メルペオネ希宙域会戦(クロイティス銀河大戦)
*メルペオネ超宙域会戦 &font(#6495ED){登録日}:2012/05/28 Mon 23:21 &font(#6495ED){投稿先}:[[プロジェクトGDW・クロイティス銀河大戦No.29~30>http://b.koroweb.com/pa/patio.cgi?room=gdwdtn&mode=view&no=35&max=1000]] &font(#6495ED){更新日}:&update(format=Y/m/d D H:i:s) &new3(time=24,show=NEW!,color=red) ---- &link_anchor(メニュー){▽}タグ一覧 &tags() ---- **概要 |発生年代|クロイティス銀河大戦(勃発の6?年後)| |主要舞台|[[アトラス銀河系>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWL/gl-gx-atlas.html]]、メルペオネ希宙域| |主要関与組織|[[ヴァーツ>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWT/gdwt-df-virtz.html]]、[[アトラス連合>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWT/gdwt-gc-atlas.html]]・[[セイヴァネスロード>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWT/gdwt-sf-savernessloads.html]]連合軍| |主要関与者|| |事件の性質|戦役| ***&font(#ff0000){&bold(){総説}} アトラス連合軍が大損害を蒙ったクロイティス銀河大戦の大決戦の一つ。 リーヴァス・セイヴァネスロードとアトラス連合の共同戦線による初の戦いであったが、この戦いでアトラス連合は[[ユコローズ超宙域会戦>ユコローズ超宙域会戦(クロイティス銀河大戦)]]の後遺症から屈辱的な敗戦を被る。 この大戦でのアトラス連合の敗戦は、セイヴァネスロードをもってしてもヴァーツとの戦いが当面終わらないことを印象付け、戦役の[[シャルバロン危機]]を上回る泥沼化は決まってしまった。 ***&font(#ff0000){&bold(){決戦の背景}} この頃、セイヴァネスロード軍が、遅まきながらアトラス銀河系に到着したことで、アトラス連合軍は一気に士気を取り戻した。 ユコローズ超宙域会戦の大打撃の中でも兵力を集め、セイヴァネスロードと共に戦うならば、決してヴァーツに競り負けない、とセイヴァネスロード・アトラス連合軍は考えた。 そんな中で行われたのがメルペオネ希宙域(プレアディス・リングワールドと[[アトラス・テクトラクタ>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWL/GL-AtlasGP/gl-st-att.html]]の間にある希宙域)会戦である。 アトラス連合軍とセイヴァネスロードの混成軍とヴァーツ軍の衝突はこの大戦では初めてであり、失地回復や仲間たちの防衛への使命感に燃えるアトラス連合軍の戦意は高く、ヴァーツ軍をして一時は後退模様に押しやられ始めた。 そんな中で、ヴァーツ軍が一度無謀とも思える攻勢に出てきた。 アトラス連合軍もセイヴァネスロード軍も、ここをしのげば勝てる、そう考えた。 が、&bold(){その腰をへし折るが如く「アトラステクトラクタ陥落」の報が入ったのは、まさにこの時}であった。 これは&bold(){ヴァーツのデマ}であった。しかしながら、ヴァーツサイドもこの会戦に当たり、アトラス・テクトラクタへの攻勢を激化させる等、この陽動作戦を成功させる下地は整えていた。 &bold(){アトラス・テクトラクタが陥落したという知らせは、たちまちの内にアトラス連合軍を動揺させた。} さらにヴァーツはユコローズ超宙域会戦で拿捕した&bold(){アトラス連合の艦船に裏切りを装わせてアトラス連合軍の背後を衝かせた。} 策としては非常に単純かつ初歩的なものであり、&bold(){アトラス連合軍も落ち着いて対処すれば簡単にヴァーツの作戦と見抜けたはず}であった。 しかし、テクトラクタ陥落の報に動揺したアトラス連合軍にはヴァーツも予想外なレベル(ヴァーツとしては若干の足止めができれば十分程度に考えていた)で効果てきめんだった。 流石にセイヴァネスロードの艦隊は、これがヴァーツの作戦であると見抜いた。 だが、&bold(){セイヴァネスロード軍の必死の抑止も、大混乱を起こしたアトラス連合軍には通用しない。}同士討までもが始まり、連合軍は完全に統制を失った。そこをヴァーツ軍が襲いかかりあっという間に連合軍は蹴散らされ、セイヴァネスロード側にも多くの被害が出た。 ことアトラス連合軍は悲惨で、多くの艦船が連携を失い、ある者は勝手にATに帰還し、ある船はヤケクソ特攻を仕掛けて自ら散った。 ここまで連合軍がメタメタになってしまったのは、&bold(){アトラス連合軍はユコローズ超宙域会戦で[[シャグラ・コルミエル]]元帥はじめセイヴァネスロードと対応可能な多数の優秀な将官や熟練兵を失っていた}ことだった。 艦船をなんとか揃えたアトラス連合軍でも、人材枯渇まではどうしようもなく、&bold(){急にかき集めた新兵の悲しさ}が災いした。 ユコローズを生き残った将官はこの戦いでも少なからず討死し、生き残った者の多くはアトラス連合への他銀河からの客将であったという([[イグザ銀河系>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWL/gl-gx-exa.html]]出身の[[メルフル・レンカーナ]]など)。 また、例えヴァーツの罠にはまって敗北したとしても、セイヴァネスロード特別艦隊だけであれば、数が少なくとも整然と撤退戦に移り、被害を最小限に押しとどめることもできたであろう。 それができなかったのは、&bold(){なまじっかアトラス連合の艦隊がいたばかりに、セイヴァネスロードが彼らを守ろうとしたため}であった。 ***&font(#ff0000){&bold(){会戦の影響}} この戦いの結果は純損害としてみれば、ユコローズ超宙域会戦の被害を上回るものではない。 だが、&bold(){負け方として一番やってはならない負け方をアトラス連合はしてしまった}。 この会戦の最大の問題は、&bold(){この戦いでセイヴァネスロードとアトラス連合軍に亀裂が入ったこと}であった。一番肝心な戦いの時に、士気ががたっと落ちて大敗北に至ってしまうアトラス連合軍を、セイヴァネスロードが「頼りにならない」と考えだしたのだ。 無論セイヴァネスロードの将兵も、ヴァーツの作戦が上手かったこと、もたらされた情報の質を考えれば、アトラス連合軍の取り乱しも仕方ないとは考えていた。 しかし責任追及と今後の作戦立案への障害は別問題である。 この戦いでアトラス連合軍はアトラス銀河系の盟主としての面目は完全に丸つぶれとなった。 ユコローズ会戦は確かに大敗であったが、それでも諸共同体はアトラス連合を中心とした対ヴァーツ戦線をキープしていた。 だが、戦意をなくしてセイヴァネスロードまで巻き込んで一方的にボロボロにされたアトラス連合軍の負け方は、みっともないどころの話ではなく、アトラス連合の軍事力の隠し様のない低下を諸共同体に印象づけた。 この戦いに勝利したヴァーツは、プレアディス・リングワールドへの攻勢を激化させる。 リングワールド防衛軍の獅子奮迅で陥落を免れたとは言え、アトラス連合主要2都市の連絡までが遮断され、アトラス連合の銀河規模での組織だった抵抗は難しくなった。 &bold(){エルメトル・アーネスがアトラス銀河系の諸共同体に屈辱的とも見える懇願をしたのも、この敗戦が原因であったとされる。} 銀河の盟主であるアトラス連合の立場として、単なる見栄の問題ではなく、自身で収拾に務めるのがアトラス連合軍の責任であると考えていたわけだが、もはやアトラス連合軍に責任は果たせないことを悟ったのだ。傲慢な側面のある[[セラム>http://gdwall.image.coocan.jp/GDW/GDWC/GC-HumanP/gc-hn-selam.html]]ではあるが、それもこれまで銀河の盟主としての責任を相応に果たしてくればこそ。責任が果たせないのに銀河の盟主を名乗るほど彼らは厚かましくはない。 >&bold(){デザイン・プロフィール}:クロイティス銀河大戦の大決戦の一つであり、イメージは特にないが、「アトラス・テクトラクタ陥落の報に引っかかって屈辱的な敗戦を喫する」というのは初期コンセプトとしてあった。 >ただし、銀河連合の軍としてあまりに初歩的な作戦に引っかかるのはどうか、という感もあったため、ユコローズ超宙域会戦の後遺症という形で理由をつけ、自滅的な敗戦をした大型決戦の一つとして位置づけている。 ---- &link_up(△)&aname(メニュー,option=nolink){メニュー} &link_edit(text=項目変更)&link_copy(text=項目コピー)&link_diff(text=項目変更点)&link_backup()&link_upload(text=アップロードページ) ---- #right(){この項目が面白かったなら……\ポチッと/ #vote3(time=600) } #comment #center(){&link_toppage(-GDW世界 白銀の賢者分室)} #center(){[[GDW メインページ>http://gdwall.image.coocan.jp/]]}