の音楽の水準をあげている。", "part_type": "part" }, { "title": "防寒住宅", "description": "詩歌藩国の住宅のほとんどが防寒使用であり、壁や窓の厚さがあったり密封がしっかりしているなど、この機能は防音機能としても働くので、都市部を含めて自宅での音楽の練習を行うことが安易になっているという住宅事情がある。これが詩歌藩国の音楽の水準を上げることに拍車をかけている。", "part_type": "part" }, { "title": "出稼ぎの手段", "description": "この国はその当初、雪に覆われている環境から輸出出来る資源に乏しかった。そこで外貨や生活の糧を稼ぐために多く行われたのが音楽の輸出であった。とはいえ音楽の録音/再生技術が進歩するまではそれは人とセットであり、詩歌藩国の多くの音楽家は他の国へ出稼ぎ演奏の旅に出た。しかし吟遊詩人によって建国されたという詩歌藩国ではそれは音楽家として当り前と言って良い行いであり、この歴史と価値観が現在まで続く、世界に羽ばたく音楽/音楽家の産地としての詩歌藩国を形作った。", "part_type": "part" } ], "expanded": false }, { "title": "詩歌音楽史", "part_type": "group", "children": [ { "title": "吟遊詩人の歌", "description": "吟遊詩人たちによって建国されたというこの国の音楽も彼らの歌から始まっている。それは民謡の伝承や語りと、竪琴などの単純な機構を持つ弦楽器による素朴な旋律の組み合わせでもある。ここから詩歌藩国の音楽が始まった。", "part_type": "part" }, { "title": "冠婚葬祭", "description": "吟遊詩人たちによる歌は国民に広まり、そのうち様々な祝い事を盛り上げるものとして、葬儀の際に死者の魂の安楽からなることを祈り残された人々を慰め勇気づけるため、そして式典にも使用されるようになっていく。そうして音楽が人々の間に広まり伝承や民謡以外の形で発展していった。こうしたなかで様々な楽器が使用されるようになっていった。", "part_type": "part" }, { "title": "娯楽", "description": "吟遊詩人が歌う伝承や民謡、冠婚葬祭への利用をえて、音楽は娯楽として楽しまれるようになった。1年の半分近くを雪に覆われた詩歌藩国でも、室内で楽しめる歌唱や楽器の演奏と観賞は貴重な娯楽であり、多くの奏者と聴者を生み出しこれにより詩歌藩国の音楽は更なる発展を遂げ、様々な状況にあった多くのバリエーションの音楽を産み、使用される楽器の種類も増えた。そのうち優れた者は音楽専門の従事者になった。付随して楽器製作を専門とする工房を営む者も産まれた。", "part_type": "part" }, { "title": "芸術", "description": "娯楽として発展した詩歌藩国の音楽はその後、人生の様々なものごとを表現し、人の心の深い部分……魂を打ち振るわし、生命を賛歌する芸術としても発展していく。そうした音楽を制作する者のなかの非常に優れた者は芸術家と呼ばれるようになり、そういった人々が作る音楽を娯楽とはまた別の仕方で受容する人々が増えた。", "part_type": "part" }, { "title": "教育", "description": "音楽が発展を遂げていく中で、それに関わる者を専門的に育て上げることで音楽をより進歩させていく教育機関を作ることが多くの人々から求められた。また音楽を使って人々の精神や知性を教育する機関の誕生も求められた。その結果として詩歌藩国立イリューシア音楽院が作られた。", "part_type": "part" }, { "title": "研究", "description": "音楽はその可能性を求めて多角的に研究されるようになっていく。それは他国の音楽や楽器を研究することやそれを実際に音楽に使用することの研究、音楽の医療的及び教育的な利用について研究することなどであり、それにより音楽の更なる発展を目指した。市井の音楽家は勿論、詩歌藩国立イリューシア音楽院も研究に携わっている。", "part_type": "part" }, { "title": "古典音楽の伝承", "description": "音楽が発展/進歩していく中で、その始まりである吟遊詩人たちによる素朴な歌や旋律の伝承と研究及び再発見の重要性が叫ばれるようになる。これには歌だけではなく、吟遊詩人たちの文化の伝承も含まれている。詩歌藩国立イリューシア音楽院が音頭をとりこれを行っている。", "part_type": "part" }, { "title": "発展", "description": "現在、詩歌藩国の音楽は吟遊詩人たちによる音楽や、外国の音楽を取入れて発展した音楽、娯楽のためのものや、芸術として、また医療に使うものとしてなどなどさまざまなグラデーションを持ったものになった。交響詩『イリューシア』/第一番 嬰ハ短調 『希望』はその代表的なところであり、吟遊詩人たちによって伝承された歌の素朴な旋律を曲中に何度も表れるモチーフとして使い、現代の音楽理論や様々な楽器の演奏などの新しいものと組み合わせた、詩歌藩国の新旧の音楽文化を融合した新古典派の曲である。これらの音楽は自国で受容しているだけではなく、音楽産業として海外へも輸出されている。", "part_type": "part" } ], "expanded": false }, { "title": "特徴", "part_type": "group", "children": [ { "title": "古典", "description": "詩歌藩国の音楽は吟遊詩人が歌う民謡と弦楽器の演奏からその歴史が始まる。これを現在でも保守し伝承しているので、民族主義的な音楽ではいまでもそういった特徴を持っていたり、あるいはそれは根本に起きながら発展/進化させたものになっている。", "part_type": "part" }, { "title": "素朴", "description": "古典や民族主義的な音楽では、その素朴さを大切にして音楽を制作、演奏している。それこそが歴史的な音楽を伝承する行為そのものだからである。", "part_type": "part" }, { "title": "外国音楽の受け入れ", "description": "プロアマ問わず音楽の奏者や聴者及び批評家が多く、そもそも歌いながら世界を旅する吟遊詩人が作った詩歌藩国では、古くから積極的に外国の音楽を取入れてきた。そのことで奏者としてそして聴者として音楽を実践する楽しみを増やしてきた。また自国の音楽と外国の音楽の融合も、意識的/無意識的問わず行われている。", "part_type": "part" }, { "title": "ポピュラー音楽", "description": "詩歌藩国には古典音楽や民族主義的な音楽以外にも、多くのジャンルの音楽が存在している。それはジャズやロックやオペラや外国の音楽などの多様な音楽であり、古典や民族主義的な音楽の素朴さとは違う派手さや激しさがある音楽など、様々な人々の趣味趣向にあった音楽を聴くことができる、娯楽音楽の主流になっている。", "part_type": "part" }, { "title": "新古典派", "description": "古典や民族主義的な音楽の素朴さを大切にしながらも、ポピュラー音楽の楽しさや激しさや派手さ、外国音楽の様々な特徴を適切に取り入れ、現代のさまざまな楽器で演奏するのが新古典派の音楽であり、ポピュラー音楽と合わせて現代の詩歌藩国の音楽の主流となっている。", "part_type": "part" }, { "title": "楽器", "description": "詩歌藩国の音楽の始まりは吟遊詩人による歌と演奏であり、そこで使用されたのは竪琴などの単純な機構を持つ弦楽器だった、やがてそこに打楽器や単純な吹奏楽器も加わるようになった。そこから少しの時をえてヴァイオリンやチェロやギターなどの現代的な弦楽器も多く作られるようになる。詩歌藩国では木材が採れることもそれに拍車をかけた、これは木管楽器も同様である。時代をえてピアノなどの打弦楽器や金管楽器も製作/使用されるようになった。そして外国の音楽を取入れていくなかで、エレクトリックギターなどの電気で音を増幅する楽器や、電子楽器も製作/使用されるようになった。詩歌藩国で作られていない楽器は輸入されることがある。逆に詩歌藩国で作った楽器を輸出する場合もある。", "part_type": "part" } ], "expanded": false }, { "title": "音楽に関わる人々", "part_type": "group", "children": [ { "title": "音楽を彩る人々", "description": "奏者と楽器製作者と音楽教育者及び音楽院生徒以外の形で音楽に関わる人々のことであり、彼らがいるからこそ音楽が受容され多様に発展/進化していく。音楽活動には欠かすことの出来ない人々。", "part_type": "part" }, { "title": "プロアマ問わず", "description": "音楽に関わる、というそのものごと自体にはプロもアマチュアも関係がない。もちろん質の差はあるが、誰でも様々な形で関わることができるのが音楽の魅力である。", "part_type": "part" }, { "title": "プロフェッショナル", "description": "アマチュアでも楽しめるのが音楽だが、仕事としてプロフェッショナルとしてそれを行う場合は、会社や教育機関や医療機関に所属していて固定給の出る音楽産業従事者や音楽教育者や音楽療法士を除いて歩合制の場合がほとんどなので、音楽院を卒業するなどの実力ある者でないとこれだけで暮らしていくことはできない。楽団などに所属すれば固定給が出るところもあるのだが、前述の歩合制がほとんどの業界でのことなので、安定した生活を望めるこれに所属するのにも過酷な競争があり相当な実力なり縁なりが必要になる。", "part_type": "part" }, { "title": "資格", "description": "多くの場合でこれになるには資格を必要としてないが、音楽療法士などの他者の心身の健康状態に深く関わるものに就くには資格が必要である。例えば当の音楽療法士の場合は音楽院を卒業して資格を取った者しかなれない。この道も安易ではない。", "part_type": "part" }, { "title": "聴者", "description": "音楽を聴く者。その目的は娯楽のためや芸術を観賞するためや心身の治癒のためやBGMとしてなど多数あるが、音楽をなんらかの目的を持って聴けば誰でも聴者である。", "part_type": "part" }, { "title": "批評家", "description": "聴者でありながら音楽の批評を述べることを自らの仕事としている者である。批評の内容は自らの感情をただ述べるだけの感想であってはならず、音楽の普及を目指して、多くの音楽知識のもと聴者へ分かりやすい楽曲解説をすることや、音楽の発展を目指して、奏者や作曲者へ今後の音楽活動のためになる指摘、また音楽を悪用する者やその質の低下を意図して狙っている者に対してはそれを暴くような痛恨の指摘を行える者でなくてはならない。資格の無い仕事なのでプロもアマもないのだが、いっぱしの批評家になるには前述したように多くの音楽知識が必要なため音楽院を卒業した者や、それと同等の能力を持っていなくてはなれない。", "part_type": "part" }, { "title": "作曲家", "description": "曲を制作することを作曲というがそれをする者をこう呼ぶ。作曲する目的や質もさまざまで、趣味のためにこれを行うアマチュアも、仕事してこれを行うプロフェッショナルもいる。", "part_type": "part" }, { "title": "作詞家", "description": "旋律につける言葉を編出す者である。ただ音楽に言葉をつければよいのではなく、言葉が持つ意味やイメージ、リズムや響き、発音のし易さやし難さなど、言葉のもつ総合的な特徴を吟味しながらこれを行う者のことである。プロもアマもいるがその質はやはり異なる。", "part_type": "part" }, { "title": "アレンジャー", "description": "ある曲をさらに良くするために編曲や楽器の編成などを行う者である。旋律だけがある曲を完成した音楽として作る場合も、完成した曲を作り直す場合もあり、これを行う者には相当な音楽的な知識が必要になる。", "part_type": "part" }, { "title": "音楽療法士", "description": "音楽を他者の心身の治癒に利用する者である。その実践は音楽を使った体操での心身の健康増進から、心のケア、音楽を聴くことでのリラックス効果を利用する身体の回復まで様々である。これになるには音楽院を卒業し専門の資格を取らなくてはならない。", "part_type": "part" }, { "title": "音楽産業従事者", "description": "音楽産業に関わる者。ここには楽団や音楽会社や事務所などの運営者やマネージャーからその事務や総務などの人々、音楽の録音を仕事とする者や、演奏会での音楽の増幅や舞台設置をする者、それらの装置を作る者など様々な人々が含まれている。", "part_type": "part" } ], "expanded": false }, { "title": "音楽", "part_type": "group", "children": [ { "title": "概要", "description": "音楽とは時間経過に従いながら、様々な音を関係する一連の現象として鳴らすことで、曲という1単位として表現/再現し、そのことで聴者の感情心理になんらかの影響を与え、また肉体的にも興奮や鎮静などを与える、知的生命が行う表現活動/芸術活動、そして娯楽の1つである。", "part_type": "part" }, { "title": "奏者", "description": "音楽は声を発したり、掌同士を打ち合わせるなど自らの肉体を使用したり、音を鳴らすために作られた楽器という道具を使用することで音を発生させ、曲を演奏する者を必要とする。これを奏者というが、これは必ずしも人間である必要は無く、なんらかの装置による曲の演奏や、なんらかの記録媒体に録音した音を装置で再生することで鳴らすこともあり、これも広義の意味では奏者である。", "part_type": "part" }, { "title": "旋律", "description": "音楽の横の連なり。ある時間内で、時間が経過するごとに異なる音高/音価を持つ複数の音を連なるように鳴らすと、聴者はそれを1つのまとまりとして捉える。これを旋律と呼ぶ。", "part_type": "part" }, { "title": "和音", "description": "音楽の縦の連なり。同時間に異なる音高を持つ音を2つ以上鳴らすと、鳴らした音が重なり、その音高の組み合わせの種類により聴者に様々な印象を与える。これを和音と呼ぶ。", "part_type": "part" }, { "title": "音高", "description": "1つの音の振動数。音とはなんらかの物体が振動して起こる現象だが、ある1つの音の高さは1秒間に物体が振動する回数(これをヘルツという言葉でも呼ぶ)によって決まる。聴者は振動数が多い音ほど音高が高く聞こえる。異なる音高を持つ複数の音を時間が経過するごとに鳴らすことで聴者は旋律を感じ、異なるあるいは同一の音高を持つ音を規則的あるいは不規則的にならすことで聴者は律動を感じる。また異なる音高を持つ複数の音を同時的に鳴らすことで聴者は和音を感じる。", "part_type": "part" }, { "title": "音価", "description": "1つの音の長さ。音楽に置ける時間的な単位。ある音を1秒間鳴らすのと、5秒間鳴らすのとでは音に対する聴者の印象は異なる。同一または異なる音価を持つ音を組み合わせることで旋律や和音や律動を作る。", "part_type": "part" }, { "title": "音量", "description": "音の大きさ。ある音の音圧が大きいほど聴者はその音を大きく感じる。音圧が小さい音を人の聴覚は感知出来ないが、音圧が大き過ぎる音もただの衝撃としか感じないので肉体では感じるものの聴覚では感知出来ない。音楽においてはこの音圧を演奏などによって操作することを音量と呼ぶ(デシベルという言葉でも呼ぶ)。様々な音量で音を奏でることで感情表現をしたり、音楽に彩りを与える。", "part_type": "part" }, { "title": "音色", "description": "同じ音高/音価/音量を持つ音でも音色が異なれば聴者には違った印象を与える。音色はある音(振動)をなんらかの装置により波形に視覚化した際に確認出来る形の違いである。この波形が異なることで同じ音高/音価/音量を持つ音でも聴者はそれぞれを異なる音と捉える。音楽の実践ではさまざまな楽器を使うことや、異なる知的生命体が音を発するでこれを得る。複数の異なる楽器や知的生命体が同じ音高/音価/音量を持つ音を奏でても楽器本体の構造や知的生命体の個体差、音を発生させるメカニズムが異なるのでその波形も変わる。故に音色も変わる。また音を何らかの装置で加工処理することでも、同じ音高/音価/音量を持つ音でも聴者にはそれぞれ違う音に聞こえる。", "part_type": "part" }, { "title": "律動", "description": "リズムとも呼ばれる。ある時間内における、規則的あるいは不規則的に現れる聴覚的に目立つ部分の連なり。時間経過に従いながら規則的にあるいは不規則的に音量、音色、音高、音色が同一のものを鳴らすことで、あるいは異なる音高/音価/音量/音色を持つ音を、時間経過に従いながら意図して聴者に目立たせるように鳴らすことで、音楽に規則的あるいは不規則的な動きを与えるのが律動である。", "part_type": "part" } ], "expanded": false }, { "title": "楽器製作工房", "part_type": "group", "children": [ { "title": "楽器製作職人", "part_type": "group", "children": [ { "title": "仕事", "description": "様々な楽器を製作する職人であり、それに伴い故障した楽器の修理や調整も行う。楽器を量産する場合もあれば、1人の奏者のためにオーダーを詳しく聞きながら楽器を製作/調整する場合もある。", "part_type": "part" }, { "title": "専門性", "description": "各々の職人ごとに専門の楽器がありその範疇を超えることは安易ではなく、例えば同じ弦楽器であってもギターの製作者が品質のあるヴァイオリンを制作することはとても難しく、両方を同じ質で作ることが出来る職人は大天才である。それどころかヴァイオリン属の製作職人が(同じヴァイオリン属である)ヴァイオリンとコントラバスを同品質で作ることは難しくこれを出来る者は相当な腕前と才能がある者である。もし管楽器と弦楽器を同じ高品質で作れる者がいるのならば、それは歴史に名を残す天才である。故に職人が制作する楽器の専門化が進み、同じ楽器に限定するならば高品質の楽器を作り出す者がいる。", "part_type": "part" }, { "title": "倫理", "description": "この職業に就く者は、音楽を奏でるに相応しい質を持った楽器を製作することは旨にしていることはもちろん、故障のし易い楽器などを作って演奏中に奏者が怪我をすることのないように、安全な楽器を作ることを心がけている者でなくてはならない。", "part_type": "part" }, { "title": "教育と学び", "description": "楽器制作者として自分の技術に満足することなく、楽器の質の向上を目指すのは勿論だが、親方は弟子の技術や知識や倫理観の向上に努める者でなければならず、弟子もそれを学び取ろうとする者でなければならない。", "part_type": "part" }, { "title": "楽器製作", "description": "楽器製作職人の主な仕事である。それぞれ(親方/工房)が専門とする楽器を持っており、それを製作する。基本的には質が高い楽器ほど作るのに手間が掛かるので製作期間も長くなり価格も上昇する。故に初心者用のあまり質の高くない楽器制作を専門とするところや、高品質の楽器制作を専門とするところなどに分かれているが、大きな工房では両方をまたはその中間を伴って製作する場合もある。", "part_type": "part" }, { "title": "修理", "description": "楽器を製作するということはもちろん、その修理も行う技術を持っているということである、こちらも勿論それぞれの楽器製作職人が専門の楽器を持っている。", "part_type": "part" }, { "title": "調整", "description": "使用された楽器の音程の調整や、各種パーツの付け替えによる操作性の向上や音色の変化を目的とした改良を行う。調整にももちろん専門的な知識が必要となる。", "part_type": "part" }, { "title": "親方", "description": "工房の主であり、弟子を束ねて楽器を製作する者でもある。10年以上の修業と実務の末になることの出来る者であり、小さな工房では1人から数名の弟子、大きなところでは数十名の弟子を使い、自らがその腕を振るうのはもちろん、弟子を監督しながら、己が専門とする楽器を製作する。故に楽器製作者としてだけではなく弟子を育成する心意気や倫理観がある者でなければならない。", "part_type": "part" }, { "title": "弟子", "description": "親方に仕えて楽器を製作する者である。親方に任された工程を担当し、腕が上がるごとに重要な工程を任されることで一人前の楽器製作職人へと成長していく。日夜楽器製作の修業に勤しむ者である。詩歌藩国立イリューシア音楽院が設立されてからはここの楽器製作学部を卒業した者、あるいはそれと同等の実力のある者がこれになることが多くなった。そして実力はなくても楽器製作に対する情熱と心意気がある者が採用される場合もあるが、1番下っ端からの採用であり、一人前になるのは安易ではない。", "part_type": "part" }, { "title": "1人親方", "description": "楽器製作者は親方と弟子ばかりではなく、弟子を取らずに1人で黙々と楽器を製作する者もいる。言わば1人親方である。時として親方につかずに始めからこちらになる者もいるが、楽器製作職人は奏者からの評価と信頼を得ていかなくてはやっていけないのでその道は安易ではない。1人で楽器を製作する故に楽器の生産数はかなり少なくなるが、そのこだわりから高品質の楽器や特徴的な楽器を製作する者がいる。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "工房", "part_type": "group", "children": [ { "title": "環境", "description": "楽器製作に適した環境の建物。製作の際に生じる騒音や試奏の際の音が出ても近隣住民から文句のでない人里離れた場所や工業地帯に建てられていたり、あるいは住宅街にある工房では防音がしっかりと施されている。", "part_type": "part" }, { "title": "倉庫", "description": "楽器製作には様々な材料が必要になる。それに適した保管庫である。適切なスペースがあるのはもちろんだが、例えば木材ならば湿度の管理、金属ならばこれが錆びないようにするなどの設備を設置されている他、親方や弟子たちによる管理もされている。もちろん材料が盗まれないようにその扉には鍵がかかっており、工房関係者しか開閉出来ない。", "part_type": "part" }, { "title": "器具", "description": "楽器製作はさまざな器具を必要とする。一般的な工具はもちろん、専門的な道具が必要な場合があり、それらを購入したり、楽器製作職人自身が自作することで、工房に取り揃えている。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "楽器製作の継承と発展", "part_type": "group", "children": [ { "title": "発展", "description": "楽器製作の進歩は一代ですぐさまどうこう出来る物ではなく、多くの楽器製作職人の経験と知識の共有や研究によって成し遂げられるものである。それらを後進に受け継がせることが楽器製作の進歩の方法である。", "part_type": "part" }, { "title": "工房継承", "description": "親方と弟子を有する工房は、親方が死去する際や引退する際に、弟子に工房とその名を譲ってもよい。こうすることで楽器製作の知識や環境を継承していく。またこのことで工房のブランド化も計れる。工房のブランド化は楽器の質の維持と音楽産業共に重要なことである。", "part_type": "part" }, { "title": "暖簾分け", "description": "親方に認められた弟子は、工房の名前や親方の名前の一部を継いだ自らの工房を開業しても良く、そのことを宣伝しても良い。この際には弟子を取ることも出来る。このことで楽器が様々なバリエーションを持って発展し、また様々な地域にも広がっていく。", "part_type": "part" } ], "expanded": true } ], "expanded": false }, { "title": "詩歌藩国立イリューシア音楽院", "part_type": "group", "children": [ { "title": "基本情報", "part_type": "group", "children": [ { "title": "国立教育機関", "description": "詩歌藩国立の教育機関。詩歌藩国の吟遊詩人たちによって脈々と受け継がれてきた音楽という文化/伝統の保護と、国の内外、新旧を問わない音楽を受け入れ、創作や演奏技術の研鑽をし、また音楽を通じての教育、心身の治癒効果にも着目し深く関わることでその進化を目指す。そういった音楽の芸術/娯楽/教育/治療としての進歩を通して、音楽で世界の人々を癒し生活に潤いを与えること、また藩国の産業として発展させ、音楽を通じて社会に貢献する人物を育成することを目的に、詩歌藩国の王都イリューシアに設立した。", "part_type": "part" }, { "title": "活動理念", "description": "音楽を通じて人々を癒し人生を豊かにする人材を育てること。音楽産業で活躍する人物を育てること。なによりも音楽は人々またはそれに準ずる感受性のあるものたちを癒しその生活を豊かにするためにあるので、それに反した行いを決してしないこと。音楽に関わる者にそういった倫理観を学ばすこと。音楽をなんらかの方法で悪用するものが現れたときにそれに法的または作品を作ることで対抗出来る者を育てること。また音楽教育の機会を性別/種族/年齢/出身問わず公平に与えることを理念とする。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": " 運営費", "description": "音楽院は国費、学費、寄付をもとに運営している。その比率は国の経済状況によって変り、1年間の予算が余った場合には貯蓄し国の経済状況が甚だしく悪いときなどに運営費として使用する。国立教育機関なので学生の教育を第一にしており、故に国の経済状況が悪い時でも閉鎖などはしないが、大不況や戦争やそれに準ずる状況のときは理事長を務める詩歌藩王の判断によってはそれもありうる。また運営費に関する不正/汚職/横領がないように検査/監査する(それぞれ大部品:役員、大部品:音楽院規定を参照のこと)。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "音楽院規定", "part_type": "group", "children": [ { "title": "校則", "description": "イリューシア音楽院の生徒は国立音楽院の名前を背負うに相応しい行動や振る舞いをすること。公共の場で人の迷惑になることはしないこと、国立音楽院生徒の立ち場を悪用しないこと、法に背くことを行うことは言語道断である。音楽を愛し音楽で人を癒し感動させ生活に潤いを与えるべく勉学に励むこと。生涯通して音楽を人の苦しみや苦痛に寄与するためには使用しないこと。", "part_type": "part" }, { "title": "罰則", "description": "イリューシア音楽院生徒はこの学院に所属しているうちは、学院の内外問わず人に迷惑をかける行いをした際に学院からの罰を受ける。音楽院の教職員によって構成された賞罰審議会(大部品:大学人事図、内の部品:運営及び賞罰報告審議会を参照のこと)によってその度合を裁定する。軽いとみなされたものは面談のあとで反省文の提出を求める。罪の度合が高いと判断されるごとに、謹慎やボランティア活動への参加、休学、退学、除籍と処罰が重くなる。悪質な行為の場合は除籍の上、警察への届けで、起訴などの法的手段をとる。これを行った者が留学生の場合は、留学生の出身国の担当者と審議の上で同等の措置をとる。", "part_type": "part" }, { "title": "報賞", "description": "イリューシア音楽院の生徒が立ち場に相応しい活躍や、社会に貢献した行動をしたと賞罰審議会が判断した場合にはその生徒に報賞を与える。著しい活躍/社会貢献をした者は音楽院の行事の際に壇上で表彰する。またこのことを外部の新聞社などにも発表する。金銭の授与は行わない、あくまでも名誉的な報賞ではあるが、これを受賞した生徒は就職の際などに利用して良い。生徒本人から求めがあれば音楽院が受賞の証明書を発行する。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "生徒", "part_type": "group", "children": [ { "title": "概要", "description": "性別年齢出身問わず、音楽の道を志し、音楽を人の癒しのために、芸術や娯楽として発展させる者、また古くからの音楽文化を守らんとする者を音楽院は広く受け入れている。イリューシア音楽院に通うのはそういった生徒たちであり、日夜音楽の技術や知識を研鑽し、世に出るために勉学に励む心豊かな者でなくてはならない。", "part_type": "part" }, { "title": "4年制", "description": "音楽院は4月から翌年3月までを1年の課程とした4年制を採用している。生徒は4年間の通学のあいだに各々が選択した学部の講義や日々の自己研鑽や生徒及び教職員との交流や実践の場に参加するなどして音楽の演奏/知識/その実践方法を学ぶ。そして4年間の通学をもって卒業資格を取得でき、その期間を通じて学生は各々が選択した学科のプロフェッショナルとして活躍可能な技術や知識を習得する。しかし卒業/進級試験の結果の留年や、飛び級試験の結果による飛び級もあるので必ずしも4年間の通学になるとは限らない。またそれとは別に本人の希望により入学した年を1年目として8年間までは大学に在留できる。また冬期と夏期にはそれぞれ一ヶ月ほどの休暇期間を設けている。", "part_type": "part" }, { "title": "学費", "description": "学費は前年の藩国民の年収の中央値を鑑みて、一般家庭の子供が無理なく進学出来るように設定されている。しかし他の教育機関とくらべて極端に安くならないようにも調整されている。これは運営費を(他の教育機関と比較して)極端に減らしてそのことで、教職員の給与が減少することで起こるであろう教職員の質の低下を防ぐためである。", "part_type": "part" }, { "title": "滞納への対応", "description": "生徒は年度初めの一ヶ月間のうちに前期の授業料を、その半年後の一ヶ月間のうちに後期の授業料を支払わなくてはならない。これを滞納した生徒は除籍となる。しかし性別年齢出身問わず様々な生徒を受け入れているイリューシア音楽院では教育機会の平等を保つため、生徒の経済状況を考え、教職員による学費を滞納した生徒への面談を行い、事情を聴き取り経済に関するアドバイスをしながら、授業料滞納も仕方ないと判断した場合は、2ヶ月から半年までの支払期限の引き延ばし、及び分割払いに応じる。またこうした生徒には学費免除試験を受けることを積極的に勧める。こうすることで様々な経済状況にある生徒たちの教育の機会平等を維持する。", "part_type": "part" }, { "title": "開かれた門", "description": "音楽院への入学は性別/人種/年齢/出身問わず多くの人々に向けて開いている。これは活動理念である教育機会の公平を実現するためである。しかし適宜行われる試験や進級試験の合格基準は厳しく、勉学に勤しむ者でなくては突破することができない。入るは容易く出るは難しく、である。", "part_type": "part" }, { "title": "入学試験", "description": "イリューシア音楽院は教育機会の公平という理念のもとに門を広く開いてはいるが入学試験はある。ここでは主に面接により、他人の心身に暴行を加えるような甚だしく素行の悪い者や集団生活が徹底的に不可能だと判断された者が落とされる。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "卒業/進級試験", "description": "卒業および進級するためにはこの試験に合格しなければならない。試験に落ちた者は留年となる。各学部により実技や筆記試験、論文提出や実地試験そして面接(その複合)など形式は異なる。合格基準は厳しく、イリューシア音楽院の学費の安さや入学のし易さは藩国内外に有名だが、こちらもよく知れた話しである。これは音楽院では教育機会の公平や生徒の自主性を重んじているが、そのことにより教育機関として名前だけの骨抜きにならぬように、また卒業後に生徒がきちんと活躍できるようにするための措置である。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "学費免除試験", "description": "才能のあるもの、および家庭の財政が芳しくない者のために学費の半分を免除、及び全額の免除をする。その対象者を決めるための試験である。半年に1度開催する他、入学の際にも開催し、音楽の才能はあるが貧困のなかにある者の成長を手助けする体制を取っている。この試験では実技の他に面接が重視される。全額免除される者は1学年に数人であり、半額免除される者もその2、3倍程度に留まっている。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "飛び級試験", "description": "年度末に行うこの試験により同学年の生徒よりも著しく成績が良く、あるいは1芸に突出していると判断された者は翌年の教育課程を飛ばし進級することが出来る。最短で2年で卒業出来る(1年生→4年生)。ただしこの試験に合格する者は極稀であり、音楽院を2年間の通学で卒業する者は10年間に1人出れば良いほうである。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "留学生の受け入れ", "description": "イリューシア音楽院では音楽を学びたいと外国から希望する者を広く受けれている。その際には留学生が音楽院での生活に馴染めるように心身の健康面や生活/文化的な齟齬のケアを専門家が行う(部品:留学生サポーターを参照のこと)など受け入れ体制を整えている。", "part_type": "part" }, { "title": "生徒会", "description": "イリューシア音楽院は生徒の自主性と責任を重んじており、故に生徒たちを束ね学生寮などの自治を行い、生徒たちの声を代表する生徒会を結成することを推奨している。生徒会の人員は音楽院在学中の生徒のみであること、代表とする生徒会長1名と、副生徒会長2名、会計や広報係などの補佐を置くこと、会長と副会長の役割を負う者は全生徒による無記名の投票でもっとも多くの票を取った生徒に決めること、任期は1年とすることを求めている。要求を満たした生徒会組織は理事長及び学長がその存在と校内での活動を承認する。生徒会長や副会長は運営及び賞罰報告審議会への参加を要請されることもあり、そこで全生徒を代表した意見を発言するなどして、日頃から教職員と意見を交換し、学生寮の生徒による自治など、生徒たちが健やかに自立した学生生活を行えるように努める者でなくてはならず、その限りにおいて生徒会は教職員に必要な要求を行うことができる。また生徒会組織は1つのみでなくてはならない(複数の生徒会組織の乱立は認めない)。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "生徒の服装", "part_type": "group", "children": [ { "title": "制服", "part_type": "group", "children": [ { "title": "制服とは", "description": "音楽院では正装として制服を定めている。主に学内行事やコンクールへの参加の際に着用するが、普段から制服を着用する生徒も多いようである。デザインは全体的に水色を配色している。", "part_type": "part" }, { "title": "コート", "description": "詩歌藩国の寒さにも耐えることが出来るコート。男性用のものはインバネスタイプのコートで、女性用のものにはショートケープがついている。", "part_type": "part" }, { "title": "夏服", "description": "北国とはいえ夏には暑い日も存在するため、夏服も用意している。男女共に上着は半袖のブラウスであり、女性用のものは冬服のブラウスと同じく袖がバルーン状に膨らんでいる。ボトムスはスラックスとキュロットとスカートがあり、こちらも各員が自由に着用を選択できる。冬服と同じく首にはアスコットタイを巻く、しかし正式な行事以外では暑さのためか外してしまう者も多い。また季節によっては夏服のブラウスと冬服を組み合わせて着用する生徒もいる。", "part_type": "part" }, { "title": "冬服", "description": "主に冬に着用する制服。男女別デザインのものと、男女共有のブレザーがある。首にはアスコットタイを巻く。男女共に上着はベストにブラウスであり、女性用のブラウスは肩から肘にかけてバルーン状に膨らんでいる。男性の袖はストレートでありアームベルトを付けている者もいる。ボトムスはスラックスとスカートを用意しており各員が自由に着用を選択できる。ブレザーは男女共用であり改まった行事での着用を推奨している。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "私服", "description": "生徒には受講なども含めて私服での学園生活を許可している。もちろん公序良俗に反しないものに限るが、生徒の個性と自立性を認めているので細かな規定は無い。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "年間行事", "part_type": "group", "children": [ { "title": "式典", "description": "入学式/卒業式/始業式/終業式のことである。教職員のほか、通常は学長も参加しまた入学式と卒業式では理事長も参加し訓辞や式辞を読み上げる。その他に生徒たちによる演奏も行われ、日々の研鑽の発表の場にもなっている。", "part_type": "part" }, { "title": "創立記念祭", "description": "イリューシア音楽院の創立を記念して5月に行う。新入生の歓迎会も兼ねており、各学部の優秀者は演奏や発表/実演を披露する。", "part_type": "part" }, { "title": "夏至祭", "description": "音楽院の夏期休暇中に行われる夏至祭では、神殿や劇場などで生徒による演奏や歌唱が行われるのが恒例となっている。音楽の実地を学ぶ場としてはもちろん、プロとの共演もありそこから多くのことを学ぶ生徒も多い。", "part_type": "part" }, { "title": "夏期休暇/冬期休暇", "description": "音楽院では夏期と冬期それぞれに一ヶ月ほどの休暇期間を設けている。学生寮に暮す生徒には帰郷を促し家族との交流を持つことを推奨している他、季節ごとの祭りに参加し音楽の実地を学ぶことや、休暇を利用しての集中的な練習や勉強、旅行を通じて心を豊にすることを推奨している。また経済的に困窮している生徒には健全なアルバイトを紹介することもしている。", "part_type": "part" }, { "title": "収穫祭", "description": "秋の収穫祭には詩歌藩国の内外から著名な音楽家を招いて、演奏会を行う。一方で藩国の吟遊詩人たちの多くは地元の収穫祭のほうに出演している。", "part_type": "part" }, { "title": "実地研修", "description": "各学部で学ぶ生徒はそれぞれに見合った実習や臨床、企業へのインターン、楽団の手伝いやエキストラなどに参加することで音楽の実地を学ぶ。また夏季/冬季の休暇にあわせて藩国内外の祭りや行事に参加するフィールドワークも行っている。後者は自由参加だは毎年参加する生徒は多い。", "part_type": "part" }, { "title": "コンサート", "description": "イリューシア音楽院では年間を通して様々なコンサートを行っている。音楽院が主催するものや教員たちによるプロフェッショナルのもの、生徒たちが自主的に企画運営するものや、教員と生徒が協力して行うものまでさまざまである。それらの多くを音楽院外の一般の人々に公開している。また生徒たちは音楽院外のファミリーコンサートや慰安演奏会、音楽会やコンクールにも積極的に参加している。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "その他の取り組み", "part_type": "group", "children": [ { "title": "一般人を対象にした講座", "description": "開かれた公平な音楽教育を旨とするイリューシア音楽院では、学生ではない一般の人々を対象とした音楽教育も行う。その種類は楽器演奏から作曲、あるいは音楽療法と多くあり、期間も最短は1日のものから最長で1年のものと幅が広い。無料で参加出来るものもあるが、期間が長いものほど受講に掛かる金額も増える。その収入は音楽院の運営費に充てる。この行いは藩国の伝統文化を一般大衆に広め絶やさすぬため、そして音楽の素晴らしさ楽しさを広めるためでもある。またこの講座を行う講師は音楽院の教職員のほかに生徒が担当することもあり、有料の講義で生徒が講師を勤めた際には一般のアルバイトと同様の金銭を生徒に授与する。また講師役を務めた生徒には、生徒が受講している学科そして担当した講座の内容によっては単位の取得を認める場合もある。", "part_type": "part" }, { "title": "音楽院公開ツアー", "description": "音楽院の活動を一般に広く認知させるために、また地域との交流をするために授業や生徒の暮らしを半年に1度ほど一般の人々に公開する。参加希望者は申し込みをすることでツアーに参加することができる。また音楽院では教員や生徒たちによる多くのコンサートを開催しており、こちらも一般の人々に公開することが多い。なお国内外の情勢により治安の悪化がありテロや犯罪などが懸念される場合は中止する。", "part_type": "part" }, { "title": "音楽(産業)の普及", "description": "音楽教育の他に、音楽文化を藩国内外に普及させる活動も行う。普及のために国内外で音楽院主催あるいは地域や企業と提携したコンサートやシンポジウムを開く。またそういった場で音楽産業発展のための会合なども開く。", "part_type": "part" }, { "title": "音楽文化の保守と発展", "description": "詩歌藩国の音楽文化は吟遊詩人たちによって脈々と受け継がれながら発展して来たものであり、その歴史/伝統の保守や研究を行いこの文化を守る。また保守的になるだけではなく藩国内外の音楽を取入れ研究し音楽の発展、新しい音楽の創造に寄与する。", "part_type": "part" }, { "title": "地域との連携", "description": "王都イリューシアに居を構える音楽院は地域住民と連携し、学生の生活が滞りなく行われるための活動、地域文化発展のための活動をしている。具体的には(勉学に影響がでない範囲での)アルバイトの紹介や、学生向け娯楽の紹介。地域の催しや行事への学生楽団の積極的な参加などである。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "大学人事図", "part_type": "group", "children": [ { "title": "役員", "part_type": "group", "children": [ { "title": "理事長", "description": "音楽院の実質的な長である。現在は詩歌藩国の藩王である九音・詩歌が勤めている。音楽院に出向くことは少なく、実務は教職職員に任せ、音楽院の長としての実務も学長が行っているが、理事長の権限は多大であり、学校の運営、未来について大きな影響力を持っており(詳しくは部品:運営及び賞罰報告審議会、部品:序列を参照のこと)単独での決定権を持つ。これはイリューシア音楽院が国立の教育機関であることに加え、将来活躍する国民や音楽に関わる者を育てる役割を持つ教育機関の責任として、音楽院及びそこに勤める者と生徒たちがそこから逸脱したり暴走しないようにするための措置である。また音楽院の年間行事の際にはこれに参加し、生徒や教職員たちに祝辞や労いの言葉を与えたり場合によっては表彰を行うことがある。理事長は音楽と音楽院の生徒と教職員たちを愛しこれらを行う。給与は無給。将来的に理事長の役職を他の者に譲ることも視野に入れてはいるが現在はまだその時ではない。その際には理事長の権限は現在よりも制限され給与が発生することも予定している。", "part_type": "part" }, { "title": "学長", "description": "音楽院の長である。九音・詩歌により現在は寅山日時期がこの役職に任命されている。毎日ではないものの頻繁に音楽院に出向き長として諸々の決定の承諾や対応、年間行事への参加などの実務を行う、また講義を持つこともあり、音楽を制作することの出来るスタジオも有している。学長は音楽と音楽院の生徒と教職員たちを愛しこれらを行う。理事長に次いで権限を持ち(詳しくは部品:運営及び賞罰報告審議会、部品:序列を参照のこと)運営及び賞罰報告審議会で決定された意見や方針の承認や否定、再審議の要求などを行う権利を持っている。その理由も理事長と同じく音楽院を国立の教育機関として保ち発展させていくためである。給与はこちらも無給。将来的には学長の役職を他の者に譲ることも視野に入れてはいるが現在はまだその時ではない。その際には学長の権限は現在よりも制限され給与が発生することも予定している。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "教員", "part_type": "group", "children": [ { "title": "教授", "description": "実際に生徒たちと対面し講義やゼミを受け持ち教育を行う者。また一般人を対象にした講座でも講師を務めることがある。音楽の研究者、制作者でもある。准教授の中からこの立ち場に相応しい音楽と教育における技術と倫理観を持っている者に与えられる役職であり、通常は各学部に1名ないし2名の定員が定められている。またこれに相応しいと判断された外部の者が任命される場合も、すでに他の教育機関でこの役職についている者のなかから国立教育機関の教員に相応しいと判断された者が任命される場合もある。なににせよ狭き門である。准教授と比較して教育者としての責務も重くなるが、給与や待遇の面では准教授よりも厚遇され、自己の研究や音楽制作にも集中しやすい環境を音楽院が提供する。またこの地位を名に冠して書籍を発表することも認められている。しかしその旨とするところは生徒の教育と成長であり、研究や文筆への没頭からそれらが疎かになってはいけない。甚だしい場合は運営及び賞罰報告審議会にかける(詳しくは部品:罰則、部品:賞罰報告審議会を参照のこと)。", "part_type": "part" }, { "title": "准教授", "description": "教授と同じく生徒たちの教育を行うものであり、一般人を対象にした講座の講師も務めることがあり、音楽の研究者/制作者でもある。また教授を補佐する役割も持っている。定員は各学部の規模により変動する。将来的に教授に相応しい音楽と教育に関する技術と倫理観を持つに至るであろうと判断された者が任命される。教授と同じく外部から任命される場合もある。この時点で相当な(音楽と教育に関する)実力者でなければならず、教授の下の役職といえでもやはりこれになるのは狭き門である。給与や待遇は教授よりも劣るものの、まっとうな給与と福利厚生が提供され、研究及び音楽制作環境が与えられる。役職を冠した書籍を書くことも許されている。しかしその旨とするところはやはり生徒の教育と成長であり、研究や文筆への没頭からそれらが疎かになってはいけない。甚だしい場合は運営及び賞罰報告審議会にかける(詳しくは部品:罰則、部品:賞罰報告審議会を参照のこと)。", "part_type": "part" }, { "title": "技術", "description": "教授および准教授に就く者は、音楽院を卒業した者(または同等の実力のある者)がその後10年以上音楽を日常的に実践して得た演奏や音楽制作(及び教育や医療)の技術(あるいは期間が10年より短くともそれと同等の技術)、またはそれと同等の技術を持っていなくてはならない。これを持っている者がこの職務に任命される。", "part_type": "part" }, { "title": "倫理", "description": "生徒と対面し音楽家として、そして人としての成長を導くことを旨とする教授/准教授は、教育者として相応しいまっとうな倫理観を持っていなくてはならない。また音楽に対してもこれを悪用せず音楽で人の人生に潤いを与えることや癒しを施すことを旨とする者でなければならない。これを持っている者がこの職務に任命される。", "part_type": "part" }, { "title": "経験", "description": "将来、多角的に音楽に関わる者を育てる教授/准教授は、1人の人間の成長を導く者として、論理や机上の空論ではなく、音楽家としての経験を多く積んでいる者でなくてはならない。例えば演奏家ならば舞台に多く立つことであり、音楽療法士ならば臨床の経験である。これを持っている者がこの職務に任命される。", "part_type": "part" }, { "title": "研究", "description": "教授および准教授は教育者の他に、音楽の研究者/制作者という一面も持っている。音楽を生徒に教えるだけでなく、日夜自己の技術を研鑽し、新しい音楽や古典的な音楽の研究や、音楽を使用しての心身の治癒など、各々の分野の発展に貢献している。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "職員", "part_type": "group", "children": [ { "title": "事務部", "description": "音楽院の運営に関する書類の作成や整理/保管などを担当する部署。また多くの場合で生徒が音楽院に対して行う諸々の申請や依頼や相談の窓口にもなっている。生徒の個人情報や通学状況、また各種施設の利用状況の管理も行っている。", "part_type": "part" }, { "title": "総務部", "description": "音楽院の運営が問題なく行われるように、細かなものから大きなものまで様々なことを担当する部署。電球の交換と補充などの備品の管理、年間行事や式典に使用する会場の準備などもこの部署の担当である。校内の清掃を受け持つ清掃課、校内の警備を担当する警備課は総務部に属している。", "part_type": "part" }, { "title": "清掃課", "description": "音楽院の環境と衛生を守る課であり、総務部に属している。日常的な校内の清掃から、校内美化キャンペーンの計画と実践なども担当している。また一般教養課程で衛生に関する授業を受け持つこともある。", "part_type": "part" }, { "title": "警備課", "description": "音楽院の運営が問題なく行えるように、校内の警備を担当する部署。法的な警察力は持っていないが、校内の警邏や、不審者を発見した時の拘束、その後の適切な組織への身柄の引き渡し、部外者が来校する際の管理、生徒及び教職員への防犯・注意喚起などを行い、不測の事態から音楽院関係者を守る。学生寮が校内にあるイリューシア音楽院では適切な人員と人数を配備し24時間学生と教職員の安全を守っている。また音楽院公開ツアーや校内でのコンサートなど来校者が多くなる催しでは事前に警備計画を考案することで安全への対策力を高め、年間行事や入学/卒業などテロなどに狙われる可能性のある催しの場合には、警察などと連携して防犯力を高める。また学生及び教職員に対して防犯に関する講義を行うこともある。", "part_type": "part" }, { "title": "経理部", "description": "音楽院の財政を担当する部署。運営費の管理、収支の記録、収支の予想による運営計画の作成と提出、また職員の給与や生徒の学費の管理、財政において官庁や外部機関との連携などを担当している。また一般教養課程で経済に関する授業を受け持つこともある。", "part_type": "part" }, { "title": "法務部", "description": "音楽院の行いが法令に適っているのか審査し訂正する部署。また他の部署が法的な知識を有する行いをする場合、法的な書類及び行動が必要な場合は連携してことにあたる。また外部から法的な訴えがある場合にも対応する。生徒及び教職員に一般的な法律や法令遵守に関する講義を行うこともある。", "part_type": "part" }, { "title": "人事部", "description": "教職員の人事を担当する部署。しかし実際の人事権は運営及び賞罰報告審議会が持っている(最終的には理事長がこれを持っている)ので、この部署が行うのは人事図の把握や労務管理である。また音楽院の諸々の部署が求人を行う際には、人事部がその情報を音楽院内外に告知する。", "part_type": "part" }, { "title": "広報部", "description": "音楽院の運営に関する諸々の告知を内外に向けて行う部署。音楽院外部への受験や年間行事に関する告知や歳時記のお知らせ、各部や教員が公開/募集する情報の学生や教職員全体への告知も行う。またそれに対する反響や意見も汲み取り、他の部署や教職員と共有する。通信社や新聞社や企業や教育機関との連携を取り内外の情報の共有なども行う。音楽院外部からの連絡対応窓口でもある。外部機関との連携調整を専門的に行う外部機関連携調整課はこの部署に属している。", "part_type": "part" }, { "title": "外部機関連携調整課", "description": "広報部に属している。日常的に外部機関や地域との情報共有や連絡網を形成し、音楽院と様々な外部機関及び地域が連携してことを行う際に、それらが順調にいくように働く。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "購買部", "description": "学内にある売店を運営する部署。学生生活に必要な日用品や雑貨、また教科書に指定された書物やその他勉学に役立つ書物、 公序良俗に反しない遊具や娯楽物や医療品などを管理/販売する。", "part_type": "part" }, { "title": "就職部", "description": "生徒の卒業後の進路に関する諸々を担当する部署。企業による求人や、楽団のオーディションなどの告知を生徒に対して行う。また就職に関して生徒の相談に乗り希望に適う求人情報を知らせたりアドバイスをするなど、企業と生徒の橋渡し役を勤める。", "part_type": "part" }, { "title": "養護教諭", "description": "学生及び教職員の健康管理などを受け持つ。保健室が校内にあり、校内で怪我人や急病人が出た場合は初期対応も行う。重篤である場合など養護教諭だけでは対応出来ない場合は外部の医療機関へと患者を送る。生徒及び教職員に対する健康促進キャンペーンや、医療機関と連携して教職員の健康診断も定期的に行う。また一般教養課程で保険の授業を受け持つこともある。", "part_type": "part" }, { "title": "調理師", "description": "音楽院には学生及び教職員が利用可能な学生食堂がある、そこで飲食物の調理を受け持つ。食料や食器や調理器具の受注や管理を行い、栄養士と連携して健康な生活を営むために必要な栄養素を摂取出来るレシピや献立の作成も行う。また一般教養課程で食生活に関する授業を受け持つこともある。", "part_type": "part" }, { "title": "栄養士", "description": "音楽院には学生及び教職員が利用可能な学生食堂があり、そこで提供する飲食物の栄養管理を行う。飲食物が安全で健康な生活を営むために必要な栄養素を持っているか、栄養が過多になっていないかを判断してレシピや献立の作成に関わる。また保険医と連携して健康促進キャンペーンも行う。また一般教養課程で栄養学に関する授業を受け持つこともある。", "part_type": "part" }, { "title": "カウンセラー", "description": "生徒及び教職員の心身の健康や、学生生活や経済状況に関する不安や疑問、いじめやハラスメントの訴え、その他諸々の悩み事の相談にあたる。相談内容を他人に漏らしてはならない守秘義務があるが、相談内容が深刻な場合にはその他の部署や医療や法や警察などの外部機関と連携して悩みの解決に対応する。", "part_type": "part" }, { "title": "留学生サポーター", "description": "音楽院では他国からの留学生も受けており、この役職に就く者は留学生が健全な学生生活を行えるように諸々のことに対応する。留学生向けのパンフレットや詩歌藩国での生活に関する指南書の作成と講義、留学生の相談への対応などを通じて留学生が安心で安全な学生生活を行えるように手助けする。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "教員理念", "description": "音楽を愛し、音楽で人の心身の深い部分を癒し、人々の困難な人生を音楽で励まし、その活動を芸術や娯楽とすることを旨としながら多角的な音楽活動を行い、国立音楽院の教員を務めるに相応しい技術と知識を持つ者を任命する。教員は国立の教育機関の名をその背中に背負っていることを忘れてはならないのは無論、生徒たちの模範になる人物でなければならず、生徒たちの音楽的そして人間的な成長に、また音楽の研究に心を砕く者でなければならない。", "part_type": "part" }, { "title": "職員要綱", "description": "音楽院運営の諸々の実務を行い、生徒が安心して勉学に励み、卒業後は世に羽ばたけるように多角的にサポートするのが音楽院職員の役目である。国立の教育機関の運営の実務を預かるに相応しい各部門の専門的な能力、そして倫理観がある者をこれに任命する。", "part_type": "part" }, { "title": "給与および福利厚生", "description": "同等の教育能力や規模を持つ一般の教育機関に勤める教職員に支払われる給与よりも、イリューシア音楽院に勤める教職員に支払われる給与は低い。しかし教職員にはその肩書きでなんらかの形で音楽で発表/発売することや書籍を書くことや研究結果を公表することを許可しており、その売上げを収入にして良い。しかし発表/発売のまえに学長か理事長の許可を取ること(部品:理事長、部品:学長を参考のこと)。また給与が低い反面、一般の教育機関に勤める教職員に施される福利厚生よりも、イリューシア音楽院に勤める教職員に施される福利厚生は手厚く、病気や怪我を含む各種保険や退職後の待遇や、休日、特別休暇などはしっかりと設けられている。", "part_type": "part" }, { "title": "教員への罰則", "description": "イリューシア音楽院に勤める教職員は、音楽教育に身を捧げるものとして、その実務を行う者として、また人として生徒たちの模範になる人物であろうとする者でなければならず、学園の内外問わず人に迷惑をかける行いをした際には罰を受ける。生徒に対して教職員という立ち場を笠に着た過度な要求や行動(セクシャルハラスメントやパワーハラスメントと呼ばれる行為などのこと)をしたと判断した場合にも罰を受ける、これはもちろん教職員間のハラスメントにも適用する。またその立ち場を利用した不正や汚職、横領などが発覚した場合にも罪を受ける。その判断は音楽院の教職員によって構成された賞罰審議会(大部品:大学人事図の部品:運営及び賞罰報告審議会を参照のこと)によって行われる。軽いとみなされたものは面談のあとで反省文の提出を求める。罪の度合が高いと判断されるごとに、謹慎やボランティア活動への参加、休職、減給、退職、解雇と処罰が重くなる。悪質な行為の場合は解雇の上、警察への届けで、起訴などの法的手段をとる。これを行った者が海外に籍を置く教職員の場合は、その国の担当者と審議の上で同等の措置をとる。", "part_type": "part" }, { "title": "運営及び賞罰報告審議会", "description": "イリューシア音楽院の運営に関する取り決め、及び生徒/教職員に対する賞罰の授与/執行を審議する会合または審議会(以下、会合とする)。運営に関する諸処の出来事の決定及び業務その他の報告のために四半期に1度以上行う。また生徒及び教職員への授与/執行を行う必要がある際にも行う。人事に関して准教授の教授への昇格や、教授長、各課の課長職に昇格する者の決定、教員の採用決定もここで行う。参加者は通常の場合、学長と教授、そして職員の各課の課長及びこれと同等の権限を持つ人物である。理事長本人が参加を希望する場合、及び参加者が理事長に要請しこれを理事長が受領した場合は理事長も会合に参加する(各役職についてはそれぞれの部品を参照のこと)。理事長の参加を拒否する権利は誰も持っていない。場合によっては1名から数名の参考人や、外部のアドバイザー、監査機関の人員、生徒会の会長及び副会長の参加を要請する。会合を開く際は事前に日程が告知される。会合当日にその場に居ない者は欠席扱いとするが、事前に自分の意見を執筆し当日に審議長(部品:序列を参照のこと)が読み上げることで己の意見を発表出来る、また事前に投票(これについてはこの項で後述する)をすることが出来る、これは理事長も同等である。運営に関する取り決めや生徒及び教職員への賞罰の授与/執行の認否は会合参加者たち(参考人、生徒会の人員は除く)による無記名の投票により行われる。過半数以上の票を得たものが会合によって決定された教職員の方針や意見となる。最終的な決定は学長の承認によって行われる。学長は会合によって決定された意見を否認した場合、会合に再審議を要求することが出来る。運営に関する重大な取り決め(年間の運営費や計画、それ以上の長期的な計画、音楽院の建物の増改築、新築、規模拡大など)、生徒及び教職員に対する賞罰の授与/執行の度合が重いもの(国を上げての褒賞授与や生徒の退学/除籍、教職員の退職/解雇そして法的措置の決定)の決定、教職員人事の決定には学長の承認ののちに理事長の承認も必要となる。また理事長はイリューシア音楽院に関するすべてのものごとに対して、単独で決定/否定する権利を有しており、これにより国是と教育の連携、または校内や会合で紛争が起った際には解決することが出来る。これは会合での決定や学長の承認も必要としない。", "part_type": "part" }, { "title": "序列", "description": "イリューシア音楽院の序列は、その長に理事長を置く、次いで学長を置く。この2名は役員であり教職員の長として音楽院運営の諸々に関する決定の権限を持っている。教員の役職は教授を長に起き、次いで准教授を置く。職員は各課の課長を長に起きそれ以下は各課の規模によるが一般的な会社組織の役職序列に則り役職名と権限を与える。教授と課長たちの中からそれぞれ会合での審議により決定され学長及び理事長により承認された者を教員長、職員長と認め、それぞれの役職の代表者とする。運営及び賞罰報告審議会の会合を取り仕切る審議長は通常学長が勤めるが、理事長が参加している場合は審議長を勤めてもよく、また役員が不在の場合は教員長/職員長のどちらかが勤める。", "part_type": "part" }, { "title": "外部監査の受け入れ", "description": "イリューシア音楽院は外部の監査組織による不定期な監査を定期的に受ける。その対象は広く、教職員の汚職/横領や生徒及び教職員へのハラスメント、教育機会の公平さ、法令遵守、教育内容、生徒間のいじめ問題、生徒の自治の正当性などにおよび、それぞれを専門的な組織及び専家が担当する。このことで問題の隠蔽を防ぎ早期発見をし問題が深刻になる前に早急な対応を行う。", "part_type": "part" }, { "title": "監査結果の公開", "description": "監査結果は取りまとめ、希望者には公表する。そのことで国立教育機関としての透明性を保ち、設立当初からの理念を守り続ける。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "学部", "part_type": "group", "children": [ { "title": "演奏学部", "description": "弦楽器、吹奏楽器、打楽器、鍵盤楽器、電子楽器などの様々な楽器、現代音楽からポピュラーミュージック、そして古学までの様々なジャンルの音楽の演奏技術と知識を教える学部。各楽器の専門コースを設置しており、またジャンル事のコースも設置しているので、その組み合わせにより様々なタイプの楽器奏者を育成することができる。", "part_type": "part" }, { "title": "音楽理論学部", "description": "作曲や作詞やオーケストレーションやアレンジに必要な音楽理論を教える学部。同時に音楽の歴史なども学び、音楽に関する知識を網羅する。この学部は他の学部に学ぶ生徒の必修科目となっていることがほとんどである。", "part_type": "part" }, { "title": "吟遊詩人学部", "description": "将来、吟遊詩人になろうとする者にその知識と倫理観そして実現方法を教える学部。吟遊詩人にはミンストレル/トルバドゥール/バードなどの種類がありそれぞれ活動の場は違うが、この3種類の吟遊詩人の在り方を学ぶことを吟遊詩人課程と呼んでいる。また吟遊詩人は世界中を旅し危険な場所に赴くこともあるため、サバイバル方法や初期的な白兵戦が出来る程度の自己防衛方法/戦闘方法およびそれらに必要な道具の扱い方も教えている。", "part_type": "part" }, { "title": "ミュージカルバレエ学部", "description": "様々な舞踊のプロフェッショナルを育てる学部であり、ミュージカルやバレエなどの専門的なコースを用意している。コースによっては舞踊と共に歌唱も教える。", "part_type": "part" }, { "title": "声楽学科", "description": "声楽家を育てる学部。歌曲やオペラやカンタータを専門とする歌手から、ロックやジャズなどのポピュラーを専門とする歌手まで、自らの声を使い音楽を表現することを志す者を育成する。音楽のジャンル事に専門コースがある。", "part_type": "part" }, { "title": "音楽物理/音響、聴覚研究学部", "description": "音楽に関する科学/物理学また音響や人間の聴覚に関する知識を学ぶ学部。音楽を音という基本要素から考えそれ自体の研究や、それから得られる知識を他の物事に生かす方法を教える。楽器製作学部/音響デザイン学部/音楽療法学部を選択した生徒はこちらの学部も必修しなければならない。", "part_type": "part" }, { "title": "楽器製作学部", "description": "弦楽器/管楽器/鍵盤楽器/打楽器/電子楽器など様々な楽器の製作者を育成する学部。楽器ごとに専門コースがある。楽器の製作やリペアの技術習得、材質の知識や、楽器の歴史など楽器製作に必要な諸々の技術と知識を教える。", "part_type": "part" }, { "title": "音響デザイン学部", "description": "レコーディングやミキシング、PAなど、音楽の録音や再生、増幅に関する技術と知識を学ぶ学科。各種装置の取り扱いや知識を教えることで、それらに関する専門家を育成する。", "part_type": "part" }, { "title": "音楽放送ビジネス学部", "description": "音楽や放送に関するビジネスを学ぶ。経済学や法律、収支の計算の仕方や帳簿の書き方など商売に関する基本的なことを学びながら、音楽/放送に関する著作権やマネージメントを教えることでそれに関わるプロエッショナルを育成する学部。", "part_type": "part" }, { "title": "音楽教育学部", "description": "教育機関の音楽教師など音楽教育に関する専門家を育成する学部。音楽演奏や知識を教えるのはもちろん、教育学や幼児や思春期の子供に関する心理学、倫理学などを教えることで音楽教育の専門家を育てる。教育期間の後半で生徒は実際の教育の場に赴き実習生としてその実地を学ぶ。", "part_type": "part" }, { "title": "音楽療法学部", "description": "音楽を使って他者の心身を治癒する専門家である音楽療法士を育て上げる学部。音楽を使った治癒とは、ダンスや歌唱や楽器演奏による健康促進や症状の予防や進行防止、リハビリ、音楽を利用しての心身の回復など多岐にわたる。教育期間の後半では生徒は音楽院と提携している医療機関に赴き臨床を体験することでその実地を学ぶ。", "part_type": "part" }, { "title": "一般教養学部", "description": "国語や数学、保健や生活や栄養学や家庭経済学など、音楽以外の一般的な生活に必要な知識を教える(これを一般教養課程と呼んでいる)学部。この学部のみ教育期間は1年間であり、他の学部に学ぶ者も併用してこちらに通うことができる。イリューシア音楽院に入学する生徒は年齢や生活環境などがさまざまであり留学生も広く受け入れている。故になかにはこういった一般的な知識/教養が欠除している者もおり、そういった人々に健やかな生活を送るために必要な知識を授けるべくこの学部を設置した。入学時にそのような判断をされた者にはこの学部の授業を必ず受けることを定めている。もちろんそれ以外の者も希望すれば受講することができる。またより高度な教養を学ぶ上級教養学部もあり、こちらは1年間一般教養学部に学び単位を取得したあとで受講可能となる。こちらの期間も1年間である。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "施設", "part_type": "group", "children": [ { "title": "音楽院の施設", "description": "中央のコンサートホールを取り囲むように、赤煉瓦造りの4階建ての建物を東西南北に配置する構造になっている。その内、校舎は南棟/東棟/西棟の3つからなり、残る北側の1棟は学生寮である。赤煉瓦造りの重厚な4棟と中央の純白のコンサートホールの対比という構造が美しい建築美を誇っている。理事長の許可を得て必要に応じて増改築する。", "part_type": "part" }, { "title": "安全性", "description": "多くの生徒と教職員が日常生活を送る音楽院の建物は国立の教育機関に相応しい強度を持っており、耐震性を考慮し、災害や戦争があった際の避難場所としても機能すべく設計/建築している。また各種建物には24時間警備員が駐在しており、不審者や不測の事態が起きないように警備をしている。また1つ1つの建物が独立してインフラ設備を持っており、例えば1つの建物が停電や断水を起こしたからといって他の建物にそれが及ぶことは無い。", "part_type": "part" }, { "title": "南練", "description": "楽院の正面玄関を過ぎて最初にある赤煉瓦造りの建物。アーチ状の正面玄関と、そこへ伸びる大きな階段が特徴。4階建てのこの建物はエントランスフロアが吹き抜けになっており、学内のイベントなどでミニコンサートを開催することがある。多くの教室が設置されており座学を中心とした授業に使用し、各教室に備えられたオーディオやプロジェクターなどの視聴覚設備を使い、視覚と聴覚の両面から音楽を学ぶ。作詞と作曲の理論と実践に始まり、音楽史や一般教養課程やその他の講義、果てはミンストレル達の経験から語られる四方山話など様々な授業を行う。また教職員の各部署が勤務につくフロアや相談室や保健室や会議室、待機所や休憩室、売店と学生食堂、部外者の来校に対応する案内所がある。学長室、理事長室もこの建物に設置している。", "part_type": "part" }, { "title": "東棟", "description": "この建物には様々な楽器の製作と修繕、調律に関する技術を学ぶための工房を設置している。教員の研究室、備品などの保管庫もここにある。", "part_type": "part" }, { "title": "西棟", "description": "この建物には楽器演奏や歌唱の技術を学ぶ実技の授業で使用する教室を設置している。ジャズやロックなど少人数セッション用の小スタジオから、大規模編成の楽団で使用する大スタジオ、オペラやミュージカルなどの授業で使用する一面を鏡ばりにしたスタジオや舞台などの各種防音スタジオを設置している。TV/ラジオ等の放送に必要な音響技術を学ぶ授業を行うために必要な機材を揃えたスタジオも設置しており、本格的なラジオスタジオもあるので、ここからラジオ放送を行うことも可能である。また教員専用のスタジオもこちらにある。そして練習用の小さな防音スタジオも多数設置しており、放課後や休日にはこちらで個人練習を行える。", "part_type": "part" }, { "title": "北棟(学生寮)", "description": "音楽院に所属する多くの生徒が住む場所。法令や公序良俗に反しない限り、基本的には学生により自治を行わせており、学生の自立心を養っている。その自治が公序良俗や法令から逸脱していると運営及び賞罰報告審議会が判断した場合には、生徒会の代表者などから聴き取り調査をした後で、裁定を下し、教職員による指導が入る。こういったことが起きないように、教職員と生徒会は密な連携を取っている。この建物にも売店と学食を設置しているが南練のものと比べると規模が小さいものである。", "part_type": "part" }, { "title": "コンサートホール", "description": "音楽院の敷地中央に位置しひときわ目立つ純白の建物。円柱形の建物に緩やかなカーブを描く丸天井が美しいコンサートホール。巨大なパイプオルガンを設置している。このホールは通常の授業で使用する他に年間行事や式典でも使用し、クラシックからロックまで幅広い音楽のコンサートにも利用する。音楽院のランドマークとなっている。", "part_type": "part" }, { "title": "回遊路", "description": "コンサートホールを取り囲むように敷いた小回遊路と東西南北の4棟を繋げる大回遊路の2重丸の野外の回遊路。生活路であり学院生活を送る者はここを通り各種建物間を移動する。多くの街路樹や所々に花壇や野草園が併設された景観は自然豊かで美しく、道の傍らに設置したベンチとテーブルを使い勉学の合間の休憩や、日々の憩いや天気の良い日は食事する場所など公園としても利用出来る。また道幅は広いのでここを利用してランニングや散歩をすることも可能であり、数カ所の運動場も併設しているのでスポーツやレクリエーションを行うことも出来る、生徒及び教職員には心身の健康促進及び交流の場として毎日1時間ほどの運動を推奨している。街灯も多く設置しており警備員も警邏しているので夜間の移動も心配は無く、所々に設置したスピーカーで不測の事態が起きた場合は避難指示なども行う。", "part_type": "part" }, { "title": "体育館", "description": "北棟と西棟のあいだの敷地に設置した天井の高い一階建ての建物。室内スポーツや雨の日の運動を行う場所として、また演奏会の会場としても使用する。利用するためには事前に事務部に申請をして許可を取る必要がある。", "part_type": "part" } ], "expanded": true } ], "expanded": false } ], "expanded": true } ]
*部品構造 制作者:寅山 日時期  星月 典子 こちらのアイドレスにはイラストとして以下の音楽を付けます。 交響詩『イリューシア』/第一番 嬰ハ短調 『希望』 こちらで聴けて https://soundcloud.com/pytbtp3nujmt/quau1zetofo2 MP3のダウンロードはこちらです http://16.gigafile.nu/0828-bd77ecbccb3ae6d4aa49c351836e09ed2 (期限が切れていて聴けないなどの場合はご連絡下さい) -大部品: 詩歌藩国の音楽 RD:142 評価値:12 --大部品: 北国の長い冬 RD:5 評価値:3 ---部品: 数少ない娯楽 ---部品: 集団作業の労働歌 ---部品: 十分な練習時間 ---部品: 防寒住宅 ---部品: 出稼ぎの手段 --大部品: 詩歌音楽史 RD:8 評価値:5 ---部品: 吟遊詩人の歌 ---部品: 冠婚葬祭 ---部品: 娯楽 ---部品: 芸術 ---部品: 教育 ---部品: 研究 ---部品: 古典音楽の伝承 ---部品: 発展 --大部品: 特徴 RD:6 評価値:4 ---部品: 古典 ---部品: 素朴 ---部品: 外国音楽の受け入れ ---部品: ポピュラー音楽 ---部品: 新古典派 ---部品: 楽器 --大部品: 音楽に関わる人々 RD:11 評価値:5 ---部品: 音楽を彩る人々 ---部品: プロアマ問わず ---部品: プロフェッショナル ---部品: 資格 ---部品: 聴者 ---部品: 批評家 ---部品: 作曲家 ---部品: 作詞家 ---部品: アレンジャー ---部品: 音楽療法士 ---部品: 音楽産業従事者 --大部品: 音楽 RD:9 評価値:5 ---部品: 概要 ---部品: 奏者 ---部品: 旋律 ---部品: 和音 ---部品: 音高 ---部品: 音価 ---部品: 音量 ---部品: 音色 ---部品: 律動 --大部品: 楽器製作工房 RD:16 評価値:6 ---大部品: 楽器製作職人 RD:10 評価値:5 ----部品: 仕事 ----部品: 専門性 ----部品: 倫理 ----部品: 教育と学び ----部品: 楽器製作 ----部品: 修理 ----部品: 調整 ----部品: 親方 ----部品: 弟子 ----部品: 1人親方 ---大部品: 工房 RD:3 評価値:2 ----部品: 環境 ----部品: 倉庫 ----部品: 器具 ---大部品: 楽器製作の継承と発展 RD:3 評価値:2 ----部品: 発展 ----部品: 工房継承 ----部品: 暖簾分け --大部品: 詩歌藩国立イリューシア音楽院 RD:87 評価値:11 ---大部品: 基本情報 RD:3 評価値:2 ----部品: 国立教育機関 ----部品: 活動理念 ----部品: 運営費 ---大部品: 音楽院規定 RD:3 評価値:2 ----部品: 校則 ----部品: 罰則 ----部品: 報賞 ---大部品: 生徒 RD:11 評価値:5 ----部品: 概要 ----部品: 4年制 ----部品: 学費 ----部品: 滞納への対応 ----部品: 開かれた門 ----部品: 入学試験 ----部品: 卒業/進級試験 ----部品: 学費免除試験 ----部品: 飛び級試験 ----部品: 留学生の受け入れ ----部品: 生徒会 ---大部品: 生徒の服装 RD:5 評価値:3 ----大部品: 制服 RD:4 評価値:3 -----部品: 制服とは -----部品: コート -----部品: 夏服 -----部品: 冬服 ----部品: 私服 ---大部品: 年間行事 RD:7 評価値:4 ----部品: 式典 ----部品: 創立記念祭 ----部品: 夏至祭 ----部品: 夏期休暇/冬期休暇 ----部品: 収穫祭 ----部品: 実地研修 ----部品: コンサート ---大部品: その他の取り組み RD:5 評価値:3 ----部品: 一般人を対象にした講座 ----部品: 音楽院公開ツアー ----部品: 音楽(産業)の普及 ----部品: 音楽文化の保守と発展 ----部品: 地域との連携 ---大部品: 大学人事図 RD:32 評価値:8 ----大部品: 役員 RD:2 評価値:1 -----部品: 理事長 -----部品: 学長 ----大部品: 教員 RD:6 評価値:4 -----部品: 教授 -----部品: 准教授 -----部品: 技術 -----部品: 倫理 -----部品: 経験 -----部品: 研究 ----大部品: 職員 RD:16 評価値:6 -----部品: 事務部 -----部品: 総務部 -----部品: 清掃課 -----部品: 警備課 -----部品: 経理部 -----部品: 法務部 -----部品: 人事部 -----部品: 広報部 -----部品: 外部機関連携調整課 -----部品: 購買部 -----部品: 就職部 -----部品: 養護教諭 -----部品: 調理師 -----部品: 栄養士 -----部品: カウンセラー -----部品: 留学生サポーター ----部品: 教員理念 ----部品: 職員要綱 ----部品: 給与および福利厚生 ----部品: 教員への罰則 ----部品: 運営及び賞罰報告審議会 ----部品: 序列 ----部品: 外部監査の受け入れ ----部品: 監査結果の公開 ---大部品: 学部 RD:12 評価値:6 ----部品: 演奏学部 ----部品: 音楽理論学部 ----部品: 吟遊詩人学部 ----部品: ミュージカルバレエ学部 ----部品: 声楽学科 ----部品: 音楽物理/音響、聴覚研究学部 ----部品: 楽器製作学部 ----部品: 音響デザイン学部 ----部品: 音楽放送ビジネス学部 ----部品: 音楽教育学部 ----部品: 音楽療法学部 ----部品: 一般教養学部 ---大部品: 施設 RD:9 評価値:5 ----部品: 音楽院の施設 ----部品: 安全性 ----部品: 南練 ----部品: 東棟 ----部品: 西棟 ----部品: 北棟(学生寮) ----部品: コンサートホール ----部品: 回遊路 ----部品: 体育館 *部品定義 **部品: 数少ない娯楽 詩歌藩国の大地は1年の半分近くの期間が雪で覆われている。そんな寒冷な気候はこの土地で暮す人々の行動を制限した。大半を室内で過ごすようになったのである。その結果として娯楽も室内で行えるボードゲームなどが発展したが、独奏や小規模編成の楽団が演奏する音楽も娯楽として発展した。故に詩歌藩国の国民はプロアマ問わず楽器の演奏や観賞/批評をする者がとても多くなったのである。 **部品: 集団作業の労働歌 吟遊詩人の歌から、独奏や小規模編成の楽団により発展していった詩歌藩国の音楽はその生い立ち故に素朴なメロディーを持つものも多く、お針子の仕事や力仕事の際に歌うものとしても利用されている。そこから発展していった音楽も多く、いまに残っているものもある。 **部品: 十分な練習時間 1年の半分近くが雪で覆われている詩歌藩国は家に籠らなければならない時期も多いが、それ故に楽器や歌唱の演奏時間も多く取れた。これが詩歌藩国の音楽の水準をあげている。 **部品: 防寒住宅 詩歌藩国の住宅のほとんどが防寒使用であり、壁や窓の厚さがあったり密封がしっかりしているなど、この機能は防音機能としても働くので、都市部を含めて自宅での音楽の練習を行うことが安易になっているという住宅事情がある。これが詩歌藩国の音楽の水準を上げることに拍車をかけている。 **部品: 出稼ぎの手段 この国はその当初、雪に覆われている環境から輸出出来る資源に乏しかった。そこで外貨や生活の糧を稼ぐために多く行われたのが音楽の輸出であった。とはいえ音楽の録音/再生技術が進歩するまではそれは人とセットであり、詩歌藩国の多くの音楽家は他の国へ出稼ぎ演奏の旅に出た。しかし吟遊詩人によって建国されたという詩歌藩国ではそれは音楽家として当り前と言って良い行いであり、この歴史と価値観が現在まで続く、世界に羽ばたく音楽/音楽家の産地としての詩歌藩国を形作った。 **部品: 吟遊詩人の歌 吟遊詩人たちによって建国されたというこの国の音楽も彼らの歌から始まっている。それは民謡の伝承や語りと、竪琴などの単純な機構を持つ弦楽器による素朴な旋律の組み合わせでもある。ここから詩歌藩国の音楽が始まった。 **部品: 冠婚葬祭 吟遊詩人たちによる歌は国民に広まり、そのうち様々な祝い事を盛り上げるものとして、葬儀の際に死者の魂の安楽からなることを祈り残された人々を慰め勇気づけるため、そして式典にも使用されるようになっていく。そうして音楽が人々の間に広まり伝承や民謡以外の形で発展していった。こうしたなかで様々な楽器が使用されるようになっていった。 **部品: 娯楽 吟遊詩人が歌う伝承や民謡、冠婚葬祭への利用をえて、音楽は娯楽として楽しまれるようになった。1年の半分近くを雪に覆われた詩歌藩国でも、室内で楽しめる歌唱や楽器の演奏と観賞は貴重な娯楽であり、多くの奏者と聴者を生み出しこれにより詩歌藩国の音楽は更なる発展を遂げ、様々な状況にあった多くのバリエーションの音楽を産み、使用される楽器の種類も増えた。そのうち優れた者は音楽専門の従事者になった。付随して楽器製作を専門とする工房を営む者も産まれた。 **部品: 芸術 娯楽として発展した詩歌藩国の音楽はその後、人生の様々なものごとを表現し、人の心の深い部分……魂を打ち振るわし、生命を賛歌する芸術としても発展していく。そうした音楽を制作する者のなかの非常に優れた者は芸術家と呼ばれるようになり、そういった人々が作る音楽を娯楽とはまた別の仕方で受容する人々が増えた。 **部品: 教育 音楽が発展を遂げていく中で、それに関わる者を専門的に育て上げることで音楽をより進歩させていく教育機関を作ることが多くの人々から求められた。また音楽を使って人々の精神や知性を教育する機関の誕生も求められた。その結果として詩歌藩国立イリューシア音楽院が作られた。 **部品: 研究 音楽はその可能性を求めて多角的に研究されるようになっていく。それは他国の音楽や楽器を研究することやそれを実際に音楽に使用することの研究、音楽の医療的及び教育的な利用について研究することなどであり、それにより音楽の更なる発展を目指した。市井の音楽家は勿論、詩歌藩国立イリューシア音楽院も研究に携わっている。 **部品: 古典音楽の伝承 音楽が発展/進歩していく中で、その始まりである吟遊詩人たちによる素朴な歌や旋律の伝承と研究及び再発見の重要性が叫ばれるようになる。これには歌だけではなく、吟遊詩人たちの文化の伝承も含まれている。詩歌藩国立イリューシア音楽院が音頭をとりこれを行っている。 **部品: 発展 現在、詩歌藩国の音楽は吟遊詩人たちによる音楽や、外国の音楽を取入れて発展した音楽、娯楽のためのものや、芸術として、また医療に使うものとしてなどなどさまざまなグラデーションを持ったものになった。交響詩『イリューシア』/第一番 嬰ハ短調 『希望』はその代表的なところであり、吟遊詩人たちによって伝承された歌の素朴な旋律を曲中に何度も表れるモチーフとして使い、現代の音楽理論や様々な楽器の演奏などの新しいものと組み合わせた、詩歌藩国の新旧の音楽文化を融合した新古典派の曲である。これらの音楽は自国で受容しているだけではなく、音楽産業として海外へも輸出されている。 **部品: 古典 詩歌藩国の音楽は吟遊詩人が歌う民謡と弦楽器の演奏からその歴史が始まる。これを現在でも保守し伝承しているので、民族主義的な音楽ではいまでもそういった特徴を持っていたり、あるいはそれは根本に起きながら発展/進化させたものになっている。 **部品: 素朴 古典や民族主義的な音楽では、その素朴さを大切にして音楽を制作、演奏している。それこそが歴史的な音楽を伝承する行為そのものだからである。 **部品: 外国音楽の受け入れ プロアマ問わず音楽の奏者や聴者及び批評家が多く、そもそも歌いながら世界を旅する吟遊詩人が作った詩歌藩国では、古くから積極的に外国の音楽を取入れてきた。そのことで奏者としてそして聴者として音楽を実践する楽しみを増やしてきた。また自国の音楽と外国の音楽の融合も、意識的/無意識的問わず行われている。 **部品: ポピュラー音楽 詩歌藩国には古典音楽や民族主義的な音楽以外にも、多くのジャンルの音楽が存在している。それはジャズやロックやオペラや外国の音楽などの多様な音楽であり、古典や民族主義的な音楽の素朴さとは違う派手さや激しさがある音楽など、様々な人々の趣味趣向にあった音楽を聴くことができる、娯楽音楽の主流になっている。 **部品: 新古典派 古典や民族主義的な音楽の素朴さを大切にしながらも、ポピュラー音楽の楽しさや激しさや派手さ、外国音楽の様々な特徴を適切に取り入れ、現代のさまざまな楽器で演奏するのが新古典派の音楽であり、ポピュラー音楽と合わせて現代の詩歌藩国の音楽の主流となっている。 **部品: 楽器 詩歌藩国の音楽の始まりは吟遊詩人による歌と演奏であり、そこで使用されたのは竪琴などの単純な機構を持つ弦楽器だった、やがてそこに打楽器や単純な吹奏楽器も加わるようになった。そこから少しの時をえてヴァイオリンやチェロやギターなどの現代的な弦楽器も多く作られるようになる。詩歌藩国では木材が採れることもそれに拍車をかけた、これは木管楽器も同様である。時代をえてピアノなどの打弦楽器や金管楽器も製作/使用されるようになった。そして外国の音楽を取入れていくなかで、エレクトリックギターなどの電気で音を増幅する楽器や、電子楽器も製作/使用されるようになった。詩歌藩国で作られていない楽器は輸入されることがある。逆に詩歌藩国で作った楽器を輸出する場合もある。 **部品: 音楽を彩る人々 奏者と楽器製作者と音楽教育者及び音楽院生徒以外の形で音楽に関わる人々のことであり、彼らがいるからこそ音楽が受容され多様に発展/進化していく。音楽活動には欠かすことの出来ない人々。 **部品: プロアマ問わず 音楽に関わる、というそのものごと自体にはプロもアマチュアも関係がない。もちろん質の差はあるが、誰でも様々な形で関わることができるのが音楽の魅力である。 **部品: プロフェッショナル アマチュアでも楽しめるのが音楽だが、仕事としてプロフェッショナルとしてそれを行う場合は、会社や教育機関や医療機関に所属していて固定給の出る音楽産業従事者や音楽教育者や音楽療法士を除いて歩合制の場合がほとんどなので、音楽院を卒業するなどの実力ある者でないとこれだけで暮らしていくことはできない。楽団などに所属すれば固定給が出るところもあるのだが、前述の歩合制がほとんどの業界でのことなので、安定した生活を望めるこれに所属するのにも過酷な競争があり相当な実力なり縁なりが必要になる。 **部品: 資格 多くの場合でこれになるには資格を必要としてないが、音楽療法士などの他者の心身の健康状態に深く関わるものに就くには資格が必要である。例えば当の音楽療法士の場合は音楽院を卒業して資格を取った者しかなれない。この道も安易ではない。 **部品: 聴者 音楽を聴く者。その目的は娯楽のためや芸術を観賞するためや心身の治癒のためやBGMとしてなど多数あるが、音楽をなんらかの目的を持って聴けば誰でも聴者である。 **部品: 批評家 聴者でありながら音楽の批評を述べることを自らの仕事としている者である。批評の内容は自らの感情をただ述べるだけの感想であってはならず、音楽の普及を目指して、多くの音楽知識のもと聴者へ分かりやすい楽曲解説をすることや、音楽の発展を目指して、奏者や作曲者へ今後の音楽活動のためになる指摘、また音楽を悪用する者やその質の低下を意図して狙っている者に対してはそれを暴くような痛恨の指摘を行える者でなくてはならない。資格の無い仕事なのでプロもアマもないのだが、いっぱしの批評家になるには前述したように多くの音楽知識が必要なため音楽院を卒業した者や、それと同等の能力を持っていなくてはなれない。 **部品: 作曲家 曲を制作することを作曲というがそれをする者をこう呼ぶ。作曲する目的や質もさまざまで、趣味のためにこれを行うアマチュアも、仕事してこれを行うプロフェッショナルもいる。 **部品: 作詞家 旋律につける言葉を編出す者である。ただ音楽に言葉をつければよいのではなく、言葉が持つ意味やイメージ、リズムや響き、発音のし易さやし難さなど、言葉のもつ総合的な特徴を吟味しながらこれを行う者のことである。プロもアマもいるがその質はやはり異なる。 **部品: アレンジャー ある曲をさらに良くするために編曲や楽器の編成などを行う者である。旋律だけがある曲を完成した音楽として作る場合も、完成した曲を作り直す場合もあり、これを行う者には相当な音楽的な知識が必要になる。 **部品: 音楽療法士 音楽を他者の心身の治癒に利用する者である。その実践は音楽を使った体操での心身の健康増進から、心のケア、音楽を聴くことでのリラックス効果を利用する身体の回復まで様々である。これになるには音楽院を卒業し専門の資格を取らなくてはならない。 **部品: 音楽産業従事者 音楽産業に関わる者。ここには楽団や音楽会社や事務所などの運営者やマネージャーからその事務や総務などの人々、音楽の録音を仕事とする者や、演奏会での音楽の増幅や舞台設置をする者、それらの装置を作る者など様々な人々が含まれている。 **部品: 概要 音楽とは時間経過に従いながら、様々な音を関係する一連の現象として鳴らすことで、曲という1単位として表現/再現し、そのことで聴者の感情心理になんらかの影響を与え、また肉体的にも興奮や鎮静などを与える、知的生命が行う表現活動/芸術活動、そして娯楽の1つである。 **部品: 奏者 音楽は声を発したり、掌同士を打ち合わせるなど自らの肉体を使用したり、音を鳴らすために作られた楽器という道具を使用することで音を発生させ、曲を演奏する者を必要とする。これを奏者というが、これは必ずしも人間である必要は無く、なんらかの装置による曲の演奏や、なんらかの記録媒体に録音した音を装置で再生することで鳴らすこともあり、これも広義の意味では奏者である。 **部品: 旋律 音楽の横の連なり。ある時間内で、時間が経過するごとに異なる音高/音価を持つ複数の音を連なるように鳴らすと、聴者はそれを1つのまとまりとして捉える。これを旋律と呼ぶ。 **部品: 和音 音楽の縦の連なり。同時間に異なる音高を持つ音を2つ以上鳴らすと、鳴らした音が重なり、その音高の組み合わせの種類により聴者に様々な印象を与える。これを和音と呼ぶ。 **部品: 音高 1つの音の振動数。音とはなんらかの物体が振動して起こる現象だが、ある1つの音の高さは1秒間に物体が振動する回数(これをヘルツという言葉でも呼ぶ)によって決まる。聴者は振動数が多い音ほど音高が高く聞こえる。異なる音高を持つ複数の音を時間が経過するごとに鳴らすことで聴者は旋律を感じ、異なるあるいは同一の音高を持つ音を規則的あるいは不規則的にならすことで聴者は律動を感じる。また異なる音高を持つ複数の音を同時的に鳴らすことで聴者は和音を感じる。 **部品: 音価 1つの音の長さ。音楽に置ける時間的な単位。ある音を1秒間鳴らすのと、5秒間鳴らすのとでは音に対する聴者の印象は異なる。同一または異なる音価を持つ音を組み合わせることで旋律や和音や律動を作る。 **部品: 音量 音の大きさ。ある音の音圧が大きいほど聴者はその音を大きく感じる。音圧が小さい音を人の聴覚は感知出来ないが、音圧が大き過ぎる音もただの衝撃としか感じないので肉体では感じるものの聴覚では感知出来ない。音楽においてはこの音圧を演奏などによって操作することを音量と呼ぶ(デシベルという言葉でも呼ぶ)。様々な音量で音を奏でることで感情表現をしたり、音楽に彩りを与える。 **部品: 音色 同じ音高/音価/音量を持つ音でも音色が異なれば聴者には違った印象を与える。音色はある音(振動)をなんらかの装置により波形に視覚化した際に確認出来る形の違いである。この波形が異なることで同じ音高/音価/音量を持つ音でも聴者はそれぞれを異なる音と捉える。音楽の実践ではさまざまな楽器を使うことや、異なる知的生命体が音を発するでこれを得る。複数の異なる楽器や知的生命体が同じ音高/音価/音量を持つ音を奏でても楽器本体の構造や知的生命体の個体差、音を発生させるメカニズムが異なるのでその波形も変わる。故に音色も変わる。また音を何らかの装置で加工処理することでも、同じ音高/音価/音量を持つ音でも聴者にはそれぞれ違う音に聞こえる。 **部品: 律動 リズムとも呼ばれる。ある時間内における、規則的あるいは不規則的に現れる聴覚的に目立つ部分の連なり。時間経過に従いながら規則的にあるいは不規則的に音量、音色、音高、音色が同一のものを鳴らすことで、あるいは異なる音高/音価/音量/音色を持つ音を、時間経過に従いながら意図して聴者に目立たせるように鳴らすことで、音楽に規則的あるいは不規則的な動きを与えるのが律動である。 **部品: 仕事 様々な楽器を製作する職人であり、それに伴い故障した楽器の修理や調整も行う。楽器を量産する場合もあれば、1人の奏者のためにオーダーを詳しく聞きながら楽器を製作/調整する場合もある。 **部品: 専門性 各々の職人ごとに専門の楽器がありその範疇を超えることは安易ではなく、例えば同じ弦楽器であってもギターの製作者が品質のあるヴァイオリンを制作することはとても難しく、両方を同じ質で作ることが出来る職人は大天才である。それどころかヴァイオリン属の製作職人が(同じヴァイオリン属である)ヴァイオリンとコントラバスを同品質で作ることは難しくこれを出来る者は相当な腕前と才能がある者である。もし管楽器と弦楽器を同じ高品質で作れる者がいるのならば、それは歴史に名を残す天才である。故に職人が制作する楽器の専門化が進み、同じ楽器に限定するならば高品質の楽器を作り出す者がいる。 **部品: 倫理 この職業に就く者は、音楽を奏でるに相応しい質を持った楽器を製作することは旨にしていることはもちろん、故障のし易い楽器などを作って演奏中に奏者が怪我をすることのないように、安全な楽器を作ることを心がけている者でなくてはならない。 **部品: 教育と学び 楽器制作者として自分の技術に満足することなく、楽器の質の向上を目指すのは勿論だが、親方は弟子の技術や知識や倫理観の向上に努める者でなければならず、弟子もそれを学び取ろうとする者でなければならない。 **部品: 楽器製作 楽器製作職人の主な仕事である。それぞれ(親方/工房)が専門とする楽器を持っており、それを製作する。基本的には質が高い楽器ほど作るのに手間が掛かるので製作期間も長くなり価格も上昇する。故に初心者用のあまり質の高くない楽器制作を専門とするところや、高品質の楽器制作を専門とするところなどに分かれているが、大きな工房では両方をまたはその中間を伴って製作する場合もある。 **部品: 修理 楽器を製作するということはもちろん、その修理も行う技術を持っているということである、こちらも勿論それぞれの楽器製作職人が専門の楽器を持っている。 **部品: 調整 使用された楽器の音程の調整や、各種パーツの付け替えによる操作性の向上や音色の変化を目的とした改良を行う。調整にももちろん専門的な知識が必要となる。 **部品: 親方 工房の主であり、弟子を束ねて楽器を製作する者でもある。10年以上の修業と実務の末になることの出来る者であり、小さな工房では1人から数名の弟子、大きなところでは数十名の弟子を使い、自らがその腕を振るうのはもちろん、弟子を監督しながら、己が専門とする楽器を製作する。故に楽器製作者としてだけではなく弟子を育成する心意気や倫理観がある者でなければならない。 **部品: 弟子 親方に仕えて楽器を製作する者である。親方に任された工程を担当し、腕が上がるごとに重要な工程を任されることで一人前の楽器製作職人へと成長していく。日夜楽器製作の修業に勤しむ者である。詩歌藩国立イリューシア音楽院が設立されてからはここの楽器製作学部を卒業した者、あるいはそれと同等の実力のある者がこれになることが多くなった。そして実力はなくても楽器製作に対する情熱と心意気がある者が採用される場合もあるが、1番下っ端からの採用であり、一人前になるのは安易ではない。 **部品: 1人親方 楽器製作者は親方と弟子ばかりではなく、弟子を取らずに1人で黙々と楽器を製作する者もいる。言わば1人親方である。時として親方につかずに始めからこちらになる者もいるが、楽器製作職人は奏者からの評価と信頼を得ていかなくてはやっていけないのでその道は安易ではない。1人で楽器を製作する故に楽器の生産数はかなり少なくなるが、そのこだわりから高品質の楽器や特徴的な楽器を製作する者がいる。 **部品: 環境 楽器製作に適した環境の建物。製作の際に生じる騒音や試奏の際の音が出ても近隣住民から文句のでない人里離れた場所や工業地帯に建てられていたり、あるいは住宅街にある工房では防音がしっかりと施されている。 **部品: 倉庫 楽器製作には様々な材料が必要になる。それに適した保管庫である。適切なスペースがあるのはもちろんだが、例えば木材ならば湿度の管理、金属ならばこれが錆びないようにするなどの設備を設置されている他、親方や弟子たちによる管理もされている。もちろん材料が盗まれないようにその扉には鍵がかかっており、工房関係者しか開閉出来ない。 **部品: 器具 楽器製作はさまざな器具を必要とする。一般的な工具はもちろん、専門的な道具が必要な場合があり、それらを購入したり、楽器製作職人自身が自作することで、工房に取り揃えている。 **部品: 発展 楽器製作の進歩は一代ですぐさまどうこう出来る物ではなく、多くの楽器製作職人の経験と知識の共有や研究によって成し遂げられるものである。それらを後進に受け継がせることが楽器製作の進歩の方法である。 **部品: 工房継承 親方と弟子を有する工房は、親方が死去する際や引退する際に、弟子に工房とその名を譲ってもよい。こうすることで楽器製作の知識や環境を継承していく。またこのことで工房のブランド化も計れる。工房のブランド化は楽器の質の維持と音楽産業共に重要なことである。 **部品: 暖簾分け 親方に認められた弟子は、工房の名前や親方の名前の一部を継いだ自らの工房を開業しても良く、そのことを宣伝しても良い。この際には弟子を取ることも出来る。このことで楽器が様々なバリエーションを持って発展し、また様々な地域にも広がっていく。 **部品: 国立教育機関 詩歌藩国立の教育機関。詩歌藩国の吟遊詩人たちによって脈々と受け継がれてきた音楽という文化/伝統の保護と、国の内外、新旧を問わない音楽を受け入れ、創作や演奏技術の研鑽をし、また音楽を通じての教育、心身の治癒効果にも着目し深く関わることでその進化を目指す。そういった音楽の芸術/娯楽/教育/治療としての進歩を通して、音楽で世界の人々を癒し生活に潤いを与えること、また藩国の産業として発展させ、音楽を通じて社会に貢献する人物を育成することを目的に、詩歌藩国の王都イリューシアに設立した。 **部品: 活動理念 音楽を通じて人々を癒し人生を豊かにする人材を育てること。音楽産業で活躍する人物を育てること。なによりも音楽は人々またはそれに準ずる感受性のあるものたちを癒しその生活を豊かにするためにあるので、それに反した行いを決してしないこと。音楽に関わる者にそういった倫理観を学ばすこと。音楽をなんらかの方法で悪用するものが現れたときにそれに法的または作品を作ることで対抗出来る者を育てること。また音楽教育の機会を性別/種族/年齢/出身問わず公平に与えることを理念とする。 **部品: 運営費 音楽院は国費、学費、寄付をもとに運営している。その比率は国の経済状況によって変り、1年間の予算が余った場合には貯蓄し国の経済状況が甚だしく悪いときなどに運営費として使用する。国立教育機関なので学生の教育を第一にしており、故に国の経済状況が悪い時でも閉鎖などはしないが、大不況や戦争やそれに準ずる状況のときは理事長を務める詩歌藩王の判断によってはそれもありうる。また運営費に関する不正/汚職/横領がないように検査/監査する(それぞれ大部品:役員、大部品:音楽院規定を参照のこと)。 **部品: 校則 イリューシア音楽院の生徒は国立音楽院の名前を背負うに相応しい行動や振る舞いをすること。公共の場で人の迷惑になることはしないこと、国立音楽院生徒の立ち場を悪用しないこと、法に背くことを行うことは言語道断である。音楽を愛し音楽で人を癒し感動させ生活に潤いを与えるべく勉学に励むこと。生涯通して音楽を人の苦しみや苦痛に寄与するためには使用しないこと。 **部品: 罰則 イリューシア音楽院生徒はこの学院に所属しているうちは、学院の内外問わず人に迷惑をかける行いをした際に学院からの罰を受ける。音楽院の教職員によって構成された賞罰審議会(大部品:大学人事図、内の部品:運営及び賞罰報告審議会を参照のこと)によってその度合を裁定する。軽いとみなされたものは面談のあとで反省文の提出を求める。罪の度合が高いと判断されるごとに、謹慎やボランティア活動への参加、休学、退学、除籍と処罰が重くなる。悪質な行為の場合は除籍の上、警察への届けで、起訴などの法的手段をとる。これを行った者が留学生の場合は、留学生の出身国の担当者と審議の上で同等の措置をとる。 **部品: 報賞 イリューシア音楽院の生徒が立ち場に相応しい活躍や、社会に貢献した行動をしたと賞罰審議会が判断した場合にはその生徒に報賞を与える。著しい活躍/社会貢献をした者は音楽院の行事の際に壇上で表彰する。またこのことを外部の新聞社などにも発表する。金銭の授与は行わない、あくまでも名誉的な報賞ではあるが、これを受賞した生徒は就職の際などに利用して良い。生徒本人から求めがあれば音楽院が受賞の証明書を発行する。 **部品: 概要 性別年齢出身問わず、音楽の道を志し、音楽を人の癒しのために、芸術や娯楽として発展させる者、また古くからの音楽文化を守らんとする者を音楽院は広く受け入れている。イリューシア音楽院に通うのはそういった生徒たちであり、日夜音楽の技術や知識を研鑽し、世に出るために勉学に励む心豊かな者でなくてはならない。 **部品: 4年制 音楽院は4月から翌年3月までを1年の課程とした4年制を採用している。生徒は4年間の通学のあいだに各々が選択した学部の講義や日々の自己研鑽や生徒及び教職員との交流や実践の場に参加するなどして音楽の演奏/知識/その実践方法を学ぶ。そして4年間の通学をもって卒業資格を取得でき、その期間を通じて学生は各々が選択した学科のプロフェッショナルとして活躍可能な技術や知識を習得する。しかし卒業/進級試験の結果の留年や、飛び級試験の結果による飛び級もあるので必ずしも4年間の通学になるとは限らない。またそれとは別に本人の希望により入学した年を1年目として8年間までは大学に在留できる。また冬期と夏期にはそれぞれ一ヶ月ほどの休暇期間を設けている。 **部品: 学費 学費は前年の藩国民の年収の中央値を鑑みて、一般家庭の子供が無理なく進学出来るように設定されている。しかし他の教育機関とくらべて極端に安くならないようにも調整されている。これは運営費を(他の教育機関と比較して)極端に減らしてそのことで、教職員の給与が減少することで起こるであろう教職員の質の低下を防ぐためである。 **部品: 滞納への対応 生徒は年度初めの一ヶ月間のうちに前期の授業料を、その半年後の一ヶ月間のうちに後期の授業料を支払わなくてはならない。これを滞納した生徒は除籍となる。しかし性別年齢出身問わず様々な生徒を受け入れているイリューシア音楽院では教育機会の平等を保つため、生徒の経済状況を考え、教職員による学費を滞納した生徒への面談を行い、事情を聴き取り経済に関するアドバイスをしながら、授業料滞納も仕方ないと判断した場合は、2ヶ月から半年までの支払期限の引き延ばし、及び分割払いに応じる。またこうした生徒には学費免除試験を受けることを積極的に勧める。こうすることで様々な経済状況にある生徒たちの教育の機会平等を維持する。 **部品: 開かれた門 音楽院への入学は性別/人種/年齢/出身問わず多くの人々に向けて開いている。これは活動理念である教育機会の公平を実現するためである。しかし適宜行われる試験や進級試験の合格基準は厳しく、勉学に勤しむ者でなくては突破することができない。入るは容易く出るは難しく、である。 **部品: 入学試験 イリューシア音楽院は教育機会の公平という理念のもとに門を広く開いてはいるが入学試験はある。ここでは主に面接により、他人の心身に暴行を加えるような甚だしく素行の悪い者や集団生活が徹底的に不可能だと判断された者が落とされる。 **部品: 卒業/進級試験 卒業および進級するためにはこの試験に合格しなければならない。試験に落ちた者は留年となる。各学部により実技や筆記試験、論文提出や実地試験そして面接(その複合)など形式は異なる。合格基準は厳しく、イリューシア音楽院の学費の安さや入学のし易さは藩国内外に有名だが、こちらもよく知れた話しである。これは音楽院では教育機会の公平や生徒の自主性を重んじているが、そのことにより教育機関として名前だけの骨抜きにならぬように、また卒業後に生徒がきちんと活躍できるようにするための措置である。 **部品: 学費免除試験 才能のあるもの、および家庭の財政が芳しくない者のために学費の半分を免除、及び全額の免除をする。その対象者を決めるための試験である。半年に1度開催する他、入学の際にも開催し、音楽の才能はあるが貧困のなかにある者の成長を手助けする体制を取っている。この試験では実技の他に面接が重視される。全額免除される者は1学年に数人であり、半額免除される者もその2、3倍程度に留まっている。 **部品: 飛び級試験 年度末に行うこの試験により同学年の生徒よりも著しく成績が良く、あるいは1芸に突出していると判断された者は翌年の教育課程を飛ばし進級することが出来る。最短で2年で卒業出来る(1年生→4年生)。ただしこの試験に合格する者は極稀であり、音楽院を2年間の通学で卒業する者は10年間に1人出れば良いほうである。 **部品: 留学生の受け入れ イリューシア音楽院では音楽を学びたいと外国から希望する者を広く受けれている。その際には留学生が音楽院での生活に馴染めるように心身の健康面や生活/文化的な齟齬のケアを専門家が行う(部品:留学生サポーターを参照のこと)など受け入れ体制を整えている。 **部品: 生徒会 イリューシア音楽院は生徒の自主性と責任を重んじており、故に生徒たちを束ね学生寮などの自治を行い、生徒たちの声を代表する生徒会を結成することを推奨している。生徒会の人員は音楽院在学中の生徒のみであること、代表とする生徒会長1名と、副生徒会長2名、会計や広報係などの補佐を置くこと、会長と副会長の役割を負う者は全生徒による無記名の投票でもっとも多くの票を取った生徒に決めること、任期は1年とすることを求めている。要求を満たした生徒会組織は理事長及び学長がその存在と校内での活動を承認する。生徒会長や副会長は運営及び賞罰報告審議会への参加を要請されることもあり、そこで全生徒を代表した意見を発言するなどして、日頃から教職員と意見を交換し、学生寮の生徒による自治など、生徒たちが健やかに自立した学生生活を行えるように努める者でなくてはならず、その限りにおいて生徒会は教職員に必要な要求を行うことができる。また生徒会組織は1つのみでなくてはならない(複数の生徒会組織の乱立は認めない)。 **部品: 制服とは 音楽院では正装として制服を定めている。主に学内行事やコンクールへの参加の際に着用するが、普段から制服を着用する生徒も多いようである。デザインは全体的に水色を配色している。 **部品: コート 詩歌藩国の寒さにも耐えることが出来るコート。男性用のものはインバネスタイプのコートで、女性用のものにはショートケープがついている。 **部品: 夏服 北国とはいえ夏には暑い日も存在するため、夏服も用意している。男女共に上着は半袖のブラウスであり、女性用のものは冬服のブラウスと同じく袖がバルーン状に膨らんでいる。ボトムスはスラックスとキュロットとスカートがあり、こちらも各員が自由に着用を選択できる。冬服と同じく首にはアスコットタイを巻く、しかし正式な行事以外では暑さのためか外してしまう者も多い。また季節によっては夏服のブラウスと冬服を組み合わせて着用する生徒もいる。 **部品: 冬服 主に冬に着用する制服。男女別デザインのものと、男女共有のブレザーがある。首にはアスコットタイを巻く。男女共に上着はベストにブラウスであり、女性用のブラウスは肩から肘にかけてバルーン状に膨らんでいる。男性の袖はストレートでありアームベルトを付けている者もいる。ボトムスはスラックスとスカートを用意しており各員が自由に着用を選択できる。ブレザーは男女共用であり改まった行事での着用を推奨している。 **部品: 私服 生徒には受講なども含めて私服での学園生活を許可している。もちろん公序良俗に反しないものに限るが、生徒の個性と自立性を認めているので細かな規定は無い。 **部品: 式典 入学式/卒業式/始業式/終業式のことである。教職員のほか、通常は学長も参加しまた入学式と卒業式では理事長も参加し訓辞や式辞を読み上げる。その他に生徒たちによる演奏も行われ、日々の研鑽の発表の場にもなっている。 **部品: 創立記念祭 イリューシア音楽院の創立を記念して5月に行う。新入生の歓迎会も兼ねており、各学部の優秀者は演奏や発表/実演を披露する。 **部品: 夏至祭 音楽院の夏期休暇中に行われる夏至祭では、神殿や劇場などで生徒による演奏や歌唱が行われるのが恒例となっている。音楽の実地を学ぶ場としてはもちろん、プロとの共演もありそこから多くのことを学ぶ生徒も多い。 **部品: 夏期休暇/冬期休暇 音楽院では夏期と冬期それぞれに一ヶ月ほどの休暇期間を設けている。学生寮に暮す生徒には帰郷を促し家族との交流を持つことを推奨している他、季節ごとの祭りに参加し音楽の実地を学ぶことや、休暇を利用しての集中的な練習や勉強、旅行を通じて心を豊にすることを推奨している。また経済的に困窮している生徒には健全なアルバイトを紹介することもしている。 **部品: 収穫祭 秋の収穫祭には詩歌藩国の内外から著名な音楽家を招いて、演奏会を行う。一方で藩国の吟遊詩人たちの多くは地元の収穫祭のほうに出演している。 **部品: 実地研修 各学部で学ぶ生徒はそれぞれに見合った実習や臨床、企業へのインターン、楽団の手伝いやエキストラなどに参加することで音楽の実地を学ぶ。また夏季/冬季の休暇にあわせて藩国内外の祭りや行事に参加するフィールドワークも行っている。後者は自由参加だは毎年参加する生徒は多い。 **部品: コンサート イリューシア音楽院では年間を通して様々なコンサートを行っている。音楽院が主催するものや教員たちによるプロフェッショナルのもの、生徒たちが自主的に企画運営するものや、教員と生徒が協力して行うものまでさまざまである。それらの多くを音楽院外の一般の人々に公開している。また生徒たちは音楽院外のファミリーコンサートや慰安演奏会、音楽会やコンクールにも積極的に参加している。 **部品: 一般人を対象にした講座 開かれた公平な音楽教育を旨とするイリューシア音楽院では、学生ではない一般の人々を対象とした音楽教育も行う。その種類は楽器演奏から作曲、あるいは音楽療法と多くあり、期間も最短は1日のものから最長で1年のものと幅が広い。無料で参加出来るものもあるが、期間が長いものほど受講に掛かる金額も増える。その収入は音楽院の運営費に充てる。この行いは藩国の伝統文化を一般大衆に広め絶やさすぬため、そして音楽の素晴らしさ楽しさを広めるためでもある。またこの講座を行う講師は音楽院の教職員のほかに生徒が担当することもあり、有料の講義で生徒が講師を勤めた際には一般のアルバイトと同様の金銭を生徒に授与する。また講師役を務めた生徒には、生徒が受講している学科そして担当した講座の内容によっては単位の取得を認める場合もある。 **部品: 音楽院公開ツアー 音楽院の活動を一般に広く認知させるために、また地域との交流をするために授業や生徒の暮らしを半年に1度ほど一般の人々に公開する。参加希望者は申し込みをすることでツアーに参加することができる。また音楽院では教員や生徒たちによる多くのコンサートを開催しており、こちらも一般の人々に公開することが多い。なお国内外の情勢により治安の悪化がありテロや犯罪などが懸念される場合は中止する。 **部品: 音楽(産業)の普及 音楽教育の他に、音楽文化を藩国内外に普及させる活動も行う。普及のために国内外で音楽院主催あるいは地域や企業と提携したコンサートやシンポジウムを開く。またそういった場で音楽産業発展のための会合なども開く。 **部品: 音楽文化の保守と発展 詩歌藩国の音楽文化は吟遊詩人たちによって脈々と受け継がれながら発展して来たものであり、その歴史/伝統の保守や研究を行いこの文化を守る。また保守的になるだけではなく藩国内外の音楽を取入れ研究し音楽の発展、新しい音楽の創造に寄与する。 **部品: 地域との連携 王都イリューシアに居を構える音楽院は地域住民と連携し、学生の生活が滞りなく行われるための活動、地域文化発展のための活動をしている。具体的には(勉学に影響がでない範囲での)アルバイトの紹介や、学生向け娯楽の紹介。地域の催しや行事への学生楽団の積極的な参加などである。 **部品: 理事長 音楽院の実質的な長である。現在は詩歌藩国の藩王である九音・詩歌が勤めている。音楽院に出向くことは少なく、実務は教職職員に任せ、音楽院の長としての実務も学長が行っているが、理事長の権限は多大であり、学校の運営、未来について大きな影響力を持っており(詳しくは部品:運営及び賞罰報告審議会、部品:序列を参照のこと)単独での決定権を持つ。これはイリューシア音楽院が国立の教育機関であることに加え、将来活躍する国民や音楽に関わる者を育てる役割を持つ教育機関の責任として、音楽院及びそこに勤める者と生徒たちがそこから逸脱したり暴走しないようにするための措置である。また音楽院の年間行事の際にはこれに参加し、生徒や教職員たちに祝辞や労いの言葉を与えたり場合によっては表彰を行うことがある。理事長は音楽と音楽院の生徒と教職員たちを愛しこれらを行う。給与は無給。将来的に理事長の役職を他の者に譲ることも視野に入れてはいるが現在はまだその時ではない。その際には理事長の権限は現在よりも制限され給与が発生することも予定している。 **部品: 学長 音楽院の長である。九音・詩歌により現在は寅山日時期がこの役職に任命されている。毎日ではないものの頻繁に音楽院に出向き長として諸々の決定の承諾や対応、年間行事への参加などの実務を行う、また講義を持つこともあり、音楽を制作することの出来るスタジオも有している。学長は音楽と音楽院の生徒と教職員たちを愛しこれらを行う。理事長に次いで権限を持ち(詳しくは部品:運営及び賞罰報告審議会、部品:序列を参照のこと)運営及び賞罰報告審議会で決定された意見や方針の承認や否定、再審議の要求などを行う権利を持っている。その理由も理事長と同じく音楽院を国立の教育機関として保ち発展させていくためである。給与はこちらも無給。将来的には学長の役職を他の者に譲ることも視野に入れてはいるが現在はまだその時ではない。その際には学長の権限は現在よりも制限され給与が発生することも予定している。 **部品: 教授 実際に生徒たちと対面し講義やゼミを受け持ち教育を行う者。また一般人を対象にした講座でも講師を務めることがある。音楽の研究者、制作者でもある。准教授の中からこの立ち場に相応しい音楽と教育における技術と倫理観を持っている者に与えられる役職であり、通常は各学部に1名ないし2名の定員が定められている。またこれに相応しいと判断された外部の者が任命される場合も、すでに他の教育機関でこの役職についている者のなかから国立教育機関の教員に相応しいと判断された者が任命される場合もある。なににせよ狭き門である。准教授と比較して教育者としての責務も重くなるが、給与や待遇の面では准教授よりも厚遇され、自己の研究や音楽制作にも集中しやすい環境を音楽院が提供する。またこの地位を名に冠して書籍を発表することも認められている。しかしその旨とするところは生徒の教育と成長であり、研究や文筆への没頭からそれらが疎かになってはいけない。甚だしい場合は運営及び賞罰報告審議会にかける(詳しくは部品:罰則、部品:賞罰報告審議会を参照のこと)。 **部品: 准教授 教授と同じく生徒たちの教育を行うものであり、一般人を対象にした講座の講師も務めることがあり、音楽の研究者/制作者でもある。また教授を補佐する役割も持っている。定員は各学部の規模により変動する。将来的に教授に相応しい音楽と教育に関する技術と倫理観を持つに至るであろうと判断された者が任命される。教授と同じく外部から任命される場合もある。この時点で相当な(音楽と教育に関する)実力者でなければならず、教授の下の役職といえでもやはりこれになるのは狭き門である。給与や待遇は教授よりも劣るものの、まっとうな給与と福利厚生が提供され、研究及び音楽制作環境が与えられる。役職を冠した書籍を書くことも許されている。しかしその旨とするところはやはり生徒の教育と成長であり、研究や文筆への没頭からそれらが疎かになってはいけない。甚だしい場合は運営及び賞罰報告審議会にかける(詳しくは部品:罰則、部品:賞罰報告審議会を参照のこと)。 **部品: 技術 教授および准教授に就く者は、音楽院を卒業した者(または同等の実力のある者)がその後10年以上音楽を日常的に実践して得た演奏や音楽制作(及び教育や医療)の技術(あるいは期間が10年より短くともそれと同等の技術)、またはそれと同等の技術を持っていなくてはならない。これを持っている者がこの職務に任命される。 **部品: 倫理 生徒と対面し音楽家として、そして人としての成長を導くことを旨とする教授/准教授は、教育者として相応しいまっとうな倫理観を持っていなくてはならない。また音楽に対してもこれを悪用せず音楽で人の人生に潤いを与えることや癒しを施すことを旨とする者でなければならない。これを持っている者がこの職務に任命される。 **部品: 経験 将来、多角的に音楽に関わる者を育てる教授/准教授は、1人の人間の成長を導く者として、論理や机上の空論ではなく、音楽家としての経験を多く積んでいる者でなくてはならない。例えば演奏家ならば舞台に多く立つことであり、音楽療法士ならば臨床の経験である。これを持っている者がこの職務に任命される。 **部品: 研究 教授および准教授は教育者の他に、音楽の研究者/制作者という一面も持っている。音楽を生徒に教えるだけでなく、日夜自己の技術を研鑽し、新しい音楽や古典的な音楽の研究や、音楽を使用しての心身の治癒など、各々の分野の発展に貢献している。 **部品: 事務部 音楽院の運営に関する書類の作成や整理/保管などを担当する部署。また多くの場合で生徒が音楽院に対して行う諸々の申請や依頼や相談の窓口にもなっている。生徒の個人情報や通学状況、また各種施設の利用状況の管理も行っている。 **部品: 総務部 音楽院の運営が問題なく行われるように、細かなものから大きなものまで様々なことを担当する部署。電球の交換と補充などの備品の管理、年間行事や式典に使用する会場の準備などもこの部署の担当である。校内の清掃を受け持つ清掃課、校内の警備を担当する警備課は総務部に属している。 **部品: 清掃課 音楽院の環境と衛生を守る課であり、総務部に属している。日常的な校内の清掃から、校内美化キャンペーンの計画と実践なども担当している。また一般教養課程で衛生に関する授業を受け持つこともある。 **部品: 警備課 音楽院の運営が問題なく行えるように、校内の警備を担当する部署。法的な警察力は持っていないが、校内の警邏や、不審者を発見した時の拘束、その後の適切な組織への身柄の引き渡し、部外者が来校する際の管理、生徒及び教職員への防犯・注意喚起などを行い、不測の事態から音楽院関係者を守る。学生寮が校内にあるイリューシア音楽院では適切な人員と人数を配備し24時間学生と教職員の安全を守っている。また音楽院公開ツアーや校内でのコンサートなど来校者が多くなる催しでは事前に警備計画を考案することで安全への対策力を高め、年間行事や入学/卒業などテロなどに狙われる可能性のある催しの場合には、警察などと連携して防犯力を高める。また学生及び教職員に対して防犯に関する講義を行うこともある。 **部品: 経理部 音楽院の財政を担当する部署。運営費の管理、収支の記録、収支の予想による運営計画の作成と提出、また職員の給与や生徒の学費の管理、財政において官庁や外部機関との連携などを担当している。また一般教養課程で経済に関する授業を受け持つこともある。 **部品: 法務部 音楽院の行いが法令に適っているのか審査し訂正する部署。また他の部署が法的な知識を有する行いをする場合、法的な書類及び行動が必要な場合は連携してことにあたる。また外部から法的な訴えがある場合にも対応する。生徒及び教職員に一般的な法律や法令遵守に関する講義を行うこともある。 **部品: 人事部 教職員の人事を担当する部署。しかし実際の人事権は運営及び賞罰報告審議会が持っている(最終的には理事長がこれを持っている)ので、この部署が行うのは人事図の把握や労務管理である。また音楽院の諸々の部署が求人を行う際には、人事部がその情報を音楽院内外に告知する。 **部品: 広報部 音楽院の運営に関する諸々の告知を内外に向けて行う部署。音楽院外部への受験や年間行事に関する告知や歳時記のお知らせ、各部や教員が公開/募集する情報の学生や教職員全体への告知も行う。またそれに対する反響や意見も汲み取り、他の部署や教職員と共有する。通信社や新聞社や企業や教育機関との連携を取り内外の情報の共有なども行う。音楽院外部からの連絡対応窓口でもある。外部機関との連携調整を専門的に行う外部機関連携調整課はこの部署に属している。 **部品: 外部機関連携調整課 広報部に属している。日常的に外部機関や地域との情報共有や連絡網を形成し、音楽院と様々な外部機関及び地域が連携してことを行う際に、それらが順調にいくように働く。 **部品: 購買部 学内にある売店を運営する部署。学生生活に必要な日用品や雑貨、また教科書に指定された書物やその他勉学に役立つ書物、 公序良俗に反しない遊具や娯楽物や医療品などを管理/販売する。 **部品: 就職部 生徒の卒業後の進路に関する諸々を担当する部署。企業による求人や、楽団のオーディションなどの告知を生徒に対して行う。また就職に関して生徒の相談に乗り希望に適う求人情報を知らせたりアドバイスをするなど、企業と生徒の橋渡し役を勤める。 **部品: 養護教諭 学生及び教職員の健康管理などを受け持つ。保健室が校内にあり、校内で怪我人や急病人が出た場合は初期対応も行う。重篤である場合など養護教諭だけでは対応出来ない場合は外部の医療機関へと患者を送る。生徒及び教職員に対する健康促進キャンペーンや、医療機関と連携して教職員の健康診断も定期的に行う。また一般教養課程で保険の授業を受け持つこともある。 **部品: 調理師 音楽院には学生及び教職員が利用可能な学生食堂がある、そこで飲食物の調理を受け持つ。食料や食器や調理器具の受注や管理を行い、栄養士と連携して健康な生活を営むために必要な栄養素を摂取出来るレシピや献立の作成も行う。また一般教養課程で食生活に関する授業を受け持つこともある。 **部品: 栄養士 音楽院には学生及び教職員が利用可能な学生食堂があり、そこで提供する飲食物の栄養管理を行う。飲食物が安全で健康な生活を営むために必要な栄養素を持っているか、栄養が過多になっていないかを判断してレシピや献立の作成に関わる。また保険医と連携して健康促進キャンペーンも行う。また一般教養課程で栄養学に関する授業を受け持つこともある。 **部品: カウンセラー 生徒及び教職員の心身の健康や、学生生活や経済状況に関する不安や疑問、いじめやハラスメントの訴え、その他諸々の悩み事の相談にあたる。相談内容を他人に漏らしてはならない守秘義務があるが、相談内容が深刻な場合にはその他の部署や医療や法や警察などの外部機関と連携して悩みの解決に対応する。 **部品: 留学生サポーター 音楽院では他国からの留学生も受けており、この役職に就く者は留学生が健全な学生生活を行えるように諸々のことに対応する。留学生向けのパンフレットや詩歌藩国での生活に関する指南書の作成と講義、留学生の相談への対応などを通じて留学生が安心で安全な学生生活を行えるように手助けする。 **部品: 教員理念 音楽を愛し、音楽で人の心身の深い部分を癒し、人々の困難な人生を音楽で励まし、その活動を芸術や娯楽とすることを旨としながら多角的な音楽活動を行い、国立音楽院の教員を務めるに相応しい技術と知識を持つ者を任命する。教員は国立の教育機関の名をその背中に背負っていることを忘れてはならないのは無論、生徒たちの模範になる人物でなければならず、生徒たちの音楽的そして人間的な成長に、また音楽の研究に心を砕く者でなければならない。 **部品: 職員要綱 音楽院運営の諸々の実務を行い、生徒が安心して勉学に励み、卒業後は世に羽ばたけるように多角的にサポートするのが音楽院職員の役目である。国立の教育機関の運営の実務を預かるに相応しい各部門の専門的な能力、そして倫理観がある者をこれに任命する。 **部品: 給与および福利厚生 同等の教育能力や規模を持つ一般の教育機関に勤める教職員に支払われる給与よりも、イリューシア音楽院に勤める教職員に支払われる給与は低い。しかし教職員にはその肩書きでなんらかの形で音楽で発表/発売することや書籍を書くことや研究結果を公表することを許可しており、その売上げを収入にして良い。しかし発表/発売のまえに学長か理事長の許可を取ること(部品:理事長、部品:学長を参考のこと)。また給与が低い反面、一般の教育機関に勤める教職員に施される福利厚生よりも、イリューシア音楽院に勤める教職員に施される福利厚生は手厚く、病気や怪我を含む各種保険や退職後の待遇や、休日、特別休暇などはしっかりと設けられている。 **部品: 教員への罰則 イリューシア音楽院に勤める教職員は、音楽教育に身を捧げるものとして、その実務を行う者として、また人として生徒たちの模範になる人物であろうとする者でなければならず、学園の内外問わず人に迷惑をかける行いをした際には罰を受ける。生徒に対して教職員という立ち場を笠に着た過度な要求や行動(セクシャルハラスメントやパワーハラスメントと呼ばれる行為などのこと)をしたと判断した場合にも罰を受ける、これはもちろん教職員間のハラスメントにも適用する。またその立ち場を利用した不正や汚職、横領などが発覚した場合にも罪を受ける。その判断は音楽院の教職員によって構成された賞罰審議会(大部品:大学人事図の部品:運営及び賞罰報告審議会を参照のこと)によって行われる。軽いとみなされたものは面談のあとで反省文の提出を求める。罪の度合が高いと判断されるごとに、謹慎やボランティア活動への参加、休職、減給、退職、解雇と処罰が重くなる。悪質な行為の場合は解雇の上、警察への届けで、起訴などの法的手段をとる。これを行った者が海外に籍を置く教職員の場合は、その国の担当者と審議の上で同等の措置をとる。 **部品: 運営及び賞罰報告審議会 イリューシア音楽院の運営に関する取り決め、及び生徒/教職員に対する賞罰の授与/執行を審議する会合または審議会(以下、会合とする)。運営に関する諸処の出来事の決定及び業務その他の報告のために四半期に1度以上行う。また生徒及び教職員への授与/執行を行う必要がある際にも行う。人事に関して准教授の教授への昇格や、教授長、各課の課長職に昇格する者の決定、教員の採用決定もここで行う。参加者は通常の場合、学長と教授、そして職員の各課の課長及びこれと同等の権限を持つ人物である。理事長本人が参加を希望する場合、及び参加者が理事長に要請しこれを理事長が受領した場合は理事長も会合に参加する(各役職についてはそれぞれの部品を参照のこと)。理事長の参加を拒否する権利は誰も持っていない。場合によっては1名から数名の参考人や、外部のアドバイザー、監査機関の人員、生徒会の会長及び副会長の参加を要請する。会合を開く際は事前に日程が告知される。会合当日にその場に居ない者は欠席扱いとするが、事前に自分の意見を執筆し当日に審議長(部品:序列を参照のこと)が読み上げることで己の意見を発表出来る、また事前に投票(これについてはこの項で後述する)をすることが出来る、これは理事長も同等である。運営に関する取り決めや生徒及び教職員への賞罰の授与/執行の認否は会合参加者たち(参考人、生徒会の人員は除く)による無記名の投票により行われる。過半数以上の票を得たものが会合によって決定された教職員の方針や意見となる。最終的な決定は学長の承認によって行われる。学長は会合によって決定された意見を否認した場合、会合に再審議を要求することが出来る。運営に関する重大な取り決め(年間の運営費や計画、それ以上の長期的な計画、音楽院の建物の増改築、新築、規模拡大など)、生徒及び教職員に対する賞罰の授与/執行の度合が重いもの(国を上げての褒賞授与や生徒の退学/除籍、教職員の退職/解雇そして法的措置の決定)の決定、教職員人事の決定には学長の承認ののちに理事長の承認も必要となる。また理事長はイリューシア音楽院に関するすべてのものごとに対して、単独で決定/否定する権利を有しており、これにより国是と教育の連携、または校内や会合で紛争が起った際には解決することが出来る。これは会合での決定や学長の承認も必要としない。 **部品: 序列 イリューシア音楽院の序列は、その長に理事長を置く、次いで学長を置く。この2名は役員であり教職員の長として音楽院運営の諸々に関する決定の権限を持っている。教員の役職は教授を長に起き、次いで准教授を置く。職員は各課の課長を長に起きそれ以下は各課の規模によるが一般的な会社組織の役職序列に則り役職名と権限を与える。教授と課長たちの中からそれぞれ会合での審議により決定され学長及び理事長により承認された者を教員長、職員長と認め、それぞれの役職の代表者とする。運営及び賞罰報告審議会の会合を取り仕切る審議長は通常学長が勤めるが、理事長が参加している場合は審議長を勤めてもよく、また役員が不在の場合は教員長/職員長のどちらかが勤める。 **部品: 外部監査の受け入れ イリューシア音楽院は外部の監査組織による不定期な監査を定期的に受ける。その対象は広く、教職員の汚職/横領や生徒及び教職員へのハラスメント、教育機会の公平さ、法令遵守、教育内容、生徒間のいじめ問題、生徒の自治の正当性などにおよび、それぞれを専門的な組織及び専家が担当する。このことで問題の隠蔽を防ぎ早期発見をし問題が深刻になる前に早急な対応を行う。 **部品: 監査結果の公開 監査結果は取りまとめ、希望者には公表する。そのことで国立教育機関としての透明性を保ち、設立当初からの理念を守り続ける。 **部品: 演奏学部 弦楽器、吹奏楽器、打楽器、鍵盤楽器、電子楽器などの様々な楽器、現代音楽からポピュラーミュージック、そして古学までの様々なジャンルの音楽の演奏技術と知識を教える学部。各楽器の専門コースを設置しており、またジャンル事のコースも設置しているので、その組み合わせにより様々なタイプの楽器奏者を育成することができる。 **部品: 音楽理論学部 作曲や作詞やオーケストレーションやアレンジに必要な音楽理論を教える学部。同時に音楽の歴史なども学び、音楽に関する知識を網羅する。この学部は他の学部に学ぶ生徒の必修科目となっていることがほとんどである。 **部品: 吟遊詩人学部 将来、吟遊詩人になろうとする者にその知識と倫理観そして実現方法を教える学部。吟遊詩人にはミンストレル/トルバドゥール/バードなどの種類がありそれぞれ活動の場は違うが、この3種類の吟遊詩人の在り方を学ぶことを吟遊詩人課程と呼んでいる。また吟遊詩人は世界中を旅し危険な場所に赴くこともあるため、サバイバル方法や初期的な白兵戦が出来る程度の自己防衛方法/戦闘方法およびそれらに必要な道具の扱い方も教えている。 **部品: ミュージカルバレエ学部 様々な舞踊のプロフェッショナルを育てる学部であり、ミュージカルやバレエなどの専門的なコースを用意している。コースによっては舞踊と共に歌唱も教える。 **部品: 声楽学科 声楽家を育てる学部。歌曲やオペラやカンタータを専門とする歌手から、ロックやジャズなどのポピュラーを専門とする歌手まで、自らの声を使い音楽を表現することを志す者を育成する。音楽のジャンル事に専門コースがある。 **部品: 音楽物理/音響、聴覚研究学部 音楽に関する科学/物理学また音響や人間の聴覚に関する知識を学ぶ学部。音楽を音という基本要素から考えそれ自体の研究や、それから得られる知識を他の物事に生かす方法を教える。楽器製作学部/音響デザイン学部/音楽療法学部を選択した生徒はこちらの学部も必修しなければならない。 **部品: 楽器製作学部 弦楽器/管楽器/鍵盤楽器/打楽器/電子楽器など様々な楽器の製作者を育成する学部。楽器ごとに専門コースがある。楽器の製作やリペアの技術習得、材質の知識や、楽器の歴史など楽器製作に必要な諸々の技術と知識を教える。 **部品: 音響デザイン学部 レコーディングやミキシング、PAなど、音楽の録音や再生、増幅に関する技術と知識を学ぶ学科。各種装置の取り扱いや知識を教えることで、それらに関する専門家を育成する。 **部品: 音楽放送ビジネス学部 音楽や放送に関するビジネスを学ぶ。経済学や法律、収支の計算の仕方や帳簿の書き方など商売に関する基本的なことを学びながら、音楽/放送に関する著作権やマネージメントを教えることでそれに関わるプロエッショナルを育成する学部。 **部品: 音楽教育学部 教育機関の音楽教師など音楽教育に関する専門家を育成する学部。音楽演奏や知識を教えるのはもちろん、教育学や幼児や思春期の子供に関する心理学、倫理学などを教えることで音楽教育の専門家を育てる。教育期間の後半で生徒は実際の教育の場に赴き実習生としてその実地を学ぶ。 **部品: 音楽療法学部 音楽を使って他者の心身を治癒する専門家である音楽療法士を育て上げる学部。音楽を使った治癒とは、ダンスや歌唱や楽器演奏による健康促進や症状の予防や進行防止、リハビリ、音楽を利用しての心身の回復など多岐にわたる。教育期間の後半では生徒は音楽院と提携している医療機関に赴き臨床を体験することでその実地を学ぶ。 **部品: 一般教養学部 国語や数学、保健や生活や栄養学や家庭経済学など、音楽以外の一般的な生活に必要な知識を教える(これを一般教養課程と呼んでいる)学部。この学部のみ教育期間は1年間であり、他の学部に学ぶ者も併用してこちらに通うことができる。イリューシア音楽院に入学する生徒は年齢や生活環境などがさまざまであり留学生も広く受け入れている。故になかにはこういった一般的な知識/教養が欠除している者もおり、そういった人々に健やかな生活を送るために必要な知識を授けるべくこの学部を設置した。入学時にそのような判断をされた者にはこの学部の授業を必ず受けることを定めている。もちろんそれ以外の者も希望すれば受講することができる。またより高度な教養を学ぶ上級教養学部もあり、こちらは1年間一般教養学部に学び単位を取得したあとで受講可能となる。こちらの期間も1年間である。 **部品: 音楽院の施設 中央のコンサートホールを取り囲むように、赤煉瓦造りの4階建ての建物を東西南北に配置する構造になっている。その内、校舎は南棟/東棟/西棟の3つからなり、残る北側の1棟は学生寮である。赤煉瓦造りの重厚な4棟と中央の純白のコンサートホールの対比という構造が美しい建築美を誇っている。理事長の許可を得て必要に応じて増改築する。 **部品: 安全性 多くの生徒と教職員が日常生活を送る音楽院の建物は国立の教育機関に相応しい強度を持っており、耐震性を考慮し、災害や戦争があった際の避難場所としても機能すべく設計/建築している。また各種建物には24時間警備員が駐在しており、不審者や不測の事態が起きないように警備をしている。また1つ1つの建物が独立してインフラ設備を持っており、例えば1つの建物が停電や断水を起こしたからといって他の建物にそれが及ぶことは無い。 **部品: 南練 楽院の正面玄関を過ぎて最初にある赤煉瓦造りの建物。アーチ状の正面玄関と、そこへ伸びる大きな階段が特徴。4階建てのこの建物はエントランスフロアが吹き抜けになっており、学内のイベントなどでミニコンサートを開催することがある。多くの教室が設置されており座学を中心とした授業に使用し、各教室に備えられたオーディオやプロジェクターなどの視聴覚設備を使い、視覚と聴覚の両面から音楽を学ぶ。作詞と作曲の理論と実践に始まり、音楽史や一般教養課程やその他の講義、果てはミンストレル達の経験から語られる四方山話など様々な授業を行う。また教職員の各部署が勤務につくフロアや相談室や保健室や会議室、待機所や休憩室、売店と学生食堂、部外者の来校に対応する案内所がある。学長室、理事長室もこの建物に設置している。 **部品: 東棟 この建物には様々な楽器の製作と修繕、調律に関する技術を学ぶための工房を設置している。教員の研究室、備品などの保管庫もここにある。 **部品: 西棟 この建物には楽器演奏や歌唱の技術を学ぶ実技の授業で使用する教室を設置している。ジャズやロックなど少人数セッション用の小スタジオから、大規模編成の楽団で使用する大スタジオ、オペラやミュージカルなどの授業で使用する一面を鏡ばりにしたスタジオや舞台などの各種防音スタジオを設置している。TV/ラジオ等の放送に必要な音響技術を学ぶ授業を行うために必要な機材を揃えたスタジオも設置しており、本格的なラジオスタジオもあるので、ここからラジオ放送を行うことも可能である。また教員専用のスタジオもこちらにある。そして練習用の小さな防音スタジオも多数設置しており、放課後や休日にはこちらで個人練習を行える。 **部品: 北棟(学生寮) 音楽院に所属する多くの生徒が住む場所。法令や公序良俗に反しない限り、基本的には学生により自治を行わせており、学生の自立心を養っている。その自治が公序良俗や法令から逸脱していると運営及び賞罰報告審議会が判断した場合には、生徒会の代表者などから聴き取り調査をした後で、裁定を下し、教職員による指導が入る。こういったことが起きないように、教職員と生徒会は密な連携を取っている。この建物にも売店と学食を設置しているが南練のものと比べると規模が小さいものである。 **部品: コンサートホール 音楽院の敷地中央に位置しひときわ目立つ純白の建物。円柱形の建物に緩やかなカーブを描く丸天井が美しいコンサートホール。巨大なパイプオルガンを設置している。このホールは通常の授業で使用する他に年間行事や式典でも使用し、クラシックからロックまで幅広い音楽のコンサートにも利用する。音楽院のランドマークとなっている。 **部品: 回遊路 コンサートホールを取り囲むように敷いた小回遊路と東西南北の4棟を繋げる大回遊路の2重丸の野外の回遊路。生活路であり学院生活を送る者はここを通り各種建物間を移動する。多くの街路樹や所々に花壇や野草園が併設された景観は自然豊かで美しく、道の傍らに設置したベンチとテーブルを使い勉学の合間の休憩や、日々の憩いや天気の良い日は食事する場所など公園としても利用出来る。また道幅は広いのでここを利用してランニングや散歩をすることも可能であり、数カ所の運動場も併設しているのでスポーツやレクリエーションを行うことも出来る、生徒及び教職員には心身の健康促進及び交流の場として毎日1時間ほどの運動を推奨している。街灯も多く設置しており警備員も警邏しているので夜間の移動も心配は無く、所々に設置したスピーカーで不測の事態が起きた場合は避難指示なども行う。 **部品: 体育館 北棟と西棟のあいだの敷地に設置した天井の高い一階建ての建物。室内スポーツや雨の日の運動を行う場所として、また演奏会の会場としても使用する。利用するためには事前に事務部に申請をして許可を取る必要がある。 *提出書式 大部品: 詩歌藩国の音楽 RD:142 評価値:12 -大部品: 北国の長い冬 RD:5 評価値:3 --部品: 数少ない娯楽 --部品: 集団作業の労働歌 --部品: 十分な練習時間 --部品: 防寒住宅 --部品: 出稼ぎの手段 -大部品: 詩歌音楽史 RD:8 評価値:5 --部品: 吟遊詩人の歌 --部品: 冠婚葬祭 --部品: 娯楽 --部品: 芸術 --部品: 教育 --部品: 研究 --部品: 古典音楽の伝承 --部品: 発展 -大部品: 特徴 RD:6 評価値:4 --部品: 古典 --部品: 素朴 --部品: 外国音楽の受け入れ --部品: ポピュラー音楽 --部品: 新古典派 --部品: 楽器 -大部品: 音楽に関わる人々 RD:11 評価値:5 --部品: 音楽を彩る人々 --部品: プロアマ問わず --部品: プロフェッショナル --部品: 資格 --部品: 聴者 --部品: 批評家 --部品: 作曲家 --部品: 作詞家 --部品: アレンジャー --部品: 音楽療法士 --部品: 音楽産業従事者 -大部品: 音楽 RD:9 評価値:5 --部品: 概要 --部品: 奏者 --部品: 旋律 --部品: 和音 --部品: 音高 --部品: 音価 --部品: 音量 --部品: 音色 --部品: 律動 -大部品: 楽器製作工房 RD:16 評価値:6 --大部品: 楽器製作職人 RD:10 評価値:5 ---部品: 仕事 ---部品: 専門性 ---部品: 倫理 ---部品: 教育と学び ---部品: 楽器製作 ---部品: 修理 ---部品: 調整 ---部品: 親方 ---部品: 弟子 ---部品: 1人親方 --大部品: 工房 RD:3 評価値:2 ---部品: 環境 ---部品: 倉庫 ---部品: 器具 --大部品: 楽器製作の継承と発展 RD:3 評価値:2 ---部品: 発展 ---部品: 工房継承 ---部品: 暖簾分け -大部品: 詩歌藩国立イリューシア音楽院 RD:87 評価値:11 --大部品: 基本情報 RD:3 評価値:2 ---部品: 国立教育機関 ---部品: 活動理念 ---部品: 運営費 --大部品: 音楽院規定 RD:3 評価値:2 ---部品: 校則 ---部品: 罰則 ---部品: 報賞 --大部品: 生徒 RD:11 評価値:5 ---部品: 概要 ---部品: 4年制 ---部品: 学費 ---部品: 滞納への対応 ---部品: 開かれた門 ---部品: 入学試験 ---部品: 卒業/進級試験 ---部品: 学費免除試験 ---部品: 飛び級試験 ---部品: 留学生の受け入れ ---部品: 生徒会 --大部品: 生徒の服装 RD:5 評価値:3 ---大部品: 制服 RD:4 評価値:3 ----部品: 制服とは ----部品: コート ----部品: 夏服 ----部品: 冬服 ---部品: 私服 --大部品: 年間行事 RD:7 評価値:4 ---部品: 式典 ---部品: 創立記念祭 ---部品: 夏至祭 ---部品: 夏期休暇/冬期休暇 ---部品: 収穫祭 ---部品: 実地研修 ---部品: コンサート --大部品: その他の取り組み RD:5 評価値:3 ---部品: 一般人を対象にした講座 ---部品: 音楽院公開ツアー ---部品: 音楽(産業)の普及 ---部品: 音楽文化の保守と発展 ---部品: 地域との連携 --大部品: 大学人事図 RD:32 評価値:8 ---大部品: 役員 RD:2 評価値:1 ----部品: 理事長 ----部品: 学長 ---大部品: 教員 RD:6 評価値:4 ----部品: 教授 ----部品: 准教授 ----部品: 技術 ----部品: 倫理 ----部品: 経験 ----部品: 研究 ---大部品: 職員 RD:16 評価値:6 ----部品: 事務部 ----部品: 総務部 ----部品: 清掃課 ----部品: 警備課 ----部品: 経理部 ----部品: 法務部 ----部品: 人事部 ----部品: 広報部 ----部品: 外部機関連携調整課 ----部品: 購買部 ----部品: 就職部 ----部品: 養護教諭 ----部品: 調理師 ----部品: 栄養士 ----部品: カウンセラー ----部品: 留学生サポーター ---部品: 教員理念 ---部品: 職員要綱 ---部品: 給与および福利厚生 ---部品: 教員への罰則 ---部品: 運営及び賞罰報告審議会 ---部品: 序列 ---部品: 外部監査の受け入れ ---部品: 監査結果の公開 --大部品: 学部 RD:12 評価値:6 ---部品: 演奏学部 ---部品: 音楽理論学部 ---部品: 吟遊詩人学部 ---部品: ミュージカルバレエ学部 ---部品: 声楽学科 ---部品: 音楽物理/音響、聴覚研究学部 ---部品: 楽器製作学部 ---部品: 音響デザイン学部 ---部品: 音楽放送ビジネス学部 ---部品: 音楽教育学部 ---部品: 音楽療法学部 ---部品: 一般教養学部 --大部品: 施設 RD:9 評価値:5 ---部品: 音楽院の施設 ---部品: 安全性 ---部品: 南練 ---部品: 東棟 ---部品: 西棟 ---部品: 北棟(学生寮) ---部品: コンサートホール ---部品: 回遊路 ---部品: 体育館 部品: 数少ない娯楽 詩歌藩国の大地は1年の半分近くの期間が雪で覆われている。そんな寒冷な気候はこの土地で暮す人々の行動を制限した。大半を室内で過ごすようになったのである。その結果として娯楽も室内で行えるボードゲームなどが発展したが、独奏や小規模編成の楽団が演奏する音楽も娯楽として発展した。故に詩歌藩国の国民はプロアマ問わず楽器の演奏や観賞/批評をする者がとても多くなったのである。 部品: 集団作業の労働歌 吟遊詩人の歌から、独奏や小規模編成の楽団により発展していった詩歌藩国の音楽はその生い立ち故に素朴なメロディーを持つものも多く、お針子の仕事や力仕事の際に歌うものとしても利用されている。そこから発展していった音楽も多く、いまに残っているものもある。 部品: 十分な練習時間 1年の半分近くが雪で覆われている詩歌藩国は家に籠らなければならない時期も多いが、それ故に楽器や歌唱の演奏時間も多く取れた。これが詩歌藩国の音楽の水準をあげている。 部品: 防寒住宅 詩歌藩国の住宅のほとんどが防寒使用であり、壁や窓の厚さがあったり密封がしっかりしているなど、この機能は防音機能としても働くので、都市部を含めて自宅での音楽の練習を行うことが安易になっているという住宅事情がある。これが詩歌藩国の音楽の水準を上げることに拍車をかけている。 部品: 出稼ぎの手段 この国はその当初、雪に覆われている環境から輸出出来る資源に乏しかった。そこで外貨や生活の糧を稼ぐために多く行われたのが音楽の輸出であった。とはいえ音楽の録音/再生技術が進歩するまではそれは人とセットであり、詩歌藩国の多くの音楽家は他の国へ出稼ぎ演奏の旅に出た。しかし吟遊詩人によって建国されたという詩歌藩国ではそれは音楽家として当り前と言って良い行いであり、この歴史と価値観が現在まで続く、世界に羽ばたく音楽/音楽家の産地としての詩歌藩国を形作った。 部品: 吟遊詩人の歌 吟遊詩人たちによって建国されたというこの国の音楽も彼らの歌から始まっている。それは民謡の伝承や語りと、竪琴などの単純な機構を持つ弦楽器による素朴な旋律の組み合わせでもある。ここから詩歌藩国の音楽が始まった。 部品: 冠婚葬祭 吟遊詩人たちによる歌は国民に広まり、そのうち様々な祝い事を盛り上げるものとして、葬儀の際に死者の魂の安楽からなることを祈り残された人々を慰め勇気づけるため、そして式典にも使用されるようになっていく。そうして音楽が人々の間に広まり伝承や民謡以外の形で発展していった。こうしたなかで様々な楽器が使用されるようになっていった。 部品: 娯楽 吟遊詩人が歌う伝承や民謡、冠婚葬祭への利用をえて、音楽は娯楽として楽しまれるようになった。1年の半分近くを雪に覆われた詩歌藩国でも、室内で楽しめる歌唱や楽器の演奏と観賞は貴重な娯楽であり、多くの奏者と聴者を生み出しこれにより詩歌藩国の音楽は更なる発展を遂げ、様々な状況にあった多くのバリエーションの音楽を産み、使用される楽器の種類も増えた。そのうち優れた者は音楽専門の従事者になった。付随して楽器製作を専門とする工房を営む者も産まれた。 部品: 芸術 娯楽として発展した詩歌藩国の音楽はその後、人生の様々なものごとを表現し、人の心の深い部分……魂を打ち振るわし、生命を賛歌する芸術としても発展していく。そうした音楽を制作する者のなかの非常に優れた者は芸術家と呼ばれるようになり、そういった人々が作る音楽を娯楽とはまた別の仕方で受容する人々が増えた。 部品: 教育 音楽が発展を遂げていく中で、それに関わる者を専門的に育て上げることで音楽をより進歩させていく教育機関を作ることが多くの人々から求められた。また音楽を使って人々の精神や知性を教育する機関の誕生も求められた。その結果として詩歌藩国立イリューシア音楽院が作られた。 部品: 研究 音楽はその可能性を求めて多角的に研究されるようになっていく。それは他国の音楽や楽器を研究することやそれを実際に音楽に使用することの研究、音楽の医療的及び教育的な利用について研究することなどであり、それにより音楽の更なる発展を目指した。市井の音楽家は勿論、詩歌藩国立イリューシア音楽院も研究に携わっている。 部品: 古典音楽の伝承 音楽が発展/進歩していく中で、その始まりである吟遊詩人たちによる素朴な歌や旋律の伝承と研究及び再発見の重要性が叫ばれるようになる。これには歌だけではなく、吟遊詩人たちの文化の伝承も含まれている。詩歌藩国立イリューシア音楽院が音頭をとりこれを行っている。 部品: 発展 現在、詩歌藩国の音楽は吟遊詩人たちによる音楽や、外国の音楽を取入れて発展した音楽、娯楽のためのものや、芸術として、また医療に使うものとしてなどなどさまざまなグラデーションを持ったものになった。交響詩『イリューシア』/第一番 嬰ハ短調 『希望』はその代表的なところであり、吟遊詩人たちによって伝承された歌の素朴な旋律を曲中に何度も表れるモチーフとして使い、現代の音楽理論や様々な楽器の演奏などの新しいものと組み合わせた、詩歌藩国の新旧の音楽文化を融合した新古典派の曲である。これらの音楽は自国で受容しているだけではなく、音楽産業として海外へも輸出されている。 部品: 古典 詩歌藩国の音楽は吟遊詩人が歌う民謡と弦楽器の演奏からその歴史が始まる。これを現在でも保守し伝承しているので、民族主義的な音楽ではいまでもそういった特徴を持っていたり、あるいはそれは根本に起きながら発展/進化させたものになっている。 部品: 素朴 古典や民族主義的な音楽では、その素朴さを大切にして音楽を制作、演奏している。それこそが歴史的な音楽を伝承する行為そのものだからである。 部品: 外国音楽の受け入れ プロアマ問わず音楽の奏者や聴者及び批評家が多く、そもそも歌いながら世界を旅する吟遊詩人が作った詩歌藩国では、古くから積極的に外国の音楽を取入れてきた。そのことで奏者としてそして聴者として音楽を実践する楽しみを増やしてきた。また自国の音楽と外国の音楽の融合も、意識的/無意識的問わず行われている。 部品: ポピュラー音楽 詩歌藩国には古典音楽や民族主義的な音楽以外にも、多くのジャンルの音楽が存在している。それはジャズやロックやオペラや外国の音楽などの多様な音楽であり、古典や民族主義的な音楽の素朴さとは違う派手さや激しさがある音楽など、様々な人々の趣味趣向にあった音楽を聴くことができる、娯楽音楽の主流になっている。 部品: 新古典派 古典や民族主義的な音楽の素朴さを大切にしながらも、ポピュラー音楽の楽しさや激しさや派手さ、外国音楽の様々な特徴を適切に取り入れ、現代のさまざまな楽器で演奏するのが新古典派の音楽であり、ポピュラー音楽と合わせて現代の詩歌藩国の音楽の主流となっている。 部品: 楽器 詩歌藩国の音楽の始まりは吟遊詩人による歌と演奏であり、そこで使用されたのは竪琴などの単純な機構を持つ弦楽器だった、やがてそこに打楽器や単純な吹奏楽器も加わるようになった。そこから少しの時をえてヴァイオリンやチェロやギターなどの現代的な弦楽器も多く作られるようになる。詩歌藩国では木材が採れることもそれに拍車をかけた、これは木管楽器も同様である。時代をえてピアノなどの打弦楽器や金管楽器も製作/使用されるようになった。そして外国の音楽を取入れていくなかで、エレクトリックギターなどの電気で音を増幅する楽器や、電子楽器も製作/使用されるようになった。詩歌藩国で作られていない楽器は輸入されることがある。逆に詩歌藩国で作った楽器を輸出する場合もある。 部品: 音楽を彩る人々 奏者と楽器製作者と音楽教育者及び音楽院生徒以外の形で音楽に関わる人々のことであり、彼らがいるからこそ音楽が受容され多様に発展/進化していく。音楽活動には欠かすことの出来ない人々。 部品: プロアマ問わず 音楽に関わる、というそのものごと自体にはプロもアマチュアも関係がない。もちろん質の差はあるが、誰でも様々な形で関わることができるのが音楽の魅力である。 部品: プロフェッショナル アマチュアでも楽しめるのが音楽だが、仕事としてプロフェッショナルとしてそれを行う場合は、会社や教育機関や医療機関に所属していて固定給の出る音楽産業従事者や音楽教育者や音楽療法士を除いて歩合制の場合がほとんどなので、音楽院を卒業するなどの実力ある者でないとこれだけで暮らしていくことはできない。楽団などに所属すれば固定給が出るところもあるのだが、前述の歩合制がほとんどの業界でのことなので、安定した生活を望めるこれに所属するのにも過酷な競争があり相当な実力なり縁なりが必要になる。 部品: 資格 多くの場合でこれになるには資格を必要としてないが、音楽療法士などの他者の心身の健康状態に深く関わるものに就くには資格が必要である。例えば当の音楽療法士の場合は音楽院を卒業して資格を取った者しかなれない。この道も安易ではない。 部品: 聴者 音楽を聴く者。その目的は娯楽のためや芸術を観賞するためや心身の治癒のためやBGMとしてなど多数あるが、音楽をなんらかの目的を持って聴けば誰でも聴者である。 部品: 批評家 聴者でありながら音楽の批評を述べることを自らの仕事としている者である。批評の内容は自らの感情をただ述べるだけの感想であってはならず、音楽の普及を目指して、多くの音楽知識のもと聴者へ分かりやすい楽曲解説をすることや、音楽の発展を目指して、奏者や作曲者へ今後の音楽活動のためになる指摘、また音楽を悪用する者やその質の低下を意図して狙っている者に対してはそれを暴くような痛恨の指摘を行える者でなくてはならない。資格の無い仕事なのでプロもアマもないのだが、いっぱしの批評家になるには前述したように多くの音楽知識が必要なため音楽院を卒業した者や、それと同等の能力を持っていなくてはなれない。 部品: 作曲家 曲を制作することを作曲というがそれをする者をこう呼ぶ。作曲する目的や質もさまざまで、趣味のためにこれを行うアマチュアも、仕事してこれを行うプロフェッショナルもいる。 部品: 作詞家 旋律につける言葉を編出す者である。ただ音楽に言葉をつければよいのではなく、言葉が持つ意味やイメージ、リズムや響き、発音のし易さやし難さなど、言葉のもつ総合的な特徴を吟味しながらこれを行う者のことである。プロもアマもいるがその質はやはり異なる。 部品: アレンジャー ある曲をさらに良くするために編曲や楽器の編成などを行う者である。旋律だけがある曲を完成した音楽として作る場合も、完成した曲を作り直す場合もあり、これを行う者には相当な音楽的な知識が必要になる。 部品: 音楽療法士 音楽を他者の心身の治癒に利用する者である。その実践は音楽を使った体操での心身の健康増進から、心のケア、音楽を聴くことでのリラックス効果を利用する身体の回復まで様々である。これになるには音楽院を卒業し専門の資格を取らなくてはならない。 部品: 音楽産業従事者 音楽産業に関わる者。ここには楽団や音楽会社や事務所などの運営者やマネージャーからその事務や総務などの人々、音楽の録音を仕事とする者や、演奏会での音楽の増幅や舞台設置をする者、それらの装置を作る者など様々な人々が含まれている。 部品: 概要 音楽とは時間経過に従いながら、様々な音を関係する一連の現象として鳴らすことで、曲という1単位として表現/再現し、そのことで聴者の感情心理になんらかの影響を与え、また肉体的にも興奮や鎮静などを与える、知的生命が行う表現活動/芸術活動、そして娯楽の1つである。 部品: 奏者 音楽は声を発したり、掌同士を打ち合わせるなど自らの肉体を使用したり、音を鳴らすために作られた楽器という道具を使用することで音を発生させ、曲を演奏する者を必要とする。これを奏者というが、これは必ずしも人間である必要は無く、なんらかの装置による曲の演奏や、なんらかの記録媒体に録音した音を装置で再生することで鳴らすこともあり、これも広義の意味では奏者である。 部品: 旋律 音楽の横の連なり。ある時間内で、時間が経過するごとに異なる音高/音価を持つ複数の音を連なるように鳴らすと、聴者はそれを1つのまとまりとして捉える。これを旋律と呼ぶ。 部品: 和音 音楽の縦の連なり。同時間に異なる音高を持つ音を2つ以上鳴らすと、鳴らした音が重なり、その音高の組み合わせの種類により聴者に様々な印象を与える。これを和音と呼ぶ。 部品: 音高 1つの音の振動数。音とはなんらかの物体が振動して起こる現象だが、ある1つの音の高さは1秒間に物体が振動する回数(これをヘルツという言葉でも呼ぶ)によって決まる。聴者は振動数が多い音ほど音高が高く聞こえる。異なる音高を持つ複数の音を時間が経過するごとに鳴らすことで聴者は旋律を感じ、異なるあるいは同一の音高を持つ音を規則的あるいは不規則的にならすことで聴者は律動を感じる。また異なる音高を持つ複数の音を同時的に鳴らすことで聴者は和音を感じる。 部品: 音価 1つの音の長さ。音楽に置ける時間的な単位。ある音を1秒間鳴らすのと、5秒間鳴らすのとでは音に対する聴者の印象は異なる。同一または異なる音価を持つ音を組み合わせることで旋律や和音や律動を作る。 部品: 音量 音の大きさ。ある音の音圧が大きいほど聴者はその音を大きく感じる。音圧が小さい音を人の聴覚は感知出来ないが、音圧が大き過ぎる音もただの衝撃としか感じないので肉体では感じるものの聴覚では感知出来ない。音楽においてはこの音圧を演奏などによって操作することを音量と呼ぶ(デシベルという言葉でも呼ぶ)。様々な音量で音を奏でることで感情表現をしたり、音楽に彩りを与える。 部品: 音色 同じ音高/音価/音量を持つ音でも音色が異なれば聴者には違った印象を与える。音色はある音(振動)をなんらかの装置により波形に視覚化した際に確認出来る形の違いである。この波形が異なることで同じ音高/音価/音量を持つ音でも聴者はそれぞれを異なる音と捉える。音楽の実践ではさまざまな楽器を使うことや、異なる知的生命体が音を発するでこれを得る。複数の異なる楽器や知的生命体が同じ音高/音価/音量を持つ音を奏でても楽器本体の構造や知的生命体の個体差、音を発生させるメカニズムが異なるのでその波形も変わる。故に音色も変わる。また音を何らかの装置で加工処理することでも、同じ音高/音価/音量を持つ音でも聴者にはそれぞれ違う音に聞こえる。 部品: 律動 リズムとも呼ばれる。ある時間内における、規則的あるいは不規則的に現れる聴覚的に目立つ部分の連なり。時間経過に従いながら規則的にあるいは不規則的に音量、音色、音高、音色が同一のものを鳴らすことで、あるいは異なる音高/音価/音量/音色を持つ音を、時間経過に従いながら意図して聴者に目立たせるように鳴らすことで、音楽に規則的あるいは不規則的な動きを与えるのが律動である。 部品: 仕事 様々な楽器を製作する職人であり、それに伴い故障した楽器の修理や調整も行う。楽器を量産する場合もあれば、1人の奏者のためにオーダーを詳しく聞きながら楽器を製作/調整する場合もある。 部品: 専門性 各々の職人ごとに専門の楽器がありその範疇を超えることは安易ではなく、例えば同じ弦楽器であってもギターの製作者が品質のあるヴァイオリンを制作することはとても難しく、両方を同じ質で作ることが出来る職人は大天才である。それどころかヴァイオリン属の製作職人が(同じヴァイオリン属である)ヴァイオリンとコントラバスを同品質で作ることは難しくこれを出来る者は相当な腕前と才能がある者である。もし管楽器と弦楽器を同じ高品質で作れる者がいるのならば、それは歴史に名を残す天才である。故に職人が制作する楽器の専門化が進み、同じ楽器に限定するならば高品質の楽器を作り出す者がいる。 部品: 倫理 この職業に就く者は、音楽を奏でるに相応しい質を持った楽器を製作することは旨にしていることはもちろん、故障のし易い楽器などを作って演奏中に奏者が怪我をすることのないように、安全な楽器を作ることを心がけている者でなくてはならない。 部品: 教育と学び 楽器制作者として自分の技術に満足することなく、楽器の質の向上を目指すのは勿論だが、親方は弟子の技術や知識や倫理観の向上に努める者でなければならず、弟子もそれを学び取ろうとする者でなければならない。 部品: 楽器製作 楽器製作職人の主な仕事である。それぞれ(親方/工房)が専門とする楽器を持っており、それを製作する。基本的には質が高い楽器ほど作るのに手間が掛かるので製作期間も長くなり価格も上昇する。故に初心者用のあまり質の高くない楽器制作を専門とするところや、高品質の楽器制作を専門とするところなどに分かれているが、大きな工房では両方をまたはその中間を伴って製作する場合もある。 部品: 修理 楽器を製作するということはもちろん、その修理も行う技術を持っているということである、こちらも勿論それぞれの楽器製作職人が専門の楽器を持っている。 部品: 調整 使用された楽器の音程の調整や、各種パーツの付け替えによる操作性の向上や音色の変化を目的とした改良を行う。調整にももちろん専門的な知識が必要となる。 部品: 親方 工房の主であり、弟子を束ねて楽器を製作する者でもある。10年以上の修業と実務の末になることの出来る者であり、小さな工房では1人から数名の弟子、大きなところでは数十名の弟子を使い、自らがその腕を振るうのはもちろん、弟子を監督しながら、己が専門とする楽器を製作する。故に楽器製作者としてだけではなく弟子を育成する心意気や倫理観がある者でなければならない。 部品: 弟子 親方に仕えて楽器を製作する者である。親方に任された工程を担当し、腕が上がるごとに重要な工程を任されることで一人前の楽器製作職人へと成長していく。日夜楽器製作の修業に勤しむ者である。詩歌藩国立イリューシア音楽院が設立されてからはここの楽器製作学部を卒業した者、あるいはそれと同等の実力のある者がこれになることが多くなった。そして実力はなくても楽器製作に対する情熱と心意気がある者が採用される場合もあるが、1番下っ端からの採用であり、一人前になるのは安易ではない。 部品: 1人親方 楽器製作者は親方と弟子ばかりではなく、弟子を取らずに1人で黙々と楽器を製作する者もいる。言わば1人親方である。時として親方につかずに始めからこちらになる者もいるが、楽器製作職人は奏者からの評価と信頼を得ていかなくてはやっていけないのでその道は安易ではない。1人で楽器を製作する故に楽器の生産数はかなり少なくなるが、そのこだわりから高品質の楽器や特徴的な楽器を製作する者がいる。 部品: 環境 楽器製作に適した環境の建物。製作の際に生じる騒音や試奏の際の音が出ても近隣住民から文句のでない人里離れた場所や工業地帯に建てられていたり、あるいは住宅街にある工房では防音がしっかりと施されている。 部品: 倉庫 楽器製作には様々な材料が必要になる。それに適した保管庫である。適切なスペースがあるのはもちろんだが、例えば木材ならば湿度の管理、金属ならばこれが錆びないようにするなどの設備を設置されている他、親方や弟子たちによる管理もされている。もちろん材料が盗まれないようにその扉には鍵がかかっており、工房関係者しか開閉出来ない。 部品: 器具 楽器製作はさまざな器具を必要とする。一般的な工具はもちろん、専門的な道具が必要な場合があり、それらを購入したり、楽器製作職人自身が自作することで、工房に取り揃えている。 部品: 発展 楽器製作の進歩は一代ですぐさまどうこう出来る物ではなく、多くの楽器製作職人の経験と知識の共有や研究によって成し遂げられるものである。それらを後進に受け継がせることが楽器製作の進歩の方法である。 部品: 工房継承 親方と弟子を有する工房は、親方が死去する際や引退する際に、弟子に工房とその名を譲ってもよい。こうすることで楽器製作の知識や環境を継承していく。またこのことで工房のブランド化も計れる。工房のブランド化は楽器の質の維持と音楽産業共に重要なことである。 部品: 暖簾分け 親方に認められた弟子は、工房の名前や親方の名前の一部を継いだ自らの工房を開業しても良く、そのことを宣伝しても良い。この際には弟子を取ることも出来る。このことで楽器が様々なバリエーションを持って発展し、また様々な地域にも広がっていく。 部品: 国立教育機関 詩歌藩国立の教育機関。詩歌藩国の吟遊詩人たちによって脈々と受け継がれてきた音楽という文化/伝統の保護と、国の内外、新旧を問わない音楽を受け入れ、創作や演奏技術の研鑽をし、また音楽を通じての教育、心身の治癒効果にも着目し深く関わることでその進化を目指す。そういった音楽の芸術/娯楽/教育/治療としての進歩を通して、音楽で世界の人々を癒し生活に潤いを与えること、また藩国の産業として発展させ、音楽を通じて社会に貢献する人物を育成することを目的に、詩歌藩国の王都イリューシアに設立した。 部品: 活動理念 音楽を通じて人々を癒し人生を豊かにする人材を育てること。音楽産業で活躍する人物を育てること。なによりも音楽は人々またはそれに準ずる感受性のあるものたちを癒しその生活を豊かにするためにあるので、それに反した行いを決してしないこと。音楽に関わる者にそういった倫理観を学ばすこと。音楽をなんらかの方法で悪用するものが現れたときにそれに法的または作品を作ることで対抗出来る者を育てること。また音楽教育の機会を性別/種族/年齢/出身問わず公平に与えることを理念とする。 部品: 運営費 音楽院は国費、学費、寄付をもとに運営している。その比率は国の経済状況によって変り、1年間の予算が余った場合には貯蓄し国の経済状況が甚だしく悪いときなどに運営費として使用する。国立教育機関なので学生の教育を第一にしており、故に国の経済状況が悪い時でも閉鎖などはしないが、大不況や戦争やそれに準ずる状況のときは理事長を務める詩歌藩王の判断によってはそれもありうる。また運営費に関する不正/汚職/横領がないように検査/監査する(それぞれ大部品:役員、大部品:音楽院規定を参照のこと)。 部品: 校則 イリューシア音楽院の生徒は国立音楽院の名前を背負うに相応しい行動や振る舞いをすること。公共の場で人の迷惑になることはしないこと、国立音楽院生徒の立ち場を悪用しないこと、法に背くことを行うことは言語道断である。音楽を愛し音楽で人を癒し感動させ生活に潤いを与えるべく勉学に励むこと。生涯通して音楽を人の苦しみや苦痛に寄与するためには使用しないこと。 部品: 罰則 イリューシア音楽院生徒はこの学院に所属しているうちは、学院の内外問わず人に迷惑をかける行いをした際に学院からの罰を受ける。音楽院の教職員によって構成された賞罰審議会(大部品:大学人事図、内の部品:運営及び賞罰報告審議会を参照のこと)によってその度合を裁定する。軽いとみなされたものは面談のあとで反省文の提出を求める。罪の度合が高いと判断されるごとに、謹慎やボランティア活動への参加、休学、退学、除籍と処罰が重くなる。悪質な行為の場合は除籍の上、警察への届けで、起訴などの法的手段をとる。これを行った者が留学生の場合は、留学生の出身国の担当者と審議の上で同等の措置をとる。 部品: 報賞 イリューシア音楽院の生徒が立ち場に相応しい活躍や、社会に貢献した行動をしたと賞罰審議会が判断した場合にはその生徒に報賞を与える。著しい活躍/社会貢献をした者は音楽院の行事の際に壇上で表彰する。またこのことを外部の新聞社などにも発表する。金銭の授与は行わない、あくまでも名誉的な報賞ではあるが、これを受賞した生徒は就職の際などに利用して良い。生徒本人から求めがあれば音楽院が受賞の証明書を発行する。 部品: 概要 性別年齢出身問わず、音楽の道を志し、音楽を人の癒しのために、芸術や娯楽として発展させる者、また古くからの音楽文化を守らんとする者を音楽院は広く受け入れている。イリューシア音楽院に通うのはそういった生徒たちであり、日夜音楽の技術や知識を研鑽し、世に出るために勉学に励む心豊かな者でなくてはならない。 部品: 4年制 音楽院は4月から翌年3月までを1年の課程とした4年制を採用している。生徒は4年間の通学のあいだに各々が選択した学部の講義や日々の自己研鑽や生徒及び教職員との交流や実践の場に参加するなどして音楽の演奏/知識/その実践方法を学ぶ。そして4年間の通学をもって卒業資格を取得でき、その期間を通じて学生は各々が選択した学科のプロフェッショナルとして活躍可能な技術や知識を習得する。しかし卒業/進級試験の結果の留年や、飛び級試験の結果による飛び級もあるので必ずしも4年間の通学になるとは限らない。またそれとは別に本人の希望により入学した年を1年目として8年間までは大学に在留できる。また冬期と夏期にはそれぞれ一ヶ月ほどの休暇期間を設けている。 部品: 学費 学費は前年の藩国民の年収の中央値を鑑みて、一般家庭の子供が無理なく進学出来るように設定されている。しかし他の教育機関とくらべて極端に安くならないようにも調整されている。これは運営費を(他の教育機関と比較して)極端に減らしてそのことで、教職員の給与が減少することで起こるであろう教職員の質の低下を防ぐためである。 部品: 滞納への対応 生徒は年度初めの一ヶ月間のうちに前期の授業料を、その半年後の一ヶ月間のうちに後期の授業料を支払わなくてはならない。これを滞納した生徒は除籍となる。しかし性別年齢出身問わず様々な生徒を受け入れているイリューシア音楽院では教育機会の平等を保つため、生徒の経済状況を考え、教職員による学費を滞納した生徒への面談を行い、事情を聴き取り経済に関するアドバイスをしながら、授業料滞納も仕方ないと判断した場合は、2ヶ月から半年までの支払期限の引き延ばし、及び分割払いに応じる。またこうした生徒には学費免除試験を受けることを積極的に勧める。こうすることで様々な経済状況にある生徒たちの教育の機会平等を維持する。 部品: 開かれた門 音楽院への入学は性別/人種/年齢/出身問わず多くの人々に向けて開いている。これは活動理念である教育機会の公平を実現するためである。しかし適宜行われる試験や進級試験の合格基準は厳しく、勉学に勤しむ者でなくては突破することができない。入るは容易く出るは難しく、である。 部品: 入学試験 イリューシア音楽院は教育機会の公平という理念のもとに門を広く開いてはいるが入学試験はある。ここでは主に面接により、他人の心身に暴行を加えるような甚だしく素行の悪い者や集団生活が徹底的に不可能だと判断された者が落とされる。 部品: 卒業/進級試験 卒業および進級するためにはこの試験に合格しなければならない。試験に落ちた者は留年となる。各学部により実技や筆記試験、論文提出や実地試験そして面接(その複合)など形式は異なる。合格基準は厳しく、イリューシア音楽院の学費の安さや入学のし易さは藩国内外に有名だが、こちらもよく知れた話しである。これは音楽院では教育機会の公平や生徒の自主性を重んじているが、そのことにより教育機関として名前だけの骨抜きにならぬように、また卒業後に生徒がきちんと活躍できるようにするための措置である。 部品: 学費免除試験 才能のあるもの、および家庭の財政が芳しくない者のために学費の半分を免除、及び全額の免除をする。その対象者を決めるための試験である。半年に1度開催する他、入学の際にも開催し、音楽の才能はあるが貧困のなかにある者の成長を手助けする体制を取っている。この試験では実技の他に面接が重視される。全額免除される者は1学年に数人であり、半額免除される者もその2、3倍程度に留まっている。 部品: 飛び級試験 年度末に行うこの試験により同学年の生徒よりも著しく成績が良く、あるいは1芸に突出していると判断された者は翌年の教育課程を飛ばし進級することが出来る。最短で2年で卒業出来る(1年生→4年生)。ただしこの試験に合格する者は極稀であり、音楽院を2年間の通学で卒業する者は10年間に1人出れば良いほうである。 部品: 留学生の受け入れ イリューシア音楽院では音楽を学びたいと外国から希望する者を広く受けれている。その際には留学生が音楽院での生活に馴染めるように心身の健康面や生活/文化的な齟齬のケアを専門家が行う(部品:留学生サポーターを参照のこと)など受け入れ体制を整えている。 部品: 生徒会 イリューシア音楽院は生徒の自主性と責任を重んじており、故に生徒たちを束ね学生寮などの自治を行い、生徒たちの声を代表する生徒会を結成することを推奨している。生徒会の人員は音楽院在学中の生徒のみであること、代表とする生徒会長1名と、副生徒会長2名、会計や広報係などの補佐を置くこと、会長と副会長の役割を負う者は全生徒による無記名の投票でもっとも多くの票を取った生徒に決めること、任期は1年とすることを求めている。要求を満たした生徒会組織は理事長及び学長がその存在と校内での活動を承認する。生徒会長や副会長は運営及び賞罰報告審議会への参加を要請されることもあり、そこで全生徒を代表した意見を発言するなどして、日頃から教職員と意見を交換し、学生寮の生徒による自治など、生徒たちが健やかに自立した学生生活を行えるように努める者でなくてはならず、その限りにおいて生徒会は教職員に必要な要求を行うことができる。また生徒会組織は1つのみでなくてはならない(複数の生徒会組織の乱立は認めない)。 部品: 制服とは 音楽院では正装として制服を定めている。主に学内行事やコンクールへの参加の際に着用するが、普段から制服を着用する生徒も多いようである。デザインは全体的に水色を配色している。 部品: コート 詩歌藩国の寒さにも耐えることが出来るコート。男性用のものはインバネスタイプのコートで、女性用のものにはショートケープがついている。 部品: 夏服 北国とはいえ夏には暑い日も存在するため、夏服も用意している。男女共に上着は半袖のブラウスであり、女性用のものは冬服のブラウスと同じく袖がバルーン状に膨らんでいる。ボトムスはスラックスとキュロットとスカートがあり、こちらも各員が自由に着用を選択できる。冬服と同じく首にはアスコットタイを巻く、しかし正式な行事以外では暑さのためか外してしまう者も多い。また季節によっては夏服のブラウスと冬服を組み合わせて着用する生徒もいる。 部品: 冬服 主に冬に着用する制服。男女別デザインのものと、男女共有のブレザーがある。首にはアスコットタイを巻く。男女共に上着はベストにブラウスであり、女性用のブラウスは肩から肘にかけてバルーン状に膨らんでいる。男性の袖はストレートでありアームベルトを付けている者もいる。ボトムスはスラックスとスカートを用意しており各員が自由に着用を選択できる。ブレザーは男女共用であり改まった行事での着用を推奨している。 部品: 私服 生徒には受講なども含めて私服での学園生活を許可している。もちろん公序良俗に反しないものに限るが、生徒の個性と自立性を認めているので細かな規定は無い。 部品: 式典 入学式/卒業式/始業式/終業式のことである。教職員のほか、通常は学長も参加しまた入学式と卒業式では理事長も参加し訓辞や式辞を読み上げる。その他に生徒たちによる演奏も行われ、日々の研鑽の発表の場にもなっている。 部品: 創立記念祭 イリューシア音楽院の創立を記念して5月に行う。新入生の歓迎会も兼ねており、各学部の優秀者は演奏や発表/実演を披露する。 部品: 夏至祭 音楽院の夏期休暇中に行われる夏至祭では、神殿や劇場などで生徒による演奏や歌唱が行われるのが恒例となっている。音楽の実地を学ぶ場としてはもちろん、プロとの共演もありそこから多くのことを学ぶ生徒も多い。 部品: 夏期休暇/冬期休暇 音楽院では夏期と冬期それぞれに一ヶ月ほどの休暇期間を設けている。学生寮に暮す生徒には帰郷を促し家族との交流を持つことを推奨している他、季節ごとの祭りに参加し音楽の実地を学ぶことや、休暇を利用しての集中的な練習や勉強、旅行を通じて心を豊にすることを推奨している。また経済的に困窮している生徒には健全なアルバイトを紹介することもしている。 部品: 収穫祭 秋の収穫祭には詩歌藩国の内外から著名な音楽家を招いて、演奏会を行う。一方で藩国の吟遊詩人たちの多くは地元の収穫祭のほうに出演している。 部品: 実地研修 各学部で学ぶ生徒はそれぞれに見合った実習や臨床、企業へのインターン、楽団の手伝いやエキストラなどに参加することで音楽の実地を学ぶ。また夏季/冬季の休暇にあわせて藩国内外の祭りや行事に参加するフィールドワークも行っている。後者は自由参加だは毎年参加する生徒は多い。 部品: コンサート イリューシア音楽院では年間を通して様々なコンサートを行っている。音楽院が主催するものや教員たちによるプロフェッショナルのもの、生徒たちが自主的に企画運営するものや、教員と生徒が協力して行うものまでさまざまである。それらの多くを音楽院外の一般の人々に公開している。また生徒たちは音楽院外のファミリーコンサートや慰安演奏会、音楽会やコンクールにも積極的に参加している。 部品: 一般人を対象にした講座 開かれた公平な音楽教育を旨とするイリューシア音楽院では、学生ではない一般の人々を対象とした音楽教育も行う。その種類は楽器演奏から作曲、あるいは音楽療法と多くあり、期間も最短は1日のものから最長で1年のものと幅が広い。無料で参加出来るものもあるが、期間が長いものほど受講に掛かる金額も増える。その収入は音楽院の運営費に充てる。この行いは藩国の伝統文化を一般大衆に広め絶やさすぬため、そして音楽の素晴らしさ楽しさを広めるためでもある。またこの講座を行う講師は音楽院の教職員のほかに生徒が担当することもあり、有料の講義で生徒が講師を勤めた際には一般のアルバイトと同様の金銭を生徒に授与する。また講師役を務めた生徒には、生徒が受講している学科そして担当した講座の内容によっては単位の取得を認める場合もある。 部品: 音楽院公開ツアー 音楽院の活動を一般に広く認知させるために、また地域との交流をするために授業や生徒の暮らしを半年に1度ほど一般の人々に公開する。参加希望者は申し込みをすることでツアーに参加することができる。また音楽院では教員や生徒たちによる多くのコンサートを開催しており、こちらも一般の人々に公開することが多い。なお国内外の情勢により治安の悪化がありテロや犯罪などが懸念される場合は中止する。 部品: 音楽(産業)の普及 音楽教育の他に、音楽文化を藩国内外に普及させる活動も行う。普及のために国内外で音楽院主催あるいは地域や企業と提携したコンサートやシンポジウムを開く。またそういった場で音楽産業発展のための会合なども開く。 部品: 音楽文化の保守と発展 詩歌藩国の音楽文化は吟遊詩人たちによって脈々と受け継がれながら発展して来たものであり、その歴史/伝統の保守や研究を行いこの文化を守る。また保守的になるだけではなく藩国内外の音楽を取入れ研究し音楽の発展、新しい音楽の創造に寄与する。 部品: 地域との連携 王都イリューシアに居を構える音楽院は地域住民と連携し、学生の生活が滞りなく行われるための活動、地域文化発展のための活動をしている。具体的には(勉学に影響がでない範囲での)アルバイトの紹介や、学生向け娯楽の紹介。地域の催しや行事への学生楽団の積極的な参加などである。 部品: 理事長 音楽院の実質的な長である。現在は詩歌藩国の藩王である九音・詩歌が勤めている。音楽院に出向くことは少なく、実務は教職職員に任せ、音楽院の長としての実務も学長が行っているが、理事長の権限は多大であり、学校の運営、未来について大きな影響力を持っており(詳しくは部品:運営及び賞罰報告審議会、部品:序列を参照のこと)単独での決定権を持つ。これはイリューシア音楽院が国立の教育機関であることに加え、将来活躍する国民や音楽に関わる者を育てる役割を持つ教育機関の責任として、音楽院及びそこに勤める者と生徒たちがそこから逸脱したり暴走しないようにするための措置である。また音楽院の年間行事の際にはこれに参加し、生徒や教職員たちに祝辞や労いの言葉を与えたり場合によっては表彰を行うことがある。理事長は音楽と音楽院の生徒と教職員たちを愛しこれらを行う。給与は無給。将来的に理事長の役職を他の者に譲ることも視野に入れてはいるが現在はまだその時ではない。その際には理事長の権限は現在よりも制限され給与が発生することも予定している。 部品: 学長 音楽院の長である。九音・詩歌により現在は寅山日時期がこの役職に任命されている。毎日ではないものの頻繁に音楽院に出向き長として諸々の決定の承諾や対応、年間行事への参加などの実務を行う、また講義を持つこともあり、音楽を制作することの出来るスタジオも有している。学長は音楽と音楽院の生徒と教職員たちを愛しこれらを行う。理事長に次いで権限を持ち(詳しくは部品:運営及び賞罰報告審議会、部品:序列を参照のこと)運営及び賞罰報告審議会で決定された意見や方針の承認や否定、再審議の要求などを行う権利を持っている。その理由も理事長と同じく音楽院を国立の教育機関として保ち発展させていくためである。給与はこちらも無給。将来的には学長の役職を他の者に譲ることも視野に入れてはいるが現在はまだその時ではない。その際には学長の権限は現在よりも制限され給与が発生することも予定している。 部品: 教授 実際に生徒たちと対面し講義やゼミを受け持ち教育を行う者。また一般人を対象にした講座でも講師を務めることがある。音楽の研究者、制作者でもある。准教授の中からこの立ち場に相応しい音楽と教育における技術と倫理観を持っている者に与えられる役職であり、通常は各学部に1名ないし2名の定員が定められている。またこれに相応しいと判断された外部の者が任命される場合も、すでに他の教育機関でこの役職についている者のなかから国立教育機関の教員に相応しいと判断された者が任命される場合もある。なににせよ狭き門である。准教授と比較して教育者としての責務も重くなるが、給与や待遇の面では准教授よりも厚遇され、自己の研究や音楽制作にも集中しやすい環境を音楽院が提供する。またこの地位を名に冠して書籍を発表することも認められている。しかしその旨とするところは生徒の教育と成長であり、研究や文筆への没頭からそれらが疎かになってはいけない。甚だしい場合は運営及び賞罰報告審議会にかける(詳しくは部品:罰則、部品:賞罰報告審議会を参照のこと)。 部品: 准教授 教授と同じく生徒たちの教育を行うものであり、一般人を対象にした講座の講師も務めることがあり、音楽の研究者/制作者でもある。また教授を補佐する役割も持っている。定員は各学部の規模により変動する。将来的に教授に相応しい音楽と教育に関する技術と倫理観を持つに至るであろうと判断された者が任命される。教授と同じく外部から任命される場合もある。この時点で相当な(音楽と教育に関する)実力者でなければならず、教授の下の役職といえでもやはりこれになるのは狭き門である。給与や待遇は教授よりも劣るものの、まっとうな給与と福利厚生が提供され、研究及び音楽制作環境が与えられる。役職を冠した書籍を書くことも許されている。しかしその旨とするところはやはり生徒の教育と成長であり、研究や文筆への没頭からそれらが疎かになってはいけない。甚だしい場合は運営及び賞罰報告審議会にかける(詳しくは部品:罰則、部品:賞罰報告審議会を参照のこと)。 部品: 技術 教授および准教授に就く者は、音楽院を卒業した者(または同等の実力のある者)がその後10年以上音楽を日常的に実践して得た演奏や音楽制作(及び教育や医療)の技術(あるいは期間が10年より短くともそれと同等の技術)、またはそれと同等の技術を持っていなくてはならない。これを持っている者がこの職務に任命される。 部品: 倫理 生徒と対面し音楽家として、そして人としての成長を導くことを旨とする教授/准教授は、教育者として相応しいまっとうな倫理観を持っていなくてはならない。また音楽に対してもこれを悪用せず音楽で人の人生に潤いを与えることや癒しを施すことを旨とする者でなければならない。これを持っている者がこの職務に任命される。 部品: 経験 将来、多角的に音楽に関わる者を育てる教授/准教授は、1人の人間の成長を導く者として、論理や机上の空論ではなく、音楽家としての経験を多く積んでいる者でなくてはならない。例えば演奏家ならば舞台に多く立つことであり、音楽療法士ならば臨床の経験である。これを持っている者がこの職務に任命される。 部品: 研究 教授および准教授は教育者の他に、音楽の研究者/制作者という一面も持っている。音楽を生徒に教えるだけでなく、日夜自己の技術を研鑽し、新しい音楽や古典的な音楽の研究や、音楽を使用しての心身の治癒など、各々の分野の発展に貢献している。 部品: 事務部 音楽院の運営に関する書類の作成や整理/保管などを担当する部署。また多くの場合で生徒が音楽院に対して行う諸々の申請や依頼や相談の窓口にもなっている。生徒の個人情報や通学状況、また各種施設の利用状況の管理も行っている。 部品: 総務部 音楽院の運営が問題なく行われるように、細かなものから大きなものまで様々なことを担当する部署。電球の交換と補充などの備品の管理、年間行事や式典に使用する会場の準備などもこの部署の担当である。校内の清掃を受け持つ清掃課、校内の警備を担当する警備課は総務部に属している。 部品: 清掃課 音楽院の環境と衛生を守る課であり、総務部に属している。日常的な校内の清掃から、校内美化キャンペーンの計画と実践なども担当している。また一般教養課程で衛生に関する授業を受け持つこともある。 部品: 警備課 音楽院の運営が問題なく行えるように、校内の警備を担当する部署。法的な警察力は持っていないが、校内の警邏や、不審者を発見した時の拘束、その後の適切な組織への身柄の引き渡し、部外者が来校する際の管理、生徒及び教職員への防犯・注意喚起などを行い、不測の事態から音楽院関係者を守る。学生寮が校内にあるイリューシア音楽院では適切な人員と人数を配備し24時間学生と教職員の安全を守っている。また音楽院公開ツアーや校内でのコンサートなど来校者が多くなる催しでは事前に警備計画を考案することで安全への対策力を高め、年間行事や入学/卒業などテロなどに狙われる可能性のある催しの場合には、警察などと連携して防犯力を高める。また学生及び教職員に対して防犯に関する講義を行うこともある。 部品: 経理部 音楽院の財政を担当する部署。運営費の管理、収支の記録、収支の予想による運営計画の作成と提出、また職員の給与や生徒の学費の管理、財政において官庁や外部機関との連携などを担当している。また一般教養課程で経済に関する授業を受け持つこともある。 部品: 法務部 音楽院の行いが法令に適っているのか審査し訂正する部署。また他の部署が法的な知識を有する行いをする場合、法的な書類及び行動が必要な場合は連携してことにあたる。また外部から法的な訴えがある場合にも対応する。生徒及び教職員に一般的な法律や法令遵守に関する講義を行うこともある。 部品: 人事部 教職員の人事を担当する部署。しかし実際の人事権は運営及び賞罰報告審議会が持っている(最終的には理事長がこれを持っている)ので、この部署が行うのは人事図の把握や労務管理である。また音楽院の諸々の部署が求人を行う際には、人事部がその情報を音楽院内外に告知する。 部品: 広報部 音楽院の運営に関する諸々の告知を内外に向けて行う部署。音楽院外部への受験や年間行事に関する告知や歳時記のお知らせ、各部や教員が公開/募集する情報の学生や教職員全体への告知も行う。またそれに対する反響や意見も汲み取り、他の部署や教職員と共有する。通信社や新聞社や企業や教育機関との連携を取り内外の情報の共有なども行う。音楽院外部からの連絡対応窓口でもある。外部機関との連携調整を専門的に行う外部機関連携調整課はこの部署に属している。 部品: 外部機関連携調整課 広報部に属している。日常的に外部機関や地域との情報共有や連絡網を形成し、音楽院と様々な外部機関及び地域が連携してことを行う際に、それらが順調にいくように働く。 部品: 購買部 学内にある売店を運営する部署。学生生活に必要な日用品や雑貨、また教科書に指定された書物やその他勉学に役立つ書物、 公序良俗に反しない遊具や娯楽物や医療品などを管理/販売する。 部品: 就職部 生徒の卒業後の進路に関する諸々を担当する部署。企業による求人や、楽団のオーディションなどの告知を生徒に対して行う。また就職に関して生徒の相談に乗り希望に適う求人情報を知らせたりアドバイスをするなど、企業と生徒の橋渡し役を勤める。 部品: 養護教諭 学生及び教職員の健康管理などを受け持つ。保健室が校内にあり、校内で怪我人や急病人が出た場合は初期対応も行う。重篤である場合など養護教諭だけでは対応出来ない場合は外部の医療機関へと患者を送る。生徒及び教職員に対する健康促進キャンペーンや、医療機関と連携して教職員の健康診断も定期的に行う。また一般教養課程で保険の授業を受け持つこともある。 部品: 調理師 音楽院には学生及び教職員が利用可能な学生食堂がある、そこで飲食物の調理を受け持つ。食料や食器や調理器具の受注や管理を行い、栄養士と連携して健康な生活を営むために必要な栄養素を摂取出来るレシピや献立の作成も行う。また一般教養課程で食生活に関する授業を受け持つこともある。 部品: 栄養士 音楽院には学生及び教職員が利用可能な学生食堂があり、そこで提供する飲食物の栄養管理を行う。飲食物が安全で健康な生活を営むために必要な栄養素を持っているか、栄養が過多になっていないかを判断してレシピや献立の作成に関わる。また保険医と連携して健康促進キャンペーンも行う。また一般教養課程で栄養学に関する授業を受け持つこともある。 部品: カウンセラー 生徒及び教職員の心身の健康や、学生生活や経済状況に関する不安や疑問、いじめやハラスメントの訴え、その他諸々の悩み事の相談にあたる。相談内容を他人に漏らしてはならない守秘義務があるが、相談内容が深刻な場合にはその他の部署や医療や法や警察などの外部機関と連携して悩みの解決に対応する。 部品: 留学生サポーター 音楽院では他国からの留学生も受けており、この役職に就く者は留学生が健全な学生生活を行えるように諸々のことに対応する。留学生向けのパンフレットや詩歌藩国での生活に関する指南書の作成と講義、留学生の相談への対応などを通じて留学生が安心で安全な学生生活を行えるように手助けする。 部品: 教員理念 音楽を愛し、音楽で人の心身の深い部分を癒し、人々の困難な人生を音楽で励まし、その活動を芸術や娯楽とすることを旨としながら多角的な音楽活動を行い、国立音楽院の教員を務めるに相応しい技術と知識を持つ者を任命する。教員は国立の教育機関の名をその背中に背負っていることを忘れてはならないのは無論、生徒たちの模範になる人物でなければならず、生徒たちの音楽的そして人間的な成長に、また音楽の研究に心を砕く者でなければならない。 部品: 職員要綱 音楽院運営の諸々の実務を行い、生徒が安心して勉学に励み、卒業後は世に羽ばたけるように多角的にサポートするのが音楽院職員の役目である。国立の教育機関の運営の実務を預かるに相応しい各部門の専門的な能力、そして倫理観がある者をこれに任命する。 部品: 給与および福利厚生 同等の教育能力や規模を持つ一般の教育機関に勤める教職員に支払われる給与よりも、イリューシア音楽院に勤める教職員に支払われる給与は低い。しかし教職員にはその肩書きでなんらかの形で音楽で発表/発売することや書籍を書くことや研究結果を公表することを許可しており、その売上げを収入にして良い。しかし発表/発売のまえに学長か理事長の許可を取ること(部品:理事長、部品:学長を参考のこと)。また給与が低い反面、一般の教育機関に勤める教職員に施される福利厚生よりも、イリューシア音楽院に勤める教職員に施される福利厚生は手厚く、病気や怪我を含む各種保険や退職後の待遇や、休日、特別休暇などはしっかりと設けられている。 部品: 教員への罰則 イリューシア音楽院に勤める教職員は、音楽教育に身を捧げるものとして、その実務を行う者として、また人として生徒たちの模範になる人物であろうとする者でなければならず、学園の内外問わず人に迷惑をかける行いをした際には罰を受ける。生徒に対して教職員という立ち場を笠に着た過度な要求や行動(セクシャルハラスメントやパワーハラスメントと呼ばれる行為などのこと)をしたと判断した場合にも罰を受ける、これはもちろん教職員間のハラスメントにも適用する。またその立ち場を利用した不正や汚職、横領などが発覚した場合にも罪を受ける。その判断は音楽院の教職員によって構成された賞罰審議会(大部品:大学人事図の部品:運営及び賞罰報告審議会を参照のこと)によって行われる。軽いとみなされたものは面談のあとで反省文の提出を求める。罪の度合が高いと判断されるごとに、謹慎やボランティア活動への参加、休職、減給、退職、解雇と処罰が重くなる。悪質な行為の場合は解雇の上、警察への届けで、起訴などの法的手段をとる。これを行った者が海外に籍を置く教職員の場合は、その国の担当者と審議の上で同等の措置をとる。 部品: 運営及び賞罰報告審議会 イリューシア音楽院の運営に関する取り決め、及び生徒/教職員に対する賞罰の授与/執行を審議する会合または審議会(以下、会合とする)。運営に関する諸処の出来事の決定及び業務その他の報告のために四半期に1度以上行う。また生徒及び教職員への授与/執行を行う必要がある際にも行う。人事に関して准教授の教授への昇格や、教授長、各課の課長職に昇格する者の決定、教員の採用決定もここで行う。参加者は通常の場合、学長と教授、そして職員の各課の課長及びこれと同等の権限を持つ人物である。理事長本人が参加を希望する場合、及び参加者が理事長に要請しこれを理事長が受領した場合は理事長も会合に参加する(各役職についてはそれぞれの部品を参照のこと)。理事長の参加を拒否する権利は誰も持っていない。場合によっては1名から数名の参考人や、外部のアドバイザー、監査機関の人員、生徒会の会長及び副会長の参加を要請する。会合を開く際は事前に日程が告知される。会合当日にその場に居ない者は欠席扱いとするが、事前に自分の意見を執筆し当日に審議長(部品:序列を参照のこと)が読み上げることで己の意見を発表出来る、また事前に投票(これについてはこの項で後述する)をすることが出来る、これは理事長も同等である。運営に関する取り決めや生徒及び教職員への賞罰の授与/執行の認否は会合参加者たち(参考人、生徒会の人員は除く)による無記名の投票により行われる。過半数以上の票を得たものが会合によって決定された教職員の方針や意見となる。最終的な決定は学長の承認によって行われる。学長は会合によって決定された意見を否認した場合、会合に再審議を要求することが出来る。運営に関する重大な取り決め(年間の運営費や計画、それ以上の長期的な計画、音楽院の建物の増改築、新築、規模拡大など)、生徒及び教職員に対する賞罰の授与/執行の度合が重いもの(国を上げての褒賞授与や生徒の退学/除籍、教職員の退職/解雇そして法的措置の決定)の決定、教職員人事の決定には学長の承認ののちに理事長の承認も必要となる。また理事長はイリューシア音楽院に関するすべてのものごとに対して、単独で決定/否定する権利を有しており、これにより国是と教育の連携、または校内や会合で紛争が起った際には解決することが出来る。これは会合での決定や学長の承認も必要としない。 部品: 序列 イリューシア音楽院の序列は、その長に理事長を置く、次いで学長を置く。この2名は役員であり教職員の長として音楽院運営の諸々に関する決定の権限を持っている。教員の役職は教授を長に起き、次いで准教授を置く。職員は各課の課長を長に起きそれ以下は各課の規模によるが一般的な会社組織の役職序列に則り役職名と権限を与える。教授と課長たちの中からそれぞれ会合での審議により決定され学長及び理事長により承認された者を教員長、職員長と認め、それぞれの役職の代表者とする。運営及び賞罰報告審議会の会合を取り仕切る審議長は通常学長が勤めるが、理事長が参加している場合は審議長を勤めてもよく、また役員が不在の場合は教員長/職員長のどちらかが勤める。 部品: 外部監査の受け入れ イリューシア音楽院は外部の監査組織による不定期な監査を定期的に受ける。その対象は広く、教職員の汚職/横領や生徒及び教職員へのハラスメント、教育機会の公平さ、法令遵守、教育内容、生徒間のいじめ問題、生徒の自治の正当性などにおよび、それぞれを専門的な組織及び専家が担当する。このことで問題の隠蔽を防ぎ早期発見をし問題が深刻になる前に早急な対応を行う。 部品: 監査結果の公開 監査結果は取りまとめ、希望者には公表する。そのことで国立教育機関としての透明性を保ち、設立当初からの理念を守り続ける。 部品: 演奏学部 弦楽器、吹奏楽器、打楽器、鍵盤楽器、電子楽器などの様々な楽器、現代音楽からポピュラーミュージック、そして古学までの様々なジャンルの音楽の演奏技術と知識を教える学部。各楽器の専門コースを設置しており、またジャンル事のコースも設置しているので、その組み合わせにより様々なタイプの楽器奏者を育成することができる。 部品: 音楽理論学部 作曲や作詞やオーケストレーションやアレンジに必要な音楽理論を教える学部。同時に音楽の歴史なども学び、音楽に関する知識を網羅する。この学部は他の学部に学ぶ生徒の必修科目となっていることがほとんどである。 部品: 吟遊詩人学部 将来、吟遊詩人になろうとする者にその知識と倫理観そして実現方法を教える学部。吟遊詩人にはミンストレル/トルバドゥール/バードなどの種類がありそれぞれ活動の場は違うが、この3種類の吟遊詩人の在り方を学ぶことを吟遊詩人課程と呼んでいる。また吟遊詩人は世界中を旅し危険な場所に赴くこともあるため、サバイバル方法や初期的な白兵戦が出来る程度の自己防衛方法/戦闘方法およびそれらに必要な道具の扱い方も教えている。 部品: ミュージカルバレエ学部 様々な舞踊のプロフェッショナルを育てる学部であり、ミュージカルやバレエなどの専門的なコースを用意している。コースによっては舞踊と共に歌唱も教える。 部品: 声楽学科 声楽家を育てる学部。歌曲やオペラやカンタータを専門とする歌手から、ロックやジャズなどのポピュラーを専門とする歌手まで、自らの声を使い音楽を表現することを志す者を育成する。音楽のジャンル事に専門コースがある。 部品: 音楽物理/音響、聴覚研究学部 音楽に関する科学/物理学また音響や人間の聴覚に関する知識を学ぶ学部。音楽を音という基本要素から考えそれ自体の研究や、それから得られる知識を他の物事に生かす方法を教える。楽器製作学部/音響デザイン学部/音楽療法学部を選択した生徒はこちらの学部も必修しなければならない。 部品: 楽器製作学部 弦楽器/管楽器/鍵盤楽器/打楽器/電子楽器など様々な楽器の製作者を育成する学部。楽器ごとに専門コースがある。楽器の製作やリペアの技術習得、材質の知識や、楽器の歴史など楽器製作に必要な諸々の技術と知識を教える。 部品: 音響デザイン学部 レコーディングやミキシング、PAなど、音楽の録音や再生、増幅に関する技術と知識を学ぶ学科。各種装置の取り扱いや知識を教えることで、それらに関する専門家を育成する。 部品: 音楽放送ビジネス学部 音楽や放送に関するビジネスを学ぶ。経済学や法律、収支の計算の仕方や帳簿の書き方など商売に関する基本的なことを学びながら、音楽/放送に関する著作権やマネージメントを教えることでそれに関わるプロエッショナルを育成する学部。 部品: 音楽教育学部 教育機関の音楽教師など音楽教育に関する専門家を育成する学部。音楽演奏や知識を教えるのはもちろん、教育学や幼児や思春期の子供に関する心理学、倫理学などを教えることで音楽教育の専門家を育てる。教育期間の後半で生徒は実際の教育の場に赴き実習生としてその実地を学ぶ。 部品: 音楽療法学部 音楽を使って他者の心身を治癒する専門家である音楽療法士を育て上げる学部。音楽を使った治癒とは、ダンスや歌唱や楽器演奏による健康促進や症状の予防や進行防止、リハビリ、音楽を利用しての心身の回復など多岐にわたる。教育期間の後半では生徒は音楽院と提携している医療機関に赴き臨床を体験することでその実地を学ぶ。 部品: 一般教養学部 国語や数学、保健や生活や栄養学や家庭経済学など、音楽以外の一般的な生活に必要な知識を教える(これを一般教養課程と呼んでいる)学部。この学部のみ教育期間は1年間であり、他の学部に学ぶ者も併用してこちらに通うことができる。イリューシア音楽院に入学する生徒は年齢や生活環境などがさまざまであり留学生も広く受け入れている。故になかにはこういった一般的な知識/教養が欠除している者もおり、そういった人々に健やかな生活を送るために必要な知識を授けるべくこの学部を設置した。入学時にそのような判断をされた者にはこの学部の授業を必ず受けることを定めている。もちろんそれ以外の者も希望すれば受講することができる。またより高度な教養を学ぶ上級教養学部もあり、こちらは1年間一般教養学部に学び単位を取得したあとで受講可能となる。こちらの期間も1年間である。 部品: 音楽院の施設 中央のコンサートホールを取り囲むように、赤煉瓦造りの4階建ての建物を東西南北に配置する構造になっている。その内、校舎は南棟/東棟/西棟の3つからなり、残る北側の1棟は学生寮である。赤煉瓦造りの重厚な4棟と中央の純白のコンサートホールの対比という構造が美しい建築美を誇っている。理事長の許可を得て必要に応じて増改築する。 部品: 安全性 多くの生徒と教職員が日常生活を送る音楽院の建物は国立の教育機関に相応しい強度を持っており、耐震性を考慮し、災害や戦争があった際の避難場所としても機能すべく設計/建築している。また各種建物には24時間警備員が駐在しており、不審者や不測の事態が起きないように警備をしている。また1つ1つの建物が独立してインフラ設備を持っており、例えば1つの建物が停電や断水を起こしたからといって他の建物にそれが及ぶことは無い。 部品: 南練 楽院の正面玄関を過ぎて最初にある赤煉瓦造りの建物。アーチ状の正面玄関と、そこへ伸びる大きな階段が特徴。4階建てのこの建物はエントランスフロアが吹き抜けになっており、学内のイベントなどでミニコンサートを開催することがある。多くの教室が設置されており座学を中心とした授業に使用し、各教室に備えられたオーディオやプロジェクターなどの視聴覚設備を使い、視覚と聴覚の両面から音楽を学ぶ。作詞と作曲の理論と実践に始まり、音楽史や一般教養課程やその他の講義、果てはミンストレル達の経験から語られる四方山話など様々な授業を行う。また教職員の各部署が勤務につくフロアや相談室や保健室や会議室、待機所や休憩室、売店と学生食堂、部外者の来校に対応する案内所がある。学長室、理事長室もこの建物に設置している。 部品: 東棟 この建物には様々な楽器の製作と修繕、調律に関する技術を学ぶための工房を設置している。教員の研究室、備品などの保管庫もここにある。 部品: 西棟 この建物には楽器演奏や歌唱の技術を学ぶ実技の授業で使用する教室を設置している。ジャズやロックなど少人数セッション用の小スタジオから、大規模編成の楽団で使用する大スタジオ、オペラやミュージカルなどの授業で使用する一面を鏡ばりにしたスタジオや舞台などの各種防音スタジオを設置している。TV/ラジオ等の放送に必要な音響技術を学ぶ授業を行うために必要な機材を揃えたスタジオも設置しており、本格的なラジオスタジオもあるので、ここからラジオ放送を行うことも可能である。また教員専用のスタジオもこちらにある。そして練習用の小さな防音スタジオも多数設置しており、放課後や休日にはこちらで個人練習を行える。 部品: 北棟(学生寮) 音楽院に所属する多くの生徒が住む場所。法令や公序良俗に反しない限り、基本的には学生により自治を行わせており、学生の自立心を養っている。その自治が公序良俗や法令から逸脱していると運営及び賞罰報告審議会が判断した場合には、生徒会の代表者などから聴き取り調査をした後で、裁定を下し、教職員による指導が入る。こういったことが起きないように、教職員と生徒会は密な連携を取っている。この建物にも売店と学食を設置しているが南練のものと比べると規模が小さいものである。 部品: コンサートホール 音楽院の敷地中央に位置しひときわ目立つ純白の建物。円柱形の建物に緩やかなカーブを描く丸天井が美しいコンサートホール。巨大なパイプオルガンを設置している。このホールは通常の授業で使用する他に年間行事や式典でも使用し、クラシックからロックまで幅広い音楽のコンサートにも利用する。音楽院のランドマークとなっている。 部品: 回遊路 コンサートホールを取り囲むように敷いた小回遊路と東西南北の4棟を繋げる大回遊路の2重丸の野外の回遊路。生活路であり学院生活を送る者はここを通り各種建物間を移動する。多くの街路樹や所々に花壇や野草園が併設された景観は自然豊かで美しく、道の傍らに設置したベンチとテーブルを使い勉学の合間の休憩や、日々の憩いや天気の良い日は食事する場所など公園としても利用出来る。また道幅は広いのでここを利用してランニングや散歩をすることも可能であり、数カ所の運動場も併設しているのでスポーツやレクリエーションを行うことも出来る、生徒及び教職員には心身の健康促進及び交流の場として毎日1時間ほどの運動を推奨している。街灯も多く設置しており警備員も警邏しているので夜間の移動も心配は無く、所々に設置したスピーカーで不測の事態が起きた場合は避難指示なども行う。 部品: 体育館 北棟と西棟のあいだの敷地に設置した天井の高い一階建ての建物。室内スポーツや雨の日の運動を行う場所として、また演奏会の会場としても使用する。利用するためには事前に事務部に申請をして許可を取る必要がある。 *インポート用定義データ [ { "title": "詩歌藩国の音楽", "part_type": "group", "children": [ { "title": "北国の長い冬", "part_type": "group", "children": [ { "title": "数少ない娯楽", "description": "詩歌藩国の大地は1年の半分近くの期間が雪で覆われている。そんな寒冷な気候はこの土地で暮す人々の行動を制限した。大半を室内で過ごすようになったのである。その結果として娯楽も室内で行えるボードゲームなどが発展したが、独奏や小規模編成の楽団が演奏する音楽も娯楽として発展した。故に詩歌藩国の国民はプロアマ問わず楽器の演奏や観賞/批評をする者がとても多くなったのである。", "part_type": "part" }, { "title": "集団作業の労働歌", "description": "吟遊詩人の歌から、独奏や小規模編成の楽団により発展していった詩歌藩国の音楽はその生い立ち故に素朴なメロディーを持つものも多く、お針子の仕事や力仕事の際に歌うものとしても利用されている。そこから発展していった音楽も多く、いまに残っているものもある。", "part_type": "part" }, { "title": "十分な練習時間", "description": "1年の半分近くが雪で覆われている詩歌藩国は家に籠らなければならない時期も多いが、それ故に楽器や歌唱の演奏時間も多く取れた。これが詩歌藩国の音楽の水準をあげている。", "part_type": "part" }, { "title": "防寒住宅", "description": "詩歌藩国の住宅のほとんどが防寒使用であり、壁や窓の厚さがあったり密封がしっかりしているなど、この機能は防音機能としても働くので、都市部を含めて自宅での音楽の練習を行うことが安易になっているという住宅事情がある。これが詩歌藩国の音楽の水準を上げることに拍車をかけている。", "part_type": "part" }, { "title": "出稼ぎの手段", "description": "この国はその当初、雪に覆われている環境から輸出出来る資源に乏しかった。そこで外貨や生活の糧を稼ぐために多く行われたのが音楽の輸出であった。とはいえ音楽の録音/再生技術が進歩するまではそれは人とセットであり、詩歌藩国の多くの音楽家は他の国へ出稼ぎ演奏の旅に出た。しかし吟遊詩人によって建国されたという詩歌藩国ではそれは音楽家として当り前と言って良い行いであり、この歴史と価値観が現在まで続く、世界に羽ばたく音楽/音楽家の産地としての詩歌藩国を形作った。", "part_type": "part" } ], "expanded": false }, { "title": "詩歌音楽史", "part_type": "group", "children": [ { "title": "吟遊詩人の歌", "description": "吟遊詩人たちによって建国されたというこの国の音楽も彼らの歌から始まっている。それは民謡の伝承や語りと、竪琴などの単純な機構を持つ弦楽器による素朴な旋律の組み合わせでもある。ここから詩歌藩国の音楽が始まった。", "part_type": "part" }, { "title": "冠婚葬祭", "description": "吟遊詩人たちによる歌は国民に広まり、そのうち様々な祝い事を盛り上げるものとして、葬儀の際に死者の魂の安楽からなることを祈り残された人々を慰め勇気づけるため、そして式典にも使用されるようになっていく。そうして音楽が人々の間に広まり伝承や民謡以外の形で発展していった。こうしたなかで様々な楽器が使用されるようになっていった。", "part_type": "part" }, { "title": "娯楽", "description": "吟遊詩人が歌う伝承や民謡、冠婚葬祭への利用をえて、音楽は娯楽として楽しまれるようになった。1年の半分近くを雪に覆われた詩歌藩国でも、室内で楽しめる歌唱や楽器の演奏と観賞は貴重な娯楽であり、多くの奏者と聴者を生み出しこれにより詩歌藩国の音楽は更なる発展を遂げ、様々な状況にあった多くのバリエーションの音楽を産み、使用される楽器の種類も増えた。そのうち優れた者は音楽専門の従事者になった。付随して楽器製作を専門とする工房を営む者も産まれた。", "part_type": "part" }, { "title": "芸術", "description": "娯楽として発展した詩歌藩国の音楽はその後、人生の様々なものごとを表現し、人の心の深い部分……魂を打ち振るわし、生命を賛歌する芸術としても発展していく。そうした音楽を制作する者のなかの非常に優れた者は芸術家と呼ばれるようになり、そういった人々が作る音楽を娯楽とはまた別の仕方で受容する人々が増えた。", "part_type": "part" }, { "title": "教育", "description": "音楽が発展を遂げていく中で、それに関わる者を専門的に育て上げることで音楽をより進歩させていく教育機関を作ることが多くの人々から求められた。また音楽を使って人々の精神や知性を教育する機関の誕生も求められた。その結果として詩歌藩国立イリューシア音楽院が作られた。", "part_type": "part" }, { "title": "研究", "description": "音楽はその可能性を求めて多角的に研究されるようになっていく。それは他国の音楽や楽器を研究することやそれを実際に音楽に使用することの研究、音楽の医療的及び教育的な利用について研究することなどであり、それにより音楽の更なる発展を目指した。市井の音楽家は勿論、詩歌藩国立イリューシア音楽院も研究に携わっている。", "part_type": "part" }, { "title": "古典音楽の伝承", "description": "音楽が発展/進歩していく中で、その始まりである吟遊詩人たちによる素朴な歌や旋律の伝承と研究及び再発見の重要性が叫ばれるようになる。これには歌だけではなく、吟遊詩人たちの文化の伝承も含まれている。詩歌藩国立イリューシア音楽院が音頭をとりこれを行っている。", "part_type": "part" }, { "title": "発展", "description": "現在、詩歌藩国の音楽は吟遊詩人たちによる音楽や、外国の音楽を取入れて発展した音楽、娯楽のためのものや、芸術として、また医療に使うものとしてなどなどさまざまなグラデーションを持ったものになった。交響詩『イリューシア』/第一番 嬰ハ短調 『希望』はその代表的なところであり、吟遊詩人たちによって伝承された歌の素朴な旋律を曲中に何度も表れるモチーフとして使い、現代の音楽理論や様々な楽器の演奏などの新しいものと組み合わせた、詩歌藩国の新旧の音楽文化を融合した新古典派の曲である。これらの音楽は自国で受容しているだけではなく、音楽産業として海外へも輸出されている。", "part_type": "part" } ], "expanded": false }, { "title": "特徴", "part_type": "group", "children": [ { "title": "古典", "description": "詩歌藩国の音楽は吟遊詩人が歌う民謡と弦楽器の演奏からその歴史が始まる。これを現在でも保守し伝承しているので、民族主義的な音楽ではいまでもそういった特徴を持っていたり、あるいはそれは根本に起きながら発展/進化させたものになっている。", "part_type": "part" }, { "title": "素朴", "description": "古典や民族主義的な音楽では、その素朴さを大切にして音楽を制作、演奏している。それこそが歴史的な音楽を伝承する行為そのものだからである。", "part_type": "part" }, { "title": "外国音楽の受け入れ", "description": "プロアマ問わず音楽の奏者や聴者及び批評家が多く、そもそも歌いながら世界を旅する吟遊詩人が作った詩歌藩国では、古くから積極的に外国の音楽を取入れてきた。そのことで奏者としてそして聴者として音楽を実践する楽しみを増やしてきた。また自国の音楽と外国の音楽の融合も、意識的/無意識的問わず行われている。", "part_type": "part" }, { "title": "ポピュラー音楽", "description": "詩歌藩国には古典音楽や民族主義的な音楽以外にも、多くのジャンルの音楽が存在している。それはジャズやロックやオペラや外国の音楽などの多様な音楽であり、古典や民族主義的な音楽の素朴さとは違う派手さや激しさがある音楽など、様々な人々の趣味趣向にあった音楽を聴くことができる、娯楽音楽の主流になっている。", "part_type": "part" }, { "title": "新古典派", "description": "古典や民族主義的な音楽の素朴さを大切にしながらも、ポピュラー音楽の楽しさや激しさや派手さ、外国音楽の様々な特徴を適切に取り入れ、現代のさまざまな楽器で演奏するのが新古典派の音楽であり、ポピュラー音楽と合わせて現代の詩歌藩国の音楽の主流となっている。", "part_type": "part" }, { "title": "楽器", "description": "詩歌藩国の音楽の始まりは吟遊詩人による歌と演奏であり、そこで使用されたのは竪琴などの単純な機構を持つ弦楽器だった、やがてそこに打楽器や単純な吹奏楽器も加わるようになった。そこから少しの時をえてヴァイオリンやチェロやギターなどの現代的な弦楽器も多く作られるようになる。詩歌藩国では木材が採れることもそれに拍車をかけた、これは木管楽器も同様である。時代をえてピアノなどの打弦楽器や金管楽器も製作/使用されるようになった。そして外国の音楽を取入れていくなかで、エレクトリックギターなどの電気で音を増幅する楽器や、電子楽器も製作/使用されるようになった。詩歌藩国で作られていない楽器は輸入されることがある。逆に詩歌藩国で作った楽器を輸出する場合もある。", "part_type": "part" } ], "expanded": false }, { "title": "音楽に関わる人々", "part_type": "group", "children": [ { "title": "音楽を彩る人々", "description": "奏者と楽器製作者と音楽教育者及び音楽院生徒以外の形で音楽に関わる人々のことであり、彼らがいるからこそ音楽が受容され多様に発展/進化していく。音楽活動には欠かすことの出来ない人々。", "part_type": "part" }, { "title": "プロアマ問わず", "description": "音楽に関わる、というそのものごと自体にはプロもアマチュアも関係がない。もちろん質の差はあるが、誰でも様々な形で関わることができるのが音楽の魅力である。", "part_type": "part" }, { "title": "プロフェッショナル", "description": "アマチュアでも楽しめるのが音楽だが、仕事としてプロフェッショナルとしてそれを行う場合は、会社や教育機関や医療機関に所属していて固定給の出る音楽産業従事者や音楽教育者や音楽療法士を除いて歩合制の場合がほとんどなので、音楽院を卒業するなどの実力ある者でないとこれだけで暮らしていくことはできない。楽団などに所属すれば固定給が出るところもあるのだが、前述の歩合制がほとんどの業界でのことなので、安定した生活を望めるこれに所属するのにも過酷な競争があり相当な実力なり縁なりが必要になる。", "part_type": "part" }, { "title": "資格", "description": "多くの場合でこれになるには資格を必要としてないが、音楽療法士などの他者の心身の健康状態に深く関わるものに就くには資格が必要である。例えば当の音楽療法士の場合は音楽院を卒業して資格を取った者しかなれない。この道も安易ではない。", "part_type": "part" }, { "title": "聴者", "description": "音楽を聴く者。その目的は娯楽のためや芸術を観賞するためや心身の治癒のためやBGMとしてなど多数あるが、音楽をなんらかの目的を持って聴けば誰でも聴者である。", "part_type": "part" }, { "title": "批評家", "description": "聴者でありながら音楽の批評を述べることを自らの仕事としている者である。批評の内容は自らの感情をただ述べるだけの感想であってはならず、音楽の普及を目指して、多くの音楽知識のもと聴者へ分かりやすい楽曲解説をすることや、音楽の発展を目指して、奏者や作曲者へ今後の音楽活動のためになる指摘、また音楽を悪用する者やその質の低下を意図して狙っている者に対してはそれを暴くような痛恨の指摘を行える者でなくてはならない。資格の無い仕事なのでプロもアマもないのだが、いっぱしの批評家になるには前述したように多くの音楽知識が必要なため音楽院を卒業した者や、それと同等の能力を持っていなくてはなれない。", "part_type": "part" }, { "title": "作曲家", "description": "曲を制作することを作曲というがそれをする者をこう呼ぶ。作曲する目的や質もさまざまで、趣味のためにこれを行うアマチュアも、仕事してこれを行うプロフェッショナルもいる。", "part_type": "part" }, { "title": "作詞家", "description": "旋律につける言葉を編出す者である。ただ音楽に言葉をつければよいのではなく、言葉が持つ意味やイメージ、リズムや響き、発音のし易さやし難さなど、言葉のもつ総合的な特徴を吟味しながらこれを行う者のことである。プロもアマもいるがその質はやはり異なる。", "part_type": "part" }, { "title": "アレンジャー", "description": "ある曲をさらに良くするために編曲や楽器の編成などを行う者である。旋律だけがある曲を完成した音楽として作る場合も、完成した曲を作り直す場合もあり、これを行う者には相当な音楽的な知識が必要になる。", "part_type": "part" }, { "title": "音楽療法士", "description": "音楽を他者の心身の治癒に利用する者である。その実践は音楽を使った体操での心身の健康増進から、心のケア、音楽を聴くことでのリラックス効果を利用する身体の回復まで様々である。これになるには音楽院を卒業し専門の資格を取らなくてはならない。", "part_type": "part" }, { "title": "音楽産業従事者", "description": "音楽産業に関わる者。ここには楽団や音楽会社や事務所などの運営者やマネージャーからその事務や総務などの人々、音楽の録音を仕事とする者や、演奏会での音楽の増幅や舞台設置をする者、それらの装置を作る者など様々な人々が含まれている。", "part_type": "part" } ], "expanded": false }, { "title": "音楽", "part_type": "group", "children": [ { "title": "概要", "description": "音楽とは時間経過に従いながら、様々な音を関係する一連の現象として鳴らすことで、曲という1単位として表現/再現し、そのことで聴者の感情心理になんらかの影響を与え、また肉体的にも興奮や鎮静などを与える、知的生命が行う表現活動/芸術活動、そして娯楽の1つである。", "part_type": "part" }, { "title": "奏者", "description": "音楽は声を発したり、掌同士を打ち合わせるなど自らの肉体を使用したり、音を鳴らすために作られた楽器という道具を使用することで音を発生させ、曲を演奏する者を必要とする。これを奏者というが、これは必ずしも人間である必要は無く、なんらかの装置による曲の演奏や、なんらかの記録媒体に録音した音を装置で再生することで鳴らすこともあり、これも広義の意味では奏者である。", "part_type": "part" }, { "title": "旋律", "description": "音楽の横の連なり。ある時間内で、時間が経過するごとに異なる音高/音価を持つ複数の音を連なるように鳴らすと、聴者はそれを1つのまとまりとして捉える。これを旋律と呼ぶ。", "part_type": "part" }, { "title": "和音", "description": "音楽の縦の連なり。同時間に異なる音高を持つ音を2つ以上鳴らすと、鳴らした音が重なり、その音高の組み合わせの種類により聴者に様々な印象を与える。これを和音と呼ぶ。", "part_type": "part" }, { "title": "音高", "description": "1つの音の振動数。音とはなんらかの物体が振動して起こる現象だが、ある1つの音の高さは1秒間に物体が振動する回数(これをヘルツという言葉でも呼ぶ)によって決まる。聴者は振動数が多い音ほど音高が高く聞こえる。異なる音高を持つ複数の音を時間が経過するごとに鳴らすことで聴者は旋律を感じ、異なるあるいは同一の音高を持つ音を規則的あるいは不規則的にならすことで聴者は律動を感じる。また異なる音高を持つ複数の音を同時的に鳴らすことで聴者は和音を感じる。", "part_type": "part" }, { "title": "音価", "description": "1つの音の長さ。音楽に置ける時間的な単位。ある音を1秒間鳴らすのと、5秒間鳴らすのとでは音に対する聴者の印象は異なる。同一または異なる音価を持つ音を組み合わせることで旋律や和音や律動を作る。", "part_type": "part" }, { "title": "音量", "description": "音の大きさ。ある音の音圧が大きいほど聴者はその音を大きく感じる。音圧が小さい音を人の聴覚は感知出来ないが、音圧が大き過ぎる音もただの衝撃としか感じないので肉体では感じるものの聴覚では感知出来ない。音楽においてはこの音圧を演奏などによって操作することを音量と呼ぶ(デシベルという言葉でも呼ぶ)。様々な音量で音を奏でることで感情表現をしたり、音楽に彩りを与える。", "part_type": "part" }, { "title": "音色", "description": "同じ音高/音価/音量を持つ音でも音色が異なれば聴者には違った印象を与える。音色はある音(振動)をなんらかの装置により波形に視覚化した際に確認出来る形の違いである。この波形が異なることで同じ音高/音価/音量を持つ音でも聴者はそれぞれを異なる音と捉える。音楽の実践ではさまざまな楽器を使うことや、異なる知的生命体が音を発するでこれを得る。複数の異なる楽器や知的生命体が同じ音高/音価/音量を持つ音を奏でても楽器本体の構造や知的生命体の個体差、音を発生させるメカニズムが異なるのでその波形も変わる。故に音色も変わる。また音を何らかの装置で加工処理することでも、同じ音高/音価/音量を持つ音でも聴者にはそれぞれ違う音に聞こえる。", "part_type": "part" }, { "title": "律動", "description": "リズムとも呼ばれる。ある時間内における、規則的あるいは不規則的に現れる聴覚的に目立つ部分の連なり。時間経過に従いながら規則的にあるいは不規則的に音量、音色、音高、音色が同一のものを鳴らすことで、あるいは異なる音高/音価/音量/音色を持つ音を、時間経過に従いながら意図して聴者に目立たせるように鳴らすことで、音楽に規則的あるいは不規則的な動きを与えるのが律動である。", "part_type": "part" } ], "expanded": false }, { "title": "楽器製作工房", "part_type": "group", "children": [ { "title": "楽器製作職人", "part_type": "group", "children": [ { "title": "仕事", "description": "様々な楽器を製作する職人であり、それに伴い故障した楽器の修理や調整も行う。楽器を量産する場合もあれば、1人の奏者のためにオーダーを詳しく聞きながら楽器を製作/調整する場合もある。", "part_type": "part" }, { "title": "専門性", "description": "各々の職人ごとに専門の楽器がありその範疇を超えることは安易ではなく、例えば同じ弦楽器であってもギターの製作者が品質のあるヴァイオリンを制作することはとても難しく、両方を同じ質で作ることが出来る職人は大天才である。それどころかヴァイオリン属の製作職人が(同じヴァイオリン属である)ヴァイオリンとコントラバスを同品質で作ることは難しくこれを出来る者は相当な腕前と才能がある者である。もし管楽器と弦楽器を同じ高品質で作れる者がいるのならば、それは歴史に名を残す天才である。故に職人が制作する楽器の専門化が進み、同じ楽器に限定するならば高品質の楽器を作り出す者がいる。", "part_type": "part" }, { "title": "倫理", "description": "この職業に就く者は、音楽を奏でるに相応しい質を持った楽器を製作することは旨にしていることはもちろん、故障のし易い楽器などを作って演奏中に奏者が怪我をすることのないように、安全な楽器を作ることを心がけている者でなくてはならない。", "part_type": "part" }, { "title": "教育と学び", "description": "楽器制作者として自分の技術に満足することなく、楽器の質の向上を目指すのは勿論だが、親方は弟子の技術や知識や倫理観の向上に努める者でなければならず、弟子もそれを学び取ろうとする者でなければならない。", "part_type": "part" }, { "title": "楽器製作", "description": "楽器製作職人の主な仕事である。それぞれ(親方/工房)が専門とする楽器を持っており、それを製作する。基本的には質が高い楽器ほど作るのに手間が掛かるので製作期間も長くなり価格も上昇する。故に初心者用のあまり質の高くない楽器制作を専門とするところや、高品質の楽器制作を専門とするところなどに分かれているが、大きな工房では両方をまたはその中間を伴って製作する場合もある。", "part_type": "part" }, { "title": "修理", "description": "楽器を製作するということはもちろん、その修理も行う技術を持っているということである、こちらも勿論それぞれの楽器製作職人が専門の楽器を持っている。", "part_type": "part" }, { "title": "調整", "description": "使用された楽器の音程の調整や、各種パーツの付け替えによる操作性の向上や音色の変化を目的とした改良を行う。調整にももちろん専門的な知識が必要となる。", "part_type": "part" }, { "title": "親方", "description": "工房の主であり、弟子を束ねて楽器を製作する者でもある。10年以上の修業と実務の末になることの出来る者であり、小さな工房では1人から数名の弟子、大きなところでは数十名の弟子を使い、自らがその腕を振るうのはもちろん、弟子を監督しながら、己が専門とする楽器を製作する。故に楽器製作者としてだけではなく弟子を育成する心意気や倫理観がある者でなければならない。", "part_type": "part" }, { "title": "弟子", "description": "親方に仕えて楽器を製作する者である。親方に任された工程を担当し、腕が上がるごとに重要な工程を任されることで一人前の楽器製作職人へと成長していく。日夜楽器製作の修業に勤しむ者である。詩歌藩国立イリューシア音楽院が設立されてからはここの楽器製作学部を卒業した者、あるいはそれと同等の実力のある者がこれになることが多くなった。そして実力はなくても楽器製作に対する情熱と心意気がある者が採用される場合もあるが、1番下っ端からの採用であり、一人前になるのは安易ではない。", "part_type": "part" }, { "title": "1人親方", "description": "楽器製作者は親方と弟子ばかりではなく、弟子を取らずに1人で黙々と楽器を製作する者もいる。言わば1人親方である。時として親方につかずに始めからこちらになる者もいるが、楽器製作職人は奏者からの評価と信頼を得ていかなくてはやっていけないのでその道は安易ではない。1人で楽器を製作する故に楽器の生産数はかなり少なくなるが、そのこだわりから高品質の楽器や特徴的な楽器を製作する者がいる。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "工房", "part_type": "group", "children": [ { "title": "環境", "description": "楽器製作に適した環境の建物。製作の際に生じる騒音や試奏の際の音が出ても近隣住民から文句のでない人里離れた場所や工業地帯に建てられていたり、あるいは住宅街にある工房では防音がしっかりと施されている。", "part_type": "part" }, { "title": "倉庫", "description": "楽器製作には様々な材料が必要になる。それに適した保管庫である。適切なスペースがあるのはもちろんだが、例えば木材ならば湿度の管理、金属ならばこれが錆びないようにするなどの設備を設置されている他、親方や弟子たちによる管理もされている。もちろん材料が盗まれないようにその扉には鍵がかかっており、工房関係者しか開閉出来ない。", "part_type": "part" }, { "title": "器具", "description": "楽器製作はさまざな器具を必要とする。一般的な工具はもちろん、専門的な道具が必要な場合があり、それらを購入したり、楽器製作職人自身が自作することで、工房に取り揃えている。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "楽器製作の継承と発展", "part_type": "group", "children": [ { "title": "発展", "description": "楽器製作の進歩は一代ですぐさまどうこう出来る物ではなく、多くの楽器製作職人の経験と知識の共有や研究によって成し遂げられるものである。それらを後進に受け継がせることが楽器製作の進歩の方法である。", "part_type": "part" }, { "title": "工房継承", "description": "親方と弟子を有する工房は、親方が死去する際や引退する際に、弟子に工房とその名を譲ってもよい。こうすることで楽器製作の知識や環境を継承していく。またこのことで工房のブランド化も計れる。工房のブランド化は楽器の質の維持と音楽産業共に重要なことである。", "part_type": "part" }, { "title": "暖簾分け", "description": "親方に認められた弟子は、工房の名前や親方の名前の一部を継いだ自らの工房を開業しても良く、そのことを宣伝しても良い。この際には弟子を取ることも出来る。このことで楽器が様々なバリエーションを持って発展し、また様々な地域にも広がっていく。", "part_type": "part" } ], "expanded": true } ], "expanded": false }, { "title": "詩歌藩国立イリューシア音楽院", "part_type": "group", "children": [ { "title": "基本情報", "part_type": "group", "children": [ { "title": "国立教育機関", "description": "詩歌藩国立の教育機関。詩歌藩国の吟遊詩人たちによって脈々と受け継がれてきた音楽という文化/伝統の保護と、国の内外、新旧を問わない音楽を受け入れ、創作や演奏技術の研鑽をし、また音楽を通じての教育、心身の治癒効果にも着目し深く関わることでその進化を目指す。そういった音楽の芸術/娯楽/教育/治療としての進歩を通して、音楽で世界の人々を癒し生活に潤いを与えること、また藩国の産業として発展させ、音楽を通じて社会に貢献する人物を育成することを目的に、詩歌藩国の王都イリューシアに設立した。", "part_type": "part" }, { "title": "活動理念", "description": "音楽を通じて人々を癒し人生を豊かにする人材を育てること。音楽産業で活躍する人物を育てること。なによりも音楽は人々またはそれに準ずる感受性のあるものたちを癒しその生活を豊かにするためにあるので、それに反した行いを決してしないこと。音楽に関わる者にそういった倫理観を学ばすこと。音楽をなんらかの方法で悪用するものが現れたときにそれに法的または作品を作ることで対抗出来る者を育てること。また音楽教育の機会を性別/種族/年齢/出身問わず公平に与えることを理念とする。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": " 運営費", "description": "音楽院は国費、学費、寄付をもとに運営している。その比率は国の経済状況によって変り、1年間の予算が余った場合には貯蓄し国の経済状況が甚だしく悪いときなどに運営費として使用する。国立教育機関なので学生の教育を第一にしており、故に国の経済状況が悪い時でも閉鎖などはしないが、大不況や戦争やそれに準ずる状況のときは理事長を務める詩歌藩王の判断によってはそれもありうる。また運営費に関する不正/汚職/横領がないように検査/監査する(それぞれ大部品:役員、大部品:音楽院規定を参照のこと)。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "音楽院規定", "part_type": "group", "children": [ { "title": "校則", "description": "イリューシア音楽院の生徒は国立音楽院の名前を背負うに相応しい行動や振る舞いをすること。公共の場で人の迷惑になることはしないこと、国立音楽院生徒の立ち場を悪用しないこと、法に背くことを行うことは言語道断である。音楽を愛し音楽で人を癒し感動させ生活に潤いを与えるべく勉学に励むこと。生涯通して音楽を人の苦しみや苦痛に寄与するためには使用しないこと。", "part_type": "part" }, { "title": "罰則", "description": "イリューシア音楽院生徒はこの学院に所属しているうちは、学院の内外問わず人に迷惑をかける行いをした際に学院からの罰を受ける。音楽院の教職員によって構成された賞罰審議会(大部品:大学人事図、内の部品:運営及び賞罰報告審議会を参照のこと)によってその度合を裁定する。軽いとみなされたものは面談のあとで反省文の提出を求める。罪の度合が高いと判断されるごとに、謹慎やボランティア活動への参加、休学、退学、除籍と処罰が重くなる。悪質な行為の場合は除籍の上、警察への届けで、起訴などの法的手段をとる。これを行った者が留学生の場合は、留学生の出身国の担当者と審議の上で同等の措置をとる。", "part_type": "part" }, { "title": "報賞", "description": "イリューシア音楽院の生徒が立ち場に相応しい活躍や、社会に貢献した行動をしたと賞罰審議会が判断した場合にはその生徒に報賞を与える。著しい活躍/社会貢献をした者は音楽院の行事の際に壇上で表彰する。またこのことを外部の新聞社などにも発表する。金銭の授与は行わない、あくまでも名誉的な報賞ではあるが、これを受賞した生徒は就職の際などに利用して良い。生徒本人から求めがあれば音楽院が受賞の証明書を発行する。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "生徒", "part_type": "group", "children": [ { "title": "概要", "description": "性別年齢出身問わず、音楽の道を志し、音楽を人の癒しのために、芸術や娯楽として発展させる者、また古くからの音楽文化を守らんとする者を音楽院は広く受け入れている。イリューシア音楽院に通うのはそういった生徒たちであり、日夜音楽の技術や知識を研鑽し、世に出るために勉学に励む心豊かな者でなくてはならない。", "part_type": "part" }, { "title": "4年制", "description": "音楽院は4月から翌年3月までを1年の課程とした4年制を採用している。生徒は4年間の通学のあいだに各々が選択した学部の講義や日々の自己研鑽や生徒及び教職員との交流や実践の場に参加するなどして音楽の演奏/知識/その実践方法を学ぶ。そして4年間の通学をもって卒業資格を取得でき、その期間を通じて学生は各々が選択した学科のプロフェッショナルとして活躍可能な技術や知識を習得する。しかし卒業/進級試験の結果の留年や、飛び級試験の結果による飛び級もあるので必ずしも4年間の通学になるとは限らない。またそれとは別に本人の希望により入学した年を1年目として8年間までは大学に在留できる。また冬期と夏期にはそれぞれ一ヶ月ほどの休暇期間を設けている。", "part_type": "part" }, { "title": "学費", "description": "学費は前年の藩国民の年収の中央値を鑑みて、一般家庭の子供が無理なく進学出来るように設定されている。しかし他の教育機関とくらべて極端に安くならないようにも調整されている。これは運営費を(他の教育機関と比較して)極端に減らしてそのことで、教職員の給与が減少することで起こるであろう教職員の質の低下を防ぐためである。", "part_type": "part" }, { "title": "滞納への対応", "description": "生徒は年度初めの一ヶ月間のうちに前期の授業料を、その半年後の一ヶ月間のうちに後期の授業料を支払わなくてはならない。これを滞納した生徒は除籍となる。しかし性別年齢出身問わず様々な生徒を受け入れているイリューシア音楽院では教育機会の平等を保つため、生徒の経済状況を考え、教職員による学費を滞納した生徒への面談を行い、事情を聴き取り経済に関するアドバイスをしながら、授業料滞納も仕方ないと判断した場合は、2ヶ月から半年までの支払期限の引き延ばし、及び分割払いに応じる。またこうした生徒には学費免除試験を受けることを積極的に勧める。こうすることで様々な経済状況にある生徒たちの教育の機会平等を維持する。", "part_type": "part" }, { "title": "開かれた門", "description": "音楽院への入学は性別/人種/年齢/出身問わず多くの人々に向けて開いている。これは活動理念である教育機会の公平を実現するためである。しかし適宜行われる試験や進級試験の合格基準は厳しく、勉学に勤しむ者でなくては突破することができない。入るは容易く出るは難しく、である。", "part_type": "part" }, { "title": "入学試験", "description": "イリューシア音楽院は教育機会の公平という理念のもとに門を広く開いてはいるが入学試験はある。ここでは主に面接により、他人の心身に暴行を加えるような甚だしく素行の悪い者や集団生活が徹底的に不可能だと判断された者が落とされる。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "卒業/進級試験", "description": "卒業および進級するためにはこの試験に合格しなければならない。試験に落ちた者は留年となる。各学部により実技や筆記試験、論文提出や実地試験そして面接(その複合)など形式は異なる。合格基準は厳しく、イリューシア音楽院の学費の安さや入学のし易さは藩国内外に有名だが、こちらもよく知れた話しである。これは音楽院では教育機会の公平や生徒の自主性を重んじているが、そのことにより教育機関として名前だけの骨抜きにならぬように、また卒業後に生徒がきちんと活躍できるようにするための措置である。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "学費免除試験", "description": "才能のあるもの、および家庭の財政が芳しくない者のために学費の半分を免除、及び全額の免除をする。その対象者を決めるための試験である。半年に1度開催する他、入学の際にも開催し、音楽の才能はあるが貧困のなかにある者の成長を手助けする体制を取っている。この試験では実技の他に面接が重視される。全額免除される者は1学年に数人であり、半額免除される者もその2、3倍程度に留まっている。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "飛び級試験", "description": "年度末に行うこの試験により同学年の生徒よりも著しく成績が良く、あるいは1芸に突出していると判断された者は翌年の教育課程を飛ばし進級することが出来る。最短で2年で卒業出来る(1年生→4年生)。ただしこの試験に合格する者は極稀であり、音楽院を2年間の通学で卒業する者は10年間に1人出れば良いほうである。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "留学生の受け入れ", "description": "イリューシア音楽院では音楽を学びたいと外国から希望する者を広く受けれている。その際には留学生が音楽院での生活に馴染めるように心身の健康面や生活/文化的な齟齬のケアを専門家が行う(部品:留学生サポーターを参照のこと)など受け入れ体制を整えている。", "part_type": "part" }, { "title": "生徒会", "description": "イリューシア音楽院は生徒の自主性と責任を重んじており、故に生徒たちを束ね学生寮などの自治を行い、生徒たちの声を代表する生徒会を結成することを推奨している。生徒会の人員は音楽院在学中の生徒のみであること、代表とする生徒会長1名と、副生徒会長2名、会計や広報係などの補佐を置くこと、会長と副会長の役割を負う者は全生徒による無記名の投票でもっとも多くの票を取った生徒に決めること、任期は1年とすることを求めている。要求を満たした生徒会組織は理事長及び学長がその存在と校内での活動を承認する。生徒会長や副会長は運営及び賞罰報告審議会への参加を要請されることもあり、そこで全生徒を代表した意見を発言するなどして、日頃から教職員と意見を交換し、学生寮の生徒による自治など、生徒たちが健やかに自立した学生生活を行えるように努める者でなくてはならず、その限りにおいて生徒会は教職員に必要な要求を行うことができる。また生徒会組織は1つのみでなくてはならない(複数の生徒会組織の乱立は認めない)。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "生徒の服装", "part_type": "group", "children": [ { "title": "制服", "part_type": "group", "children": [ { "title": "制服とは", "description": "音楽院では正装として制服を定めている。主に学内行事やコンクールへの参加の際に着用するが、普段から制服を着用する生徒も多いようである。デザインは全体的に水色を配色している。", "part_type": "part" }, { "title": "コート", "description": "詩歌藩国の寒さにも耐えることが出来るコート。男性用のものはインバネスタイプのコートで、女性用のものにはショートケープがついている。", "part_type": "part" }, { "title": "夏服", "description": "北国とはいえ夏には暑い日も存在するため、夏服も用意している。男女共に上着は半袖のブラウスであり、女性用のものは冬服のブラウスと同じく袖がバルーン状に膨らんでいる。ボトムスはスラックスとキュロットとスカートがあり、こちらも各員が自由に着用を選択できる。冬服と同じく首にはアスコットタイを巻く、しかし正式な行事以外では暑さのためか外してしまう者も多い。また季節によっては夏服のブラウスと冬服を組み合わせて着用する生徒もいる。", "part_type": "part" }, { "title": "冬服", "description": "主に冬に着用する制服。男女別デザインのものと、男女共有のブレザーがある。首にはアスコットタイを巻く。男女共に上着はベストにブラウスであり、女性用のブラウスは肩から肘にかけてバルーン状に膨らんでいる。男性の袖はストレートでありアームベルトを付けている者もいる。ボトムスはスラックスとスカートを用意しており各員が自由に着用を選択できる。ブレザーは男女共用であり改まった行事での着用を推奨している。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "私服", "description": "生徒には受講なども含めて私服での学園生活を許可している。もちろん公序良俗に反しないものに限るが、生徒の個性と自立性を認めているので細かな規定は無い。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "年間行事", "part_type": "group", "children": [ { "title": "式典", "description": "入学式/卒業式/始業式/終業式のことである。教職員のほか、通常は学長も参加しまた入学式と卒業式では理事長も参加し訓辞や式辞を読み上げる。その他に生徒たちによる演奏も行われ、日々の研鑽の発表の場にもなっている。", "part_type": "part" }, { "title": "創立記念祭", "description": "イリューシア音楽院の創立を記念して5月に行う。新入生の歓迎会も兼ねており、各学部の優秀者は演奏や発表/実演を披露する。", "part_type": "part" }, { "title": "夏至祭", "description": "音楽院の夏期休暇中に行われる夏至祭では、神殿や劇場などで生徒による演奏や歌唱が行われるのが恒例となっている。音楽の実地を学ぶ場としてはもちろん、プロとの共演もありそこから多くのことを学ぶ生徒も多い。", "part_type": "part" }, { "title": "夏期休暇/冬期休暇", "description": "音楽院では夏期と冬期それぞれに一ヶ月ほどの休暇期間を設けている。学生寮に暮す生徒には帰郷を促し家族との交流を持つことを推奨している他、季節ごとの祭りに参加し音楽の実地を学ぶことや、休暇を利用しての集中的な練習や勉強、旅行を通じて心を豊にすることを推奨している。また経済的に困窮している生徒には健全なアルバイトを紹介することもしている。", "part_type": "part" }, { "title": "収穫祭", "description": "秋の収穫祭には詩歌藩国の内外から著名な音楽家を招いて、演奏会を行う。一方で藩国の吟遊詩人たちの多くは地元の収穫祭のほうに出演している。", "part_type": "part" }, { "title": "実地研修", "description": "各学部で学ぶ生徒はそれぞれに見合った実習や臨床、企業へのインターン、楽団の手伝いやエキストラなどに参加することで音楽の実地を学ぶ。また夏季/冬季の休暇にあわせて藩国内外の祭りや行事に参加するフィールドワークも行っている。後者は自由参加だは毎年参加する生徒は多い。", "part_type": "part" }, { "title": "コンサート", "description": "イリューシア音楽院では年間を通して様々なコンサートを行っている。音楽院が主催するものや教員たちによるプロフェッショナルのもの、生徒たちが自主的に企画運営するものや、教員と生徒が協力して行うものまでさまざまである。それらの多くを音楽院外の一般の人々に公開している。また生徒たちは音楽院外のファミリーコンサートや慰安演奏会、音楽会やコンクールにも積極的に参加している。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "その他の取り組み", "part_type": "group", "children": [ { "title": "一般人を対象にした講座", "description": "開かれた公平な音楽教育を旨とするイリューシア音楽院では、学生ではない一般の人々を対象とした音楽教育も行う。その種類は楽器演奏から作曲、あるいは音楽療法と多くあり、期間も最短は1日のものから最長で1年のものと幅が広い。無料で参加出来るものもあるが、期間が長いものほど受講に掛かる金額も増える。その収入は音楽院の運営費に充てる。この行いは藩国の伝統文化を一般大衆に広め絶やさすぬため、そして音楽の素晴らしさ楽しさを広めるためでもある。またこの講座を行う講師は音楽院の教職員のほかに生徒が担当することもあり、有料の講義で生徒が講師を勤めた際には一般のアルバイトと同様の金銭を生徒に授与する。また講師役を務めた生徒には、生徒が受講している学科そして担当した講座の内容によっては単位の取得を認める場合もある。", "part_type": "part" }, { "title": "音楽院公開ツアー", "description": "音楽院の活動を一般に広く認知させるために、また地域との交流をするために授業や生徒の暮らしを半年に1度ほど一般の人々に公開する。参加希望者は申し込みをすることでツアーに参加することができる。また音楽院では教員や生徒たちによる多くのコンサートを開催しており、こちらも一般の人々に公開することが多い。なお国内外の情勢により治安の悪化がありテロや犯罪などが懸念される場合は中止する。", "part_type": "part" }, { "title": "音楽(産業)の普及", "description": "音楽教育の他に、音楽文化を藩国内外に普及させる活動も行う。普及のために国内外で音楽院主催あるいは地域や企業と提携したコンサートやシンポジウムを開く。またそういった場で音楽産業発展のための会合なども開く。", "part_type": "part" }, { "title": "音楽文化の保守と発展", "description": "詩歌藩国の音楽文化は吟遊詩人たちによって脈々と受け継がれながら発展して来たものであり、その歴史/伝統の保守や研究を行いこの文化を守る。また保守的になるだけではなく藩国内外の音楽を取入れ研究し音楽の発展、新しい音楽の創造に寄与する。", "part_type": "part" }, { "title": "地域との連携", "description": "王都イリューシアに居を構える音楽院は地域住民と連携し、学生の生活が滞りなく行われるための活動、地域文化発展のための活動をしている。具体的には(勉学に影響がでない範囲での)アルバイトの紹介や、学生向け娯楽の紹介。地域の催しや行事への学生楽団の積極的な参加などである。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "大学人事図", "part_type": "group", "children": [ { "title": "役員", "part_type": "group", "children": [ { "title": "理事長", "description": "音楽院の実質的な長である。現在は詩歌藩国の藩王である九音・詩歌が勤めている。音楽院に出向くことは少なく、実務は教職職員に任せ、音楽院の長としての実務も学長が行っているが、理事長の権限は多大であり、学校の運営、未来について大きな影響力を持っており(詳しくは部品:運営及び賞罰報告審議会、部品:序列を参照のこと)単独での決定権を持つ。これはイリューシア音楽院が国立の教育機関であることに加え、将来活躍する国民や音楽に関わる者を育てる役割を持つ教育機関の責任として、音楽院及びそこに勤める者と生徒たちがそこから逸脱したり暴走しないようにするための措置である。また音楽院の年間行事の際にはこれに参加し、生徒や教職員たちに祝辞や労いの言葉を与えたり場合によっては表彰を行うことがある。理事長は音楽と音楽院の生徒と教職員たちを愛しこれらを行う。給与は無給。将来的に理事長の役職を他の者に譲ることも視野に入れてはいるが現在はまだその時ではない。その際には理事長の権限は現在よりも制限され給与が発生することも予定している。", "part_type": "part" }, { "title": "学長", "description": "音楽院の長である。九音・詩歌により現在は寅山日時期がこの役職に任命されている。毎日ではないものの頻繁に音楽院に出向き長として諸々の決定の承諾や対応、年間行事への参加などの実務を行う、また講義を持つこともあり、音楽を制作することの出来るスタジオも有している。学長は音楽と音楽院の生徒と教職員たちを愛しこれらを行う。理事長に次いで権限を持ち(詳しくは部品:運営及び賞罰報告審議会、部品:序列を参照のこと)運営及び賞罰報告審議会で決定された意見や方針の承認や否定、再審議の要求などを行う権利を持っている。その理由も理事長と同じく音楽院を国立の教育機関として保ち発展させていくためである。給与はこちらも無給。将来的には学長の役職を他の者に譲ることも視野に入れてはいるが現在はまだその時ではない。その際には学長の権限は現在よりも制限され給与が発生することも予定している。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "教員", "part_type": "group", "children": [ { "title": "教授", "description": "実際に生徒たちと対面し講義やゼミを受け持ち教育を行う者。また一般人を対象にした講座でも講師を務めることがある。音楽の研究者、制作者でもある。准教授の中からこの立ち場に相応しい音楽と教育における技術と倫理観を持っている者に与えられる役職であり、通常は各学部に1名ないし2名の定員が定められている。またこれに相応しいと判断された外部の者が任命される場合も、すでに他の教育機関でこの役職についている者のなかから国立教育機関の教員に相応しいと判断された者が任命される場合もある。なににせよ狭き門である。准教授と比較して教育者としての責務も重くなるが、給与や待遇の面では准教授よりも厚遇され、自己の研究や音楽制作にも集中しやすい環境を音楽院が提供する。またこの地位を名に冠して書籍を発表することも認められている。しかしその旨とするところは生徒の教育と成長であり、研究や文筆への没頭からそれらが疎かになってはいけない。甚だしい場合は運営及び賞罰報告審議会にかける(詳しくは部品:罰則、部品:賞罰報告審議会を参照のこと)。", "part_type": "part" }, { "title": "准教授", "description": "教授と同じく生徒たちの教育を行うものであり、一般人を対象にした講座の講師も務めることがあり、音楽の研究者/制作者でもある。また教授を補佐する役割も持っている。定員は各学部の規模により変動する。将来的に教授に相応しい音楽と教育に関する技術と倫理観を持つに至るであろうと判断された者が任命される。教授と同じく外部から任命される場合もある。この時点で相当な(音楽と教育に関する)実力者でなければならず、教授の下の役職といえでもやはりこれになるのは狭き門である。給与や待遇は教授よりも劣るものの、まっとうな給与と福利厚生が提供され、研究及び音楽制作環境が与えられる。役職を冠した書籍を書くことも許されている。しかしその旨とするところはやはり生徒の教育と成長であり、研究や文筆への没頭からそれらが疎かになってはいけない。甚だしい場合は運営及び賞罰報告審議会にかける(詳しくは部品:罰則、部品:賞罰報告審議会を参照のこと)。", "part_type": "part" }, { "title": "技術", "description": "教授および准教授に就く者は、音楽院を卒業した者(または同等の実力のある者)がその後10年以上音楽を日常的に実践して得た演奏や音楽制作(及び教育や医療)の技術(あるいは期間が10年より短くともそれと同等の技術)、またはそれと同等の技術を持っていなくてはならない。これを持っている者がこの職務に任命される。", "part_type": "part" }, { "title": "倫理", "description": "生徒と対面し音楽家として、そして人としての成長を導くことを旨とする教授/准教授は、教育者として相応しいまっとうな倫理観を持っていなくてはならない。また音楽に対してもこれを悪用せず音楽で人の人生に潤いを与えることや癒しを施すことを旨とする者でなければならない。これを持っている者がこの職務に任命される。", "part_type": "part" }, { "title": "経験", "description": "将来、多角的に音楽に関わる者を育てる教授/准教授は、1人の人間の成長を導く者として、論理や机上の空論ではなく、音楽家としての経験を多く積んでいる者でなくてはならない。例えば演奏家ならば舞台に多く立つことであり、音楽療法士ならば臨床の経験である。これを持っている者がこの職務に任命される。", "part_type": "part" }, { "title": "研究", "description": "教授および准教授は教育者の他に、音楽の研究者/制作者という一面も持っている。音楽を生徒に教えるだけでなく、日夜自己の技術を研鑽し、新しい音楽や古典的な音楽の研究や、音楽を使用しての心身の治癒など、各々の分野の発展に貢献している。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "職員", "part_type": "group", "children": [ { "title": "事務部", "description": "音楽院の運営に関する書類の作成や整理/保管などを担当する部署。また多くの場合で生徒が音楽院に対して行う諸々の申請や依頼や相談の窓口にもなっている。生徒の個人情報や通学状況、また各種施設の利用状況の管理も行っている。", "part_type": "part" }, { "title": "総務部", "description": "音楽院の運営が問題なく行われるように、細かなものから大きなものまで様々なことを担当する部署。電球の交換と補充などの備品の管理、年間行事や式典に使用する会場の準備などもこの部署の担当である。校内の清掃を受け持つ清掃課、校内の警備を担当する警備課は総務部に属している。", "part_type": "part" }, { "title": "清掃課", "description": "音楽院の環境と衛生を守る課であり、総務部に属している。日常的な校内の清掃から、校内美化キャンペーンの計画と実践なども担当している。また一般教養課程で衛生に関する授業を受け持つこともある。", "part_type": "part" }, { "title": "警備課", "description": "音楽院の運営が問題なく行えるように、校内の警備を担当する部署。法的な警察力は持っていないが、校内の警邏や、不審者を発見した時の拘束、その後の適切な組織への身柄の引き渡し、部外者が来校する際の管理、生徒及び教職員への防犯・注意喚起などを行い、不測の事態から音楽院関係者を守る。学生寮が校内にあるイリューシア音楽院では適切な人員と人数を配備し24時間学生と教職員の安全を守っている。また音楽院公開ツアーや校内でのコンサートなど来校者が多くなる催しでは事前に警備計画を考案することで安全への対策力を高め、年間行事や入学/卒業などテロなどに狙われる可能性のある催しの場合には、警察などと連携して防犯力を高める。また学生及び教職員に対して防犯に関する講義を行うこともある。", "part_type": "part" }, { "title": "経理部", "description": "音楽院の財政を担当する部署。運営費の管理、収支の記録、収支の予想による運営計画の作成と提出、また職員の給与や生徒の学費の管理、財政において官庁や外部機関との連携などを担当している。また一般教養課程で経済に関する授業を受け持つこともある。", "part_type": "part" }, { "title": "法務部", "description": "音楽院の行いが法令に適っているのか審査し訂正する部署。また他の部署が法的な知識を有する行いをする場合、法的な書類及び行動が必要な場合は連携してことにあたる。また外部から法的な訴えがある場合にも対応する。生徒及び教職員に一般的な法律や法令遵守に関する講義を行うこともある。", "part_type": "part" }, { "title": "人事部", "description": "教職員の人事を担当する部署。しかし実際の人事権は運営及び賞罰報告審議会が持っている(最終的には理事長がこれを持っている)ので、この部署が行うのは人事図の把握や労務管理である。また音楽院の諸々の部署が求人を行う際には、人事部がその情報を音楽院内外に告知する。", "part_type": "part" }, { "title": "広報部", "description": "音楽院の運営に関する諸々の告知を内外に向けて行う部署。音楽院外部への受験や年間行事に関する告知や歳時記のお知らせ、各部や教員が公開/募集する情報の学生や教職員全体への告知も行う。またそれに対する反響や意見も汲み取り、他の部署や教職員と共有する。通信社や新聞社や企業や教育機関との連携を取り内外の情報の共有なども行う。音楽院外部からの連絡対応窓口でもある。外部機関との連携調整を専門的に行う外部機関連携調整課はこの部署に属している。", "part_type": "part" }, { "title": "外部機関連携調整課", "description": "広報部に属している。日常的に外部機関や地域との情報共有や連絡網を形成し、音楽院と様々な外部機関及び地域が連携してことを行う際に、それらが順調にいくように働く。", "part_type": "part", "expanded": true }, { "title": "購買部", "description": "学内にある売店を運営する部署。学生生活に必要な日用品や雑貨、また教科書に指定された書物やその他勉学に役立つ書物、 公序良俗に反しない遊具や娯楽物や医療品などを管理/販売する。", "part_type": "part" }, { "title": "就職部", "description": "生徒の卒業後の進路に関する諸々を担当する部署。企業による求人や、楽団のオーディションなどの告知を生徒に対して行う。また就職に関して生徒の相談に乗り希望に適う求人情報を知らせたりアドバイスをするなど、企業と生徒の橋渡し役を勤める。", "part_type": "part" }, { "title": "養護教諭", "description": "学生及び教職員の健康管理などを受け持つ。保健室が校内にあり、校内で怪我人や急病人が出た場合は初期対応も行う。重篤である場合など養護教諭だけでは対応出来ない場合は外部の医療機関へと患者を送る。生徒及び教職員に対する健康促進キャンペーンや、医療機関と連携して教職員の健康診断も定期的に行う。また一般教養課程で保険の授業を受け持つこともある。", "part_type": "part" }, { "title": "調理師", "description": "音楽院には学生及び教職員が利用可能な学生食堂がある、そこで飲食物の調理を受け持つ。食料や食器や調理器具の受注や管理を行い、栄養士と連携して健康な生活を営むために必要な栄養素を摂取出来るレシピや献立の作成も行う。また一般教養課程で食生活に関する授業を受け持つこともある。", "part_type": "part" }, { "title": "栄養士", "description": "音楽院には学生及び教職員が利用可能な学生食堂があり、そこで提供する飲食物の栄養管理を行う。飲食物が安全で健康な生活を営むために必要な栄養素を持っているか、栄養が過多になっていないかを判断してレシピや献立の作成に関わる。また保険医と連携して健康促進キャンペーンも行う。また一般教養課程で栄養学に関する授業を受け持つこともある。", "part_type": "part" }, { "title": "カウンセラー", "description": "生徒及び教職員の心身の健康や、学生生活や経済状況に関する不安や疑問、いじめやハラスメントの訴え、その他諸々の悩み事の相談にあたる。相談内容を他人に漏らしてはならない守秘義務があるが、相談内容が深刻な場合にはその他の部署や医療や法や警察などの外部機関と連携して悩みの解決に対応する。", "part_type": "part" }, { "title": "留学生サポーター", "description": "音楽院では他国からの留学生も受けており、この役職に就く者は留学生が健全な学生生活を行えるように諸々のことに対応する。留学生向けのパンフレットや詩歌藩国での生活に関する指南書の作成と講義、留学生の相談への対応などを通じて留学生が安心で安全な学生生活を行えるように手助けする。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "教員理念", "description": "音楽を愛し、音楽で人の心身の深い部分を癒し、人々の困難な人生を音楽で励まし、その活動を芸術や娯楽とすることを旨としながら多角的な音楽活動を行い、国立音楽院の教員を務めるに相応しい技術と知識を持つ者を任命する。教員は国立の教育機関の名をその背中に背負っていることを忘れてはならないのは無論、生徒たちの模範になる人物でなければならず、生徒たちの音楽的そして人間的な成長に、また音楽の研究に心を砕く者でなければならない。", "part_type": "part" }, { "title": "職員要綱", "description": "音楽院運営の諸々の実務を行い、生徒が安心して勉学に励み、卒業後は世に羽ばたけるように多角的にサポートするのが音楽院職員の役目である。国立の教育機関の運営の実務を預かるに相応しい各部門の専門的な能力、そして倫理観がある者をこれに任命する。", "part_type": "part" }, { "title": "給与および福利厚生", "description": "同等の教育能力や規模を持つ一般の教育機関に勤める教職員に支払われる給与よりも、イリューシア音楽院に勤める教職員に支払われる給与は低い。しかし教職員にはその肩書きでなんらかの形で音楽で発表/発売することや書籍を書くことや研究結果を公表することを許可しており、その売上げを収入にして良い。しかし発表/発売のまえに学長か理事長の許可を取ること(部品:理事長、部品:学長を参考のこと)。また給与が低い反面、一般の教育機関に勤める教職員に施される福利厚生よりも、イリューシア音楽院に勤める教職員に施される福利厚生は手厚く、病気や怪我を含む各種保険や退職後の待遇や、休日、特別休暇などはしっかりと設けられている。", "part_type": "part" }, { "title": "教員への罰則", "description": "イリューシア音楽院に勤める教職員は、音楽教育に身を捧げるものとして、その実務を行う者として、また人として生徒たちの模範になる人物であろうとする者でなければならず、学園の内外問わず人に迷惑をかける行いをした際には罰を受ける。生徒に対して教職員という立ち場を笠に着た過度な要求や行動(セクシャルハラスメントやパワーハラスメントと呼ばれる行為などのこと)をしたと判断した場合にも罰を受ける、これはもちろん教職員間のハラスメントにも適用する。またその立ち場を利用した不正や汚職、横領などが発覚した場合にも罪を受ける。その判断は音楽院の教職員によって構成された賞罰審議会(大部品:大学人事図の部品:運営及び賞罰報告審議会を参照のこと)によって行われる。軽いとみなされたものは面談のあとで反省文の提出を求める。罪の度合が高いと判断されるごとに、謹慎やボランティア活動への参加、休職、減給、退職、解雇と処罰が重くなる。悪質な行為の場合は解雇の上、警察への届けで、起訴などの法的手段をとる。これを行った者が海外に籍を置く教職員の場合は、その国の担当者と審議の上で同等の措置をとる。", "part_type": "part" }, { "title": "運営及び賞罰報告審議会", "description": "イリューシア音楽院の運営に関する取り決め、及び生徒/教職員に対する賞罰の授与/執行を審議する会合または審議会(以下、会合とする)。運営に関する諸処の出来事の決定及び業務その他の報告のために四半期に1度以上行う。また生徒及び教職員への授与/執行を行う必要がある際にも行う。人事に関して准教授の教授への昇格や、教授長、各課の課長職に昇格する者の決定、教員の採用決定もここで行う。参加者は通常の場合、学長と教授、そして職員の各課の課長及びこれと同等の権限を持つ人物である。理事長本人が参加を希望する場合、及び参加者が理事長に要請しこれを理事長が受領した場合は理事長も会合に参加する(各役職についてはそれぞれの部品を参照のこと)。理事長の参加を拒否する権利は誰も持っていない。場合によっては1名から数名の参考人や、外部のアドバイザー、監査機関の人員、生徒会の会長及び副会長の参加を要請する。会合を開く際は事前に日程が告知される。会合当日にその場に居ない者は欠席扱いとするが、事前に自分の意見を執筆し当日に審議長(部品:序列を参照のこと)が読み上げることで己の意見を発表出来る、また事前に投票(これについてはこの項で後述する)をすることが出来る、これは理事長も同等である。運営に関する取り決めや生徒及び教職員への賞罰の授与/執行の認否は会合参加者たち(参考人、生徒会の人員は除く)による無記名の投票により行われる。過半数以上の票を得たものが会合によって決定された教職員の方針や意見となる。最終的な決定は学長の承認によって行われる。学長は会合によって決定された意見を否認した場合、会合に再審議を要求することが出来る。運営に関する重大な取り決め(年間の運営費や計画、それ以上の長期的な計画、音楽院の建物の増改築、新築、規模拡大など)、生徒及び教職員に対する賞罰の授与/執行の度合が重いもの(国を上げての褒賞授与や生徒の退学/除籍、教職員の退職/解雇そして法的措置の決定)の決定、教職員人事の決定には学長の承認ののちに理事長の承認も必要となる。また理事長はイリューシア音楽院に関するすべてのものごとに対して、単独で決定/否定する権利を有しており、これにより国是と教育の連携、または校内や会合で紛争が起った際には解決することが出来る。これは会合での決定や学長の承認も必要としない。", "part_type": "part" }, { "title": "序列", "description": "イリューシア音楽院の序列は、その長に理事長を置く、次いで学長を置く。この2名は役員であり教職員の長として音楽院運営の諸々に関する決定の権限を持っている。教員の役職は教授を長に起き、次いで准教授を置く。職員は各課の課長を長に起きそれ以下は各課の規模によるが一般的な会社組織の役職序列に則り役職名と権限を与える。教授と課長たちの中からそれぞれ会合での審議により決定され学長及び理事長により承認された者を教員長、職員長と認め、それぞれの役職の代表者とする。運営及び賞罰報告審議会の会合を取り仕切る審議長は通常学長が勤めるが、理事長が参加している場合は審議長を勤めてもよく、また役員が不在の場合は教員長/職員長のどちらかが勤める。", "part_type": "part" }, { "title": "外部監査の受け入れ", "description": "イリューシア音楽院は外部の監査組織による不定期な監査を定期的に受ける。その対象は広く、教職員の汚職/横領や生徒及び教職員へのハラスメント、教育機会の公平さ、法令遵守、教育内容、生徒間のいじめ問題、生徒の自治の正当性などにおよび、それぞれを専門的な組織及び専家が担当する。このことで問題の隠蔽を防ぎ早期発見をし問題が深刻になる前に早急な対応を行う。", "part_type": "part" }, { "title": "監査結果の公開", "description": "監査結果は取りまとめ、希望者には公表する。そのことで国立教育機関としての透明性を保ち、設立当初からの理念を守り続ける。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "学部", "part_type": "group", "children": [ { "title": "演奏学部", "description": "弦楽器、吹奏楽器、打楽器、鍵盤楽器、電子楽器などの様々な楽器、現代音楽からポピュラーミュージック、そして古学までの様々なジャンルの音楽の演奏技術と知識を教える学部。各楽器の専門コースを設置しており、またジャンル事のコースも設置しているので、その組み合わせにより様々なタイプの楽器奏者を育成することができる。", "part_type": "part" }, { "title": "音楽理論学部", "description": "作曲や作詞やオーケストレーションやアレンジに必要な音楽理論を教える学部。同時に音楽の歴史なども学び、音楽に関する知識を網羅する。この学部は他の学部に学ぶ生徒の必修科目となっていることがほとんどである。", "part_type": "part" }, { "title": "吟遊詩人学部", "description": "将来、吟遊詩人になろうとする者にその知識と倫理観そして実現方法を教える学部。吟遊詩人にはミンストレル/トルバドゥール/バードなどの種類がありそれぞれ活動の場は違うが、この3種類の吟遊詩人の在り方を学ぶことを吟遊詩人課程と呼んでいる。また吟遊詩人は世界中を旅し危険な場所に赴くこともあるため、サバイバル方法や初期的な白兵戦が出来る程度の自己防衛方法/戦闘方法およびそれらに必要な道具の扱い方も教えている。", "part_type": "part" }, { "title": "ミュージカルバレエ学部", "description": "様々な舞踊のプロフェッショナルを育てる学部であり、ミュージカルやバレエなどの専門的なコースを用意している。コースによっては舞踊と共に歌唱も教える。", "part_type": "part" }, { "title": "声楽学科", "description": "声楽家を育てる学部。歌曲やオペラやカンタータを専門とする歌手から、ロックやジャズなどのポピュラーを専門とする歌手まで、自らの声を使い音楽を表現することを志す者を育成する。音楽のジャンル事に専門コースがある。", "part_type": "part" }, { "title": "音楽物理/音響、聴覚研究学部", "description": "音楽に関する科学/物理学また音響や人間の聴覚に関する知識を学ぶ学部。音楽を音という基本要素から考えそれ自体の研究や、それから得られる知識を他の物事に生かす方法を教える。楽器製作学部/音響デザイン学部/音楽療法学部を選択した生徒はこちらの学部も必修しなければならない。", "part_type": "part" }, { "title": "楽器製作学部", "description": "弦楽器/管楽器/鍵盤楽器/打楽器/電子楽器など様々な楽器の製作者を育成する学部。楽器ごとに専門コースがある。楽器の製作やリペアの技術習得、材質の知識や、楽器の歴史など楽器製作に必要な諸々の技術と知識を教える。", "part_type": "part" }, { "title": "音響デザイン学部", "description": "レコーディングやミキシング、PAなど、音楽の録音や再生、増幅に関する技術と知識を学ぶ学科。各種装置の取り扱いや知識を教えることで、それらに関する専門家を育成する。", "part_type": "part" }, { "title": "音楽放送ビジネス学部", "description": "音楽や放送に関するビジネスを学ぶ。経済学や法律、収支の計算の仕方や帳簿の書き方など商売に関する基本的なことを学びながら、音楽/放送に関する著作権やマネージメントを教えることでそれに関わるプロエッショナルを育成する学部。", "part_type": "part" }, { "title": "音楽教育学部", "description": "教育機関の音楽教師など音楽教育に関する専門家を育成する学部。音楽演奏や知識を教えるのはもちろん、教育学や幼児や思春期の子供に関する心理学、倫理学などを教えることで音楽教育の専門家を育てる。教育期間の後半で生徒は実際の教育の場に赴き実習生としてその実地を学ぶ。", "part_type": "part" }, { "title": "音楽療法学部", "description": "音楽を使って他者の心身を治癒する専門家である音楽療法士を育て上げる学部。音楽を使った治癒とは、ダンスや歌唱や楽器演奏による健康促進や症状の予防や進行防止、リハビリ、音楽を利用しての心身の回復など多岐にわたる。教育期間の後半では生徒は音楽院と提携している医療機関に赴き臨床を体験することでその実地を学ぶ。", "part_type": "part" }, { "title": "一般教養学部", "description": "国語や数学、保健や生活や栄養学や家庭経済学など、音楽以外の一般的な生活に必要な知識を教える(これを一般教養課程と呼んでいる)学部。この学部のみ教育期間は1年間であり、他の学部に学ぶ者も併用してこちらに通うことができる。イリューシア音楽院に入学する生徒は年齢や生活環境などがさまざまであり留学生も広く受け入れている。故になかにはこういった一般的な知識/教養が欠除している者もおり、そういった人々に健やかな生活を送るために必要な知識を授けるべくこの学部を設置した。入学時にそのような判断をされた者にはこの学部の授業を必ず受けることを定めている。もちろんそれ以外の者も希望すれば受講することができる。またより高度な教養を学ぶ上級教養学部もあり、こちらは1年間一般教養学部に学び単位を取得したあとで受講可能となる。こちらの期間も1年間である。", "part_type": "part" } ], "expanded": true }, { "title": "施設", "part_type": "group", "children": [ { "title": "音楽院の施設", "description": "中央のコンサートホールを取り囲むように、赤煉瓦造りの4階建ての建物を東西南北に配置する構造になっている。その内、校舎は南棟/東棟/西棟の3つからなり、残る北側の1棟は学生寮である。赤煉瓦造りの重厚な4棟と中央の純白のコンサートホールの対比という構造が美しい建築美を誇っている。理事長の許可を得て必要に応じて増改築する。", "part_type": "part" }, { "title": "安全性", "description": "多くの生徒と教職員が日常生活を送る音楽院の建物は国立の教育機関に相応しい強度を持っており、耐震性を考慮し、災害や戦争があった際の避難場所としても機能すべく設計/建築している。また各種建物には24時間警備員が駐在しており、不審者や不測の事態が起きないように警備をしている。また1つ1つの建物が独立してインフラ設備を持っており、例えば1つの建物が停電や断水を起こしたからといって他の建物にそれが及ぶことは無い。", "part_type": "part" }, { "title": "南練", "description": "楽院の正面玄関を過ぎて最初にある赤煉瓦造りの建物。アーチ状の正面玄関と、そこへ伸びる大きな階段が特徴。4階建てのこの建物はエントランスフロアが吹き抜けになっており、学内のイベントなどでミニコンサートを開催することがある。多くの教室が設置されており座学を中心とした授業に使用し、各教室に備えられたオーディオやプロジェクターなどの視聴覚設備を使い、視覚と聴覚の両面から音楽を学ぶ。作詞と作曲の理論と実践に始まり、音楽史や一般教養課程やその他の講義、果てはミンストレル達の経験から語られる四方山話など様々な授業を行う。また教職員の各部署が勤務につくフロアや相談室や保健室や会議室、待機所や休憩室、売店と学生食堂、部外者の来校に対応する案内所がある。学長室、理事長室もこの建物に設置している。", "part_type": "part" }, { "title": "東棟", "description": "この建物には様々な楽器の製作と修繕、調律に関する技術を学ぶための工房を設置している。教員の研究室、備品などの保管庫もここにある。", "part_type": "part" }, { "title": "西棟", "description": "この建物には楽器演奏や歌唱の技術を学ぶ実技の授業で使用する教室を設置している。ジャズやロックなど少人数セッション用の小スタジオから、大規模編成の楽団で使用する大スタジオ、オペラやミュージカルなどの授業で使用する一面を鏡ばりにしたスタジオや舞台などの各種防音スタジオを設置している。TV/ラジオ等の放送に必要な音響技術を学ぶ授業を行うために必要な機材を揃えたスタジオも設置しており、本格的なラジオスタジオもあるので、ここからラジオ放送を行うことも可能である。また教員専用のスタジオもこちらにある。そして練習用の小さな防音スタジオも多数設置しており、放課後や休日にはこちらで個人練習を行える。", "part_type": "part" }, { "title": "北棟(学生寮)", "description": "音楽院に所属する多くの生徒が住む場所。法令や公序良俗に反しない限り、基本的には学生により自治を行わせており、学生の自立心を養っている。その自治が公序良俗や法令から逸脱していると運営及び賞罰報告審議会が判断した場合には、生徒会の代表者などから聴き取り調査をした後で、裁定を下し、教職員による指導が入る。こういったことが起きないように、教職員と生徒会は密な連携を取っている。この建物にも売店と学食を設置しているが南練のものと比べると規模が小さいものである。", "part_type": "part" }, { "title": "コンサートホール", "description": "音楽院の敷地中央に位置しひときわ目立つ純白の建物。円柱形の建物に緩やかなカーブを描く丸天井が美しいコンサートホール。巨大なパイプオルガンを設置している。このホールは通常の授業で使用する他に年間行事や式典でも使用し、クラシックからロックまで幅広い音楽のコンサートにも利用する。音楽院のランドマークとなっている。", "part_type": "part" }, { "title": "回遊路", "description": "コンサートホールを取り囲むように敷いた小回遊路と東西南北の4棟を繋げる大回遊路の2重丸の野外の回遊路。生活路であり学院生活を送る者はここを通り各種建物間を移動する。多くの街路樹や所々に花壇や野草園が併設された景観は自然豊かで美しく、道の傍らに設置したベンチとテーブルを使い勉学の合間の休憩や、日々の憩いや天気の良い日は食事する場所など公園としても利用出来る。また道幅は広いのでここを利用してランニングや散歩をすることも可能であり、数カ所の運動場も併設しているのでスポーツやレクリエーションを行うことも出来る、生徒及び教職員には心身の健康促進及び交流の場として毎日1時間ほどの運動を推奨している。街灯も多く設置しており警備員も警邏しているので夜間の移動も心配は無く、所々に設置したスピーカーで不測の事態が起きた場合は避難指示なども行う。", "part_type": "part" }, { "title": "体育館", "description": "北棟と西棟のあいだの敷地に設置した天井の高い一階建ての建物。室内スポーツや雨の日の運動を行う場所として、また演奏会の会場としても使用する。利用するためには事前に事務部に申請をして許可を取る必要がある。", "part_type": "part" } ], "expanded": true } ], "expanded": false } ], "expanded": true } ]

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